令和5年度第1回調布市スポーツ推進審議会議事録(要旨)                       日 時 令和5年5月31日(水) 午後6時30分 会 場 教育会館 301研修室 ○スポーツ振興課長  皆様,こんばんは。本日はお忙しい中お集まりいただきまして,ありがとうございます。 それでは,令和5年度第1回調布市スポーツ推進審議会を開催いたします。本日の開催に当たりましては,委員の皆様9人全員が御出席されているということから,調布市スポーツ推進審議会条例第7条の規定により,本会議は成立することをここに御報告いたします。  それでは,ここからは議事の進行を会長にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○会長  では,改めましてこんばんは。  新しい年度が始まりまして第1回ということで,大きな柱である市のスポーツ推進計画について今日は主に協議していくことになるかと思いますけれども,よろしくお願いしたいと思います。  では,傍聴の方は。 ○スポーツ振興課長  本日はいらっしゃいません。 ○会長  では,議題に入る前に配付資料の確認を事務局でお願いいたします。 ○事務局  それでは,配付資料の確認をお願いいたします。まず次第でございます。次第の一番下の辺りに資料目録ということで書いてございますので,そちらに沿って確認いたします。  まず1つ目が,調布市スポーツ推進計画検討資料ということで,横向きのA4でホチキス留めがしてある,少し厚みのある資料になります。それから,FC東京「第2回青赤ストリート」の開催についてということで,A4の両面1枚の資料と,交通規制のお知らせが1枚ございます。  それから,続いて第2回車いすバスケットボールChofuエキシビションマッチ in むさプラ2023の開催についてということで,1枚お配りしております。  最後に,調布市と読売巨人軍とのスポーツ振興に関する協働協定の締結についてということで,プレスリリースをした資料を1枚,A4片面でお配りしております。  以上になりますが,不足はございませんでしょうか。――そうしましたら,資料の確認を終わります。 ○会長  ありがとうございました。  では,資料の確認が終わりましたので,次第の3番,議題に入っていこうと思います。大きな柱は2つですけれども,1つ目,調布市スポーツ推進計画について,では資料等々,事務局,説明をよろしくお願いいたします。 ○事務局  よろしくお願いします。私から御説明させていただきます。  お手元の調布市スポーツ推進計画の検討資料を御覧ください。まずこちら,資料の御説明をする前に,簡単な振り返りなのですけれども,昨年度前半の審議会において,スポーツ推進計画をどのように策定していくかということをお示しさせていただきました。その中でも説明し,また,審議会でもお話ししておりますが,昨年度は市民アンケートと小・中学生対象のアンケートを実施いたしました。そういった基礎調査の内容等について,この審議会の中で御意見をいただきながら,両調査について実際に実施し,3月下旬の審議会におきまして速報という形で御報告させていただきました。その取りまとめももう少しで完成版ができるのですけれども,冊子についてはでき次第共有するとして,本日の会議の中では,そういった内容についての分析も含めて,市としてスポーツ行政を取り巻く課題をどう捉えるかというところをお示しというか,たたき台として整理させていただきましたので,その土台の部分について,皆様からの所感も含めてコメントをいただければと思っておりますので,よろしくお願いいたします。  では,資料を御覧ください。おめくりいただいて2ページです。ここも少し振り返りになるかと思うのですけれども,認識合わせとしてお聞きいただければと思います。  本計画の策定に当たりましては,令和5年度から開始しています調布市の新たな基本計画におけるスポーツ施策の方向性を踏まえるものとしております。また,ラグビーワールドカップですとか東京2020大会を契機としたレガシーを継承発展させて,スポーツの振興を図る内容といたします。その中でとりわけパラリンピックレガシーということで,共生社会の充実を図るものといたします。それとともに,市を取り巻く環境の変化ですとか社会潮流,またスポーツの推進に関わる現状,課題を把握して,スポーツ振興に関する基本的な考え方を示すものといたします。  3ページを御覧ください。計画策定の背景・趣旨というところです。市は,これまでも基本計画に市民スポーツの振興ということでスポーツ施策を位置づけて,計画的にスポーツ施策を推進してまいりました。先ほども触れましたが,ラグビーワールドカップ2019,また1年延期とはなりましたが,東京2020大会が市内の競技会場で開催されたというところで,スポーツの機運の高まりを感じております。そういった機運の高まりを,今後ともレガシーとして継承発展させていくことが重要であると認識しております。  また,ここも繰り返しになるのですけれども,パラリンピックを契機とした共生社会の充実に向けて障害者スポーツの振興を図る取組を現在でも進めております。  また,市内の味の素スタジアム,また武蔵野の森総合スポーツプラザを含むエリアとしては,多摩地域一帯の一大スポーツ拠点となっております。市内を活動拠点とするFC東京を初め,ラグビーリーグワンのチームなど,プロスポーツチーム等とのパートナーシップを強化しながら,豊富なスポーツ資源を生かしたまちづくりを進めております。  こういった背景を踏まえながら,本市のスポーツを取り巻く現状と課題を整理して,豊富なスポーツ資源を活用しつつ,スポーツを「する」「みる」「ささえる」の観点から,スポーツ推進に向けた方針や施策を体系化するものでございます。  おめくりいただきまして,4ページです。関連法規・上位関連計画との相関ということで,スポーツ推進計画としては,スポーツ基本法に基づいて国のスポーツ基本計画を参酌しつつ策定する地方スポーツ推進計画となっております。調布市の基本計画の個別計画としてスポーツ行政のビジョンを示すものです。  また,オリンピック・パラリンピックを契機に策定しておりました調布市アクション&レガシープランのスポーツ分野における取組を継承するものとしております。  そういった考え方の下,国や都の計画ですとか,本市の関連計画等との整合を図りながら展開するものとしております。特に具体的な事業につきましては,基本計画に掲げるスポーツ施策に基づき展開してまいります。  5ページを御覧ください。計画期間としては,今の基本計画が令和5年度から令和12年度までの8年間としていることを踏まえまして,1年ずれるのですけれども,スポーツ推進計画につきましては,令和6年度から12年度までの7年間といたします。  おめくりいただいて,6ページを御覧ください。前提というところですけれども,計画が対象とするスポーツの範囲を確認していきたいと思います。  まず,国の捉え方としましては,スポーツは「する」「みる」「ささえる」という様々な形で様々な方が参画をして,そうしたことを通して人々が感じる楽しさや喜びに根源を持つ身体活動としております。  また,東京都につきましては,競技性のあるスポーツだけではなくて,健康を目的に行われる身体活動ですとか,遊びや楽しみを目的とした身体活動,そこまで広く含むものとしております。  こういった捉え方を踏まえて,本市としましても,競技種目としてのスポーツだけではなくて,レクリエーション活動,また健康のための散歩,体操などの軽い運動,さらには徒歩や自転車による通勤や買い物などの日常生活における活動など,意識的,継続的に行う様々な身体活動のことをスポーツと幅広く捉えていきたいと思っております。  おめくりいただきまして,7ページを御覧ください。スポーツの力ということで,スポーツというのは体を動かすという人間の本源的な欲求を満たす直接的な力,具体的にはスポーツをすることで感動を味わったり,達成感,喜び,面白さを味わうという個人的な営み,また健康の保持増進とか体力の向上といった個人レベルの効果だけではなくて,より社会レベルの効果へと波及させる。広く好影響を波及させて,地域課題の解決方策として生かせることが期待される活動として注目されているというところです。  この点,国でも言及していますので,次,8ページを御覧ください。ここからは国の第3期スポーツ基本計画の概要ということで記載させていただいています。ポイントを捉まえていきたいと思いますが,国では第2期のスポーツ基本計画の総括として,その期間中にあった新型コロナウイルス感染症の影響によるスポーツ活動の制限ですとか,東京2020大会が1年延期になり,かつ原則無観客の中で開催されたという事実,またそこから得た学び,ノウハウ。