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ページ番号:2375
掲載開始日:2018年12月17日更新日:2018年12月17日
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旧実篤邸が国登録有形文化財に登録
実篤公園(若葉町1丁目)内にある旧実篤邸について、平成30年7月20日、国の文化審議会から文部科学大臣へ登録有形文化財とするよう答申させていましたが、11月2日付けの官報告示により、正式に国登録有形文化財(建造物)に登録されました。
これにより、市内の国登録有形文化財は、「真木家住宅」(上石原2丁目)、「白百合女子大学めぐみ荘(旧菊池家住宅主屋)」(緑ヶ丘1丁目)、「新井家住宅」(入間町1丁目)と併せて、4か所9件になりました。
旧実篤邸
登録名
旧武者小路実篤邸主屋
(きゅうむしゃこうじさねあつていしゅおく)
建築年代
昭和30年
概要
明治から昭和にかけて、文学、美術、思想、演劇と幅広い分野で活躍した武者小路実篤が、昭和30年、70歳の時に妻の安子とともに移り住み、昭和51年に亡くなるまでの20年間を過ごした邸宅です。実篤はこの家で、自伝的小説「一人の男」などの文学作品や、多くの書画を制作しました。
建物は、建築家、山口芳春の設計で、地下室付きの木造平屋建て、屋根は金属板葺きの切妻造となっています。武蔵野段丘崖線の中腹に建てられており、山側の北面に玄関、谷側の南面に居室を設けています。外観はモルタル大壁で重厚に仕上げ、内部は建築当時に流行していた新興数寄屋風の瀟洒(しょうしゃ)な造りとなっています。戦後の和風住宅の好例を示す建物です。