令和3年度第1回調布市スポーツ推進審議会議事録(要旨) 日  時  令和3年9月22日(水)  午後6時30分       開催場所   オンライン開催 ○事務局  本日は皆様,お忙しい中,御参加いただきましてありがとうございます。  9月も終わるところなのですが,現任期が終了を迎えるにあたり,緊急事態宣言期間中ということもあり,初めてオンライン開催ということになります。機器の作業に慣れておりませんので,御迷惑をかけることもあると思いますが,よろしくお願いします。  開会に先立ちまして,今年度初の開催ということで,今年4月1日付の人事異動に伴い,スポーツ振興課長の徳永と,課長補佐の小栁が配属になりましたので,一言ずつ御挨拶させていただきます。 ○徳永スポーツ振興課長  皆さん,こんばんは。この4月1日付で,前任の村上から替わり,着任いたしました徳永でございます。  ここまで私ども,この隣の小栁もですが,オリ・パラ担当と兼任でございます。また,この10月1日付におきましても,そのままオリ・パラ担当の兼任というのは続いておりますので,このスポーツ振興といった部分,レガシーをしっかり引き継ぎながらの仕事になろうかと思いますので,よろしくお願いいたします。 ○小栁スポーツ振興課長補佐  皆さん,こんばんは。スポーツ振興課長補佐の小栁と申します。私もオリ・パラ担当の仕事を4年やってきた中で,今年からオリ・パラ担当兼スポーツ振興課長補佐という形でやらせていただいております。  オリ・パラ開催に当たって,多くの団体の方に御協力をいただきながら,様々な事業をさせていただいたところですので,そういったことをうまく生かしながら,今後の調布市のスポーツ振興につなげていけたらと思っています。よろしくお願いします。 ○事務局  ありがとうございました。  それでは,令和3年度第1回調布市スポーツ推進審議会を開催いたします。本日の開催に当たりましては,8名の委員の方が出席されておりますので,調布市スポーツ審議会条例第7条の規定により,本審議会が成立していることを御報告いたします。  それでは,早速議事の進行をA会長,お願いします。 ○A会長  皆さん,こんばんは。まさかこんな形で審議会をやるとは思っていなかったのですけれども,全く何もしないまま月日だけがたつのも何となく不安でしたので,今回,スポーツ振興課で英断を下していただいたかなと思っております。やりにくいところはあるかもしれませんけれども,逆に,最後の会議になりますので,スポーツに対する思いですとか,特に今回のオリンピック・パラリンピックを御覧になったり,あるいは何らかの関わりをお持ちの方もいらっしゃると思いますので,それらを通した御意見をいただいて,今後の市民のスポーツ活動の振興という形に結びつければと思っています。  実は,私も今回初めてですけれども,オリンピックのボランティア活動に参加しました。有明アリーナで行われましたバレーボールに7日間ほど通ったのです。バレーボールは,御存じのとおり,試合の終了時刻が読めないスポーツなものですから,最後,男子の決勝の日もボランティアに参加していたのですけれども,試合が終わって,表彰式が終わったのが夜中の1時過ぎです。それからシャトルバスが会場に来てくれまして,1時半に乗車して,近くのある会社の研修所を宿泊所にしてもらっていたので,そこへ夜中の2時ぐらいに着いて,シャワー,お風呂だけ入って,仮眠を3時間,4時間ぐらい,そんなことも3回ほど行いました。  それから,もう一つ,今年の夏,スポーツ漬けだったのは,神代中学校のE校長先生も御一緒させていただいたのですけれども,全国中学校体育大会,全中というインターハイの中学校版の担当を関東ブロックで行いました。東京では新体操と相撲ということで,相撲大会を立川でやったのです。その事務局長を2年ほど務めていましたので,E先生たちに支えられて,全国の子どもたちが280人ほど集まったのですけれども,何とか2日間やりました。  少しお話が長くなりましたけれども,これから会を進めていきたいと思います。(事務局が着用している)FC東京のユニホームを見た途端に,長友選手お帰りという思いで,途中まではよかった成績が下降ぎみなものですから,後半,少し頑張って上に上がってくれればなと思っています。  では,議題に入る前に配付資料の確認ということで,事務局,よろしくお願いいたします。 ○事務局  それでは,皆様に送付した資料なのですが,こちらのカラー4ページにわたるもの,「東京2020大会を契機としたスポーツ振興施策について(振り返り)」が資料1,もう一つが1枚の「令和3年度後半スポーツ振興課事業」,こちらを資料2とさせていただいております。皆様,お手元には届いていらっしゃいますでしょうか。――では,以上で配付資料の確認を終わります。 ○A会長  ありがとうございました。では,今の2つの資料を基にして,これから話合いを進めていきたいと思います。  一番大きなテーマとしては,資料1,カラーの4枚を使いながらということになると思うのですけれども,どんな切り口からでも構いませんので,東京2020大会のレガシー,そんなところを,感想なども含めて皆さんでお話しいただければと思っています。取りあえず,しばらく順不同で感じたことをどんどん言っていただければと思います。最後は,いつものように副会長がまとめてくれますので,自由におしゃべりをしてください。では,よろしくどうぞ。手を挙げるなり何だかしていただいて,ミュートを取って御発言いただければと思います。よろしくお願いします。 ○事務局  では,まず資料1,2について,こちらで簡単に説明させていただきます。何度か皆様にも御説明している事業が多いのですけれども,久しぶりの開催ということもありますので,改めて説明させていただきます。画面も資料を共有させていただきます。  こちら,東京2020大会を契機としたスポーツ振興施策ということで,体育協会,スポーツ推進委員,調和SHC倶楽部さんなど関係団体や各競技団体,FC東京等と連携,協力しながら,スポーツ振興課では様々な事業に取り組んでおります。