また,その他の社会状況の変化として,調布市は少し違うかもしれませんが,人口減少ですとか高齢化の進行,またDXなどの急速な技術革新,ライフスタイルの変化,SDGsに代表される持続可能な社会,また共生社会への移行などを踏まえて,スポーツそのものが有する価値に加えて,スポーツを通じた地域活性化ですとか,健康長寿社会の実現,経済発展,国際理解の促進など,スポーツが社会活性化等に寄与する価値を高めるために様々な施策を展開するとしております。  その中,1番として,東京2020大会のスポーツレガシーの継承・発展に資する重点施策ということで国は6点挙げています。その中でもとりわけ,共生社会の実現や多様な主体によるスポーツ参画の促進が挙げられております。本市でも掲げているところですけれども,東京2020大会による共生社会への理解,関心の高まりとスポーツの機運向上を契機としたスポーツ参画の促進をうたっております。また,オリ・パラ教育の知見を生かしたアスリートとの交流活動等を推進していくものとしております。  また,その下,地方創生・まちづくりということで,地方創生というよりはまちづくりというところを捉まえていきたいと思うのですけれども,スポーツの関心の高まりをまちづくりに生かしていく,それが将来にわたって継続,定着させていく,そういった施策を展開するものとしています。  また,第2期に加えてということでいきますと,第3期の新たな視点を支える施策をうたっているのが特徴かと思います。1つがスポーツを「つくる/はぐくむ」ということで,社会状況の変化に応じて柔軟に手法とかルールを変化させながら多様な主体が参加できるスポーツ機会を創出していくということをうたっています。  また,スポーツで「あつまり,ともに,つながる」ということで,施設や設備の整備のみならず,プログラムの提供や啓発活動によって,誰もが一緒にスポーツの価値を享受できるような共生社会を実現するという考え方をうたっております。  また,スポーツに「誰もがアクセスできる」ということで,性別,年齢,障害,経済状況等の違いによって差が出ないように,住民誰もが気軽にスポーツに親しめる場づくり等の機会の提供をしていくものというようにしております。  おめくりいただきまして,また9ページを御覧ください。9ページには,そういった先ほど説明した2点を踏まえた形で,今後5年間に総合的かつ計画的に取り組む12の施策をうたっています。その中で基礎自治体としてとりわけというところですと,1番の多様な主体におけるスポーツの機会創出ですとか,スポーツによる健康増進,またスポーツを通じた共生社会の実現,またスポーツ推進のためのハード,ソフト,人材など,こういったところを踏まえて我々も計画の策定に生かしていきたいと思っております。  また,その下には,感動していただけるスポーツ界の実現に向けた目標設定ということで,国民のスポーツ実施率を向上させるということで,成人の週1回以上のスポーツ実施率を70%にする,障害者については40%ということをうたっているものです。  またおめくりいただきまして,10ページを御覧ください。ここまでが国の潮流を簡単に説明してまいりましたが,次は東京都の潮流でございます。東京都はスポーツを通じて東京の未来を創造していくための羅針盤として,東京都スポーツ推進総合計画が平成30年3月に策定されました。その中では,「スポーツの力で東京の未来を創る」という基本理念とともに,以下の3つの政策,健康寿命の達成,共生社会の実現,地域・経済の活性化という目標が掲げられております。  また,この後,東京2020大会を通じて人々のスポーツに対する関心が高まった。こうした機会を捉えてスポーツレガシービジョンというものを公表しております。7つポイントがあるのですけれども,我々で言うと,例えばスポーツの場を東京の至るところに拡大,またパラスポーツの振興,ボランティア文化の定着というようなところを捉まえていく必要があると考えております。  続いて,11ページを御覧ください。こういった東京都の計画では,施策のターゲットの考え方にマーケティング的視点が用いられているというのが特徴でございます。どういうことかというと,意識の変容フェーズに応じた施策の展開が整理されています。これは,意識の変化を無関心期,関心期,準備期,実行期,維持期の4つに分けて,それぞれどこの層の方々に施策を展開するか,どこの層にいる方なのかということをデータとして捉えながら展開していく。例えば,無関心期にいる人には関心の喚起策を展開することが大事だと。また,関心期,準備期にいる人には実行促進策の展開が大事。実行期の人には継続支援策の展開が大事だというところをうたっております。こういった考え方については,市の計画にも応用できるものと考えております。  続いて,12ページを御覧ください。12ページの御説明の前に,先に13ページを御説明したいと思います。まずは本市におけるスポーツの取り巻く状況というところで幾つかポイントをおさらいしていきたいと思います。  まずはラグビーワールドカップが開催されたということは何度もお話ししてまいりましたが,その具体的なレガシーの1つとして,東芝ブレイブルーパス東京,東京サントリーサンゴリアス,我々調布市,また近隣の府中市,三鷹市と5者による連携協定を締結して,現在地域一体となってラグビーの普及に取り組んでおります。  また,東京2020大会が開催された東京スタジアムと武蔵野の森総合スポーツプラザ,また武蔵野の森スポーツ公園を含むエリアについては,大会開催を象徴する場所として,武蔵野の森オリンピック・パラリンピックパークと名づけられているところです。そういった大会の記憶をこういった名称をつけて継承していく,残していくというような意図と聞いております。  こうしたエリアにおきましては,国際的,全国的なスポーツ大会ですとか,Jリーグを初めとするプロスポーツチームの試合が継続的に開催されておりまして,こういったところを捉えてスポーツによるまちのにぎわいの創出を図っているところです。  また,パラリンピックの開催を契機として,「パラハートちょうふ」というキャッチフレーズを標榜して,子どもたちへのパラリンピック教育の実施ですとか,パラスポーツに親しむ機会の創出,また調布市障害者スポーツの振興における協議体といわれるスポーツ,福祉分野の方など様々な団体の方が関わっていただいて,障害者スポーツの振興に向けてどういった課題解決があるのかという議論する場を設けて,当事者の運動機会の創出などに取り組んでおります。  また,ここも繰り返しになりますけれども,様々なプロスポーツチームと連携を図りながら,「する」「みる」「ささえる」の視点に基づいた,市民がスポーツに親しめる機会の充実や環境づくりを推進しています。  また,調布市スポーツ協会,スポーツ推進委員会,総合型地域クラブである調和SHC倶楽部などの様々な団体と連携して,市民の「する」「みる」「ささえる」という観点からスポーツ機会の創出に努めています。  また,アスリートを応援する取組として,調布市応援アスリートという事業を運用しておりまして,今まで10人のアスリートを認定して,市を挙げて応援しております。  また,ここには書いていないのですけれども,今後,2025年にデフリンピックが東京で開催されます。調布市内においては,武蔵野の森総合スポーツプラザでバドミントン競技が開催されると聞いておりますので,同じパラスポーツ,障害者スポーツという観点の中でも,耳が聞こえない方への対応や理解を促進していくのは重要になってくると考えております。  順番が前後して申し訳ないのですけれども,12ページを御覧ください。そういった本市を取り巻くスポーツの状況を踏まえて,上位計画である調布市基本計画においては,課題を主に4つ掲載しております。  1つは,東京2020大会等のレガシーを継承・発展させていく必要があるということ。  また,様々な団体と緊密に連携して,「する」「みる」「ささえる」の視点に基づいて,市民がスポーツに親しむ機会の充実や環境づくりを推進する必要があるということ。  また,部活動の地域連携に向けて,教育委員会と連携した対応を図る必要があるということ。  また,市民が安全で快適な環境でスポーツ活動に取り組めるように,スポーツ施設の計画的な修繕,改修,更新などを含めて実施する必要があるとうたっております。  そういった課題を踏まえて基本的な取組として施策として市民スポーツの振興を位置づけております。その中でさらに具体的な取組としては,13―1,スポーツ環境の整備,13―2,ライフステージに応じたスポーツ活動の推進,13―3,FC東京と様々な主体と連携したスポーツ振興等の推進を位置づけており,その中で様々な取組を展開していくというところでございます。  前後しますが,14ページを御覧ください。