9 講演会 報告書 (1) テーマ    「罪を犯した障害のある方のその後の地域生活」 (2) 目的    市民の方に罪を犯してしまう障害のある方の状況を理解してもらい、地域で温かく見守る地域の土壌をつくる。 (3) 実施方法    YouTubeによるオンデマンド配信    (配信日時)令和5年2月1日~28日    (申込期間)令和5年1月20日~2月24日 (4) 内容  第1部 基調講演:武蔵野大学 木下 大生 氏      「罪を犯した人への福祉的支援実施の現状と課題~知的障害のある人の支援を中心に~」  第2部 テーマ:罪を犯した障害のある人の現在と支援の実践     ◆インタビュー動画:「埼玉復興からのチャレンジ~周囲の支援で就労へ」     ◆トークセッション:「罪を犯した障害のある人への最先端の支援」       講演者 木下大生氏(武蔵野大学 人間科学部 社会福祉学科 教授)           加藤公一氏(内閣官房 内閣総務官室 上席障害者雇用専門支援員                  併任 内閣人事局 障害者雇用専門支援員) (5) 申込人数    229名   ◎住まいや所属(複数回答可) 調布市内在住 83 教育関係者 3 調布市外在住 69 農福連携.農業関係者 2 障害当事者 10 保護司,矯正職員 2 当事者家族 15 NPO勤務 1 調布市内勤務 58 公的機関相談窓口職員 1 福祉関係者 115 公務員 1 医療関係者 23 手話通訳 3 学生 3 労働関係者 2   (7) アンケート結果  Q.第1部 基調講演の内容はいかがでしたか。ご感想・ご意見をお聞かせください。 ・福祉関係者ですが、地域の人の視点での犯罪者像を考えるきっかけとなりました どうしても、当事者目線で支援をせざるをえないので、違う目線も意識しなければ、地域生活をうまくいかせることはできないと感じました ・受刑者の障がい者の割合の多さに驚いた。 ・普段、障害者の相談支援・就労支援に関わっておりますが、なかなか知り得ぬお話でした。 犯罪を犯した事実だけで無く、その背景を考える事で、「犯罪者」以外のその人の姿が見えるように思いました。 大変勉強になりました。 ・基調講想像していたし,刑務所は罪を償う場所であり反省を促す場所だと思っていた。しかし犯罪に手を染めてしまう人が怖い人ばかりではなく,孤独や孤立する中,困窮や障害(知的障害含む)を持っている人が少なからずおり,地域との繋がりや家族との関係性が悪かった場合,そのような手段でしか生きていけない人もいるのだと知ることができた。罪を犯した方でも「特別調整」を希望すれば受けられることも分かり,司法と福祉が連携してより良い方向に向かってほしいと感じた。ただ司法と福祉の前提となる考え方には違いもあり,それぞれの専門性や齟齬を話し合いの中で解決していくことが求められていることも認識できた。 ・今回は知的障害のテーマでしたが知的、認知だけでなく、さまざまな一般の人についても孤立しないために支援が必要かなと思いました。福祉の司法化の話、人権侵害が起こりうるという事、日々、気をつけていきたいと思いました。 ・福祉的支援のこれまでの経緯についてが分かり、興味深く聞きました。司法と福祉の連携の課題についても福祉に携わる人間として、注意しなければならないところがあると思いました。 ・今までは犯罪者は刑務所に拘禁して反省させることに重点を置き再犯防止をすると考えてきたが、それに変化があり、現在は社会復帰に主眼を置くことで結果、犯罪を減らすことを目指している実状を学び、司法と福祉の連携の始まりを実感した。 ・刑務所に勤務する立場にいます。『支援者に内在するパターナリズム』や『自己覚知』という言葉に、改めて内省する機会となりました。刑務所の中はまだ「支援」という言葉には程遠い環境です。矯正職員一人ひとりが、保安的環境にいながらも福祉的・教育的視点をもって日々受刑者に関わっていける環境になると、拘禁刑もより効果的な法制度となると、より一層おもいました。 ・刑務所への被収容者において知的障害を有している人の割合が高いということは知っていましたが、こちらの講演では知能指数相当値の分布が一般の知能指数分布と明確にズレていることが視覚化されており、衝撃的でした。また、生活苦によって罪を犯している人の多さや、福祉に繋がっていない人が多いという状況には、罪を犯す前に適切な支援を受けたり福祉に繋がることができていたら、と心苦しさを感じました。司法と福祉の連携における恩恵はあるものの、社会資源の不足や連携における難しさなどの課題がある現状においては、なかなか思うように進まないこともあると考えられます。また、福祉の司法化の問題点や支援者に内在化されたパターナリズム等に関しては、支援職を目指す学生として常に頭の中に置いておく必要があると感じました。加害者臨床においては、加害者としての扱いを受けることの多い目の前の対象者に対して、「反省させないといけない」という自らの「正義感」といかに向き合うかが特に重要になってくるのだと感じています。自己覚知を意識しつつ、今後も勉強していこうと思いました。 ・木下先生のお話、久しぶりに聞きました。あらためて勉強になりました。 ・司法福祉について初歩的なところから知りたかったので、とても分かりやすくて良かった。 PDFも資料として良かった。 ・犯罪を犯した人にケアする機関がいろいろあることを知りました。 ・わかりやすかった ・大変に分かりやすくて良かったです。 ・とてもわかりやすく、聞きやすい講演だった。まだまだ課題もあり、支援していくことは大変だが、実際に犯罪に関わった知的障害者の方を前にした時に自分が何ができるか、どう対応できるかを考えさせられた。どっちにしても、偏見や恐れを持った態度はとらないようにしたいと思う。 ・資料もお話も分かりやすかったです。 ・司法福祉について、すこし理解できた ・司法と福祉の連携について,わかりやすくお話ししていただき理解が深まった。 ・イメージが悪いように定着してしまっていることをどう改善していけばいいか考えさせられました。 ・難しい話も含まれていますが、良かったです。 ・全く知らなかった分野のお話で興味深く拝聴しました。こうした支援を必要とする方々がいること、支援の仕方があることを知る事が出来ました。 ・実際の取り組みがわかり良かった。 ・少し一般的過ぎた感じがした。 ・よかった ・民生児童委員として、知識が深まる内容であった。 ・パワーポイントか見やすく、理解が広がりました。 ・新たな知見を得ることができて学びがありました ・知的レベルと犯罪の関係が参考になりました。 ・関心のある分野でした。木下先生に分かりやすく論点整理していただき、大変勉強になりました。 ・改めて障害の方の犯罪が多いことと再販しないための支援が必要なことを学びました。 ・客観的なデータが物語る現実が衝撃的だった。中と出口の支援だけで解決できるとは思えなかった。療育手帳を取得していなかった割合の高さ、すなわち、福祉に繋がりを持つことが出来なかったことから考えると、本人の問題よりも生育環境、彼らの養育者の問題ではないかと思った。そこを重点的に支援する体制がなければ、根本的な解決には繋がらない。「入口に立たせない」ための取り組みがより重要だと思った。また、彼らの支援について、主にボランティア、有志に頼っている現実は非常に問題だと思う。もちろん「良心」から熱心に支援活動を行っている人もいるが、報酬は少なく、自分たちだけが多大な犠牲を負って支援活動を担っているという自覚からなのか、「良心」が暴走する姿を多々見かけることがある。そして、行政も頼り切っている後ろめたさなのか、それを堂々と止めることが出来ない。それは分野に限らず、支援活動の場では頻繁に目にすることだが、犯罪者支援においては、自分自身の負うリスクと負担が大きすぎて「良心」だけで関わるのは難しい。一部の人に犠牲を負わせて健全な社会と維持しようとするのは止めてほしい。それこそ行政が担うべき分野ではないかと思う。