(8月30日発表)幻の「多摩川団地音頭」が復活

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多摩川団地音頭

令和5年1月5日(木曜日)から22日(日曜日)に調布市立図書館が開催した「マンガ家・つげ義春と調布」展では、つげ氏が描いた調布のシーンを紹介するだけでなく、これまでの作品論では取り上げられてこなかった作品のネタを調査し、地元ならではの調査結果を展示したことが大きな反響を呼びました。

そのうちのひとつが、「散歩の日々」という作品に登場する盆踊りの歌詞は、実際に踊られていた「多摩川団地音頭」であったことを調査した展示でした。この歌は昭和42年に始まった団地祭りに合わせて作られたもので、10年ほど踊られたもののいつのまにか踊られなくなり、音源の行方が分からなくなっていたものです。

これを見た多摩川住宅の住民から、今年の団地祭りでぜひ復活させたいという要望が図書館に寄せられました。そこで、図書館では調査の過程で発見した音源や、採譜した楽譜を提供し、取材した関係者との仲介役になるなど復活に向けて協力しました。住民たちの熱意と尽力の結果、10月に開催する団地祭りで見事に復活することになりました。

つげ氏が描いた1シーンが、時代を経て調布の昔を語る貴重な資料となり、現在の市民活動に貢献する形となったことは図書館としても大きな喜びです。コロナ禍で中止を余儀なくされていた団地祭りが復活するタイミングでもありますので、ぜひ足をお運びいただいて住民の熱意を感じていただければと思います。

開催日時

令和5年10月7日(土曜日)
(注)団地音頭のお披露目は午後1時頃と午後5時頃を予定

開催場所

多摩川住宅中央野球場

事前に踊りの練習をします

令和5年9月23日(土曜日)、30日(土曜日)　午後5時から
多摩川住宅「みんなの部屋」

問合せ

団地祭りについて

多摩川住宅内　音楽教室「箱」(多摩川団地音頭復元プロジェクト担当)
電話 042-483-5188

団地音頭の調査経緯について

調布市立図書館
電話 042-441-6181