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掲載開始日:2024年6月7日更新日:2024年6月7日
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(6月7日発表)武者小路実篤記念館企画展「新収蔵品展」
(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
新収蔵の作品・資料をお披露目 初公開も多数
令和2(2020)年4月から令和6(2024)年3月までに新しく収蔵した作品・資料と調査・研究の成果を紹介します。明治時代の「白樺」草創期に実篤が文壇の先輩へ送った葉書や、永く親交のあった方が部屋にかけて日々眺めた実篤の画、武者小路家で再発見された愛蔵美術・工芸品など、明治・大正・昭和から現在へと大切に保存されてきた貴重な作品・資料を、所蔵者から託された思いと共にご覧いただきます。
会期
令和6年6月15日(土曜日)から7月15日(祝日・月曜日)まで
注目ポイント
貴重な書簡の数々
「白樺」草創期に実篤が文壇の先輩・内田魯庵へ送った気負った葉書や、柳宗悦、倉田百三ら白樺同人と交わした気の置けない手紙、またファンの手紙への返事や、昭和26年の草野心平から実篤の文化勲章受章を祝う封書など初公開の手紙も多数。
永く親交のあった方が日々眺めた実篤の画
実篤が大正7(1918)年11月に創設した新しき村に最初期の大正9年から参加し、後に美術写真家として国際的な評価を得た坂本万七や、京都のベーカリーショップ・進々堂を経営する續木家の旧蔵作品などを、エピソードと共に紹介。
大正の鬼才・河野通勢の油彩2点
河野通勢は「白樺」の影響を受け、岸田劉生の草土社に参加した画家で、実篤の著書の装幀を手がけるなど、生涯にわたって交友がありました。新たに寄贈された「土田増治郎像」(1920年頃)、「風景(小金井)」(1928年)をお披露目します。
武者小路家で再発見された愛蔵品
人間国宝・黒田辰秋が実篤に贈った「漆盆」「赤漆捻四稜棗」ほか。実篤が描いた「漢明器鴟鴞尊」「青磁大鉢」「李朝白磁台皿」「マジョリカ鳥文手付き壺」などは初公開です。実篤がどう描いたかがわかるパネルと共に展示します。
展示解説
解説
伊藤 陽子(本展覧会担当学芸員)
日時
6月21日(金曜日)、7月6日(土曜日) 午後1時30分から45分間程度
申し込み
不要。時間までに展示室へ。
問い合わせ先
一般財団法人調布市武者小路実篤記念館
- 住所 182-0003 東京都調布市若葉町1-8-30
- 電話 03-3326-0648
- ファクス 03-3326-1330
- Eメール kinenkan@mushakoji.org
- 武者小路実篤記念館ホームページ(外部リンク)