調布市総合交通計画改定版、素案 目次 序章、総合交通計画の改定に当たって、1ページ 第1節、調布市総合交通計画の改定経緯、1ページ 第2節、計画の位置付け、2ページ 第3節、計画の期間、3ページ 第4節、対象区域、3ページ 第1章、調布市の現状と動向、5ページ 第1節、人口と土地利用、5ページ 第2節、産業経済、11ページ 第3節、調布市における移動の状況、13ページ 3.1、移動の状況、13ページ 3.2、昼間人口と夜間人口、18ページ 3.3、移動の手段、21ページ 第4節、調布市の交通環境、29ページ 4.1、鉄道、29ページ 4.2、バス、30ページ 4.3、道路、自動車、33ページ 4.4、自転車、37ページ 第5節、調布市におけるまちづくりの動向、40ページ 5.1、中心しがいちのまちづくり、40ページ 5.2、環境に配慮したまちづくり、41ページ 5.3、バリアフリーのまちづくり、43ページ 第2章、総合交通計画の基本的考え方、45ページ 第1節、市民等のニーズ、45ページ 1.1、アンケート調査の概要、45ページ 第2節、社会情勢の見通し、46ページ 2.1、しょうし高齢化の進行、46ページ 2.2、まちづくりの動向、46ページ 2.3、環境負荷の軽減に向けた動向、47ページ 2.4、新たな技術の活用に向けた動向、47ページ 第3節、現状の課題の整理、48ページ 第3章、基本目標と施策体系、51ページ 第1節、基本目標、51ページ 第2節、交通施策の基本方針及び基本交通施策、53ページ 2.1、基本方針、53ページ 2.2、基本交通施策、55ページ 第3節、重点施策、56ページ 3.1、重点施策の概要、56ページ 3.2、重点施策の内容、57ページ 第4節、施策実施方針、64ページ 第5節、成果指標の設定と目標水準、91ページ 5.1、成果指標の見直し、91ページ 第4章、計画の推進に向けて、93ページ 第1節、施策展開の具体化と推進方策、93ページ 1.1、施策展開の具体化と個別計画への反映、93ページ 1.2、推進方策、93ページ 第2節、計画の進行管理、95ページ 2.1、計画の評価、検証、95ページ 2.2、計画の推進に向けた協働体制の確立と市民参加、96ページ 資料編、97ページ 第1節、市民等のニーズ、97ページ 1.1、アンケート調査の概要、97ページ 1.2、市民アンケート調査、98ページ 1.3、来訪者アンケート調査、104ページ 1.4、特定世代アンケート調査、108ページ 1.5、障害者アンケート調査、112ページ 第2節、成果指標の算出方法、114ページ 1ページ 序章、総合交通計画の改定に当たって 第1節、調布市総合交通計画の改定経緯 調布市では、調布市都市計画マスタープラン(注)及び調布市地域別街づくり方針の交通部門を補完し、目指すべき将来像や将来都市像などを実現するため、今後実施すべき交通施策の基本方針を示す調布市総合交通計画を平成23年4月に策定しました。 計画策定から10年以上が経過する中、次のとおり、調布市の交通をめぐる環境に変化が生じています。 かっこ1、中心しがいちにおける京王線連続立体交差事業の完了 平成24年8月の京王線の地下化に伴い、調布、ふだ及びこくりょう駅周辺に新たな都市空間が創出されました。交通円滑化のほか、にぎわいや交流、うるおい、やすらぎのある空間の創出等に向けて、調布駅前広場や鉄道敷地を段階的に整備しています。 かっこ2、総人口減少、高齢者人口の増加 日本全体では、人口の減少、しょうし高齢社会を迎えていると言われ、現在微増傾向にある調布市の総人口もれいわ12年をピークに減少すると見込まれています。 一方、調布市の高齢者人口は引き続き増加傾向が見込まれています。これにより、調布市の高齢化率は今後上昇すると予測されています。 かっこ3、新型コロナウイルス感染症拡大による公共交通機関への影響 新型コロナウイルス感染症拡大に伴うテレワークの普及等により生活様式が変化したことにより、公共交通機関の需要に変化が生じ、需要に応じたダイヤ改正が行われました。 かっこ4、ゼロカーボンシティ宣言の実施 脱炭素社会の実現に向けて、環境配慮型車両の技術開発が進められているほか、自転車や徒歩等の環境に配慮した交通手段への転換も益々期待されています。 また、調布市及び調布市議会は、共同で、ゼロカーボンシティ宣言を実施し、これまで以上に地球温暖化対策に取り組む必要があります。 かっこ5、デジタル技術の進化 急速なデジタル化の進展と併せて、移動の効率化等のためのマース等の考え方のほか、交通事故の削減や高齢社会における移動支援などで有効とされる自動運転等の技術開発が進められています。 かっこ6、エスディージーズを掲げた動きの活発化 国連が、誰一人取り残さないことを理念としたエスディージーズ、かっこ持続可能な開発目標を掲げており、日本においても取組が活発化しています。調布市においてもエスディージーズの目標を踏まえた取組が求められています。 これら、今後予想される社会情勢や市民ニーズの変化に対応した内容に見直すため、調布市総合交通計画を改定するものです。 (注)次期都市計画マスタープランは、現在検討中であり、その内容と整合を図りながら策定していきます。 2ページ 第2節、計画の位置付け ほん計画は、調布市の最上位計画である調布市総合計画、かっこ基本構想、基ほん計画(注)のほか、調布市の都市計画の基本的な考え方を示す調布市都市計画マスタープランに基づき、定めています。 また、調布市の関連計画や、くに、東京都の関連計画と整合、連携を図りながら、取り組んでいきます。 図、総合交通計画の位置付けは省略します。 (注)次期調布市総合計画は、現在検討中であり、その内容と整合を図りながら策定していきます。 3ページ 第3節、計画の期間 ほん計画は、れいわ12、かっこ2030年度を目標年次としています。 なお、ほん計画における施策は、短期、かっこ、おおむね5年と中長期、かっこ、目標年次又はそれ以降も継続的に検討を行うに分けて展開していきます。 短期として位置付けた施策は、市の緊急的な課題に対応した施策、既に事業計画に位置付けがある施策のほか、現在検討が進められていることを示しています。 また、ちゅう長期として位置付けた施策は、総合交通計画の基本目標の実現に向けた具体的な準備を進めながら、取組を展開していくことを示しています。 4ページ 第4節、対象区域 ほん計画は調布市全域を対象としています。 図、対象区域は省略します。 5ページ 第1章、調布市の現状と動向 第1節、人口と土地利用 かっこ1、長期的な人口と高齢化の動向 緩やかに増加してきた調布市の人口は、れいわ12年の約24万2千人をピークに減少に転じることが予測されています。 年少人口、かっこ0歳から14歳まではれいわ4年を、生産年齢人口、かっこ15歳から64歳まではれいわ7年をピークに減少し、一方、高齢者人口、かっこ65歳以上は今後も増加傾向が続く見込みです。 また、高齢化率は、21.7パーセント、かっこれいわ4年10月1日現在であり、今後も上昇すること及びれいわ35年に約36パーセントになることが推測され、3人に1人が高齢者となる時代が到来すると見込まれています。 こうした人口構造を踏まえた、移動しやすい交通手段の提供や移動環境の整備が必要です。 図、調布市における人口及び高齢化率の推移と将来人口及び高齢化率は省略します。 6ページ 平成24年とれいわ4年の町丁目別の人口を比較すると、多くの地区で人口が増加しています。大規模な集合住宅の新築、解体があった地区では、500人以上の増減が確認できます。 今後も人口動向に注視し、公共交通ネットワークの見直し等の対策を検討する必要があります。 図、町丁目別の人口増減、かっこ平成24年とれいわ4年は省略します。 7ページ 町丁目別の高齢化率は、地区によって大きな差があります。 昭和30年代に開発された大規模団地の多摩川住宅がある染地3丁目のほか、深大寺東町5丁目、8丁目などにおいては、高齢化率が30パーセントを超えています。 一方、近年、大規模集合住宅が新築された地区では、高齢化率が低くなっています。 各地区の特性を踏まえ、だれもが利用しやすい交通環境を整備していく必要があります。 図、町丁目別の高齢化率は省略します。 8ページ かっこ2、鉄道駅を中心としたコンパクトな都市構造 鉄道駅周辺では、人口が集積しているほか、商店街や大規模小売店、病院等の多くが立地しています。 このようなコンパクトな都市構造を生かした交通施策を展開していくことが重要です。 図、町丁目別人口密度と市内の各種施設分布状況は省略します。 10ページ かっこ3、土地利用の状況 ちもく別の土地利用面積の構成比をみると、田畑や山林等の減少により、宅地の増加が進み、宅地が全体の85.7パーセント、かっこれいわ2年1月1日時点を占めており、人口が増加する状況にあります。 図、ちもく別土地利用面積の構成比の推移は省略します。 11ページ 第2節、産業経済 かっこ1、第2次産業から第3次産業への転換が進む 調布市の従事者の産業別内訳、かっこ平成28年現在では、第3次産業が全体の約91パーセントで最も多く、次いで、第2次産業が約9パーセント、第1次産業が約0.1パーセントとなっています。 また、産業別の構成比の推移を見ると、年々第2次産業が減少し、第3次産業が増加する傾向にあります。 図、従業者数の推移と従業者数比率の推移は省略します。 12ページ 製造業では、事業所数、製造品出荷額ともに、平成20年以降は減少傾向にあります。 また、商業、かっこ卸売、小売業では、事業所数、年間商品販売額とも減少しています。 図、製造品出荷額などの推移と商品販売額などの推移は省略します。 13ページ 第3節、調布市における移動の状況 3.1、移動の状況 かっこ1、外出率、平均トリップすうの低下 調布市在住者の外出状況は、平成20年と平成30年の東京都市圏パーソントリップ調査の結果を比較すると、各年齢階層で外出率が低下し、とりわけ、高齢者、かっこ65歳以上の外出率が大幅に減少しています。 あわせて、平均トリップすうも同様に全体的に減少しています。 図、年齢階層別外出率の比較と年齢階層別一人当たりの平均トリップすうの比較、かっこ移動回数は省略します。 14ページ 東京都市圏パーソントリップ調査において、調布市内は6つの小ゾーンに分けられています。平成20年と平成30年の各ゾーンの外出率を比較すると、市全体の傾向と同様に減少しており、地域による大きな差は見られません。 図、各ゾーンの外出率の比較とパーソントリップ調査小ゾーンは省略します。 15ページ 外出者一人当たりの平均トリップすう、かっこネットげん単位の推移をゾーン間で比較すると、しばさきゾーン、西ちょうふゾーンでは減少幅が大きく、他ゾーンに比べて外出者一人当たりの平均トリップすうも少なくなっています。 一方で、仙川ゾーン、調布ゾーンは、比較的減少幅が小さくなっています。 人口増加が多く、人口密度も高い地域では一人当たりのトリップすうの減少幅が小さくなっています。 図、外出者一人当たり平均トリップすう、かっこネットげん単位の比較は省略します。 16ページ 各ゾーンの居住者全体の総トリップすうの推移を見ると、深大寺ゾーン以外の仙川、しばさき、こくりょう、調布、西ちょうふゾーン、かっこ名称は便宜上のものの5つのゾーンでトリップすうが減少しています。深大寺ゾーンも他ゾーンと同様に外出率、ネットげん単位は減少していますが、人口が2割程度増加しているため、居住者全体のトリップすうは微増となっています。 図、居住者の総トリップすうの比較と居住人口の比較は省略します。 17ページ 調布市内のゾーン別の発生集中量を比較すると、居住者のトリップすうの減少もあり全体的に発生集中量が減少しています。特に、こくりょう町や染地が位置するこくりょうゾーンにおいて減少幅が大きくなっています。 図、ゾーン別発生集中量の推移は省略します。 18ページ 3.2、昼間人口と夜間人口 かっこ1、調布市民の通勤、通学先は区部が多く、調布市への通勤、通学者は多摩部から多い 国勢調査、かっこれいわ2年によると、調布市は、昼間人口より夜間人口が多くなっています。 また、平成22年とれいわ2年の国勢調査の結果を比較すると、10年間で昼間人口、夜間人口ともに約2万人増加しており、昼夜間人口比率はおおむね同程度で推移しています。 図、流出、流入人口の状況は省略します。 19ページ 調布市における通勤、通学の流動について、国勢調査、かっこれいわ2年によると、市内から市外に通勤、通学する人の移動先は、京王線及び京王線が乗り入れている都営新宿線の沿線、かっこ新宿区.千代田区、世田谷区等が多く、特に、市内から区部への通勤、通学者が全体の約6割を占めています。 一方、市内への通勤、通学者の居住地は、多摩部が多く占めています。 図、調布市の通勤、通学人口流動は省略します。 20ページ かっこ2、調布市における移動の目的別交通量の推移 平成20年と平成30年のしないない、しないがいトリップすうの総量の推移を比較すると、通勤目的以外でのトリップすうは、しないない、しないがいともに減少しており、減少量は同程度となっています。 通勤目的のトリップすうの増加の一因としては、生産年齢人口の増加が考えられます。 一方で、私事目的のトリップすうは減少しており、しないないより、しないがいのトリップすうの減少率が高くなっています。 また、業務目的の移動は、大幅に減少しており、これは東京都市圏全体の傾向と同様です。 図、しないない、しないがい交通量の推移と市内々、内外交通量の比較は省略します。 21ページ 3.3、移動の手段 かっこ1、身近な移動では自転車や徒歩、バスが中心 調布市における交通手段は、近年鉄道利用の割合が大きく増加し、自動車が減少傾向、バスが増加傾向となっています。 また、平成20年と平成30年を比較すると、徒歩の割合が増加し、自動車、自転車の割合が減少しています。 図、調布市における代表交通手段分担率の推移は省略します。 22ページ かっこ2、目的別の代表交通手段特性 調布市における移動について、目的別の代表交通手段構成を見ると、私事や通学での移動において、徒歩の割合が増加しています。 図、目的別代表交通手段構成は省略します。 23ページ かっこ3、ゾーン別に見た代表交通手段特性 ゾーン別に代表交通手段構成を見ると、鉄道駅のない深大寺ゾーンでは鉄道を代表交通手段とするトリップの割合が低い一方で、バスを代表交通手段とするトリップが多くみられます。 また、調布ゾーンでは平成20年と平成30年を比較すると、鉄道とバスの割合が増加している一方、自動車、自転車の割合が低下しています。 図、ゾーン別代表交通手段分担率は省略します。 24ページ かっこ4、移動区間別にみた代表交通手段特性 調布市ないがいの移動について比較すると、移動区間によらず鉄道利用率が上昇しており、自動車利用率が低下しています。 また、調布市内の移動では徒歩の割合が増加しています。 図、移動区間別代表交通手段分担率は省略します。 25ページ かっこ5、年齢階層別にみた代表交通手段特性 15歳未満は徒歩の割合が大きく増加する一方、自動車の割合が減少しています。 また、65歳以上では自動車の割合が増加し、鉄道、徒歩の割合が減少しています。 図、年齢階層別交通手段別構成、かっこ調布市発着トリップと年齢階層別自動車運転免許保有状況、かっこ調布市居住者は省略します。 26ページ かっこ6、鉄道端末交通の特性 鉄道駅別に端末交通手段分担率を見ると、仙川駅、つつじヶ丘駅、しばさき駅、ふだ駅、調布駅、西ちょうふ駅、とびたきゅう駅は自転車が減少傾向、徒歩が増加傾向にあり、つつじヶ丘駅、調布駅はバスも減少しています。 こくりょう駅、京王多摩川駅は自転車が増加傾向、徒歩が減少傾向にあり、特にこくりょう駅はバスや自動車も増加しています。 図、鉄道駅別端末交通手段分担率は省略します。 