令和5年度第1回「市長と語る・ふれあいトーキング」 1 日時 令和5年5月21日(日)午後2時から4時まで 2 場所 文化会館たづくり 8階 映像シアター   開会 午後2時 ○司会者(岡田市民相談課長)  皆様,こんにちは。定刻となりましたので,令和5年度第1回市長と語る・ふれあいトーキングを始めさせていただきます。本日は大変お忙しい中,多くの皆様に御参加いただきまして,誠にありがとうございます。  まず初めに,市長・長友より御挨拶をさせていただきます。お願いします。 ○長友市長  皆さん,こんにちは。調布市長の長友でございます。週末日曜日の貴重な時間,私どもとのふれあいの集会に参加いただいてありがとうございます。まず心から御礼申し上げたいと思っております。  普通の市民の方は,参加しない限り,こういう集会があることだってあまり御存じないかもしれないんです。市長仲間で話ししていると,やっぱりほかにやっていないんですね。いや別に,やっているのがいいかどうか,それはいろいろな御判断ですから,どちらがとは言いませんが,調布はずっと続けさせていただいているということと,以前は染地だとか,深大寺だとか,仙川だとか,地域ごとにくくってやっていたんです。それはそれで地域特性というか,地域の問題点がよく分かってよかったんです。ただ,それを5年,10年続けていますと,残念ながら同じ傾向の質問が毎回毎回出てきて,何かほかの方法をやろうかということで,今回のように無作為ではがきを出させていただいて,時間があって参加してもいいよと言っていただく市民の方,地域を限らずに,こういうような会合にさせていただいているということです。  ですから,今後も続ける限りいろいろ考えて,ほかのやり方があればまたと思っておりますが,できるだけこういう直接対話の機会,私どもも大変勉強になりますので,続けさせていただきたい。本当に熱心に御参加いただいて,心から感謝申し上げる次第でございます。  ここはたづくりですね。これができてから28年たつ。私が調布市民になってから29年だから,大体同じくらいの建物かなと思いますけど,何回かお越しになったことは多くの方があるんじゃないかと思いますが,この映像シアターという空間があるのは知っていたよという方,ちょっと手を挙げていただけますか。――これぐらいの規模でちょうどいい,いろんな会合をやっています。私も時々やってきて,市民の方だけとは限りませんが,いろいろなことで使わせていただいております。こういう空間もあるんだなということは,じゃ今回,皆さんでまた認知いただければなと思っております。  ここも28年たちましたんで,これからまたいろんなことを考えていかなければいけないんだなと思いますけれども,貴重な文化会館でございますので,今後ともよろしくお願い申し上げます。  限られた時間で即答できないものがございます。それは明日以降,新しい週に入って責任を持って,なるべく早く,そういう即答できない問題についてはお答えを返させていただきますので,よろしくお願いします。  それから,最後に,5月8日以降,私はいろんな会合に出席する際,ソーシャルディスタンス,適当な距離以上のものがあるときにはマスクを取らせてやらせていただいております。できれば今日もそうさせていただきたいんですが,よろしいでしょうか。――ありがとうございます。ほかの方も必要に応じて,もちろん取っていただきながらということで,ひとつよろしくお願いします。 ○司会者  次に,本日,市からの出席者を御紹介いたします。皆様から向かって市長の左側テーブル,副市長・伊藤でございます。その隣,副市長・田中でございます。市長の右側テーブル,行政経営部長・小柳でございます。その隣,都市整備部長・渡辺でございます。最後に,私の隣,市民部長・小島でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  始めさせていただく前に,お願いがございます。  本日は大変多くの御参加をいただいております。時間の限りもございまして,御参加いただいた皆様全員に御発言いただくことは難しいところでございます。何とぞ御了承くださいませ。できるだけたくさんの方からお話を伺いたいと思います。御発言はお1人3分以内でお願いをいたします。  御発言いただけなかった場合には,お配りしております参加者アンケートの裏面に御意見,御提案等の欄を設けております。後日回答をさせていただきます。また,市長へのはがきにつきましては御帰宅後でもお使いいただけますので,御記入後,ポストに御投函をお願いいたします。  御発言いただける方には,お席に御用意をいたしました,こちらのピンクの番号が入ったシートを掲げていただきまして,私のほうから番号で指定をさせていただきたいと思います。お手元にこちらの番号はありますでしょうか。ない方がいらっしゃいましたら。――大丈夫でしょうか。皆様,御自身の番号の御確認をお願いいたします。番号を挙げていただきましたら,一回に3名の方を御指名させていただきます。順番に発言をお願いいたします。3名の方が終了後も同様の形で進めさせていただきます。  御発言の際にはマイクをお使いいただきます。係がマイクをお持ちいたしますので,よろしくお願いいたします。  御発言の際には,冒頭,小島町の岡田ですといった形で,お住まいの町名,お名前をお願いいたします。なお,ホームページに公開する記録には,町名のみを記載させていただきます。  あわせて,本日の記録のため,写真を撮らせていただきますことを御了承ください。お顔が写らないような角度で撮らせていただきます。  最後に,本日の予定は,会場の都合上,午後4時までとなっております。皆様の御協力をよろしくお願いいたします。  申し遅れましたが,本日の司会進行を務めさせていただきます,私,市民相談課・岡田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  大変お待たせいたしました。それでは,ふれあいトーキングを始めさせていただきます。初めに御発言いただける方,こちらのシートのほうを挙げていただけますでしょうか。ほかにいらっしゃいませんか。よろしいですか。じゃ,まず3番の方,次に12番の方。 ○●●(深大寺南町4丁目)  初めまして。調布市深大寺南町に住んでいる●●と申します。17年ほど前,世田谷区から両親と一緒に引っ越してきて,当時の調布の魅力と言えば,まず家が安かったこと,まちがそれなりに豊かだったこと,自然が豊かだったこと,そして通勤が都心に対してしやすかったことなんですけど,ちょっと印象に残っていたのが,当時,調布駅前のお店が足りなかったことなんですね。お店が足りなかったこと。それについては,数年前にほぼ解決されたと思うのですが,そうなると今度は,調布駅前がちょっと殺風景な気がしまして,緑が足りない,植樹が足りない。  もともと調布というのは,自然の豊かさが魅力だと思いますので,恐らく数十本から100本も植樹すれば,自然の豊かなまち調布というイメージが,さらに全国に対してアピールできるので,手頃な投資ではないかなと思うのですが,この点どのようにお考えでしょうか。 ○長友市長  ありがとうございます。さっき,たまたまちょっと申し上げましたように,私もまだ調布市民になって30年弱ぐらいです。ですから,調布駅の近辺の模様も,以前の形も,それからどういうような人の往来であったとかいうのも記憶には残っております。  ただ,人間の記憶というのはいいかげんというか,移ろいやすいもので,今はっきりと,じゃ,真ん中にレールがあって,南北がどうなっていたかというと,にわかに思い出せないところも正直言ってございます。ただ,地下化になったのが平成24年の8月のことで,それで南北が一体となって,あれだけ広い空間ができたということになります。  まず,今の御質問の中で,木のことに触れていただいたので,私どもの行政としての思いは……●●さんとおっしゃいましたっけ? ○●●(深大寺南町4丁目)  はい。 ○長友市長  全く同感です。やはりあれだけ南北一体となって広くできたので,南のロータリーはこれから整えていきます。北は大体出来上がっています。それでようやく広場全体が再来年度,令和7年度を一応目標として広場の完成形に持っていきたいと思っておりますが,あれを開発していく過程において,開発するために,どうしても木を残念ながら何本か切らざるを得なかったんです。ただ,そのときの市民の皆さんとのお約束では,切った本数と同じ,またはできればそれ以上植樹をすると。これはお約束となって,そういうことを今までも我々は公表しておりますけれども。  ですから,もうそんなに5年も10年もかかることではございませんから,どれぐらいのものを,それから木も同じものだけではあまり面白みがないでしょうから,専門家と私どもは相談をしながら,どれぐらいの本数で,どれぐらいの品種のものを100本以上は植えるということで考えておりますので,ぜひまたその過程においても,いろいろ御意見がございましたら,お寄せいただければと思います。  よろしくお願いします。 ○●●(深大寺南町4丁目)  ありがとうございました。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。  じゃ,次に12番の。お願いします。 ○●●(布田4丁目)  布田に住んでおります●●と申します。よろしくお願いします。  私は布田というか,調布に住み始めておおよそ4年ぐらいということで,こちらに住んで,調布駅の近くということで,駅前を通ると結構子どもがたくさんいらっしゃるかなということで,非常に若々しいまちなんだなというのがすごく印象にあります。  私自身も,結婚してこちらに住み始めて,子どもにも恵まれてというか生まれまして,調布駅前等々いろいろと遊ばせていただいているという状況になっています。  ここからが本題で,全国的な話でいくと,いわゆる少子化というところで,新しく生まれてくる子が86万人を切ったとかと思ったら,今度は80万人を切ったというようなニュースも飛び込んでいて,調布市がどういう状況にあるかというところまで数字が調べ切れていないんですけれども,市長さんとして,その辺りの少子化というところに関して思うところというか,市独特の課題みたいなところがあるようであれば,そういった御認識というところを教えてほしいなというところと,あと,いわゆる国のレベルになってくると,「異次元の少子化対策」というのを打ち出して,国だったり,都だったりというところがそういう話,政策を出してきているかなと思うんですけれども,そういった意味で,市独自の何か政策というところについて,今後こういうふうなところを打ち出していきたいみたいなところがあれば,そういうお考え,確定していなくてもいいんですけれども,そういう思いというところをちょっとお伺いできればなというふうに思っているところです。  以上です。 ○長友市長  ありがとうございました。そうですよね。80万人なんて聞くと,私は昭和20年代の後半の生まれなんですけれども,200万人ぐらいでした。200万人というのは,受験をするときにそういうことを聞いたことがある。200万人のうち3割の60万人が大学,もしくは短大に進学するからという数字を聞いて覚えているんですけれども,それと比べると3分の1に近いぐらいになってきているというのは,いろんな考え方があると思います。それは,例えば結婚をされるとか,お子さんを持たれるとか,それも自由な意思に基づくものですから,そこまで強制といいますか,固定した関連で考えるのはおかしい。それはそうかもしれませんね。  ただ,やはり少なくなってくるというときには,よく言われますように,生活面の以前に,日本全体の経済的な活動がなかなか滞ってくる部分があるんじゃないかというようなことは,これからどう考えていくのかというのと,それから質問の後半のほうにもおっしゃいましたように,国としても今必死になっているのは,例えば少子化ということを考えたときに,もう少し一つ一つの御家庭でお子さんを増やしたいんだけれども,いろんな要因でそれがなかなかうまくいかない。大きく考えますと,やっぱり財政的なことと子育てのしやすさみたいな,そういうようなものが要因になるんじゃないかなというのは,国としても,私ども市町村としても同じように考えているということです。  ですから,最初に申し上げましたように,自由意思でそういうことに対して御自分の人生をお考えになるのは自由でございますが,何かお困りのことがあってということであれば,それはやっぱり国としても我々基礎自治体,市としても可能な範囲でお手伝いをしたいと。