◆地域活動情報紙1面◆ 地域だヨ!全員集合 Vol.3 保存版 地域活動情報紙 いってみよ~ 市民活動 ボランティア活動 生涯学習活動 平成22(2010)年9月20日 発行:調布市 内容に関するお問い合わせは 生活文化スポーツ部協働推進課 〒182-8511 調布市小島町2-35-1 電話:481-7036/FAX:481-6881 Eメール:komyuni@w2.city.chofu.tokyo.jp 地区協議会 特集号  今回の地域活動情報紙は、市が推進している「地区協議会」の特集です。  現在、10地区で地区協議会は設立され、地域住民が力を合わせながら、地域の特性や実情に合わせ、様々なまちづくり活動を行っています。  各地区協議会の紹介をはじめ、7月に開催された地域交流会や地区協議会の概要など、地区協議会の魅力が伝わる内容が満載です! 市長と各地区協議会で活動されている皆さんです。他にも多くの方々が、地区協議会で活躍しています。 地区協への期待  市内に20ある小学校区のすべてでの設立を目指して、平成10年にスタートした地区協議会は、今年でちょうど半分の10地区で立ち上がったことになります。  地域住民の十分な理解の上に設立を進めているため、多少の時間を要しているものの、現在では地区協議会が設立されていない地域であっても、「地区協」というフレーズと、その必要性は広く浸透してきております。これは、すでに活動を開始している地区協の皆さんが、日々地道に、かつ献身的に取り組んでこられた賜であると考えます。  「地域のために」と一口に言っても、実際に活動を継続していくには、地域への熱い想いと相当なエネルギーが必要となります。地区協の方々の活動を目にする度に、頭が下がる思いとともに、まちづくりには地域の力が不可欠であることを強く感じさせられます。市政経営を進めていく上で、地区協は大変に心強い存在であります。  「地域主権」が叫ばれる現代のまちづくりにおいては、これまで以上に地域や市民の力が必要となります。その意味で、地域に良好なネットワークを築き、連帯感を育みながら活動する地区協は、多くの可能性を秘めており、今後さらに活躍の場を広げていくものと確信し、大いに期待しております。 調布市長 長友貴樹 ◆地域活動情報紙2面◆ 石原小学校地区協議会 (石原小学校区:平成11年2月設立) 代表 日比生(ひるお)信義  石原小学校地区協議会は、今年で設立11年目を迎えました。「手をつなぎ笑顔で築くまちづくり」のスローガンのもと、諸団体のネットワーク組織として、地域の方々と一緒に活動しています。広報紙「ふじみ」による情報提供、団体連絡会での情報交換などを通じ、“今、この地域では何が課題で、どう取り組むか”を互いに共通認識し、できる範囲で関わっていく、そういった地域住民の参加意識を高める役割の一端を果たしていると考えています。  安全・安心のまちづくりのためには、ますます地域住民の力が必要です。互いに連絡が緊密に取れ、何かあれば連携して動く、そんな“絆”がこの石原小学校地区には根付いています。 地域に飛び出すきっかけづくりとして、主に男性のシニア層を対象に、「そば打ち体験」を行いました。 「鬼太郎公園披露式」には、とっとり妖怪観光大使の鬼太郎がPRのため駆けつけてくれました。 上石原まちづくり協議会 (第三小学校区:平成12年10月設立) 会長 増岡 源吾  古くからの自治連合会を解散し、上石原まちづくり協議会は設立されました。今では、学校や商店会、市民活動団体など様々な活動をする人たちが集まり、新たな輪を広げています。  「西調布駅周辺の問題」解決のため、住民や自治会などに署名を呼びかけ、駅の整備事業化につなげるなどハード面においても、地域の声を拾い上げる活動を行ってきました。また、自分の住むまちを知り、もっと良いまちにしようという思いを持ってもらいたい、そんな願いから広報活動にも力を入れています。広報紙「上石原」は今年で27号を迎え、地元の旧跡を特集するなど地域の話題拾いに汗を流しています。今後も、地域のつながりをさらに広げる取組を続けていきます。 1958年の上石原駅(現西調布駅)の様子 広報紙でも取り上げた、地元の旧跡「太田塚」 地域で行われる「上石原若宮八幡神社祭礼」にも協力しています。 飛田給小学校地区協議会 (飛田給小学校区:平成15年2月設立) 会長 亘理(わたり)英之  設立当時は、既存の団体などからなかなか認知されず、苦慮したこともありました。一つ一つ地域の課題を解決していくため、活動ごとの委員会(防犯・防災・環境・広報)を設け、各委員として地域の方々に参加・協力を呼びかけました。総合防災訓練、防犯講演会、ミニコンサート、観桜会など、設立から7年間の活動の継続により、段々と多くの方々から参加を得られるようになってきています。また、地区協議会の活動から自治会同士が合併し、地区協議会の強力な活動母体となるなど、活動の浸透を実感することもありました。  誰でも参加できる新しいコミュニティ「地区協議会」によって、さらに地域の絆を深められるよう、今後も活動していきます。 「総合防災訓練」では、バケツリレーによる水の運搬を練習しました。 