27ページ かっこ7、鉄道利用時の地域別の利用駅の状況 市内各地域在住者の駅利用状況として、各地域とも地域から近い駅を利用している傾向にありますが、鉄道沿線から離れた深大寺地区や染地地区などでは、調布駅を利用しています。 しもいしわら地区では、利用先の駅が調布駅、西ちょうふ駅、京王多摩川駅に分散しており、利用先の割合として半数以上を占める駅はみられません。 図、ゾーン別利用駅の状況、かっこ全端末交通手段は省略します。 28ページ また、駅までの端末交通手段をバスのみに限定した場合、深大寺北町、深大寺東町、深大寺南町及び深大寺元町ではつつじヶ丘駅の割合が高くなり、全交通手段では最寄駅を利用していた、上石原、佐須町、しばさきでは調布駅を利用しています。 京王線沿線の地域ではバス利用者の目的地が分散している又はバス以外の交通手段で駅にアクセスしているため、利用先の割合として半数以上を占める駅がない状況となっています。 図、ゾーン別利用駅の状況、かっこ端末交通手段バスのみは省略します。 29ページ 第4節、調布市の交通環境 4.1、鉄道 かっこ1、鉄道需要は増加傾向であり、今後も主要な役割を果たしていく 調布市内には、京王線、京王相模原線が通過しており、9駅があります。鉄道利用者数は人口の増加に沿って平成23年度から平成30年度まで増加傾向が続いていましたが、れいわ元年度は前年度をわずかながら下回りました。 また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、れいわ2年度、れいわ3年度は大きく減少しています。鉄道は市内と区部方面との移動の大部分を担う交通手段であり、今後も主要な交通軸としての機能が期待されます。 あわせて、鉄道駅まで徒歩で移動する人が多く、駅周辺の歩行空間の安全性にも配慮する必要があります。 図、市内における鉄道乗降人員の推移と市内鉄道駅の乗降人員、かっこ駅別は省略します。 30ページ 4.2、バス かっこ1、バス交通は市内交通や隣接市区への南北交通の軸として機能 市内には調布駅へ向かうバスのほか、三鷹市、狛江市等の隣接市区を結ぶバスも多く、バスは南北方向を結ぶ市民の身近な交通手段であるとともに、鉄道の通っていない地域の交通手段として、主要な役割を果たしています。 また、調布市では、公共交通が利用しにくい地域への対応や高齢者の社会参加の促進など生活の利便性の向上を目的として、ミニバスを運行しています。調布市内を運行するバスの利用者数は近年増加傾向でしたが、運転手不足や新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、一部の路線を減便しています。 公共交通ネットワークの維持のため、効率的で利便性の高いバスネットワークを構築するほか、小型モビリティの導入などの検討を進める必要があります。 図、市内バス路線網と市内バス路線網、かっこ結節駅別は省略します。 32ページ かっこ2、調布市ミニバス 調布市ミニバスは、市内の鉄道やバスなどの公共交通が利用しにくい地域への対応と高齢者等の社会参加の促進を目的に実施され、現在、調布市内では3路線、かっこ西路線、東路線、北路線が運行されています。 運賃は大人210円、かっこ現金、あいしーともに、小人110円、かっこあいしーは105円で、シルバーパス、定期券、あいしーカードの利用が可能です。ノンステップの車両を使用しており、車両定員は36人、かっこ座席11、立席24、乗務員1です。 平成24年度以降、利用者数は90万人台で推移していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響等により、れいわ2年度は利用者数を大幅に減少し、れいわ2年11月に東路線と北路線は減便になりました。 ひょう、調布市ミニバスの事業概要、れいわ4年1月1日現在 西路線 事業開始び、平成12年3月21日、 運行経路、まる1、調布駅南口発とびたきゅう駅南口ゆき、まる2、とびたきゅう駅南口発調布駅南口ゆき、 運行回数、まる1、一日当たり27回、まる2、一日当たり26回、 運行主体、京王バス株式会社 東路線 事業開始び、平成15年4月1日、 運行経路、緑ヶ丘循環、かっこ仙川駅発着、 運行回数、一日当たり35回、 運行主体、小田急バス株式会社 北路線 事業開始び、平成18年10月10日、かっこ暫定運行、平成24年1月31日、かっこ全線運行、平成24年10月、かっこ路線再編により上ノ原循環に変更、 運行経路、まる1、上ノ原循環、かっこ調布駅北口発着、まる2、調布駅北口発都営深大寺住宅ゆき、都営深大寺住宅発調布駅北口、 運行回数、まる1、一日当たり27回、まる2、調布駅北口発、一日当たり3回、都営深大寺住宅発、1日当たり2回、 運行主体、京王バス株式会社 図、調布市ミニバス利用者数の推移は省略します。   33ページ 4.3、道路、自動車 かっこ1、広域道路のピーク時を中心とした混雑緩和、交通円滑化が必要 市内の広域道路である甲州街道や武蔵さかいどおり、鶴川街道がおおむね整備されるとともに、中心しがいちにおける京王線連続立体交差事業が完了したことに伴い、南北方向の道路を中心に道路交通が円滑になったものの、依然としてこくどう20号、かっこ甲州街道やとどう19号、かっこ鶴川街道、とどう12号、かっこ武蔵さかいどおりにおいて混雑が見られます。 広域道路の整備など交通の円滑化を図ることで、混雑時旅行速度が向上し、二酸化炭素等の排出量削減による環境負荷の軽減も期待されます。 図、主要道路ネットワークと主要道路の混雑状況、かっこ混雑度は省略します。 35ページ かっこ2、都市計画道路等の整備状況 調布市道路網計画、かっこ平成28年3月策定における優先整備路線は10路線、準優先整備路線は5路線、計画検討路線は8路線です。 調布市内の都市計画道路の整備率は、約53パーセント、かっこれいわ3年3月31日現在であり、府中市を除く周辺市とおおむね同程度です。 図、広域道路整備プログラムは省略します。 図、調布市と周辺市の都市計画道路整備率は省略します。 36ページ かっこ3、自動車の平日の駐車需要には十分対応、休日の駐車需要にも対応可能な路上駐車対策が必要 過去の調査によると、調布駅周辺の平日の自動車駐車場の需給バランス、かっこ需要量割る供給量は50パーセントを下回っており、駐車場の供給量は需要を満たしています。また、調布駅周辺における15時時点の乗用車交通量は、休日が平日の約1.5倍であることから、駐車需要が交通量に比例すると仮定すると、休日における需要にも対応できると推測されます。 一方で、路上駐車がみられていることから、駐車場の利用促進などの路上駐車対策が必要です。 37ページ 4.4、自転車 かっこ1、良好な自転車走行環境実現のためのネットワーク整備の推進 調布市内における良好な自転車通行環境を実現するための自転車通行環境ネットワーク形成に向け、調布市自転車ネットワーク計画、かっこ平成30年11月を策定しました。調布市道路網計画の進捗に併せて自転車ネットワーク路線の整備を進めています。 図、自転車ネットワーク路線整備状況は省略します。 38ページ かっこ2、シェアサイクルの普及に向けた取組 市民や来訪者の回遊性、利便性の向上を図るため、れいわ元年度かられいわ3年度まで、民間事業者と連携して市の施設等へのサイクルステーション設置の協力や利用状況の調査等、電動アシスト自転車のシェアサイクル事業の実証実験を実施しました。シェアサイクルの利用回数、稼働台数は、実証実験の期間中増加傾向にあり、れいわ3年度の利用回数は約17万回、稼働台数は約2.5万台でした。 ひょう、シェアサイクル稼働状況、出典、出典調布市資料 れいわ元年度、利用台数、41636回、稼働台数、7535台 れいわ2年度、利用台数、81528回、稼働台数、13440台 れいわ3年度、利用台数、172723回、稼働台数、24857台 実証実験の結果を踏まえ、れいわ4年度から、事業を本格実施し、シェアサイクルの普及に向けて取り組んでいます。市内のサイクルステーション数は、各駅周辺の自転車等駐車場やコンビニエンスストアなどを含めて86箇所です、かっこれいわ4年10月末時点。 図、シェアサイクルステーションは省略します。 39ページ かっこ3、放置自転車は減少傾向、駅ごとの状況を踏まえた対応が必要 調布市では放置自転車の発生を抑制することを重要課題として、自転車等駐車場整備を進めてきました。その結果、歩行者の移動に支障となっていた駅周辺での放置自転車は減少傾向にあります。今後は各駅における施策の方向性を踏まえた対策が必要です。 図、駅別の自転車等駐車施設の収容台数の推移(注)民間の自転車等駐車施設の台数を含む 京王多摩川、平成17年、755台、平成30年、479台 飛田給、平成17年、1355台、平成30年、1475台 西ちょうふ、平成17年、2210台、平成30年、2394台 調布、平成17年、7543台、平成30年、9539台 ふだ、平成17年、190台、平成30年、454台 こくりょう、平成17年、2470台、平成30年、2178台 しばさき、平成17年、1710台、平成30年、2118台 つつじヶ丘、平成17年、4866台、平成30年、6618台 仙川、平成17年、3676台、平成30年、5976台 図、駅別の放置自転車等台数の推移、かっこピーク時、出典、調布市自転車等対策実施計画改定版 京王多摩川、平成21年、241台、平成30年、80台 飛田給、平成21年、244台、平成30年、81台 西ちょうふ、平成21年、268台、平成30年、81台 調布、平成21年、979台、平成30年、358台 ふだ、平成21年、179台、平成30年、91台 こくりょう、平成21年、133台、平成30年、64台 しばさき、平成21年、302台、平成30年、96台 つつじヶ丘、平成21年、634台、平成30年、119台 仙川、平成21年、669台、平成30年、119台 40ページ 第5節、調布市におけるまちづくりの動向 5.1、中心しがいちのまちづくり かっこ1、魅力的な中心しがいちの形成 平成24年8月、中心しがいちにおける京王線連続立体交差事業により、京王線のこくりょう駅、ふだ駅及び調布駅が地下化されました。これに伴い、南北が分断されていたまちの一体化、鉄道敷地となっていた土地の有効活用、交通渋滞の解消、歩行者、自転車の安全性の向上など、様々な面で調布市の都市構造は大きな変化を遂げています。 駅前広場については、交通結節点としての機能の充実を図るとともに、にぎわいや交流、うるおい、やすらぎを生み出す都市空間として整備を進める必要があります。 また、歩いて楽しいまちづくりを進めるため、広域道路や主要区画道路等の整備により、安全で快適な歩行者空間ネットワークを形成し、中心しがいちの回遊性の向上を図る必要があります。 41ページ 5.2、環境に配慮したまちづくり かっこ1、ゼロカーボンシティを目指した交通環境の整備が必要 地球温暖化などの環境問題が深刻化する中、調布市ではれいわ3年3月にゼロカーボンシティを目指すことを表明しました。調布市における二酸化炭素排出量 について見ると、運輸部門からの排出量は減少傾向にあります。 また、部門別の内訳について見ると、鉄道については横ばいですが、大半を占める自動車からの二酸化炭素排出量は減少傾向にあります。 交通分野においては、エネルギー消費量の少ない公共交通やシェアサイクルを含む自転車の利用促進、走行時に二酸化炭素等の排出ガスを出さない電気自動車、燃料電池自動車等の導入促進について引き続き取り組むとともに、居心地が良く歩きたくなるまちなかの形成、かっこウォーカブルなまちづくりを進めることで、徒歩や自転車による移動を促進していくことも重要です。 図、調布市における部門別二酸化炭素排出量の推移は省略します。 42ページ 図、調布市における二酸化炭素排出量の推移、かっこ運輸部門は省略します。 43ページ 5.3、バリアフリーのまちづくり かっこ1、バリアフリーのまちづくりに向けた更なる取組の推進が必要 きゅう調布市バリアフリー基本構想、かっこ平成24年3月が目標年次を迎えたこと、バリアフリーほうの改正経緯を踏まえ、バリアフリーのまちづくりに向けた更なる取組の推進が必要となりました。このため、バリアフリー化を促進する地区とその方針について定めた調布市バリアフリーマスタープラン、移動等円滑化促進方針のほか、移動等円滑化に向けた具体的な事業を位置付けた調布市バリアフリー基本構想、地区別計画をれいわ4年4月に策定しました。 図、マスタープラン、基本構想の枠組みと調布市バリアフリーマスタープランの基本方針は省略します。 45ページ 第2章、総合交通計画の基本的考え方 第1節、市民等のニーズ 計画の改定に当たり、公共交通に対する市民や来訪者のニーズ、課題と感じている事項を把握するため、アンケート調査を実施しました。 1.1、アンケート調査の概要 記載のとおりアンケート調査を実施しました。 なお、アンケート調査による把握事項は、資料編、97ページに整理しています。 市民アンケート 対象、16歳以上の調布市内在住者、対象者は無作為抽出、同一世帯1票を抽出 方法、郵送配布、郵送回収 回収票数、1,514票、郵送数3,000 時期、れいわ3年3月26日からどうねん4月15日まで 来訪者アンケート 対象、一都三県の在住者、WEBアンケートモニター、公共交通で調布市に来訪したことがある方 方法、ウェブアンケート 回収票数、500票 時期、れいわ3年4月23日からどうねん4月26日まで 特定世代、かっこ子育て、高齢者アンケート 対象、市の窓口及び関係施設の利用者、(注)新型コロナウイルス感染拡大により、施設利用ができる代替方法にて実施 方法、施設等へのアンケート調査票の配架、回収箱設置 回収票数、322票、配布数554 時期、れいわ3年5月10日からどうねん6月10日まで 障害者アンケート 対象、調布市バリアフリー基本構想策定に係る調査業務におけるアンケート調査結果から障害者の意見を整理し把握 方法、郵送配布、郵送回収、(注)一部ウェブアンケート、聞取り調査も含む 回収票数、153票、配布数387 時期、れいわ2年12月7日かられいわ3年1月8日まで (注)ウェブアンケートはれいわ3年1月20日まで実施 46ページ 第2節、社会情勢の見通し 2.1、しょうし高齢化の進行 調布市の人口は、微増傾向ですが、れいわ12年の約24万2千人をピークに減少に転じることが予測されます。 高齢者の人口は今後も増加傾向が続く見込みで、れいわ35年に高齢化率が約36パーセントになると推測され、3人に1人が高齢者となる時代が到来すると見込まれています。 このような中、持続的な発展を実現していくためには、高齢者や障害者等の自立した生活や社会経済活動への参加を積極的に支援していくことが重要です。 交通部門においては、高齢者、障害者を含め、だれもが安心して暮らすための安全で快適な移動空間の実現や、社会経済活動に参加するための交通手段の確保などに取り組むことが必要です。 また、高齢者人口の増加により私事活動が増加することから、高齢者を含む市民の価値観やニーズがより多様化していくことが予想されます。これからは、市民の様々な価値観に対応した、きめ細かな交通施策を展開していくことが重要となります。 2.2、まちづくりの動向 人口減少や高齢化、拡散した市街地が引き起こす、都市機能の低下や地域経済の衰退、インフラ補修等の対応による厳しい財政状況などの課題に対応するため、集約型の地域構造の実現に向けた取組が推進されています。この実現に向けては、立地適正化計画制度が創設され、災害ハザードエリアと立地適正化計画の連携により安全なまちづくりの推進が求められています。 また、共生社会の充実に向けたバリアフリーの推進も重要な視点です。 公共交通については、公共交通サービスの維持、確保をめぐる環境の厳しさが増していることから、れいわ2年に改めて地域公共交通活性化再生法が改正され、交通事業者等の多様な関係者との連携、協働や最新技術の活用を通じた持続可能な運送サービスの提供の確保が推進されています。 