令和3年度第4回調布市スポーツ推進審議会議事録(要旨) 日 時 令和4年3月28日(月) 午後6時30分 会 場 市役所5階特別会議室 ○事務局  では,第4回スポーツ推進審議会を始めたいと思います。本日,令和3年度最後の審議会ということで,皆さんお久しぶりにお集まりいただきまして,ありがとうございます。このタイミングですけれども,ようやく直接お会いできる機会があってよかったなと思っております。  皆さん御存じのとおり,今日はG委員がオンラインで参加いただけるということですので,よろしくお願いします。  本日の開催に当たりましては8名の委員が出席ということで,本会議が成立することをまず御報告いたします。  それでは,議事の進行を会長,よろしくお願いします。 ○会長  こんばんは。  実は今日,私,いつものように朝,勤務校に行って,3時間,4時間ほど仕事して,休暇を取ってどこへ行ったかといいますと,新宿武蔵野館,映画を見てきました。中身はソフィア・ローレンさんの「ひまわり」です。私も最後のタイトルをずっと見ていて,50年前の映画なのだと。1970年の映画なのです。私も大学生のときに見た記憶があって,こんなストーリーだったな,ヒマワリがすごかったのだなと。ヒマワリそのものが今の戦争になっているウクライナが撮影地の画面のようなのですけれども,あのときにもドイツとイタリアとロシアとの戦いで犠牲に遭った人たちのストーリーの1つです。  ついこの間までオリンピックだ,パラリンピックだ,平和の祭典と言っていたところで,同時進行でああいう悲惨なことができるのは,人間というのはどこまで愚かなのだろうというか,そんなことを思いながら,何もできない歯がゆさというか,国際連合,国際連盟は,これまでの様々な反省の下で大きな世界的な組織をつくったはずなのだけれども,それがなかなか有効的に機能しないというのは,本当に残念なことです。  話を変えます。御存じの方もいらっしゃると思いますけれども,国のほうでは,第3期スポーツ基本計画が正式にスタートするということで,今後そういったものが具体的に各都道府県から市,町にも下りてきて,私たちもそういうものを勉強しながら対応していかなければいけない時期になったかなと思っております。また,お互い勉強しながら意見交換できればなと思っておりますので,よろしくお願いいたします。  では,会に入りますけれども,まず傍聴者は。 ○事務局  本日はいらっしゃいません。 ○会長  では,まず今日の次第を御覧ください。議題は3つ,東京2020大会の報告書について,2つ目として,令和4年度,来年度のスポーツ振興課の事業について,3つ目が調布市スポーツ推進計画の策定に向けて。1番を受けて,2番,3番にという進行になるかと思いますので,その都度切って御意見等をお聞きしていきたいと思っています。  では,まず資料の御確認のほどをよろしくお願いいたします。 ○事務局  それでは,お手持ちの資料を確認させていただきます。次第の裏にございます資料の目録を確認いただきながらお願いします。  まず,資料1ですが,大会報告書の大きな冊子と概要版で,2冊ございます。資料2が,教育委員会が作成いたしました「調布市立学校におけるオリンピック・パラリンピック教育の取組」というリーフレットでございます。資料3がA4判1枚の紙,「令和4年度スポーツ振興課事業」について,裏表のものでございます。資料4が同じくA4判1枚裏表のもので,「調布市スポーツ推進計画(案)の策定に向けたスケジュールと位置づけ」というタイトルのもの。  その後,資料4以降は,参考資料とさせていただいています。まず,基本計画の施策14,「市民スポーツの振興」のホチキス留めと,平成19年10月に,調布市教育委員会にスポーツ振興課が配置されていた時代に作成したスポーツ振興計画の概要版,令和2年度に策定された立川市の第2次スポーツ推進計画,最後,先日開催したシンポジウムのチラシ,こちらは,まだユーチューブ上で配信しておりますので,そちらの御案内になります。資料は大丈夫でしょうか。 ○会長  よろしいですか,皆さん。  では,資料はそろったということですので,今日の議題,先ほど言いました3つ,それぞれ事務局から御説明いただきながら,一つずつ質問を受けたり,意見を聞いたりしますけれども,トータルとすれば,最後にまた来年度の市の計画にどう生かすかということでまとめていければと思っております。今日一回だけでは全てが出ないと思いますので,引き続き新年度もと思いますけれども,よろしいでしょうか。  では,議題1の説明を事務局,よろしくお願いいたします。 ○スポーツ振興課長補佐  それでは,議題1,東京2020大会報告書について御説明させていただきます。  東京2020大会調布市報告書をお手元に御用意ください。全体版と概要版に分かれておりまして,全体版としては100ページの冊子,概要版は24ページの冊子となっております。いずれも東京2020大会が,調布市で開催が決まったことを受けてから取り組んできた市の取組をまとめさせていただきました。この全体版を1枚お開きいただくと目次がありまして,第1章は大会概要ということで,東京2020大会がどういう大会だったか,こちらは調布市の取組というより,大会自体がどうだったかというものをまとめた内容になります。  第2章は大会に向けた取組で,大会開催までに調布市がどういったことをやってきたか,機運醸成ですとか,調布市応援アスリートの指定を始めたりですとか,ホストタウンとしてサウジアラビア王国を指定したりとか,そういったところをこちらにまとめている内容でございます。  第3章の聖火リレーは,オリンピック聖火リレー,パラリンピック聖火リレーそれぞれについての調布市の取組となります。オリンピック,パラリンピックとも公道での走行ができませんでした。予定では調布市内を通るルートで,オリンピック,パラリンピックそれぞれ計画して,直前まで準備していたところですが,残念ながらコロナ禍の状況によって公道走行が中止という判断が東京都でなされたことを受け,市でもやむなく,聖火の関連イベントなどが中止になりました。  そういった当初の計画から公道走行中止を受けて,当日のセレブレーション会場というオリンピックであれば武蔵野市,パラリンピックであれば砧公園に行って,トーチキスだけをランナーが行う点火セレモニーを行ったところですが,そちらの内容をこちらに書いております。あわせて,ランナーとして調布市が選出に関わったランナーの方のインタビューを掲載させていただくとともに,パラリンピックにおいては,市内での走行はできなかったのですが,その火をつくる採火ですとか,つくった火を各施設に展示する聖火ビジットと呼ばれるものは行うことができたので,その内容をこちらでは記載させていただいております。  第4章では,大会期間中の市の取組というところで,大会期間中は,本来であればコミュニティライブサイトといって,パブリックビューイングをするイベントを調布駅前広場中心に行う計画ではあったのですが,やはりこちらも東京都のライブサイトの中止等々の判断を受けまして,市としても,コミュニティライブサイトは中止せざるを得ない中で決断いたしまして,代わりに,急遽,市内開催競技を紹介するオンラインイベントを行ったという内容がこちらに記載されております。  