もうそれに尽きると思います。  それで,コロナということもありまして,国も躍起になって様々な給付金ですとか,財政的支援を考えている。国,それから東京都もですね。それはある程度御存じのとおりだと思います。  そのようなことをコロナがなくてもということで,私どもも考えてさせていただきたいということで,市として独自の支援になるような,例えば普通の生活をなさっている御家庭に児童1人当たり2万円分のキャッシュレス決済のポイントの付与とか,新しい携帯のシステムを使いながら,便利に使っていただきながら多少の支援をさせていただくようなことも考えております。経済的にどの家庭にもということと,お子さんを対象にしたものととりあえず分けますけれども,両面で考えさせていただきたいと思っております。  それから,保育園の待機児童の一掃ですとか,やっぱり子どもを持つんだけれども,どうにも家庭の負担が多過ぎで,例えば保育園が見つからないというようなことになると。そんなこともありましたので,多方面にわたって――調布だけではありません。近隣の市も躍起になっていますが,子育てしやすさ。  保育園の待機児童だけで申しますと,数年前,最悪の事態は300人以上の待機児童がこの調布におられたんです。今14人,昨年が16人。今年が14人ということで,まだ残念ながらゼロにはなっておりませんが,かなり収束が見えてきたと。  ただ,保育園の待機児童というのは,言ってみれば学童クラブの待機児童の予備軍みたいなことがあるんで,それも一体となって考えなきゃいかんとか,連動して考えておりますが,今日●●さんから,もう少しこういうこともやれるかというのがあれば承りたいと思いますし,どんどん言っていただく中で,その両面にわたって,財政支援と子育てのしやすさ,懸命に取り組んで,調布の中だけでもできる少子化に対する対策を打ってまいりたい,そういうふうに考えております。 ○●●(布田4丁目)  ありがとうございました。 ○長友市長  ありますか。もっとこういうことをやったらどうだと。 ○●●(布田4丁目)  例えば,生まれてすぐという話だけじゃなくて,いわゆる高校までの何かいろいろな無償化の話であったりとか,逆に生まれたばかりの話ですと,いわゆるおむつを1歳まで無料で配るみたいな,他市だとそういうことをやっていたりするので,ちょっとそういう具体的なものがもしあるのであれば,お考えを伺いたいなと思っていました。 ○長友市長  それぞれの自治体で,やっぱりいろいろな角度から考えていますから,様々な施策があります。全部をやるとちょっとお金が大変かもしれないけれども,今おむつの話がありましたけれども,多くのところが取り組んで効果が上がっているというようなものについては,我々も勉強しますし,ぜひおっしゃっていただきたい。  それから,4月から実施できて,長年の懸案が1つ前に進んでよかったと思うのが,高校生までの医療費の無償化,これを所得制限をつけないということと,1回200円の通院料もなしにするというフルスペックというのか,完全な形でできたというのは大変よかったなというふうに思っております。  それまでに実施していたのは26市の中で武蔵野市だけ。4月からというんで,今年度からやるのがうちと府中市とあきる野市,まだ完全スペックではそのぐらいの状況ですので,やっとそこまで持ってこれたかということは思っておりますが,それも実施した後にまた,いろんな保護者の方から異なった観点の御意見が出てくればお聞きして,考えていきたいと思っています。 ○●●(布田4丁目)  ありがとうございました。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。それでは,次に御発言いただける方,ぜひこちらの番号札を挙げて……じゃ,27番の方,5番の方,7番の方。次をお待ちいただけますか。 ○●●(下石原3丁目)  下石原に住んでおります●●と申します。よろしくお願いいたします。  今,ちょうど調布市に越してきまして8年ほどになります。先ほど少子化の話が出てきましたので,子どもを育てている母親という立場から発言させていただければなと思います。  小学校になる子どもが2人おりまして,ちょうど先ほど,数年前の待機児童が300人,ちょうどその頃に3人目をどうするかということで考えていて,保育園に入れる保証がちょっと取れなくて,3人目は厳しいねという話をちょうどしていた世代ですので,今,待機児童がすごく少なくなっているということで,とてもよかったなと思います。  生まれた子どもに対する支援ですとか,経済的な支援ですとか,すごく考えていただいていて,調布市全体としてすごく住みやすいまちだなと思っているんですけども,小学生に上がった子どもたちを見ている立場から,やっぱりちょっと伸び伸びと自由に,例えばボール遊びができるような場所がないとか,もちろん住宅事情とかもありますので,難しいとは思うんですけども,私の子どもが通う小学校ですと,休み時間にボールを蹴るのは禁止になっていたりするんですね。  理由としては,以前に校舎の窓ガラスが割れてしまったということなんですけども,子どもにルールだよ,ボールを蹴るのは危ないから禁止だよと言えば,もちろん簡単に済むことなんですけども,何だかちょっとボール遊びもできないんだなというちょっとした窮屈さというんですかね。そういう小さなことが積み重なっていくと,あれ,何だかちょっと子育てしづらいのかなというふうなイメージにつながってしまうのかなと思います。  昨年,PTAを通して,子どもたちの通学とか見守ることがありまして,まだまだ通学路,歩道がないところですとか,ちょっと危ないなという交差点が多々あります。ふだん暮らしていると,いろんなところが整備されているのはとても感じるんですけども,引き続き子どもたちの環境整備についてお願いしたいなと思います。 ○長友市長  ありがとうございました。例えば,その子どもたちが伸び伸びと自由に遊べる環境問題の1つとして,今おっしゃったボール遊びですね。物すごく率直に申し上げますけども,以前は空き地が,申すまでもなく,特に都市部においては東京とか大阪にも。私は,義務教育は大阪で育ったんですけど,やっぱり住宅地とは言っても,今よりは自由な空間がいっぱいあったなと。学校だけじゃなくて。そう思います。それがだんだんだんだん,1平方キロ当たり1万人住んでいるまちですから,そういうことになってまいりました。  それから,こういう場ですから,私も率直にお話をして,率直にお聞きしたいんですけれども,怒られるかもしれないけど,地域空間の中のおおらかさというか,例えばということで言えば,先ほど来,保育園待機児童の問題に触れたので,300人にも及ぶ待機児童が出て,我々も大変でした。何とかして保育園を増強しなきゃいかんと必死の思いでやってきました。随分定員を増やしました。  ただそのときも,一番危機的な状況をまだ脱し切れていないときも,1か所のみならず,一番の問題はお金があるんですけど,その前に土地なんですよ。つくれる場所を探すのが大変だったんですが,やっと探したのに,近隣で御理解いただけなくてできなかった。これはあまり大きな声では言っていないから,大勢の方が御存じではないんですが,そういうことがあったんです。ただし,それも市民の方の権利です。自分のこれからの老後,静かな環境の中でのどかに暮らすことだけが望みだと言われると,それもやっぱりお聞きしなきゃいかんというようなことはありました。  ボール遊びも若干似たようなところがあります。できれば多くのところでやらせてあげたいんですけども,数字で言うと,現在市が管理している公園の箇所が228。じゃ,その中で自由にボール遊びできるのは幾つある,たった12。それ1つ見ても不自由さがお分かりいただける。それは,●●さんの御質問同様に,私どもも残念に思っているところです。  それから,学校の中でどの時間帯に,どういうふうなところまでは許容するかというのは学校に任せてあります。それは当然ですよね。20ある小学校でもロケーションによって事情が全然違いますし,付近にどれだけ密接して住宅が迫っているとかいうようなこととか随分違いますからね。それは学校ごとに。  ですから,公立小学校に通わせておられる御家庭においては,学校に御相談,もしくはPTAを通じて,そういうような意見を上げていただいて,学校の教職員の皆様方のお考えの下に,どこら辺まで伸び伸びとやらせてあげられるかということを考えていくということになります。  ですから,結論といたしましては,私どもとしては,できるだけ増やして――多摩川のほうで,御存じないかもしれません。1つかなり広い,ボール遊びのできるスペースが近年確保できた。これは大変よかったなと思っています。ただ,どこでも住宅とある程度距離を保ってそういうところを確保できるかというと,難しい問題もございますので。  それから,これは基本的には我々市の行政の,こちらの部局とは切り離した教育委員会の中で判断していくことになると思います。ただ,私どもも教育委員会と話をするときに,そういうような要望は,どこら辺までこれから間口を広げることができるんだろうということは一生懸命意見交換していきたいと思っておりますから,ぜひ個々の学校で,例えば小学校によっては,土曜日の自由解放をかなり拡大しているようなところも出てきていると聞いてはおりますから,ぜひ近隣のところでいろいろな知恵を出していただいて,ボトムアップといいますか,それぞれの地域の中から全体に使えるアイデアみたいなものを出していただくのもありがたいなと思っています。ぜひよろしくお願いします。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。そうしましたら,5番のお客様,お願いいたします。 ○●●(調布ケ丘2丁目)  こんにちは。調布ケ丘でお世話になっています●●と申します。  お聞きしたいことが2点ございまして,まず1点目ですけれども,私も今年で60ということで還暦を迎えます。市の資料を拝見させていただいて算出しますと,令和4年2月の60歳以上の人口がおよそ3万6,000人ほどで27%ぐらいを占めていますと。これらがいわゆるプラチナ世代と言われる人たちを市としてはどういった形で満足させていくのか,あるいはその利活用的なものを何かお考えなのか。具体的には,例えばCCRCの導入をするとか,そういうことをお考えになっているのかということがまず1点。  それから,2点目ですけれども,調布市は非常に都心部へのアクセスがいいということもありますので,地方とか多摩地域の他の団体さんと比べれば非常に優位に立っていると。先ほど来から子育ての話が出ておりますけれども,仮にそれが移住者であったりとか,交流人口を増やすための1つの手だてとしてお考えになっているのであれば,私はそういったことに対して予算とか人を割く必要は全くないというふうに思っております。  一方で,移住者とかを獲得するよりは,定住者の囲い込みということをどういうふうにお考えになっているのか,その辺をぜひお聞きしたいなと。市長様も29年間調布市にお住まいになっているということであれば,逆に10年以上住んでいる方には,調布市内で使える地域クーポン的なものを配布するとか,そういったことをお考えになっているかどうか,その辺をお聞きさせていただければと思っております。よろしくお願いします。 ○長友市長  日本の人口は,皆様御存じのように,既に不可逆的というのか,もうプラスには転じない勢いでマイナスになっている。県の名前は挙げませんが,50年以内に人口が半分になるというふうな予測が出ている県もあって,どうやってこれから県政を維持していくのかと。これは極端な例ですね。  それから,増田さんという総務大臣もお務めになった方が中心になったレポートの中で,御記憶かもしれませんが,東京には市区町村って足すと62あるんですね。市区だけでも49あるんですね,26市23区ですから。その中でこれから人口減少が顕著だと言われた,大変心配な自治体と言われたところが出てしまって,それは大変な議論をその自治体の中では呼んだようですが。  調布はまず全体として,日本全体の人口は,かなり減少局面にはっきり入っていますが,まだなんです。全体ですね,全体。人口は増えています。これは日本の中でも極めて特殊な,首都圏を中心とした一部の地域の現象です。ただし,増加率は極めて落ちてきていますから,今の私どもの予測では,調布市の人口全体で考えた場合,10年は増加が続かないんではないか。