ここまで御説明した内容を踏まえて,キーワードというところなのですけれども,「する」「みる」「ささえる」スポーツ環境の充実,スポーツへの参画人口の拡大,また大規模大会のレガシーの継承・発展,プロスポーツチーム等と連携したスポーツ振興とまちづくり,スポーツを契機としたにぎわいの創出,多様な主体におけるスポーツの機会創出,障害者スポーツの振興,スポーツを通じた共生社会の充実,またアスリートの育成支援という視点が重要になると考えております。  次,15ページを御覧ください。本市が有するスポーツ資源ということで,ここには全ては載せられていないのですけれども,こういったポイント,こういった皆様に支えられながらやっている場所があるということを認識していただければと思います。  1つは,スポーツをする場としてこちらに記載されているような市立スポーツ施設,東京都のスポーツ施設,また民間のスポーツ施設等がございます。  また,スポーツを支える担い手として調布市スポーツ協会,そこに加盟されている各競技連盟,協会,またスポーツ協会が抱えるスポーツボランティア,スポーツ推進委員の皆さん,スポーツの指導者の皆様,総合型地域スポーツクラブの調和SHC倶楽部の皆様,企業や大学の皆様など,こちらに書き切れないところもあるのですけれども,こういった皆様に支えられている,こういった皆様と連携しながらスポーツを振興していくというところは重要だと認識しております。  また,応援アスリートとして認定している10名の方がいらっしゃいます。このほかにも調布市から有望な選手はたくさんおります。こういったアスリートの皆様の育成支援,発掘をしていくことは重要だと考えています。  また,スポーツを契機としたまちのにぎわいという視点でいきますと,まずプロスポーツチーム等との連携として,ここに書いてあるようなFC東京,東芝ブレイブルーパス東京,東京サントリーサンゴリアス,読売ジャイアンツ,またNTT東日本バドミントン部,胎内ディアーズなどのチームと連携した取組が重要であると考えております。  また,国際的な大規模スポーツ大会の開催ということで,スポーツ祭東京2013から始め,ラグビーワールドカップ,東京2020オリンピック・パラリンピック,また車いすバスケの全日本大会や国際大会,また東京体育館が改修で使えないときには春高バレーが開催されたり,あとは女子のバスケットボールリーグであるWリーグが4月に開催されていたり,またバドミントンの全日本選手権が開催されていたりと,様々な大規模大会が開催されているところでございます。こういった資源を有効活用しながらスポーツ振興を図っていくといった計画にしていきたいと考えております。  次,16ページを御覧ください。ここからは前年に行った市民アンケートの結果について,ポイントとなるような特徴について整理させていただきました。  1つは,「する」スポーツについてです。この1年間で運動・スポーツを実施したと回答した方は67.4%,そのうち週に1回以上,1日以上実施した市民は72.2%でございました。  また,運動・スポーツを実施した理由としては,健康維持・体力づくりのためが77.5%,楽しみや気晴らし・気分転換のためが69.6%。  運動・スポーツを実施しなかった理由としては,「仕事や家事・育児が忙しくて時間がないから」が40.9%,「機会がなかったから」が30.3%。  加えまして,このグラフにはないのですけれども,コロナの影響で運動・スポーツをする回数が「減った・やや減った」という方が41.7%もいらっしゃるということで,これは昨年令和4年度に取ったアンケートで,聞き方としては,この1年間で運動してきましたかという1年間の実績を聞いたというところでございまして,その影響もあってか,運動・スポーツを行わなかったという方がそれなりに,3割弱ぐらいいると考えています。  スポーツ実施率というのをよく言われます。いわゆる週1日以上スポーツを実施した方の割合ということで言われていまして,東京都においては約65%ということで出しています。市ではまだ資料には反映できていないのですけれども,単純計算していくと,このアンケートだと48%ぐらい。一方で,このアンケートと別に,毎年市の企画部門が実施している市民意識調査だと,令和4年度のスポーツ実施率は69%。それは聞き方が違ったりするので,それをどう捉えていくかというのはあるのですけれども,少なくともコロナの影響でスポーツを実施する回数が減ったというところは如実に表れている結果かと受け止めております。  次に,17ページを御覧ください。そういった「する」スポーツについての中で,性別とか年代,職業から傾向を考えていきたいと思って,このデータを載せさせていただきました。左側の表は若干見づらいので,右側のところで数値を書いています。男女差というところでいきますと,男性のほうが週1回以上運動・スポーツをしている方が多い。女性のほうが若干少ない結果になっております。  年代としましては,70歳以上の方が一番運動している割合が多い。一方で,20代,30代の方が少ないという結果になっております。逆に10代が少し上がっているというところで,働く世代への支援といいますか,振興施策というのがすごく大事になってくるというようにこの傾向から感じております。  また,職業については,無職と書いてあるのですけれども,御定年されて現在職に就いていないと捉えています。そうした方は一番高いという結果になっておりまして,一方で家族従事者ですとか,あとは今ですと学生のところが比較的低いという結果になっています。これは再三申し上げるように,コロナの影響で,令和3年度いっぱいはかなりの影響があった年ですので,そういった影響があるのではと拝察しております。  18ページを御覧ください。次は,「みる」スポーツについてです。1年間で週に1回以上スポーツを観戦した方というのは10.9%でございました。  スポーツを観戦した理由としては,「スポーツが好きだから」,また「応援しているチームがあるから」というのが続きます。  1年間で,調布市内で活動するプロチーム・トップチームを観戦したことがない人は27.2%でございました。プロチーム・トップチームの認知度としては,FC東京が75.2%,読売ジャイアンツが31.2%という結果でございます。  コロナの影響ですけれども,やはり直接見る回数が「減った・やや減った」という方が40.8%いらっしゃるということで,この結果が出てまいりましたが,少しコロナの影響が強いのかなというところで,平常時のデータとしてはちょっとどうなのかなというところはあります。  次,19ページを御覧ください。次は,「ささえる」スポーツについてです。ここの円グラフを見て分かるとおり,ボランティアを行ったことがないという方が大多数で91.3%という結果でございました。逆にボランティアをやったことがあると答えた4.3%の方については,その理由として「スポーツが好きだから」,また「スポーツの普及・支援をしたいから」という理由が多くありました。  今後のボランティア活動への参加意向というところでございますが,「ボランティア活動を行いたいと思わない」という方が41%いる中で,「ボランティア活動を行いたいが,何ができるか分からない」という方が23.5%おりました。市としては,こういった方々への機会の提供,情報発信というのを考えていくのが重要であると考えています。  また,参考として,コロナの影響でボランティア活動が「減った・やや減った」という方は13.8%でございました。  次に,20ページをお願いいたします。障害者スポーツ(パラスポーツ)についてです。結果としては,障害者スポーツに関わったことがない人というのが88.2%という結果でございました。障害者スポーツに「関心がある・やや関心がある」という方については33.1%,「あまり関心がない・関心がない」という方が46.5%でございました。ちなみに,東京都が行った結果では,「関心がある・やや関心がある」という方は43.2%でしたので,東京都との比較では低い結果となっております。  障害者スポーツに関心を持ったきっかけとしては,「パラリンピックを見たから」が52.7%,また「メディアでの中継・配信・報道を見たから」が45.2%という結果でございます。  また,障害者スポーツに関心がない理由としては,「障害者スポーツを身近な場所でしていないから」が24.6%,「身近に障害者スポーツに関わっている人がいないから」が23.5%でございました。こういった理由を見る限りでは,行政としてアプローチできる可能性はあるのかなと考えておりますので,計画を整理していく中で,こういったところにどのようにリーチしていくかということを検討していきたいと考えております。  次,21ページを御覧ください。