令和5年度 第3回調布市民健康づくりプラン・食育推進基本計画 改定委員会 令和5年7月20日(木)午後2時~午後3時半 調布市保健センター2階予防接種室 出席:秋山委員,浜口委員,岡部委員,山﨑委員(代理出席),荒谷委員,土谷委員,稲垣委員,尾川委員,川西委員 欠席:田畑委員,井久保委員 1 開会 会議録の公開を説明 傍聴の確認 2 議事 (1)(仮称)調布市民健康づくりプラン・調布市食育推進基本計画(原案)及び前回の素案に対するご意見について 事務局より資料1 (仮称)調布市民健康づくりプラン・調布市食育推進基本計画(原案)に基づいて説明 質問・意見はなし (2)主な事業について 事務局より資料1 (仮称)調布市民健康づくりプラン・調布市食育推進基本計画(原案),資料2 調布市民健康づくりプラン・調布市食育推進基本計画関連事業シートに基づいて説明 会長 私の方から質問ですが,事業については,この基本施策の○印と◎印のところ,並び順とか重要度とか,そういったことは特に関係なく記載するでしょうか。自分の担当しているところでは,保健指導という事業がありますが,タバコのところと健康づくりのところと両方入っていて,どちらも確かにやっているので重要ですが,片方が○で片方が◎というような事業です。その時に再掲みたいな形で示すとか,こちらの方で主に取り組んでいる事業,というような書き方にすると思いますが,そういう整理をこれからされるのでしょうか。並び順も,幼少期や乳幼児期から学齢期,高齢期のように並んでいくところがありますが,そういった整理はこれからされる予定でしょうか。 事務局 現在は候補に挙がっているものを掲載させていただいておりますが,課題等について修正した部分について,それを元に再度優先順位を検討して,もう少し掲載事業については絞り込んでいく予定です。記載の仕方については,重要度が高い順にするのか,ライフステージ順にするのか,今後更に検討して行きたいと思っております。 委員 とても多くの事業があることに,驚いています。これらのことを市で全てやっていらっしゃるというのは驚きますが,本当にこんなにたくさんあるのですか。○より◎の方が,重要度が高いということでしょうか。 会長 全部市でやっている事業です。12の基本施策の中で,一番これに基づいて事業をやっているというようなことで,担当課が判断しているものです。重複している事業もあるかと思いますが,たくさん事業があります。それぞれの施策や基本目標の中で,実施しているというようなところです。 委員 担当課に,色んな部署がたくさん出てきますが,これは全く混乱することなく推進されているでしょうか。例えば,健康推進課や保険年金課も担当部署として記入されていますがいかがですか。 事務局 滞りなく実施している状況です。なぜこのようになっているかというと,それぞれの事業は法や条例に基づいて実施しており,それぞれの課でどのような業務を行う,ということがあるため,それに沿って事業をしております。検診などは分かりやすく,健康推進課で実施しておりますが,特定健診に関しては,40歳から74歳までは法律上,保険者が実施するという義務があるので,そういったところで分散されていたりします。スポーツは健康にとても良いですが,スポーツに特化しているというところでは,スポーツ振興課になったりするので,健康には関与しますが,それぞれの課で事業を進めているというところになります。役所仕事になっているので,分かり辛いかと思います。 会長 我々職員からすると,主担当課があって,それと関連するようなところと連携を取りながら,ということです。市民の方から見たら,基本的な質問だったかと思いますので,そういったところもきちんと連携して出来る様に,計画を策定していけたらと思っております。 (3)基本理念について 事務局より資料3 基本理念について説明 会長 今お示しいただいております4つの基本理念と,基本理念の考え方について,何かご意見,ご質問等ありますでしょうか。皆さんでこれから多数決をもって決定して行きたいと考えておりますけれども,その前に確認しておきたいことなど,ございますか。 それでは,どの基本理念を採用するか,多数決をとりたいと思います。まず1から3,4番は今の計画の基本理念なので,こちらはその3つの中から1つを選んだ後に,その選ばれた1つと4番,どちらが良いかを決めていくことになります。 1番が「わたしの健康 ともに始める 健康づくり」。2番が「みんなでつくろう わたしの健康 あなたの健康」。3番が「つくろう わたしの健康 ひろげよう みんなの健康」。皆さんも最初の回でアンケートを書いていただいたと思いますが,そこから事務局の方で検討していただいて,この案にブラッシュアップしていただいたということです。皆様1から3のどれかに挙手していただければと思います。折角なので,なぜその案に決めたのかコメントいただきたいと思っております。 それでは挙手をお願いします。1番がよろしい方は挙手をお願いします。それでは,これを選んだ理由をお聞かせいただけますか。 委員 調布市の基本計画と同じ,「ともに」というワードが入っているのが合致しているのではないかと思いました。 委員 この3つの中で,健康づくりという言葉が入っているのが1番だったので,私はそれが良いと思いました。 会長 確かにそうですね。健康づくりプランというところが,入っていますね。ありがとうございます。続きまして2番が良い方は,挙手をお願いいたします。