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掲載開始日:2024年1月16日更新日:2024年12月10日
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帯状疱疹ワクチン任意接種の費用助成(令和6年度)
令和5年7月1日から開始した帯状疱疹ワクチン任意接種(法定外予防接種)の費用助成事業について、令和6年度も引き続き実施いたします。
帯状疱疹ワクチンについては、国において、乾燥弱毒生水痘ワクチン(生ワクチン)と乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)が50歳以上の方に対して使用することが承認されており、市民が負担する接種費用の一部を助成することにより、帯状疱疹の発症及び重症化の予防を図るとともに、経済的負担の軽減を図ることを目的として実施します。
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帯状疱疹とは
帯状疱疹は水ぶくれを伴う赤い発疹が、体の左右どちらかの一部に、帯状にピリピリとした痛みとともにあらわれる皮膚の疾患です。痛みは徐々に増していき、強い痛みを伴うことが多く、その症状は3週間から4週間ほど続きます。症状の多くは上半身にあらわれますが、顔や目、頭などにあらわれることもあります。
多くの人が子どもの時に感染する水痘(みずぼうそう)ウイルスが体の中で長期間潜伏し、過労やストレスなどで免疫力が低下した際などに、帯状疱疹として発症します。
特に50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。また、皮膚症状が治った後も、50歳以上の約2割の方は長い期間痛みが残る「帯状疱疹後神経痛(PHN)」になる可能性があります。
費用助成内容
実施期間
令和6年度
令和6年4月1日(月曜日)から令和7年3月31日(月曜日)まで
(注)乾燥組換え帯状疱疹ワクチンについて、令和5年度に1回目を接種した方でも、令和6年度に2回目を接種する場合は助成対象になります。
対象者
接種日当日に、調布市に住民登録のある満50歳以上の方
実施場所
市内指定医療機関
指定医療機関一覧(令和6年度)(PDF:109KB)
(注)接種を希望される方は、指定医療機関に必ずご予約ください。
(注)市内指定医療機関での接種のみが助成対象になります。
自己負担額及び助成金額(助成金額は令和5年度と令和6年度は同じ)
(注1)帯状疱疹ワクチンは任意接種のため、医療機関ごとで接種費用が異なります。市では接種費用を把握しておりませんので、医療機関に直接お問合せください。
(注2)市の助成を受けられるのは、次のいずれかのワクチンを生涯で1度限り(生ワクチンは1回、不活化ワクチンは2回)です。
- 乾燥弱毒生水痘ワクチン(1回のみ)
各医療機関が定めた接種費用-4,000円(市の助成金額)=ご本人の自己負担額
例1)9,000円(接種費用)-4,000円(市の助成金額)=5,000円(ご本人の自己負担額)
例2)8,000円(接種費用)-4,000円(市の助成金額)=4,000円(ご本人の自己負担額) - 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(2回まで)
各医療機関が定めた接種費用-10,000円(市の助成金額)=ご本人の自己負担額
(注)市の助成金額は接種1回当たりの金額です。実施期間内に当ワクチンを2回接種する方は、最大20,000円の助成を受けられます。
例1)22,000円(接種費用)-10,000円(市の助成金額)=12,000円(ご本人の自己負担額)
例2)20,000円(接種費用)-10,000円(市の助成金額)=10,000円(ご本人の自己負担額)
接種及び支払いの流れ
- 指定医療機関へ直接、電話等で予約。
(注)上記「指定医療機関一覧」をご参照ください。 - 接種日当日、身分証(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード等)をご持参のうえ、指定医療機関へ来院。
(注)予診票は指定医療機関でお受け取りください。個別に予診票の送付は行っておりません。 - 接種前には、予診票の1枚目に貼付してあります「帯状疱疹の予防接種を受ける前に」をお読みのうえ、各ワクチンの効果や副反応について、よくご理解ください。なお、ご不明な点は、担当の医師にご相談ください。
- 接種後は、医療機関ごとに定めた接種費用から、各ワクチンの市助成額を差し引いた額を、直接、医療機関へお支払いください。
(注)接種後に、市へ助成申請等の手続きは必要ありません。
帯状疱疹予防接種の効果と副反応
帯状疱疹ワクチンには、次の2種類があります。どちらか希望するワクチンを接種できます。効果や接種対象などに違いがありますので、必ず医師に御相談ください。
項目 |
乾燥弱毒生水痘ワクチン (ビケン) |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン (シングリックス) |
---|---|---|
ワクチンの種類 | 生ワクチン (病原性を弱めた細菌やウイルスそのものを成分としたワクチン) |
不活化ワクチン (病原性をなくした細菌やウイルスの一部を成分としたワクチン) |
接種回数 | 1回 |
2回 |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
効果持続期間 | 5年程度 | 10年程度 |
発症予防効果 | 50歳から59歳:発症阻止効果69.8% 60歳以上:発症が51.3%減少(注2) |
50歳以上97.2% 70歳以上89.8%(注3) |
副反応 | 副反応発現割合50.6% (内訳) 発赤44.0% そう痒感27.4% 熱感18.5% 膨張17.0% 疼痛14.7% 硬結13.5% 発疹・倦怠感1から5% 非常にまれにアナフィラキシーや血小板減少性紫斑病など重篤な副反応がある。 (注4) |
局所(注射部位)の副反応発現割合81.5% (内訳) 疼痛79.1% 発赤38.0% 膨張26.3% 全身性の副反応発現割合58.2% (内訳) 筋肉痛41.4% 疲労40.1% 頭痛33.9% 非常にまれにアナフィラキシーなど重篤な副反応がある。 (注5) |
接種できない方 |
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(注1)例えば、1回目の接種日が4月1日の場合、2回目の接種は6月1日(2か月後)から10月1日(6か月後)まで助成の対象です。
2回目の接種が1回目の接種から6カ月を超えた場合は、助成の対象外となります。
(注2)国立感染症研究所帯状疱疹ワクチンファクトシート平成29(2017)年2月10日より
(注3)第8回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会より
(注4)乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」添付文書(2022年1月改訂第3版)より
(注5)シングリックス筋注用添付文書(2020年10月改訂第1版)より
任意接種の健康被害救済制度
帯状疱疹ワクチン予防接種は、予防接種法に基づかない任意接種(法定外予防接種)です。
万が一、予防接種を受けたことによる健康被害が起きた場合は、予防接種法ではなく、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく補償と、市が加入している予防接種事故賠償保険による補償になります。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構の医薬品副作用被害救済制度のページ(外部リンク)