あわせて,調布市応援アスリートで今7名の方を認定させていただいているのですが,そのうち4名の方がオリンピック・パラリンピックに出場されたということで,その大会期間中,市として応援アスリートを応援した,その取組をこちらに掲載しているところです。  第5章の各分野における調布市の取組については,オリンピックやパラリンピックが調布市内で行われることを契機に,スポーツ分野だけではなくて,市役所全般的な取組,スポーツ健康づくりから含め,産業・観光振興ですとか,まちづくり,都市整備的な視点ですとか,あとは文化,国際交流,平和の視点,教育の視点,そういった様々な分野で庁内連携といいますか,オール調布で取組を進めてまいりました。その内容をこちらに載せているところでございます。  第6章の総括,レガシーのところでは,そういった内容を受け,今後につなげていきたいという内容を記載させていただいているところです。こういったオリ・パラに向けた取組を進めてきている中で,特にパラリンピックが市内で開催されることを受けまして,共生社会の充実を目指して,「パラハートちょうふ」というキャッチフレーズをつくりました。そのパラハートちょうふの下に様々な事業を展開してきたところです。  そういった内容の共生社会の充実ですとか,オリ・パラ,ラグビーワールドカップといった世界的な大会が市内で開催されるということで,何とか市民に,特に子どもたちに参加していただきたいということで,我々は取り組みを進めてまいりました。そういった中,「参加の機会の創出」などというところにまとめているところです。  取組の進め方として,市役所だけでは,もちろんこういったことはできない状況ですので,市内の関係団体皆様のお力をいただきながら,調布市2019-2020プロジェクト全体会議という会議体を設置して,皆様と大会関係情報の共有を図ったところでございます。かつ,いろいろなものを進めるに当たって地域のプロスポーツチーム,例えばFC東京,東芝,サントリーのラグビーチーム,市内にあるNTT東日本バドミントン部,様々な方々の御協力をいただきながら,こういった事業を進めてきたところです。  何かレガシーとして考えたときに,物として何かを設置するというのも,もちろんそれはそれで1つかなと思っているのですが,我々としては,今後に向けて,こうしてオリ・パラ,ラグビーワールドカップを契機に,新たな関係性を築いてきた方々,チームとの連携,関係性を強固にして,今後の事業展開をしていきたいと考えております。そういったものを次期スポーツ推進計画等にもしっかり反映していきたいと考えているところです。  とりとめのない感じになってしまいましたが,調布市報告書の説明は以上になります。 ○会長  ありがとうございました。本体と概要版と2つあるかと思いますけれども,今の説明をお聞きになり,資料を御覧になって確認したいとか,御意見はございますか。よろしくお願いします。 ○C委員  このすばらしい報告ですけれども,学校等には頂けますか。 ○スポーツ振興課長補佐  今,1,000部作成いたしまして,庁内のいろいろな組織ですとか,全体会議に参加された方々にはお配りしたところです。今現在で学校にというところではなかったのですが,確かに学校にもこちらをぜひお配りさせていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。 ○会長  オリ・パラ教育にかなり取り組んでいますので,こういうことでまとめて最後を締めるのだということは,子どもたちの勉強になるかと思いますので,ぜひ小学校,中学校も含めてお願いしたいと思います。できれば,都立の高校,私立の高校も含めて学校関係にできればと思います。  ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。――特に市内にお住まいの委員の方々,ラグビーワールドカップ以降,大きな大会が続いていますけれども,何か変わったとか,市民の方々の意識が何か変化したと感じるものはございますか。外国の方が来られなくなったというのは大きいですね。例えば,E委員の地域の方々がスポーツ参加でおいでになります。そこで話題とか,プレーが変わったとか,何かないですか。 ○E委員  コロナになるまでは,結構いろいろ盛り上がっていたのは確かだと思うのです。ただ,身近で,生で見られなかったというのが,結局テレビの画面を通して見ているのと,生で体験するのでは違うのだなと。せっかく開けたのに見に行けなかったというのは,多分すごく残念だと思っています。たらればの話になってしまうのですが,もしこれがフルサイズでできていたら,全く違っていたと思うのです。萎んでしまったような気がして残念な気分です。 ○会長  なるほど,それは確かに大きいですね。学校関係のF委員とかC委員,子どもたちの様子はどうですか。 ○F委員  観戦がなくなったので,おっしゃられたように,身近で感じることができない。それでも個人でチケットが当たったという話を聞いていましたので,それをどうだったかと聞く機会もない。ライブで見られないというのは相当――テレビで見ているのと同じ,よその国でやっているのと同じなので,難しかったと思います。  でも,ラグビーのときはこちらでやったので,うちの学校はスクールバスで生徒が通っているのですけれども,随分触発された生徒がいました。 ○会長  先日のサッカーワールドカップ,オーストラリア戦は地上波がなかったために,そんな大会やっているのですかという若者がいて,渋谷は全然盛り上がらなかったとニュースで言っていましたけれども,確かにそうですね。C委員はどうですか。 ○C委員  私のほうは,オリンピックが始まる前に,車いすバスケットを体育館で見せていただくことができたので,あれを見て,こんなにすごい競技なのだというのを実感して,できれば生徒を連れて見に行きたいなというのが本音でした。  ただ,今回につきましては,生徒の観戦が駄目になってしまって,多分楽しみにしていた生徒もいたと思いますし,逆に教員の中には,もしかしたら行きたくないなと思っているのもいたかもしれません。何でこんなときに行かなければいけないのだと思っているのもいたかもしれないのですけれども,実際に日本で行われている大会が生で見られることはすごくいいことだと思いましたので,何とか観戦できないかなと。  実は私,教育委員会に,体育科の教員を何とか強引に見させてくれないかという無理なお願いをしました。そうしたら,「駄目です」とあっさり言われてしまった(笑声)。体育の教員だけでも,実際に生で見させることは大事だと思ったので,とにかく無理を承知で交渉だけはしてみたのですけれども,ちょっと残念な結果に終わってしまいました。  でも,市内でこれだけ大きな大会ができたということは,子どもたちも何かしら感じてくれているのではないか,また,この冊子が学校に配られれば,図書室に1冊置くだけでも多分何人かの生徒が手に取って,ああ,そうだったよねという振り返りはしてくれるのではないかと思いますので,ぜひ学校への配付をよろしくお願いいたします。 ○会長  ありがとうございました。B委員のほうで,推進員の方とか,意識の変化みたいなのは何かございますか。 ○B委員  推進員はそれを意識してやっているので,それなりなのですけれども,一般の方は,テレビ放送もあったし,そのときの盛り上がりはかなりあったと思うのです。