第4期調布市障害福祉計画 −調布市障害者総合計画− (平成27年度〜平成29年度) ※ 表紙の挿絵は,調布市で生活する高次脳機能障害のある方が描いたものです。 計画書の巻末には、SPコードを付した本計画の概要版を綴じ込んでいます。 SPコードとは、1.8センチメートル角のコードを専用の読み取り機が音声に変換し、文章内容を読み上げるものです。 はじめに 障害者自立支援法(現:障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律)が平成18年4月に施行されてから,間もなく10年目を迎えようとしています。この9年間,障害者福祉分野を取り巻く環境は著しく変化してきました。 調布市では,平成24年3月に定めた「調布市障害者総合計画(平成24年度〜平成 29年度)」の一部である「第3期調布市障害福祉計画(平成24年度〜平成26年度)」が,平成26年度で満了を迎えます。この間,「その人らしい自立した生活の充実」を障害者施策推進の基本的考え方に据え,一人ひとりが地域で生活するために必要な支援を提供できるよう施策展開を図ってまいりました。 今回の計画改定におきましても,内容の検討にあたり,学識経験者,障害福祉サービス事業者,当事者,市民公募委員等で構成される第4期調布市障害福祉計画作成委員会を設置し,熱心な御審議をいただきました。その中で,国や東京都の計画に関する指針を踏まえながら,障害のある方へのニーズ調査等をもとに,市の実情に応じた福祉サービスの提供体制を確保する方策を盛り込んだ計画が取りまとまりましたことに,この場をお借りして,厚く御礼申しあげます。 本計画に定める障害福祉サービス等の提供体制のみならず,今後も平成28年4月に施行予定である障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)への対応等,障害者福祉分野の課題は山積しております。 調布市では,障害のある方が地域で自立した生活をするために必要な支援が提供できるよう,そして障害の有無に関わらず市民全体が,互いの人格と個性を尊重しあう社会を構築していくために,今後も施策を展開してまいります。今後とも市民の皆様のご協力を賜りますようお願い申しあげます。 平成27年3月 調布市長 長友貴樹