頭打ちになったときにどれだけ平行移動するか。そして,明らかな下降局面にいつから入っていくのか。これは全事業をやるときに,その先行きを読まないと,いろんな建物を建てたり,事業をしたりというのに大きく関わってくるので,必死に考えています。  その人口の問題,最後に1つだけ言うと,多摩には今言ったように,26市と3町1村,30の自治体があるんですが,これはいいとか悪いとかじゃなくて,明らかに西側は不可逆的です。今世紀の間にリカバリーは効かないんじゃないかという勢いで人口が減りつつあります。そして我々。我々ももうしかし何年もない。  ただ,質問に戻りますけども,高齢者はこれからも増える。それから,全体が伸び悩むのに高齢者が増えるということは,高齢化率は高くなる。65歳以上です。私もその間に入っているわけです。それで今,プラチナ世代というお言葉もお使いになったと思いますけれども,私どもはそういう方たちだけとはいいませんが,これからも増えるであろう高齢者の方が生きがいを持って,楽しく暮らしていただけるようにということで,生涯学習とか様々なサークル活動,これを充実させるということは今も力を入れております。  それから,もう少し個別の様々なニーズをお聞きした上で,きめ細かい対策,事業が打てればなということは,これからも力を入れていきたいと思っておりますから,まずはぜひ新たな,今はないかもしれないけど,こんなこともできるかというようなことがあれば,市民の皆さんから承っていきたいなというふうに考えています。  それから,2番目の定住者,移住者。このまちが市になったのは昭和30年,今から68年前のことです。4月1日に2つの,調布町と神代町が合併して調布市になったんです。そのときの人口は調べて見ると4万5,000人でした。今23万8,000人ですから,それから5倍以上増えているわけです。  もし乱暴な仮定で,4万5,000人の方たちというのは昭和30年ぐらいですから,比較的長く住んでおられた御家庭が今よりも多かったんです。その人口がちょっと乱暴に平行移動だとすると,20万人ぐらいの方は後から来られた。それから,もう一つは,やっぱり都心に近いまちの特性だと思うんですが,移動が激しいんです。私は来年で30年になりますが,必ずしも20年,30年暮らす方が多くはないんですよ。例えば,地方と比べるとそれは顕著です。ですから,移住者,定住者と言われても,一概にすみ分けはできないんですけれども,両方をやっぱり大切にしていきたいと思っております。  私もそうですけれども,縁があって調布のまちに住居を構えて,ついの住みかだと思っていますから,死ぬまで調布にいるんだろうと思っていますから,これは何世代にもわたってお住まいの方と同様に,ぜひそのような皆様方,後から入ってこられても調布でずっと暮らしていただく方のニーズというか,生活上のことをお聞きして,いろいろ対策を講じていきたいと思っています。  それから,もう一つは,好感を持って移り住んでこられる。これは当たり前の話かもしれませんが,比較的若いファミリーが多いんですけど,こういう方たちにとっては,ただ民族の大移動じゃないけど,23区で暮らしておられて,結婚を契機にとか,少し広いスペースを求めて多摩のほうへ。通勤に便利なように,多摩のほうでも東のほうにまず住むと。ただ,お子さんができてきて,4人,5人になってくると,もう少し西へ行くかというような感じになりますんでね。ですから,移住者という言葉はあまり適当ではないかもしれないけど,短期間,20年,10年以内にお住まいの方のニーズもそれなりに把握していかなきゃいかんなと思っています。  若い20代から40代の前半ぐらいまでの方が親であるファミリーの,ここにおられる間の小・中学校,義務教育を中心とした御要望もしっかり承っていかなければいけない。ですから,総花的であまり明確な答えになりかねるんですが,やっぱり住んでおられる方の特性といいますか,どういうような御事情かというのを個別に理解をさせていただいて対処していきたい,そういうふうに思っています。  それから,その中でも予算を使うことは,今,幾つかのカテゴリーで申し上げた市民の方の数によるかもしれませんね。23万8,000人をカテゴリー分けした中で。そんなふうに考えております。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。そうしましたら,次,7番のお客様,お願いいたします。 ○●●(八雲台1丁目)  八雲台に住んでいる●●と申します。子ども3人育てている都合もあって,公園の環境整備に関してちょっと注力してほしいなと思って,意見を述べさせていただきます。  今,近所の八雲台公園,ハチの巣があるから注意の看板があるんですけど,八雲台公園に限らず認識しているハチの巣が危険なので,撤去してほしいなというふうに思っています。  あと,先ほども御意見がありましたけど,野球ができる公園を増やしてほしいなと思っています。今,息子が少年野球をやっていて,今年,WBCで日本が優勝したというのもあってか,体験希望が物すごく多くて。ただ,全員が入ったかというとあまり入ったわけではなくて,聞くところによると,気軽に野球をちょっと興味があるからやってみたいと思っても,できるところがないので体験に応募したみたいな感じだったんですね。野球ができる公園の数が少ないというのが問題だなと思っていて,一概に球技オーケー,NGというふうにルールをつくるのではなくて,キャッチボールまでならオーケーとか,低学年が遊ぶような範囲ならオーケーとか,もう少し選択肢が増えるようなルールづくりであったり,環境整備であったりというのをお願いしたいなと思っています。よろしくお願いします。 ○長友市長  ありがとうございます。先ほども申し上げましたけども,我々も増やしたいと思っています。ですから,あまり過度なことは申しませんけれども,地域でも我々がそういうふうに呼びかけやすいような風土づくりを。窓ガラスが割れるのを大目に見ろとはなかなか……。割っていましたからね,子どもの頃。ソフトボールか何かやると,庭先に飛び込んで迷惑をかけちゃうようなことがあるから,それ以上のことは言いかねますけれども。  この中でも,我々の隣(伊藤副市長)は,調布市の早朝野球連盟の理事長ですから,野球をやれる環境,それからWBCはよかったですね。これは余談だからあまり触れませんけど,本当に感激しましたね。あれを見て子どもたちが,サッカーでもいいんですけども,やってみたいなと。当たり前の話ですよね。そういう環境を本当に拡大していきたいと念願しておりますから,それは。  さっき申し上げましたように,教育委員会と話をするときも,できるだけ拡大するような方向で考えてもらいたい。ただこれにはまた別な問題で,私なんかは親と一緒に小学生の頃は団地住まいで,大きなグラウンドが真ん中にあったんです。今は無理なのかな,ああいう大きな集会所とグラウンドがあるようなところ。恵まれていました。  ただ,学校は,●●さんも御存じかもしれませんが,先生方が昔から比べると,残念なことに,いろんな事務作業に時間を取られ過ぎて,全くお気の毒な状況が強くなっていると。そうすると,夕焼けどきには子どもと校庭で遊んでやるような余裕がなくなってきているとしたら,非常にいろんな要因で誠に残念なことだと思います。ただ,できる限りの努力をしていきます。ぜひ応援をしていただければと思っています。  それから,ハチの巣なんですけれども,スズメバチに関してはどうもう,危険でありますので,ぜひ近寄らずに御通告いただければ駆除を,責任を持ってやらせていただきたいと思っています。ただ,ミツバチに関しては,御存じかもしれませんが,ほとんど実は人的な危害はないんですね。それから,虫媒花といって植物が増えるときの健全な仲立ちの役割をしてくれたりというようなこともございます。ですから,若干はハチの形態というか,種類によると思うんですけれども,明らかに危ないもの,大型の危険なもの,これに関しては御相談をいただければと考えています。 ○●●(八雲台1丁目)  分かりました。ありがとうございます。 ○司会者  よろしいでしょうか。 ○●●(八雲台1丁目)  大丈夫です。 ○司会者  ありがとうございます。それでは,次に御発言いただける方。6番,8番,20番。 ○●●(多摩川3丁目)  多摩川におります●●と申します。  私は調布に住んでというか,調布で生まれて,私で3世代になります。ですので,今いろんなお話を伺いまして,私のときは小学校も中学校も教科書は自分で買いに行きましたし,私の子どもたちも無償ではありませんでしたし,いろんな意味で今の方は恵まれていいなってすごく感じております。  それとはちょっと別なんですが,私も公民館活動をもう30年させていただいているんですけれども,私は西部公民館なんですが,今年40周年を迎えます。30年前は私も結構元気でピチピチしていましたけれども,やっぱり年齢とともに活動する方も減り,またサークル自体も自然消滅する。また,同じ公民館の中で,指導される先生方が高齢のためにおやめになって,それで次の先生を探すのに,生涯学習のほうでこういった先生はいらっしゃいませんかと伺ったときに,一応こういう方とこういう方がいてということで御紹介いただいたんですが,その方もかなり高齢で,存続していくことが非常に難しくなってきつつあるんですね,今の状況。  また,去年の地域文化祭のときでしたけれども,若いお子様連れのお母さんが見えて,西部公民館の場合は,下が児童館,上が公民館になっています。下の児童館に来て,初めてここを見ましたという方がいたんです。それで,「知らなかったですか」と言ったら,要するにフルタイムでお仕事されていて,今は産休で初めてここに来ましたということで,なかなか児童館,公民館があることを知らない若い方がすごく多いと思うんです。そういうアピールをもう少し市でも何かやっていただき,また公民館の活動も午前,午後,夜間とありますけれども,夜間の活動をする方が非常に少なく,そういう若い方でも夜間で十分でやっていただけることが多いんじゃないかと思うんですね。  ただ,いろんな規制があるかもしれませんし,また人数も何人以上じゃなきゃとか,そういうこともあるんですが,何か若い方だけでも一生懸命いろんなことがやっていける。また,そういう活動をすることによって,生活の中で息抜きができるようなことがあれば,また違う意味で調布の魅力が出てくると思うんですね。ですので,ぜひそういうことも市のほうでももうちょっと力を入れていただけるとありがたいと思っています。  それとちょっと違うんですが,うちの近所に空き家があるんですが,うちも一戸建てですけど,近所の一戸建てに住む方がいらっしゃらなくなるとどんどん売られて,次に新しい建売ができたりするんですが,それはそれでいいんです。そうじゃなくて,誰もいなくなって,空き家になっていて,そこにハクビシンがいたり,ネズミがいたり,タヌキがいたりって,そういう状況がありまして,非常に不安な思いをすることが多いので,市の整備のほうで何か考えていらっしゃることがあるといいなと思っておりますので,よろしくお願いいたします。 ○長友市長  ありがとうございました。公民館活動,大変御協力いただいているというお話でありがとうございます。今と公民館が出来上がったとき,我がまちは昭和30年にできたんで,30年代,40年代と比べると全然社会の状況が違うと思うんですね。  例えば,今で言うと民間の,またはお金を出していくところも含めてサークル活動だとかカルチャーセンターだとかというのは幾らでもあるけれども,やっぱりそういう機会に恵まれていなかったときには,特に公民館というのは重要な役割を果たしてきたことは間違いない。それから,今でも近隣で非常にフランクに訪れて,行ってみればなかなか面白いことをやっているんだな,ためになるな,それから楽しいなという活動だと思いますので,これからも力を入れさせていただきたいと思っております。ですから,青少年,それから高齢者対応,それから家庭教育,様々な意味で公民館はこれからも大事な組織だと思っております。  40周年を迎えられるというのは聞いておりましたので,おめでとうございます。40周年,その中で30年関わっていただいたんですか。 ○●●(多摩川3丁目)  はい。 ○長友市長  ありがとうございます。これからは,先ほどのお話にもありましたように,高齢者の数,率も増えてきますから,学び直しの機会とか,そっちのほうも充実させていければなというふうに思っております。PRとか,講師探しでもっと市は力を入れられるかというのは御指摘いただきました。