日 時 令和3年6月10日(木) 19時00分~21時20分 会 場 あくろす3階ホール1 運 営 委 員 出席 壽賀 一仁 オンライン 村上 むつ子 出席 嶋田 浩一 出席 平澤 和哉 出席 児島 秀樹 出席 横山 真理 出席 水田 征吾 出席 原島 秀一 出席 長浜 洋二 出席 佐々木 真紀 オンライン 梶井 文子 出席 熊谷 紀良 出席 萩原 治 出席 髙木 直 事務局 橋本、池田、涌井、鈴木 1  運営委員長あいさつ    壽賀委員長より挨拶 2  社会福祉法人調布市社会福祉協議会 事務局長 橋本 ゆかり 事務局長 橋本より挨拶  3  前回議事録と配布資料の確認(オンライン参加者には配布資料を郵送)    前回議事録は5月31日に配信済。(出力なし)特に異議はなかった。・・・・資料①    配布資料の確認    委嘱状の案内(オンライン参加者には郵送) 《共有事項》19:20~19:45 4  市民活動支援センターの位置づけ及び中長期運営方針と前期の取り組み・・・資料②    ・前期の主な取り組み(センターが取り組む4つのテーマ) ① えんがわフェスタで多様な市民参加を! ② 市民が使いやすいセンターに! ③ えんがわカフェで新たな出会いと学びの場を! ④ えんがわファンドで市民活動支援と寄付文化の醸成を! 【委員長】市民活動支援センターの位置付けとし、前期から襷を受けている中長期運営方針や主なテーマ(4つのテーマ)について事務局、継続委員からの説明をお願いしたい。 【事務局】調布市市民プラザあくろす条例について             資料②―1      社会福祉法人調布市社会福祉協議会市民活動支援センター運営要綱 資料②―2 運営要綱について、一部現状と合致しない部分があるため来月、変更提案予定。      市民活動支援センター運営業務委託仕様書(令和3年度)について 資料②―3      中長期運営方針について(センターの5か年の取り組み)    資料②―4      センターの位置づけについて                 資料②―5      資料②―1~5の説明を行った。      中長期運営方針については、担当委員から改めて報告がある。 【委員長】中長期運営方針の進捗、資料②―4、②―6を中心に報告お願いしたい。 【委 員】資料②―4中長期運営方針については、これまでの運営委員の思いが詰まっている。大きくわけて、 Ⅰ.はじめに Ⅱ.基本理念役割 Ⅲ.センターの目指す次期5年間の運営方針の3つに別れる。 その中の、Ⅲ.センターの目指す次期5年間の運営方針の5つの柱として、 1.人材を発掘し、育成する 2.行き交う情報の有効活用 3.市民活動助成事業「えんがわファンド」を活用した市民活動支援の充実 4.パートナーシップの強化 5.災害時の支援 の5つを挙げている。 また、5つの柱をブレイクダウンし、それぞれの取り組みを記述している。 資料②―4の解説 資料②―6は、それぞれの活動を定量的・定性的にブレイクダウンして、活動に落とし込みやすいように作成している。 資料②―6の解説 2021年において、進んでいる事業もある一方で、これからという事業もある。この後、4つのテーマについては別途紹介がある。 【委員長】前期の委員が、議論し4つのテーマに取り組んできた。参考例として各担当委員から紹介をお願いしたい。先ずは、えんがわフェスタについて。 【委 員】資料②―7、これまでのえんがわフェスタについて報告したい。      えんがわフェスタは17年の歴史がある。市民プラザあくろすを開放し、より多くの市民の方々に市民活動支援センターの存在を知ってもらうことと、趣旨をわかってもらうことが目的である。 人が集まることにより、市民と市民がつながっていくことで市民参加を後押ししてきた。 2005年~2013年にかけては、様々なイベントを行っていた。これは模索を重ねながらアンテナを広げ、理解を得るための取り組みだったと思われる。 2014年から「調布」「まちの」「市民の参加」のようなテーマに変わってきた。また、テーマを決めて長期的に取り組もうとしてきた。 その中でキーワードは自分の住む地域「調布」。その中でも、チャレンジこども協力隊はこどもが対象になっている。 楽しんでもらいながら、子育て世代のお父さん、お母さんに市民活動を身近に感じて欲しいという趣旨がある。 