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掲載開始日:2024年8月28日更新日:2024年8月28日
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(8月28日発表)調布市オリジナルPOSAカード封筒でサポート詐欺を未然防止
(注)このコンテンツは、報道機関向けに提供した情報を掲載しています。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
調布市・警察署・コンビニの3者連携でサポート詐欺を未然防止
調布市は、市独自の特殊詐欺対策として、調布警察署・市内コンビニと連携してPOSAカード封筒を市内のコンビニで配布し、特殊詐欺被害防止(サポート詐欺被害防止)に取り組んでいます。
サポート詐欺とは、パソコンでインターネットを使用中にwebサイトに警告画面を表示し、画面に表示されている偽のサポートセンターに電話をさせ、金銭をだまし取る詐欺で、金銭の支払いにはコンビニ等で気軽に購入できる電子マネー(POSAカード)が使われています。
調布警察署から感謝状が贈呈されました
ファミリーマート調布上ノ原店にて、電子マネーを購入しようとした高齢者に声をかけ、特殊詐欺被害を未然に防止したことから、2件の感謝状が贈られました。
事例1
5月20日午後3時30分頃、70代女性のAさんが5万円の電子マネーを購入しようとしたため、従業員の加藤絢音さんと同僚が不審に思い、女性に「何に使いますか?」と確認すると、「パソコンの修理のためです」とのことでした。2人はAさんの話を詳しく聞き、パソコンがフリーズし、ウイルスの警告画面が出て、記載された番号に電話したところ、コンビニで電子マネーを購入するように指示されたことがわかりました。
加藤さんと同僚は、これまでのコンビニでの勤務経験や調布市のPOSAカード封筒から、「サポート詐欺」の存在を知っていたため、詐欺かもしれないと思い、Aさんに電子マネーでパソコンの修理はできないことを説明して、110番通報し、詐欺被害を未然に防止しました。
加藤さんは「おせっかいかもしれないと思いましたが、声掛けをして被害を食い止めることができてよかったです。」購入を止めると逆に怒られてしまうこともありますよね?と聞くと、「動揺してしまうと、こちらの声が届かないこともありますが、丁寧に説明すると落ち着いて話を聞いてくれるので、これからも丁寧に説明して被害がなくなればよいと思います。」と話していました。
事例2
5月24日午後11時50分頃、同ファミリーマートにて70代女性のBさんが8万円の電子マネーを購入しようとしたため、従業員の福本吉二郎さんが「最近詐欺が増えているので、封筒に入れますね」と伝えたところ、Bさんが「この封筒に書かれていることと全く同じ状況だ!」と答えたため、110番通報し、詐欺被害を未然に防止しました。
同店のマネージャーは「市のオリジナル封筒で従業員の意識も高まっていると思います」と話していました。