障害の有無に関わらず,誰もがスポーツに親しめる機会の創出というところを大きな目的として,特に障害者スポーツの振興に取り組んでまいりました。こういった取組の中で,全てではないのですけれども,どういったものを実施したかというところを振り返らせていただきます。  まず,障害者スポーツの振興といたしましては,スポーツ推進委員会,調和SHC倶楽部さんにも参加いただいておりますが,調布市障害者スポーツの振興における協議体を令和元年度に設置いたしました。こちらも東京都のモデル事業ということで,都の負担金を活用しながら実施しているところなのですけれども,障害者スポーツの振興をするに当たって,スポーツ分野だけ,または障害福祉,福祉分野だけで何かをしようとしてもなかなか限界があるということに調布市の担当レベルで気づいたところから,定期的な情報交換会をしようという話が話合いの発端となりまして,東京都からの声がけもあった中で,スポーツ分野,福祉分野の関係団体による協議体ということで,課題解決に向けた話合い,または東京都の負担金を活用した事業を行っています。写真は,会議の様子や,昨年度,都の負担金を活用して行った筑波大学の先生による講習会,あとは,直接作業所に出向いて,C委員の東京都障害者スポーツ協会から指導者の方を派遣いただきまして,普段の作業所の運動プログラムに,さらによりよいエッセンスを加えていただけるような事業を行ったところでございます。  その次が障害者スポーツ体験会,こちらも平成29年度から毎年行っている事業になります。毎年,スペースの関係でできる体験メニューが少しずつ変わってはいるのですけれども,障害者スポーツを,プレーを見るだけではなくて,体験してもらうということで,面白さ,難しさを体験して,より身近に感じてもらうことを目的として実施しています。車いすバスケットボール,ボッチャ,ゴールボール,5人制サッカー,義足体験といったところと,誰もが楽しめる風船バレーといったメニューを充実させながら,多くの方に参加いただいているところです。  こういった体験会を通して,日本車いすバスケットボール連盟さんや,日本ブラインドサッカー協会さん,また東京都障害者スポーツ協会さんとの協力関係の構築が進められたところでございます。さらに,後で紹介しますが,東京2020大会に向けた動画制作なども,こういった関係団体の協力関係を基に,様々な取組が進められたところでございます。  その下,東京都市町村ボッチャ大会,こちらはパラリンピックのレガシーということで,2019年度から多摩地域26市3町が連携してボッチャ大会を開催しているものです。残念ながら,コロナで昨年度は実施できませんでしたが,初年度の2019年度は,調和SHC倶楽部とスポーツ推進委員の方が連携した,SHC倶楽部主催の「障がいのある人もない人もみんなで楽しもう交流会」を調布市の予選会として位置づけまして,写真で言うと一番右の2チーム,調布市からも代表チームを選出しました。ボッチャ大会自体は非常に盛り上がりまして,武蔵野市の体育館で行いましたけれども,パラリンピアンの方をゲストに呼んで,本物のプレーを間近で見たり,各市の代表チームの方々とみんなで盛り上がるというところで,ボッチャを通した交流ができたのではないかと思います。今年度,実施に向けて準備を進めているところです。  2枚目に入りますが,こちらはFC東京と連携したあおぞらサッカースクールの交流会です。知的・発達障害のある方を対象とした定期的なスクール部分は障害福祉課が,また,ほかのチーム,例えばけやきの森学園のサッカー部だとか,江東区のチームとの交流会も定期的に行っておりまして,そちらはスポーツ振興課が実施しています。  何とこのあおぞらサッカースクールのメンバーは,今回の東京2020大会のパラリンピック聖火リレーの都内到着式で最終ランナーとして代々木公園を走りまして,国際パラリンピック委員会 特別親善大使の,稲垣吾郎さん,草彅剛さん,香取慎吾さんに聖火をお渡しするという大役を務めさせていただいております。子どもたちも楽しく笑顔で走ることができ,右端の写真だと何となく分かるかなと思うのですが,右側にあおぞらサッカースクールメンバーとFC東京のコーチの皆さんがいるような形になっています。調布市としても,東京都の最後のランナーを調布市として出せたというところでは,非常に有意義な,思い出深いものになりました。  その下は,皆さんもうご存じの体育祭,スポーツまつり,駅伝大会です。こちらも,昨年度は,残念ながら全て中止となりましたが,2019年度には多くの方が参加いただきました。こちらも,今年度は形を変えて,ウィズコロナというところも重々気をつけながら,今,皆さんが参加できる大会を運営できるように準備しているところです。  また,その次,ラグビーに関する取組,こちらも毎年やっております小学生タグラグビー大会を,今年も10月23日に行う予定になっています。コロナの関係で,チーム数を少し少なくしておりますが,先日,代表者会議を行いまして,こちらに集まった先生の皆さんから,子どもたちが日々練習したり,体育の授業で行っているタグラグビーを披露する場がなかなかないというところでは,ぜひ今年行いたいという御意見もいただいておりますので,今,教育委員会と調布市ラグビーフットボール協会と調布市で何とか開催できるように準備を行っているところです。  そのほか,調布市と府中市,三鷹市の3市の連携ということで,毎年,味の素スタジアムのAGFフィールドでラグビーフェスティバルを開催しているほか,「ラガマルくんのラグビーセブンスガイドブック」などを作成して皆さんに配るなど,ラグビーの振興の一端を担っているものもございます。  そういった中で,この4月1日に,府中を拠点としております東芝ブレイブルーパス東京さん,東京サントリーサンゴリアスさん,府中市,調布市,三鷹市で五者協定を結びました。府中を拠点にというところもありますけれども,ラグビーの新リーグを立ち上げるというところもあり,ぜひ味スタを中心とした近隣市3市と連携して,ラグビーを通じて,さらなる発展と充実に寄与することを目的に締結したところです。