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掲載開始日:2024年12月6日更新日:2024年12月6日
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令和6年度上半期の財政状況
財政動向のお知らせ
市では、市民の皆さんに市の財政動向をお知らせするため、年2回、財政状況について公表しています。今回は、令和6年度上半期(令和6年9月30日現在)の状況をお知らせします。
令和6年度一般会計当初予算は1,065億円でスタートしました。
令和6年度は、前期基本計画の2年目として、計画に基づき、重点プロジェクトを基軸に各施策・事業を着実に推進するとともに、令和7年度末に完成を迎える調布駅前広場をはじめとする長年にわたる中心市街地の街づくりにおける大きな節目を見据え、関連する取組を円滑に進める重要な年となります。
今回は、当初予算に、物価高騰対策をはじめとする補正予算と昨年度からの繰越事業費を追加した予算現額約1,102億5,982万円の状況をお知らせします。
歳入の収入済額は約500億9,243万円で予算現額に対し45.4パーセントの収入率になっています。このうち主要な財源である市税収入は約283億5,534万円で歳入の56.6パーセントを占めています。
一方、歳出の支出済額は約415億2,703万円で予算現額に対し37.7パーセントの執行率となっています。
このほか、特別会計の執行状況などは各表の通りです。
今後の財政見通しとして、歳入では、市税収入及び各種交付金については堅調に推移していますが、引き続き、物価高騰の長期化等に伴う今後の社会経済状況や景気動向が懸念されます。一方、歳出では、社会保障関係経費等の経常経費の増加に加え、公共施設マネジメントや都市基盤整備、災害対応能力の向上、脱炭素社会の実現、デジタル化の推進などの重要課題に対応していく必要があります。
これらのことに対処するため、各種事業について、あらゆる角度からの財源確保に取り組むとともに、全ての事業の優先度の精査、経費縮減など、歳入歳出両面からの見直し、改革・改善に引き続き取り組んでいきます。
一般会計の執行状況
一般会計とは、市税をはじめとして、国・都からの補助金や市債などを財源として、各種市民サービスの提供、都市基盤の整備などを行う会計です。
予算現額 約1,102億5,982万円
(注)予算現額とは当初予算に補正予算による増減と前年度からの繰越事業費を加えたものです。
(注)歳入・歳出の各項目は、四捨五入処理し、万円単位で表記しているため、千円単位で表記されている額とパーセント数値が一致しない場合があります。
歳入
歳入 | 収入済額 | 構成比 |
---|---|---|
市税(市民税・固定資産税など) | 283億 5,534万円 | 56.6パーセント |
国庫支出金(国からの補助金・負担金など) | 59億5,128万円 |
11.9パーセント |
繰越金 | 52億6,009万円 | 10.5パーセント |
地方消費税交付金 |
32億6,452万円 |
6.4パーセント |
都支出金(都からの補助金・負担金など) | 29億8,529万円 |
6.0パーセント |
地方特例交付金 |
13億5,395万円 |
2.7パーセント |
その他(使用料及び手数料2.1パーセント、分担金及び負担金1.5パーセントなど) | 29億2,196万円 | 5.9パーセント |
合計 | 500億9,243万円 | 100.0パーセント |
予算現額に対する収入率 45.4パーセント
歳出
歳出 | 支出済額 | 構成比 |
---|---|---|
民生費 | 219億6,829万円 | 52.9パーセント |
総務費 | 56億5,341万円 | 13.6パーセント |
教育費 | 48億3,490万円 | 11.7パーセント |
土木費 | 37億6,032万円 | 9.1パーセント |
衛生費 | 28億2,710万円 | 6.8パーセント |
消防費 | 12億5,211万円 | 3.0パーセント |
公債費 | 4億6,424万円 | 1.1パーセント |
その他(商工費1.0パーセント、議会費0.6パーセントなど) | 7億6,667万円 | 1.8パーセント |
合計 | 415億2,703万円 | 100.0パーセント |
予算現額に対する執行率 37.7パーセント
市民1人当たりの市税負担状況
令和6年9月30日現在の市税調定額(475億6,633万円余)を、同日現在の人口23万9,580人で割ると一人当たりの市税負担額は、19万8,540円になります。この市税負担額に、支出済額の目的別の割合をかけると、何にいくら活用されているかが分かります。
目的別 | 内容 | 市税負担額 |
---|---|---|
議会費 | 市議会の運営 | 1,221円 |
総務費 | 市役所の運営・文化コミュニティの振興など | 2万7,029円 |
民生費 | 子どもから高齢者までの福祉関係 | 10万5,030円 |
衛生費 | 市民の健康管理・ごみ処理など | 1万3,516円 |
労働費 | 市内の勤労者互助会・労働振興など | 174円 |
農業費 | 市内農業の育成・市民農園の運営など | 249円 |
商工費 | 市内商工業の振興や花火大会などの観光 | 2,021円 |
土木費 | 道路や公園の整備など | 1万7,978円 |
消防費 | 市内の地域防災対策など | 5,986円 |
教育費 | 小・中学校などの教育関係・スポーツなどの社会教育関係 | 2万3,116円 |
公債費 | 公共施設の建設など多額の支出をするために借り入れた資金の返済 | 2,220円 |
特別会計の執行状況
特別会計とは、特定の事業を行うため、または特定の収入をもってその支出に充てるために設けられる会計のことです。
(注)収入済額を超過する支出済額(不足額)は、一般会計などの資金を一時運用しています。
会計名 | 予算現額 | 収入済額 | 収入率 | 支出済額 | 執行率 |
---|---|---|---|---|---|
国民健康保険事業 | 224億9,660万円 | 69億3,065万円 | 30.8パーセント | 74億4,363万円 | 33.1パーセント |
用地 | 3億2,492万円 | 1億3,416万円 | 41.3パーセント | 1億3,416万円 | 41.3パーセント |
介護保険事業 | 174億7,100万円 | 73億6,650万円 | 42.2パーセント | 73億5,498万円 | 42.1パーセント |
後期高齢者医療 | 64億900万円 | 14億340万円 | 21.9パーセント | 20億6,025万円 | 32.1パーセント |
合計 | 467億152万円 | 158億3,471万円 | 33.9パーセント | 169億9,302万円 | 36.4パーセント |
(注)下水道事業は、令和2年度から公営企業会計に移行しました。詳細は下記リンクをご覧ください。