一生懸命これからもやって,個別の御相談をいただければ考えさせていただきたいと思っております。  もう一つの観点は,やっぱり地域性ですよね。北部,西部,東部と言ってもそれぞれ違うところが面白いんじゃないかと思います。聞くところによると近年は,近隣の中学校だとか私立の学校とタイアップをして,秋の地域文化祭に作品を出していただくとか。西部は関係があるのは明大明治ですよね。同じように,東部は桐朋女子,北部は晃華学園,こういうようなところと非常に近い関係でいろいろ協力し合って,お子さん方も喜んでいただいているというんで,大変結構なことだと思っていますんで,そういうようなこともぜひ続けていければなということで,世代を超えて公民館の在り方は変わってはくると思いますが,大事にさせていただきたいなと思っています。  空き家の問題は,これは間違いなく国家の大問題です。ちょっと今,厳密な数を今私は持っていないんだけど,恐ろしい勢いで増えている。それから,実はそこの所有者を特定するのが困難であったりとかいうようなこともないことはない。特定できたとしても,勝手に処分できないでしょう。それで,そこの権利を持っておられる方々全員に許諾を得るなんてことになってくると,本当に気の遠くなるような作業になる場合もある。  その間に,今ちょっと●●さんがおっしゃったように,治安の問題であるとか,それから防災ですね。自然発火だとか,甚だしいときには中に人が住み着くだとか,衛生面の不安だとか,草はぼうぼうになって,ひどいときには建物の倒壊すら危うくなるような古い家屋もあるでしょうし,これ,大問題です。  それで今,これは国家を挙げて取り組んでいるわけなんですけれども,これからはやっぱり危険であり,衛生的にも問題の多い老朽化したものの処分を,我々公権力の横暴と言われない範囲でどうやってやれるのかとかいうような問題があるのと,それからまだまだ使えるものを,所有者の御理解の下に,ほかのことで転用できないかと。これは空き家利用ってホームページに多分載っていると思いますけど,富士見町で1軒やって,今飛田給に移ったんですね。富士見町でやって割と成功して,そこで小さい図書館とも言えない,そういう本で楽しんでいただくスペースだとか,それからカルチャースクール的にいろんなことを教えていただけるとか,そういうようないろんな要望をお聞きした上で,1軒の住居を空き家利用で,これは試験的にトライアルでやりまして,まあまあうまくいって,今度は飛田給でそろそろ始まる。そういうようなことをモデルケースにして,ホームページに分かりやすく出していきますので,ぜひそういう危ないところを教えていただくのと,それから有効に使える手だてについて,市民の皆さんが潤うというような使い方ができれば,それはそれでいいと思いますので,そういうようなことについてもぜひ御意見があればいただきたいと思っています。よろしくお願いします。 ○●●(多摩川3丁目)  ありがとうございました。すみません,ごめんなさい,1つ今おっしゃいました空き家対策に関して,どちらのところに何か御相談なり,お話を持っていけばよろしいんですか。 ○渡辺都市整備部長  都市整備部長・渡辺でございます。空き家の今まさにお話がありました,所有者の方があまり手入れをされていないことで,様々な課題,近隣の方に生じているケースというのがございますので,こちらについては,私ども都市整備部と環境部の部署で対応させていただいておりますので,まずは環境政策課というところ,もしできましたら,後に会が終わりましたら実際の場所をお教えいただければ,私のほうで所管のところに連絡させていただいて,対応させていただくようにいたしますので,後にまたそちらのほうをお教えいただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○●●(多摩川3丁目)  ありがとうございます。それからすみません。先ほどお願いしました公民館の講師の方を探すのは,生涯学習のところに伺えばよろしいんでしょうか。 ○長友市長  社会教育課。 ○●●(多摩川3丁目)  社会教育課,はい,分かりました。ありがとうございました。 ○長友市長  いえいえ,とんでもありません。環境政策課というのは環境部。 ○司会者  よろしいでしょうか。 ○●●(多摩川3丁目)  ありがとうございます。 ○司会者  ありがとうございます。それでは,8番のお客様,お願いいたします。 ○●●(布田1丁目)  お忙しいところ,今日はありがとうございます。布田に住んでおります●●と申します。  実は私,引っ越してまだ間がないんですが,府中市に以前住んでおりまして,府中市とは言っても,ほとんど調布市との市境でございまして,通うとき電車とかは,調布にバスで出ておりましたので,ほとんど調布市民みたいな感覚でずっとおりまして,それで最近,調布に引っ越してまいりました。  調布の駅前のにぎわいがすごくいいなと思って,今日もすごく人が,お子さんが多くて,非常にいいところだなと思っております。  それで,最近引っ越してきましたところが賃貸マンションなんですけども,ほとんど単身者だったりとか,若い方が多いようなところでございまして,全然近所付き合いとかは全くない環境でございます。ふだんは別に近所付き合いなんかなくても全然大丈夫なんですが,例えば最近,地震が多いですよね。地震とか災害があった場合,やはり地域のコミュニティが取れていないというのは非常に深刻というか,問題があるんじゃないかなと思っています。  そんなの自分たちでどうにかしろと言われればそれまでなんですが,残念ながらなかなかお声がけをしてというようなことをするにはハードルがございまして,もし差し支えなければ,行政の力をお借りして地域コミュニティ――公民館のお話を今いただきまして,そのような活動地があるというのも全然分かっていないものですから,いろんな御案内とかお手伝いをいただければなというのが1つございますのと,あと今,府中市の市境と申しまして,ほとんど調布に近い環境にいたんですけれども,府中市とか調布市とか三鷹市とか,近隣の市といろいろ連携して,別に競い合うんじゃなくて,連携してできることとか,施設の相互利用とか,そういったことは何かお考えになるおつもりはないかなと府中市にいながらずっと思っていたもので,この際お聞かせいただければと思います。 ○長友市長  ありがとうございました。最後のところから申し上げると,それはこれからも考えていかなきゃいけないと思っています。幾つか例を挙げると,例えば図書館の相互利用というのはやっています。京王線の沿線で。どこに居住して,どこに勤務されている方。やっぱり一日の数少ない自由な時間の中で本を借りたいときには,一々自分のまちに帰っていたら時間がないというようなときには,例えば稲城の方が調布でも借りられると,そういうようなことをやっています。  それから,防災のときの相互の避難所の利用。例えば,今,●●さんがおっしゃったように,府中市民だけれども,一番近い学校は,例えば調布のあの学校だとか,そういうときは何か激甚災害のときはそこに駆け込むだけですよね。別に市境なんか誰も意識しませんね。そういう意味で,近接する自治体と協定を結んで,相互利用しようとか,そういうようなことというのは,絶対にこれからも考えていかなきゃいけないと思うんです。  ちょっと飛躍し過ぎるけれども,東京みたいにこんな人口の多いところを10万人ぐらいの自治体で区切るというのは,実は物すごく不効率なんですよ。それはそうですよね。 100万は多過ぎるかもしれないけど,40~50万でくくれれば,実はもっともっと――私があまり力説すると怒られるのかもしれないけど,行政としても,それから住んでおられる住民の方にとってもメリットが実はあるんですよ。それは私の持論で,ほかの自治体にもそういうことを投げかけたことがあるので申し上げますけどね。  ただ,そうは言っても,そんなことは一朝一夕にはできないから,今おっしゃったように,これからも様々な事業において相互連携でやっていくということは,可能性がある限り追求します。ですから,こんな分野ではどうだというのが今後ともありましたら,言っていただければ検討させていただきたいと思っています。  それから,新たにお住まいの方などを典型として,居住しておられる近隣で組織的に対応するような,例えば防災のときにそういう組織がないというような場合,自治会というのは意識しておられますか,それから自治会には入っておられますかとまず申し上げる。マンションでも大きいところはそれ1つで自治会組織になっているところもありますけれども,私が入っているマンションなんか660世帯で,ミニ団地みたいに大きいんで,そういう管理組合的なものはもちろんありますけれども。  自治会がたくさんあって,そこの連合的な組織があるんです。自治会連合協議会というんですけども。そういうようなところを通じて我々行政が助かっているのは,いろいろ防災面で注意していただかなければいけないことを,情報を流してきめ細かく伝えていただくこと。逆にいろんなニーズを吸い取っていただいて,例えば防災だけに限っても,我々はどういうことをやるべきかというヒントを与えていただくと。そういうようなことで助かっております。  別に,絶対につくっていただかなければとまでは申しませんし,絶対に加入とまでは言いませんけれども,やっぱり助け合いの中で大きな災害が起こったときには,今申し上げましたように,そういうことが非常に大きな力になりますんで,できれば自治会がないところは設立をお願いしたり,それから防災的な市民組織に関してもつくっていただければ,各種の防災活動に関して我々がお手伝いをすると。それから,防災用品購入のための補助金を出させていただくとか,そういうようなことができますんで,ぜひそういう機運があるんであれば,そういう組織的なことをそれぞれの地域,または住んでおられるところでお考えいただければ。  そういう組織をつくって,補助金を数万円単位でお流しをするというような制度もありますので,もし詳しくお知りになりたいときは,この後お知らせいたします。ぜひそういうことで今後とも御相談いただければと思っております。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。そうしましたら,20番のお客様。 ○●●(柴崎1丁目)  よろしくお願いします。柴崎1丁目に住んでいます●●と申します。今日は小児成人病健診について発言したいと思います。  私がこの健診を知ったのは今から10年以上前になりますが,当時調布市立小学校の4年生だった娘が,学校から通知をもらってきたからでした。見ると,4年生と中学1年生がこの健診の対象者とありました。偶然にも娘の兄が中学1年生でしたが,息子は私立の中学校に通っておりました。  健診は学校の保健室で行うとありましたので,息子が受診するのは難しいと思いつつも,何か方法があるかもしれないので,御担当に問い合わせたところ,調布市立に通っている人だけとのことでした。やっぱりと思いましたが,何か納得がいきませんでした。なぜなら,どうして公立に通っている人だけが受診の機会を得られるか疑問だったからです。  息子は公立の中学校に行くことは選びませんでしたが,市民としてのサービスを受けることを拒否したわけでも辞退したわけでもありません。このことはずっと心に残っていました。  今回,運よく市長さんとお話しできることになりましたので,現在はどのようなサービスになっているか調べましたところ,相変わらず調布市立に通っている人だけが対象で,健診の場所も学校の保健室のままでした。けれども,他の自治体はどうなっているのかと調べましたら,公立のみとなっているところが多くありました。  調布市は他自治体と足並みをそろえているということが分かりました。それはそれでいいのかもしれませんが,もう一歩踏み込んだサービスを展開してほしいと思います。恐らく調布市は,私立などに通っている率が高いと思います。実態に合った対象者の把握をして,場合によっては独自の展開も視野に入れてほしいです。  この健診のことはほんの一例です。健診以外にも,例えばふるさと納税の税収を上げるにはどうしたらよいかなど,前例踏襲だけでなく,地域を一番知っている市が地域の実態を把握して,巻き込んで,工夫して,より市民に密着した市政を考えていただきたいと思います。  特に健康に関わることは,市民の間で差がないようにしていただきたいです。私立に行ったがために病気の発見が遅れて,重大な結果になったというのでは,それはあまりにもかなしいと思いますので。  