スポーツに関する情報についてです。アンケートをした中で,市のスポーツ情報の入手先として最も多いのは「市報ちょうふ」で58.1%,次がホームページで35.7%でした。これは我々も肌感ですごく感じているところですけれども,SNSでも頑張って配信はしているのですが,その届く層というのが若年層の方で,年齢が上がるにつれて,実際に手に届く市報を見る方が多いと感じております。実際にここにはないのですけれども,このデータと年代のクロスがありまして,そこを見る限りでも,私が申し上げたところはデータとしても裏がある状況でございます。  また,市のスポーツ情報で知りたいこととしては,「スポーツ施設への利用案内」が45.9%,「スポーツ教室の情報」が29.4%,「健康づくりや体力づくりに関する情報」が29.2%でございました。こういった結果を踏まえて我々の情報発信も効果的にやっていきたいと考えております。  次,22ページを御覧ください。市のスポーツ推進への期待などについてです。市のスポーツへの取組の評価としましては,左側の青い表,こちらは満足と答えた方を2ポイント,やや満足を1ポイント,やや不満をマイナス1,不満をマイナス2として,総体的にどうだったかということをまとめた表でございます。こちらを見ると,総体的にはスポーツイベントですとか,「障害者スポーツの振興」に関する評価は比較的高かったという結果でございます。一方で,「スポーツ指導者の育成と資質の向上」が最も低い結果となっております。  また,市のスポーツ推進のために力を入れてほしいこととしては,「いつでも運動・スポーツのできる場の充実」が一番高くて58.1%,「公共スポーツ施設の機能・サービスの充実」が41.5%という結果でございました。やはり場を何とかしてくれという意見が強かったと感じております。  次,23ページを御覧ください。こちらは冒頭で東京都の計画の中でこういったマーケティング的な手法が取り入れられていると御説明しましたが,そこについて調布市の結果はどうかというところを照らしたのがこのページでございます。結果としては,無関心層の方が6.2%,関心・準備期が27.5%,実行期が15.4%,維持期が47%ということで,近年,大規模国際大会などの開催ですとか,市内を本拠地とするプロ,トップチームの観戦機会に,周辺自治体の中では非常に恵まれているところもあったのか,無関心層の方が極めて低いという結果となっております。  今後の着眼点として,関心・準備期層への実行促進策の展開がポイントと考えております。またはスポーツ実施率を下支えしているのが維持期にある47%の方だと考えていますので,そういった方々が今後活動を続けていけるために絶え間なく継続支援策を展開していく必要があると考えています。  次,24ページを御覧ください。こちらは小・中学生のアンケートの結果ということで,一部ですけれども,掲載させていただいております。これから御説明するのですけれども,小学校と中学校で傾向が全然違うので,一概には言えないというところでございます。  一番上は,普段,体育の授業以外で週1回以上運動・スポーツを実施する子どもの結果が84.8%で,全体と比べるととても高い数値となっています。内訳としては,小学校4年生は89.3%で,中学校1年生になると80.6%となっています。中学校になると10%ほど下がるという結果でございます。  運動・スポーツをやってよかったことについては,合わせると「体力がついて身体が丈夫になった」というのが一番高い。運動・スポーツをしていない理由としては,「運動・スポーツよりほかにしたいことがあるから」が49.8%となっています。  一方で,先ほど申し上げたように,小・中学生で傾向がちょっと異なっていまして,例えば左の表の運動・スポーツをやってよかったことの中で,中学生の傾向としては,小学生より結構高い数値が出ているのですけれども,例えば「体力がついて体が丈夫になった」とか「友達ができた」というのは小学生よりもとても高い結果になっています。また,特に今,「礼儀が正しくなった」というのは小学生よりもとても高いという傾向になります。一方で,小学生としては,今言った礼儀が正しくなったというポイントは低いのですけれども,「何ごとにもやる気が出た」というのは中学生に比べて高いという傾向になっています。  また,運動・スポーツをしていない理由というところでいきますと,小・中学生の差が結構あるのですけれども,中学生は「運動・スポーツよりもほかにしたいことがあるから」とか,「疲れるから」「面倒だから」のようなマイナスな理由があります。一方で,小学生については,「運動・スポーツよりほかにしたいことがあるから」は一番としながら,「上手ではないから」とあり,小・中学生で傾向が違うと考えております。  また,プロチーム・トップチームの認知度というところでいきますと,表はないのですけれども,FC東京が90.1%,読売ジャイアンツが61.5%,東芝ブレイブルーパス東京が19%という傾向になっておりまして,実際にこの3チームに加え,ラグビーの東京サントリーサンゴリアスもそうなのですけれども,学校への訪問事業も継続してやっている効果が出ているのではと考えております。  次,25ページを御覧ください。こちらはヒアリングをさせていただきました,調布市スポーツ協会,調和SHC倶楽部,調布市スポーツ推進委員会の皆様からの,調布市のスポーツの現状に続いてコメントをいただいた内容の中で主立ったものを載せています。  上から行きますと,施設やトップチーム等の存在は調布らしさと言える。  また,スポーツの実施環境が,利用者層や時間帯,時期によっては場が不足しているというところだと思います。一方で,施設に関する満足度や料金設定を含めて,そういったところは高い水準にあります。  また,スポーツの場づくりとしては,学校開放ですとか大学,民間施設等の活用にはもう少し展開の余地があるのではという意見がございました。  スポーツ指導員については,派遣制度が認知されておらず,また活動の場の確保や人材の育成に課題がある。  子どものスポーツ離れは小3から小4の頃から徐々に発現してくるように感じる。  高齢者に対するスポーツの場づくりは充実しているが,子どもやビジネスパーソンへの機会提供が不十分であるように感じる。  子どもの得手・不得手の二極化を感じる。  忙しい人ほど運動・スポーツに取り組んでいる印象。  日常に運動を取り入れるなどの意識啓発により,スポーツ実施へのハードルが下がるのではないかというところのコメントです。  また,最後は,FC東京など一流のプレーを見るというところは大いに刺激になるが,興味のある人にしか情報が届いていないのではないかというところで,最後のところに行くと,市のスポーツ推進への期待でもあったように,市のスポーツへの取組の評価で,下から2番目というところもあるので,そこは真摯に受け止めていかなければいけないと感じているところです。  そういった市の現状,また取り巻く環境を踏まえて,最後のページに現状の課題の整理をさせていただきました。ここについてそれぞれ簡単に御説明します。  1つ目が,健康づくりやスポーツの実施に対する関心の高まりを生かした取組が必要というところで,人生100年時代と言われている中で,健康寿命を延ばすというところ,また心身の健康づくり,また仲間づくりに寄与する活動としてスポーツが期待されているというところを受け止めつつ,またコロナの影響で健康づくり,体を動かすことが難しかった時期を経て,そういった健康づくりが逆に重要なのだというところは,社会として認識が高まったのかなと感じていますので,そういった取組をしていく必要があると考えております。  また,性別や年齢,年代の特徴,例えば女性,また働く方,あとは子育て中の方など,様々な状況を踏まえて,そういった方々にスポーツの実施を促す取組が必要だと考えております。  また,年齢や障害を問わず,特に東京2020大会で高まった障害者スポーツの機運を維持しながら,皆様がスポーツに親しめる環境づくりが必要と考えております。  また,ヒアリングでもコメントがあったとおり,スポーツの場づくり,場の確保というのが非常に重要で,かつ市民の皆様からも期待されているところですので,そういったところを公共だけではなかなか限界があるところもありますので,様々な主体と連携しながら,スポーツの場の確保・充実をしていく必要があると考えております。  次は,既に様々なプロスポーツチーム等と連携はしておりますが,さらにそれらを進化させて,様々な層へ届くような取組を展開するといったところが必要であると考えております。  