令和3年度第5回調布市男女共同参画推進センター運営委員会議事録 要旨 日 時 令和4年3月18日(金)午後6時30分から7時50分まで 場 所 市民プラザあくろす ホール 出席者(敬称略)9人 浅井委員,石井委員,老川委員,大槻委員,神永委員,中野委員(代理者:佐藤氏),堀委員,山田委員,田中委員 事務局 男女共同参画推進課 市川 傍聴者 なし 1 開会 2 議題 (1) 男女共同参画推進センター事業報告(令和3年度下半期)について   ◆事務局より,資料3に基づいて事業の実施状況を説明   委員B 2月19日講演会「マチズモを削り取れ」は,定員の40人の応募があり,エピソード募集もやっていたのにもったいない。リベンジ企画の予定はないのか。   事務局 この講演会については,大変好評で,キャンセル待ちのほか,他団体から問い合わせも来ている。こうした状況から,改めて企画し,実施したいと考えている。エピソードについてもその中で活用したいと考えています。   委員F 定員が満員になった事業がいくつか中止になったのは残念。是非とももう一度企画してほしい。施設管理面からも協力したい。 (2) 令和4年度事業計画(案)について   ◆事務局より,資料4に基づいて事業計画案を説明   委員C 令和4年度の事業について,令和3年のイベント中止を踏まえ,コロナの影響を受けることを前提とした場合において,中止,延期,代替案といった確実にできる対応策について伺いたい。   事務局 最近のコロナの状況を踏まえると,大人数が集合することが望ましくないのは当然ながら,特にお子さん同士の接触がある状況にリスクがあると受け止めております。センターの事業は保育ありを前提としているところ,考え方によっては,大人だけであれば,対策を取ったうえでの実施も可能だったかもしれません。しかしながら,実際に保育なしとすることは,なかなか難しいと認識しております。   委員C 先ほど,事務局からオンラインという説明があったが,オンラインの活用はもちろん重要である一方,オンラインの活用が難しい人に対する対策も必要でないか。この2年間,コロナで様々なものを失ってきたが,オンラインが使えない方に対し,どういう対応が良いのかは一概には言えないが,例えば冊子を配るなど,そういった方々に手を差し伸べてほしい。   委員G ただいま発言があったオンラインの環境が整わない方への対処法として,例えば,場所の提供があげられる。市の本庁の会議では,委員がパネルのほかにタブレットも使用しているし,会議室の提供もある。その点,市もだいぶ進んできたなと感じている。男女センターも,機器を借りてくるなどして対応できないだろうか。また,オンライン診療も参考にできるのではないか。廃校に出向いての診療なども実施している過疎地域もある。こうしたものを活用すれば,情報が届くのではないかと思う。       それから,生理用品の配布について,これはデリケートな問題と感じており,この問題は,大人の女性というより低年齢層の,いわゆる女の子たちが直面しているものと認識している。低年齢層の子たちに届くやり方を模索してもらいたい。   委員H(内部委員) 市では,窓口での配布のほか,学齢期の子どもに対しては,市の教育委員会を通じて,各学校のトイレに備え付けている。都立学校でも,全校に備え付けられているとの報道もあったところである。       窓口での配布の際には,ただ生理用品をお渡しするのではなく,センターで実施している相談の案内も同封しており,お困りの方に助けが届くように努力する。   委員D 本庁ではオンライン化がだいぶ進んできていて,本庁の職員にセンターの状況を伝えたら,把握していなかったことに驚いた記憶がある。オンラインは色々な対応の幅が広がると思うので,是非とも予算化して実現してもらいたい。それによって,多くの方々に,講座やセミナーを聴いてもらえるのではないか。       それから,男女共同参画を知ってもらうために,児童館など他の施設に出張に出るのもいいのではないか。   事務局 毎年,出前講座として,市内中学校3年生を対象に弁護士によるデートDV講座を開催しています。   委員C この場に相応しくないかもしれないが,調布市の中心は,調布駅,市役所,たづくりであると思う。男女共同参画のイベントの調布駅界隈での開催を考えてはどうか。あくろすでやるから効果が薄いかもしれないので,調布での実施を検討しても良いのではないか。   事務局 検討いたします。   委員長 先ほどからオンラインの話があがっているが,この施設には,市の回線としてどのような状況にあるのか。   事務局 業務用の回線はLG-WANという官公庁専用のもので,セキュリティが高く,一般の方,他の機器などの接続は認められていないものです。本庁は,LG-WANと別にインターネット用のWi-Fiが入っているのですが,あくろすではそういった電波は入っていない状況です。ただし,市民向け施設ということでフリーWi-Fiが導入されています。そういった状況であるので,現在は,携帯電話のポケットWi-Fiで運用を開始したところです。   委員長 出先施設であり,広報の観点からも本庁と同じようにWi-Fiが必要と考えるので,予算要求から必要かもしれないが,実現してもらいたい。   事務局 承知しました。   委員E この間のオンラインとも関連があるところで,情報発信として,動画を市民に配信するのはどうか。意識の向上にもつながるのではないか。   事務局 現在,内部で動画による意識啓発の準備を進めています。まずは職員用として想定しつつ,内容によって可能なものは,市民にも見ていただけるようにしていきたいと考えています。   委員B 来年度の計画に記載がある団体等補助について,実施状況には特に記載がないが,実績はどのような状況か。   事務局 今年度については,補助金対象団体として,1件5万円で2団体から申請がありました。毎年度の実績については,事務報告書に記載しています。   委員B 申請のあった2団体については,毎年,補助を受けているのか。   委員H(内部委員) この2団体については,過去から継続的に活動しています。この補助金については,年間予算10万円で確保していますが,現在は要綱を改正し,団体ごとに同じ案件での申請は3年を上限としています。 3 報告 調布市男女共同参画推進プラン(第5次)(案)について   ◆事務局より,資料5に基づいてパブリック・コメントの結果等を説明   委員C 今回策定する男女共同参画推進プランは市報に載るのか。市報のインパクトは大きいので活用してはどうか。   事務局 策定ができ次第,市ホームページへの掲載を予定しています。市報については,現時点で予定はしていませんが,要否については内部で確認します。   委員長 この委員会は,市長の私的諮問機関として位置づけられていると聞いており,本来であれば,プラン策定については市長に答申するような内容とも理解している。この委員会での活発な議論を経て策定されるものであり,是非ともアピールしてもらいたい。   事務局 内部で検討させていただきます。   委員B 今後のスケジュールについて伺いたい。また,どういう感じで公表するのか。   事務局 3月中の策定を目指しています。また,プランは冊子にすることを予定していますが,まずは,ホームページでのデータ公開となると認識しております。   委員G 今後を考えると,冊子のコストは考えるべきと考える。効果的な広報に向けて,オンラインや動画など,オンラインの活用を検討する必要がある。今後の広報費など,どのように考えているのか。   事務局 市としては,ペーパーレスの推進も図っており,その点からも紙媒体は減らしたいと考えていますが,現実として紙を無くすことも難しいので,効果的な方法を検討したいと考えています。   委員長 広報について活発な意見が出ている。事務局においては,意見を活かしていけるように努めてもらいたい。 4 連絡事項   ◆事務局から任期が3月末に満了する旨及び要綱改正について説明   委員長 2年間お疲れさまでした。   各委員 おつかれさまでした。 (閉会)