というわけで以上です。ありがとうございました。 ○長友市長  御意見ありがとうございました。一番最初におっしゃったのは,これを最初に遭遇されたのは10年ぐらい前ということですか。 ○●●(柴崎1丁目)  そうですね,今娘が22歳,大学出たところですので。 ○長友市長  小学生だと10年以上前ですね。 ○●●(柴崎1丁目)  10年以上前です。 ○長友市長  分かりました。それで,後でもう少し深く確認させていただければと思うんですが,誤解がなければいいがなと思うのは――誤解がというのは,私立に通おうが公立に通おうが,義務教育で言うと,小・中学生の健康をしっかりとチェック,把握しなきゃいかんのは当たり前のことで,法律はそこを規定しているんですね。それはお聞きになったことがあるかどうか知らない。これはこういうことなんですよ。公立の小・中学校に在籍する児童・生徒は公立の学校でそれを管理しよう。私立の場合は,私立の学校で管理しろということになっているというのが,これが学校保健安全法という法律で決まってはいると。これは客観的な話としてはあります。ですから,全国でそうなっていると思うんですよ。  ただ,今最初におっしゃった通知というのがどういう内容の,どういう通知であったのかを拝見しないと,それの例外規定に当たるのかどうか,ちょっと私,今即答はしかねますけれども,後でもう少し確認させていただければ。  ただ大本は,我々が阻害をしているということではない。法律で何と言ったらいいのかな,私立の子どもについては――だって,例えばですよ。さっき申し上げた高校生までの医療費を無償化にしましたけど,これは別に公立に行こうが,私立に行こうが関係のない話ですから,そういうところで境目がないものについては責任を持ってやりますが,その法律で,さっき一番最初に申し上げたようなことが決まっている部分がありますので,それは逆に私立――今はもう卒業されたんだと思いますが――にお通いになっているお子さんの家庭は,学校に聞いていただければ,あ,そうなんですよということになる部分がかなりあると思います。  それから,ふるさと納税。簡単に申し上げます。この中でもいろんな意見があると思いますが,あまり存続するのに意義がある制度だと私は思っていません。私もさっき申し上げましたように,育ったのは東京以外ですし,愛着のあるまちはあります。そういうところは応援したいという気持ちはありますから,私自身も今後ふるさと納税をやるかもしれません。ただ,今の制度に大きな問題があるのは,その愛する気持ちではなくて,単なる便利な通販,条件のいい通販で,食料品だけではないんですけど,いろんなサービスを受けようということで,愛着の精神じゃないですよね。全員とはいいませんけども。  それから,もう一つの問題は,御存じかもしれませんが,あれに経費がかかり過ぎているんです。例えば,贈答品を探さなきゃいけません。贈答品を贈るためにはそれなりの組織が要ります。市役所だけでできなければ外部と委託関係を結んで,そこの経費に税金の半分以上が使われる場合があるんですね。今は贈答品だけでは3割,その他の経費を含めればもうちょっと使ってもいいということになっている。  ただ,たとえ3割でもおかしいじゃないですか。調布でもいい,調布の方が北海道でもいい。私は本来の趣旨でこの制度が使われているんであれば文句言いません。しようがないな。絶対に東京はどうやったって不利ですけど,それはしようがない。ただ,そんな気持ちで行われているんじゃないということと,公共サービスに使うはずの税金の3割も5割も全然違う通販に使われている,通販の仕組みに使われているっておかしいじゃないですかということ。  それから,その納税で私どももこう言ったんですよ,記者会見で問われたので。そうは思っているけれども,武士は食わねど高楊枝と言ってのんきに構えているわけにもいかないぐらい,十何億もの金が毎年外へ行っているんで,若干残念ではありましたけれども,調布もそういう体制をつくりました。調布にちなんだものをサービスとして提供するというものを中心に考えました。ただ,十何億と今申し上げましたけれども,そんなもの全然見合いませんよ。どんなに頑張ったって,入ってくるのは1,000万円もいきません……言い過ぎか。1億も行かないよね,絶対行かない。ですから,この制度がある限り,東京の自治体は不利です。  今話題になっている給食費を全部公費で賄えるかどうかというのは,大変残念なことに,このふるさと納税で失われている金額が残っていればできます。それぐらい大きな金額が毎年出ていきます。同じことは申し上げませんが,本来の趣旨にのっとったような税制であればやむを得ないと思いますが,なかなか問題は大きいなといまだに思っております。市民の方からも率直な意見をぜひいただきたいなと思います。 ○●●(柴崎1丁目)  今のお話で,確かに東京は不利,それはそのとおりです。おっしゃるとおり,私もふるさと納税大反対派なので,ふるさと納税したことがないので,まさにおっしゃるとおりなんですけれども,でもそうやって14億取られてしまっているのであれば,取り返さなくちゃいけないとやっぱり思うわけなんですよね。だったら,対抗していくしかないのではないかと。本来の住民税で回収できないのであれば,しようがない,おっしゃったとおり,ふるさと納税で回収していかなくちゃいけない。だったら,どうしたら国民の,日本全国からのふるさと納税を得られるかという工夫はやっぱりしていっていただかなくちゃいけないなといった私の本来の,今日言いたかったことからちょっとそれていますけれども,そういったことを考えていっていただきたいなと。ちょっと笑い事ではないと思います。 ○長友市長  ですから,さっき申し上げたようにつくったんですよ。何でもいいと。ほかのところでつくった産品を持ってきた,そんなことはしません。水木ワールドですとか,京王線ですとか,FC東京ですとか,調布にちなんだものでこういうサービスを供与できますという制度を既につくってあります。ただし,これがこれからもっともっと本格的に機能していっても,残念ながら100分の1の回収にもなるかどうかというぐらいです。回収できるのは。  それから,市民の皆さんには協力していただけないんですよね。これは外からのあれだから,市民の方が分かったと言っても市民の方には協力していただけないんでもどかしいですけど。ただ,制度はつくりました。それからPRもやっていきます。本当は早く健全な制度になるように,国がやっぱり考え直してほしいなと思っています。ただ,簡単にふるさと納税は多分やめられないでしょうね。でも,あれだけを営利にして成り立っている企業があるということすら,私は健全ではないと思っています。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。そうしましたら,次に御発言いただける……10番の方,28番の方,32番の方。19番ですね,ごめんなさい。 ○●●(西つつじケ丘4丁目)  本日はお時間いただきましてありがとうございます。つつじケ丘に住んでおります。  私は3年前に神奈川県からこちらの…… ○司会者  お客様,お名前を頂戴してよろしいですか。 ○●●(西つつじケ丘4丁目)  ●●と申します。 ○司会者  ありがとうございます。 ○●●(西つつじケ丘4丁目)  失礼しました。3年前に神奈川県からこちらの調布市に移住してまいりました。きっかけは結婚ということで,神奈川県と違わずすごく緑が豊かで,とても住みやすいまちだなということを考えて,日々楽しく過ごしております。  本日私が言いたいことは,市として多様な方が生きやすい社会をということを掲げていらっしゃるかと思います。LGBTや様々な障害ですとか,少数派かもしれませんが,確かに存在している方々への対応を今後どのように展開されていくのかなということが気になっております。  ちょうど5月にパートナーシップ宣誓制度を掲げられているかと思うんですけれども,これを拝見して前向きに捉えていらっしゃるのかなというふうに感じておりますが,やはりまだ現時点で調布市の取組として,インターネットなんかで調べると民間の動きというのがすごく多くて,民間からの発信というところがとても中心的に出てきていて,行政としての動きというところがあまり見つけることができませんでした。  先日,私は,原宿でやっておりますプライドパレードというのに参加してきたんですけれども,多摩の各市が合同で様々な取組をされているところを見まして,こういった市に住みたいなということを感じました。調布市もぜひ将来的にそういった取組を積極的にしていただけると,先ほど申し上げてお話にありましたけれども,外からの移住ですとか,若い方々ですとか,本当に多様な方が生きやすいまちづくりというのができていくのではないかなと思いましたので,御意見をお聞かせいただけるとうれしく思います。 ○長友市長  ありがとうございました。今ここにおいでの方でもはっきりは意識しておられないかもしれませんが,市独自のパートナーシップ宣誓制度……率はちょっと分かりませんが,まだそういうものを手がけている市と,そうでない市と,多摩の中でも別れていることは存じております。  私どもは,まずその制度を導入するに当たって多少慎重にというのは,ほかのところでどういうような制度の条文になっているかとか,それからそれを導入して以来,どういうような感じで適用されているのかというのをじっくり調べてまいりました。ただ,私の記憶では2年ぐらい前から,なるべく早期にそこに踏み込もうということで対処して今回の制度になって,もう御利用していただいている市民ももちろんおられるので,よかったなと思っています。  質問の中ではそこまでは言われていないんだけど,これ,調布市がということではないんですが,全国的ないろんな意見がございますよね,LGBTQの話に関しては。それで,個人というのか,私の普通の感覚ではあれが,極端に言うとはやり病のような感じで捉えているような意見も日本の中にはあるんだなというのには驚いているぐらいの感じですけれども,そうではないでしょうと。やっぱり固有の様々な,まさにダイバシティ,多様性とおっしゃったところになると思うんですけどね。  そういうことで,医学,生理学的にというか,これはもう認知された話なので,そういう偏向した思い込み的なもので議論しているような時代じゃないというのは,さっき申し上げましたように2年も3年も前からそういうふうに意識して今回の制度導入に至ったということは1つ申し上げたいと思っていますから,決してその意識において調布市が後退したような感覚を持っているということではないということをまずはっきり申し上げたいと思っています。  それを導入されて,それから対応というのがありますよね。その制度も自治体によって中身がそれぞれ微妙に違うわけなんですよね。それはこれからの運用の中でまた考えていきたいと思っています。今どこまでと,これは始めたばかりですから具体的なことは申し上げられませんが。  それから最後に,市としてどう取り組むか,それから市長としてというのもあるのかもしれません。それに関して私は,これもやっぱりいろんな御意見が市民の間にもあるでしょうから,調布市としてはどこまで踏み込んでいくべきだというのは,ちょっといろいろ御意見を承って考えさせていただきたいと思っています。  ただ,いかにしても,さっき申し上げましたように,何割かというのはいろいろな捉え方があるようですが,一定の割合の方がこの問題の当事者として調布にも全国にも存在しておられることは間違いないので,そのような方々が,制度がないということで様々な居住している,または人生における不利益を大きく被ることのないように,そこはしっかりと考えていきたいと思っています。 ○●●(西つつじケ丘4丁目)  ありがとうございます。期待しております。 ○司会者  よろしいでしょうか。そうしましたら次,お願いいたします。 ○長友市長  今,数を調べておりましたら,導入しているのは今26市中9だから,まだ3分の1ぐらいらしいですね。 ○司会者  よろしいでしょうか。では,次,お願いいたします。 ○●●(布田4丁目)  布田に住んでおります●●と申します。  私はつつじケ丘で生まれて,子育て世代となって調布に戻ってまいりました。困り事とちょっと素朴な質問をそれぞれさせていただきたいと思っているんですけども,困り事といたしましては,私たち夫婦はフルタイムの正社員でして,調布で保育園は大変厳しいとは聞いていながらも,全12施設に希望を出しまして,保険とも思えるような倍率の低い保育園にも申込みをしましたが,全ての認可保育園に落ちてしまいました。