【2】 市報ちょうふ 令和5(2023)年10月20日 No.1749 【3】 ●「映画のまち調布」の若手育成のための取り組み  市内には、2つの大きな撮影所のほか、さまざまな業種、規模の映画・映像関連企業が約40社あります。映画産業が発展してきた「映画のまち調布」として、若い人たちに映画製作の魅力を伝え繋げていくための取り組みの一部を紹介します。 問い合わせ/産業振興課電話481-7184 ◎じぶんの好きを活かせる!中学生のための調布ジュニア映画塾 募集/毎年6月頃 塾/毎年7月・8月頃 作品上映会/毎年9月頃  中学生が夏休みに映画製作の面白さを体験できるワークショップです。プロの映画監督や技術者の指導を受けながら、脚本、撮影、編集という映画製作の基本を体験し、短編映画を製作します。 ◇スケジュール(全9日間) 1オリエンテーリング 2脚本製作 3脚本完成 4撮影準備 5撮影 6撮影・編集 7市内映画・映像関連企業見学 8実際の撮影現場見学 9作品上映会 みんなでアイデアを出し合いながら脚本作り 脚本を基に、撮影準備 小道具も全て手作り 撮影だけじゃなく演技も 脚本に合わせて、場所も変えて撮影 監督からカメラワークのアドバイス 同じストーリーを出演者を変えて撮影 クランクアップ後は撮影した内容をチェックし、編集作業 OBとして参加しました/映画監督にさまざまな話を聞けることや、実際に本物の機材を使って映画を作る貴重な体験ができて楽しいです。 OBとして参加しました/中学の3年間、毎年体験しました。映画が好きで、映画好きの人と出会え、他校の学生と話す機会にもなり楽しく過ごすことができます。今年は、高校生フィルムコンテストにエントリーしました。 ◇全日程の様子は調布ジュニア映画塾ホームページ参照 ◇横川監督に聞きました ジュニア映画塾の魅力  調布ジュニア映画塾では「仲間と映画を作る事」を大切にしています。知らない中学生同士でも、ひとつの作品を完成させるためにみんなで考え、意見を聞くうちに仲良くなり、自分の考えを認め・相手の考えも認めたりすることで「仲間」になっていきます。  「プロの映画人講師から映画作りを学ぶ」ことより「共同作業の中で映画を作り上げる達成感を仲間と共有する」ことが「楽しかった!また来たい!」になります。 ◎高校生のための高校生フィルムコンテストin映画のまち調布 エントリー募集/毎年7月中旬頃 作品提出締切/毎年9月中旬頃  高校生が自主製作し、1次審査を通過した映画・映像作品から最優秀作品賞などを決定します。プロの映画・映像関係者が審査をすることで、「映画のまち調布」から将来の映画人を育成・輩出することを目的としています。 ◇第17回高校生フィルムコンテストin映画のまち調布上映審査会(2次審査)  最優秀作品賞受賞作品は、映画のまち調布シネマフェスティバル2024(令和6年1月から2月開催)で上映する予定です。 日時/11月3日(祝日)午後2時から6時(予定) 会場/文化会館たづくりくすのきホール 定員/当日先着300人 費用/無料 ◇第14回高校生フィルムコンテストin映画のまち調布2018年受賞者にインタビュー 最優秀作品賞・演技賞受賞/君は真夏のベガだった ○監督の稲田百音(もね)さんとプロデューサーの美柚(みゆ)さん 現在大学4年生の双子の姉妹。来年春からそれぞれ映像製作会社に就職予定。 ○高校生フィルムコンテストに応募したきっかけは?  中学生の時から、「高校に入ったら二人で映画を撮りたいね」と言ってましたが、映画部が廃部になっていたので、写真部に入り、私たちは一眼レフカメラを持っていなくて顧問の先生から借りました。どうやって撮るか知らなかったので、独学で調べ始めてたところに、学校に届いていた高校生フィルムコンテストの応募要項のチラシを偶然、写真部の私たちに先生がくれたことがきっかけです。  エントリーすることを条件に、映像の撮り方などのワークショップに参加できる内容でした。そもそも撮影の仕方が全くわからない状況で困っていたので、機材も貸し出してくれて、技術も教えてもらえるのなら、これはやるしかないと思ったのが始まりでしたね。 ○現在、どんな活動をしていますか?  大学3年生の時に調布で撮った作品を、コンペに出品しているところです。まだ大きな結果は得られていませんが、専門の方に作ってもらった英語字幕も付けて、海外のコンペにも応募していこうと思っています。今は、それぞれ映像作品を作ったり、色々な監督の現場を見るために大学の映画サークルでの製作に積極的に関わっています。 ○2人でまた映画を作る予定は?  2人とも、メディア関係の就職が決まったこともあって、映像には、今後も携わっていく予定です。将来、ディレクターとプロデューサーという立ち位置で、ミニシアターでも上映できる作品を作ることを目標に、それぞれの企業で、お互いに経験を積んでスキルアップできるように、仕事も頑張ろうと話しています。 ◎親子で一緒に「みる」子どもたちと映画寺子屋上映会Scene.43  子どもの初めての映画体験が、後の映画への好奇心を育みます。子どもの映画デビューにいかがですか。2カ月に1回程度、開催しています。 日時/11月13日(月曜日)午前11時30分から午後1時30分(受付11時から)、午後2時から4時(受付1時30分から)(注)各回同内容 会場/文化会館たづくり12階大会議場 対象/未就学児と保護者 上映作品/「ミッキーマウス」作品(短編3作品) 定員/申し込み順15組 その他/11月3日(祝日)までに申し込み結果を連絡 申し込み・問い合わせ/氏名、連絡先を10月31日(火曜日)までに電話またはEメールで、子どもたちと映画寺子屋・浅野電話090-7933-1263・Eメールkodomotachitoeigaterakoya@gmail.com ◎大人のためのみんなのワークショップ  プロ製作の短編映像作品台本・セットに沿って、撮影準備から本番撮影までを、撮影など各パートに分かれて 体験できるワークショップです。 募集/毎年12月頃 ワークショップ/毎年2月頃 他にも、ねぶくろシネマやリバーサイドシネマなど映画がもっと好きになるイベントがいっぱいあるよ! ●J:COM(地デジ11チャンネル)「テレビ広報ちょうふ」 〈5日号〉5日から19日 職員インタビュー、ミニコーナーなど 〈20日号〉20日から翌月4日 職員インタビュー、特集など 放送内容は調布市公式YouTubeでも配信中 ●調布FM83.8メガヘルツ市政情報番組「調布市ほっとインフォメーション」 月曜日から金曜日 午前9時15分から、午後1時30分から、4時から、9時から(各15分)/5時30分から(5分) 土曜日 午後5時30分から(5分) 日曜日 午後3時30分から(5分)(注)放送が休止・時間変更になる場合あり。インターネットでも聴取可。詳細は調布FMホームページ参照