令和4年度第5回調布市社会教育委員の会議 議事録    1 日 時  令和5年2月7日(火)午後1時30分から午後3時15分まで 2 会 場  調布市教育会館3階301研修室 3 出席者  9人 篠﨑議長,宮下副議長,荒井委員,進藤委員,田村委員,西牧委員,新田委員,福田委員,毛利委員 4 傍聴者  5人 5 事務局   社会教育課長,社会教育課職員3人 6 議 題 (1) 報告事項   ア 令和4年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会交流大会・社会教育委員研修会    について   イ 令和5年調布市二十歳のつどいについて   ウ 令和4年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第4回役員会について (2) 情報共有事項   令和5年調布市公民館運営審議会第1回定例会について (3) 協議事項   次期調布市社会教育計画について (4) その他   社会教育委員による地域課題に関する調査研究について 7 議事録 ○篠﨑議長  定刻となったため,会議を始める。 ○事務局  本日傍聴者は5名いらっしゃる。 ○篠﨑議長  傍聴者の入場を許可する。それでは,会議を始めたいと思う。気候のほうも恐ろしいほど暦が当たるというか,立春になっていきなり春めいた感じがする。今日も無事に最後までできるだけ無駄なく進めたいと思う。  資料の確認を願う。(机上資料確認)  出席状況はどうか。 ○事務局  本日は矢幡委員から欠席の御連絡をいただいている。 ○篠﨑議長  承知した。では議題へと移りたいと思う。 (1) 報告事項  ア 令和4年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会交流大会・社会教育委員研修会に   ついて ○事務局  それでは,令和4年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会交流大会・社会教育委員研修会(以下,「交流大会・研修会」)について報告する。資料1を御覧いただきたい。  「交流大会・研修会」は令和4年12月10日(土)午後1時30分から,昭島市公民館小ホールにて開催された。調布市からは篠﨑議長,宮下副議長,毛利委員が会場参加し,矢幡委員がオンライン参加した。最初に,篠﨑議長が東京都市町村社会教育委員連絡協議会の副会長として開会の挨拶をされた。  第1部の交流大会について報告する。資料1の2ページのとおり,第1ブロックから第5ブロックまでの各幹事市から研修内容について報告及び質疑応答があった。  続いて第2部の社会教育委員研修会について報告する。資料1の29ページのとおり,「孤独を解消する!だれもが対話し,つながる社会へ」と題した研修会が行われた。OriHimeとは,カメラとマイクを搭載したロボットであり,重い障害・高齢化・病気等の何らかの理由により外出が難しい方でも,分身ロボットを操作することで,社会とつながることができるというものである。研修会では,実際にOriHimeを操作して分身ロボットカフェで働くパイロットの方のお話,また,NPO 法人東京こどもホスピスプロジェクトの佐藤代表理事からは,病気等で外出が難しい子ども達も,勉強したい・友達と遊びたい・社会とつながりたいという気持ちがあること等のお話があった。  株式会社オリィ研究所のムービーはYoutubeで配信されており,「株式会社オリィ研究所 コーポレートムービー」で検索して御覧いただけるとのことである。報告は以上だが,篠崎議長,宮下副議長,毛利委員から補足があれば,この場で情報共有願う。 ○篠﨑議長  分身ロボットというそのOriHimeが実際にそこでどういう風にやっているのかというのを御説明いただいた。かなり興味深いもので,遠隔というか遠い所からでもその仕事に参加できる。しかもそれをやっていらっしゃる方々は希望を持ってらっしゃる。すごく現代としてもあるいは社会教育的にもこのアイディアは良いアイディアだと感じた。 ○宮下副議長  OriHimeに関しては先ほど御紹介があったようにしくみとしては初歩的なロボットということだけれども,それを通じて様々な所とコミュニケーションができるようになることで,障害のある方々が社会への参加という可能性が非常に拓かれていくわけで,これからの社会のコミュニケーションの在り方や,それを通じたコミュニティの作り方ということについて非常に勉強になったと思う。おそらくアバターとかいうものを使って,いわゆるメタバースというような仕組みがどんどん普及していくだろうと思うが,障害のある方々だけではなく,我々一般の人間についても可能性が広がっていくのではないかと感じさせられた公演であった。 ○篠﨑議長  毛利委員はどうであったか。 ○毛利委員  私もその場で参加させていただいて,とても参考になった。特にOriHimeの今回お話をしてくださったパイロットの方は御病気で社会への参加が出来にくくなった。その出来にくくなったときの気持ちと,その後OriHimeを通して参加できるようになったときの気持ちの対比がよくわかりやすく説明していただけて,参考になった。  それから会場の雰囲気だが,会場に来ていたOriHimeのロボットは小型のタイプだったが,広い会場内のみんながそこに注目をして,とても集中した感じの盛り上がったあたたかい雰囲気の講座になっていて良かった。 ○篠﨑議長  実際には結構涙なくしてはというようなニュアンスのもので驚いた。調布も頑張って良い物ができればいいと思う。  これについて何か質問はあるか。無ければ次の議題とする。  イ 令和5年調布市二十歳のつどいについて ○篠﨑議長  事務局から説明願う。 ○事務局  令和5年調布市二十歳のつどい実施結果について,御報告する。開催の日時は令和5年 1月9日(月)に第1回は午後0時30分から午後1時20分まで,第2回は午後3時から午後3時50分までであった。当日の天気は快晴で,事故等なく無事に終えることができた。  2会場から4対象者については,資料のとおりである。  5出席者については,今年度の市内の対象者は2,301人で,そのうち出席者は 1,185人,出席率は51.5%だった。