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トップページ > 市政情報 > 広報 > プレスリリース > 令和5年度 > (1月5日発表)武者小路実篤記念館 企画展「書が映す武者小路実篤」

ページ番号:10557

掲載開始日:2024年1月9日更新日:2024年1月9日

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(1月5日発表)武者小路実篤記念館 企画展「書が映す武者小路実篤」

(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。

実篤の「書」に関する資料や作品を大特集

展示概要

「書のよさはじかにくるもので、それを書いた人間の味が出るもので、書いた当人も知らないその人の精神力そのものがあらわれている所が面白い」(「私の美術遍歴」より)と語る武者小路実篤は、自らの言葉を書や画讃として数多く揮毫しました。また、実篤が蒐集した愛蔵品には、良寛、慈雲といった禅僧による墨蹟のほか、龍門二十品、雲峰山磨崖刻碑などの拓本、近代では副島蒼海(種臣)や志賀直哉ほか文学者など、多岐にわたる書があります。そのほか、作品に捺される実篤の印にも注目。斉白石や山田正平、小林斗盦や石井雙石などの昭和を代表する篆刻家に依頼した印も特集します。
実篤自身は書をかくことに何を思い、托したのか。実篤の書を年代順に追うことで「書」に映し出された実篤を展望します。そして、実篤は愛蔵した書をどのように楽しんだのかも併せて紹介します。

会期

令和6年1月20日(土曜日)から2月25日(日曜日)

本展の見どころ

実篤の「書」を追う

実篤は画讃や書などの作品としてはもちろん、原稿や書簡など、筆と墨で書いた様々な「書」を残しています。
30代までは、文章や言葉を伝える手段としての意識が強く出ています。書画をかき始めた40代頃からは、作品として見せる書風へと変化していきました。
本展では、実篤の「書」を年代別に追い、実篤の「書くこと」への意識の変容を探ります。

実篤が愛蔵した書や書画道具を特集

実篤の琴線に触れた愛蔵の書と愛用の書画道具、それらについて書いた評論をあわせて展示します。自分がいいと思ったものは、偽物かもしれないと言われてもかまわず手に入れて楽しんだ、実篤流の「書」の見方・愛し方を紹介します。

実篤を愛した書家

実篤の書は、「稚拙」と評されることが多く、その魅力は見過ごされがちです。しかしその一方で、実篤の書画へ取り組む真剣な姿勢や書に対する考え方は、多くの書家を魅了しました。
小池邦夫氏は「自分の原点は実篤」と語り、「絵手紙」の普及を通して実篤の表現に対する姿勢を広め、NHK大河ドラマ「光る君へ」の題字を揮毫した根本知氏は実篤作品を愛好し、著書で取り上げています。
本展では、実篤を愛し、自らの制作や思想に影響を受けた書家や評論家を紹介します。

主な展示資料

84歳の実篤の書の画像
84歳の実篤の書
者小路実篤「大河は濁れど」 1969年 紙本墨書

実篤が愛した書の画像
実篤が愛した書
一休宗純「三冬時節」 紙本墨書

作中で書家・泰山が語る書への姿勢の画像
作中で書家・泰山が語る書への姿勢

武者小路実篤 小説「涙」原稿 昭和36(1961)年3月

実篤愛用の書画道具の画像
実篤愛用の書画道具

「澄泥硯(穴の空いた硯)」

展示解説

解説

石井 彩由美(展覧会担当学芸員)

日時

令和6年1月26日(金曜日)、2月24日(土曜日)
午後1時30分から45分間程度

参加費・申込

不要
時間までに展示室へお集まりください。

関連講座「武者小路実篤と書 筆にこもる美しさ

講師

根本 知(書道家・書道学博士)

日時

令和6年2月18日(日曜日) 午後1時30分から3時

定員

26名

会場

仙川ふれあいの家

参加費

110円

申込

令和6年2月4日(日曜日)必着で実篤記念館まで(詳細は当館ホームページ参照)。

問い合わせ先

一般財団法人調布市武者小路実篤記念館

  • 住所 〒182-0003 東京都調布市若葉町1-8-30
  • 電話 03-3326-0648
  • ファクス 03-3326-1330
  • Eメール kinenkan@mushakoji.org
  • ホームページ https://www.mushakoji.org

このページに関するお問い合わせ

調布市教育委員会教育部郷土博物館 

電話番号:042-481-7656

ファクス番号:042-481-7655

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