トップページ > 観光・文化・スポーツ > 国際交流・多文化共生 > サウジアラビア王国との交流 > サウジアラビア王国の文化
印刷
ページ番号:2441
掲載開始日:2020年11月16日更新日:2020年11月16日
ここから本文です。
サウジアラビア王国の文化
サウジアラビアの文化
服装
女性は「アバーヤ」という黒いローブ、男性は「トーブ」という白の長いシャツワンピースを着ています。女性、男性ともにサウジアラビアの気候に適した衣装で、結婚式や入学式など、特別な日以外ではほとんど着物(民族衣装)を着ることがなくなってしまった日本とは違い、サウジアラビアでは大人も子どもも日常的に民族衣装を着ています。
食事
サウジアラビアの国民食は「カプサ」と「デーツ」です。カプサはピラフのような炊き込みご飯の上にのせるのは、特別な調味料を付けて焼いた羊や鶏肉、牛肉、魚です。お祝いの席では丸ごと焼いた仔羊がのっていることもあるご馳走です。デーツはナツメヤシの実。お客様にふるまう大切な果物で、栄養価が高く砂漠の国では貴重な自然からの恵みとして重宝されています。日本ではお好み焼きなどに使われるソースの原料にもなっています。
住居
サウジアラビアは日本のおよそ25分の1の人口密度であるため、家がとても広くなっています。砂漠に覆われた国土と気温の高さから、陸地には色とりどりの自然環境が少ないため、住環境に鮮やかな色を取り入れる習慣があります。また、サウジアラビアの民家は、日本の民家に比べると窓が小さくできています。これは砂嵐による砂の舞い込みを防ぐためです。
学校
サウジアラビアの教育制度は、日本と同じ6・3・3制で、義務教育は15歳までと同じです。日本と違うのは、イスラームの教えによって小学校から男女別学なところです。サウジアラビアでは月曜日ではなく土曜日から学校が始まり、金曜日が日本の日曜日にあたります。授業の開始時間が早いため、小学校の高学年になると7時間目まであります。また、日本にはないような「イスラーム法学」や「クルアーン」といった宗教の授業があるのが特徴です。