令和5年度第2回調布市スポーツ推進審議会議事録(要旨)                       日 時 令和5年7月26日(水) 午後6時30分 会 場 教育会館 301研修室 ○スポーツ振興課長  それでは,皆さん,こんばんは。本日はお忙しい中お集まりいただきまして,誠にありがとうございます。令和5年度第2回調布市スポーツ推進審議会を開催させていただきます。  本日の開催に当たりまして,E委員から欠席の連絡をいただいています。C委員は恐らく少し遅れるだけかなというところです。委員9名のうち7名が現時点で出席されているということから,調布市スポーツ推進審議会条例第7条の規定により,本審議会が成立することを御報告いたします。  それでは,ここから議事の進行を会長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○会長  改めまして,こんにちは。  では,事務局,傍聴の方は。 ○スポーツ振興課長  今日はいらっしゃっていません。 ○会長  では,この形で入っていきたいと思います。まず最初に,資料の確認等々,事務局,よろしくお願いいたします。 ○事務局  それでは,私から資料の確認をさせていただきます。まず,A4で次第がございます。次第の下に資料目録と書いてございますので,その順番に沿って確認いたします。  A3のカラー刷りでクリップが留めてある資料が3枚,スポーツ推進計画について。続きまして,A4で左上にホチキス留めがしてあるスポーツ推進審議会及びスポーツ推進計画検討会議における意見の整理という資料がございます。続いて,調布市民のスポーツ活動に関する実態調査報告書がございます。以下,情報提供としまして,調布市スポーツボランティア募集のチラシが1枚,THE ROAD RACE TOKYO2023のボランティア募集のチラシが1枚,読売巨人軍の調布市フェスタのチラシが1枚,白黒で調布市応援アスリートを新たに認定というプレスリリースの資料が1枚ございます。不足等ございませんでしょうか。――では,以上で資料の確認を終わります。 ○会長  ありがとうございました。かなり厚みのある報告書は細かい数字がずっと出ていますので,今日は細かい説明等はない予定でいますけれども,御確認いただいて何か質問があればまた次回のときにでも言っていただければと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。  では,早速議題に入っていきたいと思います。今日は大きな柱が2つありますので,まず1番目,調布市スポーツ推進計画について,事務局,説明等,よろしくお願いいたします。 ○事務局  私から,調布市スポーツ推進計画について御説明させていただきます。A3のカラー刷りの資料,1枚目を御覧ください。  ここまで審議会でスポーツ推進計画の立てつけの部分について整理してきた内容について,こちらに反映させていただきました。既に御説明しているところもあるかと思いますので,重複は避けようと思うのですけれども,3番のスポーツ推進計画の策定スケジュールについて,今どこにいるかというところを確認したいと思っております。  表でいきますと,現在,令和5年度の7月の審議会になっております。5月にやった審議会では,現状の課題の整理をさせていただきました。STEP2で,今回はそれの再度の整理と,あとは具体的な施策の方向性について,事務局でたたき台を考えて参りましたので,そちらについて御説明させていただきます。  また,次回9月,STEP3では骨子案の提示,その次,委員改選後にはなりますけれども,11月には素案をお示しするというような流れになっておりますので,いま一度,御確認いただければと思います。よろしくお願いします。  では,2枚目を御覧ください。こちらも前回,御説明させていただいたものと重複しております。細かいところの説明は省くのですけれども,基本的な策定に当たっての考え方,また国,都の潮流を押さえながら,市のスポーツを取り巻く状況として,様々な要素を念頭に置きつつ,昨年度実施した調布市民のスポーツ活動に関する実態調査にて上がってきた市のスポーツ推進に関する現状を捉えながら,またスポーツ団体へのヒアリングをした内容についても咀嚼しながら,前回の会議では課題点の整理として10点ほど挙げさせていただきました。今回は10点の課題を踏まえて,さらに施策としてどういう対応ができるかというところを考えてまいりました。  3枚目を御覧ください。こちらが本日のメインの資料となっております。短い時間でございますので,こちらについて御説明させていただいた後に,将来像とか基本目標とか施策の方向性について,皆様からコメントをいただければと思っております。  まず,将来像については,調布市の基本計画が令和5年度から新たな内容でスタートしております。まちの将来像としては「ともに生き ともに創る 彩りのまち調布」というスローガンを掲げているのですけれども,その中で幾つか基本目標があって,その基本目標の4番目に,学びやスポーツを通じ,誰もが充実した毎日を過ごすためにというものがあります。さらに,その目標の中で分野別,要はスポーツ分野の将来像として位置づけられているのが,こちらに記載させていただいている生涯にわたって誰もがスポーツに親しみ,生き生き過ごせるまちというものになっております。  我々,行政計画の中でスポーツ分野の個別計画でございますので,調布市の大元の基本計画を踏まえた中で,こういった連動性のある内容について反映しているという意図でございます。  次に,右側の基本目標(案)を御覧ください。こちらは東京都の目標等を咀嚼しながら検討した内容でございます。  1点目が,スポーツを通じた健康増進というところで,人生100年時代と言われている中で,1人当たりの心身の健康がとても大事と言われております。また,スポーツは仲間づくりとか地域コミュニティの活性化に寄与すると言われている中で,スポーツの継続的な実施を通じて,体力が向上して,健康が維持増進されることで,いつまでも健康的な暮らしを送ることができる,いわゆる健康長寿の社会への実現につなげていきたいと考えております。  もう一つが,スポーツを通じた共生社会の充実です。共生社会の充実という言葉は,調布市基本計画の中でもとても大事にしているフレーズです。スポーツ施策におきましても,イベントや施設など様々な場面で多様性と言われるダイバーシティーとか,包摂と言われるインクルージョンみたいな視点を持ちながら,年齢や性別,障害の有無,国籍にかかわらず,誰もがスポーツに親しめる取組を推進してまいりたいと思っております。  また,障害のある方をはじめ,配慮が必要な人が積極的に参加,貢献していくことができる共生社会を充実させていくために,多様な市民ニーズに応えることが不可欠だと考えております。特に障害当事者の運動機会の創出に向けた取組を推進するというところが大事だと考えておりますので,そうした点を踏まえながら,誰もがスポーツに親しめる環境の充実を図ってまいりたいと思っております。  