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掲載開始日:2024年11月28日更新日:2024年11月28日
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調布市パラスポーツ体験会が開催される(11月17日)
調布市パラスポーツ体験会を開催しました
11月17日(日曜日)に武蔵野の森総合スポーツプラザで「調布市パラスポーツ体験会」を開催しました。
この事業は、東京2020パラリンピック競技大会の開催により高まったパラスポーツへの機運を継続させ、大会を契機としたパラスポーツ振興を図り、共生社会の充実を目指し実施しています。
車いすバスケットボール体験では、元日本代表でパラリンピアンの上村知佳選手やつくばSTRIX所属の武田羅生選手、今年6月に行われた「第3回車いすバスケットボールChofuエキシビションマッチinむさプラ2024」のエキシビションマッチにもお越しいただいた国内トップチーム「川崎WSC」の齋藤尚徳選手が講師として参加してくださり、参加者へ直接指導してくれました。座りながらだとゴールの位置がより高く感じますが、実は体験会のゴールの高さは実際よりも少し低めに設定されているんです。改めてアスリートの凄さを実感しますね。皆さん、車いすの操作やシュートに苦戦しながらも楽しく体験に参加されていました。
シッティングバレーは、小さなお子様でも安心して楽しめるスポーツ。東京都障害者スポーツ協会に協力いただき、お尻を床につけた状態で、鈴の入った風船を使って、トスやサーブの体験を行いました。「座ったままの状態で動くのが難しい」といいながらも、チームで声をかけあって何度もラリーが続いていましたよ。
ブラインドサッカー体験では、ソイエ葛飾の皆さんに協力いただきました。まずは目が見えない状態を体験してもらうためアイマスクをつけて声のするほうへ歩いてもらったのですが、自身が思っているよりも横にそれながら歩いていて、「まっすぐ進んだはずなのに全然違う!」と驚いた様子でした。鈴の入った専用のボールを使ったパスやシュートの体験では、かすかに聞こえる鈴の音や遠くで呼ぶ相手の声に耳を澄ませながら「こっちで合ってる?」とボールを蹴る方向を確認していました。
FC東京普及部コーチによるウォーキングフットボール体験では、「走らない・接触しない・ボールを浮かせない」というルールのもと、ミニゲームを行いました。参加者からは「走らないようにと思っていても、無意識に走ってしまうので難しかった」といった感想をいただきました。
また、今回はデフに関する体験を2つ実施しました。
デフフットボール体験では、ケイアイスター不動産株式会社の協力のもと、デフフットサル選手の川畑菜奈選手、東海林香那選手、酒井藍莉選手が講師として参加してくださり、色の手話単語を覚え、指定された色のコーンに向かってドリブルするゲームを実施。うまくいったときは手話で拍手(手首を回転させながらひらひらと動かす)をして、みんなで静かに喜びを共有していました。
もうひとつのデフ体験ブースでは、デフ陸上で実際に使われる、スタートランプと呼ばれる、音が聞こえない選手のために発光してスタートを知らせる装置を使った陸上体験のほか、手話で色を伝え、示された色のかごにボールを入れるお片付けゲームなど、レクリエーション要素を盛り込んだ体験を行いました。声を出さずに相手に意思を伝える難しさをや、普段と違うコミュニケーションに慣れないながらも、きこえない状況を楽しみながら取り組んでいただきました。
体験プログラムのほか、展示ブースでは武蔵野の森総合スポーツプラザPRブースや東京2025デフリンピックのPRブースが出展。
また、前回好評だった、各ブースを回ってスタンプを集めた方にノベルティをプレゼントするスタンプラリーも実施しました。なかにはノベルティをもらうためではなく、スタンプを集めるために色々なブースを回ってくれた方も。
市では、今後も様々な主体と連携し、パラスポーツの振興や障害理解の促進、そしてスポーツの力による共生社会の充実に向けて取り組んでいきます。
共催
武蔵野の森総合スポーツプラザ
協力
- 公益社団法人調布市スポーツ協会
- 公益社団法人東京都障害者スポーツ協会
- 一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟
- 特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会
- ソイエ葛飾
- FC東京
- ケイアイスター不動産株式会社
- 調布市スポーツ推進委員会