認証保育園にも全て御縁がなくて,そこを何とか企業主導型保育園に拾っていただきまして,正社員という身分を確保することができたという状態です。  調布市では,認証保育園を利用している家庭には,所得による金額の差はありますが,支援をされていたりとか,2人目は無償化にしていただいていて,大変手厚い支援をしていただいているなと感じているんですけれども,企業主導型保育園にはそれがないと把握しております。  これが本当に素朴な困り事でして,今,私,2人目育休中なんですけども,もし2人目も企業主導型保育園に入れるとなると,月々10万円以上かかってしまうんですね。なので,ぜひとも下の子も,上の子の転園も含めて認可への転園をと考えているんですけども,それがかなうかな,ぜひかなえたいな,困ったなというところになります。  もう一つ,素朴な質問といたしましは,私はつつじケ丘で生まれて,一回調布を出て戻ってきて,そのときに調布駅周辺の発展の目覚ましいこと。国領駅の目の前もすごく発展しておりまして,仙川も住みたいまちとしてなっているなと感じたんですけども,つつじヶ丘駅って特に寂れているなと感じております。  駅前にタワーマンションができたかと思えば,1階のテナントは1年以上埋まりませんし,駅のすぐ近くで広い土地が整備されているなと思ったら一戸建てが建って,駅前のこんな一等地に一戸建てが建つんだとすごくびっくりした記憶があります。  友達が北口のほうに住んでいるんですけども,北口のほうは特に商業施設もなくて,お買い物をするのにオオゼキしかない,大変困っているという声も受けています。この点について,課題の認識はされているのかなということと,何が障害になっているんだろうと,本当に素朴な質問なんですけども,つつじヶ丘駅って始発も出ますし,急行,快速も止まるし,もっと発展してもおかしくない駅だなと感じているので,ここのところ,市長の御意見を聞きたいなと思っております。 ○長友市長  (笑声)すみません,質問に笑ったんじゃないんです。近隣に住んでいる副市長がいるので,彼のほうがいいかなと思ったんですが。御質問いただいてありがとうございます。  では,まず最初のほうから。ひょっとしたら御存じかもしれませんが,今御相談の企業主導型保育園みたいなものもやっぱり大切だという認識は国にあることは間違いなくて,ある団体がそれをつかさどって力を入れようとしているんです。  それで,おっしゃっていることはよく分かります。私も義理の兄弟が続けざまに3人子どもがいたときに,随分前なんですけども,共働きで,フルタイムでどうにもならなくなって,聞くとびっくりするような金額を何年にもわたって払い続けていたというのを実例として知っていますので,おっしゃることは本当によく理解しているつもりでございます。  それから,大分前のことですけれども,やっぱり難しいなと思いましたのは,保育園に入りたいと。それから,物すごい待機児童が多いときに,どうしても我々は優先順位をつけなければいけない。必死になって保育園をつくり,定員を増やしながら,やっぱり優先順位をつけていかなきゃいかんときに,こう言われたんですね。「私は今働いていないから,優先順位が高くないと。それはおかしい」と。何となれば,話の順序が逆で,「預けられれば働きますよ。預けられないからこうしているんじゃないですか」と言われて,私としては一言も返す言葉がないなというふうに思ったことがあります。ですから,必死になって待機児童が減るようにとはやってきたつもりですが,まだ●●さんは御苦労しておられるうちのお一人だということで,あまり無責任なことを言うこともできませんので,一朝一夕に解決できますとは申し上げられませんけれども,そのような企業保育型のところが企業に対して団体がいろいろな助成制度を設けて,できる限りの支援をしていこうとしていますので,そういうところの動きを,私どもも都や国に対していろいろな提言を出すときに強化するようにということで意見を述べさせていただきたいと。  それから,市が及ぶ範囲の中では,幸いにして待機児童がほとんど少なくなってきて,もう少しでゼロに近づくということですので,できる限りこれからも間口を広げて様々な,もちろん今おっしゃったフルタイムの方のことも考えながら,今後とも少なくなってきたから手を緩めるということではなく考えさせていただきたいと思っています。  それから,つつじケ丘を含めて言うまでもなく,調布というまちには京王電鉄ですけれども,9つの駅があります。9つの駅があって,私が住んでいるのはたかだか30年ぐらいなんですけれども,この30年の中でもこういうふうにいろんなサイクルがあります。ひょっとすると,今,周りの環境もいろんなサービスの度合いも古くなってきているという町は,ひょっとしたらある時点では一番便利なまちだったのかもしれないというような,つつじケ丘も,あのまちが今の体裁をといいますか,ああいうような形のまちになったときは,私はまだ住む前ですから分からない部分がありますけれども,それはそれなりに魅力的な部分があったということではないかと思っています。  その頃には,いろんなところに住んでおられるので,差し障りがあるかもしれませんが,私の一番近い駅の布田であるとか,それから飛田給であるとか,味スタができる前なんかは,必ずしも便利なところではなかったから,そういうふうに波があるんだと思っています。  つつじケ丘に関して,まず1つ申し上げたいのは,つつじケ丘に限らず私ども行政がまちづくりと言っても,公的なお金をかけて市の関係の施設を整備するなんていうことは調布の中でもちろんやりますけれども,民間の施設を責任持って連れてきて誘致,それから,例えば買い物等の様々なサービス業に対して不便なところを何とかするというのは,なかなか難しいところであるということは率直に申し上げたいと思います。それはなかなかできかねるところがあります。  もちろん,企業とかいろんな業種から相談を受ければ,市の実情を反映して,ぜひこういうところを強化してくださいというようなことは申し上げることがあります。民間の開発があるときに,そこに行政も一緒になって連携をして,市の公的なサービスを入れさせていただくというようなことはあります。ですから,様々なことが考えられると思いますけれども,確かにつつじケ丘,ここ10年,20年あまり変化のないまちのありようかもしれませんね。  ですから,そういう意味では,今後も京王電鉄としては,1つの拠点として大事なまちだと思っていることは間違いありません。それから,さっき申し上げたように,市の一存でまちのいろんな機能などを大きくいちどきに変えることはなかなか難しいですけども,南のほうは,まだまだ考えようによってはスペースも,いろんな意味の有効利用というようなことは可能性があることは間違いないと思いますので,その中で市が介在できる範囲で,いろんな意味の利便性の向上であるとか,まちに住んで,近隣に住んでおられる方の便利な使い方ができる。公共サービスを含めて,それは考えてはおりますし,今後も追求していきたいと思っております。  あまり御期待になっているようなお答えを幾つか申し上げるというところまでいかないので恐縮ですけれども,そんな感じで,私どもの関与できる範囲でつつじケ丘だとか,隣の柴崎だとか,いろいろ開かずの踏切問題もありますし,考えていきたいと思っております。 ○●●(布田4丁目)  ありがとうございました。 ○司会者  よろしいでしょうか。では,次に32番のお客様。 ○●●(富士見町1丁目)  富士見町の●●と申します。よろしくお願いします。  私は生まれも育ちも調布で,生まれたときからずっと調布にいまして,結婚して,子どもも今ずっと調布で,主人も調布市出身で,とにかく調布にずっと,調布が大好きなまちです。  今回機会をいただいたので,ちょっと気になる点を2点ほど挙げさせていただきたいんですけれども。  まず1点目なんですが,先ほどから,本日,少子化の話ですとか,子どもの環境づくりの話とかが出ているんですけども,うちも小学生の娘がおりまして,たまたまなんですけれども,今年度,給食室の改装が入る小学校に当たってしまいまして,給食が一切出なくなります。その期間が7月末からなんですけれども,7月,8月は夏休みがあるので,9月からと換算したとして,9月から今年度いっぱいまでというふうに言われていまして,7か月間なんですね。それで,毎日お弁当を作ってきてくださいという形で,たまたま私,今2か月前に第2子を出産しまして育休中ですので,たまたま毎日お弁当を作るということに対して,そこまで問題ではないかなと思ったんですが,フルタイムで働いているお母さんのことを考えるとぞっとするなと思いまして,代わりにお弁当の提供というのができますよというふうにはなっていたんですが,それもかなり割高でした。1食400円という形だったので,20日と考えても1か月8,000円,これ,高くないかなというところです。  毎月の給食費というのは大体4,500円くらいだったかなと思っているんですけど,5,000円以内に収まるというところが,じゃ,全部頼みますとなったら8,000円と。今,物価高ですし,お弁当を作るというのも大変になってくるかなと思います。  今年に限ってコロナ禍で,人件費などの関係で,本来であれば毎年9月から12月いっぱいで給食室の工事が終わるということなんですけど,今年は3月までになってしまいますという,例外ですというお話がありまして,7か月間という長い期間になりました。  ここ,例えばですけれども,毎年順繰り順繰りやっているそうなので,ほかの小学校も,また来年度になったら違う小学校が当たってという形になってくると思うんですけれども,1月から3月まで工期が延びることに対しては,何か差額分の補償が出るですとか,何かそういった対策を考えられなかったのかなというところが1点目になります。給食の無償化の話も先ほどありましたが,それはちょっと難しいんだよというのを先ほど市長さんのほうからお話がありましたが,少しそこの辺の補填とかはないのかなと。あとは来年度,また再来年度のそういったフルタイムで働いているお母さんとかのことを考えて,もう少し補填があるといいかなというところです。  あと,もう一点目なんですけど,先ほどの●●さんの意見とちょっと同じような形なんですけど,私,生まれも育ちも調布なので,小学校も調布の小学校に通っておりました。私が通っていた頃は,地域柄,1年生から6年生まで1クラスしかない小学校に通っておりまして,今娘が通っている小学校は3クラスあります。娘の通っている小学校の隣の小学校では,今年1年生が5クラスもあるということで,地域差がすごくあるのかなというのを感じていまして,やっぱり駅前は最近ファミリーも多いですし,駅前に近い小学校とかはすごく多い。だけど,ちょっと離れてしまうとすごく少ない。その差が大きいかなというのを感じていまして,そうすると,校庭とかって大きさ1つしかないので,そこで1学年5クラスあるような小学校のみんなが昼休みに遊んだりとかするスペースと,1学年1クラスの子たちがいる小学生が遊ぶスペースって全然違ってくるかなと思うので,何かその地域差についての対策ですとかというのを考えていらっしゃるのかなというのをお伺いしたかったです。  以上です。 ○長友市長  ありがとうございました。最初の観点に関しては,申し訳ありませんと最初にもう言うしかないのかなという。富士見町ということは石原小学校ですか。 ○●●(富士見町1丁目)  はい,石原小学校です。 ○長友市長  これは御記憶の方もおられるかと思いますが,中学校は少なくとも給食が十何年前までなかったんですね。中学校にも導入しようということで,そのときに●●さんのお話をお聞きしていて,その頃に強く言われたことを久しぶりに思い出しました。早く中学校で給食を導入してくれと。お父さんからも言われました。「うちは共働きだけど,妻のほうが先に出勤しなきゃいかんから,私が2人の子どもの弁当を毎日作っていて,何とかしてくれ」とか言われる。それを今,図らずも思い出して,導入しようというときにも,いろんな方式――これ,言い訳しているんじゃないんですけど――を考えて,府中のようなセンター方式というのもあるんですね。一括して作って,それを配送すると。1つのメニューかな,全部学校は同じでというのもあるし。  うちは親子方式で,8つの中学校の責任を分担する小学校を決めて,それで……。ですから,全ての小学校が中学校のものを作っているわけじゃないんです。