次は,大規模スポーツ施設や国際大会等の開催実績を生かしたスポーツ振興が必要ということで,例えば東京2020オリンピック・パラリンピックは無観客になりましたけれども,そこに向けた車いすバスケの国内・国際大会ですとか,様々な大会が開催されている中で,例えば市民の方への観戦機会の提供,また子どもたちの観戦機会の創出ですとか,様々な団体と連携して,市報等にそういった大会を載せております。市民へのスポーツを見る機会を広げていくとか,例えばFC東京さんと連携した,まちのにぎわいの創出につなげる取組も行っていますので,そういった様々な取組をしていく必要があるというところでございます。  次に,スポーツを通じた共生社会の充実に向けて,さらに障害者スポーツの振興が必要と認識しております。  あと,アンケートにもありましたスポーツ指導者の育成というところがなかなか厳しい評価もございます。こちらは調布市スポーツ協会でも様々な研修等を行っておりますが,今後のスポーツ推進計画を考える上で,こういったスポーツ指導者の育成,資質の向上というのが重要と捉えて施策を検討していきたいと思っております。  次に,アスリートの育成・支援が必要ということで,トップアスリートの支援ですとか応援だけではなくて,トップアスリートに至るまでの頑張っているアスリートの方を発掘したり,まちを挙げて支援・応援することや,補助的な事業を現在も継続しておりますが,そういった取組を継続していく必要があると考えています。  最後は,スポーツボランティアの発掘・育成・定着に向けた取組が必要で,スポーツボランティアは東京国体の際に,味スタが会場になりましたので,市としてボランティアを募集して,現在は残ったボランティアの方がスポーツ協会で活動しております。一方で,東京2020大会のときに,市としておもてなしを充実させようということでボランティアを募集して,400名ぐらいの方に来ていただいたのですけれども,大会がコロナの影響でかなり縮小になったということで,活動の機会に恵まれなかった。ただ,そういったボランティアの機運というのはすごくあると感じておりますので,スポーツボランティアと,オリ・パラのときにやろうとしたボランティア機運,ボランティアの熱意のある方々をうまくスポーツの担い手として,スポーツ振興に関わっていただきながらやっていければと思いますので,そういった取組が必要と考えております。  大変長くなってしまったのですけれども,ここまでで説明は終わりです。今回の審議会の中では,こういったアンケート結果に関する御質問ですとか,最後の課題のところの整理として,皆様それぞれのお立場の視点から,こういった切り口があるのではないかですとか,この認識は少しみたいなところも踏まえて,忌憚なく御意見いただければと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 ○会長  ありがとうございました。  ただいま資料を説明いただきました。一番大もとには第3期のスポーツ計画,国があるのだと。それを受けて東京都,さらに市の基本計画,その中の1つとして,本来8年間だけれども,今年作成して来年からの7年間,前期3年,後期4年についての説明です。いろいろな切り口というか資料がありますので,取りあえず,どこでも構いませんけれども,質問,確認はございますか。  最終的には一番最後の26ページ,現状の取りまとめ(課題)というのは10の柱でまとめてあります。これについてもう少し突っ込みたい,こういう切り口はどうかとか,ここが抜けているのではないかとか,そういったところで最後まとめて御意見をいただければと思っていますが,どこからでも構いません。何か気になるようなところがありましたらお出しいただけますか。お願いいたします。 ○B委員  下から3番目のスポーツ指導者の育成と資質の向上というところです。これは私,剣道をやっているのですけれども,社会体育の指導者講習というのがあるのです。これがコロナ前は千葉県武道研修所でやったのです。そういうところに専門家がいてやってくれる組織がいろいろなスポーツであると思うので,例えばそこに行く人に補助を出すとか,紹介をするとか,そうすると調布市が全部請け負わなくても,費用とか時間を捻出して差し上げれば満足度が上がるのではないか,こんな気がします。 ○会長  ありがとうございました。スポーツ指導者の育成というか,活性化といったことで今助言がありました。ほかはいかがですか。 ○E委員  調布五中のEです。部活のことばかり言って申し訳ないのですけれども,12ページ,(1)番の上位計画,課題というのがあって,上から3つ目に,「部活動の地域連携に向け,国のガイドラインなどを踏まえ,教育委員会と連携した対応を図る必要がある」と書かれて,ごもっともだと思うのですけれども,以前これは,部活動は地域移行となっていて,地域移行というのは部活動が学校のラインから離れていくことを目指していって地域主体でというイメージがあったと思うのです。  地域連携は学校主体であります。学校主体で,部活動はそのまま。だから,合同部活動などはやって,部活動指導員を導入したり,学校主体のものは,あくまで指導員を確保して,学校の部活動を今ある中でうまく地域と連携しながらやっていくというイメージだと思うのです。  国のスポーツ庁は,「地域連携・移行」という表記になっていると思うのです。調布としては,地域移行というよりは,これ8年間というスパンで考えて7年間だとしたら,地域連携でやっていくという考えなのか,それとも地域連携の中に地域移行も含まれて考えているのかというようなところはいかがなのでしょうか。実際の問題,私は地域連携のほうが現実的だと思っているのです。  地域移行も含めてというお考えなのか,そこもはっきりしていないのか,それとも地域連携という考えでやっていくのかというのはビジョンみたいなのがあるのか。もしそうでないとしたら,国の文言に合わせたほうがいいのではないかという意見でございます。 ○スポーツ振興課長  部活動については教育委員会でも議論を始めたところでして,教員の働き方改革の機運といったところもありまして,どういった形がいいのかというところを議論しているところでございます。また,そういった進捗,このスポーツ推進計画も位置づけをしていく必要があるかなと思いますし,今後どういった形がというのも,もちろんスポーツ推進審議会の場でも,皆さんの御意見等もいただきながら進めていきたいなと思います。  そういった中で,今の段階で地域連携に決めているとかというところではまだない状況ですので,今いただいた御意見も踏まえて,国と同じような表記にするということも含めて検討していきたいと思います。 ○会長  よろしいですか。 ○B委員  はい。 ○会長  部活動の地域移行というようないろいろな言葉も変わってきていますので,予算がつかなかったというのが一番大きなことなのですけれども,いつの間にかなくなるかもしれないということを言っている学者も当然いらっしゃるわけです。でも,今回は本気度がちょっと違うぞという見方をしている方もいらっしゃいますので,その辺の言葉遣いについては,国,都,どのように使っているかということを一つずつ丁寧に見ていただいたほうが誤解を生まないかなと思いますので,よろしくお願いいたします。  ほか,いかがでしょうか。どうぞ,お願いいたします。 ○D副会長  スポーツの実施を増やしていきましょうということで増えていったときに,増えていったからよかったですねというのはもちろんあるのですけれども,それと同時に,例えば医療費がどうだったかとかを市で調べることはできるのですか。 ○スポーツ振興課長  その相関関係といいますか,スポーツの実施率が増えたから直接医療費が抑制されたとかというのがそのまま調べられるかと言われると……。 ○D副会長  その因果関係はあれなのですけれども,医療費そのものは調べられますか。 ○スポーツ振興課長  はい,そこは調べられると思います。例えば,国民健康保険の部門の給付費の増減とか,受給人口が増えたりとかということもありますので,一概にというわけではないのですが,その抑制のための策としてのスポーツ振興というのは有効なのかなと思っています。 ○D副会長  それが本当にダイレクトに効いたのかどうかというのは難しいのですけれども,そういったものがあると……。調布市は多分豊かだと思うのです。豊かなのでスポーツ振興というところなのだと思うのです。これ,豊かでなくなったときに,もしかしたら一番最初に削られるところになる可能性だってあるわけです。これは調布市に限らないと思うのです。ですけれども,本当に健康に関わっているということがちゃんと出ていれば,削ってはいけないところだということになります。都合よく出るかどうかはもちろん分からないのですけれども,そういったものを出していくというのは大事なのではないかという気がしています。 ○スポーツ振興課長  ありがとうございます。