40ページ 括弧6の2,福祉人材の育成・確保  各種障害福祉サービスに従事する有資格者などの福祉人材の育成と確保により,サービスの拡大と質の向上を推進します。 現行計画における基本的方向性(平成30年3月策定「調布市障害者総合計画」より) ○「調布市福祉人材育成センター」での取組を,一層充実させ,市民全体からの人材の掘り起こしを含め,障害福祉サービスに従事する資格者の育成・確保を図ります。 ○「調布市福祉人材育成センター」において,現に障害福祉サービス等に従事しているかたの専門性向上やネットワーク構築を推進し,福祉人材の定着と質の向上を図ります。 ○聴覚障害者のコミュニケーション支援を担う手話通訳者の育成について,当事者の意見を踏まえつつ質の向上を図ります。 現行計画事業 星,主要事業 福祉人材の育成・確保 星,福祉人材育成センター(障害福祉課) 星,手話講習会事業(障害福祉課) ・スーパーバイザー相談(支援者向け) 現行計画期間の主な取組・進捗状況 ●福祉人材育成センターでは,コロナ禍を踏まえ,専門研修や講演会等を中心に,オンライン開催への切替えを進め,受講者が増加しました。受講機会を柔軟に確保できると,受講者からも今後も継続の要望がある状況です。市独自で通所事業所に交付している補助金の補助要件に研修受講を組み込んだことも,専門研修受講者の増加につながっています。 ●福祉人材育成センターでは令和4年度より,新たに創設された都補助金を活用して,医療的ケアに関する有資格者向けの技術向上研修を開始しました。 ●手話講習会では,コロナ禍により一部の講座が中止となったり,オンラインによる実施に変更したりしています。   41ページ 参考指標 指標名 令和元年度,令和2年度,令和3年度 福祉人材育成センター 研修受講者数 597人,575人,1,573人 手話講習会事業 修了者数 102人,7人,53人 今後の課題 ◆福祉人材の育成・確保  障害児・しゃと家族の地域生活を支える障害福祉サービスを一層充実させていくため,サービス提供の現場で支援を担う福祉人材の育成・確保が課題です。人材の掘り起こし,新たな資格者の養成による量的拡大と,強度行動障害,医療的ケアなどを含めた支援への専門性の向上による,サービスの質の向上を進めて行くことが必要です。  あわせて,事業所を超えた人材同士のネットワークやサポート体制による,離職防止や定着を進めることも課題です。 (参考:これまでの検討経過での意見,調査結果など) ・ヘルパー養成講座は高齢者に対するプログラムばかりとなっており,障害児の接し方について触れる機会がない。(委員意見) ・現場のヘルパーなど最前線で頑張っているかたたちの,社会的地位の向上や賃金体系といったところにも,メス,を入れていかないと,素晴らしい制度があってもやる人がいないという話になっている。(委員意見) ・福祉人材育成センター事業での資格研修受講者を,その後の就労へ繋げていくことが課題。専門研修においては,オンライン開催が多くなったことで参加者同士の交流機会の確保が課題(事業進捗評価) ・手話講習会事業では,講師や世話人の担い手不足が生じています。今後の人材確保のため,開催曜日や時間帯,要件等の見直しを検討することが必要(事業進捗評価) ・福祉の人材確保,施設の運営サポートをどのようにしていくかが課題(委員意見) ・居宅介護,通院等介助ができるヘルパーが少なくなってきている。(委員意見) ・ヘルパーを利用できる時間をもっと多くしてほしい。(委員意見) ・支援現場において事業所を跨いだ人材育成の機会をつくる。(意見具申)