5 児童通所サービス (1)サービスの概要 障害のある,または障害のおそれのある児童について,施設への通所などにより,必要な療育を実施するサービスです。(児童福祉法に基づくサービスです。) サービス名称:@児童発達支援 A医療型児童発達支援 B放課後等デイサービス C保育所等訪問支援 @児童発達支援 障害児に対し,通所により日常生活における基本的な動作の指導,知識技能の付与,集団生活への適応訓練などを行います。 A医療型児童発達支援 肢体不自由のある児童に対し,児童発達支援と同様のサービスに加え,医療機関での治療を行います。 B放課後等デイサービス 学校に就学している障害児に対し,授業の終了後または休業日に通所により生活能力の向上のために必要な訓練,社会との交流の促進などの活動を行います。 C保育所等訪問支援 障害児が通う保育所等を専門スタッフが定期的に訪問し,その施設における障害児以外の児童との集団生活への適応のための専門的な支援を行います。 (2)第3期計画の評価と今後の課題 ○ 就学前の児童については,子ども発達センターにおいて,通園事業を中心に療育を実施しました。また,同センターで平成26年1月より保育所等訪問支援事業を開始しました。 ○ 放課後等デイサービスについては,第3期計画期間中に通所訓練事業,地域デイ等から児童福祉法への体系移行の支援,開設支援を行い,サービスの拡大と放課後活動場所の確保を図りました。 第3期計画中の事業所開設数(放課後等デイサービス) 平成:25年度:5か所, 体系移行4か所,新規開設1か所 平成:26年度:1か所, 体系移行 平成:27年度:2ヵ所, 新規開設3か所 ○ 放課後等デイサービスは,利用希望者の増加に対して事業所が不足しています。実際に利用できている日数も利用者ごとに差があり,また,肢体不自由児や重症心身障害児など,特に重度の障害のある児童が通所できる施設が市内では少なく,今後の整備が課題です。 サービス種別:@児童発達支援 A医療型児童発達支援 B放課後等デイサービス C保育所等訪問支援 @児童発達支援 平成24年度計画値43人 実績(計画比)50人(116.3%) 平成25年度計画値43人 実績(計画比)80人(186.0%) 平成26年度計画値43人 実績(推計)(計画比)80人(186.0%) A医療型児童発達支援 平成24年度計画値2人 実績(計画比)2人(100.0%) 平成25年度計画値2人 実績(計画比)5人(250.0%) 平成26年度計画値2人 実績(計画比)(推計)8人(400.0%) B放課後等デイサービス 平成24年度計画値0人 実績(計画比)166人(113.7%) 平成25年度計画値2人 実績(計画比)208人(142.5%) 平成26年度計画値4人 実績(推計)(計画比)240人(164.4%) C保育所等訪問支援 平成24年度計画値0人 実績(計画比)0人( - %) 平成25年度計画値2人 実績(計画比)0人(0.0%) 平成26年度計画値4人 実績(推計)(計画比)4人(100.0%) サービス種別:@児童発達支援 A医療型児童発達支援 B放課後等デイサービス  C保育所等訪問支援 @児童発達支援 平成24年度 小計50 身体5 知的28 精神20 難病- 平成25年度 小計80 身体10 知的40 精神34 難病0 平成26年度(推計) 小計80 身体12 知的42 精神26 難病0 A医療型児童発達支援 平成24年度 小計2 身体1 知的1 精神0 難病- 平成25年度 小計5 身体4 知的3 精神0 難病0 平成26年度(推計) 小計8 身体7 知的5 精神0 難病0 B放課後等デイサービス 平成24年度 小計166 身体24 知的144 精神15 難病- 平成25年度 小計208 身体33 知的174 精神25 難病0 平成26年度(推計) 小計240 身体35 知的174 精神25 難病0 C保育所等訪問支援 平成24年度 小計0 身体0 知的0 精神0 難病- 平成25年度 小計0 身体0 知的0 精神0 難病0 平成26年度(推計) 小計4 身体1 知的1 精神2 難病0 (3)第4期計画におけるサービス見込み 【基本的な考え方】 ○ 就学前の児童については,子ども発達センターを中心に必要な療育を提供できる体制を整備します。 ○ 就学後の児童の放課後活動場所については,引き続き放課後等デイサービスの拡大を図ります。 ○ 保育所等訪問支援については,平成26年1月より事業所を開始した子ども発達センターでの利用者数を見込みます。一方で,これまでも子ども発達センターでは独自に保育所等への訪問を行い,子どもの発達に関して,子どもとの関わり方・環境整備などの相談に応じており,今後も同様の取組を継続します。 【サービス見込み量】 サービス種別:@児童発達支援 A医療型児童発達支援 B放課後等デイサービス  C保育所等訪問支援 @児童発達支援 平成26年度(参考)80人 平成27年度84人 平成28年度87人 平成29年度90人 A医療型児童発達支援 平成26年度(参考)8人 平成27年度8人 平成28年度8人 平成29年度8人 B放課後等デイサービス 平成26年度(参考)240人 平成27年度255人 平成28年度270人 平成29年度285人 C保育所等訪問支援 平成26年度(参考)4人 平成27年度5人 平成28年度6人 平成29年度7人 【提供体制確保のための方策】 ○ 事業所の開設を検討する事業者との情報交換,連携を緊密に行うとともに,調布市福祉作業所等連絡会などを活用し,関係事業者と情報交換,開設のための働きかけ等を行います。その中で,肢体不自由や重度重複障害のある児童の放課後活動場所についても確保できるよう検討を進めます。 あわせて,新規開設及び運営に係る各種補助制度を継続し,市内における放課後等サービス事業所の新規開設及び運営を支援します。 第4期計画中の事業所(放課後等デイサービス)開設支援見込み数 平成27年度〜平成29年度,2か所以上 ○ 子ども発達センターでの保育所等訪問支援については,保護者の希望を踏まえ,個別支援計画を作成し,訪問先施設との連携を緊密に行い,障害児が,集団の中で,より過ごしやすくなるための専門的な支援をします。