また,市外の出席者は87人であり,市内と市外,合計で1,272人の方に御出席いただいた。  6内容については以下,記載のとおりであり,報告は以上である。 ○篠﨑議長  これについて何か御質問はあるか。  出席率は例年とさほど変わらなかったということか。 ○事務局  そうである。 ○篠﨑議長  何か若者たちからの色々な注文はあったのか。ある程度分かれてやるのはどうかとか。  暴れた者もいなかったか。 ○事務局  特に無い。 ○篠﨑議長  例年外で騒ぐ者はいたが,それも無いか。 ○事務局  そういった報告は無い。 ○篠﨑議長  駅前の広場に段々と皆慣れてきたのかもしれない。  では次の議題とする。  ウ 令和4年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第4回役員会について ○事務局  令和4年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第4回について報告する。調布市は都市社連協の副会長市を務めており,昭島市・調布市・町田市の3市が出席する役員会に篠﨑議長が副会長として出席している。  令和5年1月24日に開催された第4回役員会の式次第は,資料3-1のとおりである。報告事項として,資料3-2の2ページのとおり令和4年度(一社)全国社会教育委員連合 第2回理事会・第2回総会について,報告があった。議事の内容については,すべて承認された。  続いて,令和4年度都市社連協交流大会・社会教育委員研修会について,資料は3-3だが,こちらは先ほど御報告した内容のため,説明は省略させていただく。  協議事項について報告する。令和4年度都市社連協表彰について,資料3-4を御覧いただきたい。令和4年度都市社連協の表彰候補者として各市町から15人の推薦があり,全員が令和4年度都市社連協定期総会で表彰される予定となっている。なお,調布市からは新田委員を表彰候補者とさせていただいている。  続いて令和4年度社会教育委員活動記録,社会教育委員の実践事例については昨年12月に調布市社会教育委員の皆様にもメールでお知らせした件となるが,実践事例については応募がなかったとの報告があった。  資料3-5,第52回関東甲信越静社会教育研究大会東京大会繰入金については,次回の関東甲信越静社会教育研究大会のために予算書において支出科目として「準備金」と明記することについて,各市から意見の募集をしたが,意見がなかった旨の報告があった。  令和5年度都市社連協統一テーマ(案)について,資料3-6を御覧いただきたい。 令和4年10月4日(火)の第3回調布市社会教育委員の会議,令和4年11月29日(火)の第4回社会教育委員の会議にて皆様に御協議いただいたものである。令和5年度の都市社連協統一テーマ(案)は「学びが広がり 人がつながり みんなの願いでつくるまち」と,調布市から提案し,承認された。  令和5年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会事業計画および役員(案)については資料3-7のとおり,調布市からは会長として篠﨑議長,会計として宮下副議長を提案し,承認された。  令和5年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会予算(案)については資料3-8のとおり調布市から提案し,承認された。これらの令和5年度都市社連協テーマ(案)等については今後,都市社連協の理事会,総会にかけられ,そちらで承認を受けて正式に決定する流れとなる。  その他として,令和5年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会定期総会については,令和5年度の定期総会は4月15日(土)午後に開催予定である。会場が当初予定されていた昭島市公民館小ホールからアキシマエンシス体育館に変更になる可能性があり,正式には2月頃決定するとの説明があった。  令和5年度第65回全国社会教育研究大会宮崎大会分科会事例発表者公募については,昨年11月2日付で各市に事例発表の希望調査をしたところ,応募が1件あったため,宮崎大会実行委員会に提出し,事例発表者は1月中旬頃に決定されるとのことであった。正式に決定連絡があり次第また報告するとの説明があった。事務局からの報告は以上である。 ○篠﨑議長  調布市のほうが会長市という形となった都市社連協の各交流大会であるとか,色々なものをこれからやっていくということで,ぜひとも委員の方々御出席の程お願いしたいと思う。  これに関して何か御意見,ご質問はあるか。では次の議題とする。 (2) 情報共有項  令和5年調布市公民館運営審議会第1回定例会について ○事務局  令和5年調布市公民館運営審議会(以下「公運審」)第1回定例会について報告する。会議は令和5年1月24日(火)に西部公民館で開催された。資料4-1を御覧いただきたい。  報告事項の使用状況報告(令和4年11月~12月分)については資料4-2のとおりである。11月から12月までの各公民館の利用状況について,12月の前年同月と比較した増加要因として,東部及び西部公民館では,文化祭来館者の増加や児童館まつりの開催による利用増に加え,西部公民館では子ども食堂の利用増があったとの説明があった。   事業報告(令和4年11月~12月分)については資料4-3のとおり報告があった。これに対し委員からは講座をビデオ撮影し,公開したらどうかとの意見や,人気の講座の募集人数を増やして欲しいとの要望があった。  令和4年度市民文化祭については資料4-4のとおりである。  社会教育委員の会議については資料及び報告を省略させていただく。  令和5年度調布市公民館事業計画(素案)については資料4-5のとおりである。各館長から説明があり,質疑応答の後,素案のとおり了承された。なお,委員からは西部公民館の40周年にあたり記録を保存して欲しいとの意見があった。これについては令和5年3月22日(水)の第6回社会教育委員の会議において,各公民館長から説明される予定である。  