調布市では,この協定を機に,具体的に事業実施できないかということで,特に東芝ブレイブルーパス東京さんとは,定期的に情報共有の場を持って,今,検討を始めているところです。今のFC東京との連携のような形でうまくいけるようになるといいなというところで今進めております。  その下,FC東京・NTT東日本バドミントン部との連携。FC東京とのパートナーシップは,会議の都度,様々な事業で報告しております。スポーツ分野だけではなく,青少年育成,福祉,地域活性化等のいろいろな分野で,30を超える連携事業を毎年行っております。その中で,この期間,FC東京×ブラインドサッカー講演会とか,先ほど御説明したあおぞらサッカースクールといったところに,障害者スポーツの振興,あと,大会期間中のオンライントークイベントの協力といったところでも連携して,非常によい事業効果が生まれているなというところでございます。  そして,NTT東日本バドミントン部との連携。こちらも桃田選手が所属しているバドミントン部ですけれども,以前,地域感謝祭は,継続してやっていこうという中で第1回目を実施した後,コロナで,残念ながらまだ開催できていないのですが,昨年度はNTT東日本バドミントン部さんのほうから,調布市の皆さんに何か還元できるものをということで,写真の一番右にありますが,選手によるエクササイズ。経絡のツボなどという面白い視点から,疲れを取るエクササイズなどを紹介していただける動画を提供いただきまして,今も市のホームページで紹介しているものになります。こちらも,今年度こそは感謝祭を是非やりましょう,ということで,今,事業の準備を進めているところになります。  そして,最後のページになります。こちらは,この東京2020大会期間中に調布市で行ったイベントの御紹介です。新型コロナウイルスの影響で,当初予定していた駅前広場でのコミュニティライブサイトが中止となりました。その中でも,せっかくこの大会が行われるということで,市内で開催される競技の魅力や見どころ,大会に出場する選手を紹介し,応援するための取組として,オンラインでトークイベントを開催しました。こちら,中止からオンラインイベントに切り替えるまで短期間で,かつ収録とか編集といったところがタイトなスケジュールではあったのですが,FC東京さん,東芝ブレイブルーパス東京さん,東京サントリーサンゴリアスさん,またNTT東日本バドミントン部さん,日本車いすバスケットボール連盟さん,そういった関係団体の皆さんに快く御協力いただきまして,大変豪華な出演者による充実した動画のコンテンツとなりました。  7月22日は,開会式の前日です。男子サッカーの日本代表が味スタで開幕戦を行いました。その中で,開幕戦に向けたトークイベントということで,FC東京の皆さんに御協力いただきまして,ライブ配信のイベントを行いました。このときは,京王閣をお借りして行ったのですが,当日は産業振興課により多摩川の河川敷でかなりの数の花火を上げさせていただきまして,トークイベントの最後,ゲストがカウントダウンをして花火が打ち上がり,花火の煙が味スタのほうに流れていくのを見ながら,「頑張れ日本」で終わるというなかなか素敵な演出ができたものになりました。  24日にはバドミントンということで,下の写真になりますけれども,NTT東日本バドミントン部の皆さんに,事前収録で御参加いただきました。桃田選手についてのお話や,応援メッセージなども入れまして配信したものでございます。  また,25日は,写真はないのですけれども,ホストタウンであるサウジアラビア応援デーということで,こちらもライブ配信で行ったトークイベントを行っております。  25日にはラグビーオンライントークショー,こちらがFC東京の欄の真ん中と右端の写真,事前収録とライブ配信を行っております。事前収録の真ん中の写真は,市内のバーリーズというお店に元日本代表の大野さんと真壁さんをお呼びして,豪華なゲストトークショーを行いました。  右端はライブということで,この日,7人制ラグビーの決勝まで行われる日でしたので,平日だったため,昼休みの1時間という区切りをつけて,東芝,サントリーの両チームの選手に集まっていただきまして,ラグビーの面白さ,見どころなどをお話しいただいたものになります。  そして,最後,8月21日には,パラリンピックに向けた車いすバスケットボール体験&トークショーということで,写真は下の真ん中です。こちらも元日本代表の上村知佳さんというパラリンピアンと,稲村亜美さんという神スイングでもおなじみのタレントの方をお呼びして収録しました。あとはこの中で,私たちの応援アスリートである山崎悠麻選手,またボートの有安諒平選手の応援メッセージなども紹介しております。  こういった大会期間中のオンラインでの取組というのは,恐らく近隣市でもなかなかできなかったというところでは,私たちもすごく貴重な体験として事業をさせていただきました。公式ユーチューブの調布市動画ライブラリーというところで配信中ですので,ぜひ皆さん,御覧いただければと思います。  そしてもう一つ,ぜひB委員に一言いただきたいのが,スポーツ推進委員会制作,「楽しいボッチャ紹介動画」です。これは,私もかなり一推しの動画なのですけれども,ここまでよく集めたなというぐらいの調布のゆるキャラがたくさん出演しています。このゆるキャラがボッチャをやるという動画です。B委員,どれかに入っていらっしゃいましたよね。 ○B委員  私は,「にしやん」という一番左の白い中に入っています。 ○事務局  「にしやん」にはBさんが入っているように,スポーツ推進委員の皆さんがこの中に入っていらっしゃいまして,ボッチャの試合を繰り広げるのですけれども,ある意味,シュールで面白いということで,分かりやすくつくられているものになります。これがまた今じわじわ来ていまして,ジェイコムでも紹介していただいたり,パラでボッチャの人気が非常に出ているところもありますので,いいタイミングで公開していただけたなというところで,本当に感謝しているところです。B委員,本当にありがとうございました。  B委員から,この動画に対して,何かPRをぜひお願いします。 ○B委員  スポーツ推進委員のBです。今回,このような機会をいただけて,本当によかったと思います。  パラリンピックでは,代表選手が「スギムラインジグ」という非常に難しい技をぱっと決めたり,優勝したりということで,今,一般にもすごく人気が出てきているところで,私の職場でも,「実は私,ボッチャをやっているんですよ」と言ったら,ぜひ教えてくれということで,この間,道具を一式持って見せに行ったところなのです。そういったものを実際に手にしてみたりすると,もっと興味が湧いてくるというところで,今この時期を使ってどんどん広げていきたいなと思っています。特に,障害者,集まってくださいではなくて,一般の人と分け隔てなく集まってもらってやるというのが大事ではないかと私は思っています。  以上です。ありがとうございました。 ○事務局  ありがとうございました。こちらも調布市動画ライブラリーに載っておりますので,ぜひ皆さんに御覧いただいて,高評価のボタンを押していただけるとありがたいです。よろしくお願いします。  こういった取組を行ってきたというところが一番最後にあります,創出するレガシーという,もともと調布市が策定しておりましたアクション&レガシープランに記載しているスポーツのレガシーになります。誰もがスポーツを楽しみ,楽しめる環境や機会の確保,パラリンピックを契機とした障害理解の促進,また,調布市だけではなく,多摩地域における国際的なスポーツ拠点の形成,そしてスポーツなどを通じた主体的な参加意識の向上と健康増進を創出するため,こういった様々な取組を行ってきたところです。  続いて,資料2の令和3年度後半のスポーツ振興課事業については,今年度後半部分にこれだけ事業を予定しているものになります。あえてスポーツ振興課では,大会後の秋以降に事業を集約させておりまして,なぜかというと,大会で盛り上がった機運を継続させるために,多くの方が参加できる機会をどんどんつくっていくべきだろうというところで,大変忙しい時期にはなりますけれども,こういった様々な事業を展開していく予定になっております。審議会の中でも,都度御報告等をさせていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。  長くなりましたが,説明は以上になります。 ○A会長  ありがとうございました。お手元にも多分お持ちだと思いますけれども,2つの資料を基に説明がありました。今日はあと30分か,長くて35分ぐらいで会は終わりにしなくてはいけないと。お尻が決められているようですので,遠慮なく気づいたところを御発言いただければと思います。  先ほどB委員から一言ありましたけれども,実際にやられて,ほかに何か手応えを感じているところはございますか。 ○B委員  今,実際に皆さんを相手に動くという活動がなかなかしにくいもので,私の今までの体験の中から,例えばゴールボールなどというのは,今回のパラリンピックで皆さんに結構インパクトを与えたのではないかと思うのですが,あれ,実は廃タイヤか何かでできているボールで,すごい分厚いゴムでできているのです。実際に持ってみると,ものすごい重いボールで,あれをあの勢いで投げられるのかというところも,実際にテレビを見ていただけでは分からないと思うのです。ああいったスポーツは,目が見えない人,健常者関係なくできるので,やはり1つに集まってそういうものをやっていくというのが大事だと思います。  車いすバスケットですか,どこかの大学で授業に取り入れて,そこからサークルが全国に広がっていったという話をオリンピックの期間中に聞いた記憶があるのですけれども,健常者と一緒になってやっていくというところが大事ではないかと。先ほどから申し上げていますけれども,そういった機会をつくっていきたいと思っています。 ○A会長  ありがとうございます。 今,自分が本当に感じるのは,オリンピックもそれなりに関心のある方はいたのでしょうけれども,今回,NHKがあれだけテレビでパラを放映しましたので,本当に多くの方々が,こんなスポーツがあるのかと。オリンピックよりも心に残る場面などもかなりあったのではないかなと自分としては思っているのです。その辺は,専門でありますC委員に振りますので,思いとか,感想とか,それぞれ注文も含めておしゃべりをお願いします。 ○C委員  ありがとうございます。自分自身なのですけれども,今ありましたゴールボールの会場で,観覧していただく皆さんに競技の解説という予定だったのですが,今回無観客になったということで,ツアーの小学生が何校か見には来ていたのです。私はそこから一回外れて,女子と男子が出場していたのですけれども,男子の映像分析というか,相手チームがどういう攻撃をするかとか,実際にそういった分析を手伝ってきて,2週間ずっとゴールボール漬けの楽しい日々を過ごしていました。最後,女子が銅メダル。本来は金メダルを目指してはいたのですけれども,なかなか思う結果が出なかったのですが,メダルを取れてよかったかなと思っています。  今回のパラリンピックは,NHKも含めて民放でも取り上げていただいて,これまでパラリンピックといいますと,映像の権利がNHKしかなく,民放がほぼできなかったというところがあったのですけれども,今回,民放でも何社か映像権利を取っていただいたというところがありまして,あれだけ盛り上がっていただいたかなと思っています。  終わった後,東京都障害者スポーツ協会でパラアスリートのコーチをしている人たちの認定をしましょうというのがあるのですけれども,それはどういった形で取れますかとかという問合せがあったりとか,実際にもう少しやってみたいという当事者の方からも結構来ていまして,これまでのパラリンピックよりはかなりインパクトがある大会になったのかなと思っています。  東京都障害者スポーツ協会もそうなのですけれども,この時期を逃してはいけないというところがあるのです。先ほどB委員が言いましたように,体験会もすごく大事だと思うのですけれども,障害者スポーツも生涯スポーツとして,障害あるなしに関係なくいろいろな競技があるので,それをみんなと一緒になってやっていく雰囲気をつくっていくというのがまず大事かなと思っています。