調布市は緩やかにですけれども,まだ人口が増え続けているところではあるのですが,もう近い段階で人口減少局面にどうしても入っていくという推計もされています。そういったときに,高齢化の進行というところ。今のところ,他市に比べるとまだそこまで進行していないのですけれども,どんどん進行していくというところが近い将来には来てしまうので,そうしたときに,市としてもそういった年齢構成等によってどういった施策を打つべきかというところは変わってくるかなという中で,D副会長がおっしゃるように,体を動かすことによって健康寿命を延ばしていく,そういったところにつなげられるような見せ方も必要なのかなと考えておりますし,スポーツ振興課としても,そういった取組をしていく必要があるかなと思っています。ありがとうございます。 ○会長  よろしいですか。 ○D副会長  はい。 ○会長  どうぞ,お願いいたします。 ○H委員  今,年齢構成という話が出たのですけれども,調布市でそこに特徴的なことがあるのか,ほかの市もいろいろなところがあるとは思うのですが,調布市は平均的なものなのか。例えば,高齢化が結構進んでいるのかとか,その辺はどうなのでしょうか。 ○スポーツ振興課長  例えば,東京都はほかの地方部と比べて,高齢化の進行というところでは生産人口も比較的割合としてあるといった流れは調布でもあります。ただ,東京都の中でも23区と西部で,既に多摩地域の西部については人口減少という局面に達していて,どんどん高齢化も進行していっているところがもう既に現実に現れているところですので,それが近い将来の我々の市の現状になっていくというのは目に見えて,すぐそこにあるというような認識です。 ○会長  よろしいですか。ほかはいかがですか。I委員。 ○I委員  今の高齢化というところから入っていると,障害を持っている人というところも関わってくるのかなと思っていて,今まとめている資料というと,どうしても障害者スポーツと言っても,体を動かせる人の障害者スポーツという捉え方なのか,それとも高齢になっていく中での障害を持ってしまうという方々にも光を当てるではないのですけれども,そういったところがあるかというと,どっちが主眼なのかなと。 ○スポーツ振興課長  ここでスポーツを通じた共生社会の充実に向けた障害者スポーツの振興が必要といったところを課題として取りまとめさせていただいたという視点の中で,特にオリンピック・パラリンピックで調布市で車いすバスケが開催された,それを契機に共生社会の充実といったところを市としても取り組んでいったところで,誰もが日常生活,スポーツ施設の利用などというところもそうですけれども,障害あるなしに関わらず,どんな年齢層でも利用しやすいようにといった取組を進める必要があります。  とはいえ,健常のまま高齢化しても,おっしゃるとおり,やがて不自由が出るといったところに,どういった施策を打っていく必要があるかというと,スポーツの関係ももちろんそうですし,高齢福祉部門とも連携しながらといったところで,健康寿命を延ばしていくような取組をしていくというのは,スポーツの分野ではまず必要なのかなと考えているところなので,障害を持った方,当事者の方が活動しやすい,スポーツ施設が利用しやすいようにといった視点,あとそういった障害に対する理解を健常の方にも広める,そういった視点が比較的多いかなと思っております。 ○会長  よろしいですか。ほかはいかがですか。では,C委員,お願いします。 ○C委員  23ページなのですけれども,意識変容のフェーズに応じた現状ということで,年代は全部含まれた数字ですか。 ○事務局  はい,年代が全部含まれたものでして,もちろん年代ごとの数値というのもございます。今はないですけれども。 ○C委員  ちょっと思ったのですけれども,今あった年齢,性別,年代の特徴を考えたスポーツの実施を促す取組が必要という現状の取りまとめの課題のところでいくと,年代別であったほうが,その年代によってどこをやっていくのかとか,そういう数字があったほうが見やすくて分かりやすいのかなと思ったのと,あとは実行期から維持期が6割ぐらいいるのですけれども,そこを上げていくのか,それとも関心・準備期の人たちを運動できる方に引き入れて,7割,8割に持って行くのかとかというのは何かあったりするのですか。今,ただ数字としてはあるけれども,どうしていくというのはこれからということですか。 ○スポーツ振興課長  市としては,ここは両方にというところなのかなと。興味はあるけれども,まだできていない人たちに運動をする気になってもらうというのはもちろん重要なことなのかなと。そういった意味でスポーツイベントとか,そういった中でプロスポーツチームのお力をお借りしたりとかというところでの興味といった中でスポーツの振興を進めているというところはもちろん大事ですし,都は継続支援策の展開などと書いてあるような,実行期から維持期に移すような,本当は場の提供とかというところも重要になってくるかなと思いますけれども,この両面はどちらかだけというところではなく,両方に力を入れていく必要はあるのかなと思っています。 ○事務局  クロス集計のところを見ますと,例えば維持期に当たる方の大まかな傾向としては,40代から70代につれて高くなっています。20代,30代が低いという傾向になっています。10代の方も40,50代の方と同じぐらいの高さとなっているので,20,30代が低いというのが特徴かなと思っています。  関心・準備期の方については,30代の方が比較的高い傾向にある。一方で相対的には,40代から60代はそれと比べると少し低いというところなので,関心・準備期へのアプローチでいくと,30代ないし20代の方にアプローチするのは大事かなと。この前段のほうでスポーツの実施日数というか,実施頻度のところでも20,30代が少し相対的に低いというところも出ていますので,働いている方とかだと思うのですけれども,そういった方々がどのようにスポーツをやれるか。そういう方は忙しいと思うので,がっつりやるのか,もしくは気軽にスポーツを楽しめるか。ここはデータを反映していないのですけれども,実はスポーツを習慣化する上で何が大事ですかというのも聞いていて,そこでは気軽にスポーツをできることというような回答があったので,そういった取組を考えていくというのがすごく大事なのかなと今の時点では考えております。 ○C委員  ありがとうございます。なぜ聞いたかというと,実はスポーツクラブなのですけれども,今おっしゃったように,20,30代とか40代はやはり少ないのです。それは仕事が忙しいとか,お金がとか,そういうところだと思うのですけれども,そういう人のために,うちは1つあるのですが,パパママ会みたいな,お子さんがプールに通っていると,お父さん,お母さんは通常8,000円ぐらいするところが4,000円ぐらいで通えるみたいな,時間帯は一緒だけどみたいな,そういうのがあったりするのです。そこが今大分増えてきている現状もあるので,市としてそういう割引ではないのですけれども,金額も絶対響く世代だと思うので,そこからまずきっかけとしてつくってあげると増えてくるのかなというのは少し思ったので,年代があったほうがわかりやすいのかなと。傾向と年代で違うと思うので,そこを市としてどこを着眼点にして増やしていくのかというのをやっていくと,より見やすくていいのかなと思いました。 ○会長  17ページのデータなどをうまくリンクさせれば,多分年代別の実施率だとかやる気だとか,そういったものが多分クロスで出てくるのだろうなと思って聞いていましたけれども,1つの切り口としてぜひ事務局で御検討いただければと思います。ありがとうございました。  ほかはいかがでしょうか。では,H委員,どうぞ。 ○H委員  今回の資料にはあまり出てきていないところなのですけれども,貧富の差というのは,スポーツはむしろ教育よりも大きいのではないかという気がしていて,まだスポーツは贅沢みたいな考えもあると思うのです。  ここに最後,課題のまとめというところがあるのですけれども,これを全部見ても,それなりに恵まれた人が対象かなという感じがして,その辺,調布はあまり貧富の差がないのかもしれないのですが,よく分からない。その辺のところは何かお考えというのは。 ○スポーツ振興課長  難しいですね。確かに競技としてのスポーツをしっかりやっていこうということになると,どうしてもお金がかかって,それがトップレベルになればなるほどかかっていくのかなというのは感じているところではあります。そういった意味では,小・中学校アンケートの中でもスポーツをしない理由で,お金があるなしみたいなところも聞いたりしているところではございます。  