その他,令和5年度の公民館運営審議会の開催日程は,資料4-6のとおりとなっている。報告は以上である。 ○篠﨑議長  少し活発になってきたというか,こういう話はほっとする。西牧委員は家庭教育のところでお話をされたそうだが,雰囲気はどうであったか。 ○西牧委員  結構今回は専業主婦ではなく,働いている母親の参加が多かったが,保育があって,自分の時間が持てるということと,そこで友達ができるということがすごく大きいようであった。それがきっかけでその後サークル活動のようになる例が西部では極めて多くて,それが社会教育のサポート事業の何かになるということもある。正に学びが広がり,人がつながりという感じで自主グループが成長していくというのが多い。 ○篠﨑議長  進藤委員はいかがか。 ○進藤委員  ほとんど同じなのだが,私は障害児を育ててという話を毎年させていただいている。そして調布市の社会教育計画なども紹介している。やはり子どもの成長がちょっと気になるという母親が結構多く,なおかつ他市の子ども発達センターの職員なのだが自分の子どもだとうまくできないと悩んでいるというような方がいらっしゃった。質問もたくさんあり,講座のあとに残って相談したいという方もいらっしゃって,毎年2人くらいは子ども発達センターを紹介しているが,ちょっと肩を押してもらえれば行こうかなという方がそういう所を求めていらっしゃるんだろうなと思うし,公民館の保育で集団に入れてみるとよりわかるというか,心配になるということがあって,幼稚園や保育園に入る前の段階でそういう経験ができるというのは良いことなのではないかというのと,あとは友達と共有できる点も良いと思う。  西部地域文化祭の中でも,2年くらい前の子育てセミナーの方たちが作った講座に呼ばれてお話をさせていただいたときに,もうそろそろ小学校就学を控えたくらいの年齢のお子さんになっていて,お仕事を始めた方も結構いて,でもそれでも地域の人とつながっていられる。幼稚園とか保育園とかじゃないところに人間関係があるみたいなことが豊かなのだろうと思う。 ○西牧委員  あと今回印象的だったのは,里親さんがいらしていた。自分のお子さんじゃなく,自分が子どもを産み育てたかったけれど,無理だとわかった段階で里親として引き取って。そういうことをお子さんが小さい時期に,同年代のお子さんがいるお母さんたちに自分はこうなのだという風にちゃんと話をして,そのまま友達を作っていく。そういう場所に公民館がなっているというのが私は感動した。 ○篠﨑議長  実際に家庭教育というのは社会教育の中の3本柱のひとつである。けれどなかなか我々はそこへ実際に首を突っ込んでいくことは難しいわけだが,丁度その家庭教育の難しい部分をこういうセミナーというのか,そういう形の中で展開できるきっかけが作れるのではないかと思う。 ○進藤委員  何回か,十何回とか続けてやることにとても意味があって,最初の頃はみんな聞くだけという感じだけれど,段々に意見を言い始めたりとか,大体は毎回講師を呼ぶみたいなのだが,中盤や後半のちょっと前くらいにみんなで話すだけの場もあって,そこでより深く深め合うみたいなことをお聞きしたので,すごく貴重な場だと思う。小さい赤ちゃんや1歳くらいのお子さんがいるときは本当に孤独になってしまうことが多いので,すごく良い機会だと思う。 ○篠﨑議長  これに関して御意見はどうか,荒井委員はいかがか。 ○荒井委員  これに関してというか公民館というもの自体の話になってきてしまうが,公民館は調布市の中で3つしか無いので,少ない。私はたまたま息子が通っていた学校の目の前が北部公民館なので,北部公民館は自分で知っているけれども,他の東部と西部は住んでいる地域も違うというところもあり,どこにあるのかというのが未だに知らないというか,1度北部公民館は西牧委員の講座を聞きに行った際に場所を知ったが,数が少ないというところと,あとはどこまで公民館を皆さんが場所とかも知っていて,そこでどんなことが行われているというのをわかっていらっしゃるのかというところに興味があるというか,気になるところである。 ○篠﨑議長  それは広報の問題的なことか。 ○荒井委員  広報の部分もあるけれども,自分が子育ての真っ最中の世代にいたときは全然公民館自体を知らなかったので,だからその社会教育を学ぶ場所として公民館は必要なのだけれども,その必要な場所をもっとみんなが自然に知れるというか,興味がある人はもちろん自分から入っていくけれども,入っていく前にもう少し大体でも良いからなんとなく知っている,だから興味を持ってそこに入っていくみたいな,何かそういう流れが欲しい。先ほどの西牧委員のおっしゃっていたようにそこに行ってみれば,そこから広がる,つながる,何かがあるというところがある。ぜひともそこに入っていただきたいなという想いがありながら。うまく説明できないが。 ○篠﨑議長  要するにもう少し背中を誰かに押してもらえると良いということであろうか。 ○荒井委員  それもある。 ○毛利委員  荒井委員の御指摘がちょっとわかるのが,私の家が国領なので,近くに公民館は無い。地域の団体などが色んなイベントをやったりとか,中には講習会みたいなものもあるといえばあるが,そういう情報というのは最近調布市ではちょみっとという地域の活動やイベントの紹介をしているサイトがあるが,ちょみっとは地域の団体の活動しか載っていない。その地域の団体というのは自治会や地区協議会である。公民館は生涯学習の方でまた別ということではないと思うが,ここには公民館の情報は場所すら載っていなくて,イベントについても載っていない。  例えばそういう地域で何があるのか,元々ちょみっとは例えば小学校区で自分の最寄りの学校区域のイベントは何があるか等検索機能が結構充実している。でも自治会や地区協議会のイベントとかがメインで出てきてしまうので,そういう所の横の連携がうまくとれるともうちょっともしかして公民館の活動なんかも展開できるのではないかと思った。  あともうひとつ,先ほど西牧委員と進藤委員が仰っていたが,そこから始まって社会教育の輪が広がっていくというのは本当に子育て世代であり,その年齢を超えると興味というか必要性が薄れてしまったりするので,ある団体をいつまでも長く続けるというよりは,どんどん新しいものができてくるような,そういう活動というのも素敵なのだと聞いていて思った。