なので,例えばゴールボールのミニ大会だったり,ボッチャの大会だったり,そういったものをどんどん数多くやっていくことも1つ大事かなと思っています。  あとは,調布市さんでやっている,福祉分野とスポーツ分野がお話をしているというのがほかの市にはないところなので,そういった横のつながりがすごいあるので,そこですごい浸透しやすいのかなと思っていますし,今,東京都としても,都にいる障害を持っている方たちのスポーツ実施率を,なるべく10年後ぐらいまでには40%にしていくという目標がありますので,それに向けて,東京都障害者スポーツ協会もそうですけれども,皆さんと一緒に進めていっていただければなと思っております。  以上です。 ○A会長  ありがとうございました。かなり幅広い中身のお話を伺って,一遍にはちょっと理解できないところもあるかもしれないのですけれども,じかにそういう選手たちと,あるいは指導者と接触されているC委員の御経験は本当に貴重だと思いますので,また機会あるごとに教えていただければと思います。ありがとうございました。  では,続いて,学校関係のお2人の委員の方から,子どもたちが見聞きしたり,あるいは話題になったりして,学校の中ではどのように活用されていたり,話題になっているのか,明大明治のD委員から先にお願いしてよろしいですか。よろしくお願いします。 ○D委員  いつもお世話になっております。Dです。  本校は,オリンピックの学校連携観戦に申し込んでいたのですけれども,残念ながら中止になりまして,生徒たちはそれを見に行くことができませんでした。それに代えまして,中学1年生だけなのですけれども,パラリンピックに出場された選手をお1人お招きして,その方と交流を持ちました。その方と交流をもてて,生徒たちもすごく喜んでおりました。そういう形で生徒に感想を聞いてみますと,やはり今までお話があったように,見る機会がなかったからというところが随分多かったと思います。  オリンピックもそうですけれども,実際我々の生活の中では,交通渋滞でオリンピックを感じるとか,町中にお巡りさんが随分いて,私の家は馬事公苑のそばにあるのですが,馬術競技の会場だったのです。そこでオリンピックが終わって,パラリンピックのときにもまたいらっしゃったので,話を聞いたら,パラでも馬術競技があるのを初めて知りまして,そういうのは実際に見ないと,あるいは自分から積極的に聞かないと分からないところがあるということを考えますと,学校教育の中に,特にこれから明治大学もいろいろな方々と連携していくという教育目標を持っているからには,中・高でもそういったところについて,学校としても考えていかなければならないと思っております。生徒たちは素直ですから,そういうものを見れば,ただ楽しいだけではなくて,みんなのことを考えながら,手を携えて生きていくということにつながっていくのではないかと思っております。  以上です。 ○A会長  ありがとうございました。  では,E委員に入っていきますけれども,神代中学校は特別支援学級の設置校ですので,そういったことも含めて神代中の様子,あるいは調布市の公立中学校,小学校の様子などもよろしくお願いします。 ○E委員  皆さん,こんばんは。いつもお世話になっております。  公立の中学校は,先ほども言われておりましたけれども,「ラガマルくんのラグビーセブンスガイドブック」というのが配布されて,実はオリンピック観戦もラグビーだったのです。すごく楽しみにしていたのだけれども,結局コロナの影響で行けない,観戦ができないということで,私個人的にもとても残念に思いました。  また,調布市の体育職員の研修会で,オリンピックを見に行かせてと言ったのですけれども,実際に見に行けなかったというのがあります。行けたらよかったなというのが本音です。でも,日本で行われている,普通に起きている時間でいろいろなオリンピック競技が見られた。特に,全く関心がなかったパラリンピックなどについても,様々な関心を持って見ることができたのではないかと思っております。体育科の宿題としても,夏休みの宿題,授業の課題で,オリンピック・パラリンピックを見て,レポートを提出しなさいということも書いてありましたので,体育科の教員が目を通した後,「校長見る?」と言って,それを間もなく持ってくるのではないかというので,それはまた楽しみにしている状態です。  中学校は今,一番現実的に考えているのは,コロナの影響の中で部活動ができなくなったり,体育の授業も制限がかかったりという状態で,生徒の体力が落ちてしまったこと,それから,怪我をしやすくなってしまった,それが一番大きな状態なのかなと思っています。  今,リモートの授業の中でどんなことができるのだろうかということで,今度,体育のほうで研究をしようということで話をしていますけれども,体力が落ちている中で,子どもたちに家庭の中でできるような簡単な体力づくりではないですが,ちょっと工夫すれば幾らでもできるというので,家庭生活の中で少し取り入れてもらえたらいいのではないか。そうすれば体力低下,体のバランスなども学ぶことができるのではないかと思っておりました。  また,スポーツ振興課のおかげで,小学生はタグラグビーをやらせていただいたり,中学生は走り方教室を実施していただいたり,また10月,12月に予定されていますけれども,それが実際できると本当にありがたいなと思っております。  東京都の中学校駅伝大会につきましても,一昨年をもって終了してしまいました。また,そのように集まって走ることができなくなってしまったので,今度は各学校で市の駅伝大会の参加を促しながら,各学校で取り組んでいけたらと今考えております。  また,いろいろな情報をありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 ○A会長  ありがとうございました。学校は2つだけと言いましたが,大学がありました。大学と今回のオリ・パラの絡みはどんなところがあったのか,私は全く分からないのですけれども,F委員から良いですか。 ○F副会長  皆さん,こんばんは。大学は,本来というか,もともとはオリンピックのときに,学生がボランティアでたくさん参加できるようにということで,そもそも国で,大学はオリンピックの期間中は授業を入れないようにという通達が随分前からあったわけです。それで,もともとの予定の2020年度もそのように授業が組まれていましたし,結局延期になったけれども,授業はそのままだったのです。  延期になって,2021年度,今年度もオリンピックの期間――なぜか,パラリンピックは空けろという通達はなくて,おかしな話だなというのはあるのですけれども,オリンピックの期間は空けなさいと。それはボランティアを考えてなのです。なので,大学としても,そういうのを積極的に参加できるようにという形で動いている先生方が何人かいらしていました。ただ,実際は学生の自主的な希望に基づいてという形で,かつ,最後はコロナの問題があったので,大学が組織的にボランティアを組んでとかというのは結局できなかったのです。なので,直接の関わりというのは,学生個人任せという形になったかなと思います。  あと,私は体育の授業を担当していますので,前期15週間なのですけれども,オリンピックを挟んで,最後の1回だけオリンピックの後に授業という少しおかしな組み方になってしまっていたのです。なので,本来は実技で,対面でずっと行っていたのですけれども,最後の1回はオンデマンド授業という形にして,オリンピック・パラリンピックを観戦しなさい。パラリンピックは,始まってすぐぐらいがレポートの締切りになるので,パラリンピックのことは感想としてあまり書けないのですが,オリンピックを見ての感想を書きなさいという形で感想を書かせました。  そうすると,オリンピックを開く前はいろいろ問題もあったし,賛否もあったのですけれども,基本的によかった,今まで見たことがないスポーツも見たし,見てよかったとか,普段はよほど関心がなければ見ないという人たちも,オリンピックは見た,非常に楽しめたという声が多かったので,本当に開催されてよかったなと思いました。  大学との関わりはそれぐらいの感じでしょうか。情報が非常に少なくても申し訳ないです。 ○A会長  ありがとうございました。私の(リモート画面の)背景は,有明の大会の様子なのです。何枚か写真を撮ってきたので,それをバックに使っているのですけれども,若い方々は大半が大学生でした。だから,自主的にボランティアに参加されたのだろうなと思いながらお話をしていました。  では,あとお2人,G委員とH委員から一言ずつ,感想も含めて今回どんなことを感じられたか,お話を伺えればと思います。まず,G委員からお願いできますか。 ○G委員  皆さん,こんばんは。今回,オリンピック,パラリンピックと見てきたのですが,最初,確かに開催については賛否があったのは重々承知していたのですが,コロナがなければ,今頃は全く違った世界だったのかなと感じています。というのは,この1年半,去年の1月ぐらいから,我々のスポーツクラブは,会員の方が大人でいうと700人から800人いらして,そのうち8割ぐらいは調布市民の方なのですが,スポーツをやりたいようにできない,見るだけしかできないというもやもやした感じを,日々会うたびに会員の皆さんから言われたりするのです。体育館はどうにかならないのかということを言われたりしますので,非常につらい日々でした。現状で少しよくなってきたので,この先,皆さんにワクチンを打っていただいているみたいなので,少しは動けるのかなという気がしています。  それから,パラリンピックに関しては,メディアでかなり取り上げられた部分もあって,私も母とパラリンピックを見て,こんなスポーツあるのと言われて,特にボッチャなどを見て,楽しそうねと言われたのですが,私自身はいつもやっているスポーツなのでという話をして,これだったら私もできそうだと。今,75歳になりますが,その場ですぐできるスポーツだったりするので,今度ぜひよかったら来ればという話をしたりとか,その他,車いすバスケットについても,一度車椅子に乗せていただいて,ボールを投げてみたのですが,とてもではないけれども,上まで届かない。なので,すごいなという感想を持っていたり,ゴールボールもさわりだけやらせてもらったのですが,あのスピードをアイマスクして見えない状態で防げるというのは,日々の練習のたまものなのかなと思ったりして,そんな感想を家庭内で話したりしていました。  これから普通の生活,皆さんが身近にスポーツをして,最終的には障害という言葉がなくなったりすることがいいのかなと感じています。  以上です。 ○A会長  ありがとうございました。いろいろなスポーツが身近にできる場所があればいいですよね。構えていかないとできないというのだと,やはりハードルが高くなってしまうので,そんなことが夢かなと思って見ていました。  では,最後になりましたが,H委員から一言お願いできますか。 ○H委員  こんばんは,御無沙汰していました。よろしくお願いします。  私も6日間ほど,武蔵野の森総合スポーツプラザでバドミントンのボランティアをやりました。すごく貴重な経験で,私は国際大会を何度かお手伝いさせてもらっているのですけれども,雰囲気が全然違って,おもてなしとかイベント感が満載でしたが,こういうのを見せてあげられないのは本当に残念だなとしみじみ思いました。本当はボランティアも,世間的にオリンピック開催を反対する声とかもあったりして,自分がオリンピックに関わるということを言えないでボランティアに入ったのですけれども,始まると,世の中の人たちはオリンピックを見ているのだなとすごく感じましたし,やはりスポーツの力はすごいのだなと思いました。  ちょうど私がボランティアの担当だったのは,練習会場からメインアリーナの試合会場に選手たちを案内する役だったのですけれども,練習会場で桃田選手の練習も見られたし,ダブルスで世界ランク1位のフクヒロペアの廣田選手の前十字靱帯断裂の状況でトレーニングしている姿も見られて,あの状態であんなことしていいのかなと思うようなことをやっているとか,そういった本当に身近に選手を感じることができたというか,そういうのを本当はもっと皆さんにお伝えしたい。