第2回 調布駅前ひろば検討会 日時:令和元年10月23日(水) 午後6時30分から午後8時35分まで 開催場所:調布市グリーンホール 小ホール (司会:事務局) それでは,定刻となりましたので,「第2回調布駅前ひろば検討会」を開催させていただきます。第1回ひろば検討会で決定をしましたとおり,当検討会の議事について公開として,傍聴希望者の入場を事前に承認をしております。 初めに,傍聴される皆さまに傍聴にあたってのお願いについて,御説明をさせていただきます。傍聴にあたっては,傍聴席の席上に配布をさせていただいております一番上の資料に,お願い事項が書いてございますので,こちらを御確認いただければと思います。また,傍聴される皆さまにアンケート用紙を用意しておりますので,御意見などございましたらお帰りの際までに御記入をいただき,退出時に担当職員にお渡しください。皆さまの御協力をお願いいたします。 それでは,検討会の開催にあたりまして,事務局側の出席者の紹介をさせていただきます。初めに,都市整備部長の八田でございます。 (都市整備部 八田部長) よろしくお願いします。 (司会:事務局) 次に,街づくり事業課長の齊藤でございます。 (街づくり事業課 齊藤課長) 齊藤でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 (司会:事務局) 街づくり事業課副主幹の鈴木でございます。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) 鈴木でございます。よろしくお願いいたします。 (司会:事務局) このほか,関係職員が控えております。どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして,本日の配布資料の確認をさせていただきます。配布資料は,次第の下のほうに一覧を記載させていただいているとおり,次第を1枚おめくりいただきまして,資料1「調布駅前ひろば検討会委員名簿」A4,1枚です。次が資料2「第2回調布駅前ひろば検討会座席表」A4,1枚。続いて資料3「調布市調布駅前ひろば検討会要綱」A4,1枚。続いて資料4「第1回調布駅前ひろば検討会[報告資料]」です。1枚めくっていただきまして,「第1回調布駅前ひろば検討会での主な意見について」A3,1枚。めくっていただきまして,「第1回調布駅前ひろば検討会での傍聴者意見について」A4,1枚。続いて,「第1回調布駅前ひろば検討会」の議事録で,両面で16枚,32ページまでございますので,御確認をお願いいたします。続いてが資料5「第2回調布駅前ひろば検討会[資料]」,これが A3カラーで,右肩にページを振ってありまして,11枚ございます。続いて11ページの後,参考「調布駅周辺の交通特性に関するデータ」で,A3が2枚,カラーの資料があります。続いて,資料6「第2回調布駅前ひろば検討会[参考資料]」という表紙がございます。それをめくっていただきまして,「調布駅前広場オープンハウス集計結果(概要版)」A4ホチキス留めしたもの。次に「調布駅前広場オープンハウス意見集」で,A4をホチキス留めしたもの。続いて,調布駅前広場市民アンケートで,案内編,資料編,調査票の計3枚を付けさせていただいております。さらに「調布駅前広場整備通信」の創刊号,こちらが見開きA3,カラー1枚が付いております。最後でございますが,資料7「次回以降の日程について」A4,1枚となっております。 皆さま,おそろいでしょうか。途中で不足等ありましたら,担当のほうにお申し付けください。 それでは,これより第2回調布駅前ひろば検討会を開催させていただきます。秋山会長,よろしくお願いいたします。 (学識経験者 秋山委員) 中央大学の秋山と申します。 本日は,いくつか議題がございます。最初に2,3分,私のほうから話をさせていただきたいと思います。 おそらく,どこも,都市をつくるにあたっては,かなり住民の人たちの意見をきっちり入れてつくるということが,常識になりつつあります。ただ,将来を見据えて計画するため,おそらく環境問題とモビリティー問題は,人々の生活の質を支えるうえで,ある種両輪のように思います。したがって,緑も大切ですし,公共交通を重視することも大切である。そして,緑については,クリチバのお話だったと思いますが,1本切ったら2本植えるという条例を作っています。市長がそう考えて,人を中心に据えたまちづくりをするという,クリチバの思想だと思います。日本でも,そのような流れがだんだん定着し,おそらく調布もそれに近い形でやられているのではないかと思います。 それから,もう一つ環境問題で,CO2を減らすことが,ものすごく重要である。これはメガトレンドです。メガトレンドとは,100年に1回,100年を目指してやるような問題です。先週ウィーンに行ったのですが,ウィーンの都市内やクラークの都市内では,公共交通を皆さん使って,自動車をやめています。自動車の分担率が10%減っています。これはお見事と言うしかないです。そのための努力はすごい努力で,都心部は歩行者天国で,周辺に緑を植えている。私が泊まったシェーンブルン庭園の前は,縦横30分ずつ行ってもまだ先が少しあると思うくらい広い公園でした。ただ,都心部に木がほとんどないということで,調布ではおそらく緑も必要ですが,「ここにどうしても必要だ」という部分と,「いや,そうじゃない,市全体で緑の量を一定程度上げなくちゃいけないよ」という部分と,両方あるのだろうと思います。これが緑の問題です。それからCO2を特に考えると,自動車の問題は計り知れなく大きく,鳥取のある街を調査していましたら,75歳以上の人が自動車を6割ぐらい使っています。この人たちが将来どうするのかと思うくらい大変で,ここではモビリティーが必要ですが,調布では運よくバスも鉄道も発達しているため,そのことを考えなくて済むのでラッキーかもしれません。けれど,バスや鉄道だけでは,歩けなくなったときに役に立たないかもしれない。そうすると,ライドシェアだとか新しい交通需要があるかもしれない。そんなことも含めると,少し多面的に皆さんに考えていただき,皆さんの意見を今日できるだけ多く伺い,その上で議論をさせていただいて結論に至りたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。 ちょっと長々とお話をしました。それでは早速,資料の説明からいきたいと思います。事務局から,それでは最初の資料の説明からお願いしたいと思います。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) それでは,資料の御説明ですが,資料1,資料2,資料3につきましては,第1回と同じ資料となっておりますので,ここの御説明は省かせていただければと思います。 資料4の「第1回調布駅前ひろば検討会[報告資料]」をご覧ください。 1枚めくっていただきまして,第1回のひろば検討会での主な御意見について,まとめさせていただいております。 1つ目については計画全体の意見ということで,デザインコンセプトを明確にして調布らしさが感じられる整備をしてほしい。 2番目には検討図(計画内容)への御意見ということで7点頂いております。観光バスやシャトルバスをロータリーの中に入れられないか,樹木は強風による倒木や広場内の見通しを考慮した樹種の選定および配置をすべき。現状の高低差がない広場が高齢者にとっても誰にとっても使いやすいのではないか。5点目が,放置自転車に対する対策が必要ではないかということと,広場内の自転車の通行は制限をする必要があるのではないか。6点目に,南口ロータリーの大きさについて検討会で議論したい。駅前に向かう歩行者の迂回が最小限になるようにですとか,ロータリーの面積を小さくして緑あふれる駅前にしたい。7点目が,大きなロータリーをつくるメリットは何か,ロータリーの面積を縮小する方法はないか,バスの小型化を考慮,長距離バスをロータリー外に出すのはどうか。8点目は,マンホールトイレは何基設置するのか,ここでは20基と事務局側で答えさせていただいております。 その他については,今年度の市民参加を通じて検討図,今回お示ししている平成25年度に見せた検討図はどの程度の変更の余地があるのかということ。10点目は,オープンハウス,市民アンケートの内容を検討会に提示してほしいや,駅前広場が工事中でも安全に歩ける歩行空間を確保してほしいといった御意見がありまして,その場で回答したことを右側に載せさせていただいていますので,御確認いただければと思います。 次に,2枚目を見ていただければと思います。傍聴者の方に,御意見を伺う用紙をお渡ししたなかで,A4表裏で10名ほどの方からの御意見がありましたので,御一読いただければと思います。また,申し訳ありませんが,昨日お持ちいただいた方がおりまして,印刷をしてしまった関係上,ここには載せさせていただけなかったので,第3回に御意見の内容をお伝えさせていただければと思っております。本日につきましては,先ほどもお話ししましたが,できれば当日中に書いていただいて担当者にお渡しいただければと思います。傍聴者の意見については以上になります。 3点目の資料につきましては,第1回の駅前ひろば検討会の議事録ということで,32ページにわたって,概要というよりは,全文を起こさせていただいております。今見るのは難しいと思いますので,確認をしていただき,特に修正等,委員の方からなければ,今後ホームページに掲載させていただきたいと考えております。 第1回の調布駅前ひろば検討会の報告資料については,以上となります。 (学識経験者 秋山委員) ありがとうございます。 第1回の検討会の主なところは,南口のロータリーがどうも大きすぎるのではないかという意見があり,それからバス問題や,マンホールのトイレ,放置自転車などございましたけれども,それにしても,デザインコンセプトを最初に明確にしましょうということが言われております。これを受けての,2回目になると思います。 ただいまの1回目の検討会の報告資料について,修正等がありましたら,後で事務局のほうに直接お願いしていただきたいと思います。また,これを元に,2回目の説明をさせていただいて,議論いたします。どうぞよろしくお願いします。 それでは,第2回,本日のひろば検討会の資料の御説明,資料5についてお願いをしたいと思います。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) 続きまして,資料5の本日の検討会の資料の御説明をさせていただければと思います。 本日は今会長からもございましたとおり,第1回ひろば検討会にて,ロータリーやバスの関係の資料,根拠を御説明するよう,会の最後にお話しいただきましたので,その内容を重点的に作成した資料とさせていただいております。 