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掲載開始日:2024年11月18日更新日:2024年11月18日
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(11月18日発表)中学生が仮設トイレを作る授業を実施
(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
中学生が災害から町を守る!お任せください 仮設トイレ
今年の年始に能登半島を襲った大地震。さらに、9月には奥能登を豪雨が襲いました。
地元の人々が復興に向け、手を携えて立て直しをしている様子が、今でも毎日のように報道されています。中でも、お年寄りが深刻な表情で機材を運ぶ姿は、胸がふさがれる思いです。
震災のあと、避難所で切実な問題となったのがトイレでした。汚物で使用できなくなった便器、数人で使わざるをえない携帯トイレ、そして、断水で水が流れないため悪臭を放ったまま置かれた仮設トイレ。熊本地震の後、トイレを3時間以内に使いたくなった人は39パーセント、6時間以内を合わせると73パーセントに上るというデータがあります。専門家は、避難所でより早く必要なのは、水や食料ではなく実はトイレなのだと言っています。
学校の外に目を向けると、数棟のマンションが建っています。いざ大地震があれば、特にマンションの高層階に住む人たちはポンプで水を上げることができず、真っ先に困るのがトイレ事情ではないでしょうか。さらに、この地域は高齢者が多く、若者の手を必要としています。
今や町を救うのに欠かせないのは、中学生をはじめとした若者たちです。
もし中学生たちが防災倉庫から仮設トイレを運び出し、それを完璧に作り、管理するスキルを身に付けていれば、その地域はトイレ事情で悩むことはないのではないでしょうか。トイレ作りを覚えておけば、たとえ災害がきても、将来どこに住もうと、恐れずに町の人々を救える存在になるのではないでしょうか。
本校の卒業生は皆、そんなふうに役に立つ人になってもらいたい。そんな願いから、地域の方々と協力して「仮設トイレを作る」授業を計画しました。
中学2年生を対象に以下の通り行います。町づくりに携わる地域の大人たちも参加します。防災に関心の高い昨今、ぜひ、がんばる中学生の姿を世に広めて、これを見た多くの方々の防災に対するアクションにつながればと思います。
実施日
令和6年11月21日(木曜日)
- 1・2校時(午前8時45分から10時35分まで) 2年C組
- 3・4校時(午前10時45分から午後0時35分まで) 2年B組
- 5・6校時(午後1時30分から3時20分まで) 2年A組
1クラス2時間で行います。6班に分かれ、設計図を見ながら組み立て、マンホールに設置します。
このプレスリリースに関するお問い合わせ
調布市立第八中学校 校長 馬場 誠
電話番号 03-3309-4131