もしジュニアの子どもたちがそのそばにいたら,教えてあげられたらよかったのになと思うことがいっぱいありました。  それはすごく残念でしたけれども,パラリンピックに関しては,さっき皆さんがおっしゃっていたように,テレビで放映する時間が長かったり,あちこちの局でちゃんと流してくれたので,見られて,感じることができて,車いすバスケットの迫力とか,本当に見入ってしまいました。だから,そういう意味では,今回の大会は,放映がたくさんあってよかったなと感じたところでした。スポーツは,反対している人でも見てしまうぐらいすばらしいものなのだなと思ったということです。 ○A会長  ありがとうございました。私もボランティアに行ったときに,往復は基本的にユニホームで行くはずなのだけれども,反対している人たちがいるので,上に羽織って来てくださいというメールがバレーボールのボランティア委員会から来て,私たちは何か悪いことをしているのかという思いがあって…… ○H委員  最初はそうでした。 ○A会長  私は,それは絶対やらない,ちゃんとユニホームで行くぞと決めて行きました。 ○H委員  でも,途中から世の中もそういう雰囲気がなくなりました。私も堂々と行っていました。 ○A会長  有明の周りは,福岡県警,兵庫県警,福島県警のお巡りさんたちがパトロールでずっと回っていました。全国からおいでになっていたのかなと思います。  さて,オリンピックで一言ずつ皆さんに取りあえず語っていただいたのですけれども,忘れていた,これもぜひ言いたいという,どなたか補足の説明はございませんか。どうぞ,B委員。 ○B委員  たびたびすみません。私も空手のボランティアで武道館へ行っていまして,舞台裏を見て,日本人の選手は今回,組手ではメダルは獲得できませんでしたが,舞台裏ではものすごい叫び声を上げていたり,皆さん泣いていたりというところで,これ,どうやって声をかけていいのかなという感じがありました。  私がやっていたのは,アクセスコントロールといって,選手とか審判とか一般の人とかの動線を区切る役で,そこへ選手しか入れないところに,各国の偉い人がどんどん入ろうとするのです。そういうのを一生懸命食い止めるので,ボランティアを受けたときは,とにかく楽しんでくださいとしか言われなかったのです。研修とかも,本当に楽しんでくださいぐらいで何もなくて,実際やってみたら,これは大変だというので,4日間本会場,2日間練習会場だったのですけれども,いい経験をさせていただきました。ありがとうございました。 ○A会長  ありがとうございました。同じく私もアクセスコントロールの班にいたのですけれども,何回か体を張ったことがありました。  ほか,いかがでしょうか。C委員も何か言いたそうな目をしていますけれども,どうぞ。 ○C委員  私も最初,選手村の横のマリナーズコートホテルというところで泊まっていて,取材関係の対応とかをさせていただきました。一応「バンキシャ」のほうに入らせていただいて,ゴールボールの魅力を何とかお伝えできたかなと思っていて,今回,メディアの方たちからの質問とかもすごい多かったですし,有名人の方がパラリンピックという言葉を使ってもらって,そういったところも広がっていったかなと思っています。 ○A会長  ありがとうございました。今回はスポーツとして純粋に取り上げられている場面が多かった,今までより大分違ってきたかなと感じましたけれども。 ○C委員  そうです。今までは障害がある,大変ですねという切り口がすごく多かったのですけれども,今回は本当に純粋な競技として,メディアの質問とかがちょっと多かったかなというのは感じています。 ○A会長  ありがとうございます。ほか,いかがですか。G委員は何かありますか。 ○G委員  宣伝ではないのですが,今度10月31日に,調布市の特別支援学校をお借りして,東京都スポーツ文化事業団で,特別支援学校を使っていろいろなパラスポーツを体験しようという事業の一環で,ボッチャと四面卓球バレーというものを行います。時間がすごく短くて,3時間ぐらいしかないのですが,市報に載せていただいて,募集もして,約20名ですが,体験していない方に少しでも体験してもらおうということでやりたいと思っています。もし御興味がある方はいらしてください。よろしくお願いいたします。 ○A会長  ありがとうございます。私もこの4月から,都立の特別支援学校に勤務しているのですけれども,大会が終わってから,4コマの授業をやらせていただいたのです。学校の先生方もここに何人かいらっしゃるのだけれども,オリンピックとパラリンピックが始まるまでのオリ・パラ教育というのは,かなりお金もかけて東京都はやってきました。私が今感じるのは,大会が終わって,子どもたちが見聞きした今こそオリ・パラ教育をしたほうが,子どもたちにすっと入っていくのではないかと思っています。  最後の4コマ目のときには,中学2年生だったか,寝たきりのお嬢さんが50分,私の(リモート画面の)背景にあるような写真をたくさん写しながら聞いてくれるのです。面白く,時には笑顔を出しながら,普通,スポーツのことを感じない子が,そういうところもあったのでよかったかなと。よくスポーツというのは,する,見る,支えるという3つのことを言うのですけれども,学習指導要領には,これに知るスポーツという「知る」も入ってきているのです。やはり新しいこと,スポーツを知っていくということも,子どもたちにとっては大事なことかなと思って感じました。  最後になりますけれども,どなたか御発言,あるいは今後のことも含めて何か御質問とかございますか。      (「なし」の声あり)  よろしいですか。時間進行に御協力いただいているようで申し訳ないのですけれども。では,F副会長でまとめて,取りあえず審議は終わりにしたいと思いますけれども,よろしいですか。では,F副会長,よろしくお願いいたします。 ○F副会長  いつもまとめにはなっていないので,今日もまとめにはならないかと思うのです。  