ともに生き ともに創る 彩りのまち調布 市報ちょうふ 【1】 No.1741 令和5年(2023年)6月20日号 ■発行:調布市(毎月5日・20日発行) ■所在地:〒182-8511東京都調布市小島町2丁目35番地1 ■編集:行政経営部広報課 ■市ホームページ:https://www.city.chofu.tokyo.jp/ 市役所代表:電話042-481-7111 CONTENTS(主な内容) 調布花火2023 出店者募集…3 調布っ子応援プロジェクト第6弾…3 マルシェドゥ調布…8・9 ビックハートプロジェクト…11 熱中症に注意しよう…16 市報ちょうふの配布に関する問い合わせは 市報ちょうふ配布コールセンター(配付受託業者株式会社小平広告) 電話042-300-3131 ●キャッシュレスで最大20%戻ってくるキャンペーン 現金を持ち歩かずにお得にお買い物!  市内対象店舗で、対象決済サービスを利用した場合に、決済金額の最大20%がポイントで戻ってくるキャンペーンを実施します。 (注)キャンペーン内容は変更になる場合あり 期間/7月1日(土曜日)から8月31日(木曜日) ◎対象決済サービス(アプリ) au PAY・d払い・PayPay・楽天ペイ ◎ポイント付与率 決済金額の最大20% ◎ポイント付与上限(1決済サービス当たり) 1決済当たり5000円相当(2万5000円相当の購入分) 1カ月当たり合計2万円相当まで(10万円相当の購入分) ◎対象店舗 市内中小規模の対象のキャッシュレス決済サービスの加盟店舗(大手事業者など一部対象外) 問い合わせ/キャンペーン事務局電話042-521-6242(平日午前10時から午後6時)、産業振興課電話481-7185 詳細は2面をご覧ください ●手をつなぐ樹(422) はたして出藍(しゅつらん)の誉れか  土佐日記の紀貫之ではないが、人もすなるチャットGPT(註)にトライして、「入学式の挨拶」と入力してみた。するとGPTはしばし沈思黙考(?)した後、やおら文章を発し始めた。挨拶文の分量は話し言葉で3分程度。内容は、新入生に対する祝意、激励、期待など。なるほどこれはなかなか面白いものだ。だが、一応日本語として成立しているものの、情感に欠ける文章なので手を加える必要はあるが。  確かに、なにかの計画を立案する際に、その前提条件として膨大なデータの中から関連情報をピックアップして、計画の進むべき方向を定めるためのヒントを得るときなどにはこれは有用かもしれない。人間が自力で情報整理するより、はるかに時間が短縮できそうだ。  今後、このような手段を通じて得られた言葉が、そうとは気づかれずに世の中に氾濫していくことだろう。それはそれで、全面的に否定するつもりはない。情報の正確さや著作権等に留意しながら賢く使っていけばいい。  ただ、便利さゆえに今後の展開について訝しく思う点もある。たとえば、GPTは将来長編小説をも書けるようになると言われる。しかし、その表現内容は、ひとが自己の経験と感性のみに基づき、呻吟(しんぎん)しながら懸命に言葉を紡いでつくりあげる文章とは本来無縁のものであるはずだ。人間固有の創造力に挑む領域にまで、人間がつくったソフトウェアが入り込んでくる不気味さをどう理解すればよいのだろう。それとも我々はすでに、心の深奥に対する啓示をも、神ではなく機械から享受する段階に心ならずも迷い込んでしまったのだろうか。 (註)Generative Pre-trained Transformerの略。事前学習済みの文章生成変換器の意味。人工知能(AI)を使ったチャットサービス。人間の質問に対して人間が答えるかのように、自然に回答する技術が搭載されている。 調布市長 長友貴樹 ●市報6月20日号の掲載情報は6月12日時点のものです