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ページ番号:1025
掲載開始日:2023年3月28日更新日:2023年3月28日
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離乳食の進め方のポイント
離乳とは
生まれてから母乳や育児用ミルクなど液体のものを飲んでいた赤ちゃんが、大人と同じような固形の食事を少しずつ食べるようになっていく過程を離乳といいます。この間に、食べ物を飲み込む、舌でつぶす、噛みつぶすといった食べる機能を獲得し、食べさせてもらうことから自分で食べようとするようになります。
離乳食の時期は、食事や生活リズムを作っていくことが大切です。一日の生活リズムを意識し、離乳食や授乳・育児用ミルクの時間や回数などを決めていきます。
離乳食を始めると、よく食べる日や食べない日など日によってお子さんの様子は変化していきます。離乳食は行きつ戻りつしながらおおらかに進め、食べる楽しさや経験を増やしていきます。
食べる量が適量かを判断する目安は、お子さんの発育です。母子健康手帳に記載されている「子どもの身長、体重」が乳児身体発育曲線(男女別)のカーブに沿っているか確認しましょう。
資料はダウウンロードしてお使いください。
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離乳食開始の目安
生後5から6か月頃に開始します。開始時期の乳児の発達の目安は、
- 首のすわりがしっかりして寝返りができる
- 5秒以上座れる
- スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)
- 食べものに興味を示す
(注)離乳食開始前に果汁やイオン飲料を与えることに栄養学的な意義は認められていません。
離乳食で気をつけたいこと
- はちみつは1歳未満の子どもには与えない(乳児ボツリヌス症予防のため)
ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから(厚生労働省ホームページ)(外部リンク) - 食中毒に気をつける(赤ちゃんは胃腸が未発達のため)
赤ちゃんを守るために(農林水産省ホームページ)(外部リンク)
1回食(離乳初期)
離乳食は、離乳食用スプーン1さじから始め、お子さんの様子を見ながら量や食品の種類を増やしていきます。はじめは、ヨーグルトのようなペースト状のお粥から開始するとよいでしょう。
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3から4か月児健診で全員に配布しています。
その他離乳食資料
1回食から2回食へ(離乳中期)
離乳食を開始して1か月程度(6か月から7か月)したら2回食にします。食べられる量が少なくても、ペースト状のものを「唇を閉じて」上手に「飲み込む」ことができたら2回食にしましょう。
2回食から3回食へ(離乳後期)
離乳食を開始して4か月程度(9か月ごろ)、2回食の時間が定着し、離乳食の量が増えてきたらそろそろ3回食にします。3回食に慣れてきたら家族と同じ時間にして、朝昼夕の食事リズムをつけていきます。
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7から9か月児のもぐもぐ離乳食講座で配布しています。
離乳食から幼児食へ
生後12か月から18か月ごろ、離乳が順調に進んでいれば、形のある食物を噛みつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分を食事からとれるようになります。これを「離乳の完了」といいます。離乳の完了後は、奥歯が生えそろう3歳ごろまでは食品のかたさや大きさは配慮し、味つけは薄味を心がけます。
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1歳児歯科教室で配布しています。
離乳食で困ったときは
離乳食等のことで気になること、お困りのことがある方は、保健センターに栄養士がおりますのでお気軽にご相談ください。電話、来所どちらでもご相談できます。来所でのご相談を希望される方は、予め電話でご予約をお願いいたします。
食事なんでも相談室も併せてご利用ください。
離乳食を始める前の準備から進め方については、次の動画もご覧ください。