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掲載開始日:2023年3月1日更新日:2023年3月1日
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東京1964オリンピック聖火ランナーにインタビュー
東京2020オリンピック聖火リレーが令和3(2021)年3月25日から7月23日まで開催され、調布市では7月15日(木曜日)に実施されます。
そこで、1964年の東京大会の聖火リレーを走行されたランナーの方々にインタビューをさせていただきました。
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内田 建三郎(うちだ けんざぶろう)さん
中学3年生の時に、調布市陸上競技大会の中学の部で1位を記録した内田さん。
東京1964オリンピックの聖火リレーでは、調布市内第1区間で聖火ランナーと一緒に走る随走者を務めました。
聖火ランナーに選ばれた経緯や、選ばれた当時のお気持ちを教えてください
聖火ランナーに選ばれたのは、大学1年生の時に学校から帰ってきて知らされました。恐らく4年前の中学3年生の時に、調布市陸上競技大会で100メートル12秒2で中学の部1位になった結果からだと思います。
当時、教育委員会、体協の小林さんという方だったと思います。遅ればせながら、お礼申し上げます。有難うございました。
聖火リレーを走った際の思い出や感想を教えてください
聖火リレーの当日は、雨模様だったと思います。沢山の人たちが沿道に集まって見学してくれました。そんな中で当時調布1区の中継点が関東村と呼ばれる米軍のキャンプ地があり、フェンス越しに子ども達が応援してくれたことが印象に残っています。
東京2020大会への想いを教えてください
此のオリンピック・パラリンピックは、新型コロナ禍の大変な時期の聖火リレーですので本来ならば、国を上げて祭典になるところでしょうがさまざま賛否もあるとは思いますが、リレーに参加する方々は自信をもって完走してください。
大塚 一郎さん
中学、高校で走り高跳びと110メートルハードルの選手だった大塚さんは、高校生の時に東京都大会で優勝し、全国大会でも好成績を記録しました。
東京1964オリンピックの聖火リレーでは調布市の第1走者を務めました。
聖火ランナーに選ばれた経緯や、選ばれた当時のお気持ちを教えてください
聖火ランナーに選ばれた時は、父がその電話をうけました。
学校から帰ってきたら「一郎、今度聖火が持てるらしいよ」と言われましたが、それがどういうことなのかあまりわからず、持たせてもらえるんだなあ。と思ったように記憶しています。
聖火リレーを走った際の思い出や感想を教えてください
市内の甲州街道約6キロを3区間に分けたルートで、私は飛田給マラソン折り返し地点で府中市から受け継ぎ、電気通信大前までの1区間を副走者2名と市立調布中学校の生徒20名とで走りました。雨の降る中、聖火が消えてしまわないか不安でしたが、無事聖火をつなぐことができた時はホッとしました。当時珍しいカラー写真は、父が写真屋さんに話して撮影されたものです。
当時、3回ほど上野原小学校で走る練習があり、腕の角度は90度、横は向かず前を向いて走るよう練習していたように思います。聖火リレーを走ることを親戚や友人には特に話していませんでした。本番当日私が走っているのを友人が見て声をかけてくれていたが、まっすぐ向いて走るようアドバイスをされていたので振り向けませんでした。(笑)
東京2020大会への想いを教えてください
地元でオリンピック・パラリンピックの競技が開催されるのは、本当に貴重な機会だと思います。
特に子どもたちには世界最高峰の選手の試合を現地で観戦して、感動を味わってほしいです。ぜひ子どもたちに見てもらって、それを見た子どもがその競技やスポーツに興味を持って、10年20年後かに調布から世界で活躍する選手が出てくれたら、こんなにうれしいことはありません。
堀江 春洋さん
堀江さんは当時ハンドボールの選手でした。
東京1964オリンピック聖火リレーでは、調布市内第2区間の正走者を務めました。
聖火ランナーに選ばれた経緯や、選ばれた当時のお気持ちを教えてください
高校入学して初めて「ハンドボール」と言うスポーツに出会いました。その学校がインターハイや国体で準優勝するという大変強いチームだったのですが、それを知らず入部し毎日練習に励んでいました。
3年生になったある日、顧問の先生に呼び出され「堀江お前は地元だから聖火リレーに参加しろ」と言われ、何も考えないで「ハイ」と返事したのを覚えております。
聖火リレーを走った際の思い出や感想を教えてください
正走者としてトーチを持って走るなんて考えていませんでしたので、大変緊張しました。
トーチを持つ手は肩の高さにし肘を直角にして持てとアドバイスを受けましたが、それを実行するのは大変で、トーチを落とさない様、左右の手に持ち替え第2区間を完走したことを鮮明に記憶しております。
東京2020大会への想いを教えてください
オリンピックが開催されることを大変期待し楽しみにしておりましたが、しかしコロナの影響で前回の東京大会のような国民一丸となってというムードに水を差すような事態を大変残念に思っております。聖火リレーも始まったことですので無事に開催されることを祈るばかりです。