表紙をめくっていただきまして,1枚目は,第1回検討会でも示しました4つの機能のイメージと,今の検討図が分かる資料となっております。これは,前回も御説明させていただいております。 1枚めくっていただきまして,第1回の調布駅前ひろばの検討会および調布駅前広場のオープンハウスで頂いた御意見をまとめさせていただいているものになります。資料の見方として,芝生や憩いの空間,それぞれの交流機能や環境形成機能,情報提供機能,防災機能,あとは全般にわたる機能について,どのような御意見があったか,まとめさせていただいております。書いている文章の左側,丸と四角で「ぽち」を示していますが,「四角」についてはひろば検討会での御意見となります。「丸ぽち」は,オープンハウスで多く頂いている御意見というところを取りまとめさせていただいています。これも,見ていただければと思います。 次の資料になりまして,調布駅前広場のロータリー検討経緯が右上3番の資料になります。こちらの見方としましては,左側が従前の調布駅前広場の内容となっております。右側の図面が将来的な駅前広場の図になっているというところで見ていただければと思います。下段のほうに,左側には現状の課題として,バスがバス停に正しく正着できず乗降がしづらい,停車するための誘導が必要ということや,一般車,身障者用の乗降場を考える。 また,その他ですが,北側はロータリーの外にバスの乗降場があり,周辺道路の交通阻害になっている。これについて,右側の図面の上の方に,点々と楕円形で囲んでいますが,旧甲州街道とロータリーに入る手前のところを示しております。南側についてはバス停の間隔が狭く,何度も切り返しが必要という事が課題になっています。 右側には,整備による効果を書かせていただいております。バスの運行や,正しく止まることを考慮した配置により,乗降が円滑にでき,利用者の方の安全性や利便性が向上することや,今後,一般車,身障者用の乗降場を確保させていただく予定でおりますので,利便性の向上が図れる。北側については,バス停をロータリー内に集約することによって,旧甲州街道の渋滞を緩和できることや,バス停撤去後は,歩道を確保させていただく予定ですので,歩行者の安全性の向上が図れます。南側については,ロータリー南側への新たな横断歩道の設置による移動経路の確保などができるというところを書かせていただいております。 図面を見ていただければと思いますが,青色と水色で書いてあるのがバス停の位置です。傍聴者の方は,白黒印刷なので申し訳ないのですが,北側のロータリーは一般車が2台と身障者用の乗降場が1カ所,タクシーの乗り場1カ所。南側には,バス停の降車場が2カ所,乗車場が5カ所,一般車が2カ所と,身障者用の乗降場が1カ所,タクシーの乗降場が2カ所ということで,今計画していることを示しております。 続きまして,4ページ目。右上4と書いてある資料ですけれども,現状の南側のロータリーの車両軌跡の考え方を載せております。バス停については濃い青で書いてあります。タクシーの乗り場は2カ所で,オレンジ色の2カ所となっております。少し見づらいかもしれませんが,バスの乗降場の下の赤枠が,本来止まる位置となっています。図の下段側に書いてありますが,一度ではバスがバス停に正着できていません。歩道との間に隙間が生じることから,利用者が車道に下りなければならないことから,今はバックして何回か切り返している状況です。 また,右のところに四角囲いで書かせていただいておりますが,車道幅が狭いため,安全面での課題があり,交通に支障が生じやすいということや,一般車と身障者用の乗降場も現状はないということ,図としては一番左側になりますが,今ケンタッキーがあった工事中の場所から,対岸側に渡れなく,2回,3回渡らないと反対側に渡れない状況です。 次,めくっていただきまして,右上に5と書いてある資料になります。こちらにつきましては,南側ロータリーの車両軌跡の考え方を載せさせていただいております。4の資料が既存,今の現況で,5の資料が将来の南側ロータリーの車両軌跡の考え方になります。 入ってくる両サイドのところがバスの降車場になっております。駅側にあるところの4カ所と,対岸側がバスの乗車場2カ所と5カ所で合計バス停については7カ所。広場口,図面の右側ですけれども,身障者用の乗降場が1カ所,その下の交番の目の前が一般車の乗降場が2カ所。あとは,暫定の公衆トイレがあるところですけれども,タクシーの乗り場を2カ所で考えております。これについては,全体的にはバスの運行や駐車の安全性を考慮し,必要な車道確認や乗降場の間隔を確保し,周回できる空間を確保しています。最後に,ちょうどロータリーの入り口に,横断歩道を設置させていただく予定となっております。 1枚めくっていただきまして,右上6の資料になります。北側のロータリーの車両軌跡の考え方の資料になっております。ちょうど,今年度で工事が完了する予定であり,今工事しているロータリーの内容となります。これにつきましても,バスの降車場が2カ所,乗車場が5カ所です。申し訳ございません,1カ所色が異なりますが,合計7カ所です。 また,一番図面の下側ですが,一般車の乗降場が2カ所と,中央口と書いてあるトリエA館の前ぐらいですけれども,ここに身障者用の乗降場が1カ所,そして広場口のほうに向かいましてタクシーの乗降場が1カ所という内容になっております。考え方につきましては,南側ロータリーも北側ロータリーも同様でございます。 1枚めくっていただきまして,資料の右上7でございます。調布駅前広場のバス便数で,1日のバス停ごとの合計とピークの時間の便数の資料になります。左側に旧と書いてありますけれども,現状のバス停の便数について,1日の合計とピーク時の合計となっております。右側の図面は,将来的にロータリーができた場合のバス停の,それぞれの合計の便数とピーク時の便数になっております。北側につきましては,1日の合計を一番右側に書いてありますけれども724便,ピークの1時間で56便が発車しています。 その下段のところにあるのが到着になりますけれども,1日合計623便が到着をしており,ピークの時間帯が49便になります。南側につきましては,1日合計442便で,ピーク時には39便が出ている。ちょっと図面上の一番上になりますけれども,到着につきましては1日501便が着いておりまして,ピーク時の時間については39便が到着しているというのが分かるような資料になっております。 1枚めくっていただきまして,右上8と書いてある資料になります。これは,調布駅前広場のバスの発着便数,時間帯でそれぞれどういう行き先があって何便出ているか,というのが分かる資料になっております。下段を見ていただきますと,将来的なバスの南側と北側の発車の便数となっております。この便数は先ほどご説明した,北側が724便で,ピーク時間が56便,南側につきましては442便の,ピーク時が39便となっております。それぞれ新しくなるバス停が5カ所ありますので,それぞれごとの行き先と便数が書いてあります。下段の資料については,時間帯によってどれだけ発車をしているか分かるような資料になっております。合計のところが,その時間帯の合計でどれぐらい,どの時間帯が多いかというのを目で見ていただけるようなグラフ形式になっております。 1枚めくっていただきまして,9と書いてある資料になります。こちらが,バスの到着の便数になります。左側の資料が南側,右側の資料が北側のロータリーの資料になっております。なかなか到着のバスの時刻表というものが無いため,ここの資料に書いてありますとおり,前のバス停の時刻表でそこにかかる時間を計算し,どれだけ到着をしているかというのを書かせていただいています。 南側については,合計で501便。北側については,1日合計で623便のバス到着便数があるというのを見てとれます。合計のところのグラフで書かせていただいているのは,どの時間帯が一番多いかを分かるように,グラフで便数が分かるようになっております。 1枚めくっていただいて資料10ですけれども,これはそれぞれのバス停の1時間の時間帯の中で,10分ごとにバスがたくさん着いているのか,バスが集中している時間があるのか,集中していなくて平均的に着いているのかというのを,御理解いただくために作っている資料です。数字を見ていただくというよりは,下のところで便数の多いところは濃い色で付けさせていただいているので,どの時間帯が多く発着しているかを,イメージでつかんでいただければと思いますので,見づらい資料ですけれども,情報提供ということで見ていただければと思います。 最後に,右上に11と書いてある資料です。これが調布駅の周辺の道路図になっております。調布駅周辺というふうに都市計画等でよくお話させていただいておりますが,東側については今整備させていただいております蓮慶寺通り,調布3・4・28号線がありまして,西側については,主要地方道12号と書いてありますけれども,元々あった相模原線の1本西側にある道路のところまで,北側については甲州街道,南側につきましては品川通りを囲んだエリアの,道路や歩行空間が分かるような資料となっております。併せて公共施設等,大きな商業施設については分かるように記載させていただいています。また,調布の駅前周辺にどれぐらい駐輪場があるかという話題も前回出ましたので,青色に塗っている場所や,台数が書いてあるところ,矢印が付いているところについては,民間も含めて駐輪場の位置を分かるように図示させていただいている資料になります。 資料につきましては,11ページの資料になります。併せて参考の資料になりますがもう1つ,調布駅の周辺の交通特性に関するデータという,A4の表紙がついている資料を見ていただければと思います。 1枚めくっていただきまして,やはり前回の議論の中で人口減少しているのか,増加しているのか,調布市の現状というのも見ていただいたほうがよろしいと思いまして,1枚目の右上に1と書いてある資料につきましては,今後の人口の見通しについてというところで資料を載せさせていただいております。 「調布市」については,調布市の基本計画を抜粋しています。併せて,「東京都」と「全国」につきましては,東京都の区市町村別の人口の予測というものがありまして,全国については日本の将来推定人口というものが出ていますので,そちらから抜粋しています。調布市は,平成30年10月1日現在で23万4,867人となっています。調布市の総人口としては,今後も穏やかに増加していくという推定になっております。今後の人口についても,徐々に増加幅は縮小していき,令和10年,2028年の人口がピークになるとともに,その後,緩やかに減少に転じるということが見込まれているということが見てとれると思います。