47ページ 2.3、環境負荷の軽減に向けた動向 調布市は様々な自然資源を有していますが、こうした環境を現在及び将来の世代が享受するとともに、必要な自然資源を維持、継承するという観点からは、地球温暖化防止をはじめとした環境問題は率先して取り組むべき課題です。 くにでは、れいわ2年12月に、2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略が示されており、まちづくり、交通の分野では、車の使い方の改革や電動化、公共交通への新たな技術の導入、物流の効率化、脱炭素化、低炭素化等が示されています。 また、東京都でも、2050年にしーおーつー排出実質ゼロに貢献するゼロエミッション東京を実現することを宣言しています。 このようななかで、環境への負荷が少なく、狭い路地も通行が可能で、高齢者の移動手段の確保や観光客の周遊に資するグリーンスローモビリティなどが新たなモビリティとして期待されているほか、二酸化炭素等を発生せず、自動車依存の低減により、健康増進、交通混雑の緩和等、経済的、社会的な効果があるとして、自転車による交通の役割の拡大なども検討されています。 2.4、新たな技術の活用に向けた動向 前に示したような事項の解決に向けて、新たな技術の活用が注目されています。エーアイ、アイオーティー等の新技術や官民データ等をまちづくりに取り入れ、交通、観光、防災、健康、医療、エネルギー、環境等の複数分野にわたる分野横断型で最適化を図るスマートシティの検討などが進められ、サイバー空間、かっこ仮想空間とフィジカル空間、かっこ現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、そさいえてぃ5.0の推進なども行われています。 交通分野では、自動運転技術の活用による自動車交通の安全性向上や公共交通での運転士不足の解消や、様々な公共交通を連携し、一元のサービスとして提供するマースシステムの導入などが検討されています。 第3節、現状の課題の整理 これまでに示した内容を踏まえ、調布市における現在の交通に関する課題を記載のとおり整理しました。 現状 移動の状況、 東京都市圏パーソントリップ調査、かっこ平成30年では東京都市圏全体、特に高齢者のトリップ総数が減少しており、調布市内でも同様の傾向、トリップ総数の減少に伴い、バス利用者数も減少しているが、交通手段別の利用割合としては増加 公共交通 鉄道、中心しがいちにおける京王線連続立体交差事業が完了した、コロナ禍で利用者数が減少したが、東西方向の主要な移動手段となっている バス、調布駅、つつじヶ丘駅を中心に路線バスが発着し、公共交通が利用しにくい地域等ではミニバスにより補完、コロナ禍による利用者減等の影響を受け、一部の路線バスやミニバスが減便となっている 自動車交通、主要な広域道路である甲州街道や武蔵さかい通り、鶴川街道はほぼ整備済、中心しがいちにおける京王線連続立体交差事業に伴い、南北方向の道路を中心に道路交通が円滑化、一部の道路は依然混雑しており、旧甲州街道では休日に渋滞が発生 自転車交通 道路網計画の進捗に合わせて自転車ネットワーク路線を整備、駐輪環境の整備により、放置自転車は大幅に減少、走行時の自転車利用者のマナー向上が課題、シェアサイクルの整備が進んでおり、ポート増設への要望がある 歩行空間 旧甲州街道等の一部駅周辺では歩道が狭く、危険な箇所があるとの指摘がある、各地の商店街では、車両通行や店舗利用者の駐輪により、一部で歩行しにくい状況 駅周辺まちづくり 中心しがいちにおける京王線連続立体交差事業により駅周辺に新たな空間が生まれ、地域のイベントに活用するなど地域の賑わい創出に寄与、東京都市圏パーソントリップ調査、かっこ平成30年度では、駅利用者数の増加に伴い、駅周辺の歩行者交通量が増加 社会情勢の見通し 人口動向 調布市の人口は微増傾向にあるものの、れいわ12年をピークに減少に転じると予測されている、高齢者人口は今後も増加傾向にあり、れいわ35年ごろには人口の3人に1人以上が高齢者になると見込まれる、大規模な団地のある地区で高齢化率が30パーセントを超えるなど、地域によって高齢化が進んでいる まちづくり 持続可能な都市形成に向けて、よりコンパクトなまちづくりが求められている、居心地が良く歩きたくなるまちなかづくりに向けて、都市空間の有効活用と官民連携によるウォーカブルな人中心の空間づくりが、全国各地で取り組まれている 環境 脱炭素社会の実現に向けて、車の使い方などライフスタイルの変革、まちづくりと連携した公共交通の利用促進、アイシーティー等新たな技術の活用などが求められている 新技術 自動運転や新たなモビリティの導入に向けた実証実験等が、全国各地で実施されている、マース等公共交通同士の連携を高めるシステム導入や、観光等他分野との連携も進められている 市民や来訪者のニーズ等 交通環境全般 高齢者、障害者や子ども連れなどだれもが移動しやすい交通環境を望む声が多い、公共交通の利便性向上よりも歩行空間の充実や自転車利用環境の向上を重要と考える割合が多い、 バス 運行本数、次いで定時性を重要とする意見が多い、路線バスの運行仕様に対する不満は低めである、上屋、ベンチ等、バス停環境への不満が比較的高い 自転車、自動車 自転車の道路での走行のしにくさ、自動車、歩行者、自転車との錯綜を課題とする声が多い、自転車利用者のマナーに対する改善要望が多い シェアサイクルの利用経験者は少ないが、利用意向を持つ人は一定程度存在、歩行空間、歩道の幅員や歩道での自転車走行について改善を求める声が多い 48ページ 課題1、利便性の高い公共交通の提供、高齢者や障害者等の外出支援、公共交通が利用しにくい地域への対応とともに、公共交通サービスの維持等に向けて公共交通の利用促進が必要、中心しがいちにおける京王線連続立体交差事業の効果を生かした南北方向の連携強化、交通結節点における快適なバス待ち環境の充実、旧甲州街道等の道路混雑やバスの遅延が発生している箇所への対応、高齢者等の公共交通利用促進、シェアサイクルの効果的な活用、かっこポートの適切な設置支援等、高齢化の進行に伴う対応や移動制約者への対応 課題2、交通による地球環境負荷の軽減、脱炭素社会の実現に向け、環境負荷の少ない交通体系確立に向けた環境整備や、過度に自動車に頼らなくても移動できる環境づくりが必要、改定地球温暖化対策実行計画に沿った取組、自動車利用から公共交通利用への転換促進 課題3、快適な道路交通環境の実現、道路混雑の緩和や公共交通や自転車、歩行者のための安全で快適な通行空間づくりのため、効果的な道路交通施策が必要、調布駅周辺での旧甲州街道における休日を中心とした渋滞緩和、交通事故を減らすための道路の安全性向上、ドライバーへの安全教育、マナーの向上 課題4、移動環境の安全性の向上、高齢者や子育て世代等だれもが気軽に外出でき、また、調布市の魅力向上に向けて、人中心の安全、快適な都市空間づくりが重要、高齢者、障害者等、だれもが利用しやすい公共交通環境の提供、 快適な歩行空間の確保、自転車走行環境の改善に向けた対策、自転車走行ルールの周知徹底、マナーの向上、だれもが利用しやすい自転車駐車場の確保、かっこ高齢者や女性も利用しやすい、自動二輪車、原付自転車利用者の利用にも配慮等 課題5、中心しがいちや拠点のにぎわい強化、調布市の活力や魅力向上に向けて、中心しがいちにおける京王線連続立体交差事業による効果をさらに活かしながら、中心しがいちや拠点のにぎわい強化に向けた取組が必要、中心しがいちや拠点における、ウォーカブルな空間づくり、外出機会が減少しており移動促進による地域の活性化が必要、民間事業者等との共同による回遊性の向上、居心地のいい滞留空間の創出等 50ページ 第3章、基本目標と施策体系 第1節、基本目標 前章で述べた調布市を取り巻く環境や市民ニーズ等を踏まえ、調布市基本構想や調布市都市計画マスタープランで掲げた将来像を実現するため、調布市総合交通計画では安全、安心、快適を支える交通、環境に配慮した交通、活力、魅力を支える交通の3つの基本目標を設定します。 かっこ1、安全、安心、快適を支える交通 安全で安心に暮らせる社会を構築するためには、高齢化の進行に伴い増加すると想定される移動制約者、子どもなど、だれもが移動しやすい交通環境の整備が不可欠となっています。移動制約者にとって重要な交通手段であるバス等の公共交通ネットワークの整備を含め、現在運行している公共交通をより利用しやすいものにする必要があります。 また、最も身近な交通手段である徒歩や自転車の通行環境の整備を通して、安全かつ住み続けられるまちづくりを目指します。だれもが快適に移動できる環境をつくることで移動が活発化するとともに、まちの活性化を支えます。 かっこ2、環境に配慮した交通 これまで以上に地球温暖化問題への対応が求められる中、調布市と調布市議会は、れいわ3年4月16日にゼロカーボンシティ宣言を共同で行い、くに、東京都と連携し、市民や事業者等の多様な主体と力を合わせて脱炭素社会の実現に向けて取り組むこととしています。 まちづくり、交通の分野においても、車の使い方の改革や電動化、公共交通への新たな技術の導入、物流の効率化、脱炭素化、低炭素化等が求められ、効率的かつ効果的な道路ネットワークの整備による自動車交通の円滑化と公共交通利用の更なる促進を図るとともに、短距離の移動での徒歩、自転車利用を促進するなど、公共交通や徒歩、自転車が利用しやすいまちづくりの推進に取り組みます。 かっこ3、活力、魅力を支える交通 まちの活性化や市内の魅力向上のため、まちづくりと連動しながら、中心しがいちや駅周辺の商業地域への交通の円滑化、中心しがいちや拠点内でのウォーカブルな空間提供による回遊性の向上を図ることが求められています。 また、深大寺等の観光地に市外からの来訪者にも利用しやすい交通体系を構築し、調布市の活力、魅力の向上に寄与していく必要があります。 ほん計画では、公共交通ネットワークや計画的な道路ネットワークの整備と既存道路の有効的な活用や改良により、中心しがいちや拠点へのアクセス性の向上を図り、にぎわいの創出とまちの活力向上に努めて参ります。 また、徒歩を基本とした移動は人々の健康にも繋がり、ウォーカブルな人中心の空間整備など、居心地が良く、歩いて楽しめるまちづくりを進めることで、市内の魅力向上を図ります。 図、調布市総合交通計画の基本目標は省略します。 53ページ 第2節、交通施策の基本方針及び基本交通施策 2.1、基本方針 調布市を取り巻く環境や市民ニーズなどを踏まえ、基本目標の達成に向けて、以下の5つの基本方針に基づき、基本交通施策を組み合わせることにより総合的な対応を図ります。 基本方針1、便利で快適な交通環境の確保 調布市都市計画マスタープラン改定版、かっこ平成26年9月策定で掲げている交通利便性の向上のための公共交通体系の充実や自転車をひとつの交通手段として位置付け、走行環境等を整備の実現に向け、便利で快適な交通環境の確保を基本方針とします。 高齢化の更なる進行が見込まれる中で、公共交通ネットワークや公共交通の利用環境を整備することにより、だれもが移動しやすい安全、安心、快適な交通環境を創出します。 また、自転車や新たなモビリティ、新たな技術を活用することで、効率的な公共交通ネットワークを計画、整備し、中心しがいちや拠点へのアクセス性が向上することで、まちの活力、魅力を高めます。 基本方針2、環境負荷の少ない交通機関の整備 ゼロカーボンシティ宣言、調布市環境基ほん計画における低燃費車等の利用及びエコドライブ普及の啓発、交通体系の低炭素化、二酸化炭素排出量の削減、大気汚染の防止、調布市地球温暖化対策実行計画、かっこ区域施策編で示されている目標達成に向けて、環境負荷の少ない交通機関の整備を基本方針とします。 環境負荷の軽減を図るため、公共交通を利用しやすくすることで自動車利用から公共交通利用への更なる転換を図ることに加え、環境にやさしい自動車の導入、安全で利用しやすい自転車利用環境の整備を促進することで、環境負荷の軽減を図ります。 基本方針3、適切に機能分担された快適な道路ネットワークの構築 調布市都市計画マスタープラン改定版、かっこ平成26年9月策定で掲げているまちの自立を促進し交流の基礎となる道路整備や住宅地内の生活道路の地域特性に応じた整備の実現に向けて、適切に機能分担された快適な道路ネットワークの構築を基本方針とします。 中心しがいちにおける京王線連続立体交差事業により南北の分断が解消され、交通環境の改善が図られていますが、広域道路網の整備や住宅地内における地区内道路の安全性の確保などにより、安全、安心、快適な交通環境の実現を図ります。 また、効率的な広域道路網の構築は自動車走行性の向上につながり、環境負荷の軽減のほか、中心しがいちや拠点へのアクセス性及び移動の活発化によりまちの活力、魅力向上に寄与します。 54ページ 基本方針4、安全、安心に移動できる環境の整備 調布市基本構想で掲げている誰もが安全で円滑に移動できる、交通環境が整ったまち、かっこ注を実現し、調布市都市計画マスタープランの生活環境に配慮した交通需要管理や子どもや高齢者、障害のある方含め、すべての人々にとって住みやすいまちづくりを進めるため、安全、安心に移動できる環境の整備を基本方針とします。 身近な交通手段である徒歩や自転車での通行空間を整備するとともに、自転車走行時のルールやマナーの向上を図ります。利用しやすいきめ細やかな交通の提供やバリアフリー化により、歩行者や自転車、配慮を必要とする市民の方などだれもが安全、安心、快適な移動環境を提供します。 基本方針、5活力、魅力を支える中心しがいち、拠点の形成 調布市基本構想で掲げている調布ならではの魅力にあふれ、活気に満ちたまちにするために、かっこ注を実現し、調布市都市計画マスタープランのにぎわいと活力ある中心しがいちに向けた都市基盤、交通基盤の整備や人が中心となる交通体系化を図るためには、基本方針と連携して活力、魅力を支える中心しがいち、拠点の形成を実施することが必要です。 公共交通ネットワークの構築や広域道路網の整備、安全な徒歩、自転車経路を確保することで中心しがいちや拠点へのアクセス性を向上させるとともに、京王線連続立体交差事業による南北分断の解消や駅周辺のにぎわい空間創出といった利点を生かし、ウォーカブルな空間を整えることにより、回遊性の向上を図り中心しがいちや拠点の活力、魅力を支えます。 (注)れいわ4年第4回調布市議会定例会において議案として提出した調布市基本構想から引用 55ページ 2.2、基本交通施策 基本目標や基本方針に基づき、11の基本交通施策を設定します。 基本交通施策1、効率的な公共交通ネットワークの実現 基本交通施策2、公共交通利用環境の整備 基本交通施策3、環境に配慮した自動車利用の実現 基本交通施策4、環境に配慮した移動手段の充実 基本交通施策5、効率的かつ効果的な広域道路網の整備 基本交通施策6、地域特性に応じた地区内道路網の整備 基本交通施策7、安全、安心な歩行空間の確保 基本交通施策8、高齢者、障害者等の外出支援 基本交通施策9、自転車利用環境の整備 基本交通施策10、中心しがいち、駅周辺等の地域の拠点へのアクセス性向上 基本交通施策11、中心しがいち、駅周辺等の地域の拠点での回遊性の向上 56ページ 第3節、重点施策 3.1、重点施策の概要 総合交通計画の改定では、社会情勢等の変化を踏まえ、目標達成のほか、特に重要な課題への対応に向けて分野横断的かつ重点的に実施すべき施策、かっこ以下重点施策という。の設定の考え方を次のとおり整理します。 かっこ1、れいわ12年度までに実施すべき施策 かっこ2、れいわ12年度以降を見越し、現時点から戦略的な取組が求められる施策 かっこ3、可能な限り具体的な内容を記載できる施策で、総合交通計画の基本目標との関係性を考慮 かっこ4、他の計画に記載されている施策は、当該計画に基づき実施されることを踏まえ、主として対象としない 57ページ 3.2、重点施策の内容 重点施策1、だれもが快適に移動できる公共交通サービスの提供 調布市の人口は、れいわ12年の約24万2千人をピークに減少に転じることが予測されます。 