イルミネーションの点灯式に合わせて、飛田給駅構内でミニコンサートを行っています。 冬には飛田給駅前の木を飾りつけ、イルミネーションを地域の方に楽しんでいただいています。 いっしょうふれあいネットワーク (第一小学校区:平成21年4月設立) 会長 平野 光孝  調布市の中心に位置する第一小学校区では、様々な方々が暮らし、また働いています。このような地域でこそ、ご近所付き合いを広げられるような活動が必要と考えています。  昨年度は、初めての活動として、防災訓練、自転車交通安全教室、児童の見守り、掲示板設置などを行いました。活動を通じていろいろな方々と出会い、気軽にあいさつできる明るい地域をつくることが、大規模災害時にも重要なことであり、設立1年目がその足がかりとなったことを嬉しく思っています。知り合いの輪が広がることは、地域皆の財産です。まだまだ一歩踏み出したところですが、これからもいっしょうふれあいネットワークの輪を広げていきたいです。 「防災訓練」では、はしご車が子どもたちに大人気でした。 第一小学校の前に、待望の掲示板を設置しました。 富士見台地区協議会 (富士見台小学校区:平成22年3月設立) 会長 大久保 正二  船出したばかりの富士見台地区協議会では、現状の問題・課題や今後の活動について熱心に議論しています。地区協議会が設立されるまで、各々の分野で活動はしていても、お互い顔も知らなかった方々もおりました。しかし、わずかの間に旧知の仲のように親しく会話が進み、「住民福祉」向上という共通の目標に向かって一丸となって取り組んでいるところです。  まずは、富士見台地区協議会を知ってもらい、地域の課題や今後の活動に期待することなど、地域の声を集められるように、広報紙を発行しました。今後も、地区協議会の設立によってつながった、顔見知り、仲間の輪を地域全体に広げていくため、皆で力を合わせて取り組んでいきます。 平成22年3月7日に設立総会を開催しました。 地域の各団体からメッセージや年間予定を寄せていただき、初めての広報紙を発行しました。 地域の声を集めるため、下石原地域福祉センターに地区協議会への意見箱を設置しています。 ◆地域活動情報紙3面◆ 八雲台小学校地区協議会 (八雲台小学校区:平成17年6月設立) 会長 杉崎 敏明  八雲台小学校地区協議会では、3つの事業を通して地域の交流を深めていこうと活動しています。「ふれあい事業」では、主に八雲台小学校で行われる行事への協力、「防災・防犯事業」では、防災訓練や防犯講習会、また、「環境・美化事業」では、小学校の花壇への花植えや昨年度から始めた調布産の食材を使った料理教室などを行っています。  地域のつながりが希薄と言われる昨今、こういった様々な活動に多くの方々の参加を得られるようになったことは、地区協議会ができて良かったことだと思います。6年目を迎え、少しでも地域を変えていけたらと、皆さんに地域への関心を持ってもらえる新たな試みを話し合いながら、活動しています。 平成22年度定例総会の様子 毎年、八雲台小学校前の花壇に花植えを行っています。 上ノ原まちづくりの会 (上ノ原小学校区:平成16年5月設立) 会長 山田 重幸  安全、安心、楽しく住み良いまちづくりを目指し、地域で活動する諸団体や住民の方々の協力を得ながら、上ノ原まちづくりの会は7年目を迎えました。  設立前は不審者情報が多く、地域の緊急課題として防犯パトロール組織を立ち上げ、毎日の登下校時だけでなく、犬の散歩や買い物の時にも黄緑色のジャンパーを着て、地域一丸となっての見守り活動、交通安全指導を行いました。その結果、不審者情報も激減し、この活動に賛同するボランティアも、現在約120人にまで広がっています。  他にも、美化大作戦・花壇づくりなどの環境美化活動、ふれあいコンサート、北部公民館との共催講座などの事業を通じて、地域の「ふれあいの輪」も広がっています。 登下校時の「交通安全指導」の様子 「美化大作戦」で、みんなで自分たちのまちをきれいにしました。 恒例行事となった「ふれあいコンサート」では、子どもから大人まで楽しめる企画をしています。 緑ヶ丘・仙川まちづくり会議 (緑ヶ丘小学校区:平成13年6月) 会長 田中 次郎  緑ヶ丘・仙川まちづくり会議は今年で10年目を迎えました。初年度に行われた「夜のお花見会」は、現在では「桜まつり」として、毎年地域の子どもたちも楽しみにする恒例行事となりました。他にも設立当初より、地域住民が広く参加できる様々な催しを企画しながら、地域の方々と一体となって独自の活動を行っています。  このような活動の積重ねにより、地域のつながりが発展した結果、10周年記念行事として開催した講演会には100人近い参加を得ることができました。さらに、10年誌の発行を予定しており、地域の方々と共に歩んだ10年の歴史を噛みしめながら、今後も調布のパイオニアを目指し、仲良し・住み良いまちづくりに取り組んでいきます。 平成22年3月に開催された「桜まつり」では、子どもたちのパフォーマンスで盛り上がりました。 10周年記念講演会には多くの地域の方が集まりました。 