その核になるのは公民館なのであれば,折角なのでもっと多くの人に知ってもらうと良いということではないか。 ○荒井委員  ありがとうございます。 ○進藤委員  西部公民館は西部児童館の2階にある。子育てセミナーをやるときには西部公民館の職員が子育て広場という小さな赤ちゃんを連れてくる所に行ってビラを配って,ちょっと元気がないようなお母さんに声をかけたり,宣伝しているので,毎年10人以上集まっている。そこに来るということは歩いて来ることができる近所の方なので。やはりそういう類の広報の仕方も必要かもしれない。 ○毛利委員  そういう点で言うと児童館のイベントとかもちょみっとには載っていない。児童館は乳幼児の子育てサポート等色々な活動をしていて,お子さんが生まれたての御家庭に多く知ってもらうと良いと思う。皆さんがどうやって情報収集しているのかもわからない。 ○進藤委員  最近の母親たちは皆スマホを持っていらっしゃるから,子ども達が寝たあとに何かないかなと探す可能性は高いと思うので,そうやったときに横断的に検索できるようなものがあればいいなと思う。 ○篠﨑議長  その横断的にやるようなものというのは,行政は全然考えていないのか。 ○事務局  ちょみっとについてはこちらもあまり詳しくはないのだが,市の広報については調布市はかなり網羅的に情報を載せている。子育てに関するページや公民館は公民館でそれぞれコーナーをとっており,社会教育施設ごとに情報を出すページもある。また,市報に掲載した情報は必ずホームページにも載せるようにというところを徹底しているため,他市に比べれば市が行っている事業についてはかなり情報はまとまって出ていると思われる。  ただ,ちょみっとのような市民の方の活動というのは市報にはなかなか載ってはこないため,両方見て頂く必要はあるのではないかというところではある。 ○進藤委員  例えば,私は石原に住んでいるが,石原,子ども,イベントと検索してもなかなかヒットしない。市のホームページの中で探すのはすごく大変である。だからそこを子ども,イベントだけでバーッと出てくるようになると良い。これからの時代はそういうことができると良い。確かに子育てで入って,児童館を見る,児童館で何かやっていそうだということを自分で知っていればそれができるが,漠然と検索すると出てこない。障害の制度やイベントもそうだが,そこに入ってうまく探す方法を知っていれば絶対に載っているのだが,キーワードで検索してもなかなか出てこない。なので,探すのが難しい。私自身も誰かに教える際にここに載っているというだけじゃなくて,ここをこうしてこうしないと辿り着けないと言われることがある。検索してすぐ出てくるというのがあると良い。ちょみっとはそういう意味ではハードルが低い。 ○毛利委員  小学生のお子さんがいないとわかりづらいかもしれないが,そもそもちょみっとの中では小学校区で検索ができる。情報を掲載するときも,どこの小学校区に関連がある情報かを登録して掲載しているため,最寄りのイベントが確認できるようになっている。  ネット検索の時代の不便なところは,最寄りというキーワードが難しいところである。 ○進藤委員  町や地域で検索してもなかなか出ない。調布市で検索すると市全体ものになってしまい,広く出過ぎてしまう。 ○毛利委員  そこがうまく引っかかれない人がもしいるとすると,情報にたどり着くのは難しいと思う。 ○進藤委員  調布市がお金を出しているコサイトというサイトがあるが,あそこを通じるとたくさん出てくる。私も放課後デイの情報を探すときに他のデイの情報はそこから見ている。すごくわかりやすく載っている。そういうことさえ知っていれば,もしかしたら出てくるのではないか。 ○篠﨑議長  貴重な情報ありがとうございます。その件は今の情報をまた活用していただき,使いやすいものにしてほしい。 ○事務局  広報課に伝えさせていただく。 ○篠﨑議長  ほかに意見のある方はいらっしゃるか。無ければ次の議題とする。 (3) 協議事項  次期調布市社会教育計画について ○事務局  次期調布市社会教育計画についてだが,資料がいくつかあるため確認をさせていただく。(資料5-1から5-5まで確認)前回,1月17日に実施した,令和4年第2回臨時会社会教育委員の会議において,パブリック・コメント手続や市民意見交換会の報告をさせていただいた後,市民からの御意見について議論いただき,表現を一部修正するなどして,資料を整えた。そのほか,最終的に庁内の関係部署の確認を経て,パブリック・コメント実施時以降の修正点は,資料5-1の下線部分である。これを踏まえ,1月17日以降の主な修正点としてはまえがき部分,こちらはパブリック・コメントには出していなかった部分だが,直近の中教審の議論を反映した。その他には文言の整理を行った。計画上の文言修正に伴い,パブリック・コメントの記載についても一部修正をした。  次期調布市社会教育計画の案について,令和4年5月以降のお忙しい中,多大な御協力を賜り議論を進めていただいた。社会教育委員の皆様ご協力ありがとうございました。社会教育委員の会議での議論は本日を持って終了とさせていただき,今後教育委員会へ議案として提出し,策定する予定である。以上,御確認を願う。 ○篠﨑議長  それでは皆様の御意見を色々と伺っていきたいと思う。いかがか。一応今日で終了というか,一区切りという状況である。 ○進藤委員  資料5-2の7ページにあるNo.18に対する市の考え方の6行目に特別支援教室とあるが,特別支援学級ではないか。学校教育法上の言葉も特別支援学級であるはずだ。 ○事務局  御指摘ありがとうございます。 ○篠﨑議長  他にはいかが。最終の確認ともなると少し気が重いが,よろしいか。今回は少し期間が短かったということもあり,次回はもう少し期間を考えた方が良いように感じる。  では次の議題とする。 (4) その他 ○篠﨑議長  令和5年1月17日開催の令和4年度第2回臨時会調布市社会教育委員の会議における情報共有事項社会教育関係登録団体活動事業補助金交付実績推移について,補足で説明があるとのこと。