第1回 調布駅前ひろば検討会 日時:令和元年9月24日(火) 午前10時から午後0時15分まで 開催場所:調布市文化会館 たづくり西館3階 健康増進室 (司会:事務局) それでは,定刻となりましたので,「第1回調布駅前ひろば検討会」を開催させていただきます。 本日は,お忙しい中御参加をいただきまして,まことにありがとうございます。 私は,本日の司会を担当いたします,調布市都市整備部街づくり事業課課長補佐の鈴木と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  また,本日の傍聴者ですが,開催会場の広さを考慮して,30人と定めさせていただきました。  それでは,本日の当検討会の議事について公開とし,傍聴希望者の入場を承認したいと思います。委員の皆さまよろしいでしょうか。    初めに,傍聴に当たってのお願いについて御説明させていただきます。  傍聴に当たっては,傍聴席の席上に配布させていただいています,資料の一番上にあります資料を御確認いただければと思います。皆様の御協力をお願いいたします。 はじめに,自己紹介させていただきたいと思います。 まずは市長の長友でございます。 (市長) おはようございます。よろしくお願いいたします。 (司会:事務局) 都市整備部長,八田でございます。 (都市整備部 八田部長) よろしくお願いします。 (司会:事務局) 街づくり事業課長,齊藤でございます。 (街づくり事業課 齊藤課長) 齊藤です。どうぞよろしくお願いいたします。 (司会:事務局) 街づくり事業課,副主幹の鈴木でございます。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) よろしくお願いします。 (司会:事務局) この他,関係職員が控えてございます。どうぞよろしくお願いいたします。続きまして,本日お配りいたしました資料の確認をさせていただきます。 お配りした資料について,次第の下段にも記載されておりますが,1枚おめくりいただきまして,まず,調布駅前ひろば検討会委員名簿,こちらA4,1枚となります。それから,第1回調布駅前ひろば検討会座席表,こちらもA4,1枚でございます。3枚目が次回以降の日程ということでA4,1枚。4枚目としまして,第1回調布駅前ひろば検討会資料,こちらA4カラーのホチキス留め資料です。5枚目としまして,第1回調布駅前ひろば検討会参考資料。こちらもA4カラーのホチキス留め資料です。6枚目としまして,参考資料,暫定開放時の取組について,こちらはA3のロングもの1枚になります。それから市報ちょうふ平成31年3月20日号,こちらがA3,1枚になります。最後に,調布駅前ひろば検討会要綱でございます。皆さまおそろいでしょうか。よろしいでしょうか。 それから本日,机の前面,ちょうど会場中央に,まちづくりの会の方から模型を作っていただいたということで,参考までに提示させていただいておりますので,併せて御確認いただければと思います。 それでは,これより第1回調布駅前ひろば検討会を開催させていただきます。会長選出までの間,事務局において進行させていただきますので,よろしくお願いいたします。 それでは次第に沿って進めさせていただきます。はじめに,本来であれば調布駅前ひろば検討会の委員となられた皆さまに,市長長友より委嘱状をお渡しさせていただくところでありますが,本日は委嘱状授与に代わりまして,検討会に御参加いただく委員の皆さまから,おおむね1分程度で自己紹介をしていただきたいと思います。皆さんが自己紹介を御挨拶いただいた後,市長長友より委員の皆さまに御挨拶をさせていただきます。また,長友につきましては,この後公務により退席させていただきます。委嘱状につきましては,机上に置かせていただいておりますので,御確認をいただければと思います。 それでは,検討会に御参加いただく皆さま,名簿順に沿って,一言御挨拶をお願いしたいと思います。はじめに,学識経験者の秋山哲男委員,よろしくお願いいたします。 (学識経験者 秋山委員) 中央大学の研究開発機構の秋山と申します。 私は専門が交通計画や,バリアフリー,ユニバーサルデザインということでやっております。現在進めている研究は,地方のモビリティーの研究で,中頓別という町でライドシェアの実験をやっております。それから鳥取についてはトヨタの基金をいただいて,住民の高齢ドライバーの人たちが安心して移動できる交通手段を今計画中です。それからバリアフリーにつきましては,羽田国際ターミナルと成田国際ターミナルを,今診断したり改善したりして,鋭意やっている最中でございます。 バックグラウンドとしては,中大の以前には,首都大学東京,都立大学で土木都市科学研究科,そして最後は,石原前都知事に観光の部局をつくれということで,部局をつくっております。以上でございます。 (司会:事務局) ありがとうございました。続きまして同じく学識経験者の大橋南海子委員,よろしくお願いいたします。 (学識経験者 大橋委員) はい。まちづくり工房の大橋です。 私専門は都市計画です。現在,都市計画審議会のお手伝いをさせていただいております。 調布との関わりは,もう30年。区画整理でありますとか,中活・都市マスなど,いろんなお仕事をお手伝いさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。 (司会:事務局) ありがとうございました。同じく学識経験者の大沢昌玄委員,よろしくお願いします。 (学識経験者 大沢委員) 私は日本大学理工学部土木工学科の大沢と申します。よろしくお願いいたします。 専門は都市計画,都市交通計画等をやっています。都市計画の中でも具体的には,区画整理などの市街地開発事業を専門としておりまして,交通の中では都市施設ということで,駅前広場や,駐車場といったもの,また将来,自動運転社会がこれから入ってきたときに都市のあり方が変わりますので,それに対してどう今活動して準備するかなどを研究しております。よろしくお願いいたします。 (司会:事務局) ありがとうございました。同じく学識経験者の奥真美委員,よろしくお願いします。 (学識経験者 奥委員) 首都大学東京の奥と申します。 来年度から大学名が東京都立大学に戻りますので,分かりやすくなると思うのですが,もともと私,バックグラウンドが行政法という法律の分野でございまして,環境法政策というのを専門にしております。 調布市においては,環境保全審議会の委員をさせていただいておりまして,多少お手伝いをさせていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。 (司会:事務局) ありがとうございました。続きまして,市民委員の木かおり委員,お願いします。 (市民委員 木委員) 木かおりと申します。 私はバリアフリー推進協議会にこの3年携わらせていただきまして,私自身も中度障害がありますので,より良い調布のまちをつくりたいと思いまして,皆さんと一緒に協力させていただければと思います。よろしくお願いいたします。 (司会:事務局) ありがとうございます。続きまして,長田加奈子委員,お願いします。 (市民委員 長田委員) 長田加奈子と申します。 現在,幼稚園に通う子どもの子育てをしておりまして,前職は都市計画のコンサルタントの会社で仕事をしておりました。今子育てする中で仕事からは離れてしまっているのですが,街づくりに大変興味がありまして,子どもと楽しく過ごせるまちになったらいいなと思いまして,参加させていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。 (司会:事務局) ありがとうございました。続きまして,三宅久美委員,よろしくお願いします。 (市民委員 三宅委員) 環境保全審議会の委員の三宅と申します。よろしくお願いいたします。 実は千葉県民でして,今やっぱり頭の中にあるのは,台風のブラックアウト,京王線が止まり,人があふれ,駅前でどうしようかっていうのは,やはり一番頭の中にあります。いい駅前をつくっていけるために協力できたらと思います。よろしくお願いいたします。 (司会:事務局) ありがとうございます。続きまして,向井卓委員,お願いします。 (市民委員 向井委員) 向井と申します。 地域福祉推進会議の市民委員をさせていただいております。それ以外にも,市のほうの文化生涯学習課で地域デビュー推進委員会の委員をしていまして,いろいろな調布を再発見,そういうイベント,企画に関与させていただいています。素晴らしい街づくりの案ができるように,一緒に考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 (司会:事務局) ありがとうございます。吉葉すみれ委員。 (市民委員 吉葉委員) 子ども・子育て会議委員をやっております,吉葉と申します。 私自身は,年中と小学校1年生の娘がいまして,0歳から子どもをこのまちで育てていますので,大人になるまで過ごしやすいまちになるように,子育てユーザーとして委員ができたらなと思います。 (司会:事務局) 荒井賢一委員。 (市民委員 荒井委員) 小島町の2丁目に住んでいる荒井と申します。 秋山先生とは,1年前にバリアフリーで御一緒させていただいて,その時は商工会として出ています。実は,布多天神の総代をやっています。