3年間、テーマ性をもってやってきたが、現在チャレンジこども協力隊は、えんがわフェスタの企画から独立して、独り立ちをはじめている。 2020年は多文化共生がテーマであったが、コロナウイルスにより中止した。2021年はオンラインによるえんがわフェスタを開催した。 テーマは2020年のテーマであった「多文化共生」と「若者の自習スペース不足」「子育て世代」の3つであった。 オンラインの開催は不安があったが各分科会とも、たくさんの参加があり様々な話や意見が聞け、中身の濃いものであった。 今後も新しい体制を取り込んでいきながら、より広くより深いえんがわフェスタにしていきたい。 【委員長】過去の企画を知っている委員や事務局職員もいるので、関心があれば本日のグループワークの中でアイデアを共有してほしい。 それでは、③えんがわカフェの取り組みをお願いしたい。 【委 員】えんがわカフェは、えんがわフェスタより小規模なイベント。えんがわカフェは身近で気楽な話題をもとにしている。 参加者が少人数なため、一人一人と密に話ができ、深まった関係ができる。その後、自分がやっている子育てひろばにボランティアや遊びにきてくれるなど、関係がつながっている。 少人数から関係作りがはじまり、確実に掴んでいけるツールである。現在はオンラインの運用をしている企画もある。 【委員長】資料②―8、前期2年間のえんがわカフェ一覧について説明。前期の委員が中心になり、立ち上げ企画運営をしていた。今期も市民のために面白い企画が出来たらいい。 では、えんがわファンドについてお願いしたい。 【事務局】えんがわファンドはセンターの助成金事業。年間総額100万円を活動団体に助成する。上限額は1団体10万円、1団体最大3年まで助成が受けられる。 募集要項については、運営委員会で議論をし、どのように有効活用していくかご意見いただきながら事業を実施している。 本日の協議事項の中にもえんがわファンドにかかわるものが入っているのは、そのような事情からである。 選考は選考委員会で助成決定していくが、助成金事業の内容については、運営委員会で意思決定していく。 えんがわファンドをツールにしながら、調布市内に寄付文化をより広く醸成していくことを目的に行ってきた取り組みとして、調布チャリティーウォークというイベントがある。 チャリティーウオークは年1回10月末に行われ、イベントへの賛同による参加費が、えんがわファンドへの寄付金の原資になっている。 歩くイベントに参加しながら、活動団体を支援していくことで、身近に寄付を感じることができる。 2年前は市内企業にサポーター会費を納めて頂き、協力いただいた。前任委員を中心に企業回りを行い、意図や目的に共感していただく活動を行った。 【委員長】後半の協議事項に、えんがわファンドの協議がある。理解を深めていただきたい。      それでは、②市民が使いやすいセンターのテーマについて。 【委 員】当初はセンターの認知度を上げる、もっと人を呼び込みたいということからスタートした。駅前の立地であるが、なかなか一般の方が入りにくい。 当時の委員とセンター職員による話し合いを重ね、武蔵野市にある武蔵野プレイスの見学を行った。武蔵野プレイスは同じ駅前でも、活気がありたくさんの方が利用されていた。 何か武蔵野プレイスの要素を取り込めないかと考えた。その中で気になったのが図書館だった。図書館の機能が人を集めるマグネットになるのではないかと考えた。 センターの入り口付近の有効活用につながるのではないか。図書館プロジェクトを立ち上げ、市民の方々と一緒に作っていこうと一年程前に発案した。 具体的には昨年9月末にプロジェクト発表会を行った。市民がセンターを活用するための突破口になったらいい。 現在コロナウイルスで準備がストップしているが、約10名の市民の方が集まってくれている。夏にはオープンさせたい。 【委員長】もう一息で完成するので、新任委員にもご協力お願いしたい。 《協議事項①》19:45~21:07 5  運営委員会で今期取り組むテーマについて(グループでの検討) 資料―③ ・共有事項で紹介したが、前期から続く4つのテーマの推進を行っている。新たな期となり改めて運営委員会でどのようなテーマを重点に取り組むべきか、小グループ(3つ)にわかれ、自由に意見出し(ブレインストーミング)を行った。 