事務局に説明願う。 ○事務局  前回の令和4年度第2回臨時会調布市社会教育委員の会議における情報共有事項,社会教育関係登録団体活動事業補助金交付実績推移について,令和2年度の補助金対象事業の実施状況につき,新型コロナウイルスの影響で中止となった場合でも,その準備の費用のうち補助経費と認められるものについては補助金の対象として交付を行っているとの説明をしたが,こちらについて補足させていただく。なお,実施時期の状況により開催形態の変更や,規模を縮小して実施した団体もある。  アカデミー愛とぴあの短歌大会・俳句大会は開催形態を,たづくり会場での対面形式から,紙上開催に変更して実施した。  調布市公民館・文化会館たづくり利用者会議のたづくりまつり2020は開催期間を6月13日(土)・14日(日)の2日間に短縮し,規模を縮小して開催した。  調布フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会については,準備・練習等に係る補助対象経費が,算出の結果2万円以下であるため,交付無しの中止として扱い,事業廃止届を10月28日に収受した。  令和4年度第2回臨時会調布市社会教育委員の会議にて,篠﨑議長から御質問があったぷちぷちの調布市民文化祭演劇祭参加作品については,令和2年度の市民文化祭は,中止ではなく,展示と発表ともにオンライン配信で開催していた。ぷちぷちが補助金対象事業として参加した演劇祭は,11月上旬にグリーンホール大ホールにおいて無観客で実施され, 11月22日から動画配信された。  調布市青少年吹奏楽団の定期演奏会は中止となり,前回の第2回臨時会での説明のとおり申請及び交付はされていない。  調布フィーリングアーツのダンス&バレエライブについては,事業は開催中止となったが,開催準備に要した補助対象経費を審査対象として令和2年度に限り交付した。  調布さくらウインドオーケストラの定期演奏会については,事業は開催中止となったが,開催準備に要した補助対象経費を審査対象として令和2年度に限り交付した。説明は以上である。 ○篠﨑議長  質問等はあるか。無ければ次の議題とする。  社会教育委員による地域課題に関する調査研究について ○事務局  前回,1月17日に実施した,令和4年第2回臨時会社会教育委員の会議において, 地域課題に関する調査研究のテーマを話し合った。その中では,宮下副議長から「調布市にどのような問題があるか,様々な課題に広げていくことが良いのでは」との御意見があり,委員の皆様から「ひとり親家庭の貧困の現状」や「地域での声掛け運動」について,「大学生に社会教育についての考えを聞いてみたい」「地域学校協働本部について」といった話題があったほか,話を聞いてみたい方として,具体的に武蔵野大学福祉社会学の渡辺裕一先生やしんぐるまざあずふぉーらむの赤石代表のお名前が挙がった。  会議後,委員の皆様に御意見を伺ったところ,篠﨑議長と進藤委員から御意見があったため,お二人からそれぞれ御説明をいただき,今後の方向について話し合っていただきたいと思う。 ○篠﨑議長  地域課題に関する調査というのは当然色々となされていらっしゃると思うが,調布市の中でやはり他とはまた違った意味で問題があるとか,そういうことがある意味これから先重要ではないかと思う。先ほどの公民館の話もそうだが,公民館が日本中に出来上がって 70数年経っている。ただ,その中で社会状況がこれだけ複雑に変わってきているというこのことが,やはり一番大きな問題ではないかと痛切にこの頃感じる。と言うのも,社会教育の関連の色々な大会やそういう所に行くと,もう従来の社会という概念はもう全くの別物であるとつくづく思う毎日である。やはり社会教育の中でも社会というものを我々はこれからどういう風に考えていくのかというあたりをもっと詰めなければいけないのではないか。そして,公民館にしてもそうだが,従来の公民館というイメージと,70数年前から面々と続いてきているものもある。これから先さらに複雑化,多様化する社会において,この社会教育がもっと確実な重要な任務を果たせるという状況させるにはやはり,社会教育の社会の部分を我々で考えて詰めていかなければいけないのではないかというのが1点である。  それから,高齢者の社会教育関連団体の活動サポートというのをしていく必要があると思う。これは当然ながら,長寿になっていくわけでありその長寿になっていって私の母もそうであったが,施設に入ってしまうということが起きやすい状況になって,そういう状況になって例えば母の場合だと10年以上入っているという状況になる。そうするとやはりどう考えても人生その10年はどういうことなのかという風に思う。だからできるかぎり老人のそういうサポートと言うか。これを今後社会教育の中でも重要なポイントになるかというのが2点目である。  その部分に関して言うと,施設ではなく独りで生活される方が多くなった。これは海外の友人と話をすると,海外はやはり大家族ではないけれども,結構家族がいる中で老人がいることが多いが,日本は核家族的になってきている。私が35年ほど前に中国に行ったときには例の一人っ子政策で中国の家庭というのはもう全部核家族という状況だった。だから私が演劇公演を向こうでやったときに,花岡青洲の妻という有吉佐和子さんが書いた本を1本文学座というところがやって,私がまた別のものをやったけれども,その時に日本ではその嫁姑の戦いは必ず皆が分かるものだったが,北京でそれを上映したときに主役が杉村春子さんだったが,1幕が終わったら半分の客が席を立って帰ってしまった。我々はスタッフとキャストを合わせて日本人が100人くらいいたが,口を開けて驚いた。北京初日は3幕あるうちの1幕でどっとお客が帰っていった。それほど核家族の生活の中では,嫁姑の争いの問題は一切わからない状況だった。これだけ変わってしまうということが今私は自分も含め老人になってくる社会の中で,老人たちの中のひとりの老人というのがいろいろ話を聞いていると,なんだかその時代にダブってくる。だからひとりの独居老人というのが,やはり幸せになっていく方法がなにかあるのではないかとのを痛切に感じる。そこには社会教育のひとつの領域がある気がする。というのが2つ目である。  