令和4年度第3回調布市社会教育委員の会議 議事録    1 日 時  令和4年10月4日(火)午後1時30分から午後3時15分まで 2 会 場  調布市教育会館3階301研修室 3 出席者  7人 篠﨑議長,宮下副議長,荒井委員,進藤委員,新田委員,福田委員,毛利委員 4 傍聴者  2人 5 事務局   社会教育課長,社会教育課職員4人 6 議 題 (1) 情報共有事項    令和4年調布市公民館運営審議会第4回定例会について (2) 協議事項   ア 次期調布市社会教育計画の策定について   イ 令和5年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会の活動内容等について (3) その他 7 議事録 ○事務局  本日は西牧委員,田村委員,矢幡委員から欠席の連絡をいただいているため,出席委員は7名である。傍聴者が2名いるため,入場していただく。 ○篠﨑議長  入場を許可する。それでは,会議を始める。 (1) 情報共有事項  令和4年調布市公民館運営審議会第4回定例会について ○事務局  令和4年調布市公民館運営審議会第4回定例会について報告する。会議は令和4年8月23日(火)に午後2時から西部公民館において開催された。時間の都合上詳細は割愛させていただき,資料を御一読願いたい。説明は以上である。 ○篠﨑議長  何か問題に思うことはあったか。 ○事務局  内容については資料を御一読いただければと思う。 ○篠﨑議長  資料の確認に時間がかかるため,事務局として何かあれば教えていただきたい。 ○事務局  資料1が令和4年度の調布市の公民館使用状況報告6月から7月分,資料2が調布市公民館事業報告6月から7月分,各公民館で行なった事業の内容と参加人数の報告の資料である。また,第2回調布市社会教育委員の会議の資料が添付されている。公民館運営審議会の研修会が予定されており,候補者の名簿も配布されている。事務局からの説明は以上である。 ○篠﨑議長  委員の方々からは何かあるか。 ○福田委員  使用状況報告書で北部公民館が他の公民館と比べてかなり前年度からマイナスになっているのは何か理由があるのか。 ○篠﨑議長  事務局で何かわかることがあれば報告願う。 ○事務局  特段大きな理由として聞いていることはない。 ○篠﨑議長  事務局はこのことについて,後日報告願う。また,何か質問等あれば事務局へ連絡してほしい。   (2) 協議事項  ア 次期調布市社会教育計画の策定について ○篠﨑議長  事務局に説明願う。 ○事務局  次期調布市社会教育計画の策定について説明する。これまで,次期調布市社会教育計画については,調布市社会教育委員で構成する調布市社会教育計画策定ワーキンググループ会議を設置し検討を重ねた。また,公民館3館の利用者懇談会及び図書館協議会に計画策定の御報告をするとともに意見聴取を行い,ワーキンググループ会議内では,公民館運営審議会関係者や社会教育施設職員の意見を聞く機会を設けたほか,市民アンケートを実施するなど,市民や施設の意見を計画策定に活かす取組を行ってきた。同時に,関係各課管理職で情報交換をする情報共有ミーティングを月2回程度実施し,社会教育所管部署同士の意識共有を図ってきている。  7月26日(火)に開催した社会教育委員の会議で第1回,第2回のワーキンググループ会議について報告させていただいた後,第3回のワーキンググループは7月26日(火),第4回は8月16日(火),第5回は9月22日(木)に開催した。資料2-2にそれぞれの会議記録を記載しているので,御覧いただきたい。 第3回から第5回までのワーキンググループ会議では,調布市社会教育計画素案の案について議論し,この度案がまとまった。  次期調布市社会教育計画の策定の視点としては,社会教育に係る基本的な考え方は変化していないと捉え,既存の計画の体系を維持し,これまでの取組成果を踏まえるとともに,社会情勢の変化等に対応した時点修正とすること,次期調布市基本構想,基本計画,次期調布市教育プランなどを踏まえた修正とすることとし,内容の見直しを行った。  この度の議論では,コロナ禍の事業の在り方,ICTを活用した活動の在り方,また,様々な理由で困難を抱える人への理解の醸成など,様々な課題が取り上げられ,計画でどう取り扱うか検討がなされた。この議論で出された御意見を踏まえて,関係各課で今後の事業について検討を重ね,この度の計画素案の案を作成した。  また,第5回ワーキンググループ会議では,調布市の社会教育が目指す将来像について議論し,「学びが広がり 人がつながり みんなの願いでつくるまち」とした。