実はお祭りの最中でして,昨日みこしと山車をこの広場に持ってきてお披露目をしました。よろしくお願いいたします。 (司会:事務局) ありがとうございます。高山敬三委員。 (市民委員 高山委員) 市民委員の高山でございます。よろしくお願いいたします。 調布に住んで37年,納税もしっかりして優良な市民でございます。我々は,今隣にいらっしゃる荒井さんとともに,我々が住む地区と南口中央地区を再開発に関して推進しようと思うメンバーの中の1人です。日々駅前っていうのは誰もが通るところですし,興味のない人はほとんどいらっしゃらないと思いますから,より良いものをつくるお役に立ちたいと思って参加させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。 (司会:事務局) 鈴木ヒデヨ委員,お願いいたします。 (地域団体 鈴木委員) 樹木あふれる調布駅前広場をつくる会の事務局長の鈴木と申します。 以前の名前は,調布駅前南口広場樹木を守る会,ややこしいですけれども,略称樹木の会でお願いいたします。 調布に住んで53年になります。公民館があってロータリーがなかったという時代を知っています。それはともかくとして,ちょうど2016年の5月ごろですね,調布駅前広場の樹木,その時点で101本あったのですけれども,それを,地下駐輪場をつくるために全部を伐採するという計画を議会には2月に発表されました。市民にはいきなりのことで,私もそのことを知りまして,樹木を守ろうって立ち上がり,それぞれ皆さん,何の強制も受けず,何の日当も受けず,自らの意思で集まった樹木の会でございます。 今まで行政といろいろな対話をさせていただきました。誠意のある態度ではあると思っております。全ての市民が憩える広場,それから,多摩川の水の流れと深大寺の森の緑,これが思い起こされるような広場を。それから,人々の皆さんが尊重しあって,そして穏やかに暮らしていける調布市であることが象徴されるような,調布市の顔の調布駅前広場,公園広場を行政と共同でつくれたらいいなと思っております。よろしくお願いいたします。 (司会:事務局) よろしくお願いします。続きまして,松澤和昌委員,お願いします。 (地域団体 松澤委員) はい。皆さん,おはようございます。 第一小学校地区協議会というところから来ました。地区協議会というのは,小学校区,周りの皆さんで集まって活動する組織です。調布にある小学校20校あるうち,今17地区できております。 私調布で生まれまして,もうすぐ60年経ちます。本当に小さいときから調布を,自分の子どもも調布のいろんな場所で遊んでいて,もっといいまちにするとか,調布が引き続き,子どもたちが住み続けられるようなまちになってほしいなというのでやっています。その他に今,調布駅前商店会の組織にいまして,駅周辺の3つの商店会などと,駅周辺の活性化とか盛り上がりを考えながら,そちらのほうもやっております。よろしくお願いします。 (司会:事務局) ありがとうございました。続きまして,秋沢淳雄委員お願いします。 (地域団体 秋沢委員) 皆さん,おはようございます。調布市商工会商業部会長を務めております,秋沢と申します。 仕事は,地元の布田で米の専門店の商いをさせていただいております。商工業の,商工業者の発展がイコール調布の発展であり,そして何よりも市民の皆さんが調布に暮らしてよかったと思えるような,そんな街づくりになるように,商工業の立場からいろいろとまた皆さんとともに,いろいろと御意見を交わしていきたいと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。 (司会:事務局) ありがとうございます。富澤貴委員,よろしくお願いします。 (地域団体 富澤委員) はい。どうもおはようございます。深大寺で造園業を祖父母の代からやっています。深大寺小学校の卒業で,調布のまちで育ててもらってきた人で,都心の再開発の事業なんかも造園工事で参加して参りました。 今までの成果,いろんな仕事を通じてですね,得たことを,少しでも調布のまちの駅前広場で還元していけば,協力して,日本で一番いい駅前広場になるように,高い志の皆さんで意見を出し合って,ぜひまとめてもらえたらありがたいなと思ったので,ぜひよろしくお願いします。 (司会:事務局) 委員の皆さま,ありがとうございます。 それでは,調布市の長友よりごあいさつ申し上げます。 (長友市長) 皆さん改めて,おはようございます。調布市長の長友でございます。 15人の委員の皆様方には,御多忙の折,委員に御就任いただきありがとうございます。心から感謝を申し上げるところでございます。皆さま方からいろいろな意見をいただきながら,一緒に考えさせていただきたい,もうその思い一つでございますので,よろしくお願いしたいと思っております。 2つ,ちょっとお断りを申し上げますと,本日会場の関係でたまたま広いところが取れず,傍聴者の皆さま方に非常に窮屈な思いをさせてしまって申し訳ないと思っております。次回以降,ちょっと配慮するということはお約束しますので,我慢していただきますようお願いします。 それから,私自身業務の都合で,今日は御挨拶だけで中座をいたしますけれども,もちろん委員の皆さま方がどのようなお発言をいただいたか,一言一句,後ほど確認をさせて,一緒に考えさせていただきたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。 それで,御存じの方も多いと思いますが,京王線の連続立体交差事業ですね。7年。早いと思えば早いなという気でございますが,平成24年8月19日から20日にかけて,すごい工事だと思いました。何千人も動員し,一晩で地下化に切り替えてしまった。私もほとんど徹夜で見ておりましたけど,予行演習もできず,もうその指示の声も聞こえない騒音の中で,どうやってあの工事完遂したのかなと,今更ながらに思い起こし,それから7年経過でございます。 そして,その7年の経過以前から今までの約10年の間に,約3キロの間で再開発事業を6つ,土地区画整理事業を2つ,これは全国に例を見ないと思います。10年間であの3キロの中でそれだけのことを。本当に感謝でございます。事業者の皆さま方,市民の皆さま方,市内外のいろんな方の応援,御協力を得て,予定どおり京王線の立体交差は少し前倒しするような感じで完成しました。そして,そのような中で,布田と国領駅前広場が既に完成をしております。それから周辺道路整備も進んでおります。うれしいことに,民間の開発ではございますが,トリエ京王調布ということで,3館の商業ビルも公的な資金も全く投与することなくつくっていただいて,にぎわいがあれだけ増していること,本当にありがたいと思っております。 そして,表玄関の駅前広場でございます。これから調布のシンボルとして,またお客さまをお迎えする一番大事なスペースとして,御存じだと思いますが,平成9年度から市民参加を重ねていただいて検討し,それから平成26年の10月に事業に着手をして,一応平成28年度から北側ロータリーを,逐次整備を進めているというところでございます。 それから,暫定開放をしております南口の広場は,先週20日,ワールドカップが開幕いたしました。日本で,調布で開幕をしたところでございます。これが11月2日の横浜の決勝まで大会続くわけでございますが,その間,ファンゾーン,東京都の事業でございます。われわれもお手伝いをして,大変なにぎわいはよいのですが,騒音の問題やトイレが臭いとかも聞こえてきておりますので,東京都に物申さなきゃいけないということもあると思います。傍聴の皆さま方も,忌憚なくいろいろおっしゃっていただければと思います。短い期間ではございますが,楽しむということと,市民生活をなんとか両立させていきたいと思っております。 来年でございますが,オリンピック,パラリンピックを7月から9月までやります。これも東京都に頼まれて,ラグビーのファンゾーンのようなことを,パラリンピックのほうで引き受けてくれと言われております。ですから,これ自体は8月25日から9月6日でありますが,ぜひパラリンピックをやるということで,健常な方と障害をお持ちの方の共生社会を,来年いっぱい調布からアピールしていきたいということも今考えて計画を練っているところでございます。そして,駅前広場でライブサイトとして,ファンゾーンと同じようなことも一部実施をするということでございます。そのようなスポーツイベントも契機として調布の魅力を発信しながら,街づくりを推進して参ります。 東京オリンピック,パラリンピック後でございます。来年の9月6日にはパラリンピックも終わるわけでございますから,計画どおり南側ロータリーの整備を進めていくため,今年度は既に駅前広場で開催したオープンハウスの他,駅前ひろば検討会,無作為抽出による市民アンケート調査など多様な市民参加事業を実施しながら御相談をさせていただいております。駅前広場の最終案を取りまとめていくということで,この検討会においても,もちろんそれぞれ忌憚のない御意見をお寄せいただければ誠にありがたいと思っております。 口早で恐縮ではございますが,そのような流れの中で,これからもぜひ親しんでいただき,魅力ある調布にできればという思いで,行政一同,一丸となってやってまいります。御負担をお掛けすることを重ねて恐縮に存ずると申し上げつつ,今後ともよろしくお願いいたします。 (司会:事務局) ありがとうございました。ここで市長の長友につきましては,公務により退席させていただきます。 (長友市長) よろしくお願いいたします。 (司会:事務局) それでは続きまして,次第4の検討会主旨説明になります。事務局よりお願いいたします。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) 街づくり事業課の鈴木です。よろしくお願いします。 ちょっと口頭でしゃべるとなかなか分かりづらいと思うので,よろしければこの4番の右上にあります,調布駅前ひろば検討会の資料もちょっと御覧いただきながら,この検討会の主旨について御説明をさせていただければと思います。 2枚めくっていただきまして,4ページですけれども,これまでの調布駅前広場の検討経緯ということで,先ほど市長の長友からもありましたが,平成9年からこの調布駅前広場については,市民参加ということでさせていただいてきております。平成12年3月に中心市街地街づくり総合計画ということで,これは調布,布田,国領の連立事業をしたエリアになりますけれども,そこの街づくりをどうしていくかという方針を定めたものになっております。ここから定めまして,その裏面にあります平成21年に,中心市街地デザイン・コンセプトを定めまして,それからいろいろな検討会等をして今に至ります。平成25年には,今日お話しさせていただく調布駅前広場の検討図というのを公表させていただいております。 これをもとに,今ちょうど,今日また仮囲いさせていただくのですが,この週末は,北側の半分ぐらい,バス停の上屋がかかっていると思うのですが,上屋の工事をさせていただきます。今週から一部仮囲いをさせていただいて,今年度末を目指して,北側整備をいたします。この間,地下駐輪場の都市計画の撤回や,樹木の問題とかで,いろいろ検討や,市民の方からのお声をいただいているところです。 平成29年には,調布駅前広場に関わる市民会議をさせていただいております。そこで検討させていただいたときに,最終的に次に同じような市民参加で検討会をする場合には,やはり学識経験者の方も入っていただいて,市が説明して市が進めていくだけではなくて,ファシリテーター的な機能も,学識の方に専門知識というところでお声をいただきながら検討した方がよいのではないかということもお声をいただいております。 ちょっとページを戻りますけれども,2ページのところで,今年度実施するオープンハウスということで,駅前広場でさせていただいた意見交換会も合計4回やっておりまして,約440人を超える方々の御意見というのをいただいているところです。 右側にありますけれども,いろいろな市民参加の一つの手法として,今回この調布駅前ひろば検討会というのをさせていただいて,各分野の専門家の方ですとか,市民の方にも各専門的な立場で参画をしていただいている方,あとは地域団体の方,この駅前広場についてお話をさせていただきたいということで,公募をしていただいた方に参画をしていただいて,幅広い議論というのをさせていただければと考えているのが,この調布駅前ひろば検討会の主旨になりますので,どうぞよろしくお願いいたします。 (司会:事務局) はい。それでは続きまして,会長の選出に入らせていただきたいと思います。 資料8,一番下の資料を御覧ください。会長の選出につきましては,調布市調布駅前ひろば検討会要綱第5の2の規定によりまして,互選することとなっています。今回は自薦または御推薦ということを行っていきたいと思いますがよろしいでしょうか。 それでは,どなたか会長に自薦される方,または御推薦いただける方がいらっしゃいましたら,お願いいたします。 はい,奥委員。 (学識経験者 奥委員) 私から,今私の隣にお座りの秋山委員を会長に推薦させていただければと考えております。 秋山委員は,先ほどごあいさつの中でもございましたけれども,全国各地の街づくり,交通計画にも,市民参加によって,そういった街づくりにちゃんと携わっていることもございます。それから,国内外のさまざまな事例に大変詳しいということで,会長としてとても適任の方じゃないかと思いまして,推薦申し上げます。 (司会:事務局) ありがとうございます。 ただ今,秋山委員というお声をいただきましたけれども,皆さん秋山委員を会長とすることでよろしいでしょうか。 (一同) 異議なし。 (司会:事務局) はい。ありがとうございます。 それでは,秋山委員に会長をお願いしたいと思います。秋山委員,よろしいでしょうか。 (学識経験者 秋山委員) はい。 (司会:事務局) よろしくお願いします。 それでは,秋山会長就任のごあいさつをいただききたいと思います。秋山会長,よろしくお願いいたします。 (学識経験者 秋山委員) 中央大学の秋山哲男です。 今回,この駅前ひろば検討会の委員をこれから務めさせていただきます。僭越ですけれども,よろしくお願いいたします。 最初に一言申し上げておきたいと思いますが,私は,過去の中心市街地の議論から前回まで,相当長い歴史を積み上げてきたので,これについては,やはり一定程度皆さんと議論を踏まえて,そしてここでできるだけ多くの人の議論を,むしろ私がこれからどこで折り合いをつけたらよろしいかということを,その折り合いをつけたいという理解で,今回進めさせていただきたいと思います。 私自身のバックグラウンドは,調布市については,2000年以降の交通バリアフリー法で委員に参加したということと,それから駅前広場については,研究室でいくつか駅前広場の研究をやってきておりまして,ある程度理解をしているつもりでいます。それから,特に駅前広場の中では,交通機能と広場機能と防災機能,環境機能とかいくつか機能があると思うのですが,特に私は交通が専門ですので,交通機能については,駅前広場に外せない機能で,これをなくして駅前広場はないだろうと。しかし,その他の機能も,極めて最近重要になってきておりますので,そこをどういう形で取り込んでいくかっていうことを,忘れてはならないことだと思いますので,皆さんの協力の中で特に頑張っていきたいと思います。 調布市との関わりは,都立大の時代,必ず調布で乗り換えたり降りたりすることがよくあったり,時々飲んだりしていたり,あるいは隣の,この近くのグリーンホールでたまに歌を歌ったりとか,そういうこともやっておりますので,調布はなかなか私の個人的な生活とも多少関連しております。 それと,他の地域と比べると,私の今住んでいる目黒区の柿の木坂というところなのですが,残念ながら駅前広場が一つもないのですね。タクシーに乗りたいときには,一つ先の自由が丘に行って,そして乗るという,非常に不便な状況です。 駅前広場がこれだけたくさんありますので,これはぜひいい形で市民の心の糧といいますか,将来にぜひ残すために,皆さんのここの会議があるのだという,そういう認識をしております。どうぞよろしくお願いいたします。 (司会:事務局) ありがとうございます。 それでは,これより議事に入らせていただきますが,その前に,この後の流れについて簡単に御説明させていただきたいと思います。本日この場での検討につきましては,午前11時30分ごろをめどとしておりまして,その後,次第の8番にあります,現地の確認をしたいというふうに考えてございます。よろしくお願いいたします。 それでは,これ以降の進行につきましては秋山会長のほうにお願いしたいと思います。何とぞよろしくお願いいたします。 (学識経験者 秋山委員) はい。それでは次第に沿いまして,今6番目の議題ということになりますので,これについて事務局から御説明をお願いいたします。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) はい。では,御説明をさせていただければと思います。 使います資料が,一番初めの,先ほども見ていただきましたA4横の駅前ひろば検討会,この資料をまず御覧いただければと思います。 先ほども,ちょっと御説明させていただきましたが,1枚めくっていただきまして,令和元年度に実施する市民参加につきましては,先ほど御説明させていただきましたオープンハウスと,この調布駅前ひろば検討会です。調布駅前ひろば検討会は,今の予定ですと4回開催させていただきたいと考えております。それとは別に,左側にありますけれども,アンケート調査。これは,無作為抽出の調布市民の方に,広場機能に求めるものについて,アンケート調査をしたいと思っております。それとはまた別に,その下にありますけれども,利用者団体との意見交換会。このような,いろいろな市民参加をして,最終的には,調布駅前広場の最終案の公表というのに向けて進めさせていただければというふうに考えています。 1枚まためくっていただきまして,これまでの調布駅前広場の検討経緯というところで,先ほどとちょっと重複してしまうのですけれども,平成11年度では,中心市街地街づくり総合計画を策定しております。その次の段になりますけれども,調布駅前広場は都市計画道路になりまして,その都市計画道路がもともと北と南で別々の都市計画道路だったのですが,それを一体というところで,平成14年2月6日に都市計画の変更を決めさせていただいております。その後,駅前広場の研究会による検討や,駅前広場構想案など検討させていただき,いろいろな説明をさせていただいているところです。平成21年7月には,中心市街地のデザイン・コンセプトを策定しております。 