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ページ番号:3528

掲載開始日:2003年3月5日更新日:2003年3月5日

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平成14年度 市長コラム「手をつなぐ樹」(第1号から第10号まで)

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コラム一覧

第10号 情報公開への取り組み

 市長就任以来、「市政の主役は市民の皆様」という、当たり前のことを言い続けている。
 市民の皆様との協働の市政を前進させるためには、まず情報公開が大前提となる。市が現在どのような問題意識を持って、何に取り組んでいるか、または取り組もうとしているかを理解していただかなければ、協働が生まれるわけがない。
 時折、「昨年以来、情報公開がどのように進んでいるのか見えにくい」というご指摘を皆様から頂戴(ちょうだい)する。現状を理解していただく努力をより一層深めていかなければならない。
 現在、平成14年度中に情報公開が進んだ分野につき、取りまとめを行っている。できるだけ早く、また分かりやすい形でその内容を公表して、多くの方のご意見をいただくこととしている。
 それと並行して現在、以前からの懸案であった、審議会等の会議録のホームページへの掲載を準備している。
 そのほか、今後の方向としては、市民の皆様が情報を探すだけではなく、逆に市からインターネット等を利用して自発的に情報を提供する方策も検討していこうと思う。
 ぜひ、ご意見をお寄せいただきたい。

調布市長 長友貴樹

(市報ちょうふ 平成15年3月5日号掲載)

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第09号 バイ調布運動の推進

 今からちょうど10年前に米国でバイ・アメリカンという名の法律ができた。その趣旨は、もっとみんなで自国製品を買いましょうというものだ。米国経済を発展させるためには、全国民が協力すべきであるという考え方に基づいている。
 日本経済の停滞が長期化している。収入の減少や将来に対する不安から、一人ひとりの財布のヒモが固くなるのも無理はない。その結果、商業活動全体がきわめて低調になっている。調布市においても、事情はまったく同様である。残念ながら事業の継続を断念される企業や商店があとを絶たない。
 そこで、市民の皆さんにお願いがある。今後、可能な限り調布市内で買い物をしていただけないだろうか。現在は、3割以上のものが市外で購入されている。市内購入により、調布全域の商店や流通業者を始めとした多くの方が潤うこととなる。そのために、さまざまな賞品や贈り物に市内共通商品券(註)を使っていただくことも有り難い。
 バイ・アメリカンにならってバイ調布(市内商品購入)運動を従来以上に強力に推進していこうと思う。たとえ一回ごとではわずかの努力でも、それが20万5,000市民全体に広がるとき、効果は絶大なものとなる。

調布市長 長友貴樹

(註)バイ調布運動の一環として発行され、調布市商業協同組合(電話80-8080)の加盟店(約500店)での商品購入、飲食サービス等に利用できます。1枚500円でお釣りももらえます。

(市報ちょうふ 平成15年2月20日号掲載)

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第08号 一日も早い解決を

 調和小学校のシックハウス症候群問題に関しては、多くの市民の方にご心配をおかけしている。最新の設備や地域とのふれあいの重視など、調布市における一つのモデル校と位置付けることを期待して開校したが、このような事態を招いてしまった。
 シックハウスに対する我々の認識が甘かったことを率直に認めた上で、被害を受けた児童と関係者各位並びに全市民にお詫び申し上げたい。
 昨年来、一日も早い問題の解決に向けて全力で取り組んでいる。私も、同年代の子を持つ親の一人だ。不安なまなざしの児童がいるかと思うと本当に心が痛む。
 本件に関しては、完全に安全が確認できるまで、NPOの協力もお願いしながら検査を継続し原因究明を図りつつ、必要な対策を迅速に講じていく。
 それと同時に、今回のことを教訓として、シックハウスに対するわが市の取り組みを強固なものにする必要性を痛感している。前号の市報でお知らせした通り、予防を含めて総合的な対策を市全体で強力に実施していく。
 シックハウス症候群対策については、調布市の取り組みこそが全国的モデルである、といわれる水準にまで高めることを皆様にお約束する。

調布市長 長友貴樹

(市報ちょうふ 平成15年2月5日号掲載)