この将来像は,学びが広がり,人の輪を広げ,人がつながるまちを目指して,社会教育の環境を整備していくこと,地域の課題を見つけ,ともに学び育ち合う社会を目標に,市民と行政が将来像を共有し,ともに実現に向けて取り組んでいくことを表現している。  本日,これまでの議論を踏まえて作成した調布市社会教育計画素案の案を御確認いただいた後,図書館協議会,公民館運営審議会及び教育委員会へ,この案でパブリック・コメント手続きを行う旨を報告し,11月にパブリック・コメント手続きを実施する予定である。  次期調布市社会教育計画素案の案について,御審議いただきたい。特に,現在の案を作成するにあたり,調布市の社会教育の将来像の説明文について,先日事務局案をお送りしたところ,毛利委員から御意見があったため,説明文について委員の皆様で御検討いただきたい。 ○篠﨑議長  毛利委員,御説明いただけるか。 ○毛利委員  事務局からいただいた文案に付け加えた方が良いかと思うところがあったため,メールをした。本日の資料にあるとおりの文にすることで,我々が考えていたことがすべて盛り込めるのではないかと思い,修正案を提案した。 ○篠﨑議長  委員の皆様いかがか。 ○宮下副議長  確認だが,素案の案6ページにある将来像の囲み下,網掛けの部分が修正箇所ということである。他委員に御検討願う。 ○篠﨑議長  毛利委員,少々文が長いため,短くするか2つに分けるのはどうか。 ○毛利委員  そのあたりも含めて皆様にご提案をいただければと思う。自分は盛り込みすぎてしまったかもしれない。 ○荒井委員  文がひとつにつながってしまっている。内容はどこで切れるか。 ○毛利委員  目標とし,という部分までは目標のことを示している。そのあとはどういう取り組みをするかという部分のため,そこで1回区切っても良いかと思う。 ○篠﨑議長  目標とする。にするということか。 ○毛利委員  はい。 ○篠﨑議長  皆様いかがか。 ○事務局  事務局から示している案に毛利委員の要素を加えていただく,というやり取りがあっても良いかと思う。 ○篠﨑議長  なるほど。この文言は大事なことであり,色々と検討したいと思う。 ○宮下副議長  毛利委員が原案に付け足さなければならない,足りない部分があると感じられたのはどこか。 ○毛利委員  多くの市民の参画を促し,というところだが,学びというだけだと,社会教育として弱い気がする。積極的に市民が参加してくるというイメージをわかりやすく示したいというのが根底にある。 ○進藤委員  元の説明文より文章は短いようだが。 ○宮下副議長  全体の文章量としては少ない。 ○福田委員  それに何かを足しても良いとは思う。文字数だけで言うのも変な話だが。 ○荒井委員  今おっしゃった,多くの市民がというのを足すのはどうか。 ○進藤委員  市民と行政が将来像を共有し,ともに実現に向けてという部分はそのままでも良いわけで,その前のところもほとんど同じである。 ○毛利委員  資料を見て思い出したが,2文目に書いてある,ともに学びのともにが誰なのかというのがわかりにくいと感じた。 ○進藤委員  市民が相互にということ。 ○毛利委員  市民と行政で学び育ち合う社会というところ。 ○進藤委員  地域の課題を見つけ,がもともとあるため,市民が相互に学び合い育ち合うというところが変わっているということか。 ○毛利委員  そうである。もともとの1文目と2文目の間に,何かうまい文章が挿入されると良いかもしれない。 ○新田委員  ひっくり返すようで申し訳ないが,私は全くこういう考え方を持っていない。あくまでも主体は市民であり,行政は主体ではないと私は思っているので,例えばこの会議もテーブルを用意したり,文章をつくったりするのは行政の事務局の仕事だが,この会議で一緒になって議論するのは行政ではない。行政はそこに入っていない。だから市民と行政で将来像を共有するということは,ありえないと私は思う。もう行政リードで何か将来像を語るという時代ではない。御上が何かやってくれるという話ではない。そう私は思う。 ○進藤委員  そういう意味ではそうである。  おそらく毛利委員は市民が発案したことに行政が共感して,お金を用意してくれるといったような,そういう意味での将来像の共有ではないか。 ○毛利委員  そうである。 ○新田委員  あくまでも行政は,市民が自主的に何かをするためのお手伝いをするのであって,表には出てこない。 ○進藤委員  環境を整備して,というのが最初にあり,おそらくそれが建物をつくることだったりするのではないか。 ○毛利委員  誰が何をやるかというのは明確にした方が良いかもしれない。 ○篠﨑議長  もちろん,社会教育はそれが基にある。だから,整備していきます,とかいうのはあまり馴染まない。 ○進藤委員  違うかもしれない。最初の計画はどうだったか。昔からこうなっていたような気もしている。 ○宮下副議長  これはもともとの文から整備していきますとなっている。 ○進藤委員  ざっくり言って,一番私が違うと感じたのは,多くの市民の参画を促しと書いてあるところで,主役は市民であって障害がある人や社会教育に参加しづらい人も含めたみんなが主役となっていくべきで,だから参加ではなく参画となっている。ぱっと見た時には,そこが1番大きな違いだと感じた。 ○篠﨑議長  宮下副議長,まとめてもらえるだろうか。 ○宮下副議長  今の進藤委員の話に続けて言えば,学びが広がり,人がつながりというこの将来像の説明として,学びが広がり,人の輪を広げていくようなまちを目指してというのが新たに設定されたかと思う。これはやはり活かす必要があるのではないか。そこにさらに多くの市民が加わり,それが3つ目の要素,学びが広がり人の輪を広げていくようなまちを目指して,多くの市民の参画を促し,社会教育の環境を整備していきます,というようなつながり方のほうが,新たに将来像を作ってそれの説明として入れられたほうがやはり活かしてそれにさらに加えていくとこのような感じかと思う。  それから,ともに,の解釈で言えば,原案のほうの二つあるうちの最初のほうにある,ともに学び育ち合うというのは市民同士という意味であり,二つめのともに実現に向けてというのは市民と行政が合い携えてという感じだろうと思う。新田委員が仰るように,やはり市民が主体で考えていくというのは大原則だが,そこにサポートの役割で加わっている行政と手を携えていくという意味でのともにというのはやはり必要かつ目標4の中でも謳われている事柄のため,これもぜひ活かすべきかと思う。  私からの提案としては,多くの市民の参画を促しという文を学びが広がり,人の輪を広げていくようなまちを目指してという文のあとに加えるという案ではいかがか。 ○進藤委員  一つ目の文はそれで良いかと思う。二つ目の文,地域の課題を見つけ,ともに学び育ち合う社会というところを,例えば市民同士が合い携えてというふうに市民を入れるのは良くないだろうか。しつこいだろうか。今後のともに,と違う意味だと示したい。後半は文脈で市民と行政だとわかる。私たちの計画であるということのニュアンスを強める風にならないかと考える。 ○宮下副議長  原案のともに,の代わりに先ほどの市民が相互にとしてはどうか。 ○進藤委員  ともに,が2個あると同じだと思ってしまいやすく,うしろのともに,に引っ張られてしまう可能性もある。市民が相互に,としていただけるのであればその方が分かりやすいと思う。 ○篠﨑議長  ではこれで良いかの確認ができ次第,次にいきたいと思う。 ○事務局  資料に補足させていただく。前回のワーキンググループ会議と同様に,前会議から今回までの間に変わった部分が白黒反転の文字になっている部分である。  前回皆様に御確認いただいた後,教育プランとの調整などで文言が変更になることもある。その際は,皆様に確認していただき,そちらをまた皆様に確認していただき,報告したいと思う。 ○進藤委員  資料10ページにある体系図の一番左にある縦に書かれたすべての市民の学びがは前回のもののため,直していただきたい。 ○事務局  承知した。 ○進藤委員  今更だがひとつお聞きしたい。16ページにあるのびのびサークルは特別支援学級在籍者・卒業生となっているが,参加資格はあるのか。特別支援学級に在籍している,または卒業したという証明が必要なのか。それがないと参加できないのか。 ○事務局  市のホームページにはこのように掲載している。しかし,実際に,どう対応するかというのは,グループの判断である。 ○進藤委員  知的障害があっても普通学級に通う子どももいる。そういう場合は市民であっても,卒業生でないから対象とはならないのか。イメージとして,このような方の事例はあるのか。 ○事務局  参加者は随時募集している。サークルに対して,そういった方からの連絡があれば,個別で対応している可能性もある。 ○進藤委員  在籍者・卒業生を対象ではなく,在籍者・卒業生などを対象にしてはどうか。主な参加者は表記のとおりだと思うが,もしそうでない人がいた場合を考えると,などをつけても良いように思う。