年少人口や生産年齢人口はそれぞれれいわ4年、れいわ7年にピークを迎えて減少するのに対して、高齢者の人口は今後も上昇傾向が続く見込みで、れいわ35年に高齢化率が約36パーセントになると推測され、約3人に1人が高齢者となる時代が到来すると見込まれています。 また、地球環境への負荷軽減や地域の発展、持続可能性の観点からも、だれもが移動しやすい環境を形成することが重要です。 こうしたことから、調布市では、公共交通ネットワークをより利用しやすくするとともに、利用環境を整備することにより、だれもが移動しやすい環境を形成するために検討を進めます。 そして、今後、かっこ仮称調布市地域公共交通計画を策定し、地域の移動に関する課題解決に向けた取組を進めます。 重点施策1の1、公共交通ネットワークの構築 かっこ1、公共交通が利用しにくい地域への対応のほか、各地域の拠点や生活の拠点、近隣市区を結ぶ効率的な公共交通ネットワークに向けて、地域の拠点へのアクセス手段を確保します。公共交通ネットワークの構築に当たっては、既存の路線バスやミニバスのみならず、深大寺北町、深大寺東町を中心とした北部地域における巡回公共交通の実証実験の取組等のように新たな移動手段の選択も視野に検討します。 図、バスネットワークイメージは省略します。 58ページ かっこ2、移動の利便性を向上するため、公共交通の結節点となる各地域の拠点では、多様な手段を利用できるよう、シェアサイクルステーションの設置を推進するほか、新たなモビリティを含むマルチモビリティステーションの導入について他自治体の事例を参考に検討を進めます。 図、マルチモビリティステーションのイメージは省略します。 関連する実施施策 1、適切な公共交通ネットワークの構築 3、需要に対応した効率的なバス路線網の構築、再編 12、公共交通網への移動手段の確保 24、まちづくりの視点による道路整備、かっこ拠点形成と拠点間の連絡、地域のまちづくりへの貢献 41、自転車ネットワークの構築、走行空間の整備とわかりやすい明示 43、自転車等駐車場整備 46、シェアサイクルステーションの拡充、かっこ公共施設等への設置 重点施策1の2、だれもが使いやすい公共交通サービスの提供 かっこ1、インターネットや案内表示板等でバスの位置情報等を伝えるバスロケーションシステムの運用に向けた検討のほか、鉄道からバスへの乗換経路の案内等についてわかりやすい情報提供を行うとともに、公共交通が利用しやすい交通手段であることを周知し、公共交通の利用促進を図ります。 かっこ2、新しいシステムを導入する際には、高齢者や障害者に向けたシステムの使い方講座等を実施し、だれもが公共交通を使いやすくするための環境づくりを目指します。 関連する実施施策 6、バス利用におけるアイシーティー等活用に関する啓発活動の実施 16、市民、来訪者など全ての利用者にわかりやすい情報提供 59ページ 重点施策1の3、データやデジタル技術を活用した効率的な運行の検討 かっこ1、公共交通を連携するシステム、かっこマースの導入に向け、交通事業者等との協議の実施を検討するとともに、利用環境の充実に向けた検討を進めます。 かっこ2、このようなシステムの構築に向けて、交通事業者の運行情報等の共通フォーマット化や得られるデータの一元化などの交通事業者の取組に協力していきます。 かっこ3、公共交通に関するデータのみならず、調布市が保有する様々な統計データ等も連携させ、検討することにより、課題の把握や将来の需要予測などに活用することができ、より効率的な運行の検討資料としての活用が考えられます。そのため、相互のデータを連携して活用するための体制づくりを目指します。 関連する実施施策 2、公共交通サービスを連携する仕組み、かっこマース等の検討 60ページ 重点施策2、環境負荷の少ない移動の提供 くにや東京都の方針、取組を受け、調布市と調布市議会はれいわ3年4月16日にゼロカーボンシティ宣言を共同で行いました。 今後、くに、東京都と連携し、市民や事業者と協働して地球温暖化対策の取組を推進することとなっており、交通部門でも取組が求められます。 調布市内のシーオーツー排出量に占める運輸部門の割合は17パーセント程度です。1人1キロメートル当たりの移動によるシーオーツー排出量は、自家用自動車の場合バスの2倍以上であり、地球環境のためにも環境負荷の少ない交通手段で移動することが望まれます。 こうしたことから、調布市では、環境負荷の少ない公共交通の利用を促進するとともに、車両のシーオーツー排出量削減に向けて、シェアサイクルの最大限の活用やゼロエミッション、ビークル、かっこ以下ゼブという。の普及促進に努めます。 図、調布市における二酸化炭素排出量の推移と平成29、かっこ2017年度の二酸化炭素排出量の部門別割合は省略します。 図、シーオーツー排出量の比較、1人を1キロメートル運ぶのに排出されるシーオーツー、かっこ2019年度は省略します。 61ページ 重点施策2の1、環境負荷の低い移動手段の選択の促進 かっこ1、重点施策1における公共交通のネットワークの構築やこれら公共交通を連携するシステム、かっこマースの導入検討により、公共交通の利用環境を向上し、環境負荷の大きな自動車等による個人移動から、公共交通や自転車利用への転換を促します。 かっこ2、諸外国では、環境負荷軽減に向けたの一環で、カーフリーデー等を実施しており、このような周知活動の実施も併せて取り組みます。 関連する実施施策 2、公共交通サービスを連携する仕組み、かっこマース等の検討 12、公共交通網への交通手段の確保 41、自転車ネットワークの構築、走行空間の整備とわかりやすい明示 46、シェアサイクルステーションの拡充、かっこ公共施設等への設置 重点施策2の2、ゼブの普及促進と導入を取り巻く環境の整備 かっこ1、公用車や公共交通車両において、ゼブの導入を促進します。自家用車を新たに保有する場合において、ゼブを選択しやすいよう補助制度などの案内を実施します。 かっこ2、ゼブの普及には、身近に充填施設が必要なため、公共施設等への充電施設等の設置なども検討します。 かっこ3、交通事業者と情報共有、連携を図るとともに、関係省庁や東京都の補助事業等を適切に活用しながら、これらの取組を推進していきます。 関連する実施施策 19、ゼブの普及促進 20、環境負荷軽減に資する車両の公共交通への導入促進 21、グリーンスローモビリティなど次世代交通システムの活用方策検討 図、れいわ12、かっこ2030年の脱炭素のまちのイメージは省略します。 62ページ 重点施策3、駅周辺の交通円滑化とにぎわいの向上 中心しがいちにおける京王線連続立体交差事業が完了したことに伴い、都市構造が大きな変貌を遂げ、駅前広場や鉄道敷地周辺に貴重な都市空間が創出されました。 また、京王多摩川駅においては、土地区画整理事業の予定があり、今後、駅周辺の回遊性の向上や商業の拠点としてにぎわいのある拠点の形成が求められています。 これらを契機として、駅周辺での交通を円滑化し、人が中心となる、歩いて楽しいにぎわいのあるまちづくりを目指し、安全で快適な移動空間の確保と官民連携による空間の有効的な活用を検討します。 重点施策3の1、安全性、快適性の確保に向けた回遊空間の形成 かっこ1、京王線の地下化により創出された鉄道敷地を活用した新たな空間により、調布駅周辺をはじめ、中心しがいちや拠点への徒歩や自転車による移動経路を確保し交流、回遊を促進します。 かっこ2、各地域の拠点では、ユニバーサルデザインの考え方に基づき、舗装、視覚障害者誘導用ブロック、案内設備、植栽等の適切な維持管理等の既存道路の安全性向上に向けたバリアフリー化を促進することにより、歩行者の回遊性を高めます。 かっこ3、バリアフリー法に定める重点整備地区に新たに位置付けられた京王多摩川駅周辺地区について、新たな総合福祉センターの整備に合わせ、バリアフリー化の取組を促進します。 関連する実施施策 13、ユニバーサルデザインの考え方を踏まえたバリアフリー化の促進 53、鉄道敷地を活用した歩行空間の確保、整備 58、鉄道敷地を有効活用した緑豊かな空間の創出 図、鉄道敷地の整備内容は省略します。 63ページ 重点施策3の2、地域と連携した憩いとにぎわいのあるまちづくり かっこ1、植栽やベンチ等により空間の快適性を向上するとともに、憩い空間を併せて提供することで、移動するための空間としてだけでなく、休憩や交流の場所の提供を行います。 かっこ2、創出された駅周辺の広場や道路空間等において、道路占用許可制度等により公共空間を有効活用したオープンカフェやイベント等の実施を促進することで駅周辺を歩いて楽しい空間とするなど、駅周辺の空間を有効活用することでにぎわいのあるまちづくりを目指します。 かっこ3、このような活用にあたり、地域や商店会、事業者と連携を図りながら実施します。 かっこ4、また、主要観光地である深大寺等への経路や移動手段も検討し、観光地への玄関口として魅力あるまちづくりを目指します。 関連する実施施策 54、憩い空間などの整備による回遊性の向上 55、民間との共同による空間創出、空間の快適性向上 56、民間と協働での回遊性向上に向けた道路空間等の活用 64ページ 第4節、施策実施方針 調布市総合交通計画の施策実施方針は記載のとおりです。 バスサービスの向上 バス走行経路の確保 駅周辺等の地域の拠点でのアクセス性の向上 乗継利便性などの向上 利用しやすい環境整備 自動車の適正な利用への促進 ZEVの普及促進 環境に配慮した移動手段の充実 効率的かつ効果的な道路整備 渋滞の解消 道路拡幅、整備 市民の協力による維持管理、整備など 安全性確保のための交通規制の実施 安全な歩行空間の確保 利用マナーの向上 高齢者や障害者などが利用しやすいサービスの検討 自転車走行空間の整備 自転車等駐車場などの環境整備 自転車利用マナーの向上 中心市街地、駅周辺等の地域の拠点へのアクセス性向上 駅周辺での交通混雑の緩和 安心して移動、回遊できる空間整備 緑豊かな街並みの創出 65ページ 基本方針1、便利で快適な交通環境の確保 基本交通施策、1の1、効率的な公共交通ネットワークの実現 施策実施方針1、公共交通ネットワークの構築 今後、高齢化の更なる進行が見込まれる中、公共交通ネットワークを構築することにより、だれもが移動しやすい環境を形成します。 関連する実施施策 適切な公共交通ネットワークの構築 公共交通のサービスを連携する仕組み、かっこマース等の検討 需要に対応した効率的なバス路線網の構築、再編 1、適切な公共交通ネットワークの構築 かっこ1、東西方向に運行する京王線と南北方向の隣接市区に運行する路線バスを基本としつつ、各拠点を効率的に繋ぐ公共交通を構築し、だれでも日常的に移動できる環境をつくり中心しがいちや拠点への誘導を図ります。 かっこ2、公共交通が利用しにくい地域への対応や地域間ネットワークの充実等により利便性を向上させるため、地域公共交通の在り方を検討し、その実現に向けた取組を進めます。 図、バスネットワークイメージは省略します。 66ページ 2、公共交通のサービスを連携する仕組み、かっこマース等の検討 かっこ1、複数の公共交通サービスを連携する仕組みの導入を検討し、公共交通の利用促進を図ります。 かっこ2、マース等の導入を関係事業者等と連携しながら検討します。 用語、マースについて モビリティ、アズ、ア、サービスの略称。スマートフォンアプリ等により、複数の公共交通サービスや移動サービスを組み合わせ、検索、予約、決済等を一括して行うサービスのこと。 3、需要に対応した効率的なバス路線網の構築、再編 かっこ1、都市計画道路などによる道路ネットワークの整備と合わせ、効率的かつ利便性の高いバスネットワークの構築に向けて、バス事業者との協議を行います。 かっこ2、鉄道駅から離れた深大寺地区やバス依存率の高い地域を考慮しつつ、南北連絡に寄与するネットワークを検討します。 かっこ3、現在、全国各地で自動運転技術の活用に関わる実証実験等が行われています。調布市においても、バス運行の効率化に向けて、関連動向に関する情報を収集するとともに、バス事業者との連携を図りながら自動運転技術の活用のあり方を検討していきます。 施策実施方針2、バスサービスの向上 効率的、効果的なネットワークの構築とともに、混雑の緩和や利便性の向上に向けた新たな施策の追加等により、利用者にとって利用しやすいサービスへと向上を図ります。 関連する実施施策 新たなモビリティ等の活用による移動手段の確保 需要に応じた適切な運行本数の設定 バス利用におけるアイシーティー等活用に関する啓発活動の実施 定時性、速達性の向上 乗継割引制度導入に向けた検討 67ページ 4、新たなモビリティ等の活用による移動手段の確保 公共交通が利用しにくい地域に対応するため、バス路線網の再編と併せて、現在、深大寺周辺で行っている実証実験のように、これまでの路線バスやコミュニティバスにとらわれない、新たな車両や運行形態による移動手段の確保について、地域との連携を図りながら検討、導入します。 参考、北部地域巡回公共交通、かっこ実証実験の実施 れいわ2年11月のミニバス北路線、かっこ調37系統の減便に伴い、影響を受けた方々の移動手段として深大寺北町、深大寺東町を中心とした北部地域の交通ニーズを把握するため巡回公共交通の実証実験を実施している。 図、北部地域巡回公共交通の実証実験ルートは省略します。 5、需要に応じた適切な運行本数の設定 人口や人の移動の変化、社会情勢の変化に伴う需要の変化に応じた、適切で効率的な運行本数の設定に向けて、バス事業者との協議を行います。 6、バス利用におけるアイシーティー等活用に関する啓発活動の実施 かっこ1、インターネットや案内表示板等でバスの位置情報やバスの接近情報がわかるバスロケーションシステムの運用に向けて検討を進めます。 かっこ2、高齢者等では、情報提供ウェブサイト等へのアクセス方法がわかりにくいなどがあるため、使い方講座など行うことを検討します。 事例、高槻市での高齢者アイシーティー推進事業 老人福祉センターでスマートフォンの使い方やリモート活動の展開、市エスエヌエスへの登録方法等を伝える講座が行われている。 事例、富山駅前広場のバス案内 富山駅では、駅から出発するバスの情報を駅前広場の電光掲示板で表示しています。タッチパネル操作で情報を検索することもできます。 7、定時性、速達性の向上 かっこ1、都市計画道路の整備や東部地区において連続立体交差事業を視野に入れたまちづくりを推進し、定時性、速達性の向上を目指します。 かっこ2、三鷹どおりを運行する路線では、関係機関と連携し交差点改良等の促進により定時性、速達性を高めます。 68ページ 8、乗継割引制度導入に向けた検討 市内のバスによる移動促進のため、路線バスの乗継による割引制度を検討します。 事例、京都市内での割引制度 イコカやピタパ、スイカなど全国相互利用対応のアイシーカードで、市バス、地下鉄、京都バスを乗り継いだ場合、2乗車目の運賃が割引となる。バスは市バスだけでなく、京都バスも対象である。 施策実施方針3、バス走行経路の確保 調布市内では幅員が十分でない道路が多く、バスが運行できる道路が限られているため、歩行者や自転車にも配慮しつつ、需要が高い地域では局所的な道路拡幅や交差点改良を推進し、バスの円滑な走行を図ります。 関連する実施施策 バスの円滑な走行のための道路整備、交差点改良、交通規制 9、バスの円滑な走行のための道路整備、交差点改良、交通規制 かっこ1、幅員が十分でない道路が多く、バスが運行できる道路が限られています。歩行者や自転車にも配慮しつつ、道路が部分的に未整備となっている区間などを中心に、需要が高い地域では局所的な道路拡幅や交差点改良を推進します。 