ですけれども,コロナで,次の行動にすぐ移せなかったのが大きなところで,今になってしまうと,皆さん,もう過去のことみたいな感じになってしまった。  ただ,ラグビーのほうは,私はそこらじゅう走り回っているのですけれども,空き地で小学生ぐらいのチームが練習しているのを結構見かけるので,それなりにラグビーは根づいたところがあったのかなという印象はあります。 ○会長  今回,オリンピックよりも,パラリンピックのテレビ放映がすごく増えた。障害者の方々の指導をする側と受ける側で,何かその辺の変化はありますか。 ○A委員  パラの前よりは,指導者の方で希望する方が増えているという印象はあります。あと,大会が終わった後に,うちの協会として,選手発掘事業で体力測定をやるのと,あと,いろいろな競技を体験する。そこで,クラスの中でいい選手がいたら競技団体が引っ張るというのはやっているのですけれども,例年よりは多かったというところがあるので,かなり意識はされたのかなというのはあります。 ○会長  当然あれだけの期間やって,私がすごく不思議に思ったのは,学校観戦なども行った地区があるではないですか。大会を見に行かせた地区があって,片方では行かなかったところがある。あの差は何なのだろうなと。どちらにするにしても,賛否両論は当然出てくると思うのです。どちらに重きを置くかというそのあたりの決断というか,次回こういうことが起きたときに,誰がどのように判断するのか分かりませんけれども,将来見通したものを持ちながら判断していく。例えば,子どもたちだけであれば,ものすごく観客の間を空けて行けることもできたのだろうなと思いながら,ちょっと残念だなと思っていました。  では,これについて,これらのレガシーをいかに市の施策に落とし込むかということ,3つ目の議題に行きますので,取りあえず先に進めたいと思います。よろしいでしょうか。      (「異議なし」の声あり)  では,議題,(2)の令和4年度スポーツ振興課の事業についてということで,事務局から説明をよろしくお願いいたします。 ○事務局  それでは,資料3の令和4年度スポーツ振興課事業について御覧ください。  令和4年度,スポーツ振興課でやっていく事業がございます。おもて面に関しては全体的な概要になります。今お話をいただいた中で,ラグビーワールドカップ,東京2020大会では,全体的な盛り上がりはなかなか見えにくいところではあったのですけれども,我々としては,機運醸成の中でいろいろな主体の方と連携しながら,様々な事業にトライアルして,それにまた成功体験だったり,ちょっとうまくいかなかったりというものを繰り返しながら,様々関係性を築き上げたところです。それをまた次回に生かすというところでは,令和4年度は大変重要な時期を迎えると思っているところでございます。  主な事業等の概要を御覧ください。まず最初に出てきますのが,「アクション&レガシープラン」を継承するスポーツ推進計画の策定とございます。東京2020大会に向けて,調布市ではアクション&レガシープランというものを策定しておりました。それを継承していくものとしてのスポーツ推進計画を策定するのが来年度,令和4年度になってまいります。皆様におかれましては,また資料4で御説明させていただきますが,この計画の策定に向けて様々御意見をいただくような形で審議会も開催予定しておりますので,よろしくお願いします。  続きまして,東京2020大会等を契機としたスポーツ振興による多面的効果の創出,こちらが先ほどお話ししました,大会に向けて様々やってきたものをいかに今後定着していくか,継続していくかというところを含めて事業展開するものです。詳細は,別紙裏面を御覧いただくことになりますので,まずはこの下のほうに行かせていただきます。  その次が,FC東京と連携したスポーツ振興等の推進,こちらは引き続きFC東京との連携も含めて,様々なプロスポーツチームとの連携を行いながら,スポーツ分野だけではなく,健全育成,福祉,地域振興のまちづくりを協働で推進しますとございます。FC東京に関しては,オリ・パラ関係なく,毎年,連携が非常にうまくいっているところでございます。様々な新しいものを発展して実施しているというところでは,来年度については,初めて平和事業とコラボをしたり,ちょっと新しい取組をする予定となっております。また皆様にも御案内できればと思っております。  最後にございますのは,スポーツ施設の整備,こちらも限られた予算ではありますが,優先順位を毎年こちらで設けさせていただきまして,毎年直していくようなところでございます。  令和4年度は,グラウンド整備というのが後手後手になっていたのですが,調布基地跡地運動広場,大町スポーツ施設のグラウンドを含めたグラウンド整備にようやく着手できるような形になっております。  裏面を御覧ください。今,2番目にございました東京2020大会等を契機としたスポーツ振興の多面的効果の創出というところで,これだけの事業を来年度,スポーツ振興課は実施していく予定でございます。事業の名前の前にある星印が新規の事業,丸印がオリ・パラ担当から継承される事業となっております。  上から順に簡単に御説明しますが,最初はジュニア陸上体験教室,こちらは毎年,体育協会,教育委員会指導室,スポーツ振興課で連携して,小学生,中学生対象とした走り方の教室になります。今年度については,スポーツまつりのときに小学生を対象に行わせていただきまして,中学生は市民駅伝に向けてということで,駅伝は中止になってしまいましたけれども,10月と12月に開催しております。これは引き続き子どもたちの体力向上というところで教育委員会と連携して行う予定です。  障害者スポーツ振興につきましては,事業もかなり充実しています。ここでも何度かお知らせしておりますが,E委員も参加いただいている,福祉分野とスポーツ分野における協議体事業については,都のモデルとして今年度までは実施していたのですが,モデル事業という形ではなく,自走する形で予算もつけておりまして,引き続き東京都では,調布市をモデルとした補助金制度を来年度設立します。他地区にそれが広がるようにということで,墨田区さんが調布市にいろいろと相談を受けながら,今年度設立したところです。ただ,コロナもあって,書面開催でなかなか参集できていないようです。  令和4年度に関しては,その補助金を使いながら,調布市は先進市といたしまして,東京都とも引き続き連携して,A委員のいらっしゃる都障スポ協さんにも非常にお世話になっていますが,引き続きよろしくお願いしたいと思います。  あとは体験会です。こちらは,B委員も含めてスポーツ推進員の皆様にも協力いただいて行っております。こちらも1年に1回やってきた中で,武蔵野の森総合スポーツプラザが共催という形で定着してまいりました。なので,またレガシーとなる場所にもなっておりますので,そちらで様々な団体様の協力をいただいて,パラスポーツ体験を11月頃予定しております。  続いて,新規事業で,今まさに調整を図っているところですが,車いすバスケットボールが東京2020大会において,武蔵野の森総合スポーツプラザで行われたことを契機に,市としてプラザと日本車いすバスケットボール連盟へお話をしていたところ,双方から前向きにお話を受け取っていただきまして,できれば来年度以降毎年の実施ということで,プラザを舞台に,車いすバスケに特化した調布市と3者連携の事業を実施する方向で今進めています。  