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ページ番号:737
掲載開始日:2021年5月19日更新日:2025年7月31日
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古紙の三大禁忌品の分別
以下に記載されている品目は三大禁忌品として、わずかな混入で大量の不良品が出てしまったり、製品化された際に初めて問題現象として現れたりと、再利用する際に大きな障害となってしまう紙類です。分別の際は特に気をつけていただき、必ず燃やせるごみとしてお出しください。
昇華転写紙(アイロンプリント紙)
どんな物に使われているの
主に、ハンドバッグや靴などの製品の中に入っている紙の詰め物(緩衝材)に使用済み昇華転写紙(アイロンプリント紙)が用いられています。
なぜ再利用できないの
再生加工した数か月後に、製品化された紙の表面にインクがカビのように現れてしまうためです。
感熱性発泡紙
どんな物に使われているの
主に点字用紙に用いられています。ほかにも、紙にデコボコがあるものは感熱性発泡紙の可能性があります。
なぜ再利用できないの
再利用した紙に混ざると、製紙工程で熱に反応し、製品化された紙にデコボコが現れてしまうためです。
においのついた紙
どんな物に使われているの
洗濯洗剤の箱、せっけん化粧品の箱や包装紙、線香の箱、芳香紙などが、においが染みついた紙として代表的なものです。
なぜ再利用できないの
におい物質は、古紙処理工程で完全に脱臭ができません。そのため、製品化されたダンボール箱や紙箱ににおいが残ってしまい、時間の経過とともに中身や商品ににおいが移ってしまうことがあるためです。
そのほかのリサイクルできない紙(例)
分別の際は、燃やせるごみとしてお出しください。
- 汚れがついた紙(ピザの箱、クレヨンや墨のついた紙など)
- 防水等の加工がされた紙(紙コップ、紙皿、ヨーグルトの容器、紙製カップ麺容器など)
- 印画紙(写真、インクジェット用写真用紙など)
- 感熱紙(レシート、ファクス用紙など)
- 複合材(通販用クッション封筒など)
- シール、粘着テープ
- パルプモールド(たまごの容器、家電等の紙製緩衝材など)
- 圧着はがき
- ロウ引き段ボール(輸入青果物や水産加工品を入れる、ロウが塗られた段ボール)
- 合成紙(屋外用ポスター)
- 箔押しされた紙(金や銀の折り紙など)
- 建材に使用される紙(壁紙など)
- カーボン紙、ノーカーボン紙(宅配伝票など)
- 硫酸紙(パーチメント紙。クッキングシート、ケーキ類の底紙など)