ともに生き ともに創る 彩りのまち調布 市報ちょうふ 【1】 No.1749 令和5年(2023年)10月20日号 ■発行:調布市(毎月5日・20日発行) ■所在地:〒182-8511東京都調布市小島町2丁目35番地1 ■編集:行政経営部広報課 ■市ホームページ:https://www.city.chofu.tokyo.jp/ 市役所代表:電話042-481-7111 CONTENTS(主な内容) 調布市総合防災訓練・防災フェア…4 がん相談サポート事業(モデル事業)を開始…5 地域文化祭…13 パープルリボン・プロジェクトinちょうふ…14 第3回FC東京青赤ストリート…16 市報ちょうふの配布に関する問い合わせ 市報ちょうふ配布コールセンター(配布受託業者株式会社小平広告) 電話042-300-3131 ●「映画のまち調布」の若手育成のための取り組み  プロの映画監督や技術者が教える、中学生のための映画作りワークショップ「調布ジュニア映画塾」と、高校生を対象とした「高校生フィルムコンテストin映画のまち調布」など、将来の映画人を育成・輩出することを目的とした「映画のまち調布」の取り組みを紹介します。 問い合わせ/産業振興課電話481-7184 詳細は2面・3面をご覧ください ●手をつなぐ樹(430) お人柄に心洗われ  妬みや嫉(そね)みなどが存在する俗人社会とは全く無縁のごとく、定めた目標に向けてひたすら誠実に努力する人に接するとき、誠に心洗われる思いがする。  そのような意味で、素晴らしい人生軌跡に、私が大きな感銘を受けた方が、探検家で医師の関野吉晴氏だ。可能な限り文明の利器に頼らずに、人類の起源をたどる旅「グレートジャーニー」を踏破されたことは、人類史上に燦然と輝く大偉業だと言って過言ではない。  一橋大学で法律を学びながら探検部を創設し、アマゾン川流域を含む中南米に頻繁に赴かれ、卒業後は、現地住民の生活に貢献しようと横浜市立大学の医学部に入り直されたとのこと。  私は、壮大な探検内容に圧倒される講演を拝聴する機会に恵まれたのみならず、少人数で直接ご本人から長年の活動にまつわるお話を伺ったことがある。関野氏が医師として調布市内の病院に勤務されていたこともあり、氏の謦咳(けいがい)に接する機会を多くの調布市民が得られたことは本当に幸運だった。  関野氏を敬愛してやまない思いは、当然ながら達成された業績の偉大さに基づく。そして、それに加えて氏のお人柄。あれほどの成果について、ひけらかす素振りを微塵も周囲に感じさせない謙虚な姿勢。また、素人のどんな質問にも、笑みを絶やさずに分かりやすく丁寧に答えられるほのぼのとした心優しさ。未開の地の現地住民の人たちともそのように温かく接してこられたのだろう。  これからも多くの子どもたちに関野氏の体験談を聞かせてあげたいものだ。 調布市長 長友貴樹 ●市報10月20日号の掲載情報は10月12日時点のものです