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第07号 新成人の諸君へ

 昭和57年から58年というと、どのような時代だったのだろう。
 ちょうど鈴木内閣から中曽根内閣に移行して、「戦後史の大きな転換点」との掛け声のもとに、さまざまな社会・経済改革が開始されようとしていたころである。
 そういうと、一見、現在の状況と似ているようにも思える。しかし、何と言っても経済状況が異なる。当時は数パーセントの安定成長が十分に見込めた時期だ。マイナス成長にもなりかねない現在とは雲泥の差である。
 今年度、新成人となられた2,545人の皆さん、本当におめでとう。
 皆さんが生まれたころの日本は、今と比べて確かに活気があった。皆さんが、長期化する不況の中で、時として将来に不安を抱くとすれば、それも無理のないことだと思う。
 ただ、ものは考えようではないだろうか。現在は、戦後長い間、日本の成長を支えてきたあらゆるシステムが作り変えられようとしている。従来の観念にとらわれない若い人たちの発想がますます貴重なものとされている。
 やりがいをもって、新しい社会の実現に参加してほしい。調布市をより住みやすいまちにするためにも君たちの力が必要だ。

調布市長 長友貴樹

(市報ちょうふ 平成15年1月20日号掲載)

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第06号 市制50周年に向けて

 のっけから私事にわたり恐縮ながら、先月、50回目の誕生日を迎えた。特段めでたいという感慨もないが、人生軌跡を10年きざみに思い起こしながら、あらためて半世紀の重みを噛(か)みしめている。
 調布市が調布町と神代町の合併により誕生したのは、昭和30(1955)年4月1日。平成17年には、市制施行50周年の記念すべき年を迎えることとなる。
 ここまで調布市の発展を支えてこられた多くの先人のご労苦に敬意を表しつつ、節目の年にあたり、調布のすばらしさを市内外の多くの方に知っていただく、一大キャンペーンを展開したい。
 平成16年に放映される大河ドラマ「新選組!」により、調布市に対する全国的な関心が高まることを期待している。それに合わせて、16年中から50周年の標語やロゴを有効に活用することにより祝賀気運を盛り上げ、17年にはあらゆる催し物を50周年記念と銘打って実施したい。「カネ」が無いところは「チエ」で補っていくつもりだ。
 そのために必要な準備をもう来年から始めることとなる。良いアイデアがあれば、是非とも提供いただきたい。
 来年が皆様にとって幸多き年となりますように。

調布市長 長友貴樹

(市報ちょうふ 平成14年12月20日号掲載)

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第05号 ごみの減量

 その昔、チョコレートのCMで「大きいことはいいことだ」というはやり言葉があった。日本が高度成長の波に乗ろうとしていたころと記憶する。
 日本経済はその後目覚ましい発展を遂げ、わが国は、急速に大量生産、大量消費の時代に突入していった。大量に生産し、消費されたものは、当然、大量に廃棄されることとなる。
 しかし、30年以上前に、現在のような深刻なごみ問題の状況を予測した人が果たしてどれだけいただろうか。
 ごみの総量をなんとしてでも減らす必要がある。また、その過程で、環境への配慮および資源の再利用にも気を配らねばならない。不況の今だからこそ、あえて一度立ち止まってごみ問題を考えてみたい。
 家庭ごみの有料化がごみの減量に有効な手段ではないかと考えている。それと並行して、戸別収集にも取り組んでいきたい。各家庭にごみの収集についてのコスト意識を持っていただくとともに、誰が出したごみなのか排出者責任を明確にする。これらにより、目に見えてごみの量が減ることを期待している。
 11月に始めた「ごみ懇談会」を1月まで市内全域で順次開催する。率直な意見交換を皆様にお願いしたい。

調布市長 長友貴樹

(市報ちょうふ 平成14年12月5日号掲載)

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第04号 アオギリの木

 小学校5年生の男子から手紙をもらった。お母さんと一緒に広島を訪れて、原爆ドームや資料館を見学したそうだ。手紙の内容を一部ご紹介する。
 「平和公園の中には、ひばくしたアオギリの木がありました。75年草木は生えないと言われたその地に、そのアオギリの木はひばくしてわずか1年で芽吹いてきたのです。(中略)ぼくはこのアオギリの木を見て心がいたみました。なぜかというと幹に大きな穴が空いているけれど、それは、ガラスがささったあとなのです。また、その幹の表面が変な色をしているけれど、それは、熱線を受けて色が変化したあとなのです。」
 彼は、そのアオギリの苗が平和のシンボルとして広島から他の自治体や学校に配られていることを知り、調布市にももらってほしいと要望してきたのだ。
 11月8日に例年同様「平和祈念祭」を挙行した。私を含めて戦争を知らない世代が人口の7割以上を占める現在、平和の尊さを再認識していくことがますます重要となってきている。
 もりき君ありがとう。きみの言うとおりだね。世界中から争いがなくなるように努力していこうね。春になったら一緒にアオギリを植えよう。楽しみにしているよ。

