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掲載開始日:2023年10月11日更新日:2023年10月11日
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(10月11日発表)文学講座「「美愛真」の地平をもとめて 武者小路実篤の文学と悲願」
(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
講座概要
この世でもっとも意味深いものは「真善美」であると古代ギリシアの時代から語られてきました。しかし武者小路実篤は、そのことを知りつつも「美愛真」であるといいます。なぜ彼がこの三つの言葉をこの順序で語ったのか。それを感じ深めることは、彼自身の文学と絵画の秘密にふれることにもなると思います。
現代人は大切なことをまず知ろうとします。しかし、武者小路は、知るだけでなく、生きることを強く促します。全身で生きるとき、私たちは文字を超えた真実の意味を、あるいは目に見える現象の奥に真の実在を感じるのではないでしょうか。彼の言葉を改めて読み深め「生きる」意味を感じ直してみたいと思います。(若松英輔氏より)
講師
若松 英輔 氏(批評家・随筆家)
日時
10月28日(土曜日) 午後1時30分から3時
会場
調布市教育会館2階会議室(京王線調布駅より徒歩5分)
参加費
110円
定員
60名
若松 英輔氏プロフィール
批評家、随筆家。1968年生まれ。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年「叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦」(慶応義塾大学出版会)にて第二回西脇順三郎学術賞受賞、2018年「詩集 見えない涙」(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、同年「小林秀雄 美しい花」(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年第16回蓮如賞受賞。著書に「イエス伝」(中公文庫)、「悲しみの秘義」(文春文庫)、「弱さのちから」「詩集 美しいとき」(以上亜紀書房)、「藍色の福音」(講談社)、「光であることば」(小学館)など多数。
申し込み
往復はがきの往信面に、講座名・応募者全員(1枚につき2名まで)の氏名(ふりがな)・年齢(任意)・郵便番号・住所・電話番号を、返信面にご自身の宛先を明記し、10月14日(土曜日)必着で実篤記念館まで。
- (注)応募者多数の場合は抽選を行います。
- (注)はがき締切後、定員に余裕がある場合は10月15日(日曜日)午前9時から10月27日(金曜日)午後5時まで先着順で電話受付。詳細は実篤記念館までお問い合わせください。
- (注)都合により内容が変更される場合がございます。最新の情報は武者小路実篤記念館ホームページ(外部リンク)をご覧いただくか、お電話でお問い合わせください。
問い合わせ先
一般財団法人調布市武者小路実篤記念館
- 住所 182-0003 東京都調布市若葉町1-8-30
- 電話 03-3326-0648
- ファクス 03-3326-1330
- Eメール kinenkan@mushakoji.org
- 武者小路実篤記念館ホームページ(外部リンク)