ただ,全国平均につきましては,既に減少が始まっておりまして,穏やかにというよりは急激に少しずつ下がっていき,同じように2030年ぐらいには平成22年と比べると,増減比0.93と下がるというのがグラフとして見てとれる一方で,調布市については,まだ若干増加傾向にあるというのが見てとれる資料になっております。 右上に2と書いてある資料を見ていただければと思います。こちらにつきましては,調布駅の乗降人員の資料となっております。左側が調布駅の乗降人員で,二つ目が,京王線全線になります。真ん中に備考と書かせていただいているのが,調布駅の周辺での事項で,平成14年に駅前広場都市計画変更し,平成24年に京王線が地下化されているところを基準として1と考えております。平成27年には連続立体交差事業が完了しています。右側については調布市の人口と高齢化率を,同じく平成24年を基準として,1として見てどうなっているかというのを見ていただけるような資料になっております。調布駅につきましては平成30年で1.15の数字になっており,平成29年から急激に増えてきているというのが見てとれ,人口についても穏やかに増加し,高齢化率についても増加してきているというところが見てとれる資料になっております。 本日用意している検討の資料としては以上になります。長々すみませんでした。 併せて,細かく御説明しませんが,参考資料も見ていただければと思います。右上に資料6と書いてあるのが参考資料になります。1枚めくっていただいて,調布駅前広場でのオープンハウスの集計結果となっております。1枚めくっていただきますと,実際に実施したのが7月30日から8月3日の4日間で,来場者数が442名で,意見を把握させていただいた方が274名いたというところで,大きな内容について概要版としてまとめさせていただいている資料になります。冊子のほうの最後の,A3で折り目が付いているページですが,こちらが調査結果の総括になります。ここの資料を本日の資料の2番にまとめて付けさせていただいております。 もう1つA4でホチキス留めさせていただいているのが意見集となっておりまして,このときに頂いた御意見を全て記載させていただいています。この2つにつきましては,ホームページでも載せさせていただいております。 続きまして,クリップ留めをしています,「調布駅前広場の整備についてのご意見をお聞かせください」という資料が3枚つづりとなっていますが,こちらが今,市民の方,無作為抽出で3,000人を対象にアンケート調査を御依頼しているものになります。A4が御案内となっています。1枚めくっていただくと資料編という,A3半分折りにさせていただいているものがありまして,こちらが今回の検討会でもお示ししているような内容についての資料となります。これを見ていただきながら,3枚目に付けていますアンケート調査票に答えていただく内容です。今3,000人の方に発送させていただいて,11月17日までにポストに投函してくださいということでお願いしております。こちらにつきましては,第3回検討会に,全部まとめてというところは難しいのですが,期限は終わっていますので,中間報告ということで報告させていただければと思っております。 最後に,やはりA3を半分にとじた「調布駅前広場整備通信」の創刊号です。これは,今年度進めている内容について,市民の皆さまに知っていただくために作成しているものになります。これにつきましては,市役所の街づくり事業課は当然ありますけれども,各公共施設にも配架させていただいています。また,市のホームページでも見ていただけるようになっております。今回,傍聴者の方には,白黒でいろいろな資料をお渡ししていますが,こちらについては配架しているものと同じものを付けさせていただいております。こちらについては,参考資料なので,御一読いただければと考えております。以上です。 (学識経験者 秋山委員) ありがとうございます。 かなり膨大な資料を頂きました。これを理解するのもかなり大変な労力が必要だと思います。私自身,たまたま目黒区に住んでいまして,その広報で少し御意見を申し上げたときに,災害対策については60分もし時間があったら55分を理解することに努めましょう,対策はたった5分でいいよと,これはアインシュタインの言葉です。おそらく,この駅前広場の検討資料,これを理解するのには,もし1時間の持ち時間だったら55分をかけてもいいのではないかと。理解しないで色々意見を言っても,空振りになったり,的が外れたり,あるいはたまたまストライクになるケースもあるかもしれませんが,ぜひ理解して,その上で前に進みたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 それではこれから,皆さんとディスカッションということになります。どこからでも結構ですので,最初にお名前をおっしゃっていただいてから,発言内容をできるだけ手短におっしゃっていただければと思います。午後8時半までだと,あと1時間15分ですので,例えば1時間の持ち時間とすると1人当たり5分しか発言ができないという状況です。発言は手短にお願いしたいと思います。できるだけ,1回に2つ,3つではなくて,1つに絞って何回も発言していただけたら助かりますので,よろしくお願いいたします。それでは,どなたからでも結構ですので挙手をしてからお願いしたいと思います。 いかがでしょうか。では順番に,鈴木さんから。 (地域団体 鈴木委員) 樹木の会から出ております鈴木ヒデヨです。膨大な資料ありがとうございました。びっくりするような細かい調査をしておられるようですが,これが今出たということがとても脅威です。どうして今まで出なかったのだろうなと思います。 それから今,秋山先生がおっしゃったように,この資料をよく噛みこんでからの議論にしていただきたいということ,私も同感です。 前回の検討会,駅前に実際に大きさを見に行ったりする中で,ここに座っている時間は一時間半くらいだったと思います。その中で自己紹介とか市長の話とかありましたので,実際の質疑は40分くらいだったと思います。せっかく委員として,夜のお忙しい時間にお集まりになっても,あまり御意見をおっしゃらないで帰られた方もいらっしゃいました。自己紹介だけでした。自己紹介1分でお願いしますっていうことで,守らない私のような人もいましたけれども,皆さんほんとに御自分の思ってらっしゃることを,まだ全然,先生方のお考えも全然聞いていないので,ロータリーなどの各論に入る前に,委員の皆さんの広場に対する期待とか希望,そしてグランドデザインといいますか,そういうものを出し合う時間をお願いいたします。 そのようなことを考えますのは,誰でも思うかもしれませんけれども,元々この広場計画の最初の段階に,行政とか専門家,市民によるコンセプトづくりやグランドデザインづくりがあれば,2016年2月に広場の既存樹101本全部を伐採,撤去などという乱暴な方針は出てこなかったと思います。皆さんで最初の基本を押さえなかったから,それが原因の1つかなと思います。駅前広場研究会による整備構想案が出ていながら,その何年か後にはプロポーザル方式で安藤忠雄氏のデザインコンセプトができ,それを基本にした平成25年度の今の検討図,これが出てきましたね。それから,そのちょっと前に補助金の種類が変わったり,そのちょっと後に地下駐輪場建設の計画が出てきたりして,いろいろと迷走していると思います。そして,この広場をどうしようかということについて,みんなで考えるという機会が本当になかったなと思います。 平成26年に事業認可の説明会をして以来,今年の1月に地下駐輪場の工事を中止しますというときに,それでその後はどうしますということで広場のことを説明した。そんな具合で,まさに行政の方もおっしゃっていました,失われた6,7年だっていう。やっぱり全然この広場についての積み上げがないので,まず皆さんからどんな広場がいいのか。「水と野はわが町に」という『わが町調布』という歌があります。光と風をなんとかかんとかという,そういう広場が良いとおっしゃった方が前回いらっしゃいましたけれども,どんな広場がいいのかということを皆さん話し合っていただきたい,それをお聞きしたいなと思います。それから広場のロータリーの大きさとか,中のことはそれからの話になるのではないでしょうか。 ついでに言わせていただければ,この市の礎を築いたともいわれる本多市長という方がいらっしゃって,1962年から1978年まで市長でいらしたのですけれども,「この郊外のベッドタウン,ここに寝に帰るにすぎない,ベッドタウンとはいえ調布の街がただのねぐらの街になってしまうのが誠に淋しく感じる。豊かな文化の香りを注ぎ込みたいと思っている。この街に生まれ,この街をふるさととして育ちゆく少年少女たちに,長じてこの街を回想するとき,味気ない干からびた思い出ばかりであってはならない」と,彼の著書で言っています。そのために,駅前広場,40年以上前は第一小学校が建っていたこの場所に目をつけて,さまざまな工夫をしたと。どうしてサルスベリを植えたのか,なぜクスノキを植えたのかについて述べているわけです。80年代にはそれらの木が育って『日経アーキテクチュア』という建築雑誌に「もしかしたら日本一」というタイトルで特集もされています。私たちが今日用意した,僭越ながら出させていただいた資料の一番の写真に,一番上の三つに分かれた上の方は,当時よりも少し後ですけれども,最近に近い3点が載っています。私はやはり何といっても緑,それから子供たちが集まる,子供たちをこの場所に取り戻したいと思います。タコ公園で。子どもたちが来る場所ではなくなってしまったなと。そういった希望,イメージを持っております。すいません,最初に。 (学識経験者 秋山委員) ありがとうございます。たくさん,詩情豊かな御意見をいただきました。 1つは樹木に対する期待を皆さんからぜひお伺いしたいということが第1点としてあります。 そしてそのために,歴史をいくつか語っていただきましたけれども,最初の行政のコンセプトが非常に大事である。これをやってこなかったのではないかということで,そのために木がかなり抜き去られていったと。 それから,安藤さんのプロポーザルで,それ以降補助金が出て地下駐輪場ができて色々変転をしたということ。それから,この広場をみんなで考えることがなかったのではないか,平成26年以来なかった。そして今年,1月に説明会を行った。そういうので失われた7年だったのではないかということ。それから,本多市長の回想に入りまして,寝に帰るにすぎない,そういう街から豊かな文化をつくる街に変えたい。最終的には,緑と子どもが集まる駅前広場にしたいという御提案ということになるのでしょうか。 一言,安藤忠雄さんは僕,随分前に金曜フォーラムに一緒に出たのですが,非常に分かりやすい言葉で環境問題を語るということが,彼の特徴だったように思います。