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トップページ > 健康・医療・福祉 > 高齢者支援 > 認知症支援 > 注文をまちがえるカフェ「オレンジデイSENGAWA」を覗く

ページ番号:5923

掲載開始日:2023年8月21日更新日:2024年2月9日

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注文をまちがえるカフェ「オレンジデイSENGAWA」を覗く

オレンジデイSENGAWA

京王線仙川駅から歩いて約5分のところにある既存のカフェを借りて、月に1回「オレンジデイSENGAWA」は開催されています。「認知症になっても活躍できる地域でありたい。認知症のことをみんなに知ってもらいたい」という想いが詰まった地域活動です。
「オレンジデイSENGAWA」では、認知症の方が、運営するスタッフや地域の方々から温かく見守られながら、注文を受けたり、料理の提供を行うなどいきいきと働いています。
カフェで働く方の写真

はじめたきっかけは?

スタッフのお父さんが認知症になり、何かできることはないかと考えていました。そこで関西にある認知症の人が接客する「注文をまちがえるレストラン」の活動を、調布でもやってみようという話になり、社会福祉協議会や地域包括支援センターなどに相談し、一緒にやりたい、共感してくれる方に声を掛けて、開店にこぎつけました。
カフェを運営する方の写真 カフェで運営している方の写真
オレンジデイSENGAWAを運営する岩田さん

認知症の方が働きやすいように心掛けていることは?

認知症の方の仕事は、注文を取り、配膳をすることです。注文は認知症の方とスタッフがペアになって受けています。認知症の方が注文を取りやすいように、ケーキや飲み物の品数を少なくしています。各テーブルにはそれぞれ異なる色の花を置き、注文表にはテーブルの色を示して、どのテーブルからの注文か一目でわかるようにしたり、メニューの文字を大きくシンプルにして見やすくしています。
ボランティアのスタッフは、認知症サポーター養成講座を受講し、基礎的な知識を学んでいます。認知症の方がいきいきと働く姿をみて、刺激をもらったり、スタッフ側が気づかされることも多いです。
働いている方の様子の画像 注文表の画像

こうした活動を続けるために期待することは?

何か始めるにしても活動場所がない、丁度いい広さの場所を見つけにくいのが現状です。ノウハウがなく一歩踏み出せない人もいると思います。
実際、スタッフも子育てや介護などがあり、なかなか決まった日に参加するのも難しく、急にスタッフが休むと、代わりの人を見つけるのも困難です。なので、私たちのような活動があちこちで広がり、いつでもどこかで開催されているようになるといいなと思います。
また、運営も助成金以外の財源がないので、コンスタントに続けていくための財源確保も課題です。人材と財源の支援が充実してくれば、もっと活動の輪も広がっていくのではと期待しています。

カフェのロゴの画像

オレンジデイSENGAWA

このページに関するお問い合わせ

調布市行政経営部広報課 

電話番号:042-481-7301・7302

ファクス番号:042-489-6411