予算も制限がある中で,今のところの予定としては,6月か11月どちらかで,車いすバスケのチームがプラザのメインアリーナで練習できますとお声がけして,2チームほどお呼びして,その練習を市民の方に見ていただきながら,体験もできて,パラリンピアンの方のトークショーを見られるようなものを大々的にやりたいということでやっています。。  あと,この下,市内小学校の「あすチャレ」事業というのが,パラリンピックサポートセンターが実施している全国の小学校に対して,低予算でパラスポーツを学校教育に取り込むという事業展開になります。調布市,実は今年度手を挙げて,選ばれており,今年度も手を挙げたら幸いなことにまた選ばれております。ただ,教育委員会の方では予算的に非常に厳しいということもありまして,スポーツ振興課予算で対応させていただきながら,教育委員会とスポーツ振興課で連携して,子どもたちへのパラスポーツ事業を行う予定です。こちらも詳細が決まり次第,市内小学校の校長会で御説明しながら調整していく予定になっております。  その下,星印,ブラインドサッカー振興事業,こちらもブラインドサッカー協会とはずっと連携しているところではあるのですけれども,ブラインドサッカー協会から小学校への出張講座を行いたいというありがたいお申し出もいただきましたので,そちらの対応と,あとはFC東京と連携したというのは,FC東京が味スタで試合を開催するときに,隣のアジパンダ広場で青赤パークというのを展開していまして,キッチンカーだとか,ステージだとか,体験コーナーなどをやっているのです。年に1回,ホームゲーム開催日を「調布の日」として,調布市民無料招待や,青赤パークでの調布市PRブースを出展するなど企画があるのですが,そこにぜひブラインドサッカーの体験コーナーをつくらせていただいて,集客力としてはかなり多くの方がいらっしゃる試合ですので,それでいろいろな方にサポーターなり,ファンなり,アウェーの方にブラサカのことを知ってもらう事業を展開するべく,今,FC東京さんとも調整している段階です。こちらも調布市も連携して行いますということで実施する予定です。  こちらの黒丸,市町村ボッチャ大会は,スポーツ振興課のこういった場面でもお話ししているのですが,実は今までオリ・パラ担当で行っていたものでございまして,引き続きスポーツ振興課が行う事業となります。実は,調布は会長市ということで,このままいけば課長が委員長になります(笑声)。なので,これも29市町村のリーダーとしてやらなければいけないところもあるのですが,継続して実施できるべく,E委員の調和SHC倶楽部さんとも連携して予選会などもまた話し合いながらいきたいなと思っておりますので,よろしくお願いします。  続いて,ラグビー振興です。こちらはラグビーの5者協定に即して,東芝ブレイブルーパス東京さん,サントリーさんの独自事業です。皆さんがこの会議室にいらっしゃるときに,エレベーター1階,FC東京のドロンパの装飾にお気づきになった方がいるかと思うのですけれども,実はエレベーター装飾をこの先週末に行わせていただきまして,1階がFC東京,2階がパラハートデザイン,3階が東芝とサントリー,4階が花火,5階がゲゲゲの鬼太郎,6階が深大寺と観光スポット,7階が環境の取組,8階は墨絵アーティストさんにお願いした,車いすバスケットボールとなります。そういった形で,ラグビーのチームともかなり連携を強めてきておりますので,そちらの振興事業費。  あとは,府中,三鷹,調布との試合無料観戦です。味の素スタジアムや,この間は秩父宮でも東芝さんが市民招待事業をやっていただきましたけれども,5月1日にも味スタでの招待事業を行う予定です。5月1日については,市民への無料招待が100名ですけれども,それ以外に東芝さんの御厚意で市内小・中学生を無料にしたいと。ただ,保護者は1,000円と幾らかお金を頂くのですけれども,そういったチラシを4月に入り次第,小・中学校に配付予定になっています。  特に東芝さんに関しては,地域に即した形で,ファン層を拡大するということと,ホストエリアの調布,三鷹,府中で,ぜひいろいろと提携してやりたいという意思をいただいていますので,そちらの事業をオリ・パラ担当から引き継ぎ,スポーツ振興課で行う。また,応援アスリート事業もオリ・パラから引継ぎます。  NTT東日本バドミントン部連携事業。今年度,地域感謝祭ができなかったのですが,実は昨日,調布第三中学校のバドミントン部さんに御協力いただきまして,試行的な取組ということで,NTTバドミントン部の体育館にいるオリンピアンのコーチ2人と第三中学校をオンラインでつないで,直接試合形式だったり,いろいろな練習の方法を指導していただきました。 ○スポーツ振興課長補佐  ライブで両体育館をつなぎ,オリンピアンのコーチに見ていただいて,あなたのこのプレーはこうだったよ,こうしたほうがいいよみたいなアドバイスをいただきました。 ○事務局  バドミントン部の現監督さんが現地に一緒に来ていただいて,オンラインはどうしても人数が限られてしまうのですけれども,それ以外の生徒さんたちの指導を直接的にやっていただいて,子どもたちも非常に喜んでいただきました。なので,コロナ禍がいつまでというのもあるのですけれども,現状,集めていくのが厳しいときには,オンラインという取組の可能性を我々は見出せたかなということで,NTTさんともまた新たな取組として,とはいえ,来年度はぜひ地域感謝祭をまたやろうというところではございますので,またD委員,連盟さんにも御協力いただくと思いますが,よろしくお願いします。  あと,調布サマーフェスティバルというのが,大会1年前,2年前,3年前というところで,カウントダウン的に毎回7月に京王閣だったり,河川敷だったり,調布市が夏祭りみたいな形で体験事業だとか花火を併せてやっていました。こちらもまた大会1年後で,大会開催の意義,感動,記憶を共有するというところで,スポーツ振興課だけではなく,文化生涯,産業と連携して実施する予定でございます。  あと,今年はサッカーワールドカップの年です。11月にパブリックビューイングを実施する予定です。 今お話ししたのが,事業だけでこれだけあるということで,スポーツ振興課だけでは到底実施できないものばかりなので,これまで関係を築いてきた皆さんや,SHC倶楽部さん,スポーツ推進員の皆さん,体育協会さんも含めて皆さんに協力いただきながら,ぜひスポーツの機運を盛り上げて,継続していきたいと思っているところでございます。  長くなりましたが,資料3については以上になります。 ○会長  ありがとうございました。1ページ目,おもて面と裏面の説明をいただきました。聞いているだけでわくわくするものがたくさんあるわけですけれども,何か御質問とか御意見はございますか。まずおもて面からいきましょうか,何か。  下から2つ目のFC東京との連携で,平和事業とおっしゃいましたか。 ○事務局  はい。 ○会長  どんな中身ですか。 ○事務局  調布市の文化生涯学習課が毎年実施している事業で,中学生の有志を集めて広島や長崎に派遣して,夏休みを使って平和について学ぶという取組をしています。その成果については,秋頃に文化会館たづくりで発表や展示などを行いました。