たぶん皆さんご存じなので,あまり細かいことは申し上げません。 次に向井さんお願いします。 (市民委員 向井委員) 向井でございます。 前回の検討会で,市の事務局の方から,これまでの長い経緯とか御努力というのを感慨深く聞かせていただきました。都市部でこれだけの広いスペースを公共エリアとして開発できるというのは,すごく素晴らしいことだと,個人的には思っております。私自身も今,市内で色んな場所でボランティアをさせていただいておりまして,その1つは,いろいろな悩みとか課題をもつ青少年の相談に応じたり,学習支援したりというようなことを,地域の50,60人の住民の方々と一緒にやっています。そういう中で痛感しているのは,やはり地域の支え合いをみんなでどうやっていくのか。それは非常に大事なことだと思っております。その意味で,この駅前広場の検討というのは調布市民の方々が誇りを持って,一体感を持てるようにする,そういうことの後押しとか,きっかけになればよいと思っております。このためには,いろいろな視点があって論議されないといけないのですけれども,1つの要素として,調布の市民の方々が調布自身をもっとよく知るということ。われわれも長くいますが,ほとんど知ってないのですね。だから,調布のいろいろな魅力とか,そういうことも知るということ,併せて調布市以外の方々にも調布のことをよく知ってもらう,そういうことの配慮も非常に大事なことだなと思っていまして,その観点から3つだけ意見を言わせていただきたいのです。 先ほどの御意見がありましたけれども,アンケートの中でも出ていたと思うのですが,景観設計とかイベントの企画のために,設計をどうするのかというところです。これは安藤先生の話にも出ましたけれども,要するに専門家の視点がどこまで,たぶんいろいろ検討されていると思うのですが,例えばイベントを企画する中で広場はどうあるべきか,ということもあるかと思います。その辺,今までどういうことをやってこられたのか,お教えいただければありがたいというのが1点。 それからやはり,たくさんの人に来てもらおうという集客の視点も非常に大事だと思います。子どもがこの駅前広場に行ってみたいと思うことが大事で,そうなれば家族も,それからおじいさん,おばあさんと一緒に行ってみよう,駅前広場に行ってみようという話となりますので,そういう意味では子どもたちを引きつけるためのモニュメントとか,それから公園も,タコ公園の復活はなかなか難しいかもしれませんが,公園的なものを充実させるというのも必要かなと思っております。プレイサークルなどいろいろ考えておられるようですけれども,もう少し子どもを中心にした内容に,なかなか難しいと思いますが,そういうことまで踏み込んで計画をしていただければありがたいかなと思っています。その辺もお考えがあれば聞かせていただきたい。 3点目は,やはり調布は自然に恵まれており,文化的,研究的スポットなどもすごく魅力的なまちなので,そうした情報を発信する手段として,このデジタルサイネージ,こういうのも必要です。例えば調布は緑被率が31%ですよね。国内に比べると非常に高い,緑のまちで,なおかつ国分寺崖線があって湧水が豊富に出ています。これは素晴らしい特徴なので,そういうことをジオラマ的なもので少し立体的に体感できるようなものを,情報発信の手段として使うことができないのか。 今,公共施設棟を考えられていますけど,そこのスペースで入るかどうかという話もあると思いますが,もし入らないとしても,エリアに面した所でそういう場所を設けて少し大々的に発信すると。そういったことについて,お忙しいとは思いますけど,どういう方向で考えているか,その3点,聞かせていただければと。 (学識経験者 秋山委員) どうもありがとうございます。向井さんからは3点ほど。 最初,景観設計とか広場設計だとかイベントだとか,こういったものに対し,どういうかたちで考えていくかという話が1つ。2つ目が集客の視点で,子どもにもうちょっと重点を置いた設計にできないかどうか,これが2点目だと思います。特にその中で,タコ公園的な,公園的なものをもう少し強化した設計,あるいは子どもをもう少し受け入れる体制をつくったらどうかという御提案を頂きました。その中で考えていく。それから3点目が,文化,スポーツも大切ですし,デザインもジオラマみたいに体感できるようなデザインをぜひ取り入れたらどうかという御提案をいただきました。どうもありがとうございます。 それでは,木さん。 (市民委員 木委員) 木と申します。 まず1点確認させていただきたいのですが,先ほど事務局の方の御説明で,現在広場にあるトイレ,暫定のトイレとおっしゃったのですが,それが暫定ということで間違いないのでしょうか。今後,トイレを移動させることがあるということなのですね。分かりました,ありがとうございます。 今日出していただいたバスのロータリーのことについて。資料の4から車両の軌跡の考え方ということで,動きが全部書いてあるところ,北側,南側両方ともなのですけれども,まずこの配置でいくならば,一般車,身体障害者,タクシーの乗降場の確保として今書かれてある所が,これで一体大丈夫なのかということを懸念しました。例えば,北側のロータリーでは,駅に一番近い所に身障者用の乗降場確保ということはいいのですが,そこの前にタクシーの乗降場があります。これは,現状タクシーはここで乗降をしているけれども,タクシーの待機場から次々とタクシーが来る中で,果たして身障者のリフト付きの車などが止まって,乗降を安全にできるかどうかということが懸念されます。 そして,バスの降車場の前にあります一般車の乗降場の確保ですけれども,これもバスが次々とここに来て人が流れる中で,ここに一定時間車が止まることで,人の流れがだいぶ変わるのではないかなと思います。一般車を使われる方は,必ずしもこちら側でなくてもいいのではないのかなということがあります。 それから,これはちょっと素人考えなので分かりませんけれども,バスの待機場とタクシーの待機場,これらがなぜここにないといけないのかということです。例えば,この図を見ますと,バスの乗車で待機場からバスが出ていくという流れで,たぶんここから切り返しができないということもあるのでしょうけれども,無駄な動きが多くなるということは,それだけ排気が増えるということになります。南側のほうで,私はいつもバスを利用するのですけれども,小さいコミュニティバスも大きいバスも無駄にロータリーをぐるぐる回旋して待機場を出てバスの乗車場につけるということがあり,とても無駄だなと思っています。果たしてこれがこの並びでいいのか。別に真ん中に位置しなくても斜めになってもいいと思いますし,この図のとおりでいくのであれば,私はバスの待機場とタクシーの待機場が逆でも良いのかなと,無駄がないのではないかと思いました。 それから,バスの便数のピーク時と本数とかって細かい数字を出していただいたのですけれども,その便数と,必ずしも人がバスを待って列を成す列の長さは連動しないということを,ここで知っておいていただきたいです。便数が少ない所ほど高齢者の使用量が多く,そして列が長蛇になります。そうすると,バスのロータリーの周りが人であふれているというのが現状です。その辺りの人の流れも考えて,現状のバスの並びではなくてはいけないということではないのであれば,バス停の配置も少し考えると,人の列と行き交う人の流れ,こういうことも整理できるのではないかと思います。以上です。 (学識経験者 秋山委員) どうもありがとうございます。 木さんからは,車両の軌跡で身体障害者の乗降場の位置が,タクシーと干渉するのではないかということが1点いただきました。それから,人の流れが変わるということで,バスと一般車の位置も多少問題があるのではないか。それからさらに,バスの待機場がこの位置にあっていいのかどうかという指摘。それからバスの便数,頻度と言いますが,頻度と人の待ち行列は必ずしも相関しないよという,むしろ本数が少なければ待ち行列は長くなるという御指摘をいただいたと思います。 どうもありがとうございます。 (学識経験者 奥委員) 首都大学の奥でございます。 会長が先ほど,この資料を十分に咀嚼した上で議論をする必要があるというふうにおっしゃいました。それもそのとおりなのですが,今回示されている,前回からもそうですけれども,示されている資料というのは,主にロータリーに関わる情報,交通関連の情報に限られてしまっています。それだけで十分な議論ができるのかというと,私はそうではないというふうに思っております。むしろ,前回からいろいろ御意見いただきましたように,例えば今現在のこの広場,駅前広場について検討すると言いながらも,もう既に北側はかなり整備が進んでおり,そういう前提での議論なので,そもそもいじれるところに制約があるわけです。それを現況とした上で,では風況がどうなっているのかとか,風況調査をしっかりした上で樹木をどのように配置すべきなのか,それによってどの程度風況の,例えば風が強い場合には緩和できるのかとか,そういったところも検討が可能になると思います。それから今,バスの発着数とか乗降客数とか出てきましたけれども,人が実際にどう動いているのかという動線をしっかり調査した上でないと,やはり広場の形状だとか,これだけの面積が必要ですよというのが事務局のお話ではありますが,果たしてその面積が必要だとしても,向きがこれでいいのかとか,人の動線をしっかりと踏まえた上での議論というのも必要なのではないかと思います。 それから,周辺の交通状況も勘案した上で,今現在のバスの台数がここに入ってくる。このロータリーを整備した場合の周辺の交通への影響がどうなるのかというような影響調査も必要でしょうし,子どもと緑,緑があって子どもが集える場所が必要だと,私もそのとおりだと思います。ただそれも,検討する上で周辺の緑の状況,広場だとか,ある意味憩いの場の状況がどうなっていて,そことの役割分担をどう考えるのかといったような情報も必要だと思います。 そういう意味で,最初に会長がおっしゃったように,多面的な要素をしっかりと踏まえた上での議論が必要だと思います。1つこれは提案なのですが,この事業の駅前広場整備の事業というのは,事業の種類,それから規模からも,国のアセス法,それと東京都のアセス条例の対象にはならないものなので,しっかりとしたアセスの手続きというのはそもそも不要ですし,踏まれてこなかったということがあります。しかしこの際,ミニアセス的な手続きというのをぜひやっていただけないかなと思います。今お話ししたような,多面的な環境に関わる,もしくは広い意味での環境に関わる要素,安全だとか憩いの場の創出だとか,自然との触れあいの場の創出という要素も含めた上でのミニアセスというものをやっていただきたいなと思います。