最後に,3番,スポーツを通じたにぎわいの創出というところです。世界的なスポーツイベントの開催を契機として,スポーツを活用した地域,経済活性化というところの期待が高まっていると認識しています。市内で開催される国際的,全国的な規模のスポーツ大会やプロスポーツチームの試合を契機とした市民スポーツの振興はもとより,地域や関係団体等と連携を図りながら,庁内横断的に連携しながら,スポーツを通じたにぎわいの創出を図ってまいります。こちらが基本目標になります。  次に,下の施策の方向性案というところを御覧ください。表の見方なのですけれども,通常,よくある計画では,それぞれの基本目標の柱に対して幾つかの施策がぶら下がっているという整理がございますが,我々スポーツ振興課としては,それぞれの施策は基本目標複数に該当するという複合的な見方をしております。また,よくスポーツを「する」,「みる」,「支える」と言われますが,こうした視点を大切にしながら施策を展開したいと考えており,それぞれの施策が「する」,「みる」,「支える」のどの視点に合致するのかというところを一覧表で整理しているものでございます。少し長いですが,1番から順番に説明させていただきます。  1つ目,健康やスポーツへの関心の高まりを活かしたきっかけづくりというところでございます。スポーツを始める機会の創出や市民ニーズに即したスポーツイベントの開催,市民のライフスタイルに応じて気軽にスポーツができる機会の提供を行っていく必要があるというところで,こちらの政策を掲げております。  前回の会議の中では,東京都の潮流として,都では,施策のターゲットの考え方にマーケティング的視点を用いているというところを説明させていただきました。市でもそうした考え方を咀嚼しながら計画に落とし込んでいきたいと思うのですけれども,そういった都の考え方の中でいくと,関心準備期という,要は関心はあるけれども,なかなか実行に移せていないという方々がいらっしゃいますので,そういった方々に対してスポーツを始める機会,きっかけを提供していきたいと考えております。  次に,2番,地域スポーツ指導者の育成・支援です。こちらは例えばスポーツ指導に関する基礎的な知識,技能を身につける機会を創出するとともに,スポーツ指導員の派遣事業などを通して,地域のスポーツ活動で活躍できる指導者の育成・支援を図ってまいりたいと考えております。  次に,3番,運動・スポーツに取り組むための場の確保・充実です。こちらは市民が身近な場でスポーツに取り組めるように,東京都や民間スポーツ施設の活用,学校施設の活用によってスポーツの場の確保・充実を図っていくというものでございます。  4番目,地域における子どもの運動・スポーツ機会の確保と体力向上。こちらはとりわけ学校教育の場が,子どもたちが過ごす時間がより多いというところで,教育委員会と連携しながら,児童・生徒のスポーツへの関心を高めて,運動するきっかけづくり,習慣化に向けた取組を実施してまいりたいと思っております。  次に,5番目,高齢者のスポーツ振興です。高齢者の健康増進,地域での仲間づくり活動を支えていくために,高齢者がスポーツに親しんで,世代を超えてスポーツを楽しむ機会を提供していきたいと考えております。  個々の健康状態とか関心に応じて参加できる医療と連携した健康,体力づくり,また病気ではないけれども,年齢とともに筋力とか心身の活力が低下してきて介護が必要になりやすい健康と要介護の間の虚弱な状態をフレイルと言いますが,そうしたフレイルの予防,仲間づくりにつながるようなスポーツ教室の実施などの充実を図っていきたいと考えております。  次に,6番,働く世代,子育て世代の親子が楽しめるスポーツ機会の充実です。こちらは実態調査の中でも20代から30代のスポーツ実施率が比較的低いという結果が出ています。働く世代というところで,その世代の運動不足や生活習慣の改善につなげる機会を提供していきたいと考えています。  また,子育て世代の親と子に対して,体を動かして遊ぶ機会を提供し,子どもがいても親自身がスポーツを楽しめる環境を充実させることで,子育て世代の親子を支援していきたいと考えております。  次に,7番です。性別に関わらないスポーツ振興というところで,こちらの趣旨としてはLGBTQなど,性自認によってスポーツ機会が阻害されることがないように,例えばトランスジェンダーの方のスポーツ施設利用への配慮,施設利用時の工夫とか,現場職員の意識向上とか,そういったところへの取組を図っていきたいと思います。  女性のニーズなどを踏まえたスポーツ施策の実施,また,6番とかぶるところではありますけれども,子どもと共にスポーツを楽しめる環境の充実を図っていきたいと考えております。  続いて,8番,障害者スポーツの振興です。こちらは障害の特性や多様化する障害者スポーツのニーズに対応して,障害のある方が身近な場所でスポーツに取り組める環境を整えてまいりたいと考えています。  また,障害当事者の運動機会創出だけではなくて,東京2020大会のパラリンピックのレガシーとして,パラスポーツとかインクルーシブスポーツの普及をさらに図ってまいりたいと思っております。  あわせて,学校へのパラリンピック教育を通して子どもたちの障害理解の促進などを図っていきたいと考えております。  次に,9番です。スポーツの支え手の育成・支援・連携・協働ということで,地域のスポーツ振興の支え手であるスポーツ協会,スポーツ推進委員,総合型地域スポーツクラブなどへの支援を図り,お互いに連携し合いながら協働による取組を進めていきたいと思っています。  また,スポーツボランティアの発掘,育成,定着を図っていきたいと考えております。  次に,10番,大規模スポーツイベントのレガシーの活用です。こちらは既に御存じだと思いますが,調布市内でラグビーワールドカップ,東京2020大会が開催されました。ラグビーワールドカップのレガシーとして,東芝ブレイブルーパス東京,サントリーサンゴリアス,また府中市,三鷹市,調布市の5者で連携協定を締結しておりまして,そういった協定を基盤としながらラグビー振興を図っていきたいと考えております。  また,東京2020大会を契機に,例えば日本車いすバスケットボール連盟ですとか東京都の市町村間の連携ですとか,至るところでパートナーシップを強化して参りました。そういったパートナーシップをさらに活用しながら取組を前に進めていきたいと考えております。  次に,11番,地域ゆかりのアスリートの支援です。こちらは例えば既に行っている国際大会とか全国大会に出場したアスリートへの金銭面での支援ですとか,あとは地域のアスリートを応援する応援アスリート事業も展開していますので,そういったものを通じてアスリートの支援,いわゆる地域からアスリートを応援するという機運を醸成して参りたいと考えております。  次に,12番です。