グループでの話題 ●グループ①の協議内容 1)えんがわ文庫の推進 ・公立の図書館は窮屈な感じがしているため、えんがわ文庫に期待している。発信力にもなると思うので楽しみにしている。 ・関わっている市民が主体性をもって参加できるようにしたい。  ・えんがわ文庫発表会をやりたい。各コーナーにも広がるとよい。 2)えんがわカフェの推進 ・様々なテーマで、小さくても良いので、気軽に参加できるような企画を行いたい。 3)居場所づくり ・人に対する関心が低くなっているように感じるため、人とのかかわりが持てる居場所ができるとよいと思う。 ・自分の身近な「あったらいいな」を、センターを活用して実現していきたい。外国籍の方の居場所、入院中の子ども達への支援など。 ・様々な悩みを抱えた親御さんが、話を聞いてもらえる場所を作りたい。SNSなどを通じた場作りもできるとよい。 ・人との接点を大切に、つながり作りを、集まれる場作り、オンラインの両方で進められることが大切と感じた。 4)若者やテレワーク中の現役世代との連携強化 ・IT支援など、若者や学生の出番ではないか?テレワークで会社員も自宅にいるので、オンラインで繋がりが作れるとよいと思う。 ●グループ②の協議内容 1)誰もが楽しめる居場所や事業の推進 ・障がいのある人もない人も、外国籍の方もジェンダーマイノリティーの方も誰もが一緒に楽しめる居場所やイベントができると良い。 2)多世代交流の強化・推進  ・高齢者と子どもが触れ合う機会が創出できると良い。お互い助け合えるような関係。  ・学生がITなどの専門家として参加できる機会を作ることで、認められる嬉しさを実感できると多世代交流につながる。  ・課題解決型の協働事業をゴールから逆算して取り組む。お互いが役割を持って目指すことが重要。  ・若い頃から地域とつながりがあると将来、地域で関わりやすくなる。 3)オンラインイベントの推進  ・今まで外に出てこなかった方や地域参画できなかった方も参加できる。  ・少しの時間を使って地域の中でゆるいつながりを形成。 4)団体同士の交流・つながり創出の推進  ・バラバラになっている市民活動をつなげていくと新しいことが生まれたり、それぞれの活動の力になったりする。  ・単独(独立)⇒交流⇒協力⇒協働というステップを意識して仕掛けることができると良い。単発のイベントでは交流で終わってしまうことが多い。 5)情報が行きかうまちの推進  ・様々な方法で発信、受信することが重要。どこで何がつながるか分からないことが魅力。 ●ZOOMグループの協議内容 1)誰でも行ける、立ち寄れる居場所の推進 ・アフターコロナで地域はどうなるのだろうか?子ども、高齢者、フレイル問題などの課題解決のための居場所が必要ではないだろうか。 2)多世代交流の推進  ・様々な世代が横断的に関わることで得られるものはたくさんあるように感じる。 3)市内7ヶ所のボランティアコーナーとの連携の強化 ・事務局提案資料参照、地域とコーナーの連携強化はもちろんのこと、運営委員の皆さんとの関わりも増やしていきたい。 4)若者や学生との連携強化 ・優秀な学生が多いと感じている。そうした学生や若者を市民活動に巻き込んでいきたい。 5)多様な人材との連携及び運営委員会の多様性 ・障がい者やジェンダーなど、色々な個性を持った人がいる。そのような方々とも今後は地域交流を活発化していきたい。外国籍の方や障がいのある方の運営委員登用も図っていきたい。 ●協議結果 本日ご意見として出されたことを、次回の運営委員会では、形に落としていきたい。 ≪協議事項②≫ 6  令和2年度えんがわファンド助成先団体の対応と令和3年度選考結果について 資料―④ 【委員長】昨年度のえんがわファンド助成先団体に対して、皆さんの判断を仰ぎたい。      事務局から、説明をしていただきたい。 【事務局】資料④―1~3      5月21日(金)にえんがわファンド2021選考会を開催した。 その際1団体について資料④―2で記載の通り、2020年度助成金の使途について懸案事項(資料④―3、19条を参照)が発生し、選考保留となった。 そのため、選考保留となった団体の2020年度助成の是非について、委員のみなさんの意見を聞き、資料④―2の対応案のうち、 どちらで要請すべきか、判断したい。 【委員長】えんがわファンドについて、現行で公開されているのは、資料④―3である。 