その中では,前回木委員がおっしゃったと思いますが,アセスの場合は施工中,工事中の影響と,工事が完了した後の供用後の環境影響というものも,しっかりと調査,把握,予測をした上での措置の検討というものがなされることになります。工事中であれば,工事車両による騒音ですとか,大気への影響ですとか,それから安全の確保をどうするのか,そういった要素も見るということになります。今から本格アセスは難しいと思うので,ミニアセス的なことをしっかりやっていただいて,より検討を充実したものにする上での判断材料というものを,ぜひ整えていただけないかなと思っております。 (学識経験者 秋山委員) ありがとうございます。 全体的にロータリーの議論に前半集中していたと思うのですけれども,資料が全体的に駅前広場を中心とした資料になっているということで,もう少し範囲を広げたらどうかという御指摘だと思います。 風況や樹木の位置をどうするかとか,それから人がどのように動くかという人の動線によって,たぶんロータリーの向きとか形状が変わるのではないだろうか,あるいは交通も1キロ四方の交通を考え,将来の公共交通がどうなるか自動車交通がどうなるか,そういうことも含めて考えないといけないのだろうと。それから周辺の交通状況で,周辺の交通の影響評価も考えなくてはいけない。それからその他で,事業の規模を考えると国や都のアセスメントは対象にならないので,ミニアセス的なことをやったらどうかという御提案です。 私もこれについては,調布市民のためにもかなり重要な案件だと思いますので,ぜひやったらどうかと思います。ただ,やり方が,もうここまで来てしまっているので,どちらかというと既に出来上がったところは事後評価にならざるを得ないということです。これからつくるところで事前評価が多少関わってくるだろうと思います。それを立体的にやる必要性がどうもありそうですね。あんまりここだけにスポットを当てず,交通は1キロ四方ぐらいやらないと,なかなかアセスメントはできませんので,そういったことも含めてやられたらどうかという御提案です。 どうもありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。今,順番に挙げましたので,一番向こうからどうぞ。 (市民委員 荒井委員) 荒井です。 先ほど,安藤忠雄氏の話が出ました。この設計,安藤忠雄氏がやったと言っていますが,安藤忠雄氏には基本コンセプトというのがきちんとあります。それを調べた方が,この中にいっぱいいらっしゃると思いますが,その中に既存樹木は残すというのが,ちゃんとうたってあったのです。ところがそれが切られたのはなぜかというのが疑問です。 それはさておき,今残っている大きな木,イチョウの木,ユリの木,アオギリ,それからウメの木,クスノキが3本。あれは50年前の既存樹木です。御存じだと思いますけれども,あそこは第一小学校の跡地です。昭和の21,22年に生まれた調布駅周辺の方は,第一小学校に通っていたと思います。そのときからある木です。安藤忠雄氏が,既存樹木は残すと言ったのはありがたいことだったのですが,あそこに切られた木は,ほとんどその後明樹会が植えた木でした。大きくなったら,いろいろあるのですけれども,それを残してほしいと思っている方はいっぱいいらっしゃると思います。それは昔から,小さいときから,私も登って遊んだ木もありますし,それはぜひ切らないでそのまま残してほしい。大きくなった木は台風のとき倒れるから危ないといいますが,私にとっては東急の前で自転車にぶつかるほうがずっと危ない。地下駐輪場がなくなったことで,私たちにとってはありがたいことなのですが,あれを反対していたのは,東急の前で自転車にぶつけられるお年寄りがたくさんいらっしゃる。私も現に2,3回後ろからぶつけられました。本当は自転車も押して歩かなくてはいけないのですけれども,みんなが降りないで,急いでいますので,どうしても急いでいてぶつけられます。それが駅のそばに大きな駐輪場をつくると,そこに集中し,電車に乗りたく急いでくる方が多いので,ますます事故が増えますよと言ったのです。それがなくなったことは非常に良かったと思います。 先ほど木さんがおっしゃった,身障者の方はロータリーの中について,ロータリーの中は考えなくてもいいような気がします。というのも今,車で駅に送りに来る方,ほとんど降ろしているのはロータリーの中ではなく,駅のすぐそば,トリエのすぐ脇です。その辺に身障者用の専門のところをつくったらすごく便利になるのではないかと思います。東口も,それから南側も。一番トリエのA館のそばまで来て降ろしている方が多いです。実際に,そこから降ろして電車に乗るのが便利なものですから,みんなそうやって車で送り迎えしている人はやっているようです。 それから1つお願いがあるのですけれども,この「広場整備通信」というのはありがたいのですが,いつもロータリーのところの樹木,これが樹木を植えるつもりなのか大きな鉢植えなのかよく分からないですが,こうやって置いている図面をいつも見せられるのですが,本気でこう思っているわけではないですよね。樹木が整然と並んでいるじゃないですか。本当にそう思っているわけではないですよね。ワールドカップのときにあれだけの人が集まって南口なんて歩けませんでした。来年のオリンピックでもちろんやると思うのですが,オリンピックが終わったら,イベントはやらないわけではないですよね。そのためのことも考えて,こういう樹木を整然と並べることはやめてほしい。多分こうやろうとは思ってないと思うので,残っている既存の樹木を,ここにちゃんと移してください。これがお願いです。 (学識経験者 秋山委員) 最初におっしゃったのは,安藤忠雄さんが既存の樹木を残すということですね。 それが1点目で,それから2点目は,東急の前で自転車にぶつかるので,駐輪場をつくるというふうなお話だったと思うのですが。 (市民委員 荒井委員) いや,それはごめんなさい。市がロータリーの下に駐輪場をつくるということで,それがなくなったので良かったということです。 (学識経験者 秋山委員) そういうことですか。 もう1つは,樹木を植えるのかどうかという,そういう御意見をいただきました。これは,これから議論して決まっていくと思いますので,どうぞよろしくお願いします。 では,次の方。 (市民委員 高山委員) 高山です。 今,荒井さんがおっしゃった御意見と重複するのですが,樹木の,前回も個人的な意見で申し上げました。私自身は一市民ではありますけれども,市民の代表ではないので,どうしても偏ります。やはり駅前に住んでいますので,荒井さんがおっしゃったように,最初に会長もおっしゃったように,駅周辺のことを含めると,やはり来年パラリンピックを担当するというようなことを市長もおっしゃっていましたが,なおさら駅から品川通りにかけての歩道の駐輪に関しては,今すぐに手を打たないと本当にひどい状態です。押して通る人なんて,1人もいません。それは駅前がそうです。ですから樹木の問題があり,ロータリーの問題もたくさんありますが,いかんせんもう北口は出来上がっているので,ほとんど南側だけの問題になります。このロータリーも,バスの乗降客,バスがたくさん往来するのは非常に便利だと思います。ただ,受け皿となる品川通りなり,旧甲州街道はご存じのとおりあれだけ狭いので,結局台数が増えるとそれだけ渋滞が起きる。そんなに便数も本数も変わらないのかもしれないけども,便利になっていくということは,増えていく可能性もあるでしょうし,木さんもさっきおっしゃっていたように,乗車位置がこの待機場ですから,これは私も非常に疑問に思います。もっとスムーズにできるように,本当に斜めに停車できれば本当に楽なのではないかと。特に身体障害者の方のためのスペースも,北口等に設けてありますが,平気で一般車も止めています。御存じだと思うのですけど,いろんな場所に行って,デパートでもいろいろ大きなものがありますけれども,車いす用の車庫スペースのところに普通の家族連れも平然とした顔で止めるわけです。だから,そういうことが当たり前に起きているわけです。さっき荒井さんがおっしゃったように,ここは別に身体障害者用も設けるのではなくて,特別な形で設けたほうが本当は便利だと思います。それはどこか私にも分かりません。トリエの近くがいいのかどうかわかりません。もっと限定的に,調布はここにあるのだと。特にサウスゲートビルとビックカメラの歩道が広いので,そこに設けるのもいいでしょう。わざわざここに設けなくてもいいのではないかと。タクシーとバスの動線を考えたら,斜めに止めるなどでもいいのではないのかなと。そうすると少しスペースも広がると思います。 樹木に関しては前回申し上げたように,やはりこの前の大きな台風のこともあります。どこの駅前広場に行っても,樹木と同時に切っても切り外せないのが照明だと思います。どこまででも見渡せるような,すごく大きい照明があります。駅前に入った瞬間に樹木から向こうの通りまで見渡せると同時に,やはりそこを照らしてくれる照明が,非常に大きなものではないかと。それはセットではないのかと思います。 現状はこれから開発するということもある手前なのでしょうけど,非常に貧相な感じです。これから冬になると,午後5時を過ぎると真っ暗になります。上を見るといろんな商業ビルの明かりが見えるのですが,ほとんど下は見えません。そこをまた,全くマナーのない無灯火で走る自転車が出てくるのです。そういうことも含めると,ある程度見渡せるような照明っていうのは,少しお金をかけても良いじゃないのかなと。 樹木に関してもですけど,本当にこれは税金が投入されているのです。一市民としては,予算がどれぐらいなのか気になりますけれども,あまりいろいろなものを,あれこれやるとかかるので,そこはトータルバランスを取ってもらいたいと思います。すいません,いくつも。 お子さんの話がたくさん出てきています。自分もひまわり幼稚園の斜め向かいに住んでいて,子どもの声が聞こえると,やはりこれが希望なのだといつも思います。こういう声が,街中で身近に聞こえることは,とても幸せなことだと思います。だから,奧さんたちも思う存分遊べるようなスペース。できたら駅前に駅前幼稚園なり駅前保育園なりというようなものもつくってみたらどうなのか。 それ以外に,やはり駅を使うのはお子さんだけじゃありません。やはり,今この状況でも,元気がいい高齢者の方はものすごく増え,駅前に出てこられています。前回おっしゃったように,フラットであると同時に,これだけ人が来ているので,やっぱりそこに参加してみたいとか,行ってみたいとか,集ってみたい。街中も新宿とか,渋谷とかの街中とはまた違う景色です。安心して歩けるところもあるのでしょうけれども,そういった方たちも癒やされるというか,休憩できる。今,いろいろなワールドカップで木を囲った,丸いすごく座りにくいベンチがありますよね。痛くてしょうがない。