ただ,今回,国の定義とか都の定義とかというところの中でも,スポーツの捉え方というところ,競技としてのスポーツというところだけではなくて,体を少し動かすような,身体的に活動するといったところもスポーツの1つとして捉えて,我々も施策を展開していきたいかなと思っています。  なので,競技にとらわれず,例えばウオーキングとか体操とかでもいいと思う。そういったところもいろいろな世代の方にやっていただくような発信といいますか,施策展開を我々もしていく必要があるかなと思っています。これで答えになっていますでしょうか。 ○H委員  実は私,小学校でドッヂビーサークルを立ち上げて,今活動しているのですけれども,やはりやりたい子はユニフォームもつくりたいとかなるのですが,そのように進めていってしまうと,やりたいのだけれども,お金がかかるから入れないというお子さんもいるかどうかは分からないのですけれども,そういうことをすごく悩んでしまうので,何か補助があればいいかなという気はしているところです。 ○会長  ありがとうございました。どうしても経済的に格差というのは,部活動の地域移行の1つの問題点でもあるのです。今まで非常に廉価に会場も使えたのが,実際にいろいろなところの会場を借りるとなれば,保護者の負担が増えるのではないかということもありますので,今おっしゃったみたいに,ユニフォームだとか,シューズだとか,強くなればなるほど,どうしてもそういうのが求められてしまうものですから。  ほかはいかがですか。では,I委員。 ○I委員  2つあるのですけれども,26ページのスポーツ指導者の育成と資質の向上が必要というところで,このスポーツ指導者というのは,今あるスポーツ指導者で,あともう一つはパラスポーツ指導者という資格があるのですけれども,そこら辺も含まれているという認識でいいのですか。 ○スポーツ振興課長  ここについては,パラスポーツであれ,ほかのスポーツであれ,含まれたスポーツ指導者という認識で大丈夫でございます。 ○I委員  あと,スポーツボランティアの発掘・育成・定着に向けた取組というところなのですけれども,スポーツ協会で東京国体というところがあったのですけれども,今オリ・パラが終わった人たちというか,シティキャストの人たちが本当に活動したいという意欲がすごくあるのです。ただ,高齢の方が多いのです。  東京都障害者スポーツ協会でS&S,スポーツ・アンド・ボランティアという登録の制度があるのですけれども,そこで東京都だけで約7,000人の方が登録しているというのがあるので,オリ・パラのほうで終了した人たちも取り込めるような取組があったほうがいいのかなと思ったので。 ○スポーツ振興課長  ありがとうございます。まさに後ほどここで情報紹介をしようとしている車いすバスケットボールのエキシビションマッチを,6月18日に武蔵野の森総合スポーツプラザで行うのですが,ここに向けても,我々はスポーツボランティアへの募集とともに,S&Sにも募集をさせていただいて,まだ募集中というか,多くの方に手を挙げていただいているところで,スポーツを支えるということに対する興味をお持ちの方へのアプローチというのは非常に重要かなと思っております。我々もいろいろなイベント等々を今後展開していくことになりますので,そういった機会で必ず支え手というか,ボランティアの募集,御協力をいただくということは,これまで以上に行っていく必要があるかなとは考えています。 ○会長  ありがとうございました。指導者という中で自分などが思うのは,強化をする,競技力を高める指導者と,楽しむことをメインとする指導者と,その辺のところも両方あるのだろうなと思いながら感じることがあります。スポーツ庁が話をすると,大体競技力アップのほうに話が行ってしまう可能性が強いものですから。では,E委員。 ○E委員  今,会長がおっしゃったところはすごく大事だと思っていて,課題の整理,最終26ページの,先ほどB委員もおっしゃっていたスポーツ指導者の育成と資質の向上が必要というところで,どのようにやっていくかということがすごく大事になってくると思うのです。  6ページの国の捉え方の2つ目,スポーツの意義を書いているところのかぎ括弧の中に,スポーツの中には「自発的」な意思に基づいて行われるものというのはとてもキーワードだと思っています。これは私も自分がいい指導者だったとは思っていないですけれども,熱が入ると勝ちたいものですから,この前教え子と飲みに行ったときに,「先生,夏休みは3日しかくれませんでした」と。そんな意識もなかったですが,やはりやらされていたという思いになっている子どもというのは少なからずいると思うのです。それでいい思い出だったとか,それで自分はこうだったと言ってくれるのですけれども,指導者というのは,それで果たして子どもの自発性を本当に伸ばしたのかという反省が必ず生まれてくると思うのです。  この中にも出てくる二極化だとか,スポーツが苦手な子が一定数いる。その中で,本当に勝利を目指したい子どもと,引っ張っていってくださいという子どもと,嫌いにしないでくださいというのがあると思うのです。だから,どのような層を担ったどういう指導者を育成していくのか。そうすると,あなたのチームではありませんよというように指導者が本当に思わないと,まるで自分のチームであるかのように子どもをやらせるではないですけれども,そのようになりがちなのです。その辺の正しい指導者というのはどういうものかというのは,日本人は考えるべきだと思っています。  ベンゲルという監督が日本に来たときに,子どもたちに教えたときに,明日休みだよと言ったら,子どもたちが喜んでびっくりしたと。フランスの子どもたちに,明日休みだよと言ったらがっかりする。スポーツの指導者によって大きな,明らかな違いがあるのです。明日休みだよといって子どもが喜ぶのか,がっかりするのか,それはもちろん年齢層にもよるし,回数にもよると思うのですけれども,やはり自発的というのは,「明日休みだよ」「えー」と言わせるほうが正しい指導者なのではないかと最近強く思うのです。  長くなりましたけれども,スポーツ指導者の育成というのをどのように,どういう段階で育成していくのかというのは,子どもたちやいろいろな方々がスポーツを好きになるか,嫌いになるか,すごく大きな鍵だと思うので,これを調布市としてどういうスポーツ指導者が理想なのかというのを,ビジョンみたいなのを持ってやっていくということが大事なのではないかと考えていますが,いかがでしょうか。 ○事務局  その点でいくと,競技力の向上に向けた指導者という角度だけではなくて,今の時代,ジェンダーを踏まえた多様性の尊重とか,ハラスメントの方針ですとかいろいろな観点も含めた指導者の育成となってくると思いますので,今,E委員がおっしゃったような観点も含めて,どういう認識でここを捉まえるかというのはすごく大事だと思いますので,整理していきたいと思います。ありがとうございます。 ○会長  ありがとうございました。  年配の方々に言うと,今の体育の授業そのものが非常にぬるく見えてしまうのです。何を目的にしているのだと。鍛えるとか,我慢するとか,励むとかということがほとんどなくなって,楽しいというか,そういうものがスポーツの本来の意義というか,それをどう求めていくか,どこに価値づけるかということが非常に大きな,大事な要素になるのだろうなと思って聞いていました。ありがとうございました。  時間が大分押してきているのですけれども,G委員とF委員,何か1つずつでもお願いできますか。 ○F委員  我々,総合型のスポーツクラブということでもう20年やらせてもらったのですが,今日のいろいろな課題とか現状を見せていただいて,我々のところで将棋をやったり,囲碁をやったり,よさこいをやったりだとか,スポーツというと新しくスポーツ吹き矢を始めたり,子どもたちの教室と言っても,学校が終わってお母さんやお父さんが帰ってくるまでの間の時間,学童ではないですけれども,1つのスポーツをしながら,大人がその間ちょっと見てあげている感じでやっていたのですが,そういうのも必要なのだなというのはすごく感じました。  H委員が言ったのですけれども,料金に関しても,会員は大人が年間5,400円で,別途かかるところもあるのですが,その辺りもかなり安くやらせていただいているのは,行政の協力もいただいている部分もたくさんあって,取っかかりの部分,一番下の入り口の部分では,今後またいろいろ大変なのかなと感じていますが,引き続き頑張りたいなと改めて思いました。 ○会長  ありがとうございました。では,G委員,お願いいたします。 ○G委員  感じた話でもいいですか。 ○会長  どうぞ,どうぞ。 ○G委員  私,地元が岩手県奥州市で,大谷翔平の地元なのです。4月の頭に実家に帰ったときに,今日この話を聞いていてすごく感じたのですけれども,調布のスポーツ振興課はすごいなと。