98ページ  (D-3) 情報提供  福祉サービスや地域生活に関する必要な情報を,様々な障害特性に応じた方法で提供します。   前計画期間の振返り  ● 市において開催するイベント,会議等への手話通訳者,要約筆記者の配置を進めています。令和4年度より新たに調布市社会福祉協議会と手話通訳者派遣に係る委託契約を締結し,派遣手続きに係るルールを定め,通訳者や派遣仲介業務の負担軽減を図るとともに,安定的にイベント,会議等への派遣コーディネート業務を行う体制を確立しました。  ● 調布市ホームページは令和3年度から,やさしい日本語翻訳システム「伝えるウェブ」を導入し,さらに情報へアクセスしやすい環境の整備を進めています。(広報課)  ● 市が作成した「バリアフリーハンドブック」について,希望に応じて配布を継続しています。東京都より依頼があり,調布市ホームページに「とうきょうユニバーサルデザインナビ」のリンクを貼り,都内他市のバリアフリーに関するホームページへアクセスできるようになっています。  ● ちょうふ地域コミュニティサイト「ちょみっと」は令和4年3月には,障害者を含む全ての方がスマートフォンでも見やすいようデザインを変更したほか,動画や地図情報の掲載を可能とし,よりさまざまな市民ニーズに応えられるようリニューアルしました。(協働推進課)   今後の課題  ◆ 障害特性に応じた情報提供の充実  障害の有無に関わらず必要な情報に誰もがアクセスできるよう,音声,文字情報,手話,色合い,ルビや内容の平易化によるわかりやすさなど,情報バリアフリーを推進し,多様な形態での情報提供体制を確保していく必要があります。   99ページ  ◆ デジタル化への対応  スマートフォンやパソコン等の情報端末は多くの障害者にとっても有効な情報入手の手段となっており,より容易に,確実に必要な情報にアクセスできるよう,障害特性も踏まえつつ,ホームページ,SNS,アプリその他オンラインの活用による情報発信のデジタル化を推進し,利用者にとっての利便性を高めていくことが必要です。   取組の方向性 <障害特性に応じた情報提供の充実> ○ 市ホームページにおけるウェブアクセシビリティの向上,イベント等における手話通訳者の配置,その他新たなIT技術の活用など,多様な障害特性に応じた情報バリアフリーを推進し,障害のある方への情報保障に努めます。 <デジタル化への対応> ○ 障害のある方の地域生活に関わる様々な情報を,ホームページ,市報,冊子の作成,SNSなど多様なメディアを活用して的確に提供していきます。   事業計画 【主要事業】 №D-3-01 調布市ホームページ運用事務 広報課 事業概要  障害者や高齢者を含め,誰もがホームページで提供される情報や機能を支障なく利用できるよう,ウェブアクセシビリティに配慮した運用を行います。 今後の 方向性  ホームページリニューアルにより,高齢者や障害者を含めて,誰もがホームページ等で提供される情報や機能を支障なく利用できるよう,ウェブアクセシビリティに配慮した運用を行う。 ウェブアクセシビリティに関する日本工業規格 適合レベルAAに準拠した運用を行っていく。 100ページ №D-3-02 バリアフリーハンドブックの配布 障害福祉課 事業概要  平成30年3月に「調布市バリアフリーハンドブック」を発行し,窓口で配布しています。 今後の 方向性  平成30年3月の発行以降,情報の追加や更新が必要である一方で,媒体が冊子であるという特性もあり,適宜の更新が実施できていませんでした。既存のバリアフリーマップを提供しているアプリケーションを活用し,情報の追加及び更新を実施する予定です。 №D-3-03 市報等発行事務 広報課 事業概要  毎月5日・20日に発行する市報を視覚障害者等のために,紙面以外の方法でお届けします。 ○ 声の広報 市報の内容をカセットテープなどに音声録音し,希望者に郵送配付します。 ○ 市報ちょうふテキストデータのホームページ掲載 パソコンの音声読み上げソフトを活用し,市政情報を入手してもらうため,市報ちょうふのテキストデータを市のホームページに掲載します。 ○ 市報ちょうふテキストデータのメール送信 パソコンの音声読み上げソフトを活用し,市政情報を入手してもらうため,希望者に,市報ちょうふのテキストデータをメールにて送信します。 今後の 方向性 継続します。 №D-3-04 手話通訳者・要約筆記者の配置 障害福祉課 事業概要  市が主催する講演会,会議等の実施の際に,聴覚障害者が参加できるよう手話通訳,要約筆記者を配置します。 今後の 方向性  市の各部署への周知を図り,配置を推進します。 【その他関連事業】 事業名 事業概要 <№D-3-05> 音声コードの作成 (障害福祉課)  市が視覚障害者等に送付する文書等を音声コードに変換して添付することで,活字文書読み上げ装置等で音声による読み上げを可能にし,情報のバリアフリーを図ります。  平成26年度より,音声コード対応方法について市役所内で説明を行い,各課で実施してもらうよう周知に努めています。 101ページ <№D-3-06> 広報番組制作事務 (広報課)  ケーブルテレビやコミュニティFMを活用し,映像や音声で市政情報をお届けします。 ○ テレビ広報ちょうふ:ケーブルテレビ(J:COM)  映像で市政情報をお伝えします。文字情報も活用し,聴覚に障害のある方にも分かるよう工夫します。ケーブルテレビに加えてYouTubeを活用して動画での情報発信を行うことで,市内外を問わず市の魅力を伝える。 ○ 調布市ほっとインフォメーション:調布FM(83.8MHz) 音声で市政情報をお伝えします。 <D-3-07> 「障害者福祉のしおり」の作成 (障害福祉課)  障害児・者に関する諸制度,利用案内等を冊子にまとめ,窓口で配布しています。 <D-3-08> 子育て支援に関する情報提供 (子ども政策課) (子ども家庭課)  子ども家庭課窓口に子育て支援サービス相談員を配置し,子育て支援に関する制度や事業等の情報提供及びその利用に関する相談業務を行い,子どもや子育て家庭の支援を図ります。  また,子育てに関する情報を掲載した「元気に育て!!調布っ子」の発行を行い,窓口で相談者や転入者に配布を行います。  さらに,健康推進課と連携し,妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援の充実に向けて「子育てガイド」を発行し,初めて出産をする妊婦の方への情報提供についても充実を図っています。 <D-3-09> 地域コミュニティサイト「ちょみっと」の活用 (協働推進課)  地域のイベント情報に加え,障害者の活動団体を含む市民活動団体を紹介し,地域活動の参加促進等を図ります。