ただ,課題としては,やはり時間的な制約だとか,思いもあるので,人数がなかなか集まらないということと,せっかく学んだものの成果がどうしても同世代になかなか浸透しない,広める機会がないというところで,同世代の方や若い方たちにもう少し興味を持っていただけないかというところで,FC東京の持つ発信力を活用して何かできないかという話が最初ありました。  FC東京さんも,平和について熱心に考えていただいているところで,例えば長崎でも広島でも,それぞれJのチームがありますので,そこに遠征した先に平和事業と絡めて,例えば,子どもたちが折った千羽鶴をJの試合で相手チームに渡して広島に献納していただくだとか,一例ですけれども,そういう取組を徐々につなげていけたらなと。目標としては,Jの試合を子どもたちも見ながら広島訪問とか,そういう形で,集まってくる子どもたちにもスポーツという視点での特典を含めて,Jリーグで注目していただいて,平和学習もする,という取組をしていることを周知したいというところで,今年度からスタートするという話です。 ○会長  自分が広島の修学旅行等を取り組んだときに,確かに現地に行くのは自分の体で感じますので,すごく価値があるのです。でも,こういう取組だと,市から行くとすれば限られた人数になってしまいます。逆に,向こうから来ていただく。そうすれば,こちらはたくさんの子どもたちが集められて,そこで話ができる。今は本当に語り部の方がいらっしゃらなく高齢化していますので,現地でも,今の高校生辺りを次の語り部にしようとして取り組まれているのです。そういった若手同士でパイプをつないであげれば,今の映像技術からすれば,かなり大きな写真とか動画などを持ってきてくれるのです。だから,逆に向こうからこちらに来てもらう発想もいいのかなと思っていたので,ちょっと確認させていただいたところでした。  ほかのことでも構いませんけれども,何かございますか。 ○F委員  今の高校1年生が中学生のときに,この事業に参加させていただいたのです。学校で折り鶴を折って文章を書いたら,その子が選ばれて広島に行ったのです。それはそれでよかったのですけれども,学校で広げるとなると,なかなかそういう機会がない。今お伺いすると,そこがポイントだということであれば,私立の学校だと文化祭が毎年行われるので,そういうところに働きかけるとか,あと21年度は,修学旅行が延期になって,高校2年の修学旅行を高3の5月にやることになったのですが,沖縄はどうしても厳しいだろうと。親御さんも賛成しないだろうしということで,陸路で行ける広島にしようということになっています。  そういったことになると,たとえ修学旅行が縮小されても,現地の方とうちの学校のホールをオンラインでつないで,事前学習もできるのかなと。今,北海道や沖縄が中心の修学旅行になっていますけれども,長崎・広島はなかなか行かなくなってしまったので,難しいとは思うのですが,コロナをきっかけに,またああいうところへ多くの人が行ければという考えなのです。 ○会長  ありがとうございました。ほかいかがですか。――裏面も含めて御意見を伺いたいと思います。 ○D委員  質問を絡めてバドミントン関係なのですけれども,三中のバドミントン部とNTTのバドミントン部の練習の指導会みたいなもの,それはどこが主催ですか。 ○事務局  スポーツ振興課とNTT東日本バドミントン部が,3月の中旬に感謝祭をすべく準備を進めていたのですが,まん防の延長もあったので,やむなく断念して,その代わり何かできないかということをNTT側がいろいろ考えていただいて,その中で1つ試してみたいことがありますという話がありました。 ○D委員  提案はNTTから来たのですか。 ○事務局  NTT側です。3月に入っての企画変更だったので,とにかく教育委員会にお話しして,一本釣りでという形で,まずそこで試しましょうということでやらせていただきました。  今回の事業の取組の様子は,ユーチューブでNTTが配信したいという話もありますので,そのときにはぜひ御案内させていただければと。 ○D委員  ほかの中学も手を挙げたいと思うのです。みんな指導してほしいと思っているので,ぜひ…… ○事務局  次に向けて,三中でできたことの課題も含めて,またほかの中学校とかで。NTT側も部活動の指導者の課題を意識されていますので,これはぜひ継続してやっていきたいということはお話しさせていただきました。 ○D委員  オリンピックの話になりますけれども,オリンピックは観客が入らなかったのに,運営側から全然違っていた。ほかの国際大会もお手伝いに行ったりするのですけれども,全く違うので,会場に入る前からのあの雰囲気とかを味あわせてあげたかったなとすごく思います。せっかくNTTが調布にありますし,調布の中学生も頑張ろうとしている子がいっぱいいるので,そういう機会をこんな形でも,すごいいい試みをしていただけたので,ぜひほかの学校にもよろしくお願いします。 ○会長  三中さんでやったときに,NTT側が特別な機器を設置したりというのはあったのですか。 ○事務局  機材はNTT側が全て持ち込んでいまして,学校はふだんの練習を行うだけ。舞台上にスクリーンの代わりになる大きな白い壁が奥にありますので,そこにプロジェクターを使って投影して,あとはNTTのスタッフがタブレットを持ってやりながら…… ○スポーツ振興課長補佐  定点のカメラプラス,向こうのNTT側にいる指導者の方から,もう少しこう動いてとか,角度を変えて映したりみたいにしています。 ○事務局  子どもたちもタブレットに向かって,このようにしたほうがいいよと言われると,ありがとうございますとか,こういうところをどうすればいいですかという質問をしたりもしていて…… ○会長  時間的にはどれぐらいだったのですか。 ○事務局  2時間半ぐらいでした。普段,桃田選手も指導されているコーチ陣なので,子どもたちも,先生いわく,前日の練習よりも全然違うと(笑声)。最後は,NTTさんがおまけでということで,じゃんけん大会で選手のサイン入りのTシャツを……。死闘が繰り広げられていました(笑声)。  NTTさんは昔からそうなのですけれども,小学校,中学校の子どもたちにという思いが非常に強いので,地域感謝祭は小学生ですし,そういうところで今後,子どもたちへの競技振興だとかは引き続き継続できるのかなと思います。 ○会長  人に教えるということは,逆にNTT側の選手にとってもいい経験なのです。彼女たち,彼たちのキャリアプラン,キャリアアップしていくにも,いつまでもプレーヤーではないから,そういう面でも向こうもプラスになると思います。 ○C委員  先ほど出ていた指導者のほうにというのを,できればやっていただけるととてもありがたいと思います。公立の中学校などは働き方改革の一環で,どの教員も勤務時間が終わったら帰りたい。土曜日,日曜日の練習などやりたくないというのが本音であって,であれば,いろいろなところでこういうやり方をやればもっと能率よくできる,また,バドミントンをやったことない人間をバドミントン部の顧問にしなければならない部分がたくさんありますので,指導者に向けてこういうやり方がありますよ,こうやると子どもは乗ってきますよということでやっていただけると,また学校側も少し変わってくるのかなと。 ○会長  あと,障害者用のプログラムが幾つかありますけれども,A委員から何かありますか。 ○A委員  2つあります。