多摩地域の一大スポーツ拠点を活用したスポーツ振興というところで,味の素スタジアム,武蔵野の森総合スポーツプラザを含めたエリアにつきましては,武蔵野の森オリンピック・パラリンピックパークと呼ばれております。こちらのエリアでは,大規模スポーツイベントが数多く開催されておりますので,そちらで市民がスポーツをする,みる機会を提供してまいりたいと考えています。  次に,13番,プロスポーツチーム・トップチーム等との連携によるスポーツ振興です。調布市で言うと特にFC東京をはじめ,様々なプロ,トップチームとの連携により,スポーツをみる機会,する機会も提供してまいりました。  今後はそうした取組をさらに前に進めながら,子どもたちをはじめ,多くの市民がトップアスリートと交流する機会を創出して,スポーツの魅力を感じ,スポーツへの興味,関心を高める取組を図っていきたいと思っております。  また,スポーツチームのイベント等とも連動しながら,地域のにぎわい創出につなげてまいりたいと考えております。  最後に,14番,スポーツ情報等の充実です。市民がスポーツ活動に関わることができるように,スポーツイベントの開催案内やスポーツ指導者,スポーツ施設の利用に関する情報等をホームページ,市報,SNS,動画などの多様なメディアで展開してまいります。  また,プロスポーツチームやスポーツ協会など,多様な主体とも連携しながら広報展開を行うことで,より多くの市民にスポーツ情報を届けていきたいと考えております。  こちらが現段階で,事務局で整理した施策の方向性になります。  今後の取組というところですが,本日の審議会にて皆様から御意見を頂戴し,事務局にて施策の方向性を整理していきたいと思っております。また,現在,進行中の部分ではあるのですけれども,スポーツ振興課だけではなくて,それぞれの施策に関連する全庁各課の事業,取組を把握すべく調査を実施しておりますので,次の骨子にはそちらも整理した内容をお見せしていきたいと考えております。次回の審議会で骨子案を提示する予定です。  私からの説明は以上です。 ○会長  ありがとうございました。  では,今説明がありました3枚目,将来像,基本目標,視点を含めて,その下の施策の方向性の大きな3つについて,各委員からの御意見をいただきたいというのが,本日の目標になるかと思います。その前に3枚の資料をいただいていますので,何か確認とか御質問とかありましたらお願いしたいと思います。  いかがですか。何か御質問とか確認とかありますか。では,お願いします。 ○G委員  1枚目の4番の第5章の部分の真ん中,多様な主体との連携ということで,FC東京さんは何となく見えてはいるのですけれども,ほかのラグビーとかバドミントンも含めプロスポーツチームとかトップチームと,どういった連携をされているのですか。 ○スポーツ振興課長  例えばラグビーの東芝,サントリーの話をさせていただきましたが,先日,東芝の選手に学校に来ていただいて,学校で講演などをしていただきながら子どもたちと交流したりという,トップチームの現役選手とかプロ選手に触れるといいますか,間近で見るような教育的要素もあるかなと。 ○G委員  実際にラグビーをプレーしたのですか。 ○スポーツ振興課長  プレーまでいっていないけれども,トップ選手の考えることなどをお話していただいたり,子どもたちがこうした選手を身近に感じて応援につながるような取組をしております。こういった学校での事業の一環というのは,FC東京でも前に選手訪問等をさせていただいて,そのときはプレーを見せていただいたりみたいなことをしたのですが,そういった子どもたちが本物に触れるような取組は継続していきたいと考えております。  あと,例えば先日,G委員にお越しいただいたNTT東日本のバドミントン部も,ああいう地域感謝祭といった形で体験会をしていただいたというのも,きっかけとしてはすばらしいものなのかなと思います。  そういったトップレベルの選手たちと触れ合う機会を創出することで,子どもたち,市民がスポーツを始めるきっかけとかにもなるものなのかなと思います。そういったプロスポーツチーム,トップチームの力を今後もお借りしながら取組を進めていきたいと考えております。 ○事務局  あと,行政だけではなかなか届かないところがたくさんあると思っていまして,ここに書いてあるスポーツ推進委員の皆様には,地域に根差したスポーツ振興ですごく御尽力いただいております。また,調和SHC倶楽部さんにおいては,様々な活動の中で,例えばお年寄りがそこで運動する機会,またコミュニティをつくるとか,市のスポーツ行政においては皆様がなければスポーツ振興は広がっていかないのだと思いますので,そういった皆様との連携というか,一緒にやっていくというところを大事にしていきたいと考えております。 ○会長  よろしいですか。何か御意見はありますか。大丈夫ですか。 ○G委員  いえ。 ○会長  ほか。では,I委員,お願いします。 ○I委員  今のに関連してなのですけれども,ラグビーワールドカップがありました。FC東京,NTT東日本バドミントン部,結局,調布市に関係しているスポーツではないですか。地元のチームというところなのですけれども,例えばそれ以外の種目とか,調布市に地元チームがない競技についてはどのように考えているのかなと。 ○スポーツ振興課長  なかなかプロスポーツチームとかトップチームというレベルの中で,市の関連していないところとどこまでというところはあるのですけれども,スポーツ協会の中でも加盟団体等で幅広い競技の団体がありまして,そういった中でのスポーツ振興こそ,本当に地域に根差したスポーツ振興になってくるのかなというところです。今たしか30近くあったかなというところを記憶していますが,幅広いスポーツが調布市内でできるような活動の場といいますか,機会をスポーツ協会とも連携しながら取組を進めているところですし,調和SHC倶楽部でも導入部分での幅広いスポーツ,文化的なところでもそうなのですが,そういった機会を創出しているところですので,我々調布市だけではなくて,いろいろな団体の方と連携しながらそういったスポーツ振興を図っていきたいと考えています。 ○会長  よろしいですか。 ○I委員  はい。 ○会長  ほかはいかがでしょうか。H委員は何かありますか。 ○H委員  ちょっと感想なのですけれども,今,実際に小学生を教えているのですが,そのときに性別に関わらないスポーツ振興というところで頭を悩ますケースがあるのです。やはり男の子,女の子とどうしても分けて扱う場面が出てきてしまうので,そういうときに実際にトランスジェンダーっぽい子もいたりするのです。そんなところの配慮はどうやっていったらいいのかなと非常に悩んでいるところがあります。 ○会長  事務局,何かありますか。 ○スポーツ振興課長  今,LGBTQという言葉があって,いろいろな方がいて,ただ,性別だけではなくてというところで,全ての方を対象として我々としてはスポーツ振興を図っていくという取組をしています。