そういうのではなく,そういったお子さんだけではなくて,高齢者たちも,そこでお茶を買ったり,お菓子を食べたりできるようなスペースがあった方がいいと思う。お子さんが好き嫌いとかいうわけじゃなくて,やはりある程度老若男女に対して使えるようなものは,なかなか難しいとは思いますけれども,それは樹木をどう配置するか,例えば照明をどう設定するのか,見通しをよくするのかということを含めて,すべて欠かせないものだと思います。それが必ず付随してくるのではないのかなと思っていますので,今まで以上にそこを再認識していただけたらと思います。 あと1つ。前回申し上げたとおり,私が口を開けると放置自転車になってしまうのですけれど,荒井さんがおっしゃったように,私も東急の前で3回ありました。これは,ママさんたちに対して文句を言っているわけではないのですが,お子さんがいない,後ろにお子さんを乗せる椅子。あれはプラスチックで,結構幅が出ています。通り抜けたときに,自分のハンドルの幅は分かるのでしょうけれども,後ろの幅はたぶん分からない。あれが人に当たる。あれで怪我をする方が結構いらっしゃる。駅の中は,本当に縦横無尽に通っている。これから,さっきも言ったように,冬になると無灯火で通っているのもいっぱいいます。暗いので,分からないのです。だから駅の,これをせっかくやるのであるならば,パラリンピックの担当もするのであるならば,なおさら駅から旧甲州街道,品川通りに抜けて,自転車の専用通路をつくるなり,駅の中では南口がメインになると思いますが,自転車専用の通路を中につくるなり,自転車と歩行者と,いい意味で共存できるためには,分離するような形も1つ案としてどうかなと思っております。長くなりまして,すみません。 (学識経験者 秋山委員) どうもありがとうございます。たくさんおっしゃったので大混乱して聞いております。 1つは,歩道の駐輪の問題が大きいことと,今言った放置自転車の問題,それから自転車の通行ルートの問題。私ちょっと一言だけ申し上げると,駅前広場に自転車を通すことはいかがなものかと。むしろ止めることができるなら,一番よろしいのかなと思っているのは,私の個人的な意見です。 それから2つ目に,駐車場を斜めに駐車すればいい,身体障害者は外側の駐車場に止めればいい。これについては反対です。というのは,身体障害者を別扱いすること自体があまり良くないことで,やはり同じようにロータリーの中で駐停車することをお勧めしたいと思います。これもユニバーサルデザインという考え方からすると,特別扱いが一番いけない。同じ時間に同じ場所に同じように待って止めるということを原則にしていただきたいというのが私の持論ですので,そう申し上げました。 それからあとは,照明とか,見渡せるとか,樹木をどう適正に植えるとか,とてもいい御意見だと思います。こういったことをどうやって取り入れるかは,おそらく設計の技術が,これから力を振るうことになりますので,ぜひそのあたりも考慮してくださいという御提案と受け取りました。 それから子どもの声が聞こえるというのは,とてもいいことなのですが,あの駅前広場に幼稚園を作ってしまうと,大変そうになります。でも,周辺ならつくれるかもしれないので,ぜひそういう工夫も考えていただければということです。 どうもありがとうございました。松澤さんどうぞ。 (地域団体 松澤委員) 地区協議会の松澤です。2点意見を述べたいと思います。 まず1点目が,私,今回地区協という名前で出ていますけれども,そのほかに駅前商店街という連合組織をつくっていまして,駅周辺の5つの商店街と大型店さん,トリエさんとかパルコさんに入っていただいて,駅周辺から盛り上げよう,駅周辺から頑張っていこうという連合組織で,今そちらも会長をやっています。 そちらの観点で,今駅周辺のことについてお話しさせていただきますと,あまりにも一極集中しすぎているのです。何でもかんでも駅に集まればいいという考えで,イベント,特に今ならワールドカップをやっているから,とにかく人がいっぱいいますけど,駅前だけなのです。調布って駅前だけなのということでもないですし,本来であれば,もう少し調布のみんなに良さを知っていただいて,駅前から色々な調布の良さを発信できるロータリーであったり,駅周辺でありたいというのを今目指して,いろいろな考えでやっています。その辺で,駅前に人を集めるというのも大事でいいのですが,駅から他に発信していく,動いていくという形のロータリーであったり,駅前であったり広場であったりということも,ちょっと考えていただきたい。私も近くに住んでいますが,本当にラグビーワールドカップをやっていても,周りに人がいないのです。駅前だけなんです。イベントだから仕方ないのですが,人が集まらないよりも,それはそれでいいのですが,駅前に集まるということは大事なのですけれども,せっかくロータリーが良くなるのであれば,そこから調布の良さを発信して,いろいろなところに行っていただけるというようなかたちのロータリーを考えていただきたいなというのが,まず1点。 それと,公園の問題もあるのですけれども。私も前回も話した,昔のちびっこ公園,タコ公園でも遊んでいましたし,自分の子どももタコ公園で遊ばせていました。ただ,調布の公園は,どちらかというと,ちょっと場所が余っているから,とりあえず公園にしようかというつくりが多いのです。駅前に公園があってもいいと思うし,ベンチがあって木陰があって,少し休めるという場所が絶対必要だと思いますし,あったほうがいいと思います。木もあったほうがいいと思います。しかしあの場所で,子どもが遊ぶ公園っていうのは,あってもいいのですが,ちょっと違うなと思っています。子どものためを本当に思うのであれば,本来公園をつくるにあたって用地買収をして,ある程度の広さとそういう場所を確保してというやり方を,調布は今までしてないですよね。場所が余っているから,とりあえず公園にするかという考えばかりなので。本当に子どものことを思うのであれば,駅前広場で一生懸命考えるのではなくて,少し違う場所,広い場所,本当にゆっくり子どもたちが遊べる場所,安心して遊べる場所。この場所でそれを考えるとまた違う話になってしまうのですが,そういう場所をつくっていく,そういう会をつくっていただいて,公園自体のあり方についてもう1回検討していただいて,大きい広い公園,みんながゆっくり遊べる公園ということを,別の会議でも本当はやっていただきたい。昔そういう話も公園環境課の方に言ったのですが,あまり取り合ってくれませんでした。なので,今後はそういうことも検討していただいて,子どものために広い公園をつくっていただきたいなと思います。 以上です。 (学識経験者 秋山委員) どうもありがとうございました。 駅およびその周辺に,集中しすぎているのではないか。これでいいのだろうか。もっと分散も必要なんじゃないかという御意見だったと思います。 それから,公園があの場所にあるというのは,ちょっと違うのではないか。もっと公園というのは全市的に考えなくちゃいけないねという御意見をいただきました。という意味で,公園のあり方からして駅前広場にどんな機能,どんな役割を担わせるかということの御提案というかたちで受け止めさせていただきました。 ありがとうございます。他にいかがですか。では,どうぞ。 (地域団体 富澤委員) 造園の仕事をしています,富澤です。 自分の職業のことを言わせてもらうのですが,造園の仕事をする人たちの一番大事なところって何なのと言ったら,まず一番大事なのは「用」が足りているか。「用」が足りれば美しい,かっこいい。これの反対が,今の駅前。なんてダサいのか。この図面に,4000万の設計料払ったと聞いて,俺ショックでした。どこ見ても全然かっこよくありません。それは何が駄目なのかと言ったら,まず地割から何から,どこにどういうものを盛り込むかという話が全然ない。楕円形を2つ置いて。何でこんな大きくなったのか,要は警察署の警備が大変だから,なるべく広場を小さくしてくれと。そんなバカな話で,広場が決まるなんて,本当のこと言ったらあり得ない。情けない。やはり自分たちが望むのは,調布っていいね,かっこいいね,今のトレンドに乗っているよということ。若い人どんどん今人口増えている。政策も確かにある。しかし,やはり調布に住みたいなと思う人が確かにいるということなのですよ。深大寺小学校も一時は閉鎖かなんてありました。北ノ台小学校も3クラスじゃ間に合わない,5クラスだ。どうするんだ。そんなうれしい話はありませんか。日本中みんな過疎であって,どうするの,誰が税金納めんだというような世の中なのに,調布は全く違うベクトルでもって物事は動いています。そういう調布のいいところを,駅前広場に絶対盛り込んでほしい。そういう視点が全然足りてないような気がしている。ちっとも優しくない。バスの運転手と,タクシーの運転手のためにつくっている。楕円形にしたから真ん中の空間が空いているから,何をするのって聞いたら,バスのプールで時間調整に使えばいいと。こんなレベルの発想しかできない設計事業を,何で頼んだのかということを言いたい。本当の話。みっともない。一番最初に言った,調布には植木屋いないのかって。これでは笑われると言った。東京でも,再開発の仕事いっぱいやっています。山手線沿い,うちでもいろいろ仕事手がけてきました。自分の地元のところが,こんな体たらくだったら,外行って恥ずかしくて,ものなんか言えなくなっちゃう。正直言って深大寺の住職に相談に行った。住職どう思うと聞いたら,「富澤君,森だよ。決まっているじゃんそんなこと。聞くまでもない。」と,一発で答え出ましたよ。調布の顔は森です。バスの運転手や,タクシーの運転手のための広場ではないということなんだよ。本当なら北側も俺がぶっ壊して直してやりたい。 今考えられるのは,バスの待機場4台を半分に減らす。タクシーも4分の1で十分ですよ。今もうネットでみんなタクシー呼べる時代。本当のこと言ったら1台もいらない。緊急用の駐車場に使ってほしい。残ったところは,大きい交通島なので,あそこに木植えたら,調布はすげえな,ロータリーど真ん中,木の森だよ。今からパルコのそばのところに,木植えたら,なんでこんな邪魔なところに木植えるんだよとなる。市民はみんなそう思うよ。どうするの,正直言って。植木屋として,本当に情けない,リカバリーして何とか助け船出したいなと思っている。今みたいな,こんなとんちんかんな話ばかりしたんじゃ,とてもじゃないけど年内に話なんかまとまらない。何で南口が北口と同じ大きさが必要なのか。子どもでも分かるよ。さっきバスが何台発着するのか。南側ロータリーで一番バスが出ててるのは,一番マックスで何台になるのか。6分間隔で出てる。それだけ調べればいいようなもの。こんなくだらない資料いっぱい作る必要ない。こんなところに金払うんだったら,もっと知恵回せって言いたいよ。