また1枚めくっていただいて,5ページですけれども,この後いろいろな検討をする中で,平成25年の7月に調布駅前広場検討図を公表させていただいております。その後,下段になりますけれども,平成26年10月には,駅前広場の事業認可ということで,都市計画の事業をしますということを,認可を取らせていただいているというところになります。その後,調布駅前の駅前広場の中に,地下自転車駐車場というものを都市計画変更させていただいているのですが,これにつきましては昨年度,この地ではなく違うところに求めることとなり,いろいろな話し合いの中で決めさせていただいているというところになります。 先ほどもお話しさせていただきましたが,6ページの一番下,今年度市民参加の中で,7月30日から4日間,調布駅前広場でオープンハウスをさせていただいておりまして,442人の方に参加していただいているというところでございます。 1枚めくっていただきまして,7ページになります。調布駅前広場の整備の考え方ということで,右図のほうが先ほど御説明をした,平成25年7月に公表している調布駅前広場の検討図になります。これは中心市街地街づくり総合計画において,駅前広場というのは鉄道敷地を利用して南北一体,もともと北と南別々だったのですけれども,一体型の駅前広場として,バス,タクシーなどの公共交通の拠点としての機能を確保するとともに,憩いとかそういうものの交流機能,景観形成機能,情報提供機能,防災機能の4つの機能を兼ね備えた環境空間としての広場機能を確保するということにしております。 その中の4つの機能のイメージというのが,次の8ページからになります。1つ目が憩い,集い,語らうための交流機能ということで,駅前広場を憩い空間,にぎわい空間,歩行者動線の確保と回遊性の向上ということで,いろいろな機能の空間構成をしていくということを考えております。 また1ページめくっていただいて,9ページになりますけれども,緑やモニュメントなどの市の顔としての景観形成機能というところで,景観,日陰などを考慮した樹木の配置,モニュメント,ストリートファニチャーというところで,市民や来訪者に親しまれる空間の創出。噴水や芝生というところで,噴水は調布駅前にもともとあったという原風景を継承させていただいたり,芝生を設置することで,子どもが安全に遊べる空間の創出や,緑のある風景を創出していきたいというのが2つ目になります。 3つ目につきましては,公共サービスなどの情報を提供する情報提供機能ということで,各種情報,市政情報や,観光案内といった発信機能というものを備えているということになります。 4点目につきまして,防災活動の拠点となる防災機能ということで,帰宅困難者や,何かあったときに駅前に安全に集まれるという機能も備えていくという,この4つの機能を備えていきたいというふうに考えております。 1枚めくっていただいて,11ページになりますけれども,その4つの機能をイメージ化させていただいたものになります。芝生であれば,座ったり寝転んだりできる空間により,交流機能や,景観形成の機能があります。緑については,安らぎの機能や,調布らしい多様な緑が感じられるというような空間の創出など,それぞれの設えにいろいろな機能がありますということを整理させていただいたのが11ページになります。 12ページですけれども,今年度の工事の状況ということで,右上に赤と青と黄色と緑でくくらせていただいている図について,このA工区とB工区で赤と青の工事が今現在終わっております。今週からこのC工区,黄色のところの工事が始まりまして,最終的には平成32年の3月,来年,資料では平成になっていますけれど,申し訳ありません。令和2年の3月を目途に完成をしていくという状況になっています。下の写真について,ちょうど今現状の写真ということで,北側のロータリーが出来上がりつつあるという状況でございます。 次に,めくっていただきまして,13ページには今後の整備のスケジュールを載せさせていただいております。これにつきましては,今ちょうど北側のロータリーの周辺を工事させていただいておりますけれども,今後令和3年度からは,南側のロータリーの工事に入らせていただいて,今は令和7年度を目途に,全ての駅前広場の工事を終わらせるということで計画をしております。 ちょっと足早なのですが,続きまして,14ページの暫定開放の取組について,よろしければ資料の6番,この6番が大きく見える図面になりますので,そちらも併せて見ていただければと思います。 1ページめくっていただきまして15ページのものが,ちょうどその別途でお配りさせていただいている資料6番,暫定開放の取組についての資料になります。今ちょうど20日からもファンゾーンをやっておりますが,この2019年度と2020年度については暫定開放ということで,工事を積極的にせず,広く使っていただくということで,進めさせていただいております。 いろいろな取組ということで,なかなか暫定開放期間中なので,緑が少ないなど,いろいろなお声をいただいているのですが,1つはこの16ページにあります樹木ベンチを設置させていただいて,座っていただける憩いの空間,ちょっと木は小さいかもしれませんが,真ん中に木を植えさせていただいて,皆さまの憩いとなるよう,どのくらいの方がこれを利用していただけるのかなという意味も含めまして,今置かせていただいているところです。 次に,17ページめくっていただきまして,路面ペイント,プレイサークルについて,これは右下に検討図があるのですが,11ページの検討図の一番下のところに2つオレンジ色の丸がありますが,これがプレイサークルということで,少し歩行空間と区分けをした空間をつくっていこうと検討しているものです。そのイメージというのが,なかなか調布駅前広場16,700uという広い空間なものですから,皆さまに大きさを感じていただくのが難しい中で,今回赤と青で丸を付けさせていただいております。 後ほど見ていただければと思うのですが,これが検討図でいく左側,グリーンホールの前のところが,12mのプレイサークルを今検討図としては検討しております。そして,右側のドトールの前に青い円,実際には青ではないのですが,分かりやすく青にしているというところで御了承いただければと思います。その大きさのイメージというのを現地に落とさせていただいております。 ただ,青色のサークルは,今ロータリーになっているところというのもありますので,今暫定的に空いているところに丸を書かせていただいているという状況です。赤色については,サークルのところにベンチを置かせていただいて,空間を仕切るイメージで,皆さまにも座っていただいたり,あとは歩行空間と区分けするということで置かせていただいたりしています。ファンゾーンがあった関係で皆さんになかなか見てもらえなかったのですが,人工芝も今そこに設置させていただいております。 アスファルト舗装が全面的にある中で,少し空間を区切って,イメージとして緑というところで,人工芝を設置させていただいて,皆さまのお声をお聞かせ願えればなという取組をしております。 最後に,南側のロータリーにつきましては,ちょっと分かりづらいのですが,この赤線で書かせていただいているところに,ぽちぽちと赤い点がありますが,これを現地に,鋲で落とさせていただいております。そのため,イメージを現地で見ていただくために,後ほど現地確認行った時に,一緒に御説明をさせていただきますので,見ていただければというふうに考えております。 資料続きまして,この参考資料編を御覧いただければと思います。A4の5番のものです。これは,最初に表紙に書かせていただいているのですが,住宅地図とか航空地図が著作権の関係がありますので,これはコピーとか多用されてしまいますと著作権にかかってしまうので,皆さま手持ちで持っておいていただければと思います。 1枚めくっていただきまして,航空地図が手に入るのが昭和22年からだったのですけれども,ちょっとイメージを見ていただければと思います。分かりやすくということで,周りに青色で,調布駅周辺地区で範囲をくくらせていただいているのですけれども,例えば昭和22年では,この青色の一番上部側,東西にくくらせていただいているところは,本当は甲州街道があるところですが,昭和22年だとまだ甲州街道がないというのが,これを見ていただけるとイメージがつきます。 次に,昭和32年の調布駅周辺になりますと,甲州街道ができているのが目で見てイメージしていただけたり,あとは,この昭和22年と昭和32年を見ていただくと,昭和22年のときもこの赤枠の調布駅前広場の範囲の南側のど真ん中に校庭っぽいのがあります。これが第一小学校です。この時点では第一小学校が駅前にありました。昭和32年になりますと,駅前広場が,この赤い枠の中のイメージが変わりまして,今度甲州街道側に,校庭のサークルみたいなものが見えると思いますが,ここに第一小学校が,今の現位置ですけれども,写っているというのが目に見えて分かるので,イメージを膨らませていただくために,今回お配りさせていただいております。 次のページからは,上が航空地図で下が住宅地図で,同じ年度で手に入らないものは年度が少しずれておりまして,航空地図は昭和41年で,下のほうの住宅地図は昭和45年になります。これで見ると,昭和45年の住宅地図の右下に調布市公民館と書いてありますが,公民館ができているというのが見てとれるというところになりますので,今のロータリーはこの時点ではないというのが見てとれると思います。 