3つ目は少子化問題の社会教育への影響だが,社会教育としての少子化に対する考え方。特にこれは先ほども少し出たが,家庭教育という部分のところ。このところを掘り起こしていくと,何か答えが出てくるような気がする。それには今,専門の方々も色々なことを仰っているので,そのあたりにアイディアがあるのではないかという風に感じているところである。  それから,4点目は同じことだが,家庭教育に踏み込めないという状況があって,ここはどうしても重要な問題なんだけれども,我々としてはなかなか議論できないという部分がある。本当に今の小学生にしてもそうだが,その地域の大人との関係というのがだいぶ作れない状況だと思う。昔は全くそうではなくて,大人と地域の子どもというのは密接と言うか,雁字搦めになっていた部分もあるが,今はもうほとんど希薄になっているし,同時に物騒な世の中になってきたので,もっともっと個人情報を隠していくような時代になって,そこらあたりの繋がりというのは薄れたのではないか,ここは考えどころだと思う。  それから5点目に,大学との連携について地域が盛んにやっており,私も大学で教鞭をとっていたが,大学はそこまで地域と結びついていく施設にこれからなっていくのかという疑問がある。大学というものと地域というものはなかなか両立しないような気もする。それもひとつ考えどころかと思う。確かに行政の側から見ると大学というのはそこに存在する,そしてそこで知識や教養など色々なものがある。だから社会教育と結びつきやすいという風に思うのだろうけれど,現場でずっとやっていた私としてはそれはまた別かと,やはり研究やそれぞれが持っているものをやっているので,大学というところがそれを果たせるのかどうかというのは疑問があり,また別のところにそういうものがあっても良いのではないかと感じる。  最後に6点目だが,今の委員会の会議の数,これを皆さんどう思うかわからないが,これを月1回の会議にしてはどうか。つまり報告事項やら色々あって,ここでこれだけのメンバーが集まってきて,色んなことを考えていらっしゃるわけで,ここで協議あるいは審議するという時間をもう少しとれば,もっと実のあるものになるのではないかと思うがいかがか。進藤委員,御意見が色々とおありかと思うが。 ○進藤委員  前回突然言われたので,ひとり親家庭の話が出ていたため,しんぐるまざあず・ふぉーらむの話をまず出したということと,それから,社会教育の武蔵野大学の渡辺裕一先生については,社会教育をずっと研究されていて,地域の居場所や高齢者の方たちが孤独にならないようにといったことを研究されているが,この方の講座を調布市の障害福祉センターの講座で福祉職の方向けの,高齢支援の方だけでなく,地域と関わりのある福祉職向けのものだったが,内容が例えばがんで療養している方や,高齢で寧ろ介護される側の方でもいつも例えば公園のベンチで日向ぼっこしていて,いつも来る人が来なかったら,おかしいと気が付ける。その気が付きを誰かに伝えて,ということができれば,ここで見守りのインフラが発生するというお話だったため,つまり自分が介護されるばかりではなくて,自分もその地域の一員として存在する,役に立つというような感覚だったため大変新鮮で,元々はサークル活動や公民館活動をやっていて,その定期的に会う人達の中で相談し合うとか,その人達のひとりが倒れたらごく自然にみんなが助けるみたいなことが今までは行われてきたと思うが,なかなかそれが難しくなっていたり,コロナでさらに難しくなっているので,世話をするという程じゃなくても,見守りというか声をかける人と声をかけられる人は互いに見守り合っているというのがベースにあるテーマで,そこに,その地域に一緒に生きていて,例えばどこかに行くときに会うとか,お店に行くとか,お店の人は「いつもこの人は牛乳を買いに来るのに今日は来ない」とか,そういうようなことに気が付くことが見守りだというようなお話であり,誰でもできるということと,そういうことを啓発していくということもできるかもしれないと思ったため,ここに例として出させていただいた。 ○篠﨑議長  ありがとうございます。皆さんの御意見を色々と伺いたいのだか,いかがか。毛利委員はどうか。 ○毛利委員  篠﨑議長のお話を伺って,社会教育というか人とのつながりということなのかと思う。先ほどの研修の話でもあったが,つながりたいと思う人は実はたくさんいるのだけれど,それがどうやったらつながれるのかとか,どういうことにしたらつながれるのかというのがうまく伝わっていなかったり,あとは現代だったらこういうつながり方があるということがうまく伝わっていないので,ご年配の方でももしかしたらもっとインターネットやテレビ会議を使って,お友達とお話できたら,子ども世帯と一緒に引っ越しても良いとか,何かそういうつながりというか社会参加がもっとできれば,もうちょっと社会がうまく回っていくのではないかと感じた。そういうところのサポートを今後無理なくサポートしていける社会教育というのができたらいいと思う。  ただ,すこし漠然としているため,そういう点で皆さんで考えるということで,会議数は増えても良いと思う。まだまだ練っていく必要があるかと思う。 ○篠﨑議長  ありがとうございます。田村委員はいかがか。 ○田村委員  委員会の回数が増えることは構わないと思う。地域課題ということを私なりに考えたときに,たとえば地域学校協働本部活動を例に取ると、調布だけに限ったことではなくて,他地区においても自分の後に続くコーディネーターがいないので苦慮しているというコーディネーターの方が増えてきていて,同じように地区協議会とか,健全育成委員会の方たちからも聞くことだが,自分達の代わりに次に引き継ぐ人がなかなかいないということがある。また、学校運営協議会をこれから立ち上げるときも多分そうだと思われる。人材の発掘や育成をどう支援していったら良いのかというところである。  あるまちづくりの会から私のところに相談があったのだが,まちづくり協議会の委員を輪番制でやっているところもあるみたいである。そうするとなかなかうまく回っていかないらしい。1年ごとに変わるとなったら,あるまちづくり協議会が何をしていこうかという時になかなかそれが定着していかないという。