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掲載開始日:2024年10月1日更新日:2024年11月28日
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油・断・快適!下水道 下水道に油を流さないで!
「下水道に油を流さない」取組にご協力ください
東京都では、降雨量が多く気温が下がり始める10月を「下水道に油を流さない」取組の強化月間としており、「油・断・快適!下水道」をスローガンに広報活動を行っています。
どうして下水道に油を流してはいけないのか
下水道に油を流すと、流された油は下水道管の中で冷えて固まり、つまりや悪臭、逆流といったトラブルの原因になってしまいます。また、大雨が降ると、固まった油は、下水道管からはがれて流れる間にオイルボールという白っぽい色をした塊となり、川や海に流出してしまいます。このように水環境を汚してしまうことを防ぐため、下水道に油を流さないようお願いします。
油を流すことで、環境にどのような影響があるか
環境省が発表したデータによると、魚が棲むことができる水質に保つためには、使用済みの天ぷら油20ミリリットルに対して水6,000リットルが必要になります。これはお風呂の水に換算すると約20杯分に相当します。2015年9月の国連サミットで採択された、持続可能な開発目標SDGsで掲げられている17の目標のうち、目標14では海の豊かさを守ることが掲げられています。川や海の水質悪化を防ぐためには、私たち一人ひとりの心がけと行動が大切です。
具体的にはどのようなことに気を付ければいいか
油を流す前に、「ふき取る・吸い取る・使い切る」ことを意識しましょう。
- フライパンや鍋、食器などについた油汚れは、キッチンペーパーや新聞紙、いらなくなった布切れなどで拭き取ってから洗うようにしましょう。油汚れをふき取った食器は軽く洗うだけできれいになるので、洗剤や水を節約することにもつながります。
- 揚げ物などで残った多めの油は、そのまま下水道に流さずに、十分に冷ました後、紙や布などに吸い取らせて、燃やせるごみとして捨てるようにしましょう。
- 余った油をほかの料理に活用して、なるべく使い切るようにしましょう。揚げ物で残った油を炒め物に活用するなど、料理の順番を工夫することも効果的です。
これらの行動が川や海の良好な水環境につながります。