6分あればお客さん乗せて,到着して降ろすのに6分かからない。3分でできる。3分で乗せればいい。だから俺に言わせれば到着なんていらない。降りたところで乗せればいい。なぜ到着場なんてところが必要なのか。信じられない。自分のうち建てるのに,こんな無駄なことするか。考えられない。俺に言わせればもう無駄だらけだよ。なぜ,到着が必要なのか。降りたところで乗せるのが,一番効率がいいじゃん。バックヤードで待機させている車をつけさせるように,なんで考えなかったんだ。無責任もいいところ。こんなのありえない。 吉祥寺の南口見てごらん。小田急バスも,3分あれば,停着所行って,休憩とって,トイレ行って,バスの運転手も定時で出発する。本当にアジアだなみたいなバスターミナル。何にもお金使っていないよ,小田急バス。市役所も全然お金使っていない。誘導する人が,ピッピッピッピ,バスが入ります,すいませんよけてください。それで南口は済んでいる。7時からは,商店街との申し合わせをもって,バスは入らせないようにシェアしている。それは商店街の活性化のため。みんなに居心地がよく,南口のお客さんも望んでいる。みんなが納得している。 調布の駅前,南北の道路を抜かない,こんなバカな話あり得ない。京王線が下に入ったのに,なんで通れないのか。信じられない。こうしたらもっといいという全体の絵を,俺が代わりに絵描いてあげる。 敷地計画から考えたら,松澤君が今話したけど,駅前だけでもって,大きい店舗だけで商店街の活性化なんかできない。小さなお店がみんな盛んになってくれないとしょうがない。そのために商工会があるのではないのか。何のための商工会なのか。意見を言うべき。 一番今大事なのは何なのかったら,駅前広場よりも将来50年後,100年後の調布の駅前どうやって道路通すか。防災上一番気になるのは何なのか。パチンコ屋の前のところ,一方通行でいいのか。夕方には無法地帯で,車道のところをみんな歩いてる。夜は酔っ払いが騒いでいる。交番のところだけ,お巡りさんのところだけ静かにして電車乗って帰ればいい。活気があっていいと思う。駄目だなんてことはあり得ない。あれが調布駅の現実。だったら開放してやればいい。そういうこと考えてほしい。今から頑張っても市長には勝てない。だけど知恵出せと言っている。だからパチンコ屋のところに歩道付けて,まずはパチンコ屋の前も歩けるようにすればいい。そんなの金かかることない。ペイントでライン引くだけで済む。 自転車置き場,駅前広場に入ってはいけない,とんでもない話。バスが出て,乗り損なった人は,みんな自転車で行く。自転車入っちゃいけない?税金払わねえぞ。本当の話,こんなバカな話,あり得ねない。うちは深大寺東町なんだけど,4丁目に住んでいる。野ヶ谷のバスの折り返しの北側。もうバスが夜中の12時までつつじヶ丘から走ってくる。都内では,それでアクセスつながっている。調布の街は,8時10何分のバスで終わり。この会議でも,9時6分のバス乗らなかったら,もうバスないからタクシーで帰らないといけない。あり得ない。街づくりって何なのか。駅前だけじゃない。神代町の人たちのことも考えて欲しい。自転車が通れないような駅前広場なんてあり得ない。とんでもないことになるよ。先生,やめてくれよ,あの発言は。 (学識経験者 秋山委員) 自転車をなぜ止めようかっていうのは,特定のルートをちゃんとつくってやれるのであればいいと思うのですが。でないと,たぶんかなりの人が自転車と歩行者の事故に遭うだろうと。 (地域団体 富澤委員) だから,それはシェアすればいいの。ちゃんと十文字でここを自転車通ってくださいって。ライン引いて示せばいいんだよ。市民と約束すればいいの。パチンコ屋のところにもう1本線を引けばいい。今言った歩道の隣に,ここは自転車専用道路だよ,往復使えるように,できれば今交番の所まで。この前計ったら8メートルなんですよ。ギリギリ交番の壁のところまで縁石のブロック持っていって,車道広げればいい。そうすれば,塾のお迎えの車も,あそこに車止めてお迎えできる。何でお迎えの人たち,特別な,豊かな人たちだから,あんなところに止めて邪魔だ。アンケート調査,駅前広場の調査にも載っている。解決するなら,道路に広げて,どうぞ送り迎えしてくださいって。これが優しい方法だと思う。障害者のための,特別扱いしないんだったら,お金持ちの人も特別扱いしない。みんなが使える駅前広場にすべきだ。交番のとこから農協のほうへ1本自転車専用道路,ここ通路です,自転車はここ通ってくださいって示せばいいと思う。そうすれば,ルールなので,そこのところ歩いて渡ってね,他のところは自転車こいでいいよと。そうすれば済む話で,規制することなんかない。 (地域団体 鈴木委員) 富澤さん,この次にとっておきましょうよ。 (地域団体 富澤委員) 植木の話はできない。次回のときに話します。 (学識経験者 秋山委員) ありがとうございます。今いろいろなことをおっしゃっていただきました。 「用」が足りないというのと,美しくない。昔,ものを設計するときに,「用,強,美」と言っていて,機能と美しさと安全性と三つを守ろうと。バランスを取るという意味なのです。それで美しくないから,駅前広場が駄目だ。足りていないということで,バスとタクシーだけのための駅のように見えるじゃないかと。もう少し調布の顔としての森を付けたらどうかという御提案をいただきました。 そういう意味では,バス半分にして,タクシーは4分の1でいいじゃないかと。これももっともな意見です。足りるかどうかは,またちゃんと検討をしてください。 それから,50年,100年先のことを頭に置いて,計画をしてくださいということをおっしゃっていただきました。 ありがとうございます。じゃあ,大沢さん。 (学識経験者 大沢委員) 駅前広場の機能について考えると,1つは,広場機能をどうするのかということと,交通機能をどうするか,そのバランスが今いろいろ議論の的になっているところではないかなと思います。どちらにしても,使うのは人間なので,人間のことを考えた広場機能と,交通機能を考えなければいけない。そのバランスをどう考えるか。そこが議論になっていると思います。 そういったときに広場機能でいえば滞留,交通機能でいえばアクセスというのをどうするのか。僕の好きな駅前広場というのは,今までの駅前広場はとっとと帰ってくれ,駅降りたらすぐバスが停まっていて,とっとと帰れというような空間になっていたが,そうではない。これから駅に降りて帰ってきたら,奧さんも来ないし,早く帰りたくないから,調布で飲んで帰ろうとか。要は滞留できる機能があるということ。今日たまたまドトールでコーヒー飲んでいたら,誰か待ち合わせしようぜと話をし,何時にどこで待ち合わせ,金蔵とかという話をしていた人が居ました。地元の店行ってくれと思ったのですが,今までは,そういう機能がなかったのに対して,今度広場機能に付けて,そこで降りて友人と交流する。はっきりいえば『サザエさん』のノリスケさんと波平さんの概念。あさひが丘の駅降りて,本当は誰かと待ち合わせして,飲みに行ってその後バスで帰る。そういったものが今までできなかったかもしれないが,そういった意味で広場機能ってどこまで取るのか。 それに対して交通機能というとき,ここまでやってくれる方がいらっしゃる。それから,今日の資料で誤解がないように言わないといけないのは,バスで来た人全員が鉄道を利用しているわけではないということである。もしかしたら,バスでここに来て市役所に行く方や,バスで来てこの辺で楽しんで帰るという方もたぶん多数いらっしゃる。その人のためのことを考えなければならないかなと思っています。 いろんな御議論になって,いろいろ御批判があるかもしれない。けれども,やはりバスで正着できないのはまずいのではないかなと思う。私も一回あそこで落ちたことがあります。段差があるので,ドンと落ち,ちょっと足をひねったことがあります。バリアフリーの観点から言うと,きちんと正着できないというのは,そういう駅があると,「やっぱりこの街住みたくないな」と思ったりします。そういった点,最低限のバスのことを考えなければならないと思っています。 そのときに,今まで議論があったのは,何が必要で,何が最後折り合いなのかということです。最後は,それが代替可能であるのか。先ほどバスの数,それからタクシープールの数というのは,もう少し減らしてもいいのではないかという話があり,そういうことを代替できるようになれば,代替できるものは駅前広場に置かない。あればいいものは,当然駅前広場に置く。 例えば,先ほどお話のあった,タクシーについて,がちゃがちゃってやれば,ぱっと来るので,そうすると違うところに置けばいい。違うところに置く場合,道路上だと今度渋滞を起こすので危ない。そうすると,今度迎えに行く人が「腹が立つ」ということになる。「どうなってんだ」という御批判もある。それは,道路外できちんとどこかで代替できる場所がなければいけない。そういった意味で,折り合いがつけるもの,代替可能,あそこでなくてもいいのではないか,少し離れたところ,必要であってもいいのではないかというものは,代替案です。ただし,路上へはなし。先ほど,お話あったように,ただでさえ狭い道路なので,そこで何か止まっちゃうと,余計そっちの方々が腹立つ思いをする。やはりそれはやめたいので,どこかに設けることをしてもいいのではないか。 それともう一つは,今オリンピックでTDMのことを言われていて,交通需要マネジメント,ピークをずらしましょうというお話があります。本当は,あれを実践してくれば,もしかしたら変わるかもしれない。今みんな9時に会社に行くので大変なのだけど,例えば10時だとか,11時,もしくは行かなくてもいいということであれば,またバスのあり方とか変わってくると思います。 そういう意味で,先ほどお話があった,すいません僕は,ちょっと50年後は厳しいと思いますが,20年後の都市の姿がどうなっているかを考える。当然今の議論って,ほとんど問題意識が今なのですが,20年後どうなっているか。先ほどもお話があったように,自分たちの子どもたち,親たちというのを考えると,今も当然大切なのですが,20年後もハッピーになるというのが,調布のブランド価値を上げて,やっぱり住みたいなと思う。 僕,調布に来たとき,調布駅は誇りだと思う。郊外のニュータウンで,どんどん人口が減ってしまうのは,誇りがない。自分たちの子供たちも愛着がないので,どんどん出て行ってしまう。子どもたちに愛着を付けるためには,そういった人たちが楽しめる空間。例えば,郊外のニュータウンですと,あんまりかっこよくつくりすぎちゃうとつらくもなるので。手前の調布とかで遊び,そこにお父さんたちのコミュニケーションも湧かなく,結局その街が早く元気がなくなってしまう。やはり飲みニケーションのできる場所,それを楽しめる場所というのが,調布にも必要と思うので,そういった意味で交通機能と広場機能っていうのをどうバランスさせるかっていうことを,たぶん皆さんは議論しているのかなと思います。 