まず,いろいろな体験会だとか,知っていただくというところはすごいありがたいところがあるのですけれども,当事者が日常でもっとスポーツに取り組める環境も一緒に考えていきたいと思っています。体験会に行ってみよう,一回だけとなってくると,次にもう一回やりたいのだけれどもといったときに,どういった環境をつくってあげられるかというのはありかなというのがまず1点目。  あと,スポーツというと,どうしても「する」と「見る」と「支える」というところが出てくるので,体験会で見るとか,あとは実際にバドミントンをやる方もいらっしゃるのですけれども,支えるというところで,例えば大会をやりますとか練習をする,それをサポートするというか,ボランティアをこういうのでいい体験ができますというところもあってもいいのかなと思います。  ボランティアでやっている中では,これは面白いねとか,大会のボランティアを見ていて,例えばブラインドで一緒に走ってみようとか。実際に,視覚障害の人と一緒に走ってもらえる人とか,そういう人が少なかったように思うのです。どこか行くにも,どうしてもガイドヘルパーさんにお願いしたりがあるので,そういったところでなくても,こういったところでお互い知り合えば,「ちょっと一緒に行ってもらえる?」という感じで行っていただければ,共生社会というか,いろいろな裾野が広がっていくのかなと思いますので,ぜひそういう大会ボランティアとか,そういったのもあるといいかなと思いました。 ○B委員  確かな情報ではないのですけれども,ある市区町村では,ボランティア登録制度みたいなのがあって,市でそういうものを募集して,登録した中にいろいろな大会の情報とかを流して,いついつ手伝っている暮れる人,手を挙げてくださいみたいなやり方をしていると思うのですが,そういったことも考えていかれると,ボランティアする方とされる方のコネクションもつくっていけると思うので,いいのではないかと思います。 ○会長  日本財団なども今ボランティアの登録をさせています。自分なども一応登録しているので,こういう大会を手伝いませんかというのがメールでしょっちゅう来ます。 ○A委員  何かしら手伝いたいという気持ちはあるのですけれども,何をしていいか分からないという方が結構多いのかなというのがあります。  あと,「あすチャレ」ですけれども,うちの東京都障害者スポーツ協会で「パラクル」という事業を始めましたので,ぜひ。パラクルというのは,例えば学校とかにパラスポーツの選手を紹介しますよと。パラリンピック選手だけではなくて,障害のある選手を紹介しますよという事業を始めましたので,ぜひ学校のほうも。 ○C委員  ぜひ資料をください。 ○G委員  今日はウェブ参加で失礼します。皆さんの話をいろいろ聞いていたのですけれども,表も見せていただいて感じたのは,子ども向けのイベントが結構多いなという印象で,自分ももともとスイミング出身で,子どもたちにスイミングを教えている身なので,これだけたくさんあるのだなと思って,すごくいいなと感じました。なので,自分が思ったのは,ここの1つでも何かお手伝いできることがあればいいかなとちょっと思ったのです。ジュニア陸上体操教室とかは,もしかするとフィットネス専門のコーチがいるので,ちょっとお手伝いできるかもしれないなと思いました。  以上です。 ○会長  ありがとうございます。  私が1つお願いできれば,ジュニアとか障害者がターゲットになっています。高齢者向けはないのかなと。高齢者の方々の健康維持が大事な活力にもなるかなと思うので。 ○事務局  高齢者のほうは,体育協会が行っているリフレッシュ体操スクールだとか,高齢者支援室が事業を実施していたり。ただ,体育協会は,もちろん我々と一緒にやっているのですけれども,私たちの課題としても,障害福祉課とは連携しているのですが,高齢者支援室との連携がまだそこまでできていないので,逆に我々たちも,庁内の会議だとかネット上の話で,そんなことやっているのということが結構あるのです。なので,そういった横連携がまだまだ足りない部分があるかなというところで,計画をつくる上でも,そういった情報の共有は,庁内でも縦割りと言われないようにやらなければなと思っています。 ○会長  もう一つ。A委員もおっしゃったけれども,例えば水曜日と金曜日は,ここに行けば何かをやらせてくれるという場,行けば誰かがいて,あるいは指導者がいて,できる人は汗を流せるみたいなのがあるといいかなと思ったりしていました。  ほか,この資料3の提案についてよろしいですか。      (「なし」の声あり)  では1つ先へ行って,また振り返りたいと思います。(3)調布市スポーツ推進計画の策定に向けてということで,資料4の説明になるのでしょうか。事務局,お願いいたします。 ○事務局  それでは,資料4を御覧ください。来年度メインになってまいりますスポーツ推進計画について,皆様の審議のスケジュール感と,今現在考えている基本の柱を御説明させていただきます。  まず,おもて面ですけれども,調布市スポーツ推進審議会での審議ということで,来年度5回の予定を立てております。5月,7月,8月,10月ぐらいまでの4回分である程度内容を建議させていただきながら固めた上で,ゴールは来年3月には策定という形になってきますので,この計画を策定する上では,右にありますパブリックコメントも実施しなくてはいけないというところでございます。なので,今のスケジュール感としては,年内にバブリックコメントができればと。年明けからコメントも含めた内容を精査しながら,計画の策定を進めていきたいと思っています。  実際に位置づけというところは,こちらに表として書いてありますが,調布市の最上位計画であります調布市基本計画,基本構想が令和5年度からまた新たなもの,10年間の計画として実施される予定になっております。そちらとうまく連動しながら,スポーツ推進計画についても新たな年,まず4年間の計画として行いたいと思っています。基本構想が8年,基本計画は前期,後期として4年・4年という位置づけになります。スポーツ推進計画も一旦4年という形をとらせていただくのですが,これが市長の任期に合わせ形になっています。今年6月に市長選が予定されていますので,任期に合わせた形で,その都度計画を見直していくという形で考えております。  実際に,国のスポーツ基本法だとか,東京都の総合計画だとか,そういったところとも参酌しながら,市のアクション&レガシープランや,個別計画のところとも連動しながら計画を進めていきたいと思っております。  裏面を御覧ください。こちらは,今現在,事務局で大きな柱として考えているものになります。基本理念としましては,スポーツの持つ力が様々なところで言われておりますけれども,スポーツの持つ力により人とまちが活性化する。子どもから高齢者まで,障害の有無にかかわらず,誰もがスポーツに親しみ,生き生きと暮らすまちをつくる。スポーツの力による共生社会の充実を図るというものを理念としていきたいと考えております。  そのための基本方針として,スポーツ環境の充実,これは施設のみならず,「する」「見る」「支える」の視点による環境の充実。スポーツを見る,先ほど言ったボランティアの関係も含めてです。  新たな手法によるスポーツの環境,これがまた昨日のオンラインを活用してとか,いろいろなITの部分とか,eスポーツも含まれてくる可能性があるのかなと考えています。  