ただ,小学校の低学年ぐらいだとそこまで差はないところ,小学校高学年とか中学生,高校生,成人になると体の違いみたいなところもあって,なかなか一概に扱うのが難しくなってくるというのは承知しているところではあるのですが,行政としてトップレベルの選手を目指すというところをスポーツ協会の中で取組を進めたりということもしているところではあるのですが,我々の中ではいろいろなきっかけづくりというような形で,性別とかそういったところに関係なく,皆さんが取り組んでいただけるような取組をまずは進めていきます。  あと,そういったLGBTQの方とかがスポーツ施設を利用するといったときに,更衣室とかでお困りだったら,そこは配慮できるような,そういった受入れ体制,受入れ準備をしっかり整えることがまずは大事かなと考えています。指導でどうこうというところはなかなか難しいかなと感じているところではあります。 ○I委員  その施設の配慮というのが結構難しい問題があるのかなと思うのです。 ○スポーツ振興課長  スポーツ施設も結構古い施設が多くて,そういったところを元から想定してつくられているというわけではない施設がほとんどです。そういった中でも男性,女性だけではない方も利用できるように,我々として受け入れられるような配慮ができるようにはしておきたいとは考えております。恐らくC委員のところもそういった視点もあるのかなと思っていますが。よろしくお願いします。 ○会長  では,C委員から何か,現場としての対策も含めて。 ○C委員  世の中の流れはあるのですけれども,現状としてはスポーツクラブの中で,そこまでどのようにしていくというところは出ていないというか,逆にそれが差別になるのではないかみたいなのもあったりするので,まだ実際は変わってきているというところはなく,その子一人一人に合った対応をするという現状があります。なので,男の子だからとか,女の子だからではなく,一人の人間という形でどのように望んでいるのか。あとは,小さい子だったりするので,保護者がどのように考えているかというところをすり合わせしながら対応しているというような現状です。 ○H委員  多分,今の状態だと,恐らくそういう方たちは引っ込んでしまっている。要するに,そういうところに出てこないと思うのです。だから,今のところ問題はないということにはなるのだろうと思うのですけれども,そういう人たちがどんどん入ってくるということを想定していかないとというか,むしろ積極的に入ってこられるような環境をつくっていくということをしていかないと,いつまでもその人たちは遠慮してしまうという状況になってしまうのではないか。 ○スポーツ振興課長  我々のスポーツ施設は,今,休止中ですが,総合体育館のプールですとか,調和小学校のプールを一般開放しています。そういった中でも男性の更衣室,女性の更衣室だけではなく,もう少し配慮が必要なケースもやはりございます。そういったときに,さっきC委員もおっしゃったように,一人一人,個別にお話を聞いた上で対応ができるかというところを考えながら,例えば更衣室ではなくて監視員室とかを御利用いただいて入っていただくとか,御本人,親御さんとかの御要望等も踏まえながら,通常利用されていらっしゃる方々もいらっしゃるという中で,そこはバランスを取りながら個別の対応をしていくということになっていくのかなとは考えております。 ○I委員  うちの障害者専用のスポーツセンターでは,家族更衣室というのが一応あるのです。そこは何かというと,異性介護の方,大人,男性の車椅子の方で,奥さんが着替えを介助しなければいけないという場合に,どっちに入ったらいいかというところがあるので,一応そういったところは設けていて,最近そういった方はそこを使うというケースもあるはあるというのが現状です。 ○スポーツ振興課長  先日,パラスポーツトレーニングセンターを見させていただいたときにそういった設備があって,こういった設備が今の施設には求められているのだなというのを痛感したところですので,今後,施設を市で新設する機会はそんなには難しいのですが,やはり考えていかなければいけないというのは思ったところです。ありがとうございます。 ○会長  ありがとうございます。今のは3枚目の方向性の7番に大きく関わってくることだと思うのです。本当に新しい課題というのですか,今,H委員もおっしゃったけれども,引っ込むのではなくて,これからもっともっとそういう方が出てこられるような受皿をたくさんつくってあげなければいけないという発想を7番で入れていけばいいのかなと聞いていました。  今の件でも構いませんし,ほかのことでも,1番から14番まで方向性が書かれていますけれども,何か質問とか,こういうアイデアがあるというのがありましたらお出しいただければと思います。I委員,お願いします。 ○I委員  4番目の地域における子どもの運動・スポーツ機会の確保と体力向上の説明のところで,学校教育との連携というお話があったのですけれども,特別支援学校も入るという形になりますか。都立というところになってはいるのですけれども……。 ○スポーツ振興課長  今,市のスポーツ振興課として特別支援学校との連携となると,調和SHC倶楽部とかがそこで運動機会の確保ができるような取組とかをしていただいているという認識はしているところですが,現状でなかなか手が打てていないというところはありますので,そういった特別支援学校との連携,あとは教育委員会の中での特別支援学級ですとか,そういった方々との連携といいますか,子どもの運動・スポーツ機会の確保といった視点では,学校への取組も必要になってくるかなというのは考えております。 ○I委員  特別支援学校を卒業したときに,その後の活動する場所はというところも我々の中でも課題の1つではあるので,そういったところもというのがあるのです。 ○スポーツ振興課長  まだと言ったら変なのですけれども,特別支援学校の場合だと,体育の授業とかがあって,体を動かす機会がまだ確保できている。ただ,それが卒業して社会に出て作業所とかで働き始めたときに,なかなか運動機会がなく,運動不足で肥満になってしまって健康を害したりというケースが多いというのは我々も認識しております。  我々の障害福祉部門と共に,今そういった方々への対応も含めて,調布市の障害者スポーツの振興に関する協議体を立ち上げまして,障害当事者の運動機会の確保といった視点でも取組をしているところです。例えば,作業所に都障協の方々とかを派遣させていただいて,こういった形で日常活動の中で運動,体を動かすことができるなどというところを当事者を含む作業所の職員の方にも指導いただいて,ふだんから運動できるようにするとか,あとは最近,武蔵野の森総合スポーツプラザとか,既存の施設をこういった形で利用できるのだというところを作業所の方とかを招待して,その方がまた御自身で行ってもらうような取組をしているところです。  そういったところが4番の部分だけではなくて,8番の障害者スポーツの振興といった中で我々も重視しているです。