かっこ2、道路の幅員が狭く、バスが通行できない地域においては、住民の意向を確認しながら、一方通行などの交通規制の設定による安全な走行経路の確保について検討します。 施策実施方針4、駅周辺等の地域の拠点でのアクセス性の向上 調布市内各駅の周辺地域を中心とする拠点へのアクセス性を向上し、だれでも移動しやすい空間づくりを目指します。 関連する実施施策 駅までの主要な歩行経路の確保 まちづくりと一体となった交通結節機能の強化 公共交通網への交通手段の確保 10、駅までの主要な歩行経路の確保 駅までの主要経路における歩道幅員の確保や段差の解消などを図り、車いすやシニアカー、ベビーカーなど、だれでも移動しやすい歩行空間づくりを推進します。 69ページ 11、まちづくりと一体となった交通結節機能の強化 かっこ1、調布駅前広場については、イベントゾーン、コミュニティゾーン、みどりの庭ゾーン及びおもてなしゾーンの4つのゾーニングを設定し、各ゾーンのイメージに合わせた整備を進めます。 かっこ2、拠点を中心とした駅前広場で、休憩できるスペースや施設の設置を検討し、ゆとりある駅前空間の創出を図ります。 かっこ3、鉄道とバス等との交通結節点機能を強化するとともに、ゆとりと利便性を兼ね備えた人中心の空間を創出するため、駅前広場の整備を進めます。 市報ちょうふれいわ3年4月20日号、かっこ調布駅前広場の整備は省略します。 12、公共交通網への交通手段の確保 かっこ1、鉄道や路線バスへのアクセス性を高めるため、自転車、シェアサイクルの利用促進、新たなモビリティ等の導入を検討します。 かっこ2、また、これらの乗降場所を連携し、接続性を向上するよう検討を行います。 かっこ3、乗換拠点での自転車等駐車場の設置を推進や、電動アシスト付き自転車のシェアサイクル事業のステーションの増設、広報活動を行い、官民連携により利用促進を図ります。 事例、さいたま市での人流データ等を活用したシェア型マルチモビリティの導入検討 移動の利便性向上や都市の回遊性向上と環境負荷の低減などを両立する新たな都市の交通システムとして、電動アシスト付自転車、スクーター、超小型EVによるシェア型マルチモビリティの社会実装に向けて検討を行っている。 モビリティのジーピーエスデータ等を活用して、事業の有効性等を検証し、ポートやモビリティの最適配置等の利便性向上につなげている。 70ページ 事業スケジュール、施策実施時期、れいわ5年度以降 適切な公共交通ネットワークの構築 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 公共交通のサービスを連携する仕組み、かっこマース等の検討 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の準備、検討 需要に対応した効率的なバス路線網の構築、再編 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 新たなモビリティ等の活用による移動手段の確保 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 需要に応じた適切な運行本数の設定 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 バス利用におけるアイシーティー等活用に関する啓発活動の実施 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 定時性、速達性の向上 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 乗継割引制度導入に向けた検討 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 バスの円滑な走行のための道路整備、交差点改良、交通規制 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 駅までの主要な歩行経路の確保 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 まちづくりと一体となった交通結節機能の強化 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 公共交通網への交通手段の確保 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 71ページ 基本交通施策1の2、公共交通利用環境の整備 施策実施方針5、乗継利便性などの向上 移動経路におけるバリアフリー化、バス利用者のための乗継情報や案内表示、バス待ち環境の整備により乗継利便性の向上を図ります。 関連する実施施策 まちづくりと一体となった交通結節機能の強化再掲 ユニバーサルデザインの考え方を踏まえたバリアフリー化の促進 公共サイン計画に基づく案内表示の推進 ベンチや上屋などのバス待ち環境整備 13、ユニバーサルデザインの考え方を踏まえたバリアフリー化の促進 かっこ1、各地域の拠点では、ユニバーサルデザインの考え方に基づき、舗装、視覚障害者誘導用ブロック、案内設備、植栽等の適切な維持管理等の既存道路の安全性向上に向けたバリアフリー化を促進することにより、歩行者の回遊性を高め、だれもが利用しやすい交通結節点を目指します。 かっこ2、バリアフリー法に定める重点整備地区に新たに位置付けられた京王多摩川駅周辺地区について、新たな総合福祉センターの整備に合わせ、バリアフリー化の取組を促進します。 かっこ3、旅客施設では、京王線連続立体交差事業と併せてバリアフリー化を図り、きゅう調布市バリアフリー基本構想、かっこ平成24年3月策定における全ての公共交通特定事業が完了していますが、引き続き、駅係員、乗務員のバリアフリー教育などの継続事業の推進が必要です。 かっこ4、バス、タクシーでは、ノンステップバスやユニバーサルデザインタクシーの普及や乗務員教育の強化が課題となっています。そのため、今後は上記の課題を改善していくとともに、高齢者、障害者等に対する理解促進や施設利用の手助けといった人的対応、心のバリアフリーに関する取組を実施します。 14、公共サイン計画に基づく案内表示の推進 調布市公共サイン整備ガイドライン、かっこ平成27年3月に基づき、だれにもわかりやすく、安全、安心に使え、統一感のある美しい公共サイン整備を推進します。 15、ベンチや上屋などのバス待ち環境整備 駅前バスターミナル以外でも、主要なバス停において、運行情報システム、道路の幅員など条件が整う箇所について、上屋やベンチの設置状況を確認し、交通事業者とともに設置に向けた検討を進め、快適でより利用しやすいバス交通を目指します。 72ページ 施策実施方針6、利用しやすい環境整備 全ての利用者にわかりやすい情報提供により、だれもが利用しやすい公共交通利用環境を目指します。 関連する実施施策 市民、来訪者など全ての利用者にわかりやすい情報提供 16、市民、来訪者など全ての利用者にわかりやすい情報提供 かっこ1、目的地へ向かうバス路線の情報や鉄道駅から利用するバス停までの経路などについて、わかりやすい情報提供を行うとともに、バスが利用しやすい交通手段であることを伝え、利用促進を図ります。 かっこ2、鉄道駅では、路線シンボル及び駅ナンバリングの表記やピクトグラムの活用、多言語表記の充実などわかりやすい案内表示への改善に向けて事業者と協議を行います。 事業スケジュール、施策実施時期、れいわ5年度以降 まちづくりと一体となった交通結節機能の強化、再掲 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 ユニバーサルデザインの考え方を踏まえたバリアフリー化の促進 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 公共サイン計画に基づく案内表示の推進 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 ベンチや上屋などのバス待ち環境整備 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 市民、来訪者など全ての利用者にわかりやすい情報提供 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 73ページ 基本方針2、環境負荷の少ない交通機関の整備 基本交通施策2の1、環境に配慮した自動車利用の実現 施策実施方針7、自動車の適正な利用への促進 大気汚染を防止し、二酸化炭素排出を削減するためのエコドライブの推進、自動車利用から徒歩や自転車、公共交通利用への転換を図るモビリティマネジメントの実施により、自動車利用の合理化を目指します。 関連する実施施策 エコドライブの推進 モビリティマネジメントの実施 17、エコドライブの推進 自動車利用をする場合の大気汚染を防止し、二酸化炭素排出を削減するため、エコドライブの啓発活動を推進します。 18、モビリティマネジメントの実施 エコ通勤優良事業所認証制度の普及啓発活動を通じて、徒歩や自転車、公共交通利用への転換を促進します。 施策実施方針8、ゼブの普及促進 ゼブである、電気自動車、かっこイーブイやプラグインハイブリッド自動車、かっこピーエイチブイ、燃料電池自動車、かっこエフシーブイ等の普及促進に取り組みます。 関連する実施施策 ゼブの普及促進 19、ゼブの普及促進 かっこ1、公共交通機関の利用促進やゼブの普及に向けた取組などを進めていきます。 かっこ2、公用車の更新、新規購入時にゼブの導入に努めるほか、一般車でもゼブへの買換えを促進します。 かっこ3、ゼブの導入、集合住宅等への充電設備設置、蓄電池の設置等に係る東京都等の補助事業に関する情報提供を行い、ゼブ導入に向けて公共施設等への充電施設の設置などを検討します。 用語、ゼロエミッション、ビークル、かっこゼブについて ゼロエミッション、ビークル、ゼロエミッション、バスは、走行時に二酸化炭素等の排出ガスを出さない電気自動車、かっこイーブイや燃料電池自動車、かっこエフシーブイ、プラグインハイブリッド自動車、かっこピーエイチブイのことです。 事例、板橋区での公用車へのイーブイ車カーシェアリングの導入 民間が運営するカーシェアリングサービスのイーブイを区の公用車として導入した。区内所有地に配備し、公用車としての利用がない時間帯には一般の会員の利用も可能とし、区民へのイーブイ普及を促進する。板橋区は、イーブイを含むカーシェアリングを公用車として使用することで、環境負荷低減に貢献するだけでなく、公用車削減による維持費、管理費などのランニングコスト削減にも繋げる。 74ページ 事業スケジュール、施策実施時期、れいわ5年度以降 エコドライブの推進 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 モビリティマネジメントの実施 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 ゼブの普及促進 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 75ページ 基本交通施策2の2、環境に配慮した移動手段の充実 施策実施方針9、環境に配慮した移動手段の充実 二酸化炭素排出量の削減につながる公共交通、シェアサイクル、カーシェアリング等の環境に配慮した移動手段の整備を進めます。 関連する実施施策 環境負荷軽減に資する車両の公共交通への導入促進 グリーンスローモビリティなど次世代交通システムの活用方策検討 シェアサイクルやイーブイ等を活用したカーシェアリングの普及促進 20、環境負荷軽減に資する車両の公共交通への導入促進 かっこ1、東京都では、ゼロエミッション、バスを導入するものに対し、当該車両の購入に要する経費の一部の助成を行っており、このような補助事業の活用による導入促進について交通事業者等と協議します。 かっこ2、二酸化炭素排出量の削減につながる公共交通として、グリーンスローモビリティなど次世代交通システムの導入検討を行います。 21、グリーンスローモビリティなど次世代交通システムの活用方策検討 国土交通省では、グリーンスローモビリティの普及に係る支援、導入実証調査、車両購入等で活用可能性のある支援事業を行っています。このような補助事業の活用について交通事業者と協議をします。 用語、グリーンスローモビリティについて 時速20キロメートル未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスのことです。 22、シェアサイクルやイーブイ等を活用したカーシェアリングの普及促進 かっこ1自転車利用を促進するため、民間事業者と連携したシェアサイクルを導入しています。今後は、ステーションの増設を進めるとともに、市民の方を対象としてイベント等での広報活動を行い、官民連携して利用促進を図ります。 かっこ2、環境にやさしい交通手段の観点から、エコカー等によるカーシェアリングの仕組みを検討します。 事業スケジュール、施策実施時期、れいわ5年度以降 環境負荷軽減に資する車両の公共交通への導入促進 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 グリーンスローモビリティなど次世代交通システムの活用方策検討 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 シェアサイクルやイーブイ等を活用したカーシェアリングの普及促進 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 76ページ 基本方針3、適切に機能分担された快適な道路ネットワークの構築 基本交通施策3の1、効率的かつ効果的な広域道路網の整備 施策実施方針10、効率的かつ効果的な道路整備 かっこ1、道路の交通、環境、防災の機能を十分発揮し、良好な都市形成に寄与するため、路線の必要性や優先度を定期的に確認し、効率的かつ効果的なみちづくりを進めます。 かっこ2、隣接する自治体との円滑な移動と交流の活発化を支えるため、より効率的かつ効果的な道路網の整備を推進します。 関連する実施施策 道路ネットワークの整備 まちづくりの視点による道路整備、かっこ拠点形成と拠点間の連絡、地域のまちづくりへの貢献 23、道路ネットワークの整備 かっこ1、調布市道路網計画における優先的に整備すべき路線について、調布市基ほん計画等と整合を図り、現在事業中である路線の進捗状況や財政状況、まちづくりの機運の高まりなどを勘案しながら順次事業を進めます。 かっこ2、関連する都市基盤整備事業と連携を図ることで、道路の整備効果を一体的に発現し、渋滞箇所の解消や道路整備による効果の大幅な向上を図ります。 24、まちづくりの視点による道路整備、かっこ拠点形成と拠点間の連絡、地域のまちづくりへの貢献 かっこ1、バスなどの公共交通ネットワークとして必要性が高い箇所や住民発意によるまちづくりが進んでいる地域の路線を整備することで、快適でより便利なまちを形成します。 かっこ2、地域のまちづくりの熟度に応じて、沿道の街並み形成の促進などについて、地域住民と協働で検討を進めます。 施策実施方針11、渋滞の解消 渋滞は自動車やバス交通の円滑な移動の妨げとなるほか、大気汚染や二酸化炭素排出量の増加につながっています。交差点など局所的な箇所に原因がみられる場合には、問題解消に向けた施策検討を進めます。 関連する実施施策 交差点改良などによる広域道路の渋滞解消 開かずの踏切の解消、かっこ5か所 25、交差点改良などによる広域道路の渋滞解消 東京都第3次交差点すいすいプランにおいて指定されたボトルネックとなっている交差点での着実な整備を促進します。 26、開かずの踏切の解消、かっこ5か所 開かずの踏切など交通環境の改善に向けて、くにや東京都、鉄道事業者等との調整を図りつつ、連続立体交差事業を視野に入れたまちづくりを推進します。 