特定の小学校がこの中学校の分ということで,そうするとキャパシティ-がもうオーバーしていて,長年,やっぱり早く改修しなければいけないねということがあったんですね。ただ,近隣で,近くで作るから温かいものを食べてもらいやすいんじゃないかとか,いろんなメリット,デメリットを考えた上で。  それで,深大寺小学校と石原小学校が現在対象になっていると。そうすると,それと連動する調布中学校と第七中学校がやっぱり同じように給食が出ないという問題に直面していて,だからお子さんが2人いて,小学校が石原で中学校が調布だともう本当にダブルパンチで,御負担かけて申し訳ないなと思います。  内部でも,7か月もどうしてかかるんだ,何とかならないのかというのは当然議論しました。それをあまり言ってもしようがないんですが,議論はしました。何とか少しでも短くできないのかということで。その後に,今まさにおっしゃった,あっせんはさせていただくけども,400円かかるという問題。それから,400円問題ではないけれども,学校給食の補助金というのもあることはあるけれども,金額が大した額ではない。こういうことを言われると教育委員会に怒られるのかもしれませんが,客観的に言ってそうなので,それだけこれを御利用いただくからというだけで済ませるわけにもいかない,本当に困ったなということを痛感しております。もうそれ以上のことは,このことに関しては当然これまでも言われていまして,なかなか今のところ,もう大変申し訳ないんですが,それ以上のお答えが用意できないんです。それに関しては,立派な,効率的な,衛生的ないい改修にすることはもちろん当然でございますので,その後に,しようがなかったね,これはやるしかなかったんだなと言っていただければと。  それから,あまり無責任なことも言えませんので,それに関して新たな補助制度をというようなところまでは私どもも踏み込めておりません。無責任なことは申し上げられないんで,そういう状況を限られた時間とは言え,半年以上だから大変申し訳ないんですけれども,待望いただければと。ただ,御家庭によっては本当に困っておられるんだろうなということは認識しております。  それから,クラスですね。小学校が20あるというのは先ほど何かのときに申し上げましたけれども,これは学校名を出してもいいと思うんですが,私が市長になりました頃は,北で言えば上ノ原小学校,南で言えば杉森小学校辺りが急激な児童数の増加みたいなことがあって,対応をどうするんだ,クラスは,先生の数は,プレハブは要るかとか,そんなようなことまで言っておりました。それは波がありまして,大規模開発でマンションができるとか,戸建てが増えるとかいうと,その後も北ノ台だ,多摩川小学校だって,やっぱり何年かごとにそういう波はあります。  大きな波がかなり長く続くようですと,やっぱり学区の見直しということは考えなきゃいかんのだと思っています。ただ,それほどの,5年,10年以上も続くような波でなければ,全体の児童数はもう少なくなっていくということは,先ほど来から申し上げているように,これはもうはっきりしておりますから,あまり大規模な学区制というところまでは――これは教育委員会が決めることで,私ではないですけれども,なかなかそこまでの議論は今のところはどうなんだろう。 ○伊藤副市長  染地と杉森であったけど,最終的に駄目になった。 ○長友市長  今,補ってもらって,杉森と染地小学校の間でそんな問題が近年あったらしいですけれども,染地も増えてきたんですよね。 ○伊藤副市長  はい。 ○長友市長  それで均衡はとれつつあるかなということで,教育委員会は学区の見直しまではしておりません。ただ,短期間においては,今まさに●●さんがおっしゃったように,校庭の問題とか,それをどうシェアして使うんだとか様々な,プールなんかもあるかもしれませんね。そういう問題は短期的にはでてくるかもしれませんので,忌憚なくそういうことは,まず学校に御相談いただく。それから,PTAとして意見をまとめていただくみたいなことはされていいんじゃないでしょうか。  大きく考え直さなきゃいかんというふうに判断をされれば,教育委員会としても多少お考えになるかもしれない。今日こういう御質問があったということは間違いなく,すぐにお伝えいたしますので,よろしくお願いします。 ○●●(富士見町1丁目)  ありがとうございました。 ○司会者  よろしいでしょうか。 ○●●(富士見町1丁目)  はい。 ○司会者  そうしましたら,次に御発言いただける方。18番の方,17番の方,10番の方。 ○●●(深大寺南町5丁目)  こんにちは,調布市の深大寺南町からやってきました●●っていいます。  生まれたときから調布にいて,もうそこからずっと,今大学生なんですけど,ずっと調布に住んでいます。  じゃ,今回聞きたいことは2点あるんですけど,まずうちの祖母から聞いた話なんですけど,祖母が今会社を経営していて,調布市ってマンションとかが結構建っているなというイメージがあるらしくて,準工業地帯とかにもマンションがいっぱい建っているみたいで,そういうんじゃなくて,もっと会社とかをいっぱい建てて,市の生産性を上げたらいいんじゃないかなというのと,それに伴って市民の負担が高まっていて,住民税が高いんじゃないかなというのを聞いてほしいというのを言われたのが1点。  あと,自分は結構近所の子どもとかともいっぱい遊ぶんですけど,ちょっと意見がかぶってしまうと思うんですけど,近年,本当につい2,3年前くらいなんですけど,自分たちが子どもの頃に遊んでいた公園が,球技禁止という看板が立てられてしまっていて,前まで一緒に遊んでいた子どもたちが急にそこで遊べなくなっちゃって,その子たちに,「何でここ球技禁止になったの,遊べなくなっちゃったの」って言われたときに,自分は何も答えることができなくて,友達が市か何かのほうに問合せしてみたらしいんですけど,静かにしてほしいみたいな意見があったらしくて,公園とかが使えなくなっちゃったって聞いたんですけど。  確かに高齢の方とか今,少子高齢化で増えてきて,そういう意見とかというのは,高齢の人とかっていっぱい発信できると思うんですけど,もっとそういう子どもとかも増やさないといけないって,自分たちもいっぱい遊んだりできたのに,そういう小っちゃい子の意見が通らないで遊べないというのはちょっとかわいそうだなって思ったんで,そういう小さい子の意見とかをもっと聞き入れられるような工夫とかをいっぱいしてほしいなって。遊べる場所をもっといっぱいちゃんと確保してあげられないかなというのをお聞きしたいです。  以上です。 ○長友市長  ありがとうございました。1つ目の質問が,多少異なっていたら御指摘いただければと思いますけど,私が理解したのは,調布の中にも例えば優良な企業が進出していただいて,収益が上がれば私どももそれなりに企業からの税収が入るということで,市の発展にも役立つのかなというような御意見でしたらば,そう思います。  ですけども,私どもが,よほどの例外を除いては,どこかの企業を無理やり連れてきてこうというわけにはなりませんから,企業がやっぱり調布市に拠点を置くための土壌整備というか,置いてメリットがあるような環境づくりはやり得るかもしれません。そのためには,やっぱり駅前を中心とした中心市街地を活性化する中で,乗降客も増え,そのことに関して諸サービス業の方が調布に進出して,企業経営はメリットがあるかもしれないというふうに考えていただくような部分があるかもしれない。  私どもが,例えば調布の中を通っている京王電鉄の新路線だとか,その本数だとか,そんなことを決めるわけにはいきませんが,お話をするようなチャンスはありますから,ぜひ交通網が便利になるように要望を出させていただく。それは電車でもバスでも,そういう話をするようなことがある。  人口は増える,調布の中の生活が便利になる,そのことによって調布に進出しようかと言われる企業が増えて,法人としての税金が。そういうことになれば,私どもも歓迎することですから,そういう基盤整備というか,条件整備に関してできることは,これからも力を入れていきたい。  それから,それとはちょっと違うんですが,新しく業を始めようという,起業しようという人のためには,開設のために準備をするようなことをお手伝いしているとか,そういうことはやっていますから,若い方が,自分はこういうベンチャー企業を起こしてみたいとかいうんであれば,御相談いただけるというようなサービス,事業はやっています。  それから,住民税は,基本的には全国どこでも一緒です。どこに住むから高い安いということは,基本的にですけど,ありません。  それから,球技に関しては,先ほどもいただきました。ボール遊びのできるところを増やしていただきたいというようなのは同様の御質問かと思いました。  それで,●●さんがおっしゃるように,どこかは分かりませんが,前はできていたけども,近年はというのもあるかもしれませんね。それはあるかもしれない。さっき申し上げたように,228のうち12だとか,自由にできるところは圧倒的に少ないわけですから。  それに関しては私どもも,さっき保育園のことにも関連して申し上げましたように,高齢の方から静かな環境を用意してほしいと。自分の安らぎのためにと言われるのは,これも割と皆さんが思われるよりはそういう御意見が多いんです。私どもは,そうは言っても,今後これからの日本を支える子どもたちのために我慢だけしてくださいとも言いがたいという非常に難しい場面があります。  ですから,さっきちょっとお願いしたように,近隣でも,例えば話し合っていただいて,この時間帯なら何とかやらせてくれませんかとか。それから,我々としても今までにトライというか,試行的なことはやってみました。私の住んでいる染地の近隣の公園でも,ちょっと御批判もあったんですが,朝そういう活動が,学校に行く前の子どもたちのキャッチボールだとか,そういうトライをやってみたことがあります。やった上で,また近隣にアンケートをとったら,やっぱり続けられなかった。大変残念でしたけれども,これは何年ぐらい前ですか,5,6年前だったかな。それでやらせていただいて,大方の賛同を得られるんであれば,ちょっと続けたいと思ったんですが,なかなかそうはいかなかった。それでその地域のことだけに関して言えば,もう少し多摩川に近いほうに整備できる空間があったんでよかったなと。だけども,全ての地域でなかなかそういう便利な土地があるわけでもないんで。  ですから,●●さんがおっしゃるように,これからも増やしていきたいと思っておりまして,これははっきり申し上げます。それでぜひそういう環境を我々行政がそういう事業,施策を打てるような理解を,地域でもそういう雰囲気をつくっていただくとありがたいな。  それと,子ども真ん中。国としても,今までにはなかったぐらい力を入れて子どもたちを育む環境づくり,それから子育てしやすい日本,これはしっかりやると国も言っていますから,やっぱりそういう号令も大きくかけていただいて,私ども市がやりやすいような環境をつくってもらいたいということを,都や国にも大きな声で,市全体の声として言っていきたいとは思っています。  これからも全くそういうことを後ろ向きになっているということはありませんから,1つでも多く,1か所でも多くそういうことができるところを増やしていきたいと思っています。よろしくお願いします。 ○●●(深大寺南町5丁目)  最後ちょっとだけいいですか。 ○長友市長  どうぞ。 ○●●(深大寺南町5丁目)  そういう高齢の方とかも静かにしてという意見は分かるんですけど,絶対にそういう人たちも昔はいっぱい遊んでいたと思うんで,そういう意見交換の場ってなかなか,誰が文句を言っているかとかというのが分からないんで,もしそういう工夫ができるんであれば,意見交換する場というのを設けてもらえると,もっとうれしいかなと思いました。  以上です。 ○長友市長  それは考えてみたいですね。そういうところにいろんな立場の方,年齢も,それから家庭を持っておられる,独身,それにもとらわれず,いろんな立場の方がフランクに問題を話し合っていただくようなことができれば,それは我々にとっても後押しになるかもしれないと思いますから,それはそういうことを所管しているセクションに私も,こういう御意見があったということでちょっと声をかけてみたいと思います。そういうことができるようになれば,よろしくお願いします。 ○●●(深大寺南町5丁目)  ありがとうございます。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。