障害者スポーツ振興に向けたイベントをする中で,健常者に障害理解を促進するというのももちろん大事なのですけれども,そうではなく障害当事者の方の運動機会の確保といったところも我々としては重視して,そこは地に足をつけて取組を進めていきたいと考えております。 ○会長  よろしいですか。 ○I委員  はい。 ○会長  2枚目のプリントの真ん中,市のスポーツ推進の現状のところに,する,見る,支える,障害者,情報,評価という6つの観点でまとめていただいているのです。実態調査の結果です。右側の障害者のところは,障害者スポーツに関わったことがない人が88%,かなりの高い数字です。この辺,関わった人が88%になったらいいのでしょうけれども,子どもたちを見ていても,分からない,知らない,理解できないために,怖いという感情を取ってしまって関わっていくことができない,その辺のところが1つ日本の学校文化の弱さかなと。OECDなどはインクルーシブで一緒の学校で学ぶべきだという勧告があっても,特別支援学校に通学されている子どもの保護者は,いや,今のを私たちは望んでいるのだということで日本の場合は出しているわけですよね。その辺のところでもずっとあのままでいくのはまずいだろう,どこかで交流していく,その辺のところが,今回,方向性の4番,8番,7番も含めて強く出されてもいいのかなと思ったりして見ていました。  発言のついでに,左側の下の支えるの1つ目,ボランティアを行ったことがない人が9割以上,これも非常に高い数字が出ていますので,ここをどうやって改善していくか。  方向性でいくと9番のスポーツの支え手の育成というところでボランティアが入っているのですという説明があったのですけれども,ボランティアという言葉を現実に入れたほうが,見る方からすれば,よりはっきりと意図が伝わるのではないかと先ほどは見ていました。1つ意見を言わせていただきました。  ほかの委員の方はいかがでしょうか。では,D副会長,どうぞ。 ○D副会長  2番の地域スポーツ指導者の育成・支援については,具体的に今やられているのはどういうことか。あるいは,今後というのがあれば教えていただけますか。 ○会長  では,事務局,いいですか。 ○スポーツ振興課長  主にスポーツ協会のほうで指導者の育成講習といったことをしております。スポーツ協会は加盟団体が多くある中で,その指導者に向けた講習をやることで,地域スポーツ指導者の育成・支援に資する取組になるかなと思っています。  また,やりたいけれども,どこに習いに行ったらいいか分からない,どうしたらいいのか分からないという方のために,これもスポーツ協会のほうでスポーツ指導員の派遣事業もやっております。最近,利用がそこまで多くないという現状はあるのですが,こういった取組も我々として,よりPRしていく中で地域スポーツ指導者の育成・支援といったところにつなげていきたいと考えています。 ○D副会長  何か受講して資格を出したりとか,そういうことではないのですね。既にやっている人のスキルのブラッシュアップとか,今のは指導している人のブラッシュアップという話ですか。 ○スポーツ振興課長  まずはやっている方,教えている方へのブラッシュアップというところもあるのですが,たしかその中にも講習の受講みたいなところでの資格取得といったところもあったのかなとは認識しています。 ○D副会長  何で聞いたかというと,スポーツのスキルの指導とか,それは皆さん熱心だけれども,コーチングの哲学的なこととか倫理的なことを公で学ぶ機会はあまりないのかなというのがあって,それこそ思ったよりは進んでいないのでしょうけれども,クラブの地域化が進んでいったときに,指導者が不足している一番の問題は,そういう技術的なことよりも,多分,幾ら技術を持っていても問題のある人は教えられないわけですよね。問題があるというのは非常に抽象的な言い方ですけれども,最低限こういったことに問題意識を持っているというようなことをクリアした人でかつスキルを教えられるという人が増えない限りはずっと人材不足は続くのではないかと思って,それを行政が主体でやるとかというのもあってもいいわけですよね。 ○スポーツ振興課長  ありがとうございます。説明不足ではあったのですが,個別の競技に対する特化したものということだけではなくて,スポーツ協会とかFC東京と連携したというところなのですが,スポーツ協会のほうで,指導者講習会の中で,暴力,パワハラのないヘッドコーチングセミナーみたいなものを加盟団体の指導者を対象にここ2年間で実施をしたりですとか,FC東京も指導者向け講習会ということで,子どもたちを教えているプロのコーチが,指導者はどういう心持ちで指導していくか,声かけの仕方とか,全ての競技に共通するような指導の仕方を教えていただいたりというような取組もしているところですので,そういった取組は非常に有益かなと考えていますので,より多くの方が受講できるようにしていきたいとは考えております。 ○会長  よろしいですか。 ○D副会長  ありがとうございます。 ○会長  ほかはいかがでしょうか。では,お願いします。 ○H委員  基本目標の3番のにぎわいの創出という中に経済活性化というような要素も入っていたかと思うのですけれども,施策の方向性を見るとそういう点が弱いのかなという印象があって,例えば12番とか13番はスポーツ振興にとどめずに,スポーツ振興と経済の活性化にもつなげていくというところ,10番はレガシーを活用した何になるのかなと。これはやはり経済活性化につながるのかなというところもあるのですけれども,要するに調布ではない人たちをどんどん調布に呼び込んで,言い方は汚いですが,お金を落としてもらうとか,そういうところにつなげるようなことをもうちょっと考えてもというか,施策にあってもいいのではないかという気がしました。 ○スポーツ振興課長  ありがとうございます。おっしゃるとおり,東京都のスポーツ推進総合計画の中の目標で地域経済活性化というところはうたわれているところ,それも重々承知をした上で,我々としてにぎわいの創出といった表現にとどめているという言い方がいいのかあれなのですが,これまでラグビーワールドカップ,オリンピック・パラリンピック,世界中から人が来るようなスポーツイベントの機会が,オリ・パラは残念ながら無観客がほとんどになってしまったのですが,特にラグビーワールドカップについては本当に多くの方が国内外から訪れてというところ,なかなか市単体でその経済効果を出すのは難しいところではあったのですが,そういった効果はあったのかなと考えております。  せっかく飛田給の場に味の素スタジアム,武蔵野の森総合スポーツプラザ,あとそういった大規模なスポーツイベント,国際大会とかができるような施設があるといったことがありますので,地域経済の活性化という視点も確かにあるのかなとは思いながらも,にぎわいの創出ということ,いろいろな人が来ることで,その地域を盛り上げていこうといったところの視点を我々として今回目標にしていきたいな。