調布市長 長友貴樹

(市報ちょうふ 平成14年11月20日号掲載)

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第03号 歴史の道

 「歩き・み・ふれる歴史の道」というイベントをご存知だろうか。これは、文化庁が主唱するもので、古道を散策したり文化財に関する写生会、写真展などを行うことにより、地域の歴史文化に対する理解を深めるとともに、文化財保護の促進を図ることを目的としている。
 本年は同イベントの主管市が群馬県太田市であったが、来年は東京都国分寺市が担当されることとなっている。先日本件に関し国分寺市から協力要請があった。つまり「せっかくの有意義な催しを国分寺市に限定せずに、多摩全体の紹介と位置づけてみませんか」というものだ。具体的には、8ルートの散策コースの一つを調布市内に設定する。これにより、調布の歴史を多くの方に知ってもらえればうれしい限りだ。ほかにも都下9市が協力予定と聞いている。
 大変結構なお話だと思う。さまざまな活動を通じて、各市の協力で多摩全体のPRが強化されることを大事にしていきたい。とりわけ調布市にとっては、平成16年のNHK大河ドラマ「新選組!」の放送開始前における貴重な地元紹介の機会といえよう。
 来年10月26日の日曜日、みんなで調布のすばらしさを再発見したい。

調布市長 長友貴樹

(市報ちょうふ 平成14年11月5日号掲載)

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第02号 大輪の花

 10月13日の澄みきった秋の夜空に大輪の花が咲いた。尺玉100連発、色とりどりのスターマインなど「調布の花火」の醍醐味を満喫いただけたことと思う。
 開催に協力いただいた1,400人にも及ぶ多くの方々にあらためて感謝申し上げたい。一時期の中断を経てようやく昭和57年から復活した調布の顔ともいうべきこのイベントの灯を絶対に消すわけにはいかない。来年以降も年間を通して開催に向けた諸準備を続けていきたい。
 同じ日の午前中、旧甲州街道の「ちょうふだぞう」前に朝早くから多くの人が集まった。いよいよ「花いっぱい運動」の本格的スタートだ。
 これは、「調布を花いっぱいのまちにしたいね」という市民の素朴な発想から始まったもので、旧甲州街道沿いの商店主たちで組織する「若手商人塾」が「自分たちのまちは自分たちの手でつくろう」を合言葉に展開する諸活動の一環だ。市民参加というより、まさに市民主導の街づくりである。私も例月の会合で勉強させていただいている。
 13日はまず、約300の寄せ植え鉢を各商店の店頭に置いた。やがてこれが全市的運動となり、花の輪が調布中に広がることを心より期待したい。
 もうひとつの大輪の花である。

調布市長 長友貴樹

(市報ちょうふ 平成14年10月20日号掲載)

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第01号 事業の評価

 9月11日の朝、市民の方から連絡をいただいた。
 「市議会、いったいどうなったんですか」。
 その日の朝刊で、市議会初日の6時間に及ぶ議事の空転が報じられていた。
 「事業評価の手法及び情報公開の在り方について、議会で質問を受けました。今後の市政運営の参考とすべき、適切なご指摘であったと思います。大混乱したというようなことではありませんのでご心配なく」。
 従来、市役所内部では、各事業の実施後に、担当セクションによる自己評価を行ってきたが、それに加えて、本年度からは担当者以外による2次評価を開始した。自分が従事した事業に関して、他者による評価を受け入れることは、誰にとってもなかなかつらいことである。しかし、効率のよい市政運営をより心がけるうえでは避けて通れない。
 このシステムにより、事業の一層の充実を図っていきたい。また今後は、何らかの形で外部からの評価を取り入れていくことも検討する必要がある。
 さらに情報公開に際して、最低限の留意事項を踏まえたうえで、事業評価の内容を今後とも市民の皆様に分かりやすくお伝えしていくつもりである。ご理解をお願いしたい。

調布市長 長友貴樹

(市報ちょうふ 平成14年10月5日号掲載)

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このページに関するお問い合わせ

調布市行政経営部広報課 

電話番号:042-481-7301・7302

ファクス番号:042-489-6411

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