それでは,お隣,17番のお客様,お願いします。 ○●●(富士見町4丁目)  富士見町から参りました●●と申します。よろしくお願いします。  デジタル化とかオンライン化についてちょっとお伺いしたいんですけど,自分は朝,都心に通勤しているんで,朝早く出て,夜戻ってくるんで,市役所とか行くとかというのは,なかなか休みを取らないとできないですけれども,そういった意味では,住民票がコンビニで取れたりとか,つい最近だとコロナのワクチンの予約もオンラインでできたりというように,様々便利な面が増えてきているんですけども,調布市は「どこでも市役所」でしたっけ,そういったことでデジタル化を進めるというようなお話も聞いているんですが,今後はどのようなことをして,具体的に一般市民にどういったメリットがあるのかなというのをお聞きしたい。  あと,うちの親世代,調布市じゃないんですけれども,こういったオンラインとか全然できないんで,高齢者が多いのかなと思うんですけども,そういった方についてどういったケアをするのかなというところです。  あともう一つ,この間マイナンバーカードの保険証のデータが全然別の人とリンクしていたとかって,そういった情報漏えいとかってどういったことで予防できるのかなということ,そういったところをお聞きしたいなと思います。よろしくお願いします。 ○長友市長  分かりました。どこまで御質問の意図を反映できるか分かりませんが,今やっていることと,基本的にこういうことを考えているというのをちょっとお話しできればと思います。  「どこでも市役所」というのは,ほかでも使っているかもしれませんが,ドラえもんのどこでもドアって言ったっけ? それにちなんで覚えていただきやすいネーミングかなと思っていて,それで大げさな話ではないんですが,50年か100年の間には,一々市役所に行く必要は多分かなりもうなくなりますね。今50年というのは大げさで,それが10年以内にもかなり行くかもしれないなというところです。  それで,そこを目指して国を挙げて,または都道府県知事も,先端のそういう情報産業で働いていた方を副知事に任命して,新しい制度づくりに躍起になっておられると。これは随分進展すると思います。  それで,詳しくはお知らせしますし,ホームページなどでもお分かりいただけると思うんですが,今,令和5年度,令和4年度この3月末の時点で,市民ニーズの高い分野について,子育てだとか介護保険関連などを中心に49の手続をまずオンライン化が既にできておりますから,御自分が必要とされる分野についてぜひ御利用いただければと。もちろん,これは東京都全体でも便利に使えるようにということにはなっていくと。というのは,東京都の中でも転居がありますでしょう。そこでデータを交換しなきゃいかんとか,異なったところに住んだからサービスにこんな差があるということにはならない,それはできないと思うんで,要するに横の関連を持ちながら,連携を保ちながら,みんなでなるべく急いでやっていこうということで続けております。それが今後どうなるかというのは,私どももさっき申し上げたように,逐一分かりやすくお知らせをしていくようにしますので,ぜひそういうものに注目していって御利用いただければと。  それから,調布にとどまらない全国的な問題だと思いますけれども,●●さんが2点目に言われた,堅い言葉ではデジタルデバイド,高齢の方がそういうサービスにはなかなかこれまでも精通しておられないし,それはそうだと思いますね。高齢の方でなくても,例えばということで言えば,組織に属して,この20年ぐらい前からのいろんな機器を扱わなければいけないような仕事をしておられる方と自営の方ではまた大分差があるのがまだ現状だと思います。  そこでですけれども,そういう方のために,私どもはいろんな情報をお流しする,それから専門家とタイアップしてということになると思いますけれども,操作が不慣れな方が――ちょうどコンピュータがはやり出した頃に講座ができたような感じで,御希望の方にとっては,私どもも研修のようなものをこれから強化していければ,そんなようなことも考えさせていただきたいのと。  ただ,もう自分は頻繁には使わないからいいよと言われる方のためには,メールであり,ファクスであり,そういうようなものもまだまだ使わなくていいという時代にはなっておりませんから,今はやっぱり複数の手段を通じて情報をお流しする,それから手続に応じていただく。  どんなに遅くても10年,20年以内には随分変わると思いますけども,まだまだそれが一挙には無理だと思っておりますから,高齢の――私も高齢者ですからよく分かりますけれども,高齢の方も含めていろんな手段を御用意させていただいて,対応させていただこうと思っています。  それから,●●さんが最後におっしゃったのは,最近訳の分からない,自分でデータにアクセスしようとしたら,異なった人の名前が出てきたとか,私もびっくりしましたけども,絶対にあってはいけないミスが生じたんですよね。技術的なことは,私はあまりつまびらかにしませんが。  それで,まずは多分安心していただいていいと思うのは,うちで使っているシステムはまず大丈夫だと思う。その情報企業の名前は出しませんけれども,そこの持っておられるプログラムも一通りではないらしいんですよ。うちで使っているものについては大丈夫だということで,一応私も先週時点,説明を受けておりますから,コンビニなどで御利用いただくときに,あまり御心配なく使っていただける。  それから,ごく近い時点で見直しをやるんですよね。25日ね。今日が21日。だから4日後ぐらいに。もともと決まっていたんです。ちょうど幸いなことに,総合的な点検をするということが決まっていて。ですから,今我々が使っているプログラムは,何かニュースで流されたような変なミスが起こる可能性はほとんどないということと,4日後に前から決まっていた総点検をやることになっていますから,もう一つ安心していただけるんではないかなと。そういう現状です。よろしくお願いします。 ○●●(富士見町4丁目)  どうもありがとうございました。 ○司会者  よろしいでしょうか。ありがとうございます。それでは,10番のお客様。 ○●●(染地2丁目)  今日はありがとうございます。染地から来た●●といいます。  私の場合は15年前に調布に住み始めまして,今日に至っています。調布で長いこといらっしゃって,愛着を持たれている方が多いということで,ちょっと肩身が狭い感じがしているんですけども,その間やっぱり東京に勤務して,調布は住むまちみたいな感じで,反省しているんですけども。  そう思って見ますと,調布は映画だとか,深大寺とかいろいろありますけれども,ほかの近隣の,東京に通うのが便利なまちと比べて,市長さんの特徴のあるまちと。行政サービスとかは充実しているというのは実感しているところなんですけども,調布としてこういうまちにしていく,特徴のあるまちにしていきたいということで,もしお考えになっていること,取り組まれていることがあれば教えていただきたいのが1つ。  もう一つは,これはちょっと地元の話なので,もし別でという御回答で結構ですけども,染地に住んでいまして,その東側に羽毛下通りというところがあって,桜がすごくきれいで,うちの妻とか娘もよく桜を楽しみにしていたんですけど,桜がばこっと切られていまして,狛江のほうはまだ何となく残っている感じなんですけど,あれ,今後どうなるのかなというのが心配というか,興味がありまして,そこについてちょっと教えていただけたらなと。よろしくお願いします。 ○長友市長  ありがとうございました。どういうまちにというのは,それぞれ24万人近い市民の皆さんもいろいろなお考えがあると思いますので,なかなか一口にこういうことだけを大切にと言いがたいところがあります。  ただ,やはり全国というと大げさになりますが,この首都圏だけで見ても,調布のいい面というか,ほかと比べてもこれまでも大事にしてきたし,今後もというところはあると思うんですよ。それは一口で言えば,新宿というターミナルステーションからわずか15分,20分ぐらいで訪れることができる,所要時間がそれぐらいであり,かつ徐々に難しい局面は予想されますけど,また自然の潤いが残る。北のほう,深大寺のほうには武蔵野の自然林。それから多摩川があるがために,豊かな生態系に親しめる,憩いのひとときを過ごせる,こういう利便性の追求と,それから自然の保全を中心とした,心和むような雰囲気をこれからも大切に,共存できるようにしていきたいと。これは多くの方にうなずいていただけるんじゃないかと思います。ただ難しいですね。何とかそのことを思っていますけれどもね。  初めて調布を訪れた方はよく言われますね。京王線でずっと走ってきて,新宿とか一部杉並区とか,それから世田谷区を抜けて調布に至るんですけども,調布に入った頃から急に緑が多くなるように感じますねと言われるような感覚をこれからも大事にしていきたいと思っています。  そこに加えてということになれば,さっきも申し上げましたように,調布ができてから68年なんですけども,60周年をみんなで祝うときに1つの宣言を発した。「豊かな芸術文化・スポーツ活動を育むまちづくり」と。これは近年のことですけれども,やっぱりあれだけのスポーツ施設,東京スタジアム,俗称味の素スタジアム,それから武蔵野の森総合スポーツプラザ,国際大会もできるようなすばらしい,あれは都の施設ですけどね。ああいうものに恵まれている調布。  それから,昭和の初めから考えると,映画のまちとして,日本でも有数の映画づくりのまちとして,また,水木さんが昭和30年代の前半から住んでいただいた水木ワールドは未来永劫,調布のシンボルとして守り伝えていきたい。こういうアイテムというか,恵まれた土壌,環境がありますから,このようなものを通じてスポーツであるとか,芸術・文化活動で親しんでいただける調布も大切にしてきたいと思っています。  あえてもう一つぐらい加えるんであれば,共生社会ですね。これは前から力を入れているつもりではあるんですけど,特にオリンピックとともにパラリンピックを開催させていただいた。ついでに言えばラグビーまでやった。3つやったのは日本で調布だけなんだけど,パラリンピックをやったところから新たにまた力を入れて,人間って年を重ねていくとみんな障害を持つんですよね。共生社会というのは当たり前なんだけれども,そのことをより日常生活で意識した上で,この境目,ハードルを低くして,みんなで楽しんで支え合っていくまち,共生社会の調布と。こんなようなところ。まだまだ言えば切りがありませんが,大事にしていきたいなというふうに思っております。  それから,2つ目でおっしゃったのは,羽毛下通りのところのお話だと思うんですけれども,特に桜ですか。 ○●●(染地2丁目)  桜が今伐採されて。 ○長友市長  これは昨年の6月ですから,ちょうど1年ぐらい前に,街路樹の管理計画というのをまた新たにつくっておりまして,桜を新しく植えるという計画の中にこれが入っているということだと思いますので,もし御質問がありましたら,そうお答えいただければ。  あとは,今の御質問ではなかったけど,野川でも何本か切らざるを得なくて,桜を伐採したところがあるんですけれども,これは決して環境面をおろそかにしたということではなくて,その桜が立地しているところの様々な事情があって切らざるを得なかったんですけども,もちろん成木も含めて植えられるものは植えていきたいと今後とも考えてはおりますということを付言させていただきます。よろしくお願いします。 ○●●(染地2丁目)  ありがとうございました。 ○司会者  大丈夫でしょうか。そうしますと,予定しておりましたお時間をもう過ぎておる状況でございます。全ての皆様からお話を伺えずに大変申し訳ありません。よろしければアンケートの裏面,もしくは市長へのはがきにて御要望や御意見等をいただければ,担当課からお返事をさせていただきたいと思います。何とぞよろしくお願いいたします。  アンケートを御記入いただきましたら,お帰りに受付のところで,回収箱のほうにこちらの番号札と合わせて御提出をお願いできればと思います。また,本日御発言いただいた方の中で,特定の場所を確認させていただく等の発言があった部分については,この後,担当のほうから詳しくお話を伺えればと思いますので,お席でお待ちいただければと思います。  それでは,これをもちまして,本日開催いたしました市長と語る・ふれあいトーキングを終了させていただきます。本日はありがとうございました。   閉会 午後4時9分