なかなか経済の活性化というと,どこまでというのがちょっと難しいなというのが正直あるところです。多くの人をまずはお呼びするような,あと実際に住んでいる方がそこで盛り上がれる,楽しんでいただけるような取組をスポーツを通じて実施していきたいと考えているところです。なかなか我々が大規模なスポーツ大会を主催するというところまではいかないので,にぎわいの創出といったところが現実的な目標になるのかなと,今こういった目標を定めたところです。 ○H委員  去年,FC東京の関連で,スタジアム通りをすごく盛り上げたというようなことは,やはりそういうことにつながっていると思うので,ああいう活動をどんどんやっていくとよいかと。 ○スポーツ振興課長  なかなかあそこまでの交通規制をかけてというのは,そんなに頻繁には難しいところではあります。あれもFC東京さんがクラブ創設以来,地域にしっかりと入り込んでいった中での信頼関係とかもあった中で,ようやく結びつくことができたようなイベントでもあります。なかなかあれの真似というのはできないのですが,あそこまでとは言わないまでもああいった地域の活性化につながるような取組というのは,我々も検討していきたいとは思っています。 ○事務局  オリ・パラは無観客になってしまったのですけれども,ラグビーワールドカップに向けて,市としても今まではスポーツ分野はスポーツ分野,産業振興は産業振興でやっていたものを,せっかく市に国内外から人が来るので,いかに市内を回遊してもらうかという視点で,スポーツ,産業で一緒になってやっていこうという機運が庁内では生まれていて,それが今でも継続しているのかなと認識しています。  例えば,この前,武蔵野の森総合スポーツプラザでWリーグというバスケットボールの大会が行われた際に,主管となっている京王電鉄がコーディネートしていたのですけれども,京王電鉄と連携する中で,Wリーグの大会に来る学生に市内のいろいろなところを回ってもらうようなパンフレットをつくって,そういう人たちに渡す,そこを市側と少し連携した取組をしたということはあったのです。そういう発想で,市がどかんとやるというよりかは,何かしらの連携の中でスポーツと産業,地域経済活性化というところをつなぐような何かができたらと思っていますので,それは表現上どのようにいくかというところはあるのですけれども,我々の念頭にはそこもレガシーの1つだと考えていますので,そこのトーンはまた検討させていただければと思います。 ○会長  よろしいですか。 ○H委員  はい。 ○会長  ありがとうございました。当然,にぎわって人がたくさん来ればお金が落ちるというのは誰が考えても分かることであって,それがないと回っていきませんので。  (3)のにぎわいのところの丸が下のほうに5つしかついていないのですけれども,例えば上から3つ目の場の確保・充実は,場がにぎやかになれば,当然にぎわいにつながってくるのではないか。5番の高齢者,今,一番金を使えるのは高齢者ですから,これを狙って使ってもらうということは,にぎわいにつながるだろうと思います。それから,その下,やはり親子で行けば,子どもが欲しいとなれば親はお金を出すのも当たり前の社会的なことですので,ここにも丸がつくのだろう。それから,性別,障害者の方,先ほども言いましたけれども,今まで出なかった人たちが出てくることになれば,それに付き添っていろいろな方が動いてくる。当然,にぎわいは丸がついていてもおかしくない表かなと思って私は見ていました。ほかの委員の方を含めていかがですか。 ○スポーツ振興課長  ありがとうございます。この丸をどこにつけるかは我々の中でも結構議論したところではありまして,初め,実は健康増進とか共生社会とか丸がついていない項目もあったりしたのですけれども,そういった視点で考えていったとき,これも全部つながっていくよなと,結果として全部に丸がついていったというようなところがありますので,にぎわい,する,みる,支えるの視点もそうですが,いろいろなことを考えながら,該当するところにはしっかりと記載をしていきたいと考えますので,そういった御意見をいただければ。 ○会長  私は全てに丸がつくのだろうと思うのです。そうすると,二重丸,丸,三角とか,ランク違いぐらいの表記でもいいのかなと思って見ていました。何でにぎわいのところだけこんなに空白なのと思って見ていましたので,感想です。  では,B委員。 ○B委員  今日,これがメインだということで,物すごく苦労されてつくられたと思うので,敬意を表したいのですけれども,恐らく具体的に何をするのかとか,ゴールがどこだということが頭に入った上で,これをつくられていると思うのです。でも,今の話をお伺いすると,理想を語っていいのか,それとも実現性を語っていくのかというところが絞り切れない,そんな気がするのです。  数字がついていると,我々というか,私かもしれないですけれども,優先順位に見えてしまうのです。どこを優先するか。だから,もしも多くの人がそういう考えを持っているのであれば,数字をつけないでいくのか,あるいは逆に数字をつけて優先順位で受け取られても構わないようにするのか,そういう表のつくり方もあるかと思うのです。ということで,そのためにも,例えば1番の健康やスポーツへの関心の高まりを活かしたきっかけづくりでは,具体的に何をすることによって,こうなればこれがゴールですというような形で示すほうが,これを見られる方には受け入れられやすいような気がします。ところが,お金がかかることばかりなので,すごく大変だなという感じがします。  以上です。 ○会長  ありがとうございました。では,方向性と健康増進の間に目標の姿みたいな具体策を1つ入れたらどうかということでしょうか。見えるような形が。その辺,事務局のほうでまた検討いただきながらお考えください。  ほかはいかがですか。では,G委員,お願いします。 ○G委員  3ページの一番下の今後の取組の真ん中に,施策に関連する各課等の事業や取組を把握する調査を実施中と書かれていますよね。1番から14番までの中で,多分一番分かりやすいのは,高齢者のスポーツ振興とかは,市役所内の高齢者のどこかの課との連携があると思うのですが,そういうのが合体した,連携された結果とかがあると,もっと具体的に分かっていいのかなと思いました。独自のものももちろんあるとは思うのですけれども,連携されているものもあると。今後,楽しみにしています。 ○スポーツ振興課長  ありがとうございます。スポーツ振興課だけの取組というより,さっき多様な主体との連携などという話もさせていただいたのは,庁外のいろいろな組織の方との連携もそうですし,市役所内にもいろいろな部署があって,高齢者の健康のための取組みたいなことも福祉部門でしていたり,障害者スポーツの振興などというのも障害福祉課のほうでしていたり,健康増進のために健康推進課という部署があったり,いろいろな取組があるのかなと思っています。