第６章　計画の推進

１　計画の進捗状況の点検・評価

　この計画で定めた事業計画等に対する進捗状況については，毎年，「調布市障害者地域自立支援協議会」に報告し，点検・評価を行います。

　■「調布市障害者総合計画」におけるＰＤＣＡサイクルイメージ図
　　計画（Ｐｌａｎ）	計画の策定			障害者総合計画策定委員会
　　実行（Do）	計画の内容を踏まえた事業の実施
　　評価（Check）	実績の把握及び分析・評価		障害者地域自立支援協議会
　　改善（Act）	評価等の結果を踏まえ，必要に応じて計画の見直し等

　調布市障害者地域自立支援協議会では，計画の進捗状況や制度，社会等の変化を踏まえ，障害のあるかたの地域生活におけるその時々の課題に沿った検討テーマを設定し，より良い地域づくりのために協議，検討を行っていきます。
　調布市障害者地域自立支援協議会は，障害者差別解消法に基づく「障害者差別解消支援地域協議会」と一体的に設置・運営を行い，今後も障害者差別の解消及び障害理解の推進を図っています。


　■ 調布市障害者地域自立支援協議会の構成（令和2年度）

　　自立支援協議会全大会（障害者差別解消支援地域協議会）
　　　ワーキング１　『防災ＷＧ』
　　　ワーキング２　『障害理解ＷＧ』
　　　ワーキング３　『相談支援事業所と居宅介護事業所の連携についての実態把握ＷＧ』
　　運営会議（運営委員＋相談支援事業所＋障害福祉課）
　　サービスのあり方検討会（市内特定相談支援事業所）　障害者（児）地域生活支援拠点連絡会（拠点を構成する事業所等）
　　個別支援会議

　　障害者計画、障害福祉計画、障害児福祉計画へ反映


２　総合福祉センターの移転・更新

　市は，総合福祉センターの施設の経年劣化や機能の改善等の課題を踏まえて，現在，移転・更新を今後の方向として検討を進めています。
　今後の移転・更新に当たっては，調布市地域福祉計画・調布市高齢者総合計画・調布市障害者総合計画の「福祉３計画」との整合を図りながら，各計画共通の将来像や基本理念の具体化を目指すとともに，新たな総合福祉センターが，基本機能の維持・向上に加えて，医療や高齢者の活動支援等の機能の集約・複合化を図るなど，「地域共生社会を実現するための総合的な福祉の拠点」となるよう，検討して参ります。

３　新型コロナウイルス感染症の影響

　新型コロナウイルス感染症の影響は現在も継続しており，現時点では今後の収束の見込みも不透明となっています。
　障害福祉サービス等の提供体制を含め，この計画で定めた内容についても，感染拡大の影響等により，内容の見直しが必要となる可能性も考えられます。
　また，国においても，コロナ禍での臨時的な取り扱いや，令和3年4月に施行される障害福祉サービス等報酬改定においても，日中活動系サービスの在宅利用や，サービス提供におけるICTの活用などが示されており，障害福祉サービスのあり方自体も今後変化していくことが想定されます。
　市では，そのような中でも，計画で定めた内容や施策の必要性を認識し，可能な範囲で推進していくとともに，感染症対策等の事業者支援を今後も必要に応じて随時検討・実施しながら，障害福祉サービス等の提供体制を確保し，障害のある人とその家族の地域生活を支えていきます。