最後,すいません。このゴールは,もしかしたら「つくる」のであれば,それは少し変えた方がいいのではないかなと思います。「つくる」だけではなく,その後「育てる」。例えば駅前広場を「つくる」のをゴールにするのではなく,「つくった」ものをどう「育てる」かというのを議論しないから,いろんな問題が出ているのではないか。今までの都市づくりは,「つくる」のがゴールだった。あとは知らない,あとは勝手にやってくれ。ちょっと言葉悪いですが,それはよろしくなく,つくった後,どうそこの地域を育てるか。先ほどから自転車の問題とか出てきているのですが,そういうのも,厳しくちゃんと言えばやらなくなる。その後勝手に,つくった後ほっとけとなると,やっぱり日本は遵守社会なので,どこかで自由でやっても変な気持ちになる。そういった意味で,「つくる」後に「育てる」。今までって街づくりだと思うのですが,これが「街づくり」だけじゃなくて,「街育て」までちゃんとやらないといけない。そこはたぶん第2世代。要は,調布を愛する人たちが,そこで生まれてくるんじゃないかなと思う。ぜひ,駅前ひろばづくり検討会ではなく,「つくった」後「育てる」ということをぜひ,最後は皆さんと議論する。 そういった意味で,誰が樹木の管理をちゃんとするのか。ただ単に行政が植えるだけじゃなくて,それをやはり愛する人たち,きちんと維持管理することも当然大切ですし,当然広場を汚す人もいますので,それを誰がきれいにするか。汚いと余計そのまちのイメージを悪くします。誰がちゃんときれいにするのか。そこら辺,最後まで議論しなければ,つくって終わりは,この時代あり得ないと思いますので,その点も議論できたらなと思っています。 (学識経験者 秋山委員) どうもありがとうございます。 広場機能と交通機能について,難しいことをたくさん短時間でおっしゃっていただきました。広場というのはスペースのことですよね。それから交通機能というのは,様々なバスやタクシーなどが手段転換をして,電車に乗ったり,その他のところに行ったり,そういうような機能のことを交通機能といいます。 駅では,滞留機能を強化してもよろしいのではないかということ。それからバスについては正着できないのが問題というのは,バスの縁の高さが15センチあるところに,間に溝のように開けた駐車をするケースがあるのですが,だいたい今,道路の設計は正着できるような設計になっていないのです。それを,正着できるように設計し,最低限バスをある程度導入するということが必要だろうということです。 それからロータリーというのは,減らすなら代替案を考えてくださいと。それから,迎えに来るというのが路外駐車よりは路上のほうがよろしいでしょうと。それから,オリンピックでTDMをやっている。TDMっていうのは交通需要管理といって,交通渋滞をなくしたり,時差出勤をしたりとか。そういう考え方も,調布市としては,本当は都市部の交通計画というのをきちんと立てないといけない。それをやっていないのかどうか分かりませんが,そこのところが必要だろうと。 20年後をベースにしたときに,駅前広場をつくるだけではなくて地域を育てる。街づくりから街育てをすべきではないかという御意見をいただきました。 ありがとうございます。 2ラウンド目は,時間があと3分ぐらいしかないですが,1分ぐらいでお願いします。 (地域団体 鈴木委員) 広場機能とロータリー機能の件なのですけど,私はこの広場があったら,環境空間のことを先に決めるべきだと思います。その面積,公園をつくるために,これだけの面積がいる,人々が動くためにこれだけの面積がいる。先にそれをつくって,それで余った所でロータリーをつくる。順番が,ロータリーがこれだけの広さがいるからっていうことじゃない,逆だと思うのです。ロータリーはどうにでもなるのですよ。それこそ吉祥寺でやっているようなことも考えられますし,バス停は4カ所でいいとか,そういうことも考えられます。ですから順番が逆じゃないかな。環境空間のこと,公園機能のことを先に決めてから,ロータリーの大きさを決める。その順番がいいのではないかと思います。 それからもう一つは,駐輪場なのですけれども。今ちょこっと駐輪でよくやりあっている駐輪場なのですけども。私は思い切って言いますと,事業者が自分のところにつくるっていうこと,附置義務がありますよね。ですからトリエもあの面積で800台という附置義務が課せられ,つくっています。東急もつくっているのですけども,信号のないところを突っ切らないといけない。それからビルをぐるっと回らないといけないっていう駐輪場なのです。でも,西友にしても,最近できたオーケーにしても,マルエツにしても,店の前に皆さんスペースをつくっているじゃないですか。そしたら,申し訳ないのですけど,東急だけが市道の道に,ちょこっと駐輪は国交省のガイドラインでOKっていうことは実は出ているらしいんですけれども。でも市道の何分の1かを使って,東急だけがそこを利用させてもらうっていうのは,ちょっとあれじゃないかなと。自分のとこで頑張る必要もあるんじゃないかなというふうにも思います。これは思い切って言います。反対の人も多いかもしれません。じゃあ時間があれなので。遠慮といたします。 (学識経験者 秋山委員) 広場機能と交通機能より先に環境機能があるのではないかと。それを検討してから,むしろロータリーのことを考えるべきであるという御指摘。それから,駐輪場についていろいろ御意見が出たのは以下のとおりで,多少東急が問題ありという御指摘だったと思います。 だいぶ時間がたってしまいましたけれども,少し簡単にまとめさせていただきます。最初に鈴木さんから出された御意見は,これからコンセプトを議論してきちんとやったらどうかという御提案だとか,あるいは緑とか子どもが集まるような駅前広場にしたらどうかという御意見いただきました。 それから向井さんからは,景観設計とか広場設計,こういったことも考えたり,あるいは集客の視点を考えたりしてみたらどうか。それから,文化,スポーツも大切なので,こういったデザインも取り入れたらどうか。 木さんからは,バスと車両のつくり方,特にタクシーとかバスの便数と,バスの頻度と位置と乗車の人の関係は必ずしも適切ではないのではないだろうかという御指摘です。 奥さんからは,結論のところだけ申し上げますと,国とか都のアセスメントの対象ではないけれど,全体的に環境評価,ミニアセスメントをやったらどうかというところが挙げられています。おそらく,特に駅前広場は全体的視点が大事なので,その視点から,多様な視点からきちんと評価をするということをやってくださいと。 それから荒井さんからは,樹木のこと,植えるのかどうかという御質問が出たかと思いますけれども,既存の樹木を残すなら,もっとたくさんきちんと残してください。 高山さんからは,自転車問題がたくさん出たと思います。その他に総合的に照明とか樹木だとかを見渡せるとか,そういったことを考えてください。 それから松澤さんからは,駅周辺に集中しすぎているのでもっと分散的にものを考える視点も必要なのではないだろうかと。それから公園のある場所は,ここでは違うよねという視点もいただきました。 それから富澤さんからは,とにかく足りてなく,美しくない。これはショックだということと,それからやはり,バスのスペースは半分,タクシーは4分の1にして,もっとしっかり調布の顔となる森をつくってくださいという御指摘をいただきました。 そして大沢さんからは,広場機能,交通機能を合わせて,総合的に考えるということと,さらにその地域をつくるだけがゴールではなくて,将来的に育てていく。育てるのもたぶん市民全体と役所と一体になっていくのだろうと思うのですが,街育てをやってくださいということをいただきました。 そして最後に鈴木さんは,広場,交通機能が先ではなくて環境が先にあるよという御意見をいただきました。 こういうたくさんの意見をいただいて,次のときにやはり全体的にどういう視点でこの駅前広場のコンセプトを考えるかという,この議論は多くの人からいただきましたので,ここについて1つは考えていただきたいという点があります。 2つ目は,ロータリーという問題について,やはり縮小せよという意見がいくつか出てきておりますので,本当にこのロータリーがもし縮小した場合に,空間的にバス等がどういうふうになるのか,タクシーがどうなるのか,その他乗用車が本当にちゃんと入れるスペースがつくれるのかといった検討も必要でしょうと。 それから,交通処理については,歩行者,自転車がどこをどのように通るかとか,あるいは量的にどうなのか,この辺も安全性を考える上では検討が必要ですし,それから歩行動線とか自転車動線を考えるケースとしてはかなり重要な課題になると思います。 こういうことを含めて,その他ミニアセスメントをやるとしたらどんな項目をどのようにやったらいいのか。これもボリュームを大きくすると相当大変。2,3年かかってしまうかもしれないので,最小限の時間でそれができるかどうかの議論もしていただいて,それは奥さんに相談してどんな項目でやったらいいか,少し当たりを付けていただきたいと思います。 そのようなことを踏まえて,次の議論に臨みたいと思いますので,どうぞよろしくお願いします。 (地域団体 鈴木委員) 資料のことを説明しなかったので,一言よろしいですか。 本日,樹木の会から資料として写真が一番上にあるものを出しました。それを1枚,2枚めくって振り返ると,調布市でやった駅前広場オープンハウスの皆さんから出た意見。これが今日,市のほうから出た資料の中にありますけれども,その意見の数を数えたものです。それを表にしました。くつろぐ意見が30,樹木を植えるが47,イベント空間が45と。そういうふうに数で捉えました。皆さん,本当に,どんな広場を願っているのか。交通機能よりもこれだなって,これでじわじわっと皆さん実感できると思います。そこまでいったら良いのですが。とにかくこのデータも市の資料とともにゆっくり読んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 (学識経験者 秋山委員) 次回以降の日程とその他についてお願いします。 (司会:事務局) 事務局から日程についてお伝えいたします。 次回の調布駅前ひろば検討会の開催につきましては,お手元にお配りしました資料7の「次回以降の日程について」にありますとおり,令和元年11月22日金曜日,午後6時30分から,場所が変わりまして文化会館たづくりの12階,大会議場で開催を予定しておりますので,よろしくお願いいたします。 事務局からは以上でございます。 (学識経験者 秋山委員) それでは,駅前ひろば検討会第2回をこれで終了させていただきます。長時間ありがとうございました。