77ページ 事業スケジュール、施策実施時期、れいわ5年度以降 道路ネットワークの整備 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 まちづくりの視点による道路整備、かっこ拠点形成と拠点間の連絡、地域のまちづくりへの貢献 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 交差点改良などによる広域道路の渋滞解消 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 開かずの踏切の解消、かっこ5か所 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の準備、検討 78ページ 基本交通施策3の2、地域特性に応じた地区内道路網の整備 施策実施方針12、道路拡幅、整備 歩行者と自転車、自動車、バスなどが混在している地域や、緊急車両が通行できない道路については、安全性の確保のほか、防災性、快適性、コミュニティ機能の向上といった観点から優先性を検討し整備を進めます。 関連する実施施策 地域特性及び役割に応じた地区内道路網の見直しと整備 広域道路整備と合わせた地区内道路整備による機能向上 27、地域特性及び役割に応じた地区内道路網の見直しと整備 かっこ1、地区内道路網計画の機能確保のための総合的な取組において、各地域の状況を適切に把握し、地域と連携を図りながら、早期の課題解決に向けて検討を進めます。 かっこ2、緊急車両が通行できない道幅の狭い道路の解消を推進します。 28、広域道路整備と合わせた地区内道路整備による機能向上 都市計画道路と接続する地区内道路については、様々な交通の需要状況や広域道路の整備状況を考慮のうえ整備手法などを検討し、一体的な整備を促進することで効率的な機能向上を図ります。 施策実施方針13、市民の協力による維持管理、整備など 住宅地などにおける道路の見通し改善や景観のための沿道植栽の管理、沿道緑化の維持、推進、セットバックなど、地域住民自身による身近な道路の安全性や快適性の確保を推進します。 関連する実施施策 身近な道路の維持管理を住民が行う取組の推進、かっこ植栽、清掃 セットバックなどによる歩行空間の拡充 29、身近な道路の維持管理を住民が行う取組の推進、かっこ植栽、清掃 植栽や清掃などの維持管理については住民参加により協働で行う取組を推進し、沿道の景観や快適な通行環境確保を図ります。 30、セットバックなどによる歩行空間の拡充 交通量が多く歩道が狭い道路や、小学校や中学校周辺の通学路等においては、都市計画諸制度を活用し、地権者の協力のもと、セットバックなどで歩行者空間が確保できるよう検討します。 79ページ 施策実施方針14、安全性確保のための交通規制の実施 局所的な整備や維持管理だけでは十分な安全性が確保できない場合、通過交通の進入抑制や一方通行規制などの適切な設定による安全性の確保が必要です。 関連する実施施策 規制、ルールなどによる地区内道路機能確保の検討 31、規制、ルールなどによる地区内道路機能確保の検討 道幅の狭い地区内道路での歩行者の安全性を確保するため、道路状況に応じて一方通行規制や速度規制など、地区内道路としての機能確保に向けた関係機関との協議、検討を行います。 事業スケジュール、施策実施時期、れいわ5年度以降 地域特性及び役割に応じた地区内道路網の見直しと整備 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 広域道路整備と合わせた地区内道路整備による機能向上 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 身近な道路の維持管理を住民が行う取組の推進、かっこ植栽、清掃 短期、実施した施策の継続、運用 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 セットバックなどによる歩行空間の拡充 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 規制、ルールなどによる地区内道路機能確保の検討 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 80ページ 基本方針4、安全、安心に移動できる環境の整備 基本交通施策4の1、安全、安心な歩行空間の確保 施策実施方針15、安全な歩行空間の確保 市民や来訪者等だれもが安心して活動できるよう、中心しがいちや拠点を中心に、道路整備との連携を図りながら安全、快適な歩行空間の創出を目指します。 関連する実施施策 歩行時の快適性向上に向けた空間整備 駅までの主要な歩行経路の確保再掲 ユニバーサルデザインの考え方に基づく、歩道のバリアフリー化 歩きやすい歩行環境整備に向けた無電柱化の促進 32、歩行時の快適性向上に向けた空間整備 鉄道駅の自由通路の整備、自転車利用環境の充実、緑あふれる空間の創出、歩道の段差解消や障害物撤去等、人がまち歩きをしやすく、回遊性を高める取組を推進します。 33、ユニバーサルデザインの考え方に基づく歩道のバリアフリー化 かっこ1、中心しがいち内や駅周辺等の拠点内の主要な歩道では、ユニバーサルデザインの考え方に基づき、バリアフリー化を推進します。 かっこ2、主要な道路の整備に当たっては、ユニバーサルデザインの考え方を導入し、全ての人が安全でストレスがなく通行できるよう、段差の解消やサイン等の整備を行います。 かっこ3、最も身近な交通手段である徒歩や自転車を利用する際の安全、安心、快適を確保するため、歩行者や自転車の通行空間を整備します。 34、歩きやすい歩行環境整備に向けた無電柱化の促進 かっこ1、無電柱化の対象路線は、無電柱化が完了していない全ての市道とします。このうち、現道の無電柱化においては、無電柱化の3つの目的、かっこ都市防災機能の強化、安全で快適な歩行空間の確保、良好な都市景観の創出を達成する視点から、無電柱化の緊急性が高い路線から無電柱化を進めます。 かっこ2、加えて、都市の骨格を形成するための広域道路であり、市内の円滑で安全な交通の確保や防災性の向上において重要な役割を担う都市計画道路については、原則として無電柱化を行います。 81ページ 施策実施方針16、利用マナーの向上 自動車や自転車だけでなく、歩行者においてもマナーを向上し事故の防止を目指します。 関連する実施施策 歩行時のマナー向上への啓発活動 踏切以外の安全な経路の案内 35、歩行時のマナー向上への啓発活動 信号や横断歩道、歩行ルールなどについて情報提供や啓発活動を行い、交通安全意識と歩行者マナーの向上を推進します。 36、踏切以外の安全な経路の案内 既存地下道などの踏切の遮断に左右されない経路に関する案内情報を提示し、目的に沿った歩行者の誘導を促進します。 事業スケジュール、施策実施時期、れいわ5年度以降 歩行時の快適性向上に向けた空間整備 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 駅までの主要な歩行経路の確保再掲 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 ユニバーサルデザインの考え方に基づく歩道のバリアフリー化 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 歩きやすい歩行環境整備に向けた無電柱化の促進 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 歩行時のマナー向上への啓発活動 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 踏切以外の安全な経路の案内 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 82ページ 基本交通施策4の2、高齢者、障害者等の外出支援 施策実施方針17、高齢者や障害者などが利用しやすいサービスの検討 高齢者や障害者などの安全、快適な移動を支援し、だれもが外出しやすい環境づくりを推進します。 関連する実施施策 新たなモビリティ等の活用による移動手段の確保再掲 地域との協働による新たな公共交通の導入検討 ユニバーサルデザインの考え方を踏まえたバリアフリー化の促進再掲 公共交通機関の利用環境の整備 利用しやすい移動支援施策の充実 心のバリアフリーの実践に向けた取組の促進 37、地域との協働による新たな公共交通の導入検討 施設間を結ぶ公共交通の運行要望が高い地域などについては、乗合タクシーなど適切な運行形態のもと地域との協働による公共交通機能の導入を検討します。 38、公共交通機関の利用環境の整備 かっこ1、路線バス、ミニバスの運行におけるノンステップバスの導入を進め、だれもが利用しやすい環境を整備し社会参加の促進を図ります。 かっこ2、特に、鉄道駅等の交通結節点における公共交通と福祉輸送サービスとの円滑な乗継ぎ方策について、関係者と協議しながら検討し、可能なものから実現を目指します。 39、利用しやすい移動支援施策の充実 かっこ1、アイシーティー等最新技術の活用も含めた各種施策の連携による利用環境の充実について検討します。 かっこ2、車いすやストレッチャーを利用する方を含め、個々の利用者のニーズに応じた交通手段の確保を支援します。 かっこ3、障害者を対象とした福祉タクシー券事業について、福祉タクシー券のありかた検討委員会の検討結果を踏まえ、個々の利用者のニーズに対応できるよう検討します。 かっこ4、ユニバーサルデザインタクシー、かっこユーディータクシーについて、車いす等でも利用が可能であることを周知、啓発し、だれもが利用しやすい交通手段の一つとして利用を促していきます。 かっこ5、また、高齢者、障害者の自立した生活を促進するための外出支援施策として、シニアカー、電動車いすのシェアリングなどによる生活圏の拡大を検討します。 40、心のバリアフリーの実践に向けた取組の促進 かっこ1、共生社会の充実に向け、パラハートちょうふのキャッチフレーズを掲げ、市民に心のバリアフリーの促進に協力いただけるよう啓発に努めるとともに、不特定多数の利用が見込まれる施設の施設設置管理者等に、より利用しやすい環境づくりの推進に協力いただけるよう、積極的に働きかけていきます。 かっこ2、また、基本構想では調布市が主体となり、教育啓発特定事業及び人的対応、接遇に関する事業を位置付け、市全域における心のバリアフリーの促進に取り組んでいきます。 かっこ3、高齢者等に対して、現在行われているアイシーティー等の利用方法講座等を活用して、公共交通の情報提供ウェブサイトへのアクセス方法や予約システムの利用方法などの使い方講座など行うことを検討します。 83ページ 事例、鎌倉市でアイシーティーを活用した歩行支援システムの整備 市内の主要観光エリアのネットワークデータを整備するとともに、公共施設や観光施設等のバリアフリー情報を付加した施設データの整備を始めている。 事例、高槻市での高齢者アイシーティー推進事業 老人福祉センターでスマートフォンの使い方やリモート活動の展開、市エスエヌエスへの登録方法等を伝える講座が行われている。 事例、朝霞市の障害者移動支援施策 重度障害者の生活圏の拡大と社会参加の促進をはかるため、福祉タクシー券の交付、バス、鉄道共通カードの利用料の助成、又は自動車燃料費の補助の内どれか1つを補助している。 事業スケジュール、施策実施時期、れいわ5年度以降 新たなモビリティ等の活用による移動手段の確保再掲 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 地域との協働による新たな公共交通の導入検討 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 ユニバーサルデザインの考え方を踏まえたバリアフリー化の促進再掲 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 公共交通機関の利用環境の整備 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 利用しやすい移動支援施策の充実 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 心のバリアフリーの実践に向けた取組の促進 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 84ページ 基本交通施策4の3、自転車利用環境の整備 施策実施方針18、自転車走行空間の整備 利用実態に合わせた市内の安全な自転車ネットワークの構築、まちづくりや道路整備と併せた計画的な自転車走行空間の整備により、だれもが安全かつ快適に自転車で移動できる環境づくりを推進します。 関連する実施施策 自転車ネットワークの構築、走行空間の整備とわかりやすい明示 41、自転車ネットワークの構築、走行空間の整備とわかりやすい明示 かっこ1、自転車利用実態に合わせて、市内の自転車ネットワークを構築し、日常的な移動での利便性向上を図ります。 かっこ2、都市計画道路の整備、改修に合わせて、道路空間の再配分などにより走行空間の確保を検討します。 かっこ3、また、子どもや高齢者にもわかりやすい自転車通行空間のサインを表示し、走行空間の利便性向上と歩行者の安全性の向上を図ります。 かっこ4、市外からの来訪者にも利用しやすく楽しめる環境を創出するため、近隣自治体とも連携し自転車マップの作成、ルールやサイン計画などについて検討します。 施策実施方針19、自転車等駐車場などの環境整備 自転車等駐車場について、適正な運用を推進するとともに、鉄道事業者、施設設置者等による自転車等駐車場の設置を推進します。 また、通行の妨げとなる放置自転車の撤去を継続します。 関連する実施施策 放置自転車対策 自転車等駐車場整備 路上自転車等駐車場の設置検討、かっこ調布駅など 自転車走行空間のサインの表示 シェアサイクルステーションの拡充、かっこ公共施設等への設置 42、放置自転車対策 かっこ1、商店街周辺に設置された調布市立有料自転車等駐車場の一部を商店街等に有償で貸与することについて、商店街等と協議します。 かっこ2、また、鉄道事業者、民間事業者による設置の推進など、関係機関と市が協働し、利用しやすく効率的な整備手法を検討します。 かっこ3、歩行者のバリアとなっている違法駐輪について、心のバリアフリーの推進に加え、関係機関と協議、調整を行いながら、自転車等放置禁止区域の生活関連経路における対応、かっこ違法駐輪の撤去や啓発案内等を継続して実施します。加えて、自転車利用マナーの向上への啓発活動も実施します。 85ページ 43、自転車等駐車場整備 かっこ1、公共交通までの交通手段として自転車が利用しやすいよう、乗換拠点での自転車等駐車場の設置を推進します。 かっこ2、一般的なサイクルラックに停めにくい大型自転車の増加に伴い、平置き式の駐輪スペースの設置や利用ルール設定などの必要性を検討します。 かっこ3、自転車の駐輪状況をみながら、125cc以下の自動二輪車及び原動機付自転車について、運用の中で125シーシー以下の自動二輪車及び原動機付自転車のための駐車スペースの調整を図ります。 44、路上自転車等駐車場の設置検討、かっこ調布駅など かっこ1、道路法施行令の改正により、道路上への自転車等駐車場の設置が可能となったことに伴い、公安委員会等と協議を行い、道路上への駐車施設設置について検討します。 かっこ2、買い物利用による短時間の駐輪需要に対応するため、路上自転車等駐車場について検討を進めます。 