若葉小学校地区協議会 (若葉小学校区:平成21年3月) 会長 新井 七吾  若葉小学校地区協議会は、平成21年3月に設立されました。設立以前から、若葉小学校地区では学校開放、PTA、自治会など個々の団体での活動が活発に行われていました。しかし、この1年間で、地域全体で防災訓練や防犯パトロールが行えたことは、地区協議会が設立されて地域が変わってきたことだと思います。個々の団体では実施が難しい活動でも、地区協議会が団体間、団体と地域住民との連携の窓口となり、地域の課題を地域全体で考え、大きな活動へとつなげていく、このようなネットワークができつつあると感じています。  これからも、安全で安心して生活できるまちづくりを目指して、取り組んでいきたいと思います。 初めての防災訓練には、多くの方々に参加していただきました。 子どもは地域の宝物です。安全・安心なまちづくりを目指してパトロール活動を始めました。 こくりょう・みんなの広場 (国領小学校区:平成19年4月設立) 会長 小泉  晃  地域の誰もが参加でき、皆で協力して、安全で安心に暮らせる地域をつくりたい。そんな想いから名称を「こくりょう・みんなの広場」としました。地域の知恵と力を合わせて、様々な活動をしています。最初に手がけた「みんなの掲示板」は、地域の様々な情報の発信拠点となり、今では多くの方に親しまれています。また、その脇に設置した赤灯は地域の安全・安心を優しく照らしています。  設立して早3年、多くの仲間が増えました。公園の利用、危険な箇所への対応、ポイ捨て禁止など、皆で地域の気づいたことを話し合い、できることから取り組んでいます。  関心のある方はご連絡ください。いつでも参加Welcome!ですよ。 第六中学校の通学路に設置した「みんなの掲示板」。赤灯も地域の安全・安心を見守ります。 タバコのポイ捨てが劇的に減少しました。 恒例のこいのぼり祭り。こくりょう・みんなの広場は場内整理で協力しています。 ◆地域活動情報紙4面◆ 第11回 地域交流会 大成功!!  平成22年7月16日(金)に第11回地域交流会が開催されました。  今回の地域交流会は、すでに設立され活動している10の地区協議会が企画・運営を行い、地区協議会未設立地区の方々に活動の楽しさやその必要性を広く知ってもらうことを目的に行いました。  当日はおよそ130人もの参加があり、各地区協議会が手作りのポスターなど掲示物を持ち寄って、なごやかな雰囲気のなか、活動紹介や日頃の地域活動について意見交換を行いました。終始、笑顔の絶えないあたたかい交流会となりました。 地区協議会だより  より多くの方々に地区協議会を知っていただくために、地区協議会の活動を掲載する広報紙「地区協議会だより」を発行しています。 地区協ボード  地区協議会広報用の掲示板として、市役所本庁舎2階に、「地区協ボード」を設置しています。  各地区協議会の広報紙やイベント情報などを掲示していますので、市役所にお立寄りの際は、ぜひご覧ください。 地区協議会の設立を 推進しています 私たちが設立・運営を サポートします! 問合せ 協働推進課 電話:481-7036 komyuni@w2.city.chofu.tokyo.jp 地区協議会とは  地域では、自治会や健全育成、PTA、民生児童委員、消防団など様々な団体や地域住民がそれぞれの目的に応じて活動しています。  地区協議会は、小学校区をコミュニティエリアとして、こうした各種団体や地域住民が連携・協力し、地域のまちづくりのために自主的に活動するネットワーク組織です。地域の横のつながりのなかで、既存の団体だけでは対応できない、もしくは、地域全体で取り組んだ方が効果的、効率的な課題などに対して、地域の皆さんで考え、取り組むための新たなまちづくり組織が「地区協議会」です。  現在、10の小学校区で地区協議会は設立されており、様々なまちづくり活動を展開しています。市では、この地区協議会を20ある小学校区すべてに設立したいと考えております。 ※地区協議会は地域の上に立つ組織ではなく、既存団体の活動をさまたげるものではありません。 地区協議会の主な役割 地域住民や各種団体のネットワークの構築 地域の情報の共有 地域課題の協議・検討 まちづくり活動に向けた連携・協力 地域内の相互補完の調整 地区協議会のメリット 地域の連帯感が向上します! 地域住民や各種団体が連携・協力することで、地域に連帯感が生まれます。 地域活動の相乗効果が期待できます! 地域の情報の共有や各種団体の連携により、それぞれに知識、経験を生かし合い、よりよい活動につなげることができます。 地域の課題解決が可能となります! 地域全体が連携、協力することで、地域課題が解決できるようになります。 地域の人材を発掘できます! 地域交流が盛んになることで、地域活動に参加する住民が増えます。 市が活動を支援します!  ・市の持つまちづくりに関する情報を提供します。  ・市のホームページや広報紙で活動をPRします。  ・年額50万円を限度に活動費を助成します。  ・市の担当者が会議に出席するなど運営をサポートします。 市長に提言ができます! 地域住民が作成するまちづくり案を市長に提言することができます。