それでは,選ばれた理由をお願いいたします。 委員 最初に「みんなでつくろう」とあるので,市民全体というか,自分だけでなく皆で,というのが最初に来るのが良いなと思いました。 委員 土屋委員と同じような意見ですが,まず語呂が良いと思います。そもそも基本理念が,どういうところにそれが出てくるのか知りたいということもあります。どういうところで基本理念を皆さんにお伝え出来る形になるのでしょうか。 会長 基本理念がどういったところで使われているかということですね。 事務局 基本理念は,計画でどこを目指して行くかというのを表す言葉になりますので,事業をしたり,色んな啓発をしたりするとき,こういう理念のもとに,こういった事業をしています,といったところで使うことになります。基本施策が全部で12個ありますが,基本理念のもとでこういった事業を進めていくというところを,説明していくものになります。今から始める健康づくり教室などでも,現在の計画の概要版をお渡ししていますが,そういったところでも記載しております。 委員 広報誌の中で,健康づくりや食育に関して書かれている内容に,理念の言葉が記入されていくということでしょうか。 事務局 すべての広報誌というわけにはいきませんが,今現在全戸配布している年間の事業の健康ガイドには,現在の健康づくりプランを載せておりますので,そこに理念を掲載しております。 事務局 端的に言いますと,現行の計画でも,サブタイトル的に「健康づくり 始める 続ける 楽しんで」というのが出てきます。その理念は今回の計画の一番根本になる考え方になりますので,そうしたところになります。 会長 基本理念は色々なところでこの先使われてくるキャッチコピーというか,一番この計画を端的に表す,まさに根幹になると思いますので,そういったところで出てくることになろうかと思います。私も2番を選んでおります。私もやはり,「みんなで」というキーワードが,わたしもあなたも皆で取り組んでいく,というようなところが,分かりやすく,端的に表現されているかな,というところで,これを選びました。 事務局 本日ご欠席の田畑委員もこちらの2番を選択していらっしゃいますので,ご意見を紹介いたします。コロナ禍を踏まえて,みんなでとか,気軽に健康づくりを始める,仲間がいることで始められる,といった内容を,的確に表現出来ているものだと思いました。新しく策定した調布市基本構想においては,健康づくり分野のまちの長期将来像,「みんなで支え合い,いつまでも心穏やかに暮らすために」としており,誰もがそれぞれに合った心と体の健康づくりができ,地域の中で支え合いながら,ありのままに暮らし続けられるまちを目指します,という内容ですので,整合が取れており,またそれを表現する文言として分かりやすいと思います,というご意見をいただいております。 会長 ありがとうございました。続きまして,3番が良いと思う方は挙手をお願いいたします。それでは,理由をお願いいたします。 委員 まずは,2もなんですが,つくろう,ひろげようという,英語で言うところのLet’sのような呼びかけの言葉が入っているところが,前向きでいいなと思ったのと,私は3の方が,よりテンポ的にもリズムが良いと思いました。これまでの話でも,情報をどうやって広げていくか,というところが課題だというようなこともありましたので,「ひろげよう」という言葉が,今の社会情勢の中で,ポジティブな取組が色んなツールを使って広がっていって,結果,皆の健康につながったらいいなと思い,3が良いと思いました。 委員 「つくろう わたしの健康」というところで,まずは自分の健康を,健康づくりから始めるというところが分かりやすいな,というところがあって,その後,自分も健康になって,健康づくりを広げていって皆も健康になろう,という風につながっていくのが,分かりやすいなと思い,これにしました。 委員 「ひろげよう」というキーワードがいいなと思い,選びました。まずは自分自身の健康を皆さんが意識するというところから始めて,後はそれを広げようという意識で,家族や皆さんの健康を意識していくというイメージが,すごくしやすいと思いました。 委員(代理) 自分が歩いていたときにスローガンが見えたとして,一番健康になろう,と思えるようなスローガンだと思ったのでこれを選びました。自分の健康を大切にしたら,皆の健康も広がっていくというイメージがあったり,基本計画の「ともに生き」というところに,結局皆の健康というところがつながってきたりとか,楽しいことをしていたらいつの間にか健康になっていた,ということは,最後一文にも入っておりますので,それに1番近いかなと思い,3番を選びました。 会長 それでは本日欠席されている井久保委員のご意向も伺っておりまして,井久保委員は2番であります。結果としては1番が2人,2番が5人,3番が4人ということで,1から3の中からは2番「みんなでつくろう わたしの健康 あなたの健康」を選定したいと思います。 では続きまして,今,多数決で選定させていただきました2番と現行理念の4番の2つの内の1つを決定したいと思います。それではまず,2番が良い方は挙手をお願いいたします。では次に,4番が良い方は挙手をお願いいたします。 挙手の数では2番ということになりますが,4番をお選びいただいたお2人に,伺いたいと思います。 委員 考え方の1番最後に,楽しいことをしていたら,いつの間にか健康になっていた,みんなが健康になっていた…そんな健康づくりを目指しています,とあるので,やはり楽しんで,というのがキーワードなのかな,と思いました。