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ページ番号:578
掲載開始日:2022年12月1日更新日:2024年11月28日
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令和3年度下水道事業会計決算の概要
決算の概要
令和3年度は、下水道分野におけるマスタープランである「調布市下水道ビジョン(計画期間:令和3年度から令和12年度)」の計画初年度として、各種事業を展開しました。
令和3年度の主な事業として、まず、浸水対策事業について、令和元年台風第19号を踏まえた多摩川流域の浸水被害軽減に向けた中長期的な対策を具体化するため、狛江市と連携し、浸水シミュレーションによる対策の効果検証等を進めるとともに、調布排水樋管のゲート開閉作業の遠隔操作化事業に着手しました。加えて、千年に1回程度起きうる想定最大規模降雨への対応に向けて、市内全域の内水浸水想定区域図作成の準備を行いました。
2点目として、下水道管路施設の老朽化による道路陥没事故等を未然に防止するため、予防保全型の維持管理に取り組んでいる老朽化・劣化対策事業について、地中に埋設された管の状態を把握するための管口カメラ等による点検を進めるとともに、次年度の対策工事の実施設計を行いました。
3点目として、老朽化・災害による機能不全リスクの解消や脱炭素社会への貢献等に向けた仙川汚水中継ポンプ場の自然流下化事業(ポンプによる圧送から下水道管路施設新設による自然流下方式への切替え)として、調布市公共下水道42号幹線新設工事に着手しました。
令和3年度の収益的支出の総額(消費税抜)は42億7700万円余、資本的支出の総額(消費税込)は10億9500万円余となりました。
経営状況については、当年度純損失が1700万円余となり、令和2年度決算からの当年度純損失の累計額である当年度未処理欠損金は4600万円余となりました。
また、令和3年度末時点における財政の状態については、資産合計額302億900万円余のうち、現金預金残高が8億2700万円余、負債合計額270億200万円余のうち、企業債残高が71億2600万円余、繰延収益が192億6300万円余、資産合計額から負債合計額を差し引いた資本合計額が32億700万円余となりました。
決算の概要の詳細は、ダウンロードファイルをご覧ください。
決算書は、関連リンクより「議案第64号令和3年度調布市下水道事業会計決算の認定について」をご覧ください。