(12月12日発表)実篤公園の紅葉が見頃

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文豪の庭でモミジ狩りはいかがですか

調布市実篤公園は、文学者・画家として知られる武者小路実篤が70歳から90歳で亡くなるまでの20年間を暮らした家の敷地を公園としたものです。自然を愛する実篤は、造園などをせずに、もとの雑木林と湧き水の池をそのまま庭としたため、園内には今では残り少なくなった武蔵野の自然が残っています。

実篤公園にはモミジの木が多く、毎年11月下旬から12月初旬にかけてみごとな紅葉が楽しめます。今年は紅葉が遅れていましたが、今週に入り見頃を迎えました。
公園内に残る旧武者小路実篤邸(登録有形文化財)西角の日本間の前のモミジが色づくと、地下道から上を見上げると視界いっぱいに錦繍が広がります。
仙川方面の入口から坂を下りる途中から、お天気が良い日には、旧実篤邸の屋根とモミジの向こうに富士山が見えることもあります。
上の池周辺では、水面に紅葉の色が映り、東屋の屋根に枝がかかる様子は、賑やかな仙川の街から徒歩10分ほどでありながら、深山の風情です。
光の向きで見え方が変わり、時間によって紅葉も違った表情を見せてくれます。富士山が見られるのは空気が澄んだ午前中の早い時間、実篤邸の窓に映る紅葉が美しいのは、午後三時頃です。

実篤公園内は斜面地で高低差があるため、場所によって紅葉の進み方に差があり、見頃となる時期が違うので、12月20日前後まで楽しめる見込みです。

(注)現在の紅葉の写真をデータで提供可能です。
(注)X(旧ツイッター)に紅葉の写真を掲載しています。

実篤公園　利用案内

• 開園時間
  午前9時から午後5時まで
• 休園日
  月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、12月29日から1月3日
• 入園料
  公園は無料
  (注)実篤記念館入館料　大人200円　小・中学生100円
• 交通機関
  京王線　つつじヶ丘駅または仙川駅下車徒歩10分
  小田急線　成城学園前駅より「調布駅」または「神代団地」行バス稲荷前下車徒歩5分
• (注)園内菖蒲園は木道の架替工事中。武者小路実篤記念館は令和6年1月19日まで臨時休館。

問い合わせ先

一般財団法人調布市武者小路実篤記念館

• 住所 182-0003　東京都調布市若葉町1-8-30
• 電話 03-3326-0648
• ファクス 03-3326-1330
• Eメール kinenkan@mushakoji.org
• 武者小路実篤記念館ホームページ（外部リンク）