次にめくっていただきまして,5ページ,6ページは昭和54年の状況になります。そのときでは,公民館はまだ右下にありますけれども,ちょうど今の京王線のすぐ南側のところが駅前公園になっています。この時点でタコ公園,通称ですけれども,タコ公園というのは現状ないというのが分かります。 次に少し飛びますが,平成元年と平成2年の航空地図と住宅地図になります。このときになりますと,調布駅前公園というのが,グリーンホールの東側にできているのが見てとれます。 次にめくっていただきますと,9ページ10ページが平成9年の調布駅周辺のイメージになります。このときには,右下にありました公民館というのがなくなっておりまして,左のほうに今の市役所や,本日いらしていただいているたづくりが出来上がっており,こちらに動いているというのが見てとれます。 次にめくっていただきまして,11ページ12ページが,だんだん近づいてくるのですが,平成21年の航空地図と住宅地図になります。このときは,ちょうど連立事業,京王線工事をしていますので,橋上駅舎のちょっと青い屋根が見えてくると思います。そういう状況でございます。 平成29年,13ページ,14ページになりますと,まだトリエさんが工事中ですけれども,ほとんど今と変わらない状況になっているということが見てとれます。 次にめくっていただきまして15ページが,写真なのですけれども,住まわれている方は懐かしいというお声が出るかもしれないのですが,昭和38年の調布駅前の状況です。方角を書かせていただいているのですが,京王線が見えるように,南側のところのエリアになります。この写真が公民館の屋上から撮られているということでお聞きしております。真ん中に見えるのが噴水になります。この周りで皆さん憩っていただいていたというのが見てとれます。イベントもやっぱりここでやっていたということでお聞きしております。次が昭和40年の調布駅前広場,ちょっと少し引いた感じの写真になっています。 次にめくっていただきまして,17ページ,18ページの,17ページのほうが平成16年の調布駅の周辺のイメージです。 (市民委員 荒井委員) まだガードがある。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) そうですね。まだガードがありますし,京王線が上にいるという状況です。 (地域団体 富澤委員) 1本しか残ってないけど。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) 最後が,今年の令和元年の調布駅周辺ということで,少し歴史を目で見て認識していただけるように,資料としてそろえさせていただいております。 続きまして,参考資料なので詳しくは御説明させていただかないのですが,右上に7番になっているものが,このところ毎年ですね,調布市では,中心市街地のまちづくりのまちの変遷というところで,3月20日号に,今どんなふうにまちが動いているのか,中心市街地はこんな状況ですということをお知らせさせていただいておりまして,今年の3月20日に発行させていただいたものを小さくしているので,これは後ほど御覧いただければと思います。 説明は以上です。 (学識経験者 秋山委員) ありがとうございました。 それでは,あと30分ぐらいしか時間がございませんが,できるだけ皆さんの意見をお伺いしたいと思いますので,御意見をおっしゃられる方は,名前と,そしてできれば1人1テーマにつき1分くらいでまずは御意見いただいて,2周目回っても全然問題ないと思いますので,できるだけ多くの意見をお伺いしたいと思いますので,そういう形で進めさせていただきたいと思います。 それではこれから先,御意見がある方,最初に挙手をお願いできますか。 では,鈴木さんどうぞ。 (地域団体 鈴木委員) はい。まず,私の声聞こえますか。皆さん聞こえたら。 (学識経験者 秋山委員) 十分聞こえます。 (地域団体 鈴木委員) 大丈夫ですか。いや,こちらには聞こえるトーンですけども。あんまり。 (学識経験者 秋山委員) あとで私が発言した内容を要約します。 (地域団体 鈴木委員) そうですか。ありがとうございます。 こんなにたくさんの傍聴の方がいらしてくださって,これだけ市民の方の関心が強いのだなというふうに思います。先ほど,秋山会長のほうから,長い間市民の意見を積極的に聞いて集めて,そしてデザイン・コンセプトをつくり,そして事業認可を受けたという説明がありましたけども,この今行っている市民会議について,ちょっと性質について確認させていただきたいと思います。 この市民会議開いてくださったこと,大変感謝しております。この検討会の前に私たちは,課長に内容の話を聞きに行きました。先ほど,鈴木副主幹が説明してくださった駅前広場の案,平成25年にできた検討図,それから,今の案。これのとおりにやるわけではなく,整備を進めるわけではないということを言ってくださいました。つまりそれは,この市民会議を尊重すると。市民の意見を尊重する。まだ変わる可能性はあるかもしれないというふうに私たちは受け止めます。 また,9月20日に終わった調布市議会の第3回定例会においても,13日の建設委員会に,今出ている案に対して,庁内的にはどんな積み上げがあったのかということでは,あまりないとのことでした。それから7月,8月に行ったオープンハウスの結果,442名の結果,まだアンケートの実際回答がまだちょっと出ていないみたいですけれど。それから,この市民検討会と,それから3,000人にしたという無作為のアンケート。これをもとに市民の声を反映させていくべく,取り行ってくださる。 市民参加の傍聴として3つがあるということを言われていましたので,それから今やっていることが,この来年度設計する図面において,大変重要な意味を持っていると思います。 そのため,過去においていろいろと積み上げてこられた,そしてできたこと,それが全てではないということ。それから時代もあります。本当にオリンピックも急に入ってきました。トラブルもそうですね。地下駐輪場の問題もありました。そういった中で,また世の中のモータリゼーションの時代が,そんなに続くかどうかということにクエスチョンマークも付いたりもしています。そんな中で,今実際オリンピック後の工事を目指して,設計する前の概要を作るということで,この市民検討会の意義,大事にしたいと。そいうことを確認したいと思います。それから1つ。 (学識経験者 秋山委員) あの,もういいですか,このぐらいで。 (地域団体 鈴木委員) もう1つ,関連で。 (学識経験者 秋山委員) 1つずつでお願いします。 (地域団体 鈴木委員) 市民意見のことなのですけども,3,000人を無作為抽出でアンケートされているということなので,アンケートの内容について,私たちが知ることはいかがでしょうか。アンケートをして,その回答は何カ月後かに出てくると思うのですけれども,こういうアンケートをしたよということを,その市民委員の人たちは知っていてもいいのではないかと思うのですけどね。いかがでしょうか。 (学識経験者 秋山委員) はい。 何点かいただいたと思うのですけども,市民の関心が強いということに対して,この会議は今後どういう性格の会議なのかと,これを知りたいと。それについての様々な背景をおっしゃっていただきました。例えば,この会議でどこまで尊重するのかっていう議論だとか,それから第3回の定例会,13日の会議では,今後庁内では積み上げあまりないとおっしゃっているけど,これがどうなのか。 それから,オープンハウスの結果をどうやって今後生かすつもりかどうか。アンケートそのものが,その後,アンケートされたものが一体内容を知ることができるかどうか。こういったことをいただきましたけれども。 それと,最後に時代がさまざま変わるので,どう受け止めるのかという。 ちょっとご回答をお願いしたいと思います。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) 1つ目のオープンハウスの件につきましては,今取りまとめていまして,全体というよりは概要版を,すぐに公表していきたいと今準備をしていますので,公表していきたいと思います。委員の方については,資料ということで,次の回の前までに見ておいていただいたほうがいいと思っておりますので,御送付させていただければと考えています。 アンケートも同じですね。アンケートはさせていただいて,無作為抽出なので,それは調整させていただいてということで考えています。 どこまでこの検討会のというところですけれども,いろいろな手法でいろいろな市民の御意見を,多様な意見を聞いていきたいというふうに思っていますので,そんな意見を,いろいろな多様な意見を受け止めて,市として庁内議論ももちろんですし,議会にも含めて報告をして,最終案としてまとめていきたいと考えています。 また,時代ということで,当然平成25年の7月に公表させていただき,御説明をしてきたつもりですけど,分かりやすく御説明をして,具体的な最終案というのを今年つくりたいと思っていますので,その中では,時代背景が動いているものについては微調整をしていくということは,機能についてはあると考えています。 (都市整備部 八田部長) 会長,一点。 (学識経験者 秋山委員) はい,どうぞ。 (都市整備部 八田部長) 資料4の11ページをご覧ください。11ページの真ん中にデザイン・コンセプトがありますが,北側のロータリーに関して先ほどの説明のとおり,現在進行形でほぼ形はつくられております。この間,変わっている内容としては,ちょうど真ん中に公共施設棟というものがイメージされておりますけれども,この中から交番が分離をしています。 それと現在は暫定という形でありますけども,トイレが交番の南側に位置をしています。トリエA,B,C館の開業に伴って,ちょうどビックカメラの前に芝生,これ前年芝生を予定していたところですが,ちょうど人動線の変更も大きく変わっておりますから,これらの当初案から一部変更になる,時点修正になる内容があります。 それと,プレイサークル,それと防災機能に関しての内容は,ぜひ市民の皆さんが憩える空間として,皆さんの意見を踏まえながら微調整を図りたいと思っています。 その中で,1つ大きくありますのが,南側のロータリーのことも含めた,市民の皆さん,それから専門家のファシリテーターの皆さんの意見を踏まえて,以降3回ですかね,方向性として意見を集約していきたいと考えております。内容は以上です。 (学識経験者 秋山委員) はい。どうもありがとうございます。 今鈴木さんから,今後のスタンスとしては,調布駅前広場検討図というのが11ページに挙げられていますけれども,それをある程度尊重しながらも,一定程度変えられるところを変えていくという,そういうスタンスということでよろしいですね。鈴木さん,そういうことでよろしいですか。 (地域団体 鈴木委員) 今せっかくここにまちづくりの会の方が模型をつくっていただいて。これを見る機会があるのですが,こういった形で実感できることって今までなかったです。あと,これから11時半には向こうに行くとのことでした。私たち駅前で皆さんに語りかけている時に,駅前広場がどうなるかって全然知らない人が多いのです。こういうのを実際に見て,こんなことが決まっていますと言っても,ああっていう,言葉を失うということなのですけど。まずそう決めないで,この広場についてどう思うかみたいなところで,皆さんが忌憚のないところを話すっていう,そういう機会をつくってみませんか。 (学識経験者 秋山委員) 話す機会をつくるという,そういうことですね。 (地域団体 鈴木委員) そうですね。 (学識経験者 秋山委員) はい。ここも今その機会をつくっているわけですから。 (地域団体 鈴木委員) そうですね。そういうことです。 (学識経験者 秋山委員) 他の方で御意見,さらにありましたら,お願いしたいと思います。 どうぞ,松澤さん。 (地域団体 松澤委員) 具体的なことをお聞きしたいですね。 (傍聴者) 聞こえません。 (地域団体 松澤委員) あ,聞こえません。すいません。 朝,子どもの見守りというので,西友の裏に立っているときがあるのですが,そうすると,朝観光バスとかシャトルバスが歩道に止まるのですね。きれいに並んでくれる方はいいのですけど,観光バスだと皆さん,楽しそうに,歩道に広がってお話をして,通勤,通学の非常に邪魔なのです。そういうシャトルバスとか,観光バスをできればロータリーの中で一括処理できるような配置をしていただきたい。 ちょっと前に札幌に行ったときに,札幌はそうじゃなかったと思います。シャトルバスだとか,自分の泊まるホテルのバスも,駅前のそういうレーンに入っていくのです。ラウンドワンとかそういうとこに行くのも,全部レーンがあって入っていきます。ああ,いいなあと思いました。ただ,地方だと路線バスが少ないというのがあるから,できるのかなと思ったのです。せっかくこうやってきれいに変わるのであれば,そういうのも全部ロータリーで処理するという方向でぜひやっていただきたいなと思っています。 交通の専門としてどうですか。 (学識経験者 秋山委員) 事例として,安藤さんと同じように有名な,内藤さんというのが設計した旭川の駅前広場は,ロータリーで入るようになっていますが,実際は,駅前に造っても,その外側の路線に相変わらずバスが残っています。つまり,容量をちゃんと計算して設計していないのではないかと思います。 本当に建築家が設計する駅前広場および駅っていうのは,かなり交通容量が足りないです。たぶんここも足らなくなる。ということは,ロータリーに入れようとするバスに対して,現存するバスとかタクシーで足りなくなる可能性も,もう一方であるのだと思います。ここは,ちょっと調査してみないとなんとも言えないのですが,バスの状況を見ますと,相当量がロータリー内に入るということです。三鷹とかあちらのほうとの連携が相当強いので,そうしますと,郊外の人たちに対して,どう使う駅前広場をサーチするかという視点も忘れないことです。そこはバランスです。 私は交通計画をやっていますので,交通というのは,緑がたくさんあるとすごくそれは私もうれしいのですけれども,それだけではなくて,やはりどこまでだったら交通は容認できるかという部分と,緑もどこまでだったらというバランスがあると思いますので,そういう観点でものを考えてく必要があるなと思います。そのため,かなりここのバスの駐停車,あるいはウエイティングとかを考えると,足りているかどうかも,かなりぎりぎりのところと思われます。 (地域団体 松澤委員) ぜひその辺は,足りるかどうかも含めてもう一度検討していただいてほしい。 それともう1つ,先ほどの説明で一点自分の記憶と違っているところがありまして,これの資料の昭和54年の建物写真の,タコ公園がないっておっしゃっていましたけど,今から50年前,私が小学校の時,あそこの砂場で遊んだ記憶はあるのですね。ただ,なんだったかな,タコかな,公園が。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) 公園はあった。今で言う,もともとあったタコ公園というものはなかった。芝生公園みたいな状況です。 (都市整備部 八田部長) そう,公園はあった。 (地域団体 鈴木委員) 昭和47年にちびっこ児童遊園という形で開設していましたよね。 (学識経験者 秋山委員) はい。先ほどの説明で,5ページがタコ公園ではなかったということでした。 他にいかがですか。どうぞ長田さん。 (市民委員 長田委員) 市民委員の長田と言います。 私も実は,先ほどの参考資料分の駅前広場の航空写真とかを見て懐かしいなと思う年代でもあるのですが,大きく駅前広場が変わったっていうのは,自分の中で子ども時代としてあるのですけれども。今回こういった京王線が地下化されたことで,駅前広場をこんなに大きく,まさか整備することになるなんて子どものときは思ってなかったので,本当に楽しみにしていて,他の市民の方にもとても注目されていることだと思います。 今回,参考資料のほうで,後のほうにあった駅前検討会の4番の資料において,大きく4つの機能についての説明をされていますが,9ページの景観形成機能のところにおいて,噴水を設置するとのことで,調布駅前の原風景を継承とか書かれています。もちろん私も昔の丸い噴水を覚えていて,そこに皆さんが憩いの場として使っていた記憶があり,調布に住んでいた人からすると懐かしいなっていうのはあります。調布というとやっぱり深大寺とか,私はずっと調布に住んでいるので,今まであんまり魅力に気付かなかったのですけど,子育てする中で,ママのお友達とかで地方から調布に住まれた方からすると,とてもそういった自然が豊かなところで子育てができることだとか,素晴らしいまちだと,改めて,そういうとこで自分は育ったのだなって思っています。 その調布らしさっていうのを,駅前にぜひ残してほしいというか,つくっていただきたいと思っています。いろんな機能について,もちろん先ほど言った交通の問題とかいろいろあると思いますが,大きなデザインのコンセプトとしてどういったイメージのまちにしたら,初めて調布に来た人が降りて,どういった印象を持つ駅前にしたいのかということが,これだとよく分からなく,なんとなく駅前広場って,新しくなったんだなと。自分自身も凄くすてきだなと思う駅前広場がなかなかないのですが,どこも同じような印象が多いという駅が多く,ぜひ調布市の駅前もそうならないよう,デザイン的な大きなコンセプトというか,どういうふうなふうにこれを持っていきたいのかというのをもう少し検討するだとか,もしそういう案があるなら教えていただきたいと思います。 (学識経験者 秋山委員) はい,ありがとうございます。 調布らしさというデザイン・コンセプトをこの中に入れてくださいということですので,ぜひ努力をしていただきたいと思います。 他にいかがでしょうか。どうぞ。 (市民委員 三宅委員) 三宅と申します。 1点,防災について。資料4の10ページですけど,マンホールトイレと書いてあるのですけれども,これ,どこにもいくつか書いてないのですが,だいたい今のところいくつぐらい造るものなのですか。 (学識経験者 秋山委員) どうぞ。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) はい,今のイメージとしては,だいたい総合防災安全課からは,20個ぐらいを設けてほしいという話をいただいております。 今の検討している位置というのが,11ページ見ていただいて,この多目的広場3という東側のところの,大きいオレンジの丸がある横のところに,縦に20個並ぶようなイメージで今は検討しています。