あと先程の,1番から3番までで検討していた中で,「みんなで」とか「ともに」というのが今のポイントになるのであれば,「みんなで健康づくり 始める 続ける 楽しんで」と「みんなで」という言葉をつけてもいいのかなと思い,4番にさせていただきました。 委員 「健康づくり 始める 続ける 楽しんで」は,すごく覚えやすいフレーズだと思います。私も続けている運動がありますが,始めて,続けて,やっぱり楽しいから続けられている,というのを自分で実感しているので,この「楽しむ」という言葉と,「健康づくり」という言葉を入れた方が,はっきりすると思います。ですから先程は1番を選びましたし,やはり4番の「健康づくり」という言葉が必要で,大事ではないかと思います。 会長 ご意見いただきましたように,考え方のところはたしかに,楽しいことをしていたら,というのは今の計画に入っているところなので,これは恐らく収容していくところで,新しい計画としても事業として続けて取り組まなければいけないようなところだろうと思います。健康づくりプランという計画ですので,「健康づくり」という言葉が入っているところもたしかに,明確になってくるというようなお話でした。 本日欠席されている井久保委員のご意見を紹介いただけますか。 事務局 井久保委員は4番を選択されていらっしゃいます。健康づくりを始めることもそうですが,継続することが重要だと考えているため,これを選択しました,というご意見をいただいております。 会長 では,ただいまの集計の結果として,2番が8人,4番が3人ということですので,2番で検討をして行きたいという風に,決定したいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは基本理念まで決定させていただきましたので,次の(4)評価指標について,ご説明をお願いいたします。 (4)評価指標について 事務局より資料4 評価指標について説明 委員(代理) 児童福祉法では,児童は18歳未満のお子さんを指しています。この,飲酒や喫煙をなくす,というところに,中学生,高校生と入っていますが,中学校や高校に行っていないお子さんも児童として,中学生,高校生と同じくらいの世代の子に,飲酒や喫煙に気を付けて欲しいということであれば,「中高生世代」という言葉にしていただいた方が良いかと思いました。教育関係だと児童と指すのは小学生までとか,児童の年齢の定義が違うということを伺ったので,そこを統一しないと,例えば2番とかは読む人によっては,小学生までのことなのか,18歳未満までのことなのかと,解釈が分かれないようにした方が良いと思います。 会長 この定義というか,国の指標の方ではこういう表現になっているかと思いますが,プランの方ではその辺り,どのようにして行かれる予定ですか。 事務局 基本的には国の指標に沿って表記して行きたいと考えております。また,児童や生徒の定義があるということは認識しております。健康意識調査を実施する場合は,学校に通っているか通っていないかに関わらず,住民票から対象年齢で無作為抽出しているので,所属等に関わらず,回答を得ることは出来ると考えております。 会長 市民の方が対象ということなので,高齢者といっても何歳なのか,どのくらいの方なのか,その辺りも自分ごととして,捉えていただけるようになるといいと思います。 委員 目標値のところですが,目標年度が基本的には令和14年度になっていると思いますが,それ以外に10年,7年,9年と差が出てきているところが,他の自治体と比較するための措置なのか,そうであるならば14年度という健康づくりプランの目標に,例えば令和9年度以降の指標はどういう風に設定していくのでしょうか。 事務局 今ここに記載されているのは,国の目標値になっております。国の目標値は基準値が今ではなくて,来年調査をするという状況になっております。健康日本21というのが,現行までは10年単位で実施されていました。ただし,この2次の健康日本21というのは,コロナのことがあって調査が出来ないということで,1年延長したのが現状になっております。その他に,国で検討している保健医療計画や介護保険,障害のものなど色々な計画は,基本的には1期間6年となっております。ただし,健康づくりは6年ではなかなか結果が出ないということで,国のは12年間という計画になっております。評価をしてから,次の健康日本21を考えたいということで,来年調査して,更に10年後に調査して評価する,という風になっております。調布市の場合は,10年計画だと少し長くて,実際の事業をやっていく中で,見えづらくなるということで,今回7年の計画としております。国の目標値を参考指標としながら,現状どうであるかというところで,実施可能な目標値を設定したいと考えております。 会長 国の目標値と,調整をしていただければと思います。 確認ですが,それぞれ事業と項目を選定した後に,目標値など設定していくと思いますが,目標値は新計画のどの辺りに記載というか,位置づけをしていくのか,イメージがあればお伺いしたいです。 事務局 確定はしておりませんが,施策か目標のどちらに,まずそれぞれ記載するということと,全体として必要があるかと思いますので,資料編のところに,全体の一覧表として記載するのはどうかと検討しております。 3 連絡事項 次回予定  10月19日(木) 4 閉会