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掲載開始日:2023年10月30日更新日:2023年10月30日
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東京さつきホスピタルに「東急8500系」ハチゴー現る
「ハチゴー」の愛称で親しまれていた東急8500系。つつじケ丘の住宅街にある精神科病院「東京さつきホスピタル」の敷地内に、本車両が9月に設置され、10月9日より一般公開されました。
重厚感溢れる東急8500系
実際に現地に行き、院内の入り口から道路沿いに歩くと、長さ20メートル程の車両が姿を現します。想像していた以上に重厚感があり、車両のシャーシ部分や車輪等、各部品の細部まで近付き、じっくり見ることができます。普段、人で溢れている車内のイメージはなく、静まり返った誰もいない車内を満喫できるかもしれません。
車掌になりきって
車両は通電しており、車内の扇風機や室内灯、乗務員室のスピーカーを使うことができるため、車掌さんの気分を疑似体験できます。乗務員室は、普段ガラス越しに眺めるだけですが、ここでは実際に車掌席に座り運転レバーを動かしてみたり、車内マイクを握ってみたりすることもできます。「出発進行!」とつい叫びたくなるような気持ちになり、思わず足元にある警笛を鳴らしていました。なんだか子どもの頃のワクワクした気持ちを思い返し、しばらく車掌席に居座ってしまいました。
病院を「気楽に行きたくなるような楽しい場所」へ
東京さつきホスピタルは、明るく開放的な精神科病院を目指すため、病院のイメージを「気楽に行きたくなるような楽しい場所」にしていこうと車両の購入を考え、購入や設置等に掛かる費用の一部を集めるため、クラウドファンディングを活用し、資金を集め今回の設置に至ったそうです。
設置された車両は、誰でも無料で見学できるだけでなく、前照灯を点けたり、電子警笛を鳴らしたりすることもでき、鉄道好きの人だけでなく子どもから大人まで楽しめます。ぜひ車掌体験を味わってみてはいかがでしょうか。
住所
東京さつきホスピタル(調布市東つつじケ丘2-27-1)
公開日時
月曜日から金曜日までの午前10時から午後3時まで(祝日・12月30日から1月3日は除く)