これについても,本当にこの20個が必要なのかというのと,何かあったときのイメージみたいなところを具体的に考えた上で,最終的には決めていきたいと考えています。 (学識経験者 秋山委員) マンホールトイレというのは,マンホールの上に置くトイレとか。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) そうですね。普段はマンホールなのですけれども,災害時にはそのマンホールを開けて,上にテントみたいなものを立てて使用できるようにします。 (学識経験者 秋山委員) 1つのレーンにたくさん置けないでしょう。 (街づくり事業課 鈴木副主幹) そうですね。今縦にこう20個マンホールを付けていて,案を。そこに1つずつテントを,小さな1人用のテントを付けてというイメージではいます。 (学識経験者 秋山委員) はい,どうもありがとうございます。他にいかがですか。どうぞ,高山さん。 (市民委員 高山委員) ありがとうございます。私の個人的な思いですが,アバウトな感じで,駅前ってさまざまな思いがあって,樹木も大事ですし,大事なものはたくさんあるのですけど,昨今の気象関係で,台風も強いものがあります。やっぱり強風,台風っていうのも,今まで以上の想定外として考えざるを得ないと思います。そうすると駅周辺の,調布の線路はありませんけれども,やっぱり都心の大井町やいろいろなところでも,電柱が倒れたり,倒木というのが大きな影響を与えています。駅前とその街路樹に,葉っぱが垂れ下がるようなものが,デザインとして好まれたところが,ほとんどそれが風によって倒木しています。 樹木ありきであったとしても,どういったものを選ぶとか,また,駅に降りて駅に向かう,あるいは目で見る見通しの良さとか。特に今,トリエA,B,Cができただけでも,非常に強いビル風が吹きます。これが非常に,できてみて初めて分かることです。ある程度,科学的に証明できる都心の大きいビルとは違って,こういった小さいビルでも,これだけ風向きが変わって,特にアフラック,農協がある市役所通りのところは,突風が吹くときがしばしばあります。そういうことは,できてみないと分からないと思うし,科学的にどこまで分かるのかと思うし。それは,樹木ができるっていうのは,緑はたくさんあっていいなっていうところもありますけども,やはり防風林としての役目もあるでしょう。 さっき申し上げたように,目で見たときにどれだけ見通しが良くて,駅に向かってどこに何があるかが分かるようなものを考えたほうがいいのかなと思います。なおかつ,いろいろ語られていますけど,やっぱり倒木とかいうことがあったときに,大きな被害を受けないような丈夫な樹木を植えたほうがいいだろうという考えもあります。 これからますます台風とか強風っていうのは,どんどん数が増えてくるというふうに気象庁も言っていますから,これが当たり前ではなくて,数が増えてくるというのであれば,駅前は特に,先ほど申し上げたように,ビル風が吹いていますから,どう影響するのか誰にも分からないところがあります。いろんなものが飛んできて,それが人を傷つけたりすることもあるでしょう。環境が日々変わってきている,そこを考慮してもらえたらなと思います。 あと,ちょっと付け加えになってしまいますが,今週OKストアがオープンしますけれども,駅5分圏内の中で,調布は珍しく,大きいスーパーが5つ存在するような場所になります。非常に皆さんが使いやすいのは,駅周辺がフラットな状態,非常に凹凸がなくて,ある意味バリアフリーなところです。そのため,今土日に高齢者の方,ビル風に立ち向かいながら,非常に多く駅前に出てこられています。バリアフリーな形だからこそ,やっぱり外に出たくなる場所なんだと思います。だから,やはり武蔵小杉みたいにならないようにしてもらいたい。あれだけ今,お年寄りはもう今昼間出るなって言われているまちですからね。もうどんどんまちは衰退するだけだと思います。 そういった意味では,ただ樹木を置くのではなくて,どういったところに,どこまでが科学的根拠は分かりませんが,そういう配置をしながら進めてほしい。 駅前にはまだ電柱があったりするので,あれはなるべく,まず駅前だけでも埋設化することを考えほしいです。 最後に,調布駅前で一番大きな問題は,放置自転車です。駅の中に自転車を降りて入れと書いてあっても,自転車乗ったままの人しかいません。マナーを求めても,マナーがある人間は自転車に乗っていません。こちらからちょうど,駅前広場ではありませんけども,三菱UFJから東急ストアから品川通りに抜ける間が今,ワールドカップがあるがためにパイロンを置いたりしているのですけども,あれがなくなると一斉に,どこからともなく怒涛のように放置自転車の列ができます。それによって,障害者のある方のブロックが全部ふさがれてしまいます。障害のある方,車いすのある方が,自走であそこを通る姿を見ているのです。 個人的には,賛否両論あるのでしょうけど,駅には一切自転車を通行させない,走行させることなんかとんでもないような形でブロックをするとか,何かそういうのを打たないと,走行している人にマナーを求めてもそれはもう無駄です。そこはきちっと,ここはこういうものなのだというのをやればいいと思う。今パイロンを置いて東急のところも,結局放置自転車がないけど,どこかでみんな止めているのです。それは分かっているわけです。そういったところを駅前からやっぱ少し整理してほしいです。調布の駅前に来たら,本当に人がゆっくり歩けて,見通しが良くて,いろんな方が集えるような場所にできるために,われわれがどこまで提案できるのか分かりませんけども,いろいろといいと思ったことをどんどん議論しあって,納得いくようなものをできればと思っていますので,よろしくお願いします。 (学識経験者 秋山委員) ありがとうございます。 今2つほどいい点,いいことを提案いただきました。 1つは,やはり樹木を増強,風とか台風だとか,そういったところに合わせて樹木の選定をしてくださいと,これが1点目。確かに武蔵小杉のあのビル風で,僕はもう2度とあそこには行かないということぐらい大変な場所でした。 2つ目に,放置自転車。自転車についてはもう30年ぐらい前から,私は性悪説で立っておりまして,自転車は善人,どんなにきれいに着飾った貴婦人の方々も,自転車についてはもう悪いことする。だから自分が悪いことをしていても犯罪だと思ってないところに,自転車の問題が大きいのです。これについては,性悪説に立ってきちっと取り締まるとか,あるいは管理,監督をするような方向をやらないと,たぶん駅前はぐちゃぐちゃになるでしょうね。という指摘を高山さんからいただきました。どうもありがとうございます。 他にいかがですか。 (地域団体 鈴木委員) はい。もしかしたら来てらっしゃる学生さんたちが,お手伝いされて作ってくれたと思うのですけども,こうやって見ながら,こんなにビルがあったらビル風もすごいなって思ったのですけれども,これでロータリーの大きさ,この大きさでいいのかという話,これをやっぱり皆さんで,1つある時間取ってテーマにしていただきたいなと思います。 というのは,こんなに大きくて横幅いっぱいに,広場の横幅いっぱいにロータリーが広がるという図で検討している。そしたら南から来た人が大きく西に迂回しなきゃならない。実は,私は手帳を持っている身体障害者なのですけども,一歩でも少なくしたいのです。広場にちょっと立っていると,杖持っている方も多いです。先ほど高山さんが言われたように,高齢者の方が多いです。大きく迂回するということは,その方たちにとって大変な問題です。 それと,この間の議会でイベントエリアということで,ABCという区画が紹介されましたけども,イベントエリアにはそんなに木は植えられないですよね。そしたら,木を植えられるのは元のタコ公園のところなのです。そしたら,こんな大きなロータリーをつくったら,その木を植える場所がないのですよ。イベント広場にあんまり植えられないとしたら,以前のあのタコ公園の場所に植えるしかないのです。タコ公園的な場所をつくりませんかということを私たち樹木の会は提案していまして,実はロータリーの対案,こんなのがいいのではないかというのを先ほど作ったりしたのですけども,その資料をできましたら今日,お帰りまでにお土産として,配布させていただけたらなと思うのですけれども,いかがでしょうか。傍聴席の方の分もあります。 (学識経験者 秋山委員) よろしいですか。 (地域団体 鈴木委員) はい。 (学識経験者 秋山委員) 今鈴木さんから,ロータリーの大きさが大きすぎるのではないかということと,大きすぎるということは交通処理上大丈夫かという検証をしているかどうかというところがですね。 2つ目は,大きく迂回する障害者あるいは高齢者が大変なので,もう少しこれを小さくした場合に迂回率はどのくらいになるのですかね,という検証をしたらどうかということです。迂回率が,それから迂回というのは,通り抜ける人がどのくらいいるかとか,それもちょっと見ないと。それから,電車に乗るときのルートはどこを通るかということを見ないといけないので,ここについてちゃんとした見解をつくったらどうかという意見でした。 それから,イベントエリアには木があんまり植えられてないので,タコ公園的な場所をどっかにつくったらどうかという,そういう御提案です。ありがとうございます。 