きちんと報酬を得ながら正しい知識をもとに支援を行う専門職の配備が必要だと思う。そして、講演のなかでもお話しがあったが、これだけ問題が明らかであるにも関わらず、なぜか支援活動に対して積極的になれない気持ちが残る。関係者の方々の真摯な思いが伝わらなかったのではない。十分に理解したうえで積極的になれない気持ちがある。大変申し訳ない。おそらく、当の本人、もしくは支える家族から環境を変えたい、人生を変えたいといった声が届かないからだろうと思っている。刑務所で生活することが、本人、また、家族にとって平穏な生活をもたらす結果になっているのではないか?と感じてしまったからだ。本人にとっては安住の地、家族にとっては繰り返す問題行動に振り回されることのない今の生活に安心を感じているのではないだろうか?支援以前の問題として、本人、その家族が明るい人生を望むように導くことがどれだけ困難なことか考えさせられた。厳しい状況のなかで支援を行っている関係者の方々には頭が下がる。このことをいつも心の片隅に置いて、考え続けたいと思う。 ・充実していた ・「罪を犯した障害のある方のその後の地域生活」講演会 感想文 20230330 2月の始めにオンラインにて参加させていただいた講演会は、もう一度視聴したいと思いつつ時間が取れず、また、感想を求められているとは知らずにいたところ、今回思いがけずに催促されたことで、これも思いがけず講演内容サイトに行き当たることが出来、感謝しております。 とはいえ、〆切まで2日間で、大まかなな感想を書くことしか出来ません。 このテーマは、深く関心のあるテーマでした。というのも、10年以上前の数年間、障がいのあるかたの家族の会に関わっていたことがあり、またそれとは別に、2009年から今も、90%えん罪と言える確定死刑囚の支援をしているからです。後者は09年の確定判決以来2012年から現在第3次再審請求中です。 障害を持って生きることも、犯罪を犯すことも、この社会全体の包摂の中での「現実」で、世界、日本のゆがみから来ることだと思います。 障がいをお持ちで犯罪を犯した方の出所後の地域、社会生活の困難については、想像してもあり余るものがあります。日本社会がそれ自身資本主義の仕組みに取り込まれながら、良い意味での包摂をしない、排除する方向にあるからです。多様性を認め合っていろんな人が生きることへの心構えが育つ機会がなかったことは、国連で、教育現場でインクルーシブ教育への方向が取られない、教室で学科進行の迷惑とみなされることであからさまな差別が放置されていることを指摘されたことでも明らかです。人を分けたうえで、いつも弱い、自己主張できない人がいじめられるのです。階層のトリクルダウンというような。刑期を終えた障がいのある方がそのような一般社会に出てゆくのには、十分に配慮された受け入れ態勢が必要だと思いますが、今回この講演で、人道的支援に加え、人権思想に基いた合理的な支援の仕組みを研究され、実践されている場があるということを知り、心づよく思いました。障害者自立支援法のように、自立支援の受け皿も不十分での発車で、医療費削減のための方法(措置)では? と疑わせる制度では困ります。ただ、近年は発達障がいなど、本人も周囲も気づいていなかった障がいや特徴で、福祉機能のある支援に結びつかないということはないでしょうか? 罪を犯したとされることで審理を受け刑期が決まるときに、中身についての支援はされているのでしょうか? 事件の真相、事実について、ご本人の思いを審判以前に聞いてあげる仕組みはあるのでしょうか? 審判での参考意見としては、成育歴などで、ご自分が他人に理解してもらえなかった、そのことが犯罪に走らせることも考えられるながら、参考意見に留まるかもしれません。ただし、DVでのマインドコントロールなどは現実の実行につながるかと思います。審判への関与ができ仕組みはできないでしょうか。 ・木下先生の話がとても分かりやすく良かった ・人生いろいろです。  Q.第2部 ①当事者インタビュー についてのご感想・ご意見をお聞かせください。 ・真面目な方でしたので、紆余曲折はあったのだろうと推測するものの、最終的にうまくいってよかったな、と感じました 一方で、最初から支援にのらない当事者もおり、そういう方の支援の難しさを感じました ・元受刑者が、生活者として、周りの助けで自立できる素晴らしさを知った。 ・埼玉復興さんの取組も含め、大変印象的でした。罪を犯した者としてだけではないその方への対応が、その方を犯罪から遠ざけているような印象を受けました。 農福連携も最近よくテーマに挙がりますが、もっと大きなテーマで考える良い機会となりました。 ・当事者のインタビューでは,「自分には障害がないと思っていた。それまで分かっていなかった。」とお話されており,仕事をしたり地域に出ていった時に「あれ?何で自分はこんなに怒られるんだろう」と思うことが増えたと答えていたのが印象的だった。実際には色々なサポートを受けられていたら,信頼できる人が周囲にいたら違った未来があったのかもしれないと考えると,身近な地域市民が関わるだけでも違ってくるのではないかと感じられた。ただ,インタビューの方は自身が働きたい内容の仕事を地道に取り組み,その取り組み方によって周囲の方も応援してくれたのではないかと思った。どの人にも自分のやりたいことややってみたいことがあり,仕事や作業が提供されて取り組める環境と生活していく場所を確保していく必要があるため,地域でどこまでその支援ができるのか考えさせられた部分もあった。 ・実際の取り組み伺えて良かったです。 ・外でのインタビューは聞きづらくもう少し工夫がほしかったです。当たり障りのないインタビ ューで、もう少し踏み込んだお話を聞きたかったと思いました。 ・ご自身が皆と同じだと思っていた(障害が無い)と率直に語っていただいたことは、グレーゾーンやボーダーラインで障害とは判定されずに特性で悩まれる御本人やご家族に響くものがあったと思う。 ・「自分が障害者だと知らなかった。」という言葉が印象的でした。彼の生育歴に支援につながる場面があれば、矯正施設に入る経験もせずに済んだのではと頭をよぎりました。また、埼玉福興の地道な働きかけや、地域市民への理解や定着支援へのアプローチについてとても興味深く拝聴しました。 ・地域の人との間に壁を作らず自然体でいることが大切だというお話にその通りだと感じると同時に、なかなか難しいことだと感じました。特に、罪を犯した経験を持つ利用者の方は、それまでの人生において自然体で居られることがほとんどなかったと考えられ、地域の人や職員の方との間に壁を作ってしまったり、なかなか信用できないということがあるのではないかと思います。そのような人達に対して、職員の方がどのように接し、地域の人とどう接するのが良いのかというモデルを示すことは、罪を犯した方が社会に馴染んで、戻って行くために非常に意味のあることなのだと思いました。 ・何か、農業っていいですね・・・。お顔は写ってなかったけど、伊藤さんの声が聞こえてまし たよ。 ・音声が聞き取りにくいのが残念だった。 ・貴重なお話をありがとうございます。これからも頑張ってほしいです。 ・体験を聴けるのは、良い ・一例として見させて頂きました。全国的にかなりありますので次が必要でしょう。 ・当事者の考えが聞ける機会はなかなかないので、貴重なインタビューだったと思う。 ・ご自分に自信を持ち始め、確実に夢に向かって生きていることがうかがえました。社長さんがご本人の話を笑顔で頷きながら聞いている姿に、こうして当事者を温かく見守る人がいることこそ、安心できる社会につながるのだと痛感しました。 ・皆のサポートが本人の支えになっていることがわかった ・外での仕事は気持ち良さそうで,気分もハレバレして,一生懸命に取り組めそうに感じた。 ・障害の特性を理解したうえでの支援必要に感じました。 ・当事者の言葉は胸に響きます。思っている事を聞けて良かった。 ・罪を犯したことをただ悪と決めつけるのではなく、その背景に思いを致し支援をしていくことが必要だと感じました。 ・地域で理解し、支援する方々と出会え笑顔になれたのは幸せと思う。 ・当事者だけあって実感がこもっていてよくわかった。 ・よかった ・回復の過程が映し出されていて、共感できた。 ・当事者の生の声がきけてよかったです。 ・御本人の様子がよくわかりました ・回答できず ・時間が取れず視聴できませんでした。 ・埼玉福興さんの取組みに敬服するとともに、当事者の方の生の声を聴かせていただき大変刺激になりました。 ・障害の理解が大切と思いました。 ・本人が成功経験を積んで変わっていく姿が伝わって良かった。経験することで未来に対する希望や目的を持てるようになるのだなと思った。順調ではない過程のなかで、焦ることなく、力みすぎることもなく寄り添う支援者の姿が素晴らしかった。支援とは、一方的に支えるのではなく、ともに悩み苦しみ成長することなのだと教わった。支援者として理想的な姿だと思う。 また、青年と支援者の会話する姿からは意思疎通に問題があるようには感じられず、青年が抱える問題はまったく見えなかった。普通の青年にしか見えないことから支援の対象から外れて犯罪に結びつくまで問題を深刻化してしまったとも思えるが、早い段階から隔離されて特別な支援の対象となることも良いことばかりではない気もした。 ・新しい視点の考え方をいただきました。 ・具体的な取り組みが生き生きと報告され、良かったと思います。 ・埼玉福興のすばらしい取り組みを聞くことができ、参考になった。 ・人生いろいろです  Q.第2部 ②トークセッションについてのご感想・ご意見をお聞かせください。 ・これからの新たな施策にも期待したいですが、そこから漏れてしまう人も必ずおり、いたちごっこのようなむなしさを感じることもあります 現場の支援者も折れずに、現状を発信して世の中を変えていく努力が必要かと思いました ・医療の側面で、受刑者を支援する事が、再犯予防と自立に有効と知らされた。受刑者の身体的な特性を理解して、一般市民の受刑者への偏見を和らげる啓発も必要と感じた。 ・個々人とどう向き合うか、地域とどう向き合うか、それぞれが深く洞察された中でのトークセッションで、終始興味深い内容でした。 自分事になりにくいとの事、大変理解できます。 しかし今回の学びを通し、目の前に罪を犯した経験がある方と出会った時、罪を犯した背景にも目を向ける事ができるように感じ、それは実は、私自身にとっても落ち着いて対応するきっかけになるのだろうと感じました。 知らないからこその恐さがあった事を気付かされた、貴重な機会となりました。 ・トークセッションでは今回のテーマを自分事として捉えると,意識が高まるのではないかとお話があった。確かに罪を犯した人でも,殺人や凶悪犯罪でも死刑判決が出ない限り,出所される。必ず地域で生活している方が身近にいるかもしれないと思うと,考えさせられる問題である。罪を犯した人に対して,罪を償うこと自分の罪を振り返ることを今まで重点的に刑務所で取り組んできているが,それだけでは再犯防止には繋がらないことが分かってきた。それだけではなく,自分の特性を再認識することや自己発信力(自己肯定感)を高めていくことで社会復帰に向けてどのようなことが必要なのか,またサポートする人たちがその方をどのように読み解いて着目していくのかが大事になっていくのだと理解を深めた。また,罪を犯す前に周囲のサポートがあれば罪を犯すこともしなかったかもしれないので,一般市民として自分に何ができるのか,考えるきっかけになった。 ・反省させるなど罰よりも、社会復帰に向けての支援が安心安全な社会につながることが分かりました。 ・お二人でまとめられた結論が少し納得がいきませんでした。自分事にする必要があるのかなと、そういう立ち位置でなくても支援を考えることができるのではないかと思いました。 ・刑務所の中で、障害の傾向や特性に合わせた支援が進み、プログラムが充実していくことが、刑務所を出てからの本当の出口支援に繋がると思う。それが無いと結局は再犯を繰り返してしまうと思う。 ・私が日ごろ感じる、「この人達は、出所したらどうなるのだろう」という漠然とした心配な気持ちと、拘禁刑施行までのそれほど時間が無いにもかかわらず、「現場の矯正職員はこのままで大丈夫なのか」という別の心配な気持ちを、整理整頓してくれる貴重なトークセッションでした。一筋縄ではいかないなと思いながら、毎日現場の業務に追われれています。マクロな視点で少しでも話をすると「ここは刑務所で、福祉施設や病院じゃないですから」と失笑されます。講師のお二人のセッションを聞いて、地道に伝えていくことと、自分が関わっている「機能向上作業」をとおして、受刑者それぞれの疾病特性・障害特性等を周囲の職員へ伝えて、受刑者それぞれの個人理解へ繋げていくことが、今私ができることだと改めて考えました。勇気をいただきました。大変貴重な時間でした。本当にありがとうございました。 ・加藤さんの、刑務官として関わる時と看護師として関わる時で呼び方が変わるというエピソードには、違和感というか、受刑者も職員も混乱してしまうのではないかという感想を抱きました。受刑者にとっては、普段は番号によって管理される立場で、とある場所では名前のある人間に戻るような、そんな(社会における一般的な扱われ方とは乖離した)感覚があるのではないかと想像しています。また、発達障害の特性があった結果生じてしまった行動が「(取り押さえに対する)抵抗」と見なされてしまうこともあるというお話の流れで、なぜその行動が生じたかを読み解いて、それを地域の人や処遇に関わる他の人等に伝えていくことの必要性があると聞き、本当にその通りであると思うと同時に、そういった橋渡しをする役というのが自分が支援職として目指す一つの形であると感じました。 ・加藤さんの実務に裏打ちされたご発言も、大変実感のこもったものになっていて、参考になりました。また、どこかでお話を聞きたいです。 ・福祉の専門家がこれまでの自らの活動をふまえながら話す内容はとても参考になった。 ・共感できるお話で、勇気をもらいました。 ・皆んなが支え合う社会が大切と感じた ・お二人の努力の歴史を感じます。次の段階に少しずつ進むと期待してます。 ・加藤氏の経歴がすごいと思った。加藤氏の講演も聞いてみたい。 誰もが本音で聞いてみたいことを木下氏が深く食い込んで質問してくれていたので、とても良かった。 ・自己肯定感を向上させることがあらゆる課題を克服することにつながると、日々の支援の中でも、また子育ての中でも、友人関係の中でも強く強く感じています。個々の自己肯定感を挙げていくことが、自分が属する社会全体の肯定感につながっていく、それが安心できる社会となると思います。 ・支援者としてのスタンスを改めて感じた ・お二人のお話で知的障害者が犯罪者になりやすい境遇にあることがよくわかった。 ・孤独でいることの解消が必要と感じました。 ・犯罪をしても、地域で受け入れていく事が大切だと思いますが、障害理解や受け皿が進むといいと思います。 ・視聴期間が過ぎてしまい視聴出来ませんでした。 ・テーマを決めて話をしたら良かった。 地域にどのような社会資源があるかをもう少し説明してほしかった。 ・実例を交えて勉強になった。 ・よかった ・良い内容だが、少し間延びした感じがあった。 ・セッション形式は新鮮でした。 ・取り組みや考えがわかりました ・回答できず ・時間が取れず視聴できませんでした。 ・この分野の実践を最先端で重ねてこられたお二方のセッションはとても貴重でした。ありがとうございました。 ・良かったです。 ・行政も問題を認識して対策に乗り出していることは伝わったが、それよりもこの問題を取り巻く複雑な事情のようなものが感じられた。あまり世の中では大っぴらに言えない事実が含まれているのか、積極的な支援活動が必要にも関わらず、認知させるのが難しい、支持を得られないといった困難が伝わった。 ・具体的な事例がきけてよかったです ・研究や施策研究者と現場の従事者との意見交換は必要で、とても良かったと思います。ちょっ と時間がたったので、細かい場面は思い出せません。 ・この分野の知識を深めることができた。 ・人生いろいろです  Q.今後の講演会へのご希望や、その他ご意見・ご感想などありましたらお願いいたします。 ・ありがとうございました ・大変、参考になりました どうもありがとうございました ・定期的に、配信して欲しい。もう少し短い内容にまとめて欲しい。これからの福祉と医療を組み合わせた受刑者への対策と成果を、配信してもらいたい。 ・支援者向けはもちろんの事、生涯学習等の場面で市民向けにも知ってほしいと思いました。 ・今回当事者のインタビューが風の音で聞き取りづらい場面が多かったのは,とても残念に思った。 罪を犯す人の中に障害(疑いも含む)を持っていらっしゃる方も少ないないと知ることができ,自分自身の考え方が広がったと感じた。身近な話題として捉えていきたいと思った。 ・期間中見れるのはありがたいです。 ・発達障害のある方の犯罪の問題など。 ・講演時間が長すぎました。今後、工夫してください。 ・なかなかこのようなテーマを扱われる地域もまだまだ少ないと思います。今後もぜひ、『ちょ っと違う、けど身近なテーマ』を取り上げてください。 ・とても身になる講演会でした。ありがとうございました。 ・動画配信、大変ありがたいです。 ・司法福祉に関心があり、今後関わっていきたいと考えているので、大変参考になりました。ありがとうございました。 ・今までの講演会とは違う分野でのお話は、とてもよかったです。 ・配信が選択肢にあると参加しやすい ・全国的には働く場所が数々あります。様々な問題点はありますが、市内だけで全ては解決しません。考え方は良いが実際の働く場所は市内を超えてもある事は知らせたい。 地方自治体は、更生保護に対して必要な協力をすることができる。、、しなければならない‼ ・普段自分は関わっていないだろうと思われる犯罪というテーマだったが、触れられたことで地域での考え方も変わるきっかけになったと思う。とても有意義な講演でした。ありがとうございました。 ・勉強になりました。ありがとうございます ・知的障害者を受け入れてくれる病院,医院が増える為には ・障害のあるかたの生活が見えるもの、どのように寄り添えばいいか理解が深まる講演があれば参加したいです。 ・また当事者のお話を聞きたいです。 ・また機会があれば参加したいと思います。 ・8050問題になりやすい精神疾患があると思われる方への支援。未受診の方へのアウトリーチについて。 ・アンケートはもう少し直後のほうがよかった。記憶が曖昧になっている部分があったので。 ・回復への支援の様子を見られると良い。民生児童委員として、活動に生かされると考えられる ため。 ・当事者とのトークセッションも関心があります。 ・この分野の課題に対する講演、地域の活動を知ることができたら有難いです ・申し訳ありません。ネットで見つけて1月中に申し込んだのですが申し込んだことを失念してしまい、見逃してしまいました。周りの誰ともこの講演会の話題をすることがなく時が過ぎてしまいました。自分で手帳に記入するなどリマインドをかけておけば良かったです。お手数になりますが、2月に入ってからでもメールで「視聴開始しました」的なご案内をいただけると助かります。内容が役に立ちそうであれば周りの人にも紹介します。 ・今回のような形式の研修は好きな時に動画視聴ができるので助かります。 ・貴重な講演会を企画してくださりありがとうございました。 ・対応の仕方など‥ ・とても勉強になりました。特に、障害者の犯罪者支援に関する講演というのは少なく、貴重なお話しを聞くことができました。ありがとうございました。 ・特にありません。いつもありがとうございます ・オンラインで、多くの人に届けられることは良いと思いますが、できれば同時にオンサイトでの講演会で、参加者と意見の交換や共有ができれば良いと思います。 ありがとうございました。 ・触法行為をした障害のある人の支援について取り上げていただき、ありがとうございます。 ・1時間ほどで充分。