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掲載開始日:2024年12月4日更新日:2024年12月4日
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令和6年度 調布市産学官連携がん啓発プロジェクト
子宮頸がん検診啓発の動画とポスターを作成しました!
学生考案のキャッチコピー
安心を、すぐそばに〜早期発見・早期治療で子宮頸がんの9割は治る時代に〜
動画
子宮頸がん検診啓発動画「安心を,すぐそばに ~早期発見・早期治療で子宮頸がんの9割は治る時代に。~」(30秒)(調布市動画ライブラリ)(YouTubeへ外部リンク)
ポスター
完成した子宮頸がん検診啓発の動画・ポスターは、市内各所で掲示・放映しています。
調布市産学官連携がん啓発プロジェクト(CAJ)の概要
市は、平成22年に「調布市とアフラックとのがん啓発・がん検診の受診率向上に向けた包括的連携に関する協定」を締結し、令和元年に「調布市がん対策の推進に係る条例」を制定して、がん対策に向けた各種取組を推進しています。
令和5年度に産学官の連携によるプロジェクトを設置し、調布市相互友好協力協定締結大学及び学生と、調布市(C)、民間企業(アフラック生命保険株式会社(A)・JCOM株式会社(J))が協働して、がん検診受診率向上のため、広報・啓発の施策検討をこれまで進めてきました。
プロジェクトでは「子宮頸がん」をテーマとし、学生たちと5か月間にわたって、20代から子宮頸がん検診を受ける大切さを伝えるための動画とポスターを作成しました。
プロジェクトの活動内容
がん情報発信サポーターの募集
応募対象は、調布市相互友好協力協定締結大学に通う2年生、3年生(2023年度の大学1年生、2年生)として、令和6年1月から4月19日までの期間、10代・20代に向けたがん情報発信のメンバーを募集しました。
第1回 キックオフミーティング
日時:令和6年5月30日(木曜日)午後5時30分から7時30分
プロジェクトメンバーの初顔合わせを行い、プロジェクトで目指すことを共有するとともに、学生たちの応募理由やがん・がん検診に関する想いなどを発表してもらいました。
第1回では、「がん」について正しい知識と理解を深めるため、東京大学医学部附属病院放射線科 総合放射線腫瘍学講座 特任教授 中川恵一医師による特別講義を開催しました。その講義内容を参考に、学生同士のグループワークで子宮頸がん検診啓発の動画・ポスター制作に向け、キャッチコピーの検討をスタートしました。
第2回 キャッチコピーの決定
日時:令和6年6月20日(木曜日)午後5時30分から7時30分
学生1人ひとりが柔軟な発想力で考えてきたキャッチコピーについて、学生たちによるプレゼンテーションを行いました。それぞれのキャッチコピーに込めた想いやお互いに印象に残ったフレーズのほか、動画の秒数を30秒か15秒にするかについても意見交換を行いました。
また、考えてきたキャッチコピーをどのような対象者に向けて伝えていくのか、年代と検診への関心度を軸に、対象者を明確にし、キャッチコピーを検討しました。学生たちが考えてきた10点のキャッチコピーの中から、3点まで絞り込みをしました。
後半では、動画の絵コンテ案を検討するため、JCOM(株)から学生に向けて「CM作り講座」を実施して、動画制作ポイントなどの講話の後、3点に絞り込んだキャッチコピーをもとに、学生全員で動画の絵コンテ案を検討しました。
第3回 動画CMの作り方講座と絵コンテ制作
日時:令和6年7月11日(木曜日)午後5時30分から8時
第2回で絞り込んだ3点のキャッチコピーについて、JCOM(株)から学生の意見を盛り込んだ絵コンテ案を提案して、その中から、キャッチコピーと絵コンテを学生たちに選んでもらい決定しました。
そして、JCOM(株)と学生たちでCM制作会社との意見交換を通して、動画のセリフなども具体的に検討しながら、絵コンテを作り上げていきました。
学生が考案したキャッチコピー「安心を、すぐそばに〜早期発見・早期治療で子宮頸がんの9割は治る時代に〜」に決定!
啓発ポスター案についても、ポスターのデザイン・制作のプロからポイントを学びながら、どのようなポスターが良いか検討を進めました。
第4回 CM(動画)撮影
日時:令和6年8月23日(金曜日)午前10時30分午後5時30分
CM撮影現場を見学したり、実際の撮影シーンと絵コンテを照らし合わせて撮影現場を体験しました。
撮影に携わる様々なプロたちの仕事を目の前で見ること、感じることができました。
また、広報物に掲載するため、学生たちの集合写真もカメラマンに撮影いただきました。
第5回 動画・ポスターの完成 お披露目会
日時:令和6年9月27日(金曜日)午後5時30分から7時30分
プロジェクトメンバー全員で、完成した啓発動画(CM)を視聴しました。
また、啓発ポスターはモデルの表情が異なる2パターン制作したものから、学生たちに投票してもらい、啓発ポスターが決定しました。
プロジェクトの最終回では、スペシャルゲストとして、子宮頸がん経験者の阿南里恵さんをお招きして、「23歳で子宮頸がんにかかって」をテーマに講演いただきました。20代の学生たちだけでなく、プロジェクトメンバースタッフにとっても、それぞれの経験や想いなどに共感でき、がんを身近に感じられるお話を聞くことができました。
プロジェクト活動の様子
子宮頸がん検診啓発動画・ポスターの完成までの活動を、記録動画として調布市動画ライブラリー(外部リンク)でご紹介します。近日公開予定のため、しばらくお待ちください。