絶対的な表現は避けた方が良いのではないか。 ○篠﨑議長  新たな文章を作成したが,いかがか。 ○進藤委員  この一文目の主語は誰か。環境を整備していきますとなると,環境を整備する人が主語になるのではないか。 ○篠﨑議長  一回目のものを確認してみたが,第6章に市民が地域の主体となるための計画とあった。最初はそのようにしっかりと項目を作っていたが,今は無くなってしまっている。だから新田委員の仰るように,どこかで市民が主体ではなくなってきているように感じてしまうことがあるのかもしれない。これは大事な事であり,新田委員の主旨の部分を確実に誰が読んでもわかるようにしたほうが良いと思う。この項目はなぜ無くなってしまったのか。 ○事務局  10年前の策定時に係る事について,事務局は今すぐに回答できない。 ○篠﨑議長  これは最初のときにこういうことを前提に考えて作っていたということである。やはり基本の部分がどこかで消えてしまった。それはなぜかというのはどちらだろう。  とりあえずここにわかりやすくしておいたほうが良いかもしれない。 ○毛利委員  頭のところに何か足せば良いのではないか。 ○宮下副議長  これに市民がというのは文としてうまく収まらない気がする。 ○進藤委員  社会教育の環境ということがハコ物のイメージを持ちやすいと思う。実際には違うと思うが。公民館や図書館などではなくて,本当は人とのつながりがある地域のことだと思う。 ○宮下副議長  学びを広げたり,人の輪を広げたりというのは学習の主体である市民ということになると思う。市民が集まって構成している調布市が,社会教育の環境を整備していくというのが主旨ではないか。 ○進藤委員  なるほど,そうだと思う。今まで疑問を持たなかったが。 ○宮下副議長  調布市社会教育計画のため,そういう市民が構成している調布市,もちろん行政というような機能を持つし,それが環境整備ということを担っていくのだということを謳っている。そのため,主体は市であり,市を構成している市民であるという解釈は動かないと思う。 ○新田委員  副議長のおっしゃっていることが,しっかりといろんな他の考え方が入り込まなければ良いと思う。 ○進藤委員  どこか別のところで入ってしまうと答えは出せないと思うが,何も知らない方がこれを読んだときには行政が環境整備していく,行政の役割みたいにとらえる方がいらっしゃるかもしれない。 ○新田委員  多くの市民の参画を促し,と言ってしまうと,行政が促しているみたいになってしまう。 ○毛利委員  促すではなく,参画し,ではどうか。 ○新田委員  要するに市民が自主的に,多くの市民が参画できるような社会教育の環境だと思う。 ○進藤委員  参加しやすいとか。 ○新田委員  うまく表現できない。多くの市民が参画できる社会教育の環境。社会教育環境を行政が整備します。でいかがか。 ○進藤委員  整備という表現が若干行政の言い方もしれないが。 ○毛利委員  変に促すとかではなく,実際にこういう風な社会教育の環境をというところがはっきり見えてきたため,良いと思う。 ○新田委員  大体まとまったのではないか。 ○篠﨑議長  よろしいだろうか。ではこの文面でいくとして,決定する。  この他に思っていることはあるか。 ○新田委員  20ページ,祭りばやし保存会について,強力に支援し,支援金を増額する,というふうに書いてほしい。財源は,多すぎる学芸員の人件費を少し減らして。現在,年間,120万円で,ひとつの会に,たった10万円で名刺や衣装等を用意するには少なすぎる。せめてひとつの会につき,年間20万円くらいにしてほしい。 ○毛利委員  どういう風に支援するか,どのくらいの規模で支援するか,どういう手段で支援するかなど,ここはそんなに具体的に書くところではないのかもしれないが,本当はその方が分かりやすい。明確になっているということが大事だということだと思う。そうすると金額がどれくらいかもわかる。 ○新田委員  限られた予算の配分がこれで良いのか,というところを考える必要がある。強力に支援する,というふうに書いてもらうと,今まで通りでは駄目だという意味になる。他にも気になるところはあるが,この辺にしておく。 ○宮下副議長  このことについて,郷土博物館に改めて,掲案する機会はあるか。 ○事務局  近日機会があるため,伺いたい。 ○新田委員  私の意見というより内部のお金の使い方で調整できる範囲の金額かと思われる。他から持ってくるという話ではない。 ○事務局  文言が行政的に難しいところである。 ○新田委員  要は今までとは違う,ということを言いたい。強力という言葉が馴染まないようであれば適当な言葉で結構である。工夫はお任せする。 ○篠﨑議長  議題から逸れるが,新しいグリーンホールは,太鼓が使えるようなホールにすることはできるのか。 ○進藤委員  今の構想では,上が住居になると聞いている。 ○事務局  まだ,詳細はきいていない。 ○毛利委員  早めに言っておかなくては,府中のように残念な結果になってしまう。 ○篠﨑議長  府中は大事な太鼓が使えない。映像を流すことしかできず,これはありえない。やはり太鼓が叩けるホールであるべきである。 ○進藤委員  防音にすることは大変だができるようである。しかしとてもお金がかかる。今の方針では上が住居になると聞いている。しかし,ホールで太鼓が叩けなければ,どこであってもできなくなってしまう。成人式でも太鼓叩いている。 ○篠﨑議長  和太鼓が叩けないのは,調布として,本当に問題がある。 ○毛利委員  そういうことこそ,社会教育の環境整備なのではないか。直接的な身近なことではなく,市全体のための動きとして,社会教育の場として使いたいけれど,本当に使えるのかと目を光らせるのは大事ではないか。もしかすると自分たちの仕事かもしれない。 ○進藤委員  たづくりのくすのきホールを作る際には篠﨑議長が参加されていた。そういう専門家が入っているのか。 ○事務局  それについては当然専門職の方がいらっしゃると聞いているが,問題となるのは財源の確保である。上を住居等として財源を確保しながらという判断だと思うが,社会教育的な観点については,機会があった際にお伝えできればと思う。 ○篠﨑議長  よく理屈にされてしまうのが,上が住居だから駄目だと言われてしまうのだが,防音の装置でそこだけ区切ることをすれば住居であっても関係ないため,和太鼓が使えるようになる。ぜひとも今後何十年の世界なので,検討していただきたい。 ○荒井委員  たづくりのように,練習室をつけたらどうか。盛り上がるのではないか。 ○事務局  御意見として頂戴する。 ○篠﨑議長  他に意見はあるか。もし無ければ,これで決定とする。 ○委員  意見なし ○篠﨑議長  ではこれで素案の案を決定とする。  スケジュールの件についてだが,公民館運営審議会と意見を交換するということと,市民への説明会を行うという2つがある。それをお認めいただき,日程を調整していきたい。皆様いかがか。 ○進藤委員  説明会や公運審との意見交換の段階は普通パブリック・コメント期間中かと思う。素案は提出し,パブリック・コメントとともに並行して行うのか。 ○宮下副議長  パブリック・コメントをいただく形で市民から広く意見を求める中に,公運審と説明会を行うということである。 ○篠﨑議長  再三私が発言しているが,調布市の社会教育計画というのは他市ではあまりないものである。この歴史のあるこの計画はできるだけ宣伝していただければ。調布市はこういうことまで社会教育を考えているのだということを,できるだけ他の市にも伝えていただければと思う。  それからまた,そういうところは見せて欲しいとよく言われるが,事務局に依頼して,印刷物を送ることは可能か。 ○事務局  パブリック・コメントの期間中か。 ○篠﨑議長  その後である。 ○事務局  策定後であれば。印刷物を無限にお送りするということはできないが,市ホームページに公開をするため,そちらを御覧いただければと思う。 ○篠﨑議長  承知した。 ○事務局  日程を簡単に説明させていただきたい。今議長におっしゃっていただいた公民館運営審議会との意見交換につきましては,今のところは11月29日に予定をしているところである。時間は未定だが,可能であれば午後1時半から1時間程度と事務局では考えている。参加者は事務局の案だが正副議長に御出席いただき,公民館運営審議会からも正副議長と他数名いらっしゃるかもしれないが,少人数の代表者同士で意見交換を計画についてしていただくという流れで進めている。  その後については先日伝えた日程と異なるが2時30分に意見交換が終わり,委員の皆様が可能であれば,3時から5時までの間に社会教育委員の会議を行いたい。議長からご提案のあった貧困問題に関するお話を西牧委員に打診したいと思う。その後休憩を少しとり,6時から8時に市民から直接意見交換をさせていただければと考えている。  現状,日にちについて変更はないが,時間が前後する可能性があるというところである。不都合のある委員がいらっしゃれば御連絡いただきたい。 ○篠﨑議長  一区切りがついたところだが,先ほど第一回の計画を丁度見ていた。以前は中央公民館があり,そこを建て替えて結果的にはたづくりを作ったわけだが,その建て替えることに関して名称選考委員会というのを調布市で作っており,私はその名称選考委員をしていた。その委員をやっている最中に,大変その会議が盛り上がり,1回につき必ず2時間か3時間延びてしまっていた。その会議がずっと続き,調布市始まって以来の盛り上がり方だったように思う。なぜかというと,中央公民館ということがあり,なんとかして調布市に新しいそういうかたちの文化的な施設を作ろうという想いが強かった。それを各方面から来られた委員の方々がかなり主張をされるというかたちで,大変苦労した。その結果,たづくりという名前が決まるまで考えた。そして,その後にその委員の中からまた大変熱意のある人たちが社会教育委員の会議というものに参画し,公募して入っていき,そして初めて調布市の社会教育計画が作られたという経緯がある。そのため,ある意味,中央公民館をなんとか変えてという市民の考えで,市民が主体でというかたちでつくられてきたのがこの社会教育計画になるわけである。今後もそれが続いていければいいと思う。 イ 令和5年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会の活動内容等について ○篠﨑議長  事務局から説明いただく。 ○事務局  それでは,令和5年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会(以下「都市社連協」と言う。)の活動内容等について御説明する。資料3-1を御覧いただきたい。  委員の皆様も御存知かと思うが,都市社連協について,令和3年度と令和4年度は調布市が副会長市となっており,篠崎議長に副会長を務めていただいている。来年度,令和5年度は調布市が会長市となる。それに際し,令和5年度の都市社連協の活動内容等について,皆様に御協議いただければと思う。  本日御協議いただきたい具体的な事項は,令和5年度都市社連協の役員,統一テーマ,定期総会及び交流大会での社会教育委員研修会の内容についてである。  まず,役員について説明する。調布市社会教育委員より会長及び会計の役員を選出する必要がある。事務局としては,会長を篠﨑議長,会計を宮下副議長に御担当いただければと考えている。  つづきまして,統一テーマについて説明する。資料3-2を御覧いただきたい。平成25年度からの都市社連協の統一テーマが記載されており,一番下の令和5年度(案)が今回御協議いただくテーマである。事前に篠﨑議長,宮下副議長から御意見を頂戴し,次期調布市社会教育計画の目標に合わせたものとなっている。  統一テーマ(案)は「学びが広がり 人がつながり みんなの願いでつくるまち」である。理由は,「学びが広がり,人の輪を広げていくようなまちを目指し,地域の課題を見つけ,ともに学び育ち合う社会を目標としていきたいと思います。」としていたが,先ほどの議論により理由が変更となったため,現在作成している案のともに,の部分を,市民が相互に,と変更するのがよろしいかと考えている。理由について,次期調布市社会教育計画では「社会教育の環境を整備していきます。」「市民と行政が将来像を共有し」という,行政の役割が明記されているが,都市社連協は行政ではなくあくまで社会教育委員の方の協議会のため,こちらの行政の部分の文言は削除している。統一テーマについては以上である。  つづきまして,定期総会及び交流大会での社会教育委員研修会の内容について説明する。 資料3-3を御覧いただきたい。令和6年4月に定期総会,令和5年12月に交流大会を開催する。例年,その際に,各々社会教育委員研修会を実施しており,社会教育委員研修会の各々の内容について御協議いただければと思う。  事前に篠﨑議長,宮下副議長から御意見を頂戴し,事務局で内容(案)を作成した。まず,交流大会の内容は次期調布市社会教育計画の内容についてである。初めに,調布市社会教育委員の代表の方複数名から調布市社会教育計画の内容に関して経緯なども含めてお話いただき,その後に講師の方による,調布市社会教育計画の講評・社会教育計画とは何か等に関する講演をお話しいただこうと考えている。講師の方の候補者は記載のとおりである。  つづいて,定期総会の内容について説明する。内容は社会教育委員向けの社会教育総論に関する,または統一テーマに関連する講師の講演を考えている。講師の方の候補者は記載のとおりである。  