申請→審議→選考→決定されたが、事前の相談なく使途変更してしまった。他団体との公平性や透明性を考えると、要綱の19(2)で判断せざるを得ない。 このような結果が出て、事務局側からの対応が2案出ている。意見を伺いたい。 【委 員】質問したい。えんがわファンドは1団体最大3回までだが、全額返金した場合は、助成決定した数に入るのか。 【事務局】選考会は昨年度すでに終了していて、助成決定している。全額返金を求めたからと言って昨年度助成決定した事実は変わらない。 【委 員】決定の通知を出したとき、資料④―2参考に編集用パソコン(一部助成)と明記していたとあるが、1~5の物品について助成する旨は伝わっていたのか。 【事務局】はい。 【委 員】その上で、備考欄の一部助成となっている意味を拡大解釈してしまったということか。 【委員長】選考委員であったが、審議の結果申請通りの選考で認めた。 【委 員】対応として①だと考える。 【事務局】①従来の使途と合致する、1,987円以外の98,013円の返金を求め、2021年度申請を再選考する。②2020年度の助成について、全額返金を求め、2021年度申請について再選考する。①、②どちらかの挙手をお願いしたい。 ●協議結果 ①従来の使途と合致する、1,987円以外の98,013円の返金を求め、2021年度申請を再選考するとし、通知することとした。 ≪報告事項≫21:07~21:20 7   令和2年度市民活動支援センター事業報告について 8   令和2年度市民活動支援センター資金収支決算報告について 【委員長】報告事項を事務局からお願いしたい。 【事務局】事業報告については、資料の当日配布はせず、事前配信のみの報告。前回の運営委員会で審議し、文言の修正などは、事務局一任ということで承認いただいた。 送付した内容で確定している。 9 えんがわカフェ 資料⑧ 【事務局】前回の運営委員会でお伝え出来ればよかったが、1回目のえんがわカフェを6月12日(土)午前中に予定している。             今回は、昨年のえんがわフェスタで「子育て分科会」にご協力いただいた方から、現在コロナ禍でなかなかお子さんが遊びに行ける場所がなく、子育て世代のお母さんもイベント探しに困っているのではないか。 楽しいことが出来たらということでご相談いただいたところから、えんがわカフェの枠でやってみないかとお話をさせていただいた。 資料を読んでいただくと内容はわかると思うが、ZOOM越しにおにぎりを作り、交流するイベントになっている。全国的にも活動をしていて学びやクイズの時間、おにぎりソングやダンスなども作っている。面白い企画のイベントになっている。現在5組の参加がある。 10 調布Summerボランティア2021について 資料⑨ 【事務局】昨年から継続委員の方はご存じの企画だが、夏休みを活用して学生にボランティア参加をしてもらおうというキャンペーンを打っている企画。 昨年はコロナ禍で実際のボランティア体験は行えず、調布STAY HOMEボランティアということで、寄付をベースにしたボランティアを実施した。 今年度は一部の団体から受け入れをしてもらえそうで、50名程の受け入れを予定している。今回は昨年に引き続き寄付体験プログラムと、ボランティア実践体験プログラムということで、6月22日頃情報公開をリリースしていく。よろしくお願いしたい。 【委員長】Summerボランティアなどの広報を皆さまにお願いしたい。   《その他》 11 次回の運営委員会日程と今後の日程調整について ・7月20日(火)19時~ @あくろす3階ホール1 【委員長】様々なアイデアやご意見を事務局でうまく取りまとめのベースを作って夏や秋以降、事業に落としこんでいけたらいい。是非、ご協力をお願いしたい。 ≪お知らせ≫ 【委 員】現在、当法人では観光PRや就労体験ができる事業をすすめている。コロナで残念ながら就職できていない若者が増えている。社会につながれる取り組みをしているので、サポートしていきたい。また、児童館事業をはじめるため、興味のある若者がいたらお声掛けをお願いしたい。 【事務局】災害ボランティア養成講座を開催する。(資料あり) 6月20日号の市報に掲載、6月22日から受付開始、15名募集。 よろしくお願いしたい。 【委員長】これをもって閉会とする。