基本方針2については,ライフステージに応じたスポーツの推進。こちらは子どもからお年寄りまで障害の有無にかかわらず,皆様がそれぞれのステージでスポーツを楽しめるような機会の創出を図るというものになります。  基本方針3が,これまでの様々な主体と連携した地域スポーツの推進ということの3つを基本方針と考えています。  こちらを考える上で,ラグビーワールドカップ,東京2020大会のレガシーもきちんと継承させていただきながら,最終的な目標として,数字の面では,東京都が出しているスポーツ実施率70%を目指して実際の施策を進めていきたいと考えています。ちなみに,令和2年度の意識調査では,60.6%という結果が出ております。  実際に今の基本計画の中にある施策は,参考資料にございますカラー刷りでホチキス留めのものが現行の基本計画になっております。後期に入りまして,内容を少しずつ変更させていただいているのですけれども,こちらにオリンピック・パラリンピックレガシーをどう反映させるかというところと,共生社会の充実― ―共生社会の充実といいましても,障害者のスポーツだけではなく,本当にいろいろな環境に置かれている方がスポーツに親しむ,スポーツによって元気になる,活性化するというところを含めて考えていきたいと思っております。なので,この基本計画も改定されていく形になるので,これのまたスポーツに特化したものということで推進計画を策定する。  推進計画といいましても,参考資料にありますけれども,立川市のものを皆様に見ていただきながら,今後見ていく形にもなると思います。実際に冊子としてすごく立派な分厚いものがあるのですが,内容としては,ほとんどが基本的な考え方と現状だとか,体系に特化しまして,実際に基本方針だとか,どういうことをやっていきますというところは,各自,非常にシンプルに分かりやすいものが多い形になっています。なので,スポーツ振興課の事業も,ここ数年でいろいろな時代の流れも,大会の影響も含めて,考え方,方針などをどんどん柔軟に対応していく必要があるなと考えていく中では,スポーツ推進計画もがちがちに細かく内容を決めるよりは,1つの指針として方向性を見失わないような形でつくっていけたらと思っています。  目標としては,手に取って,みんなが分かりやすいもの。あまり読む気が失せてしまうようなものというよりは,そういったものをつくっていきたいなと考えておりますので,今後皆様にお話しいただく内容についても,細かい個別事業については年度年度の計画に反映していく形にはなりますけれども,広く今後4年間を捉えた形でお話をいただければというところでお願いになります。  今のところ非常にざっくりした話になりますけれども,以上でございます。 ○会長  ありがとうございました。資料4の表裏,今後,来年度以降,市のスポーツ推進計画をつくっていくに当たって,B案として説明されたのはおもて面,左側にありますけれども,4回,今年度10月までにマスタープランをつくって,パブリックコメントにかける。そこで修正があって,年明けには案ができるという大きな流れがあります。その後,夏前の市長選を受けて8年の基本構想,それが前期,後期に分かれて4年,4年ということ。裏面に行きまして,基本理念,基本方針の1,2,3,こういったものを今のところ考えているというお示しでした。  この中身について,何か御質問とか御意見とか,もう限られた時間ですけれども,いかがでしょうか。 ○事務局  実際は,次の5月のタイミングで,方針1つにつき,もっとより細かい,例えば現状と課題という形で御提示させていただいて,そこでまたそれについて御意見いただくような形を考えております。 ○B委員  ほかのことはよく理解できるのですが,裏面ですけれども,基本方針の1,新たな手法によるスポーツ環境の充実の「新たな手法による」というのは,具体的にはこれから考えていくのでしょうが,どういった……。 ○事務局  昨日のオンラインを活用した遠隔の指導だとか,あとは皆様にも一回eスポーツのお話をさせていただいている中で,eスポーツ全体を捉えると,カテゴリーとして考える方針がなかなか難しいなと思ったのですけれども,例えば自宅にいながらスポーツを楽しむとか,外に出られない環境にある方に対しての手段としては非常に有効なのかなという考えもある中で,そういったところを私たちも調査研究した上で充実を図っていく必要があるのかなというところで入っています。 ○スポーツ振興課長補佐  イベントとかスポーツ事業というと,参集型といいますか,ここでやるので来てくださいという形で来ていただいたのが我々のやってきたことの中心だったかなというところですが,コロナによって,そこにオンラインの活用みたいなところで,もちろん来ることもできるのですけれども,その日,そこまでは行けないという方が,自宅にいながら,ネット環境さえ整っていれば参加できると。これからは,コロナがここで収まったとしても,オンラインとリアルの両方の活用を我々としては考えていけないかなという視点で,「新たな手法による」というのを書かせていただいています。 ○会長  先ほど部活動の指導などについても,オンラインは大きな武器になるかと思いますので,そんなところもぜひ考えていただければ。  それから,上の「する」「見る」「支える」という3項目に,学習指導要領には「知る」が入っているので,それを入れるかどうかは検討いただければいいのかなと思っています。  あと,ついでですけれども,基本理念の一番最初に,「スポーツの持つ力により,人とまちが」と書いてある。では,この「スポーツが持つ力」は,みんな同じ定義で理解しているのか,そこをより具体的に押さえておかないと,スタートラインが違ってしまうとゴールも違ってくるかなとちょっと心配しました。  それから,最後の項,取組目標のスポーツ実施率70%は,いわゆる健常者の方たちのパーセントなのです。障害者についてのパーセントもあるわけですから,それは併記したほうがより幅広く対処を考えていますということになるのかなと感じました。ここはいかがですか,各委員の方々。では,E委員から一つずつお願いできますか。 ○E委員  ちょっと気になったのは,基本理念の2行目か3行目,「子どもから高齢者までの障害の有無にかかわらず誰れもが」の部分で,「全ての人」だとか,もうちょっと柔らかい表現のほうがいいのかなという気はしました。文言なので,考え方はいろいろあると思うのですが,それがまず1点。  これは,まだ確実に数字が出ているわけではないのですけれども,昨年度,うちのスポーツの活動の感じが,毎年の累計にすると約半分だったのです。なので,令和3年度は大分下がっているのではないのかなというのが実感としてあります。そのB因は,調布市の公共の体育施設,室内でできるものが総合体育館と大町の体育館,それから西調布の体育館――西調布の体育館は小さいので,できるものが限られてくるので,そこは「する」「見る」「支える」という観点からしても少し足りないのかなというのがあります。それをどうやって改善していくのかは,お金の問題もありますし,国とのしがらみもあると思うので,簡単にはいかないと思うのですが,基本的にできる場所が限られる。晴れていれば外でもできますが,いつでもできるとなると,やはり室内を使えないとなかなか厳しいのかなというのが実感としてあります。 ○会長  ありがとうございました。事務局で御意見についての,現状で何か説明できることがあればお伝えください。では,D委員,何かありますか。 ○D委員  今のハード面で,私も体育館に行くのですけれども,コロナ禍ではバドミントンができないという人たちが多くいましたし,コロナ禍で会場を使えるようにする小学校,中学校も問題があったのを知っています。これはどうしたらいいのかがちょっと分からないのですけれども,調布は少ないなと思っているのが現実なので,そこら辺は考えていっていただきたい部分かなと思います。 ○会長  では,F委員,お願いできますか。 ○F委員  いつも参加させていただいて,新しい視点を教わっているのですけれども,新たな手法によるスポーツ環境の充実で思い当たることは,今,剣道部の指導をしているのですが,なかなか稽古できない。そのようなときに,ユーチューブで有力選手の技の出し方とか,生徒を見ると結構上手にできるのです。だから,生徒同士でやるよりも,見ることによって体が覚えるというのがあるので,これはすごくいい視点だなと思いました。  では,学校で何ができるのかとなると,やはり先ほどのオンラインでコーチをしてもらう,何を生徒に見せるかを精査しながらやっていくといいなと。そうなってくると,先ほどC先生がおっしゃっていた指導者の問題で,部活動に参加したくてもできない教員が出てくる。そういうときに,こういうのがあれば,生徒の欲求にも応えられるし,教員も試合に引率で行くのも楽しくなるのではないかという感じがありました。 ○会長  ありがとうございます。では,B委員からいいですか。 ○B委員  皆さんから様々な情報をいただいて,すごく勉強になっています。  1つ細かいことになるのですけれども,先ほどスポーツ実施率70%というのは,スポーツの定義によって実施率が全然違ってくるので,その辺に気をつけて,どこまでをスポーツというのかをしっかり見ていかなければいけないと思います。 ○会長  ありがとうございます。では,C委員,お願いします。 ○C委員  今,私のほうは,ちょうど教員の異動の時期で,部活動の問題が今すごく大きな課題になっております。文科省では,令和5年度から地域にと言っておりますけれども,東京都としてもまだそこまでできないなというのが現状です。どんなことができるのかいろいろ探りをしてはいるのですけれども,その現実的な回答はまだまだ雲の上のものをつかむような状態なのかなと思っています。  今,先生方は,とにかく世代が若返ってきていまして,自分の時間を大切にしたいという先生方が増えていますので,どうやって顧問を確保しようかなと。それが今,大きな課題でもあります。ですから,今スポーツ振興課で,これだけいろいろなことをやっていただけてとてもありがたいのだけれども,どうやったら子どもたち,学校教育に還元できるのかなというのが今,私個人的な悩みであって,いろいろなところでオープンに出していただけると,子どもって勝手に行ってくれる部分もあるのかなと思っています。  例えば,オリンピック前にオリ・パラ教育ということで,学校でいろいろと取り組んでみましたけれども,自分が副校長のときにやっていたのは,日本の武道とは何だろうかとか,日本の武道から礼儀を重んじるだとか,アスリートによる栄養学だとか,自分がやって楽しいことをやって子どもに聞かせたのですが,子どもは本当にそれでよかったのかなと。例えば,うちなどは900人いますから,900人の生徒がそれで納得できたのだろうか。50人ぐらいは納得してくれる部分はあるのかもしれないけれども,全く関心がないのも100人ぐらいいるのではないかと思っておりました。  実際にスポーツ振興課でこれだけのことをやっていただけていますので,この情報をもっと大きく発信していきながら,中学生のボランティアを募集するとか,そういうところでやっていただけると,学校教育も協力ができるのかなと思いますので,何かの参考資料として出していただけたらと思いますので,よろしくお願いいたします。 ○会長  ありがとうございました。では,A委員,いかがですか。 ○A委員  皆さん言っていただいたとおりかなというところもあるのですけれども,スポーツとなってきたときに,先ほど出ていたのですが,定義とは何なのだろうと。ただ歩く,散歩に行くのがスポーツといえばスポーツですし,スポーツといったら遊びです。遊びもスポーツに入ってくるので,そこをいかに定義づけをするかというところが1つかなというのもありますし,何でもいいから触れ合うというところです。今おっしゃったとおりだと思います。  逆に,障害のある人と一緒にいる時間少しでも長くするというか,チャンスというか,私も最初この仕事に入るときに,障害者は怖いというイメージがあったのです。というのが,自分の親父のお兄さんの息子さんが脳性麻痺で,かなり年齢が離れていたので,体が大きくて,うわあっと言われていて怖いなみたいなのがあったのですけれども,仕事としてではないのですが,今,自分がやっている中では全然ごく普通の当たり前というか,そういう状況になっているので,そういう触れ合うチャンスも,もっと出す施策もありかなと思うので,それが障害のある人,スポーツとかというところで入っていけばいいかなとというのは感じました。 ○会長  ありがとうございました。今日のところは結論どうこうではありませんので,また次回,5月以降続けていければと思いますし,例えばこういうものを学校経営などでも,いわゆるグラウンドプラン,A4判1枚に現状があって,課題があって,対策があって,望む,それを1枚に落とし込んで,誰が見ても流れが分かるようなものがあると,文字がいっぱいの計画書よりは,皆さん分かりやすいかなと思ったりしています。そういったこともぜひ考えていただけければと思うのです。  では,時間も大分迫ってきましたけれども,何かこれだけは言っておきたい,言い忘れたというのはございませんか。      (「なし」の声あり)  では,立川市の参考になるものですとか,平成19年度のスポーツ振興計画概要版をお土産に持ち帰ります。また5月以降のところで使うことがあるかもしれませんので,保存のほど,よろしくお願いしたいと思います。  では,最後の御挨拶,まとめをC委員に,今日はどうぞよろしくお願いいたします。 ○C委員  本日は遅れて大変申し訳ございませんでした。来年度の人事のことで,中学の校長会で会議をやっておりまして遅くなりました。  今日もスポーツ振興課の仕事を見ていて,すごくいっぱいやってくれているのだな,これは本当に感謝しなければいけないなというのが素直な気持ちでした。その中で,我々が実際にどんなことが協力できるのだろうか,子どもたちにどうやったら還元できるのだろうかというのがこれからの自分の課題かなと思っておりますので,何かあれば情報をぜひオープンにしていただいて,こんなことを手伝ってと言ってくだされば,幾らでもできますので,ぜひ情報の発信をよろしくお願いいたします。お忙しい中,ありがとうございました。 ○会長  C委員は今回でご退任されるとのこと,皆さん拍手をお願いします。ありがとうございました(拍手)。  以上で第4回審議会をこれで終わりにしたいと思います。どうもありがとうございました。お疲れさまでした。                                  ――了――