なお,それぞれの講師については,候補者として記載させていただいているが,講師の方の都合もあるため,もし記載している候補者のどなたも難しい場合は,篠﨑議長,宮下副議長と相談のうえ,講師を決定させていただきたいと考えている。事務局からの説明は以上である。 ○篠﨑議長  言ってみれば,調布市が都市社連協の音頭を取っていくというところになる。できるだけ有意義な会にしたいと思う。  まず,令和5年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会の役員について,会長と会計の選出だが,先ほどの案でよろしいか。 ○進藤委員  お願いする。 ○篠﨑議長  承知した。  では次,令和5年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会の統一テーマは先ほどの案でよろしいか。 ○委員  異議なし ○篠﨑議長  では研修会についてはこのようなかたちで進めてよろしいか。 ○新田委員  堅い話なので,やわらかい方向から攻めてくる講師はどうか。どうしても社会教育計画に関する講演をやらなくてはいけないというわけではないか。 ○篠﨑議長  それは無い。調布市は芝居をやったこともある。 ○宮下副議長  これについては私のほうから主に提案させていただいた。丁度今,社会教育計画が来年の4月以降スタートで始まったということがあり,先ほど議長からお話があったように社会教育計画を実際に策定するという市町村は多くないわけで,あえて調布市がやっていることの意義,あるいは考え方をこの機会に改めて多摩地域の市町村にアピールすることも必要なことなのではないかと思った。スタートして半年くらいであり,その間の社会教育の状況等を把握しながら,多少の軌道修正があっても良いのではないかと思った。併せて講師の方から社会教育計画そのものではなくとも,それぞれの地域でどのような方向性が必要なのかというようなことを検討されるべきとも思う。そういうことが社会教育として必要なのだということを改めて話していただくことが,社会教育委員の研修としてふさわしいのではないかと考えた次第である。  交流大会のときだったと思うが,毎回アトラクション的なものが入っていた。太鼓等,間に挟み込めるのではないかと思う。 ○事務局  昨年府中市の交流大会で太鼓のアトラクションがあった。 ○篠﨑議長  その府中市の太鼓は先ほども申し上げたように,映像であった。ほとんどちゃんと観る人はいなかった。私もそこにいたが,映像の太鼓ほどつまらないものはない。  そこで何か演目というか,何かやわらかいものができると思う。それは次回検討していくことも可能である。 ○事務局  事務局としては演目ではなく,社会教育計画を先ほどの話を太鼓のかわりに交流大会の研修会として行う想定である。 ○篠﨑議長  アトラクションと講演のふたつをやらず,それだけということか。 ○事務局  そうである。 ○進藤委員  時間はどのくらいか。 ○事務局  昨年度の府中市の事例だが,研修の前に各ブロックの研修会の報告があり,研修に使用できる時間は80分程度であった。先ほどお話した社会教育計画の説明と講演を行うとそれくらいの時間になると見込んでおり,別途演目を組み込むことは時間上難しいと考えている。 ○進藤委員  やわらかいか堅いかはともかく,社会教育委員による社会教育計画の内容の講演というのは議長がされるのか。 ○篠﨑議長  副議長がされる予定である。 ○宮下議長  私に限らず,社会教育計画を作るにあたってどういう考え方だったのか,というのは議長もしくは私がお話することもあるかと思う。内容についても,概要はお話する必要があるかと思うため,それぞれの立場や目標に応じて何人かの方にそれぞれの部分をお話しいただくということも考えなくてはならないと思う。 ○進藤委員  うまく話が続かないというか,悪いというわけではないが,イメージがわかない。 ○毛利委員  自分も全体像を伺って思ったが,アトラクションをやるかやらないかは別にして,聞くだけになってしまうとやはりそれは学ばされているというか,自分から参画している感じではなくなってしまうと思う。我々が自分から参画してやらなくては駄目だという目標を立てたのに,その会が聞くだけになってしまうことがちょっとさみしい。この計画の内容だけれども,参加者がもっと積極的に参加できるアトラクションなのか,ちょっとしたディスカッションなのか,グループ討議なのかはわからないが,何かそういう企画が入ると面白いのではないかと思った。 ○進藤委員  今回の社会教育計画は結果的には文言をすごく直していただいているが,10年前の計画のかたちはほとんど保っている。そこから,最初に決めた計画がいいものであったということは言えると思う。そのタイミングでお話するのと,今一部修正の段階でお話するのは違うのではないかと思う。  この今回の社会教育計画の一番のセールスポイントが調布は目新しいとか,ここが独特だとか,見えるようなものにならないと,聞いている人は10年前もそんな話を聞いたとなるのではないか。そうじゃないようなことをしなくてはならないのだと思う。その流れでやるとすると,すぐにイメージができない。  倉持先生が評価してくださるにしても,10年前の計画と比較して,何をお話していただくかというと,倉持先生でなくて,違う方の方がいいのかもしれない。関わるからには面白いものにしたいと思う。もう一声アイデアが欲しい。 ○篠﨑議長  よくわかった。 ○宮下副議長  まったく異議はない。出席して意味があったと思って帰っていただかなければならない。 ○進藤委員  違った視点を与えてくれる講師だったら良いと思うが,倉持先生と牧野先生以外を知らない。 ○毛利委員  講師の先生じゃないのかもしれないが,例えばこの計画があったからこんな活動ができたというような,この計画があって良かったと言ってくれる人に話をしてもらえると,ちょっとリアルで良いかもしれない。思い付きで申し訳ない。 ○進藤委員  前の10年間にでもいいが,計画があったことでこういう活動ができたとか,こういうつながりが作れたという方がいると,計画を作った意味がわかりやすい。 ○毛利委員  他市でも作ろうという話になったらそれが一番良い。その方が聞き手として実感がわくと思う。 ○篠﨑議長  毛利委員の今の発言は心に刺さる。これはいつまでに出さなくてはならないのか。 ○事務局  年明けに都市社連協の委員会があり,令和5年度の活動としての協議内容となっているため,次回の11月29日の社会教育委員の会議で正式決定する必要がある。 ○篠﨑議長  なるほど。 ○事務局  講師の方に依頼をするとなると,その前に動く必要がある。この会議で内容を決めていただき,アポイントをとり,11月29日に正式決定としたい。 ○進藤委員  本当は,もしその流れでやるとしたら,例えば牧野先生に調布の公民館まで来ていただいて,こういうことをやっているというのを見てもらい,感想をもらうくらいのことはしたいと思う。  どれがいいとかいうのはわからないが,そうでないと,見てもいないのに計画があるのはいいですねと言われるのは悲しい。 ○毛利委員  講師の先生はいろいろ経験があるからわかるのかもしれないが,そうだとしても紙だけで話をされるのはちょっといかがかと思う。 ○進藤委員  リアリティがあるものが良いと思う。10年前に社会教育フォーラムをやった時に,実践している人に報告してもらったという印象がある。そうすると,こういうことを社会教育でやっているのだということがわかる。要するに他であまり見ないようなことを紹介していただくと,このくらい自由にやることができるのだと感じてもらえると思う。今はもっといいものがあると思うが。 ○事務局  いろいろ御意見をいただいたが,基本的に軸はキープするにしても,また正副議長と御相談させていただきながら実があるかたちにしていきたい。事前に伺った内容は,社会教育委員の方々,今回社会教育計画を策定いただいたメンバーにプレゼンをしていただき,そのうえでディスカッションをしていただくというのを考えていらっしゃるというものであった。軸としては今御提案いただいた内容で進め,講師にも当たりながら盛り上げられる方向性を探っていきたいと思う。いかがか。 ○篠﨑議長  大筋了承ということでよろしいか。 ○事務局  講師に当たれなくなるため,詳細については正副議長に御相談させていただきながらまた御相談をいたしたい。 ○篠﨑議長  皆様よろしいか。ではそのようにしたいと思う。   (3) その他  次回日程について ○事務局  次回の社会教育委員の会議は令和4年11月29日(火)に教育会館2階201会議室での開催を予定している。 8 閉会 ○宮下副議長  ずっと検討してきた次期社会教育計画の素案がまとまったということになる。委員の皆様及び事務局もとりまとめが大変だったと思う。ここで改めて感謝申し上げたい。まだこの先,パブリック・コメントを実施したうえでの再検討という場面もあるため,引続きこの件を検討していきたいと思う。よろしくお願いします。 ○篠﨑議長  それでは,閉会とする。 1