トップページ > 観光・文化・スポーツ > 平和への取組 > Chofu Peace Library~調布市平和デジタルアーカイブ~ > 戦争体験談 > 三宅直子さんの戦争体験談
印刷
ページ番号:18028
掲載開始日:2026年8月3日更新日:2026年9月9日
ここから本文です。
市内在住の三宅直子さん(戦争当時は目黒区在住)より戦争体験談と小学生時代の資料を提供いただきました。
1945年(昭和20年)の5月24日夜、当時8歳だった私の家に爆弾が落ちました。
父は消火のために家に残り、私は2歳の弟と生後1か月の妹、その子らを抱えた母と叔母と一緒に、近くの国民学校前広場に避難しました。そこで飛行機の爆音が聞こえ、空を見上げると、星のような光がサアッと川のように流れ落ちてくるのが見えました。しかしそれは星ではなく、焼夷弾でした。
焼夷弾が落ちると、凄い衝撃とともに辺りは火の海となりました。私の被っていた防空頭巾に飛び火が燃え移ってしまい、母がとっさに私を地面に転がして火を消してくれたものの、あごや両手首、右脚にやけどを負いました。
周りの校舎や家はすべて焼失してしまい、夜が明けて自宅に戻ってみると、焼け落ちた家の前に父が呆然と立っていました。私たちの無事を確認して安心したのか、父の目が真っ赤に充血していたのを覚えています。


通っていた小学校の成績表
私のやけど痕は年を重ねるごとに、風化してわからなくなりました。しかしあの夜の「流れ星」の音と校舎が燃える光景は決して忘れません。戦争の体験を語れるのはきっと私の年代が最後なので、戦争の恐ろしさと平和のありがたみをしっかり伝えていかなければいけないと思います。