先ほども言いましたけれども,今日はオリンピック・パラリンピックの総括的な会かなと思います。繰り返しになりますけれども,パブリックビューイングができなかったり,多くの会場が無観客だったり,そういう制限もあったし,いろいろな問題があって,賛否があったと思うのですけれども,本当に開催されてよかったなと思いました。  実は,私は陸上の100メートルの決勝の日のチケットを持っていたのです。なので,人数に制限がかかるという時点でかなり怪しいなという感じになって,無観客になったので,逆に諦めもついたのです。そこは残念ではあったのですが,テレビでずっと見て,何度も見たスポーツでも最高峰を見るのはなかなかない。陸上競技などはそうですし,先ほどから何度かお話が出ていたように,パラリンピックがあれだけしっかり放送されたのは多分初めてで,我々見る側もきっとそうだったのですけれども,スポーツとしての面白さと,あとは技術のすごさを本当に感じたなと思います。なので,それを見ていた学生とか子どもたちも同じように,そういうスポーツのすばらしさを改めて感じたのではないかと思うので,本当に開催されてよかったなと思います。  大会が終わって,いろいろな国の意見なり,参加した人なりの意見をいろいろなところで目にしますけれども,日本でなかったら開催できなかったのではないかという声だとか,特にボランティアの方の評価がものすごく高いです。ボランティアされた方は直接携わられたと思うのですけれども,開催して,日本の運営のすばらしさを改めてアピールできたのではないかと思います。  絶対やるのだという意志があったから開催できたのだと思うのですけれども,オリンピックはいろいろなことが絡むので,特にこれが大問題になって,論争になってということがあったと思うのですが,一方,もっと小さなスポーツの大会がいっぱいあります。それは結構たくさん中止になっているわけです。私の身近では,陸上競技に携わっているので,陸上の日本インカレはつい先日行われたのですが,私が直接携わっていた国公立の大会ですとか,関東の理工系の大会はことごとく中止になってしまいました。これが本当に最後の大会だった学生もいるのですけれども,あとは記録会しかないという感じで,非常に残念なことがまだ続いています。  でも,いろいろな調整が難しいところがあると思うのですけれども,まずはこういう対策をして実施するのだというような,主催者と参加する人たちの熱意がどれぐらいそこに注げるかというのが1つ大きな問題としてあると思うのです。もちろん,注いでも開催できないということはあると思うのですけれども,まずはそれを示さないと,今の状況だとなかなか開催できないということがあるかなと思います。  先ほどE委員から,子どもたちの体育の実技できなくなってとか,本来ならやっているイベントがやれないということがあって,子どもたちであれば,きっとこの先から影響が出てくるのだと思うのです。もしかしたら,何十年たってこの影響が大きかったということがあるかもしれないので,そういったことのケアとか,それを補うようなことができないかとか,そういうことを考えていくのが,これからは大事なのではないかと思います。  行政のほうは,都が決めたら,調布市としては,それに逆らって何かというのはきっと難しいと思うのです。でも,先ほど言ったように,これは大事なので,やらないことの不利益が非常に大きいということがあるのであれば,ふだん開催すれば大変ではあるのですけれども,そういった準備をして,やらないとこんな不利益があるのだということをアピールして,やるべきことはやっていく,調布市はそれをやるのだという姿勢を出しながら,スポーツのイベントとか,そういったものを継続してやっていくのが大事かなと思います。  オリンピックとパラリンピックの熱が冷めないうちに,そういうのをやっていくというのは非常に大事なことでもありますし,本来ずっとやっていたのに,やれなくなっていることをいかにやっていくか,ぜひ考えてやっていくことが大事なのではないかと思っています。  以上になります。 ○A会長  ありがとうございました。かなり難しいお話もあるかと思います。やらない理屈を考え出すと幾らでも理由が出てくるのだけれども,やると決めたことで障害物を取り除いていく,そちらのほうが前に進むのだろうなと私も思いました。2019年のラグビーの盛り上がりを,本来,今回の2020年オリンピックで味わいたかったなと思います。  来年は,1年ほど遅れましたけれども,関西でワールドマスターズが行われます。私も和歌山までハーフマラソンを走りに行ってきますので,皆さんも頑張りましょう。  では,次回のことも含めて事務局にお戻ししますので,よろしくお願いします。皆さん,ありがとうございました。取りあえず事務局にお戻しします。 ○事務局  A会長,ありがとうございました。皆さんも本当にお久しぶりの中で,とても貴重な感想,御意見をいただいて,私たちも非常に胸が熱くなるような思いと,資料2にもありますように,今は様々なイベントを実施していくぞという意気込みで準備を進めているところになりますので,引き続きよろしくお願いします。  皆様に,次期の審議会委員の継続も含めてお願いさせていただいているところになります。10月からまた新しい任期になりますが,本日も時間は非常に短かったのですけれども,充実したお話ができているこのメンバーで,また次期もぜひやりたいと,私も含めスポーツ振興課も思っておりますので,ぜひ引き続きの御協力,よろしくお願いします。  次回は,この形でいくと,宣言が明けるという話もありますので,早い段階で,10月の下旬ぐらいには新しい任期での第1回目をまた行いたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。  では,皆様の御協力のおかげで,お時間となりましたけれども,また引き続き,調布のスポーツ振興を含めて,地域のスポーツ振興というところで,今後またお話しさせていただければと思いますので,よろしくお願いします。本日はどうもありがとうございました。                                  ――了――