こういった今挙げさせていただいた施策の方向性案がそれぞれある中で,市としての取組,いろいろな主体との連携をした上での取組といったものを網羅するような形でここに落とし込んでいきたいと考えております。 ○事務局  今,これにぶら下がる具体というのは整理しているところなのですけれども,その先には,先ほどB委員がおっしゃったように,では,達成する指標みたいなものをどこに置くのだという議論があります。それは全体を整理する中で,では,こういう具体の事業があり,各課はこの指標でこの取組を管理しているというのが出てくると思いますので,その辺を整理しながら,それぞれに対してどのように管理というか,理想に向かってやっていくのかというところをこの後,整理するという段になってくるかと思っております。 ○会長  よろしいですか。 ○G委員  はい。 ○会長  F委員,何かございますか。 ○F委員  今日の3ページ目の施策の方向性というものを見ていて,総合型のスポーツクラブというのは,1から9,14など,行政の中では多分大きな形でやらなければいけないのですが,我々の中では100分の1程度の形で,1,300人ぐらい周りの地域の方もいらっしゃるので,そういう人たちを巻き込んで,こういうことを地道にやっているのだというのはこれを見ていて何となく思ったので,それを少しでも推進していきたいと思いました。 ○会長  ありがとうございました。決意表明ですね。 ○スポーツ振興課長  ありがとうございます。そういった地域で活動している方が本当に大事なことなのだというのを我々としても感じているところですので,スポーツ推進委員の方も含めて今後ともよろしくお願いしたいと思っております。 ○会長  ありがとうございました。時間ですけれども,最後に皆さんから何かございますか。よろしいですか。  では,幾つか気づいたことなのですけれども,まず一番上に基本目標が3つ並んでいて,「共生社会の充実」「にぎわいの創出」,上だけ「健康増進」で「の」がなくてもいいのかなというのが,単純に国語的に疑問を感じたところでした。  それから,私が日本中体連にいたときに,長野市のオリンピックで使ったスケートリンクで毎年フィギュアとスピードスケートの大会を20年近く開催していただいているのです。そのときにスポーツ課が市長部局に訴える基は経済効果なのです。指標をつくったのです。要するに,全国から何千人の選手が来て,何千人の保護者が応援に来る。その人たちが3日間,町中の飲み屋で飲んでいる経済効果がこれだけあるというのを数字で出したもので,市長部局のほうも,では,うちで続けてやろうと,結論的にはそんなことがありました。何か市の中にそういうものがあれば強いかなと思っています。  2枚目の真ん中,評価の2つ目のポツなのですけれども,市のスポーツ推進のために力を入れてほしいことで,できる場の充実が58%,約6割の市民が求めている。先ほどの方向性でいくと3番のところに運動・スポーツに取り組むための場の確保・充実という全く同じようなことが書かれているので,これがここに入ってくるかなと思っています。  先ほどB委員もおっしゃった場の確保・充実というのは,こうなったらいいねという夢物語だけで終わるかもしれないけれども,ターゲットというのですか,それをどこかに落とし込んでいく協議をしているということでしたが,そういったものが見えるようになってくると,市民の方たちも私たちもいろいろ物を言いやすくなってくるし,理想像が見えてくる。ああ,こんなことを市のほうは考えているのだということが伝わってくるのかなと思って見ていました。  では,今日のところは,この3枚についてはおしまいにしたいと思いますけれども,よろしいでしょうか。      (「なし」の声あり)  では,議題2,その他情報提供ということになります。事務局,よろしくお願いいたします。 ○事務局  事務局から情報提供させていただきたいと思います。まず,お配りしている中で,調布市スポーツボランティア募集のチラシを御覧ください。  こちら,調布市スポーツ協会が運営しているスポーツボランティアです。国体を機にボランティアが集まって,その方々がずっとスポーツボランティアとして活動されてきて,それは今でも変わらないのですけれども,スポーツ協会もこのタイミングで新たな人を呼び込むかつボランティアの機会をもう少し増やしていく決意というところで,我々も連携しながら,より広く,風通しよくやっていくというところで,少し全体を改めたという内容です。チラシも作成していろいろなところにPRしておりますので,皆様,所属のところでもPRをお願いできたらと思いますので,ぜひ御協力をよろしくお願いいたします。  引き続き,ボランティアの関係で,THE ROAD RACE TOKYO2023というチラシを御覧ください。  12月3日に東京都主催で自転車のロードレースの大会が開催されます。こちらはオリ・パラのときに通過した都内の8自治体を通過する大会なのですけれども,それぞれの自治体でボランティアを募集して,それぞれの自治体の区域のところは市民協働で大会を運営しましょうというようになっております。調布市もこうした形でボランティアを募集しており,裏面に募集人数とか細かいところが書いてあるのですが,パラのサイクリングで85人,ロードレースが50人,全部で135人,それなりの人数ですので,こちらも皆様の御所属のところでのPRの御協力をぜひよろしくお願いいたします。  次に,調布市フェスタのジャイアンツ球場2023を御覧ください。  今年,読売巨人軍と連携協定を締結しましたが,これは協定締結前から続けているもので,市民の2軍戦への無料招待という内容になります。来ていただいた方には試合観戦だけではなくて,打撃練習の見学ツアーとか,若手の選手と写真が撮れるとか,芝生のところに入れるとか,いろいろな取組がありまして,既に内野席は満席に近いという状況でございますが,また皆様の御所属でもPRの御協力をよろしくお願いします。 ○事務局  続いて,調布市応援アスリートについて私からお知らせさせていただきます。こちらのプレスリリースの資料を御覧ください。  御存じの委員の方も多いかと思いますけれども,調布市では地元にゆかりのあるアスリートを調布市応援アスリートとして認定して,市を挙げて応援しています。これまで10名の方を認定していたのですけれども,このたび7月20日付で内藤智文選手というスキーのジャンプの選手を新たに応援アスリートに認定しました。内藤選手は,今は山形県の所属なのですけれども,調布市出身で,桐朋小,桐朋中の出身です。ちょうど真ん中の辺りに記載がございますが,この週末,29日に開幕するスキージャンプのサマーグランプリにも出場される予定ですので,今後,調布市応援アスリートとして皆様注目をお願いします。  以上です。 ○会長  ボランティアのことでよろしいですか。1点質問していいですか。ボランティア,2つあって,調布市のほうは18歳以上,自転車のほうは15歳以下は駄目と,ここの違いは何か基準があるのですか。 ○事務局  調布市のスポーツボランティアが最初といいますか,国体のときからずっと続いていますので,基本は18歳以上の方でやってきました。ただ,東京都のボランティアについては,自転車ロードのボランティアは雑踏警備というか,ここから入らないでくださいという割と簡易な,もう少し若い方でもできるというところで,全都的にそういう条件で整理したというところですので,ちょっと差が出てきているのは2つ並べるといびつには見えるのですけれども,ぜひ自転車ロードは若い方にも御協力いただければと思っております。 ○スポーツ振興課長  オリンピックのときのボランティア,組織委員会が募集していたボランティア,東京都のボランティアは18歳以上という形で募集をしておりました。その中で,オリンピックなのだけれども,自転車ロードレースだけでもボランティアが多数必要だという整理の中で,自転車ロードレース競技を所管する部署が,ここのボランティアについては,さきほど事務局が言った15歳以上の方とかでもできるであろうという判断で要件を少し緩和したということです。  オリンピックのとき,コロナの状況でなかなか難しかったところもあるのですが,市としてもオリンピックのボランティアは18歳以上だけれども,15歳以上の活動の場,高校生世代の活動の場みたいなところで,ぜひ自転車ロードレースの市内のボランティアは市内の高校生に担ってほしいと,明大明治さんも含めて高校に打診をさせていただいたという経緯がございます。なかなか本番のときのコロナの状況で,活動自体はあまりできなかったところではあるのですが,その流れも今回ロードレースのレガシーイベントとしての東京都の位置づけなので,汲んでいるのかなというところでございます。 ○会長  私は高校生のことは分からないのですけれども,高校生などは逆にこういうところで社会貢献というのですか,そういう経験をなさるほうがいい子どもさんもいるのかなと思ったりするのですが,いかがですか。ここだと高校生はなれないという条件になって,上限がないから私でもできると思ってほっとしました。 ○事務局  ぜひ御応募ください。 ○会長  では,ボランティア等々のこと,よろしいですか。 ○D副会長  これはどこで配布しているものですか。 ○事務局  市内の公共施設では基本的に配布しております。各連携大学にも順次お送りさせていただいております。今,スポーツボランティアは送っていて,自転車ロードはようやく納品されたところですので順次お送りします。 ○スポーツ振興課長  おとといぐらいにできたものですので,市内の高校とかでもぜひ周知協力といいますか,興味のある方には手を挙げていただきたいというところでお声がけはさせていただくかもしれないですけれども,よろしくお願いいたします。 ○事務局  ぜひ追加もあれば御用命ください。 ○会長  ほかはよろしいでしょうか。      (「なし」の声あり)  では,事務局,その他,何かございますか。 ○事務局  私から2点ほど事務連絡です。  1点目が,次の審議会につきましては,9月29日金曜日の同じ時間,同じ場所ということになっておりますので,よろしくお願いします。  また,委員の改選というところで,皆様の任期が9月30日までということになっております。ですので,事務局としては8月中に各団体といいますか,皆様に次の任期の推薦のお願いをさせていただきたいと思っております。少し余裕を見ながらやらせていただきたいと思いますので,順次,整い次第,皆様に御連絡させていただこうと思います。よろしくお願いします。 ○会長  ありがとうございました。では,ここまでで今日の会議は終わりにしたいと思います。  私は今,全国のいろいろな地方紙も含めて,ネットで取れるものはどんどん取っているのですけれども,1つだけ着眼点は学校部活動の地域移行。今年初めてなので,いろいろなところの地方紙が記事にして出しているのです。やはりニュースバリューがあるのかなと。今のところは,それなりに期待感を込めた記事が多いのですけれども,今,実際に始まってきて聞こえてくるのは,今日は水泳のほうが聞こえたのですが,今まで学校部活動で出ている子どもたちは,旅費が先生の分も含めて教育委員会から公費として出張扱いで出るのです。今度,その子がクラブで出た場合はクラブにその予算がない。コーチの宿泊費,交通費を出せないから学校で出てというような声がぼつぼつ出てきていて,想定外の課題が出てきているのかなと思っています。今後,どのような記事が出るか楽しみにして見ているところです。  では,最後,D副会長,お願いいたします。 ○D副会長  私は電気通信大学に1998年から奉職しているのですけれども,その頃は福利厚生の一環として教職員の何とか大会とかが結構あったのです。ソフトボール大会とかソフトバレーボールとかボーリングもありましたかね。多分,今はカタログギフトみたいなものになったりとかしていて,調布市役所はどうですか。 ○スポーツ振興課長  ボーリング大会が最近復活したところです。昔はソフトボール大会とかもあったのですが,今はなく,部対抗スポーツ大会が今年久しぶりに,コロナ禍を経て復活をするといったのはあります。 ○D副会長  そういうのがあると,大体似たような人がいつも参加する形ではあったのですけれども,終わってグラウンドでブルーシートを広げてお酒を飲んだりとか,盛り上がるわけですよね。そういうのがなくなってしまって,大学などだとメールのやり取りで名前は知っているけれども,顔は知らない,この人だったのだと随分してから気づくとか,そういうのも結構あったりして,コミュニケーションの低下につながっていて,子どもとかでもそうですよね。最近聞いた話だと,確かな情報ではないので,数字はちょっと分からないのですけれども,5歳児が何か月か発育が遅れているとかというような話があったりして,それはマスクをしていて顔があまり分からないとか,御飯を食べているとき,おしゃべり駄目ですというと,そういうコミュニケーションも下がってしまうので,そういうこともあるのかなと思うのです。  やはりそういうのを企画すること自体,好きな人もいると思うのですけれども,ソフトボール大会をやりますとか,面倒ではあるのですが,その分,得るものもすごくあって,面倒だからといってカタログギフトに移行してしまうと,得るものもあるけれども,失うものもたくさんあるというのを最近はすごく感じています。  なので,まさしくスポーツ推進という点では,企画する側は,やればやるほど面倒が増えるのだと思うのです。仕事が増えるというところはあるのですけれども,得るものがたくさんあるということで,市民だけではないのですが,主に市民に対してのサービスとしては最高のサービスではないかと思うので,面倒は多いかと思いますが,この場でも委員はいろいろな勝手なことを言うと思うのですけれども,引き続きやっていただければと思います。  以上となります。 ○会長  では,以上で今日の会議は終わります。ありがとうございました。                                  ――了――