市民のために「ささえる」とか「みる」とか,そういうことですごく盛り上げて,FC東京にしても,NTT東日本のバドミントンにしても皆さんに広めてくださっていて,市で盛り上がっている。大谷翔平の地元はすごく静かだったのです。  WBCが終わってちょっとして帰ったのですけれども,シーンとしているので,平常に戻ったのかなと思ってタクシーの運転手さんに,大谷翔平の最後の勇姿などを市で盛り上げて,バブリックビューイングとかやったのですかとか聞いたら,全くと。各家庭でそれぞれ見ていた風はあるけれども,市を挙げてどこかに集まって,みんなで見るなんて全く聞いていない,どこでもそんな話はなかったという話をしていたので,調布のスポーツ振興課はすごいなと,今日皆さんのお話を聞きながら思いましたし,さっき貧困という話もあったし,高齢者が多いとかという話もあったので,そういう面でも岩手県奥州市という市は財政も厳しく,そこにお金も割けなかったのかなというので,今日納得していました。いつもありがとうございます。  それと,会長がさっきNTT東日本バドミントン部の桃田のお話をしてくださって,支えるほうが,コンサートではないですけれども,うちわを持つことも桃田を復活させるきっかけになるのではないかと思うので,自分で支えてあげたいなと思いました。ありがとうございます。 ○会長  今,最後の26ページの5番目,スポーツ振興に向けたプロチーム,トップチームとの連携が必要と。この連携という言葉も,今,G委員から言われた地元のプロチーム,トップチームをどう応援するとか,支えるとか,叱咤激励ではないけれども,そんなことも含めて中身も知りたいなというのと,先ほどのデータで見ますと,18ページのグラフで左下のところ,プロチーム,トップチームの認知度というところで,FC東京はかなり高いので当然なのですけれども,あとのチーム,特に今話題に出たNTT東日本バドミントン部は6.5%なのです。世界トップがいてもそんなものと。やはり見える化が本当はもっと欲しいなと。  例えば昨日,私がたまたま見たNHKのニュースを,肖像権があるから取れるかどうか分かりませんけれども,NHKの許可を取って,ホームページに貼り付けて,市民が多く見られるような,そういういろいろな多様な発信力はあってもいいのかな,そういったものがせっかくプロチーム,トップチームがいる地域の特性を生かせるもののつながりかなと思って聞いていました。  ありがとうございました。時間が来ましたので,今日のところはここでおしまいにします。次回以降また続いていくかと思います。  では,事務局,続いて議題2の説明をお願いできますか。よろしくお願いします。 ○事務局  議題2のその他の情報提供ということで,今後予定されていますイベントとか,実際行われたものについても御紹介させていただきます。  まず,青赤ストリート概要という資料を御覧ください。あと,交通規制のお知らせという資料も置いています。こちらはFC東京と連携いたしまして,FC東京の横浜F・マリノスと試合の日にスタジアム通り,飛田給駅北口から甲州街道までの道路を歩行者天国化して,様々なお店,またステージ等も出して,にぎやかしを行うというイベントを予定しております。6月3日土曜日,イベントは11時から15時までですが,道路の封鎖がございます。交通規制は9時から16時となっておりますので,御迷惑をおかけするかもしれないのですけれども,御理解をお願いします。  また,このイベント,雨という予報が出ていて,てるてる坊主を作って何とかと思っているのですけれども,成功することを目指して今準備しておりますので,よろしくお願いいたします。 ○事務局  続きまして,私から車いすバスケットボールChofuエキシビションマッチ in むさプラ2023の告知をさせていただきます。  6月18日に,武蔵野の森総合スポーツプラザのメインアリーナで行います。イベントはタイトルどおり,車いすバスケットボールのエキシビションマッチということで,NO EXCUSEと千葉ホークスと川崎WSCという3チームが2試合行います。それから,同時開催といたしまして,パラアスリートのトークショーも行います。車いすバスケットボールと車いすラグビーのいずれも東京2020大会日本代表だった藤本怜央選手と倉橋香衣選手によるトークショーを行います。  それから,パラスポーツ体験会といたしまして,車いすバスケと車いすラグビーの競技体験が小学生以上の方を対象としてできます。あと,ビッグハートプロジェクトといいまして,文化生涯学習課がやっております,小さいハートを1人ずつ作って,それを貼り合わせていって大きいハートを作るというようなアートプロジェクトがございまして,そちらのワークショップも当日行います。全席自由席,入場無料となっておりますので,ぜひ当日お越しください。よろしくお願いします。  以上です。 ○事務局  最後,読売巨人軍との協定締結の資料を御覧ください。先日,5月23日に読売巨人軍と調布市はスポーツ振興に関する共同協定を締結いたしました。  内容としては,地域活性化の実現,またスポーツ振興に資することを目的として締結したもので,実際,これまでのジャイアンツとはイースタンリーグへの市民招待ですとか,ジャイアンツアカデミーのコーチによる小学校とか保育園への訪問事業などを重ねてきたのですけれども,今後強固な連携をしながら,野球を初めとするスポーツの振興ですとか,子どもの健全育成,またスポーツ教育に協働して取り組むというところでこういった協定を結びました。実際,協定の調印式は東京ドームで行ってまいりまして,その後ゲームの観戦もしてきたというところでございます。  ジャイアンツからも自治体と連携していろいろな取組をやりたいという話をもらっていますので,これまでも続けてきた取組をまた強く進めていきたいと思っております。  以上です。 ○会長  今,何点かありましたけれども,御確認したいようなことはございますか。よろしいですか。      (「なし」の声あり)  では,時間が10分ほど延びてしまいましたけれども,そろそろお開きにしたいと思うのですが,D副会長,よろしくお願いします。 ○D副会長  時間が過ぎておりますので,手短にと思います。  先ほどE委員のお話を聞いて,大学で授業をやっていて,学会とか出張というのは休みの期間に行くことが多いのですけれども,まれに学期中に学会というケースがあったりするのです。学生に「来週は学会で出張なので休講。申し訳ない」と言うと,ほとんどの学生が大喜びするわけです。まだまだだなと思いました(笑声)。陸上部も指導していますので,どう思っているか,また今度聞いてみようかなと思うのです。  とはいえ,楽しさの部分と,楽しさだけではなかなか突き進めない部分というのがあって,子どもであるほど楽しい部分を失わないようにやっていかなければいけないのですけれども,勝手にやりなさい,楽しくやりなさいというのではいけない。だから,枠をつくりながらやっていかなければいけないというのがあるのだなと思うのです。授業などはその最たるものなのかもしれないです。  スポーツ振興も同じようなところがあるような気がして,こういういろいろなイベントで,見て楽しんでくださいとか,支えて楽しんでくださいとか,そういうのは非常に大事だと思うのですけれども,楽しさだけだと豊かなので,そこにお金をかけられますという話になるかもしれなくて,豊かでなくても必ず必要だという面もある。例えば,健康づくりだから必要ですとか,体づくり,体力づくりにとって必ず必要ですよ,生きていくために必要ですよという側面があると思うのです。本当は両方にお金をかけていくことができないのかなと思ったりします。  例えば,歩くと歩数をカウントしてくれます,調布独自のアプリケーションをつくって,調布市在住・在勤の人が登録して,その歩数に応じて市内の定食屋の割引券を配るとか,そういうのがあると緩い強制力が働く。得があるのでやってみようという感じでやって,それが今度楽しみに変わっていくということがあるのではないかと思うのです。  電通大はベンチャーでそういうのをつくる会社があります。そんなに高くないと思いますので,電通大にお声がけいただけると,そういうのも提携してやっていけるのかなと思います。ぜひ両方を考えていくといいのではないかと思います。  以上になります。 ○会長  ありがとうございました。最後のは楽しみですね。長野でしたか,どこかですごく短命だったのを頑張って伸ばしていったところが,地域通貨的な,今みたいに運動したことがポイントになって,地域でお金の代わりに使えるような,そんな記憶がありました。  では,事務局よろしいですか。 ○事務局  はい。 ○会長  では,お疲れさまでした。ありがとうございました。                                  ――了――