45、自転車走行空間のサインの表示 近隣自治体との連続した走行を想定し、通行空間のサインの共通化を検討します。 46、シェアサイクルステーションの拡充、かっこ公共施設等への設置 市内移動の利便性向上と来訪者の回遊性向上を図るため、民間事業者と連携し、シェアサイクルステーションを拡充します。 施策実施方針20、自転車利用マナーの向上 歩行者、自転車利用者、自動車いずれも安全で安心な移動環境の確保のため、利用者マナーの向上に向けた啓発活動などを行います。 関連する実施施策 利用マナー向上への啓発活動 各種機関との連携による放置自転車防止、自転車等駐車場への案内、誘導など 47、利用マナー向上への啓発活動 かっこ1、交通意識の高揚と自転車利用に関するルール、マナー向上を図るため、自転車安全利用講習会の開催や様々な媒体を活用した広報啓発に取り組みます。 かっこ2、ロードサイクル利用者に向けたルール、マナー向上を図るため、様々な媒体を活用した広報啓発に取り組みます。 48、各種機関との連携による放置自転車防止、自転車等駐車場への案内、誘導など 鉄道事業者や企業など各種機関と連携し、適切な案内による自転車等駐車場への誘導について検討します。 86ページ 事業スケジュール、施策実施時期、れいわ5年度以降 自転車ネットワークの構築、走行空間の整備とわかりやすい明示 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 放置自転車対策 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 自転車等駐車場整備 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 路上自転車等駐車場の設置検討、かっこ調布駅など 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 自転車走行空間のサインの表示 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 シェアサイクルステーションの拡充、かっこ公共施設等への設置 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 利用マナー向上への啓発活動 短期、実施した施策の継続、運用 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 各種機関との連携による放置自転車防止、自転車等駐車場への案内、誘導など 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 施策の準備、検討 施策の展開、実施 実施した施策の継続、運用 87ページ 基本方針5、活力、魅力を支える中心しがいち、拠点の形成 基本交通施策5の1、中心しがいち、駅周辺等の地域の拠点へのアクセス性向上 施策実施方針21、中心しがいち、駅周辺等の地域の拠点へのアクセス性向上 かっこ1、調布駅周辺などの中心しがいちについては、商業等の活性化方策、事業を定めたまちなか再生プランでの取組やその後策定した調布市中心しがいち活性化プランでの内容を継続しつつ、新たな技術も活用しながら、更なる活力の維持、向上を図っていきます。 かっこ2、このほか、駅周辺等の地域の拠点については、アクセス性の強化による活力や魅力向上を図るとともに、相互の機能を補完するため公共交通による拠点間の連携強化を図っていきます。 関連する実施施策 まちづくりと一体となった交通結節機能の強化再掲 適切な公共交通ネットワークの構築再掲 徒歩、自転車によるアクセス環境の整備 49、徒歩、自転車によるアクセス環境の整備 かっこ1、徒歩や自転車でも中心しがいちや市内各拠点へ安全、快適に移動できる経路の確保を推進します。 かっこ2、自転車専用通行帯や自動車道の検討、自転車駐車場、かっこ駐輪場の設置など、自転車の利用環境の整備を推進します。 施策実施方針22、駅周辺での交通混雑の緩和 駅周辺での交通混雑緩和に向けて、駐車場の効果的な運用、荷捌き車両や違法駐車への対策を進めます。 関連する実施施策 荷捌き車両等向け駐停車空間の確保の促進 違法駐車、放置自転車対策の推進 50、荷捌き車両等向け駐停車空間の確保の促進 駐車場事業者と協力して、交通渋滞の一因となる路上での荷捌き行為を解消するため、荷捌き可能駐車場の設置や時間帯による路上での荷捌き対策等を検討し、必要な整備を進めます。 88ページ 51、違法駐車、放置自転車対策の推進 かっこ1、歩行者や自転車交通の多い経路において違法駐車防止重点地域を設定し、違法駐車対策の推進を行います。 かっこ2、自転車等駐車場整備やパトロールの強化、放置自転車の撤去などを推進し、安全で魅力的なまちづくりを進めます。 事業スケジュール、施策実施時期、れいわ5年度以降 まちづくりと一体となった交通結節機能の強化再掲 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 適切な公共交通ネットワークの構築再掲 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 徒歩、自転車によるアクセス環境の整備 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、施策の展開、実施 荷捌き車両等向け駐停車空間の確保の促進 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 違法駐車、放置自転車対策の推進 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 89ページ 基本交通施策5の2、中心しがいち、駅周辺等の地域の拠点での回遊性の向上 施策実施方針23、安心して移動、回遊できる空間整備 歩行者交通量の多い中心しがいち、駅周辺等の地域の拠点では、まちづくりと一体となった歩行空間の整備による快適性の向上、回遊性の向上を進めます。 関連する実施施策 まちづくりと一体となった交通結節点でのにぎわい、憩い空間の創出 鉄道敷地を活用した歩行空間の確保、整備 憩いの空間などの整備による回遊性の向上 民間との共同による空間創出、空間の快適性向上 民間と共同での回遊性向上に向けた道路空間等の活用 52、まちづくりと一体となった交通結節点でのにぎわい、憩い空間の創出 拠点を中心とした駅前広場の整備では、休憩できるスペースや施設の設置を検討し、ゆとりある駅前空間の創出を図ります。 53、鉄道敷地を活用した歩行空間の確保、整備 鉄道敷地を活用した新たな緑道を整備し、中心しがいち内の最も重要な移動経路として安全な歩行空間の整備を推進します。 54、憩いの空間などの整備による回遊性の向上 かっこ1、駅前広場を中心に多目的に利用できる憩いの空間を整備し、だれもが気軽に楽しめる周辺のみちづくりと一体となった歩行者空間の創出により、駅を中心としたまちなかの回遊性の向上を図ります。 かっこ2、駅周辺の交通環境の変化に合わせ、歩行者、自転車、車の分離や動線の在り方を検討します。 55、民間との共同による空間創出、空間の快適性向上 かっこ1、都市再生整備計画の区域内の民間事業者等と共同で、歩行者の交流、滞在空間の創出を推進します。 かっこ2、さらに、駐車場出入口の見直しや民地の活用も視野に入れて、人中心の空間づくりのあり方を検討します。 56、民間と共同での回遊性向上に向けた道路空間等の活用 道路占用許可制度を活用し、民間との共同により道路や地下道の空間を利用したオープンカフェの展開など、まちの回遊性、にぎわいを高める取組を促進します。 90ページ 施策実施方針24、緑豊かな街並みの創出 魅力ある中心しがいちや拠点の形成のため、歩行空間や交通結節点の整備においても緑豊かな空間の創出を目指します。 関連する実施施策 緑豊かな駅前広場の整備 鉄道敷地を有効活用した緑豊かな空間の創出 57、緑豊かな駅前広場の整備 駅前広場は交通結節点の機能に加えて、緑豊かな交流スペースを設置し、中心しがいちや拠点の回遊性と魅力の向上を図ります。 58、鉄道敷地を有効活用した緑豊かな空間の創出 鉄道敷地を活用して緑道を整備し、緑豊かな景観と歩いてみたくなる街並みの整備を促進します。 事業スケジュール、施策実施時期、れいわ5年度以降 まちづくりと一体となった交通結節点でのにぎわい、憩い空間の創出 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 鉄道敷地を活用した歩行空間の確保、整備 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 憩いの空間などの整備による回遊性の向上 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 民間との共同による空間創出、空間の快適性向上 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 民間と共同での回遊性向上に向けた道路空間等の活用 短期、施策の準備、検討 ちゅう長期、施策の展開、実施 緑豊かな駅前広場の整備 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 鉄道敷地を有効活用した緑豊かな空間の創出 短期、施策の展開、実施 ちゅう長期、実施した施策の継続、運用 91ページ 第5節、成果指標の設定と目標水準 5.1、成果指標の見直し 計画の進捗状況を把握するため成果指標を設定し、定期的に指標を計測します。計画の改定にあたり、現時点での達成状況の評価ができない指標については、数値算出方法の変更や成果指標の見直しを行い、下表のとおり設定します。 必要な項目については意識調査等を実施し、導入効果や目標の達成度を確認しながら、進捗状況に応じて計画を見直し、実態に即した着実な推進を図ります。 ひょう、成果指標、かっこ二分の一 1、ミニバス利用者数、単位、万人 計画策定時の現況値、75.0、かっこH21 計画改定時の現況値、73.6、かっこR3 目標値、かっこR12、80.0 2、公共交通利用数、単位、万トリップエンド 計画策定時の現況値、31.6、かっこH20 計画改定時の現況値、30.1、かっこH30 目標値、かっこR12、35.0 3、公共交通分担率、かっこ代表交通手段、単位、パーセント 計画策定時の現況値、35.2、かっこH20 計画改定時の現況値、38.3、かっこH30 目標値、かっこR12、38 4、公共交通に対する満足度、単位、パーセント 計画策定時の現況値、76.8、かっこH21 計画改定時の現況値、77.5、かっこR3 目標値、かっこR12、80 5、星印、バリアフリー特定事業計画における公共交通特定事業の完了率、単位、パーセント 計画策定時の現況値、値なし 計画改定時の現況値、100、かっこR2、(注)1 目標値、かっこR12、100、(注)2 6、自動車分担率、かっこ代表交通手段、単位、パーセント 計画策定時の現況値、16.0、かっこH20 計画改定時の現況値、12.0、かっこH30 目標値、かっこR12、12 7、運輸部門シーオーツー排出量、単位、万トンシーオーツー 計画策定時の現況値、14.0、かっこH25、(注)3 計画改定時の現況値、12.1、かっこR1 目標値、かっこR12、9.1、(注)3 8、星印、自宅などから目的地まで円滑に移動できる道路ネットワークが形成されていると感じている市民の割合、単位、パーセント 計画策定時の現況値、値なし 計画改定時の現況値、59.6、かっこR3 目標値、かっこR12、75 9、星印、バリアフリー特定事業計画における道路特定事業の完了率、単位、パーセント 計画策定時の現況値、値なし 計画改定時の現況値、54.8、かっこR2、(注)1 目標値、かっこR12、100、(注)2 92ページ 10、歩行空間の満足度、単位、パーセント 計画策定時の現況値、58.0、かっこH21 計画改定時の現況値、62.1、かっこR3 目標値、かっこR12、70 11、星印、高齢者の外出率、(注)4、単位、パーセント 計画策定時の現況値、値なし 計画改定時の現況値、64.2、かっこR1 目標値、かっこR12、64 12、星印、障害者の外出率、(注)5、単位、パーセント 計画策定時の現況値、値なし 計画改定時の現況値、58.9、かっこR1 目標値、かっこR12、59 13、自転車走行空間の満足度、単位、パーセント 計画策定時の現況値、29、かっこH21 計画改定時の現況値、31.8、かっこR3 目標値、かっこR12、60.0 14、自転車走行空間の整備延長、単位、キロメートル 計画策定時の現況値、10.4、かっこH21 計画改定時の現況値、36.2、かっこR2 目標値、かっこR12、48 15、適正な自転車等駐車場の整備済駅数、単位、駅 計画策定時の現況値、5、かっこH22 計画改定時の現況値、7、かっこR2 目標値、かっこR12、9 16、星印、普段最も利用する駅周辺の利便性が高いと感じている市民の割合、単位、パーセント 計画策定時の現況値、値なし 計画改定時の現況値、71.1、かっこR3 目標値、かっこR12、80 17、星印、中心しがいちが魅力的な街であると感じている市民の割合、単位、パーセント 計画策定時の現況値、値なし 計画改定時の現況値、68.3、かっこR3 目標値、かっこR12、80 18、星印、中心しがいち歩行者通行量、単位、万トリップエンド 計画策定時の現況値、値なし 計画改定時の現況値、10.4、かっこH30 目標値、かっこR12、10.4 (注)星印は、計画の見直しに伴い、新しく設定した成果指標 (注)1、調布市バリアフリー特定事業計画、かっこ平成25年3月策定。目標年次はれいわ2年度に基づく数値 (注)2、次期調布市バリアフリー特定事業計画、かっこれいわ4年度策定予定。目標年次はれいわ12年度に基づく数値 (注)3、総合交通計画策定後、れいわ3年3月に新しい調布市地球温暖化対策実行計画、かっこ区域施策編が策定されたため、当該計画における基準値、目標値を引用 (注)4、調布市市民福祉ニーズ調査、かっこ高齢者から引用 (注)5、調布市市民福祉ニーズ調査、かっこ障害者、18歳以上から引用 93ページ 第4章、計画の推進に向けて 第1節、施策展開の具体化と推進方策 ほん計画は、今後実施すべき交通施策の基本方針を示したものです。各施策の実施に向け、個別計画に基づき、着実に推進する必要があります。 また、厳しい財政状況の中では、様々な観点から施策の重要性を検討のうえ、効果の高いものから優先的に実施し、選択と集中により効率的に施策を展開することが重要です。 1.1、施策展開の具体化と個別計画への反映 施策を具体化し実現性や実効性を高めるため、交通施策の基本方針を踏まえ、、かっこ仮称調布市地域公共交通計画や自転車活用推進計画等のより詳細な個別計画を新たに策定します。 個別計画の策定に当たっては、基本交通施策や実施施策ごとに関係機関や専門家、地域の住民等と連携しながら、地域課題の解決に向けた有効な手法について検討します。 また、計画目標の達成に向けて効果的、効率的な事業計画とするため、限られた財源の重点的かつ効果的な投資、建設コストの削減、既存ストックの活用など、市の財政運営にも配慮します。 1.2、推進方策 交通施策の実施には、都市基盤整備をはじめ、多額の経費を必要とする事業もあるため、効果的、効率的な事業の実施やソフト施策との連携を図りながら、まちづくりや市民生活などの様々な観点から効果が得られるよう、計画を推進することが必要です。 現在事業中又は個別計画に定められている交通施策については、着実な推進に向けて予算化や関係機関との協議、調整を進めます。それ以外の各施策についても市の財政運営などに配慮しつつ、個別計画の策定などを含め調布市基ほん計画とも整合を図り、交通施策を推進します。 