トップページ > 観光・文化・スポーツ > 水木マンガの生まれた街 調布 > 調布市名誉市民・水木しげる > 「水木しげるサン お別れの会」が開催される
印刷
ページ番号:2350
掲載開始日:2016年2月4日更新日:2016年2月4日
ここから本文です。
「水木しげるサン お別れの会」が開催される
平成28年1月31日、昨年11月30日にご逝去された調布市の名誉市民である水木しげるさんのお別れ会が青山葬儀所で開かれました。当日は、水木さんゆかりの著名人やファンら約7800人が参列して別れを惜しみました。
会場には、遺影や「ゲゲゲの鬼太郎」などの絵が飾られ、ファンのメッセージを受け付ける「妖怪ポスト」も設置されました。また、会場の外には、これまでの水木さんの歩みを紹介するパネルが展示されていました。
喪主である妻の布枝さんは「主人にはまだ描きたいことがたくさんあったと思います。それらが日の目を見なかったことはとても残念です。とはいえ今も、あちらの世界でも新しいストーリーをたくさん思いついていることでしょう。だって、生前から妖怪やあの世とは親しかったのですから。」とあいさつしました。
発起人代表である作家の荒俣宏さんは「日本の宝の一つだったと思う。それも楽しい宝。水木さんのことを思い出す時代が必ず何度も来ると思います。」と述べました。また同じく発起人であり、祭壇のデザインも担当した作家の京極夏彦さんは、「水木漫画を糧として範として生きてきた。唯一無二の指標だった。」と語りました。
祭壇から鬼太郎などのキャラクターとともに、遺影の水木さんが参列者に優しく微笑みかけていて、まだそこに水木さんがいるように思えてくる空間でした。会場には、耳なじみのある「ゲゲゲの鬼太郎」のテーマ曲が繰り返し流れていましたが、この日は特別に優しいメロディーに聞こえました。