私の個人的な意見を申し上げると,ロータリーの真ん中があるかなと思います。そうするとタクシーがあんなに待つ必要はない。タクシーではなく,あそこをモニュメント的につくるという手もあるなと思います。それは,まだやれないこともないし,タクシーとけんかするかもしれないし,そういうこともあってもいいのかなと思います。 ただ,ロータリーを小さくするとバスが入れなくなって,それ以外のバスがさらに外側に行くというようなことになるとすると,タクシーの待ち空間を少し減らせないのか。そこに樹木の1本でも2本でも植えると増えるかもしれない。そういう解決策もあります。だから大きさを小さくすればいいかという話と,小さくした場合にバスがちょっと,さらに外側にあふれるかもしれないし。じゃあ,もっと大きくすればということになると,それは良くないと思いますので。今の中で緑を工夫できないかというのは,私の考えた個人的な意見は,そういう案もありますねというところですね。だから,それはアイデアでいろいろ考えてみて,皆さんが出し尽くしてやっていくっていうやり方はあると思いますので,ぜひお願いしたいと思います。 あと1分しかないのですが。どうぞ,いいですよ,荒井さん。 (市民委員 荒井委員) 先ほどのバスのことなのですが,最近は大きいバスじゃなくて小さいバスが増えていると思います。そうすると,ロータリーももう少し小さくてもいいのではないかという考えもあります。 それから,長距離バスは何もロータリーの中じゃなくて,例えば蓮慶寺通りだとか,それからここを対面交通にする,市役所から中に入ってくるところ,あそこを広くして,あそこを一方通行のままにして,そこから出したらどうかという案もあるし,その辺も検討していただきたいと思います。 それから,これだけ大きいロータリーをつくるメリットですよね。それは東急の前を通って横断歩道を渡ってずっと遠回りをさせる,目の悪い人やなんかも点字ブロックに沿ってずっと遠回りをさせるメリットと,どちらがあれなのか。そういうことまでしてまで,メリットが必要なのか。大きくするメリットがあるのかどうか。その辺も検討していただきたいと思います。 (学識経験者 秋山委員) はい,どうもありがとうございます。最近はバスが,コミュニティーバスなど小型が増えてきているという部分と,ちょっと長期的な予測は立ちませんが,バスがどう変遷するかというと,路線が増えている可能性もあります。そうすると,路線が増えているとバスのターミナルがいろいろなところで,小さいからロータリーのサイズを小さくするというのではなくて,もう1つ別のバスバースが必要だということもあるので,それは計算してみないと分からないです。 それからタクシー以外に,先ほど申し上げましたけどライドシェアという,ウーバーなどですけども,これは海外では大量に普及してきていますので,そういう交通が今後どうなるか。自動運転でやった場合に,正着できるようなバスターミナルがどうやってつくるか。そうすると,スペースが広いと後々融通が利くということではあります。スペースが狭いと,はみ出して外側にかなり困るケースも出てくるので,大きいのがこのくらいで足りているか足りてないかというのは,ちょっと計算してでないと分からないというところがあります。 ただ,データ見せてもらいましたけど,ものすごい量のバスが,到着するので,小さくて僕は大丈夫なのかという,逆にそういう疑問さえ感じます。ですから,ここはちゃんと計算して,皆さんが納得できるような状況にしないといけない。 また,先ほど小さくしない代わりに中央に樹木を植える,置くという,小さくしたからといって樹木が植えられる場所が増えるわけではない。そこのところは,少し議論の余地がちょっとあります。データに基づいて議論することがとにかく大事だと思います。エビデンスをきちっと数値で示す必要があると思います。時間が来ましたが,すいません,じゃあ木さん。 (市民委員 木委員) どういうふうに出来上がるかということも大事なのですけれども,私たちは日々駅前を使って生活しているわけです。小さなお子さまから高齢者の方まで,私も含め障害のある方も,今現時点で,やはり工事中に安全できちんと歩けるっていうことがまず1つ大事かなと思います。 工期がすごく長いので,現時点だと段差があったり,あの広いところを区画して整備しているので仕方がないのですけども,そのあと,四方から水がたまるところがあって,遠目には平らだけれども,若干の勾配があったりするとそこで,つまずいたりとかっていうことも,やっぱり多く見られますし,高齢の方は荷物のカートを引かれている方も多いので,やはり今現時点で必要なことにも少し目を向けていただけたらなと思います。 (学識経験者 秋山委員) はい,ありがとうございます。現在の安全対策をちゃんと考えて設計を考えたらということです。 このくらいにさせていただきたいと思いますが,今までの議論を簡単にまとめさせていただきます。 1つは,このデザイン計画案,この計画案が確定なのかそうでないかということで,これは先ほど御回答いただいて,ある程度流動的な部分もあるけれど,固定している部分もある。 それから2つ目は,駅前の調布らしさをデザインに取り入れたらどうか。これは長田さんからですが,鈴木さんからは,これでコンプリートではないよねというようなところをもう一度。 それから松澤さんからは,シャトルバスとかいろいろ止まっているのだけど,それをどうするかというのも考えなくてはいけないと。 高山さんからは,樹木の問題として選定,どういう樹木を選択するかは今後の課題ですので,その選択をしっかりしてくださいと。 それから放置自転車について,かなり傍若無人な放置自転車と本当にちゃんと乗る人と2通りいますので,傍若無人な人をできるだけコントロールできるような仕組みをつくってくださいと。これはハードとソフト両方ありますけれども,これについては知恵を出していただきたいと思います。 それから,ロータリーの大きさがこれでいいのかどうか。本当にそれはそれでいいのだというエビデンスが出ているかどうか。その議論がちゃんとできるようにしてくださいということを鈴木さんからいただきました。 それから荒井さんからは,バスが小さくなるかもしれないので,そのサイズでもうちょっと小さくてもいいのでないかという御意見をいただきました。これも理にかなっていることかもしれませんが,バスが変動するという要素が今後どうなるのかを考えなくちゃいけませんが,大事な意見だと思います。 それから木さんからは,工事中もやはり安全をしっかり整備してほしいと。これはソフト的な対策ですけれども,ここも頑張ってくださいということをいただきました。 今日はいくつかいただいて,次回に向けて少し,この辺りの今日の問題も含めて調布市の方々に整理をしていただいて,その上で次回に臨みたいと思いますので,よろしくお願いいたします。それでは,次回以降の日程についてだけお願いします。 (地域団体 鈴木委員) 資料は配布してよろしいでしょうか。 (学識経験者 秋山委員) それは,資料について配布は全く問題ありません。 (地域団体 鈴木委員) そうですか。 (学識経験者 秋山委員) どうぞお配りください。ここを出る,会議終わってからでいいですか。 (地域団体 鈴木委員) はい,分かりました。 (学識経験者 秋山委員) では,日程をお願いします。 (司会:事務局) はい。じゃあ事務局から2点,御連絡します。 1点目が,次回の日程でございます。資料でいきますと3というものがございますが,次回以降の日程についてということで,令和元年の10月23日の水曜日,午後6時30分から,グリーンホール小ホールでの開催を予定しています。 この日時につきましては,委員の皆さまから事前にお話をいただきまして,一番出席者が多い日程にしてございます。御欠席という御連絡をいただいている方も,もしよろしければ,ぜひ御調整いただいて,御参加いただければというふうに考えてございます。 2点目は,本日の資料でございますが,議事録など皆さまにも見ていただきたいと思っていますので,今日の資料,ホームページに公表していきたいと思っています。参考資料編ということで,こちらの航空写真が載っている資料だけは,著作権の関係で,載せることはできませんが,それ以外の資料はぜひ公表していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。 事務局からは以上でございます。 (学識経験者 秋山委員) はい,ありがとうございます。 次回の日程をもう一度確認したいと思いますが,10月23日の水曜日6時半から,グリーンホールの小ホールで開催しますので,よろしくお願いします。 それから,鈴木さんからお配りしていただく資料,今お配りしていただいてよろしいかなと思います。 (地域団体 鈴木委員) はい,お願いします。じゃあ私の分も。 (司会:事務局) 会長。すいません,もう1点だけよろしいでしょうか。 (学識経験者 秋山委員) はい,どうぞ。 (司会:事務局) 本日,傍聴の方たくさんいらっしゃっていまして,次回以降,委員の皆さんに確認してから入場すると時間がかかりますので,もしよろしければ最初から。 (学識経験者 秋山委員) では,傍聴の方は最初から会場内に,グリーンホールの小ホールでしたら入れると思いますので,入っていただいてということに,お願いしたいと思います。 (司会:事務局) よろしくお願いします。