また、広域道路や公共交通などの交通施策については広域的な視点に立って施策展開していくことが重要で、東京都や周辺市区との連携強化を図ります。 図、交通施策の推進フローは省略します。 95ページ 第2節、計画の進行管理 ほん計画で提案した施策の実施に当たっては、定期的に施策の進捗状況、導入効果、目標達成度などを確認します。 また、調布市公共交通活性化協議会において、それらの進捗状況や検討状況を確認し、市のホームページ等を通じて公表することにより、透明性や公平性を確保しつつ進めていきます。 2.1、計画の評価、検証 ほん計画の評価、検証に当たり、関連計画の変更や社会情勢の変化等を適時、適切に捉えることも重要です。計画の策定、かっこプラン、個別計画等による実行、かっこドゥー、収集した成果指標による評価、かっこチェック、評価を基に時代にふさわしいプランとなるよう改善、かっこアクションを行うピーディーシーエーサイクルにより、時代に適した方法で計画を推進していきます。 図、ピーディーシーエーサイクルのイメージじは省略します。 96ページ 2.2、計画の推進に向けた協働体制の確立と市民参加 ほん計画の着実な実施に当たっては、行政、市民、関係機関などの連携のための協働体制を整え、関連主体、組織間、各制度、政策間の整合を図りつつ円滑な実現を図ることが必要です。 特に、交通施策に直接関連する交通事業者や関係機関とのコミュニケーションの場を積極的に設け、施策の実現に向けた個別計画策定時の参画など、協働して推進する体制を構築します。 このため、行政、交通事業者、市民、企業の役割分担、連携のあり方を明確にするとともに、関係者で構成される調布市公共交通活性化協議会やその作業部会において、ほん計画の進捗状況を確認します。 交通施策の検討や実施の際は、自治会、市民活動団体や民間企業等を含めた市民の理解、参加、協力が不可欠です。交通施策の検討状況や計画の進捗状況などの情報を公開し、様々な意見を収集しながら、計画を推進していきます。 また、交通施策の実施段階においては、広く市民に周知しながら、市民の協力や自発的な取組の促進、支援を図ります。 図、ほん計画の関係者の役割分担や進捗管理に関する体制のイメージは省略します。 97ページ 資料編 第1節、市民等のニーズ 計画の改定に当たり、公共交通に対する市民や来訪者のニーズ、課題と感じている事項を把握するため、アンケート調査を実施しました。アンケート調査により把握した事項を整理します。 1.1、アンケート調査の概要 記載のとおりのアンケート調査を実施しました。 市民アンケート 対象、16歳以上の調布市内在住者、対象者は無作為抽出、同一世帯1票を抽出 方法、郵送配布、郵送回収 回収票数、1,514票、郵送数3,000 時期、れいわ3年3月26日からどうねん4月15日まで 来訪者アンケート 対象、一都三県の在住者、WEBアンケートモニター、公共交通で調布市に来訪したことがある方 方法、ウェブアンケート 回収票数、500票 時期、れいわ3年4月23日からどうねん4月26日まで 特定世代、かっこ子育て、高齢者アンケート 対象、市の窓口及び関係施設の利用者、(注)新型コロナウイルス感染拡大により、施設利用ができる代替方法にて実施 方法、施設等へのアンケート調査票の配架、回収箱設置 回収票数、322票、配布数554 時期、れいわ3年5月10日からどうねん6月10日まで 障害者アンケート 対象、調布市バリアフリー基本構想策定に係る調査業務におけるアンケート調査結果から障害者の意見を整理し把握 方法、郵送配布、郵送回収、(注)一部ウェブアンケート、聞取り調査も含む 回収票数、153票、配布数387 時期、れいわ2年12月7日かられいわ3年1月8日まで (注)ウェブアンケートはれいわ3年1月20日まで実施 98ページ 1.2、市民アンケート調査 かっこ1、回答者の属性 性別は男性44パーセント、女性55パーセントで、年齢は40代の19パーセントが最も多く、次いで50代の17パーセントです。どの年代からも回答をいただけています。 居住地ではこくりょう町の割合が高く、その他の地域も5パーセント程度ずつの回答があります。 路線バス、ミニバスの利用頻度は利用しないが21パーセント、年に数回程度まで合わせると60パーセント以上となります。週に1回以上利用している方の割合は20パーセント以下です。 車の利用状況は車は無い、又はあっても利用しない割合が58パーセントです。 99ページ かっこ2、交通政策に対する優先度 高齢者、障害者や子ども連れなどだれもが移動しやすい交通環境を多くが望んでいます。 鉄道駅等での施策と比較して、歩行環境及び自転車走行環境の確保が特に重要とされています。 自由意見については、歩道の改善や自転車走行環境の確保、自転車利用者のマナー改善等を求める意見が多くなっています。 100ページ かっこ3、バス交通に関する意見、かっこ路線バス 路線バスの各運行仕様に対する満足度は、不満が高い事項は少なく、最も不満が高いのはバス停の快適性、かっこベンチ、上屋で30パーセントです。乗継ぎの距離や定時性に対するは満足度が高くなっています。 年数回以上バスを利用している人のみでみても、全体の傾向に大きな違いはなく、各項目の満足度、不満度は全体よりも高い傾向にあります。 地域ごとでの課題をみると、以下のような状況がみられます。 仙川ゾーン、駅とバス停との距離に対する不満度が高い 深大寺ゾーン、定時性に対する満足度が低い しばさきゾーン、運行ルートに対する満足度が低い 自由意見では、中央線や小田急線など鉄道路線と接続をする南北方向の路線を要望する意見が多くなっています。その他、しばさき駅への路線の接続や仙川駅でのバス停と駅前広場との距離について改善を求める意見があります。 102ページ かっこ3、バス交通に関する意見、かっこミニバス ミニバスの利用頻度は利用したことがないが72パーセントと最も多くなっています。 北路線の利用者が多く、北部地域の居住者以外も利用しています。 運行本数に対する重要度が最も高く他の項目と比較しても特に多くなっています。 103ページ かっこ4、新たな施策について シェアサイクルを利用したことがある割合は少なく、利用者の目的は自宅から目的地までの移動が多くなっています。 今後の利用意向は、ときどき利用したい方を合わせて30パーセント弱です。 新たな施策の利用意向では、住宅周辺や近くのスーパー等を循環する小型バス、割引のあるバスの乗継ぎの利用意向が高くなっています。 地域別に見ると、深大寺周辺では4駅から離れるが料金の安い駐車場の利用意向が他の地域に比べて高くなっています。 年齢別に見ると、80歳以上では住宅周辺や近くのスーパー等を循環する小型バス、若い世代では駅から離れるが料金の安い駐車場の利用意向が高くなっています。 104ページ 1.3、来訪者アンケート調査 かっこ1、回答者の属性 性別は男性60パーセント、女性40パーセント、年齢は40代の29パーセントが最も多く、次いで、50代が20パーセントです。どの年代からも回答をいただけています。 職業は会社員の割合が高く、その他の職業も5パーセントから10パーセント程度の回答があります。 来訪の目的は買い物等の私事の69パーセントが最も多くなっています。 105ページ かっこ2、調布市内での移動の課題 調布市までの交通手段は鉄道が多く、市内での移動手段は鉄道を除くと徒歩、バスの順となっています。 回答者全体では、移動時に課題と感じたことは特にないと回答した割合が約半数を占め、道路の渋滞や目的地までのバス運行本数では約20パーセントとなっています。 市内をバスで移動した方に限定してみると、目的地までのバスの運行本数との回答が40パーセント、道路の渋滞と回答した割合が24パーセントと高くなっています。 107ページ かっこ3、新たな交通手段の利用意向 シェアサイクル、自動運転バスに比べて低速バスを利用したい意向が高く、特に、高齢者ではその割合が増加し、8割近くが利用したいと回答しています。 108ページ 1.4、特定世代アンケート調査 子育て世代、高齢者世代を以下のとおり区分して集計しました。 なお、該当しない方の回答結果は全体にのみ含まれています。 子育て世代、40代以下及び50代にて子どもと同居している方、かっこ回答数118票 高齢者世代、65歳以上、かっこ回答数158票 かっこ1、回答者の属性 子育て世代の回答者数は43パーセント、高齢者世代の回答者数は57パーセントです。性別は、子育て世代は女性が90パーセントを占め、高齢者世代は男性が64パーセントです。 子育て世代では30代が多く半数以上を占めています。高齢者世代では各年齢から回答を得ています。 世帯構成は、子育て世代では配偶者、子どもと同居が89パーセント、高齢者世代では配偶者と同居が最も多く半数以上を占めています。 109ページ 自家用車の有無は、子育て世代では車は無い割合が高く、保有していても家族共用の車の割合が高くなっています。一方で、高齢者世代でも車は無いが43パーセントと最も多くなっていますが、子育て世代に比べて自分専用の車を保有している割合が高くなっています。 買い物や移動の主な交通手段で最も多いものは、子育て世代と高齢者世代ともに自転車が約60パーセントです。その他手段をみると、子育て世代では自家用車、かっこ家族等の送迎が高齢者世代に比べて多く、他方、高齢者世代では自家用車、かっこ自ら運転の割合が多くなっています。 110ページ かっこ2、公共交通に関する状況 バスの利用状況をみると、市民アンケートの結果と比較して全体での利用割合が低く、特に子育て世代の回答者ではその傾向が大きくなっています。 公共交通環境に関する意見をみると、子育て世代、高齢者世代ともに、市民アンケートと比較してバス停環境、かっこ上屋、ベンチへの要望割合が高い傾向にあります。 111ページ 自転車環境で改善が必要と考える事項は、子育て世代と高齢者世代ともに道路での走行がしにくいの回答が多くなっています。 自転車利用者のマナーと回答した方は子育て世代では25パーセントですが、高齢者世代では62パーセントと差がみられます。 子育て世代では高齢者世代や市民アンケートでの回答に比べて駐輪場の不足や駐輪場ラックの使いにくさに対する改善要望が高くなっています。 112ページ 1.5、障害者アンケート調査 調布市バリアフリー基本構想策定に係る調査業務で実施したアンケート調査結果から障害者の意見を整理し把握しました。 かっこ1、回答者の属性 性別は男性36パーセント、女性61パーセント、年齢は75歳以上が39パーセントと最も多く、次いで50代が15パーセントですが、どの年代からも回答をいただけています。 障害の種類は肢体不自由が23パーセントと最も多く、次いで、知的障害、認知症、軽度認知障害、高次脳機能障害が19パーセントです。 113ページ かっこ2、主な意見 交通に関する主な意見は次のとおりです。 バス交通 直通運行の要望、かっこつつじヶ丘駅から吉祥寺まで バス停の段差やガードレールの位置の見直し。 スロープ位置の明示。 点字ブロックの不足。、かっこ調布駅 コミュニティバスは車両が小さく着席や移動が不便。 コミュニティバスは振動が大きい。 タクシー バリアフリー対応車両の増加。 駅からタクシー乗り場までの距離が長い。 運賃の割引。 駅前広場 調布駅では歩行距離が長く歩きにくい。 自転車が走行しており歩きにくい。自転車の走行を禁止や区分してもらいたい。木陰等が少ない。 歩行環境 歩道の狭さや傾斜に対する意見。 無電柱化による歩道環境の改善。 点字ブロック等の不足。 舗装の波うちがあり移動しにくい。 交差点等 一部の信号において青点灯時間が短い。 114ページ 第2節、成果指標の算出方法 1、ミニバスの利用者数 調布市事務報告書、かっこ交通対策課における調布市ミニバス3路線利用人数から引用 2、公共交通利用数 東京都市圏パーソントリップ調査の結果から、調布市を発着するトリップのうち、代表交通手段が鉄道又はバスのトリップのトリップエンド数を合計して算出 3、公共交通分担率 東京都市圏パーソントリップ調査の結果から、調布市を発着するトリップのうち、代表交通手段が鉄道又はバスのトリップのトリップエンド数を合計して算出 4、公共交通に対する満足度 調布市市民意識調査結果における設問あなたは、市内の公共交通機関、かっこ電車、路線バス、ミニバスについて利用しやすいかでそう思う又はどちらかといえばそう思うと回答した人の割合を合計して算出 5、バリアフリー特定事業計画における公共交通特定事業の完了率 バリアフリー特定事業計画の公共交通特定事業において、継続事業を除く特定事業のうち、完了した特定事業の割合 6、自動車分担率、かっこ代表交通手段 東京都市圏パーソントリップ調査の結果から、調布市を発着するトリップのうち、代表交通手段が自転車のトリップのトリップエンド数で合計して算出 7、運輸部門シーオーツー排出量 オール東京62市区町村共同事業みどり東京、温暖化防止プロジェクトとしてエコネット62で公表されている調布市における二酸化炭素排出量、かっこ運輸部門を引用 8、自宅などから目的地まで円滑に移動ができる道路ネットワークが形成されていると感じている市民の割合 調布市市民意識調査結果における設問自宅などから目的地まで円滑に移動ができる道路ネットワークが形成されていると感じているかでそう思う又はどちらかといえばそう思うと回答した人の割合を合計して算出 9、バリアフリー特定事業計画における道路特定事業の完了率 バリアフリー特定事業計画の道路特定事業において、継続事業を除く特定事業のうち、完了した特定事業の割合 10、歩行者空間の満足度 調布市市民意識調査結果における設問あなたは、普段利用する道路について通行しやすいと感じているかで、徒歩の項目を歩きやすい又はある程度歩きやすいと回答した人の割合を合計して算出 115ページ 11、高齢者の外出率 調布市市民福祉ニーズ調査、かっこ高齢者における設問あなたは普段どのくらい外出しますかで仕事や学校で平日は毎日外出する、仕事や学校で週に三日から四日外出する、遊び等で頻繁に外出する又は人づきあいのためにときどき外出すると回答した人の割合を合計して算出 12、障害者の外出率 調布市市民福祉ニーズ調査、かっこ障害者、かっこ18歳以上における設問あなたは普段どのくらい外出しますかで仕事や学校で平日は毎日外出する、仕事や学校で週に三日から四日外出する、遊び等で頻繁に外出する又は人づきあいのためにときどき外出すると回答した人の割合を合計して算出 13、自転車走行空間の満足度 調布市市民意識調査における設問あなたは、普段利用する道路について通行しやすいと感じているかで自転車の項目を走りやすい又はある程度走りやすいと回答した人の割合を合計して算出 14、自転車走行空間の整備延長 計画改定時の現況値に、調布市自転車ネットワーク計画、かっこ平成30年11月策定に定める優先整備路線、かっこ1期で未整備の路線の延長と事業中の都市計画道路の整備延長を加えて算出 15、適切な自転車等駐車場の整備済駅数 調布市自転車等対策実施計画改定版、かっこれいわ3年3月策定で設定された自転車等駐車場設置必要量を満たす自転車等駐車場が整備された駅数を合計して算出 16、普段最も利用する駅周辺の利便性が高いと感じている市民の割合 調布市市民意識調査における設問あなたは、その駅の周辺は利便性が高いと思いますかでそう思う又はどちらかといえばそう思うと回答した人の割合を合計して算出 17、中心地市街地が魅力的と感じている市民の割合 調布市市民意識調査における設問あなたは、中心しがいち、かっこ調布、ふだ、こくりょうが魅力的な街であると思いますかでそう思う又はどちらかといえばそう思うと回答した人の割合を合計して算出 18、中心地市街地歩行者通行量 東京都市圏パーソントリップ調査結果から、調布市中心しがいちに該当するゾーンにおけるトリップのうち、代表交通手段が徒歩のトリップのトリップエンド数を合計して算出