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掲載開始日:2024年2月29日更新日:2024年2月29日
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(2月29日発表)(開催報告)調布市内3施設間でオンラインeスポーツ体験イベントを開催
(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
包摂的な交流機会拡大のために
調布市(市長:長友 貴樹)、国立大学法人電気通信大学(学長:田野 俊一、以下「電気通信大学」)、東日本電信電話株式会社 東京武蔵野支店(支店長:川上 卓郎、以下「NTT東日本」)及び、株式会社NTTe-Sports(代表取締役社長:原田 元晴、以下「NTTe-Sports」)は、 調布市内にある3施設「希望の家(分場)、ここあ、しばさき彩ステーション」間の遠隔での包摂的な交流機会創出を目的として、施設間オンラインeスポーツ体験イベントを開催しました。
実施概要
日時
令和6年2月21日(水曜日)午後1時から4時まで
会場
希望の家(分場)、ここあ、しばさき彩ステーション
体験イベント内容
- 「リズムゲーム」の施設間対戦(1施設の参加はそれぞれ6名から10名程度)
- 可搬式円筒形太陽光発電システムの展示
参加者数
41名(体験者と観覧者の合計)
会場 | 体験者(計30名) | 年齢層 |
---|---|---|
希望の家 |
12名(男9、女3) |
30代から50代 |
ここあ | 6名(男6) | 10代から20代 |
しばさき彩ステーション | 12名(男3、女9) | 10歳未満から90代まで |
参加者の感想
- 楽しかった
- 好きな曲でできて楽しかった
- またやりたい
- 拍手などでみんなが一体になったような感じだった
- また遊びたい
- ネットでつながりながら、対戦相手の顔が見えてよりやる気になった
- こういった地域の行事には参加していきたい
- 頭にいい気がする
- この歳になって賞状をもらえたのはうれしい
施設スタッフの声
- 盛り上がって大変よかった
- 課題として利用者様の特性に合わせた対応が必要だと感じた
- 参加者が皆楽しんでいる様子でとてもよかった
- 応援なども積極的に実施して和気あいあいとしていた
- 盛り上がって大変よかったと思う。また是非お願いしたい
- 国籍・年齢とわずゲームを通して交流できるのはよかった
取組の背景
調布市は令和4年度から、東京都の補助金を活用して、電気通信大学、NTT東日本、NTTe-Sportsと協働で、しばさき彩ステーションを始めとした複数の拠点において「eスポーツを基点とした包摂的な市民交流体験機会の創出事業」を実施しています。
令和5年度からは、新たに調布市内の「希望の家、ここあ」とも連携して、施設内でeスポーツ体験イベントをそれぞれ複数回試行してきました。さらに今回は、「施設内」だけでなく「施設間」の交流拡大を見据え、「年齢の違い」や「障害の有無」、「ゲームの腕前」によらず、参加者それぞれが楽しめ、交流できるeスポーツ体験イベントを開催しました。
取組の特徴
交流の促進
- 施設ごとに一つのチームとなり、3施設対抗のeスポーツ対戦会を実施
- 普段交流のない施設との相互理解を目的に、各施設の紹介やネームプレートでの自己紹介を実施
- eスポーツでの勝敗に加え、”盛り上げ”などチーム貢献による表彰も企画
AI画像認識による表情分析
AI画像認識技術を用いて参加者の表情を分析し、分析した結果を活かし、次回以降のeスポーツ体験イベントを参加者により楽しんでもらうため、イベント中のにぎわいや感情を定量的に測定
再生可能エネルギーの活用
しばさき彩ステーションでは、令和5年12月6日に開催したイベントに引き続き、「どこでも発電可能な可搬式の太陽光発電システム」で発電した電力を活用してeスポーツを実施
イベントにおける各者の役割
- 調布市
イベント主催 - 電気通信大学
可搬式円筒形太陽光発電システム開発、運用 - NTT東日本
イベント企画・運営支援 - NTTe-Sports
イベント企画・運営、施設間交流環境の構築
今後の展望
調布市では、これまで、当該事業を通じてeスポーツを活用した包摂的な交流機会を創出し、定着に向けた試行錯誤を重ねてきました。事業最終年度となる2024年度では、物理的な距離、年齢の違いや障害の有無を超えた包摂的な交流が地域に根差すことをめざし、施設スタッフによる施設間eスポーツ対戦の自走化に向けた取組を進めます。また、電気通信大学と共同で開発している可搬式円筒形太陽光発電システムの「新モデル」も完成予定です。今後、eスポーツを活用した包摂的な交流機会の拡大を視野に入れて、電源がない場所でもeスポーツを楽しむことができる環境の整備にも注力していきます。
他方、NTT東日本グループでは、グループの技術力と日本全国の様々な地域での地域活性化事業で培ったノウハウを活かし、eスポーツやAI・ICT技術の利活用で地域に新たな賑わいを生み出すことにチャレンジしていきます。
調布市、電気通信大学、NTT東日本グループは、今後も持続可能な共生社会の充実につながる取組を推進して参ります。