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ページ番号:2365
掲載開始日:2019年2月18日更新日:2019年2月18日
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登録有形文化財登録プレートが旧武者小路実篤邸に
調布市実篤公園内に残る旧武者小路実篤邸は、平成30年7月20日に文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て国の登録有形文化財に登録されることとなり、11月2日に文化財登録原簿に登録されたことが官報で告示されました。
この度、登録有形文化財であることを示す登録プレートが、文化庁から文化財登録の窓口である調布市郷土博物館に届き、2月13日に、郷土博物館から一般財団法人調布市武者小路実篤記念館の理事長で実篤の孫である武者小路知行さんに渡されました。
武者小路知行さんは登録有形文化財に登録されたことについて「登録有形文化財に登録されて実篤が暮らしていた場所を守るという責任感を改めて感じています。また、実篤と一緒に過ごし、実篤のことを伝えることができる人が少なくなってきているので、色んな人の前で伝えていけるチャンスがあれば伝えて行きたいと思っています。」と話してくれました。
また、「昔は月見台の下にプールがあって小学生の休みの時に遊んだ」など実篤と一緒に過ごした思い出もお話しくださいました。
旧武者小路実篤邸は、昭和30年に建てられ、小説「友情」「愛と死」などの代表作がある作家であり、野菜の絵に「仲よき事は美しき哉」などの言葉を添えた色紙でも知られる武者小路実篤が、70歳から90歳で亡くなるまでの20年間を暮らした邸宅です。今回、邸宅が戦後の和風住宅の好例を示す建物として評価され、国の登録有形文化財となりました。