そういうところはどうしたらいいのかということなのだが,この会議で何か目当てが見つかるのかどうかもわからないが,そういうこれからますます高齢化社会になったときに,本当に担い手がどうなってしまうのかという感じはしている。 ○篠﨑議長  ありがとうございます。福田委員はいかがか。 ○福田委員  先ほど毛利委員が仰っていたように,人とつながりたいと思っている方はおそらくたくさんいるとは思う。先ほどの小さい赤ちゃんがいらっしゃる方がつながったことで,プラスに働いたみたいなこともある。その気持ちが,子どもが小学生になったり中学生になったり大学生になっても母親たちがその気持ちを持ってというのも変だが,そういう気持ちがあればおそらくその情報のことも,掴もうとするので,こちらが発信したことを広く発信しなくても,一番身近な地域の中でキャッチしてくれると思う。結局そういう想いはあっても,時間が無いとか,今さっき田村委員が仰ったように私もまさしくその中にいて,地域コーディネーターを第八中学校でやっていて,次の人がいないという状況もあって,とにかく人材の確保ももちろんであり,若い世代がTwitterなどでの情報発信の仕方を知っていると思うので,そういう人達を巻き込んで,社会教育というものを考えていったりするということも,これから必要にはなっていくと思うけれども,そこのところはなかなか私のこの小さい社会の中でも突破できるようなところが無いので,こういった話し合いをして,こういう風に皆さんが工夫して発信していって,色々な方にこういうことをやっているということを知っていただいて,その上で社会の中で皆で生きていくというようなことができれば。理想みたいな話になってしまうが,なかなか皆さんのような社会教育に関わる場が少なかったため,聞くばかりになって申し訳ないが,個人的には聞いていてそういう気持ちになった。 ○篠﨑議長  ありがとうございます。西牧委員はいかがか。 ○西牧委員  私は社会教育委員を引き受けて会議に参加しているときに,やはり年間で必ず報告しなくてはいけないことや決めなければいけないことがいつも決まっていて,それが時間のかなりを占めているということは感じていた。だからそれを圧縮できないのだとすると,やはり新しい試みを話し合うとか,今あるやり方を変更する話をする気は起きないと正直思っている。ただ,今私自身が昨年火曜日に大学の授業だったため,結構長期の休みのときでなくては来ることが出来ないため言えず,来年度は何曜日になるか未定なのだが,もし同じ火曜日だとするとかなり重なってしまうので,出られない身として言うのもなんだが,もし絶対やらなくてはならないもの,今日も二十歳のつどいはいつもの報告があるように,必ずあるもののなんというか量が結構問題なので,その後に意見を言うのは大変である。もし意見を言う場があるとすると,やはり年間のテーマを打ち立てないと言いっぱなしになってしまうため,例えば公民館に今まで足を運んでいなかった人が足を運べるにはどうしたらいいのだろうみたいな問をまず立てておいて,年間でやっていく必要があるのではないかと思う。  もうひとつ社会教育のことで考えると,ふたつあると思っている。多分ドイツの言葉だと思うのだが,ひとりの人間の一生の基盤は日本だとふたつであり,家庭と職場である。しかしドイツではそこに地域といれて,三本足であるといったような言葉を言っていた。でも,自分は地域の人であるという意識が皆にはあまりなく,大学生なんかも「地域の方々がここに来て下さるのは」と言うが,自身も地域の人であると,自分も地域で生きているということを自覚した途端,それこそが大学生が学校にボランティアに入って来る。  それともうひとつは,成長するというのもキーワードだと思う。だから高齢者は地域で生きていたい,皆とつながってもらいたいというのがあるかもしれないが,地域の学校に行く子どもと高齢者の間の人は職場の方が強く,しかも多忙だと思う。でもそこで貢献するだけではなくて,何かが得られるという魅力を作らなければ駄目だと思う。そこは知恵の出し合いで。その得られるものが金銭的なものではないので,おそらく人とのつながりが豊かになることが自分の成長なのではないかという風に考えると,そこを上手に具体的なところに落としていける。問題意識としてはそういう風に思っているが,現実となると広すぎるので,もう少し狭いターゲットで考えると良いのではないかと思う。 ○篠﨑議長  ありがとうございます。荒井委員はどうか。 ○荒井委員  自分への成長というと,私もいろんなことに参加して関わることで自分が少しでも成長できれば良いと思って今までやってきたけれども,多分そういう風な考え方自体に変化が起きているというか,息子たちを見ていて思うことがあったり,周りの若い世代の人達を見ていて思うのは,私が思っているつながりというものの意味合いと,彼らが思っているつながりというのがちょっと違うのではないかということである。というのも,SNS上の例えばTwitterやInstagramをしていて,相手を全然知らないのだけれど,そういうところで共感してもらって「いいね」みたいなことを言ってもらえると,それだけでちょっとつながれたような気持ちになっているところがある。  自分が思うつながりはどこかへ出て行って,皆で何かひとつのことに向かって取り組み,そしてそれを終えたときに色んな想いを共有したりとか,そういうところで心がつながったというのを感じる。そこのそもそものラインが違うのではないかと思った。篠﨑議長が最初に仰った社会教育で言う社会というものの,今と昔の違い,やはりそこを考えるというか,そこがもう違うのだということを思いながら,これから社会教育に関わっていかなければならないのかと思った。  ずっと自分の中でじたばたしていて進んでいかなくて,私は健全育成の任期を3月で終えるので,次を探している最中だけれども,自分の地区は他の地区に比べておそらく世代交代ができていて,わりと若い人達はたくさん40代50代で固まっている感じではあるが,それでもやはり会長となると,色々なことに関わりたいけれど会長になるのはちょっと,という感じの人が多い。