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掲載開始日:2025年1月9日更新日:2025年1月9日
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(1月8日発表)朗読会「朗読で感じる実篤」
(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
あの名作「愛と死」を朗読で楽しむ
「愛と死」は昭和14(1939)年7月の発表以来、85年間変わらず愛読され、新潮文庫では119刷を重ねます。
主人公の新進作家・村岡はちょっとしたハプニングをきっかけにヒロイン・夏子と愛を育み、ヨーロッパ遊学中は手紙を交わして絆を深めます。ところが帰国目前、夏子がスペイン風邪で急死し暗転。村岡は死の絶対的な強さを身をもって知り、悲しみもがきながらも、這いずり上がることで夏子の愛に報いることを誓います。
発表当時は日中戦争中で戦死者も出、実篤は愛する人を失う悲しみを描きたかったといいます。作品の舞台は大正7(1918)年で、当時世界的に大流行し多くの死者が出た感染症・スペイン風邪が重要な要素となっています。
「愛と死」は2度も映画化され、日活「世界を賭ける恋」(1959年)は石原裕次郎と浅岡ルリ子、松竹「愛と死」(1971年)は栗原小巻と新克利と、いずれも当時の大スターが主演する大作で、ヒットしました。
朗読会では、ストーリーを追いながら、実篤が得意とする会話の妙や、象徴的な言葉を繰り返して印象付ける文章構成などを感じながら、愛の高まりと急転を表現力豊かな俳優の朗読でお楽しみいただきます。
この朗読会は、調布市文化会館たづくり展示室で2月6日(木曜日)から3月23日(日曜日)に開催する移動展「銀幕が映す実篤文学」の関連行事です。
日時
令和7年2月9日(日曜日)
午後1時30分から3時(開演30分前より受付)
朗読
河崎早春氏(朗読家・俳優)
朗読作品
小説「愛と死」ハイライトシーン
会場
調布市文化会館たづくり8階・映像シアター
(京王線調布駅下車中央口出口より徒歩4分)
参加費
無料
定員
100名
申し込み
往復はがきの往信面に、講座名・応募者全員(1枚につき2名まで)の氏名(ふりがな)・年齢(任意)・郵便番号・住所・電話番号を、返信面にご自身の宛先を明記し、令和7年1月26日(日曜日)午後5時必着で実篤記念館まで。
(注)応募者多数の場合は抽選。
(注)はがき締切後、定員に余裕がある場合は令和7年1月28日(火曜日)午前9時から2月8日(土曜日)午後5時まで先着順で電話受付。詳細はホームページ参照。
問い合わせ先
一般財団法人調布市武者小路実篤記念館
- 住所 182-0003 東京都調布市若葉町1-8-30
- 電話 03-3326-0648
- ファクス 03-3326-1330
- Eメール kinenkan@mushakoji.org
- 武者小路実篤記念館ホームページ(外部リンク)