そこがうまく次につながっていかない部分だとじたばたしながら,いろんなことを社会教育委員になって改めて考えてみると,先ほど言ったような結論に至るのではないかというところである。 ○篠﨑議長  ありがとうございます。新田委員はいかがか。 ○新田委員  議長が世の中ずいぶん変わったと仰ったのが実感あるいは本心だとして,今回の社会教育計画の出だしは社会教育に関わる市の基本的な考え方は変化していないと捉えとある。なんだったんだと。  実は私事だが,昨年12月に印刷の本を出版した。調布市教育委員会の後援をいただいているものである。教育委員会の方から全校長先生30人に配付済であり,田村委員もお持ちかと思う。今回も持参しており,事前に事務局には渡してあったが,社会教育委員の会議の場では配れないため,自分で配るようにとのことだったので,この会が終わったらお配りする。配るというか,私なりに日本人がこの地球上で幸せに生きていくためには日本という国を一体どういう社会構成に持っていったら良いのかという日本の針路という表題で書かせていただいた。  提案だが,事務局から拒否されたため,この委員会の中で私がこのことについて発言することは控える。したがって,議長がやりたいと仰っている調査研究はこの議題から外して欲しい。今日であれば,3番目までやったらこの会を閉じましょう。そして,プライベートな議長の会をその後やっていただいて,皆さんの忌憚のない話をするということであれば,そこで私は私なりの意見を言う。この会を倍にしても良いのだが,この議題を2回に分けてやるだけの話である。だからこの会はこの会で今まで通りで,その合間合間に委員会ではなくプライベートな議長のフリートーキングな会を開催していただければ,私なりに意見をそこで発表させていただく。 ○篠﨑議長  承知した。宮下副議長はいかがか。 ○宮下副議長  議長と進藤委員からの提案をまず承って,全体をまとめるような構造がまだ全然自分の中でできていないけれども,キーワードとしてはひとつは家庭という問題があり,そこで行われるその家庭教育ということに目配りをしていきたいというのがひとつあると思った。それからもうひとつはやはり地域ということで,個人がいて,そこに家庭があり,その周りに地域があり,さらにその外側というかそれらを含むような形で社会全体があり,ひょっとするとその外側に更にグローバルな社会というものがあるのかもしれないと,構造づけて考えると,個人に一番身近な部分は家庭ということと,それを取り巻いている地域ということにこの委員会の中では割合関心が強いと感じた。  こういう調査研究は何が問題なのかということを見出す部分と,その問題が見えてきたところでどういう風に解決に向けて動き出すかという部分があるのではないかと思うが,今議長がなさりたいと思っているのはどちらかと言うと問題の掘り起こしの部分であり,それを社会教育委員の会議だけではなく,広く,調布市の市民の皆さんに投げかけて,それを一緒に考えていくような場を作っていく,それが社会教育的な活動になり,調布市の社会教育がますます発展していくということにつながっていくのではないかという風に思った。  新田委員が仰ったように,委員会の場に限っての議論であれば,本当に委員の間の意見交換という話に限られてしまうわけだが,例えば傍聴に来ていらっしゃる方々であったり,もっと広く市民の方々,そこまでいったら公民館の関係の方がいたり,図書館の関係の方がいたりということがあるのかもしれないけれども,そういう広く社会教育に関して議論するような場を社会教育委員の会議が音頭を取って作っていくというのが,議長の考えておられるような地域課題について討議していく方向性なのではないかという風に感じた。まだ全然まとまりが無いけれども,お話を聞いていて感じたのはそういうことである。  もうひとつは議長も少し強調されていたが,我々の世代ともっと若い世代の方々との間で,例えば家庭にしろ地域にしろずいぶん感じ方が違うところがあるのではないかと思う。例えば家庭のことを考えて,自分は核家族だけれども,私自身は地方で大家族の中で育ってきた経験を持っている。次の世代の私の子どもたち,あるいは孫たちの世代は,初めから我々の核家族の下で育ってきたということがあるわけで,いわゆる核家族第一世代と第二世代のような形で,家庭や家族についての捉え方自体がずいぶん違っている可能性がある。それをどうクロスさせ,何らかの共通項をもし必要であれば見つけ出し,それを共有していく,ということにつなげていく必要があるのではないかということで,ますます社会教育委員の会議の範囲だけではなく,広く意見をお聞きしたり投げかけたりするような場が必要なのではないかということを感じた次第である。 ○篠﨑議長  こういう形で皆さんの御意見を伺って,これからもうひとつこれを詰めて色々とやっていければと思っている。言ってみれば,先がなかなか見えてこないけれども,その先が見えてこないということでそれぞれが工夫する以外にまずは議論の進め方が無いのではないかという風に思う。次回のところでまた少し進めれば良いのではないかと思う。  次回日程はいかがか。 ○事務局  次回の日程は令和5年3月22日(水)である。火曜日が祝日のため,水曜日での開催となる。午後1時半から文化会館たづくり1002学習室での開催を予定している。 ○篠﨑議長  では次回ということで最後に宮下副議長から。 ○宮下副議長  本日は皆さんありがとうございました。社会教育計画が一応社会教育委員の会議の場では案が決定したということで,この後教育委員会の方の手続に入ることになるかと思う。我々としては先ほどの議論とも関わるけれども,この次の4年間の間に,どういう風に社会教育を盛り上げていくことができるかというのが次の課題になるでしょうし,4年間の活動を通じて更に次の社会教育計画を立てるところにどういうものがそこに反映されていくか,この先4年間の我々の活動の意味がそこに集約されるのではないかという風に思う。  また新たな段階に入るけれども,ますますの御協力をお願いしたいと思う。さらに言うと,都市社連協の会長市ということで,来年度はまた忙しいことになるかと思うが,その点でもぜひ皆さんの力を結集させていただければと思っている。 4 閉会 ○篠﨑議長  それでは閉会とする。 19